chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
新臨床医学に環境・労働の観点を https://newoem.blog.ss-blog.jp/

職業や環境によって起こる疾患についていろいろ書いています。

1.実のところ環境・職業性疾患の記事は少なく、医学一般の記事の方が多いと思います。これは、環境・職業性疾患をきちんと診断するためには、一般的な疾患と鑑別ができないといけないという考えからです。 2.ブログは主には二部構成で、最初に医学記事を書いて、その後「以下日記」として、私の日常生活やいろんな思いを書いております。

ミチバ
フォロー
住所
浅口市
出身
中央区
ブログ村参加

2015/03/31

  • 異物は動く/長生きできる町

    ・過去何回かこのブログで体に入った異物が移動するというようなことを書いたと思います。今回はペースメーカーのリードが変なところにいっちゃたというお話。NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。 Pacemaker-Lead Dislodgement and Cardiac Perforation Christina Menexi, Mohamed ElRefai https://orcid.org/0000-0001-8481-1940Author Info & Affiliations N Engl J Med 2024;390:1802 DOI: 10.1056/NEJMicm2312569 VOL. 390 NO. 1 ・以前胸部レントゲンを読んでいてペースメーカーのリードの位置が「お..

  • 大動脈縮窄症によるrib notching/超雑感:病衣着るなら・・・

    ・最近やっと仕事及び生活に余裕ができてきて、今日はちょっとNEJMの目次をみていました。で、私の好きなIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。 Aortic Coarctation Bailang Chen, Minxin Wei. N Engl J Med 2024;390:1420 DOI: 10.1056/NEJMicm2313075 VOL. 390 NO. 15 ・Aortic Coarctation:大動脈縮窄とは、『医学書院 医学大辞典 第2版』によると↓ 大動脈縮窄症 ダイドウミャクシュクサクショウ [英]aortic coarctation [略語]CoA 大動脈峡部と下行大動脈の移行部,すなわち大動脈の動脈管接合部に生じる限局性の狭窄。本症の約70%は重い心奇形に合併して大..

  • NEJMの珪肺のレポートにちょっと疑問

    ・ここ1,2ヶ月忙しいのと疲れているのでNEJMの目次をみるのもほとんどできていなかったのですが、本日久々にNEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEをみていたら、↓の様なレポートがありました。 Chronic Silicosis Shan Kai Ing, Sze Shyang Kho N Engl J Med. 2024 May 16;390(19):e46. doi: 10.1056/NEJMicm2312247. Epub 2024 May 11. 胃腸炎で入院した患者さんがたまたま胸部異常陰影があり(呼吸器症状は無し)気管支鏡でBAL、生検をして珪肺と診断したというもの。NEJMにこうした職業性疾患が載ることは喜ばしいことなのですが、ひとつ疑問が。職歴と画像で珪肺と診断できると思います。気管支鏡までしないといけなかったのか..

  • やっと(一応)論文完成

    ・長い間「じん肺と自己免疫疾患」に関する論文を書いてきておりましたが、一応本日完成。教授にみてもらうためe-mailで原稿を送りました。教授がOKだしてくれたら、次のステップは、英語の「添削」業者さんに依頼。そのご投稿です。で、最初のところが載っけてくれなから、次、ダメなら次と放浪の旅でございます。まあ、何はともあれ完成して良かった、良かった。 ・次の課題は7/17開業医さんとの勉強会の準備。生成AIをつかって発表の準備をします。と言うか、症例報告ですが、AIを利用したらこうなりましたという症例発表+AIのご紹介の予定。 ・平行して現在POCUS:point of care ultrasoundの勉強をしております。8月末にセミナー受けてみようとおもっており、その予習です。 以下日記 ・6/24(月)は午前訪問診療、午後病棟回診、夜間診療でした。訪問診療されている患者さんが老人..

  • SSP: 低線量CTによる肺がん検診の肺結節の 判定基準と経過観察の考え⽅ 第6版/笑いすぎて顔が痛い

    ・本日6/24(日)はゆっくり7時半頃起床。朝食摂って一服後11時くらいまで、じん肺と自己免疫疾患に関する論文を書いていました。9割5分完成。あとは、引用文献2つ書き込んで完了のはず。英文の校正は、AIにしてもらいました。ほぼ、的確な指摘があり、なるほどとおもったり、そう言われれればそうだったと思い出すことあり。しかし、明らかに違うこともあり、やっぱり批判的に使わないといけないと思いました。 ・その後はいろいろ雑務。14時20分ころ配偶者と家を出て玉島文化センターへ。14時から16時くらいまで「松本ヒロ ソロライブ in 玉島」を鑑賞(と言うのかな)しました。結構笑って、ほっぺたが痛くなりました。こんだけ笑ったのは、久しぶり。日頃どれだけ笑わないのか。逆に、ちょっと涙が出たり... ・その後「満天の湯」へ行って、久々のサウナ。その後玉島の町中華屋さんで夕食摂って19時過ぎ帰宅。計画では..

  • 珪肺ブルース、職業病パンデミック/1日引きこもり

    ・仕事から疲れて帰ってくると、もうコリャー、ビールを飲まないとやっとれんわと思うことしばしば。その時いつも思うのは「今日の~、仕事は~つらかった、後は焼酎をあおるだけ」という山谷ブルースの一節です。と、言ってもどれだけの人が、この歌を知っているのでしょうか?↓をご参照ください。 https://www.youtube.com/watch?v=VCQ5YsSzP_c 吉幾三がうたっているやつ↓ https://www.youtube.com/watch?v=EeJIAGORoWo ・山谷と言えば、熱心な読者の皆さんは覚えておいででしょうが、以前↓のような本をご紹介しました。 山谷でホスピスやってます。 (じっぴコンパクト新書) (じっぴコンパクト 52) 作者: 山本 雅基 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2010/01/15 ..

  • AI怖い

    ・お久しぶりです。なんとか生存しています。スッゴく仕事に疲れていて、死ぬのではないかと思っております。で、昨日、今日と病院に仕事には行きませんでした。幸い病気になって患者としても病院には行っておりません。 ・この2週間何をしていたのでしょう?もう、覚えていないので手帳と日記を見て調べてみます。 ・6/3,4と京都へ行ってきました。京大で開催されるInternational Society of Social Capital Research(ISSC)というのに参加するためです。ソーシャルキャピタルについては興味あり、ちょっとずつ勉強はしておりますが、最初はこの会議に参加しようという発想はなかったのです(なんせ、英語が苦手なので)、この会議の事務局をしている方(毎週ZOOMで"Causal Inference: What If"を勉強しているお仲間)からお誘いがあり、参加する事としまし..

  • 今日はマイ文化の日

    ・5/22から5/25まで産業衛生学会で広島へいってきて、5/26は日直で、おまけに入院患者さんが重症化。月曜日から金曜は「通常」勤務でしたが、その「通常」が異常に忙しい。で、土曜日も午前中は病院へ。本日6/2(日)はやっとお休み。朝一でリフォームのため解体・移動していたソファーを居間にもどしましたが、それだけで汗だくになったため朝からシャワー。9時前に家を出てJRで福山へ。10時からシネマモードという映画館で、『ベルリン・天使の詩』という映画を見ました。いろいろ賞をもらって、世界的にヒットした映画みたいですが、眠かった。ただ、これは、ドイツ語の勉強にはなると思いました。ピータフォークが出ていて、映画の中で「コロンボ、コロンボ」と呼ばれていたのが笑えました。刑事コロンボってヨーロッパでもヒットしていたみたいですね。 ・映画の後は昼食の場を求めて福山の街をさまよいましたが、これといったとこ..

  • 現在広島市にきております/バーを求めて3000歩

    ・昨日から広島市へ来ております。広島国際会議場と中国新聞ビルで開催されている第97回日本産業生性学会のためです。 ・昨日は9時20分頃車で家を出て11時過ぎに広島駅に到着。広島駅のエキエ内にある電光石火というお店でお好み焼きの昼食。そのごひろしま美術館で↓の展覧会を観ました。 フィンランドのライフスタイル暮らしを豊かにするデザイン https://hiroshima-museum.jp/special/index.html ・その後ホテルにチェックイン。ちょっとダラダラしてから夕食。以前行った「やきうお処ハル」というところへ行って、その後バー?(名前忘れた)へいって、22時前には寝ました。 ・今日は、6時前に起きて入浴。その後朝食摂って8時前にホテルを出て、学会場へ。早く着いたので、川沿いのベンチで喘息のガイドライン(GINA2024)読んでから、9時~18時..

  • 咳って、いろんな事が起こるんですね/2つの勉強会が終わってホッ

    本日は日記から。その後医学的なお話です。 ・5/12(日)にブログの記事を書いてから、あらたに記事をアップしていませんでしたが、一体私は何をしていたのでしょう?最近は昨日の夕飯がなんだったのかも思い出せません。(スーパーで買った惣菜でしたが) ・5/13(月)は5時10分に起きて、開業医さんとの勉強会の準備。午前は訪問診療、午後回診、夜間診療でした。で、夜も勉強会の準備。 ・5/14(火)は午前外来、午後回診、夜間診療。帰りCOOPで買い物して帰宅。で、勉強会の準備。 ・5/15(水)も朝一で勉強会の準備。午前外来、午後回診とカンファレンス。夜、開業医さんとの勉強会で、うちの院長がPFASについて発表。私は、10年くらい続いた咳にボノプラザン(商品名タケキャンプ)が奏功した例を発表しました。これについては、後でもう1回触れます。 ・5/16(木)は朝一で、せん妄の勉強。午前外来、..

  • リフォームにいそしんでおります/おすすめのせん妄診療の本

    ・ながーーい間ブログを書いておりませんでしたが、とりあえず(ヘロヘロではありますが)病気もせずに生存しております。5月の連休明けから我が家のリフォームがはじまるということで、ずーーーと連休中も家の片付け(午前中は2,3時間病院に行って重症の患者さんは診ておりましたが)をしておりました。まあ、ほとんど捨てる作業なのですが。 ・昨日5/11(土)は、午前中は病院へ行って2時間ばかり重症の患者さんを診て帰宅。その後は勉強会の準備、短時間昼寝。14時~16時前まで金光町の大谷西コミュニティハウスの「大谷フォーク村」に参加。懐かしいフォークソングを聴かせていただきました。そこでうちの院長の高校時代の同級生ともお会いしました。その後は勉強会の準備。 夜新倉敷近くのバルで熟女達に囲まれてお食事会(私の生誕65周年を祝う名目)。楽しかったという事は覚えていましたが、何を話したかははっきりしておりません..

  • 歓迎会で疎外感

    ・4月は本当にブログの記事がかけていませんでした。 さて4月12日以降私は何をしていたのでしょう? ・4/12(金)は、午前外来。午後は家庭的に困難を抱えている患者さんの関係者(当院だけでなく訪看、市役所の保健師、ケアマネ等)のカンファレンス。最近こうやって関係者が集まることができるようになった(実は以前から使用と思ったらできたのかもしれないが)のは、進歩かな。でも、患者さんについては答えが出ず、「難儀やな」というのが感想。 ・4/13(土)朝一で町内会の会計処理。最初数字が合わず頭が痛くなりましたが、最終的にはちゃんとあって安心。お昼は長船町までカミさんとランチ。隠れ家的なところみたいで、あまりしられていない。ほとんどが女性。私が視認できた男性は一人のみでした。帰宅後ACPの講義準備。夕方町内会長に会計の報告。 ・4/14(日)7時前起床。朝一で意思決定に関する本を読む。9時に家..

  • 4月4日から4月11日のこと

    ・前回両上肢のいただるさで十分ブログが書けなかったので、本日続きを書きます。 ・4/4(木)は、午前外来、午後病棟回診。20時30分~22時"Causal Inference: What If"勉強会で、岡山理科大学名誉教授の山本英二先生から指数分布族とGeneralized Linear Modelについて解説していただきました、 ・4/5(金)は、午前外来。昼ちょっと病棟よって午後は有給休暇。帰りに金光町の丸山公園によって桜の花見とウォーキングして15時過ぎに帰宅。その後何をしたかは記憶にございませんが、アルコールを飲んだのは確か。 ・4/6(土)は、病院に行きたい衝動を抑えて1日家にいました。主にじん肺と関節リウマチに関する論文書いてあとは掃除。唯一家の外に出たのはネコたちに餌をやりに行ったときのみ。 ・4/7(日)。この日も病院に行きたい衝動をおさえて論文を書くのと研修医へ..

  • 秒速5センチメートルのリバイバル上映を観る

    ・新年度になって初めてのブログ記事です。この2週間何があったのでしょうか?記憶を呼び起こします。 ・今までは月曜日は午前訪問診療へ行って、午後病棟回診、16時~18時まで夜間診療で、19時まで宿直のDr.がこられるまで時間外に受診された患者さん対応のため待機でした。新年度からは待機しなくて良くなりました。なので4/1(月)は夜間診療終わったらサッサと病院出て18時前に帰宅できました。 4/2(火)略 4/3(水)は、午前外来、午後回診とカンファレンス。そして17時半前に病院出てイオン倉敷へ。Movixで『秒速5センチメートル』を観ました。新海誠さんを認識したのは、パソコンで何かを検索していてたまたまこの言葉を見つけたから。YouTubeでみて、すごい光の描き方だと感動して、過去の作品も観てみました。その後も全作品はみています。この作品では光の描き方はすごいと思ったのですが、水の描き方..

  • 週後半は花とビールとカニ

    本日久々のブログアップですが、日記のみ。 ・3/25(月)は午前訪問診療、午後回診、16時から夜間診療で、帰宅は19時41分。ちょっとだけ"Causal Inference: What If"をよんで録画の「芸能人格付けチェック」をつい観てしまい寝たのが0時過ぎでした。 ・3/26(火)は午前外来、午後回診、夜間診療で帰宅は19時46分。夜はちょっと統計学の本を読みました。 ・3/27(水)は、午前外来、午後回診、カンファレンス、夕方専務と事務長と今後の契約についてお話。 ・3/28(木)は、朝一で玉島の病院よってから水島へ。午前最後の産業医学科外来。外来看護師さん達から記念品と花束をいただきました。午後は倉敷市役所で公害健康被害認定審査会。その後玉島へ戻って回診して帰宅。夜は"What If"の勉強会を20時30分から22時まで。 ・3/29(金)は、午前外来、午後回診。朝礼の..

  • 喘息発作は受診しようかすまいか迷ったら受診/飲酒リハビリ

    また、日記どす。 ・3/21(木)は朝勉で↓で紹介する本を読んで出勤。午前外来、午後回診とご家族を交えた入院患者さんのカンファレンス。在宅で看取るか、どこまで医療処置を行うかetc.その後認知症の会議。18時半前に帰宅。夜は"Causal Inference: What If"読みました。 ・3/22(金)は朝勉で↑でかいた"What If”よんで出勤。午前外来、午後回診と会議がみっつ。それでも帰宅は18時16分。この日で↓の本を読み終えました。 臨床論文デビュー 抄読会“最短・最速”攻略術  辻本哲郎  南江堂  2024/01/25 ・私の勤める中小病院には時々地域医療研修と言って2ヶ月間だけ初期研修医が来ます。その時に外来の仕方や胸部レントゲンの読影、呼吸管理、ACP等講義します。論文の読み方も講義するのですが、自分の知識のupd..

  • マイ手帳大賞:高い専門性と同じくらい、ひょっとしたらそれ以上に、「一緒に何かをやりたい」と相手に思わせる力が協働の時代には求めれてくる。

    ・3/8(金)にブログをアップして以来記事を書いておりませんでした。一体私は何をしていたのでしょう? ・3/9、10の(土)(日)は神奈川県の川崎市に泊まり、隣の横浜市のうしおだ総合ケアセンターというところで「第 37 回 全日本民医連振動病交流集会」というものに参加しました。今回久々に動力工具(振動工具)の体験というのがあってやってみましたが、小さなサンダーは手首にこたえるぐらいでしたが、コンクリートを砕くやつは肩まで振動の衝撃が来て、あらためて「コリャー、病気になるわな」と実感いたしました。あと、学んだことは、小出しにブログに書いていきます。そうそう、今回振動病と関係無いですが、川崎市や横浜市鶴見区に沖縄の人の移住者が多いということを知りました。ヘーッでした。。 ・3/11(月)(火)は通常の仕事 ・3/12(水)は、夕方ちょっと病院を抜けて税務署に確定申告の書類を持っていきまし..

  • 不測事態にはメタ認知を意識する

    ・今日も安否報告の日記だけです。現在神奈川県川崎市でこのブログをかいております。 3/4(月)は午前訪問診療、午後回診、夜間診療で帰宅は19時半過ぎでした。夜は、8割方確定申告の書類が作成できました。 3/5(火)は、午前外来、午後回診、夜間診療で、19時19分帰宅。 3/6(水)は、午前外来、午後回診とカンファレンス、事務作業で20時前帰宅。"Causal Inference: What If"の勉強会。 3/7(木)は、午前外来、午後回診と事務作業。帰宅は19時過ぎ。本日の出張のためのいろいろ準備。 そして本日3/8(金)は、有給休暇。明日から研究会で、当日朝早く家を出てもまにあわないことはない(と思う)のですが、そんなことしたら研究会中ずっと寝ているだろうし、そもそも体がしんどい。若いときならそれでも良いのでしょうが、もう今はあまり無理はしないことにします。また、ちょっと行..

  • 近況報告:安心してください、生きてますから。

    ・2/21(水)にブログをアップしていらい記事の更新が止まっておりました。原因は2つで、1つはかなり忙しく、帰宅したらヘロヘロになっていたこと。もう一つは、2/25(日)の夜中に急に腹満が激しくなり十分眠れず、昼近くに37.8度迄発熱。月曜日の朝は解熱していましたが、体はだるい。朝一で病院に行って玄関前で車の中でインフルエンザ・新型コロナウイルス同時抗原検査試行。陰性なので病院の中にいれてもらえてお仕事。その日から今日までずーーーっと体調不調。体がだるいのと、食事が十分とれない。病院のお昼の食事は、アイソカルやメイバランス、メイバランス等出してもらっています。朝食はバナナとヨーグルト、夕食は饂飩か雑炊の二択となっていました。数日前から少しずつ食欲がもどり、体のだるさも回復してきました。 ・ズーと病院と家の行き帰りだったので、今日は久々にイオン倉敷へ。『アーガイル』という映画を観てきました..

  • ナイチンゲールの伝記の考察が面白い/カリ・リターン、102歳老衰、苦節9か月と18日と病院出るときに違和感

    ・2/18(日)のブログを書き終わりベッドに入って↓の本を読み終わりました。 創造られたヒロイン、ナイチンゲールの虚像と実像 (ナイチンゲールの越境7:伝記) 日本看護協会出版会  2022/06/07 ・かなり面白かったし、あっという間に読めました。時代と共にどのようにナイチンゲールという人がとらえられていたかという変遷もおもしろい。この中で漫画やゲームも取り上げられていました。現在私の目の前にはこの本の中で引用されていた『黒博物館 ゴーストアンドレディ』という漫画があります。今日は読みませんが、近日読むつもりです。     黒博物館 ゴースト アンド レディ 全2巻セット 講談社 上も日記のようなものですが、以下日記 ・2/..

  • 今年3月いっぱいで水島で産業医学科外来は閉店です

    2/11(日)にブログをアップしてから、かなり空白の期間がありました。私はいったい何をしていたのでしょう? ・2/12(月)は一応振替休日。7時に起きて朝食、燃えるゴミ出してから15時くらいまで勉強と論文「執筆」。途中気分転換に30分弱草抜き。15時20分に家をでて病院へ。2時間ばかり「仕事」をして18時前に帰宅。後は、夕食と勉強でした。 ・2/13(火)は午前外来。外来中3名の入院伝票を切りました。(この電カルの時代に時代遅れな表現)午後回診と夜間診療。電話で患者さんのご家族に病状説明。帰宅は21時前。 ・2/14(水)は、世の中でデモ行進が行われた日*。私も加わりたかった(ナンチャッテ)。午前外来。午後回診の合間に重症化した患者さんの転院のお願いを複数の大きな病院にしましたが、全てお断り。精神的に疲れてしまいました。帰宅は20時まえ。転院ができなかったことで、精神的なダメージと肉..

  • FYI: 病気の上流を診る医療

    本日は日記のみ。ただ、社会医学/社会疫学関係の話題が最後にでます。 ・2/2(金)にブログをアップしてから私は何をしていたのでしょう。言えるのは、何回も書いていいます(??)が、(月)(火)の仕事で1週間分のエネルギーがなくなると言うことです。 ・2/3(土)は珍しく病院には行かず15時くらいまで勉強と掃除。その後新倉敷の満天の湯へいって、サウナに入って整った後玉島文化センターで『マミィ!』という熊谷真実主演の演劇を観ました。結構笑えたのですが、何か最後が納得できなくて...(私だけ?)その後夕食は安売りになっている恵方巻きでした。あと、録画で『不適切にもほどがある』を観ましたが、ヒロイン(ですよね?)に共感。自分は仕事が大変なのに若い子は定時で帰ると。医者の初期研修が義務化になったとき、研修医は定時に帰るのに中堅どころ、指導医は働いていたと。おかしいやろーっ!!!きちんと働き..

  • お風呂屋さんでユーキヒロセを知り、ゴジラ-1.0に感動(?)し、「不適切にもほどがある」に共感する

    ・1/21よりブログのアップが途絶えて、生存しているかどうか心配して下さった方が、安心してください、生きてますから。 ・ずっと以前からぼやいていますが、私の仕事のスケジュールはひどいです。月曜午前は訪問診療、午後は病棟回診、夜間診療で少なくとも19時までいます。大体8時には病院行っていますので11時間労働。途中昼休みはあるもののなかなかゆっくりできません。火曜日は午前外来、午後病棟回診で夜間診療です。(月)(火)で1週間分のエネルギーの大半を消費してしまいます。それでも毎日外来はあります。(土)(日)は一応休みですが、本当に病院に行かないと月曜日がひどい目に遭うので少なくとも(土)か(日)は病院に行きます。65歳過ぎると本当にこたえます。夜間診療をなんとかしてくれえとこの水曜日に専務と事務長と働き方について面談しました。ホンマ、どうにかしてくれえよっ! ・で、私はこの間何をしていたので..

  • 閉塞性肺炎の英訳はobstructive pneumoniaなのかpostobstructive pneumoniaなのでしょうか?/風呂にだけ出かける

    ・毎月1回開業医さんとの勉強会をやっているのですが、2月に胸部レントゲンの読影について発表します。それで、閉塞性肺炎についてきちんとまとめとこうと思ったのですが、壁に突き当たりました。標題にあるように閉塞性肺炎の英訳ってobstructive pnerumoniaなのかpostobstructive pneumonia かということです。私はまったく前者のように思っていました。『医学書院 医学大辞典 第2版』でも↓のように書かれています。 閉塞性肺炎 ヘイソクセイハイエン [英]obstructive pneumonia [同義語]溺肺 drowned lung 今日の診療プレミアム Vol.33 Copyright (C) 2023 Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved. 気管,気管支に何らかの原因により通過障害が生じ,末梢の肺..

  • 月曜から土曜日までの行動記録

    ・今週の月曜日からいろいろあってブログがかけておりませんでした。何があったか思い出します。 ・1/16(火)は5時52分起床。朝勉せず身支度し、病院へ7時半まえに到着。病棟へ寄って午前外来。その後も病棟へよって患者さん診て午前外来。午後もさーと病棟へ寄って鴨方駅へ。14時25分の鴨方駅発の電車乗って、岡山駅へ。15時10分頃ドーミーイン岡山にチェックイン。お風呂入って岡山大学医学部へ、17時~18時30分津田敏秀先生退官記念講演会に参加。因果関係のお話でした。私は、大体お話しされていることは分かったつもりですが、若い大学院生が理解できるのかどうかはちょっと心配なところです。講演会後は医学部近くの和食屋さんで懇親会。重鎮の方々ばかりで私は小さくなっていました。(ウソ)その後ひとりでバー・ローツェという田町にあるバーによって、23時過ぎににホテルに戻りました。 ・1/17(水)は有給休暇を..

  • 月曜からヨレヨレ

    ・本日1/15(月)は5時50分起床。朝勉で"Causal Inference: What If"を読み出勤。朝礼(入退院の患者さんの確認をしています)で、私が定期的に診ている患者さんが原因不明の意識障害で入院されたことを知りました。午前中訪問診療なので、他のDr.に対応をお願いして、9時から11時半くらいまで訪問診療でした。午後から病棟回診、ある患者さんの退院に向けての多職種のカンファレンス、夜間診療でした。その時日頃みている高齢の患者さんで本日午前中受診され点滴をして一旦帰宅されたのですが、また夕方私の外来を受診された方がおられました。よく脱水で入院されている方ですが、今回も脱水があるようですが、いつもと何か様子が違っており、重篤な病気があるかもしれないと感じ、何はともあれ食事がとれていないので入院していただきました。その後外来が終わる頃に病棟より電話がありその患者さんが熱を出したと→..

  • 胸部単純レントゲン側面像で分かった特発性縦隔気腫/岡山県南部はい草の一大産地だったのですが

    ・呼吸器を「専門」(学会の認定医ではありません)と言いながら、未だよくわからないのが胸部単純レントゲンの側面像の意義です。時々人間ドック(基本的に症状がない人対象)なんかで胸部レントゲンの2方向がありますが、どれだけ意義があるのでしょう?明確に側面像の意義を書いている論文があれば教えてほしいと思います。ちなみに私が医者になったときの論文が↓ですが、あまり側面像の意義を認めていないと思います。 胸部X線検査における側面像 ールーチン検査に必要かー 中田肇、他。 日本放射線学会雑誌 第43巻 第7号 昭和58年7月25日 【医中誌の抄録】 成人を主体とした症例の将来の進展を検討し組織学的に確診の得られた肺癌症例を取上げ側面像による異常の検出能を調べた.2,015例の検討で側面の方が分かりやすいのが9例,側面像のみで病変が指摘できたのが4例で低かった.肺の腫瘤性病変は..

  • 平賀源内に「騙されず」に行動

    ・下の図は、私が石綿の健康障害について講義するときに使う図です。これは、私の長女に描いてもらいました。顔はギリシャ人かローマ人に似せてねとお願いしたんですが、どうでしょう?なんで、ギリシャ・ローマ人かというと古代ギリシャ?~ローマの頃から石綿がつかわれていたからです。アスベストの歴史については↓ History of Asbestos https://www.asbestos.com/asbestos/history/ ・突然平賀源内の話になります。平賀源内は、江戸時代の人で石綿を発見し火浣布という石綿繊維で織った布を作った人です↓ https://otonanokagaku.net/issue/edo/vol4/index04.html ・以上が、産業医学関係の話。以下突然日記です。 ・本日1/13(土)は、お休み。6時半に起きました。..

  • FYI:『内科』2012年12月特大号「特集 震災医療ー来るべき日への医療者としての対応」無料でみられます/「レスパイト入院」をお見知りおきを

    ・下記雑誌の特集が現在無料でみることができます。 『内科』2012年12月特大号「特集 震災医療ー来るべき日への医療者としての対応」 https://saas.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjozOTA4NzZ9&detailFlg=0&pNo=116 今回の地震に関して2月末までFREEでみられる南江堂さんの雑誌があります↓ https://www.nankodo.co.jp/ ・こういう情報が無料でオープンになるのは良いことです。全ての医学論文がこうなったら良いのにね。 あっという間に以下日記 ・本日1/11(木)は、6時30分と遅い目覚め。それでも朝勉(アンガーマネジメント)一瞬しました。出勤し午前外来、午後回診。夕方、緊急事態でお母さんを予約日に連れてこれ..

  • 労働関連疾患としての声帯ポリープ/偉い先生でも勘違いするものですね

    ・声帯ポリープとは、『医学書院 医学大辞典 第2版』によると↓(声帯ポリープ→喉頭ポリープとなっております) 喉頭ポリープ コウトウポリープ [英]laryngeal polyp [同義語]声帯ポリープ vocal cord polyp 声帯遊離縁に好発する広基性または有茎性の浮腫性腫瘤。表面平滑で,周囲の粘膜に比べると多少異なった色調を呈する。成因は循環障害に基づく血管の破綻による。声の乱用,喫煙,局所の急性炎症が誘因として重視されており,声をよく使う職業にみられる。症状は嗄声,異物感,咳嗽などである。治療は初期病変には,沈黙療法をふくむ発声指導による保存的観察で軽快する例もある。高度病変や腫瘤形成がある例では,顕微鏡下手術で切除する。術後は1~2週間の声の安静を守らせ,再発防止には発声指導が必要である ・で、私はうかつにも声帯ポリープの症状としては、嗄声程度..

  • 亜鉛投与で銅欠乏/ああ、仕事がまたふえた

    ・『肝臓』という雑誌に、↓のようなレポートがありました。へーっ、です。 亜鉛製剤の長期投与中に急激な血球減少・末梢神経障害を生じた肝硬変患者の一例 田所 智子、他。 肝臓 65 巻 1 号 25―30(2024) https://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/65/1/65_25/_pdf/-char/ja 抄録 症例は50代女性.B型肝硬変,肝細胞癌に対して肝切除術後.術後15カ月頃より貧血(術前Hb10.9 g/dl→5.8 g/dl)および白血球数減少(術前7550 /μl→1160 /μl)の急激な増悪を認め,末梢神経障害も呈するようになった.全身薬物療法の施行歴はなく各種スクリーニング検査や骨髄検査を行うも原因不明であった.経過で血清銅低値,血清亜鉛高値が判明,他科にて亜鉛製剤が術後より長期処方されており亜鉛製剤..

  • "Causal Inference: What If"とは

    ・本日1/9(火)は、5時30分起床。朝勉して出勤。午前外来、午後病棟回診、夜間診療でした。連休明けでどっと予約外の患者さんが受診されると恐れていましたが、外来の出だしは、そうでもありませんでした。ところがちょっと時間が経ってくると予想通りそれなりに予約外の患者さんが...午前外来が完了したのは13時半過ぎていたと思います。(記憶がすでに定かでない)ただ、途中患者さんの検査結果を待つ間昼食がとれました。外来終了後病棟回診。幸いなことに入院患者さんは落ち着いており多分明日3人退院される予定。なので、その事務的な処理にじかんがっかりました。夜間診療とその後の事務的な作業で時間がかかり20時前に仕事は終了。帰宅は20時38分でした。ネコたちにエサやって夕食:鍋。アルコールをいただきながら録画で『激レアさんを連れてきた』→『月曜から夜ふかし』を観ておりました。で、酔っ払いながらこのブログを書いてお..

  • 私の塵肺と悪性腫瘍に関する論文がただで見られます/患者さん達がおちついていてよかった

    ・熱心な読者(いるのか?)わたしが、一昨年オクスフォード大学出版局の医学雑誌Occupational Mdeicineに私の論文が載ったのはご存知だろう。(まあ、知らんわな)いつの間にか無料で読めるようになっていました。職業性肺疾患の特集号ですので、お読みください。(と、書きながら自分もまだ他の著者の論文読んでませんが) Occupational Medicine  Volume 72, Issue 6, July 2022 Special Issue: Occupational Lung Disease Including Silicosis https://academic.oup.com/occmed/issue/72/6 わたしの論文↓ Standardized incidence ratios of malignant neoplasms am..

  • FYI・・・というのはおこがましい:前期高齢者突入記念講演/1日そうじ

    ・昨年の10月17日に65歳となり、法令上みごと高齢者となりました。それを記念して、11/24に病院の職員さん向けに『医療生協・民医連+αでやってきたこと』というお話をしました。それを録画しておいてもらったのですが、おくればせながらギガファイル便でアップしました。ご用がなくお急ぎでない方は、ご笑観(ご笑納からをまねた私の造語・・・と思ったが、ネットで調べたら何かあった)ください↓ちなみにダウンロードキーはtm65です。 (映画じゃないので1.5倍速で視聴するのが時間の節約でよいかも) https://xgf.nu/MprYL ・結構利害の対立があると思いますので、みられた方でご不快になるかたもおられるかも知れませんが、これが私の経験したこと思ったことです。 以下日記 ・本日1/7(日)は、7時起床。朝食後"Causal Inference: What If"↓をよん..

  • 気管食道瘻/病院、掃除、お風呂、スシロー、お勉強

    ・過去何回も書いておりますが、私は呼吸器疾患の患者さん、特に気管支喘息、肺気腫、塵肺の方を多く診ております。で、なかなか咳が止まらないということで受診される新患さんもおられます。大概は、一般的な気管支喘息だったり感染後咳嗽だったりします。で、大半の人は改善するのですが、時になかなか治らない咳の人がいます。そういった場合、ひょっとしたら気管支食道瘻ではないかと考えてもみます。Lancetに↓のような論文がありました。(無料でみられると思うのですが、みるためには登録が必要かも知れません) Adult presentation of congenital tracheooesophageal fistula treated as asthma and recurrent respiratory infections Natalie A Drucker , Charles S Cox ..

  • FYI:『保健・医療従事者が被災者と自分を守るためのポイント集』期間限定無料公開/お早い帰宅ができました

    ・今回の能登半島地震に関連して中外医学社が『保健・医療従事者が被災者と自分を守るためのポイント集』(2011年7月刊行)を期間限定で無料公開されています↓ご参考に。 http://www.chugaiigaku.jp/information/?year=2024#72 以下日記 ・本日1/5(金)は5時50分起床し、P. Armitage et al.の"Statistical Methods in Medical Research"という医療統計の教科書を読み出しました。その後分別ゴミをだして病院へ。午前外来、午後回診、患者ご家族との面談でした。帰宅ははやくて18時過ぎ。やっぱ、会議や勉強会がないと早いです。すぐ夕食食べて、ネコたちにエサをやって一服。録画の「サラメシ」「月曜から夜ふかし」を観ておりました。これからちょっと洗濯をしてサッサと寝床に入って、本を読みながら眠..

  • 顔の筋肉が痛い

    ・昨日1/3の17時30分から宿直でした。最初、大丈夫か?という患者さんが数名おられましたが、私の見事な対応で落ち着かれました。で、0時過ぎに寝たのですが、2時過ぎに電話で起こされましたが、電話で指示をしただけでした。7時に起きてシャワー浴びて、病棟へ。患者さん達が落ち着いていることを確認して、朝食。それから水島へ。午前は産業医学科外来でした。お昼は狐狸庵で久々の私の(過去の)定番、かけうどんの小とぶっかけうどんの小を頼みました。年を取って胃袋が小さくなっていると思っていましたが、正月に結構いっぱい食べたので、胃袋がおおきくなったているのではないかと考え、久々にチャレンジ。そんなに苦しまなくても普通に食べられました。また、昔の定番が復活しそう。 ・昼食後は玉島へ。入院患者さん達は落ち着いておられましたが、新入院の患者さんをお一人受け持ちました。これで、今度の(土)(日)(月)は休みでなく..

  • 患者さんが問題や要求を言語化できるとはかぎらない/つらい宿直

    ・本日1/3も午前中はずっと座正月。7時過ぎに目を覚まして朝食後は、"Causal Inference: What If"を1時間ばかり訳して、あとはたまっている資料を見ておりました。今日届いた「心のひろば」という林友の会という岡山市にある林病院という精神科病院の患者・家族会の機関紙もよみました。その中の新春座談会(長期入院患者さんお隊員支援と地域移行をテーマとしたもの)のなかで、「利用者さんは自分の気持ちをうまく言語化できるひとばかりではないので・・・」という発言がありました。これは、一般の患者さん、また我々医療従事者もうまく言語化できないこともあります。忙しい外来や入院患者さんの回診時、自分がその言語化を「手伝っているのか」というと、やっていない、うまくできていないと反省いたしました。 ・ところで、EBMの五つのステップというのがあります。それを解説している本やサイトによって表現のニ..

  • 職業名索引/本日も座正月

    ・そもそもこのブログの趣旨は、日常・実地診療で職業性疾患が見逃されているor診断が困難ということで、すこしでももうちょっと職業性疾患が診断され、労災保険等がきちんと適応されて被災労働者の救済になればよいなという気持ちで書き出しました。(他にも自分のメディアリテラシーの訓練や非医療者が知らない/誤解している医師の仕事や生活を知ってもらいたいというような趣旨もあります) ・で、職業性疾患を診断するためには職業を知らないといけません。そもそも職業ってどのくらいあるのでしょうね?私の好きな『月曜から夜ふかし』という番組で時々道行く人の職業にかんするインタビューをしています。その冒頭で「日本の職業は***」と言います。***が1万7千と言っているのかどうかは忘れました。そもそも、職業分類って複数あるので、その分類の仕方でも数が変わってきます。今回のブログのお題は、昨年改定された職業名索引のご紹介。..

  • 謹賀新年/座正月

    ・皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 ・ただ、おめでとうございますと定型文で書きましたたが、石川県とその周辺の地震が心配です。大きな被害が出ないと良いのですが。(実は、18時前にアルジャジーラのWebsiteをみていたら、日本で地震があったという記事があって、それで認識した次第です。) ・以下、個人的なことを書きます。 ・まず新年の抱負を書くべきでしょうが、その前に昨年はどんな年だったかちょっとだけ振り返ります。 仕事では訪問診療をやり出したこと。医師が減ったのでスケジュールがきつくなったこと。 勉強では、Safety Ⅱや意思決定支援を勉強したこと。一番大きかったのは、社会医学会総会で学生さん対象にSDGsについて小グループで討論するという企画のファシリテーターになったので、かなり真面目にSDGsについて勉強したこと。 仕事関係ですが、文..

  • 今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

    ・今朝は5時25分にめがさめて"Causal Inference: What If"を7時まで読みました。朝食摂って9時過ぎに病院へ。気になる患者さんがお二人いたのですが共におちつかれていてホッとしました(これで、正月1,2日は病院にこなくてもよい)11時過ぎ帰宅し資料の整理や掃除。15時20分頃配偶者と矢掛の湯の華温泉へ。結構混んでおりました。ここで、芯まであったまり、帰宅。ネコたちにエサをやって夕食のような夕食でないようなアルコール+食事。19時過ぎにはたべおわり、ダラダラ。現在完全に酔っ払い状態。もうちょっと資料の整理をして21時頃には寝たいと思います。 ・最近、いろいろなご縁のおかげで仕事ができる、生活ができる、生きていけていると感じています。皆様、今年はお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

  • マイ手帳大賞:わたしがいる あなたがいる なんとかなる/伏兵有り

    ・現在、パーテル リーヴェン・ブロンドと鳥取産二十世紀梨チューハイを飲みながらこのブログを書いております。つまり酔っ払っております。年末になって自分の部屋の中に散在している資料を片づけております。資料といってもいろいろありまして所属している学会や団体の機関誌や寄付している組織の礼状/報告書等々多岐にわたります。もう、そんなにいっぱい資料に目が通せましぇんっ! ・先ほど、NPO法人抱樸の資料を見ておりましたら送付物の内容をかいた紙に標記の言葉が書かれていました。多分毎回書かれていのではないかとおもうのですが...抱樸に関しては↓ https://www.houboku.net/ ・いま、ここが取り組んでいるのが「希望のまちプロジェクト」です。このようなところが自分の近くにできたらいいなぁと以前から思っていたものです。・・・・このようなものとは、世代、属性を超えた人々が住み、集え..

  • 12月は何をしていたのでしょう?一番のトピックは、『翔んで埼玉』かな。

    ・皆様、お久しぶりです。長い間ブログの記事をアップしておらず、一部私の死亡説がでたような。(チガウカーッ!)久々に、生存していることを証明するためブログの記事をアップいたします。 ・なんせ公私にわたり忙しかったです。そもそも私の仕事のスケジュールが異常です。どのように異常かというと、月曜日午前訪問診療、夜間診療、火曜日午前外来と夜間診療、水曜日午前外来、木曜日午前外来、金曜日午前がいらい。これで入院患者さんを持っていなければ良いのですが、入院医療も行っています。で、もって終末期の患者さんを持つことが結構あります。実は昨日もお二人亡くなっております。で、患者さんを診るだけではなく会議と講義が入ってきます・・・(月)(火)がなんせきつい、週の最初で疲れてしまいます。なので、なかなかブログを書く気力/体力がないのです。こんな働き方は、今年度で終わらせたい。そもそも本来なら今年度で定年退職なので..

  • 呉秀三:・・・この邦に生まれたる不幸を重ぬる・・・

    ・何時の頃か忘れましたが、呉秀三という精神科医を知り、『精神病者私宅監置ノ実況』とう論文の中で↓の様な文章を書いていることをしりました。  我が邦(くに)十何万の精神病者は実にこの病を受けたるの不幸のほかに,この邦に生まれたるの不幸を重ぬるものというべし ・明治・大正の時代に、よくこんなことが言えたなとビックリするのと同時に、今の日本でも変わらない(精神病者を障害者、患者と読み替えても通じるような)気がいたします。 ・この昔の論文を現代語訳にされた先生の記事↓ 【寄稿】 見知らぬ世界へのどこでもドア なぜ,『精神病者私宅監置ノ実況』を現代語訳したのか 金川 英雄(東京武蔵野病院・精神科) https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2012/PA03002_03 ・この現代語訳は2012年に..

  • フル○ンで人助け

    ・皆様、お久しぶりです。11/7(火)にブログをアップして以来、記事が無かったので、私の生存を気遣ってくださったかたもおられるでしょうが、幸い生きています。でも、いつ死ぬか分かりません。座右の銘はメメント・モリです。 ・とりあえずこの先週の月曜日から何があったか思いだしてみます。 ・11/13(月)は、出勤してビックリ。金曜日まで落ち着かれていた癌終末期の患者さんの病状が急激に悪化していたこと。ご家族と面談し厳しいお話。帰宅後は年末調整の書類を締め切りギリギリで作成。 ・11/14(火)は、寝過ごして慌てて身支度して出勤。昨日状態悪かった患者さんが小康状態となっており安心。 ・11/15(水)は、午前外来、午後回診とカンファレンス、夕方散髪に行き夜は開業医さん達との勉強会。 ・11/16(木)は、午前外来、午後二つの会議とインフルエンザ予防接種。夜はZOOMで"Causal In..

  • SSP:振動病の歴史がわかる?「山田信也先生追悼文集」/

    ・元名古屋大学公衆衛生学教授の山田信也先生が、昨年10月10日にお亡くなりになっておりました。その追悼文集今年の8月に出版(というのかしら?)されていることを今日知りました。山田先生は社会医学、特に振動障害の分野の巨匠です。私は何回か研究会でご一緒しお話をしたことがあります。下の追悼文集は400ページ以上あり今日はほんのちょっとだけ読ませてもらいましたが、振動障害の歴史が分かるのではないかと思います。↓のサイトで読むことができます。 https://plaza.umin.ac.jp/~koeingy/memorial/index.html 一瞬にして以下日記 ・11/6(月)はT時過ぎに起きて緩和ケアの皮下注射の勉強。早く家を出て7時30分頃病院に到着し早朝回診。それから午前中は訪問診療。午後は病棟回診、夜間診療でした。 ・11/7(火)6時起床。少しだけ緩和ケアの勉強..

  • インフルエンザの鑑別診断/連日飲酒

    ・本日わたしの勤める病院が休日当番医であり9時から17時30分まで働いておりました。(正確には8時に病院に行って18時に業務終了)二人の医者で発熱者対応と、その他の患者さん対応ということで分担し、私は発熱者の対応をしておりました。20人以上診察し、ほとんどがインフルエンザAの方で新型コロナウイルスの方はいませんでした。(もうちょっと正確に言うとインフルエンザと新型コロナウイルスの同時抗原検査でコロナ陽性の人はいませんでした。)お一人急性扁桃腺炎の方がおられ入院していただきました。今回に限ったとこではなく、冬場の急な発熱でインフルエンザと思って来院された方が急性扁桃腺だったということはあります。なので、口の中はきちっと診ないといけません。あと、溶接のヒュームを吸ってインフルエンザとまったく同じ症状がでることがあり、そちらも考えておかないといけません。UpToDateでインフルエンザのところの..

  • よみびと知らず:時に癒し,しばしば和らめ,常に慰む/病棟も訪問診療も忙しい

    ・もう記憶が定かでないのですが、このブログで↓の言葉を紹介したと思います。(多分) guérir quelquefois, soulager souvent, consoler toujours 時に癒し,しばしば和らめ,常に慰む ・以前のブログでは、エドワード・リビングストン・トルドー医師もしくはアンブロワーズ・パレの言葉と紹介したかも知れませんが、実は誰が言ったかはっきりしていないようです。お詫びして訂正いたします。なぜ、それがわかったかというと↓のような論文があったからです。 「時に癒し,しばしば和らめ,常に慰む」 ~guérir quelquefois, soulager souvent, consoler toujours~ ~to cure sometimes, to relieve often, to comfort always~ この格..

  • ミミズが体内から排泄されるのか?/ 久々に早い帰宅

    ・私は、イグ・ノーベル賞が好きだ。「なんや、それ?」と思うひとは、ググるやヤフってください。その賞を取ったわけではないですが、↓のような短報がありました↓ 排便時に便器中から発見 されたミミズについて 吉田 菜穂子, 野村 慧, 美田 敏宏, 島野 智之 Edaphologia, No. 108: 29, December 28, 2020  https://www.jstage.jst.go.jp/article/edaphologia/108/0/108_29/_pdf/-char/ja ・本当に人間の体からでたのかどうか証明するのは難しいですね。大腸内視鏡の結果はどんなだったんでしょうね。そこでミミズがみつかれば確定でしょうが... あっという間に以下日記 ・本日11/1(水)は5時30分起床。"Causal Inference: W..

  • こんな耳鳴り?の原因/こころが折れそう

    ・耳の中で変な音がきこえていたら、こんなことも考えないといけませんね。NEJMに↓のようなレポートがありました。(気が弱い人は閲覧注意) A Spider and Its Exoskeleton in the Ear Canal Liyin Weng, B.S., Tengchin Wang N Engl J Med 2023; 389:e35 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm2307942. 患者さんが、変な音がきこえると言われたら、まずは覗かないとね。 でも、こういうものをみて医者の方がひっくり返るかも。 以下日記 いつものように過去をふりかえります。 ・10/26(木)は、午前水島で産業医学科外来。患者さんが減ってきており、わたしも65歳になったので、「閉店」を考え医局事務さん..

  • 子宮内膜症による下肢異常感覚/Google翻訳、なかなかやるなと思ったが...

    ・私は呼吸器の患者さんを比較的多く診ているので、子宮内膜症による呼吸器疾患・・・月経随伴性気胸、月経に伴う喀血というのは認識しておりますが、下肢神経の異常が起こるとは認識しておりませんでした。↓の様な論文がありましたが、これはかなり稀なことみたいですね。 子宮内膜症により下垂足と月経時に出現する下肢の異常感覚を呈した40歳女性例 上田 優樹, 木村 亮之, 藤森 浩司, 勇内山 大介, 田口 丈士, 赫 寛雄 https://www.jstage.jst.go.jp/article/clinicalneurol/63/10/63_cn-001892/_html/-char/ja 【抄録】 症例は40歳女性.月経時に出現する右下腿と足背の異常感覚,右腰殿部と大腿部の疼痛が出現し,他院で腰椎椎間板ヘルニアと診断された.発症13ヶ月後から右下垂足が出現し,当院を受診した..

  • 胸郭出口症候群/ポルトガルギターにノスタルジー

    ・職業性の頸肩腕障害の診察時、胸郭出口症候群と(TOS: Thoracic outlet syndrome)の鑑別もしくは合併を考えないといけません。 Venous Thoracic Outlet Syndrome Sang Jun Park, Hyun Jin Cho  N Engl J Med 2023; 389:e32 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm2301198 ・TOSの詳しい説明(『今日の整形外科治療指針 第8版』)は↓ 胸郭出口症候群(thoracic outlet syndrome;TOS)は,主に斜角筋三角部,肋鎖間隙,小胸筋腱下部において腕神経叢や鎖骨下動・静脈が圧迫・牽引ストレスを受け,頚部から上肢の疼痛,しびれなどの症状を生じる疾患群である.このTOSという名称は..

  • 生誕65周年生誕記念講演は、典型的な雑ぱくな話でした

    久々のブログですが、本日は、日記のみです。いつものように過去を振り返ります。 ・10/16(月)は、5時過ぎにおきて医療安全の講義準備。午前は訪問診療、午後は病棟回診と夜間診療。帰宅後は医療安全の講義と開業医さんとの月1回の勉強会の準備。 ・10/17(火)は65歳の誕生日。職場でいろんな方に誕生日を祝っていただきました。 ・10/18(水)は5時過ぎ起きで、開業医さんとの勉強会の準備。午前外来、午後病院の「全体学習」で医療安全の講義。めちゃめちゃ基本的なことと最近(と言っても10年以上前から)言われ出しているSafety-ⅠとSafety-Ⅱについてもお話。その後カンファレンス、回診。19時半~21時まで開業医さんとの勉強会。私は、まれな特発性間質性肺炎であるiPPFEの2例の発表。勉強会の後30分くらい会議。 ・10/19(木)は朝一で"Caural Inference: Wh..

  • 腎嚢胞で下腿浮腫/病院、コンサート、銭湯

    ・通常単発の腎嚢胞が見つかっても患者さんには、全然心配ないですよと説明するのですが、量からに質への転化でしょうか、メッチャ大きいと問題を起こすようです。↓のようなレポートがありました。 Giant Simple Kidney Cyst Resulting in Leg Edema Due to Inferior Vena Cava Compression Masatomo Ogata, Naoto Tominaga Intern Med 62: 3091-3092, 2023 https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/62/20/62_1573-23/_article/-char/ja 大きな腎嚢胞が下大静脈を圧迫して下腿浮腫が起こったとのことです。何らかの腫瘤で下大静脈が圧迫されて下腿浮腫..

  • 椎茸はしっかり焼いて食べましょう/なんやかんやと忙しい

    ・遠い昔、書いたような気もするような無いような、もう記憶が彼方なのですが、シイタケ皮膚炎というかわった正式名称(と思う)の皮膚炎があります。NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。 Shiitake Dermatitis Eglė Janušonytė, Pünchera N Engl J Med 2023; 389:1415 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm2304409 ・『日の皮膚疾患治療指針 第5版』のなかの「特徴的な皮膚炎」という項の中に↓のような説明があります。 シイタケ皮膚炎:加熱不十分な生シイタケを摂取後,数時間から2,3日以内に強い瘙痒が出現する.搔破痕に一致した線状,播種状に配列する直径1~2mm程度の孤立性または集..

  • デング熱の回復期の発疹/ああ小市民

    ・地球温暖化の成果、グローバリゼーションのせいなのか、日本でもデング熱が発生するようになりました。それについては厚生労働省のWebsiteをどうぞ(病気の説明もあります)↓ デング熱について https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html ・で、NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEにデング熱の発疹の写真が載っておりました↓ Convalescent Rash of Dengue Erika P. Ong, Frances V. Ho, B.S. N Engl J Med 2023; 389:e28 ・発疹は必発ではなく、私がみた本では24%の出現割合でした。その他眼窩痛が特徴的なようですね。もし、間違っているようならご指摘くださ..

  • マンガンによるパーキンソニズム/40数年ぶりの再会

    ・若かりし頃、神経内科の先生と一緒に、マンガン鉱をあつかっている労働者がパーキンソン病と診断されていたのをマンガン中毒と診断して労災の意見書を書いて労災認定されたことがあります。直近のNEJMに↓のようなレポートがあり、そのことを思い出しました。 Manganese Accumulation in the Brain Roy Dayan,  David Arkadir N Engl J Med 2023; 389:1320 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm2301805 ・お医者様の皆様、パーキンソン病と診断する前に良く環境と職業歴を聴いておきましょう。 あっという間に以下日記 ・最近22時になったら、ものすごく眠くなります。なので、なかなかブログが書けません。ちょっと過去を振り返ります。 ..

  • 慢性咳嗽の原因としての大血管炎/祭りの後で昼から酔っ払う

    ・標題のような大血管炎が慢性咳嗽の原因だったとおもわれるレポートがありました↓ Large Vessel Vasculitis with Chronic Cough Hisatoshi Okumura, Satoshi Inaba, Atsushi Kawashima Intern Med 62: 2927, 2023 https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/62/19/62_1112-22/_article/-char/ja ・上のレポートでは、大血管炎としか書かれていませんので、高安病なのか巨細胞性動脈炎かは不明です。 ・血管炎症候群の簡潔な説明は↓ 2012年 国際Chapel Hillコンセンサス会議による血管炎の改訂命名 http://www.imed3.med.o..

  • 肺水腫のネガ像/木曜ショック、土曜日研究会後の祭り(後悔しているわけではございません)

    ・ちょっと前、若い職員に写真のネガと言ったら「?」という顔されました。一応若い人との会話ではジェネレショーンギャップを意識しながらしているつもりですが、写真のネガもわからないとはショックでした。で、ネガが分からない人も結構いるようで↓のような富士フイルムのサイトがありました。 ネガフィルムとは?ネガをデジタルデータ化しよう! https://fujifilmmall.jp/conversion/column/015dvd-nega.html#:~:text=%E3%83%8D%E3%82%AC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%83%8D%E3%82%AC%E3%80%8D%E3%81%A8,%E3%83%97%E3%83%AD%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%8..

  • 倉敷の銭湯えびす湯、ことりふらっと、芸文館、とりのすけ

    ・今日は日記のみのです。 ・昨日9/24(日)は6時14分起床。ゆっくりして、朝食。8時30分くらいから勉強開始(主に間質性肺炎)。合間で掃除、片づけ、事務作業。14時20分に配偶者とお出かけ。15時から小一時間タカラ・スタンダードのショウルームへ。リフォームの大体のイメージ、費用がわかってきました。(熱心な読者ならご存知でしょうが、我が家の給湯器が壊れ、シンクも洗面所の水道も不具合あり、リフォームをしないといけない時期に来ております)その後配偶者の通うグンゼスポーツクラブの駐車場へ。そこで、配偶者とわかれて、私は徒歩で「えびす湯」↓へ。(病院に行かない日はどこかでお風呂に入るかシャワー浴びないといけないので) https://okayama-kankospot.com/ebisuyu/ ・洗身する場所(蛇口がついている)が6か所。1つだけ「近代的」なシャワーつき。あとは、お..

  • 壊血病/すこしだけ雪が溶けて地面がみえた

    ・壊血病とは、『医学書院 医学大辞典 第2版』によると↓(「壊血病」→「ビタミンC欠乏症」となっております。) ビタミンC欠乏症 vitamin C deficiency [同義語]アスコルビン酸欠乏症 ascorbic acid deficiency,壊血病 scorbutus(scurvy) ビタミンCの欠乏によって起こる病気で,15世紀から17世紀にかけて遠洋航海に行く乗組員の60%以上が壊血病で死亡した。1753年にイギリスのリンド(Lind J)が新鮮なオレンジとレモンで予防できることを示した。症状は歯齦〈しぎん〉炎,下肢,特に膝のすぐ上部に皮下出血がみられる。小児の場合は,上記の症状に骨病変が加わりメラー-バーロー病,小児壊血病と呼ばれている。治療はビタミンCを50~2000mg/日投与する。 ・で、疫学を勉強する者は壊血病と脚気は知っておかな..

  • 医学英語の語源と語形成/午前病院午後ショールーム

    ・私は週に何回かJ-STAGEで面白そうな論文、読んでおいた方がよいであろう論文を探します。今日↓のような短い論文(要旨)がありました↓ 医学英語の語源と語形成 﨑村 耕二 https://www.jstage.jst.go.jp/article/manms/19/2/19_97/_pdf/-char/ja ・過去何回か書いたと思いますが、専門分野の用語は何故そのように言うのか、その理由、語源を示すべきだと思っております。それが、初学者に対する先輩達の役目だと思います。↑の要旨は短いですが、medicineの語源について語られていて興味深かったです。「医学用語の語源集」という本があればうれしいです。↓のような本は読んだことがありますが。 神話、伝説、医学用語―神神は去り言葉は残った (1978年) 作者: 竹村 文祥 出版社/メーカー: 東明社 ..

  • SSP:看護職の健康と安全に配慮した労働安全衛生ガイドライン ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)を目指して/草刈り、記念品配付、もつ鍋で汗をかく

    ・久しぶりに標題にSSPをつけました。何じゃそりゃという方に御説明。知ったら、知らせる、ポリシーというローマ字のそれぞれの頭をとったものです=頭字語(acronym)。自分がいままで知らず、あらたに学んで広めた方がよいなと思ったことを皆様にお知らせするというものです。当然私が知らないだけで、読まれた方は「しっています」とか「そんなん常識じゃん」と反応される方も多々おられるでしょうが、知らない人もいるはずなので、地道に記事を書いています。 ・そもそもなんでこんなことを始めたかというと石綿による健康障害が社会的に問題(=クボタショック)になった以降です。最初クボタショック(2005年)が起こったとき、報道される事実(肺癌になるとか、中皮腫の潜伏期が長いとか、作業服を洗った奥さんも発症するとか)は、既に私は知っておりました。報道をみるたびに、そんなん前から分かってるジャンとか、俺はしっとったと..

  • FYMI:非アルコール性脂肪性肝疾患の治療/今日はほぼ休日

    ・先日脂肪肝の新概念に関する論文をご紹介しましたが、今日は治療について。↓のような論文がありました。  非アルコール性脂肪性肝疾患の治療 米 田 政 志  日本臨床生理学会雑誌 Vol. 52, No. 2, 2022.   https://www.jstage.jst.go.jp/article/jocp/52/2/52_65/_pdf/-char/ja ・徐々に治療薬が出てきる感じですね。 あっという間に以下日記 ・本日9/16(土)は5時42分起床。朝勉は、アリストテレスと『弁論術』を読みました。朝食後配偶者と8時に家を出てイオン倉敷へ。9時から『ミステリーと言うなかれ』を観ました。私はTVはほとんど観ていなかったのですが、配偶者は時々観ていたい観たです。映画はまあそれなりに面白かったですが、配偶者はTVでも良かったと言っておりました。(あくまで個人..

  • 戦争と循環器/エアコンが壊れる

    ・私はJ-STAGEというWebsiteでいろんな雑誌を眺めていますが、心臓という雑誌に↓のような一文(巻頭言でしょうか?)がありましたので、皆様とシェア。 戦争と循環器 原 英彦 心臓Vol?.?54 No?.?6(2022) 6 https://www.jstage.jst.go.jp/article/shinzo/54/6/54_625/_pdf/-char/ja ↑の文章の最後の方に↓のようなものがありました。できれば、引用文献がわかればよいのですが... 被爆者の悪性疾患発生率が高いという事実はもとより,特に若年被爆者における心筋梗塞を含めた心臓血管疾患の発生率も増加していることが,ほぼ明白であると結論付けられている. あっという間に以下日記 ・9/13(水)は、メッチャ忙しかったです。午前の外来は何時も二人でしているのですが、相方が夏休み..

  • COVID-19の後遺症として蜂窩肺/アリストテレス弁論術再挑戦

    ・私の個人的な経験では、新型コロナウイルス感染症後に咳が遷延する人が多いような気がするんですが、大体数か月以内に治っています。なので、長引く咳の人に胸部CTを撮ることはほとんどありません。それはさておきCOVID-19にかかった後肺の異常陰影は1年後には消えることがほとんどのようですが、標題のように蜂窩肺を残したという症例報告が↓ Honeycomb Formation as a Sequela of COVID-19 Infection Akimasa Sekine, Tatsuya Muraoka, Yoko Onodera, Takashi Ogura Intern Med 62: 2443-2444, 2023 https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/62/16/62_1899-23/_arti..

  • FYMI: 脂肪肝の新概念:Metabolic dysfunction-associated fatty liver disease(MAFLD)

    ・肝臓という雑誌に↓のような総説がありましたので、皆様とシェア。 脂肪肝の新概念:Metabolic dysfunction-associated fatty liver disease(MAFLD)  川口 巧  肝臓 64 巻 2 号 33―43(2023) https://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/64/2/64_33/_article/-char/ja 【抄録】 2020年,22カ国32名の専門医からなるInternational Expert Panelにより脂肪肝の新概念metabolic dysfunction-associated fatty liver disease(MAFLD)が提唱された.MAFLDは脂肪肝に「肥満」,「2型糖尿病」,「2種類以上の代謝異常」のいずれかが併存している疾患概..

  • 疥癬をうたがったらトンネルインク(?)試験/大きさにビックリして海老反り

    ・ヒザンダニによる疥癬という病気があります。院内で広がることがあります。疥癬についての解説は、皮膚科学会のWebsiteをどうぞ↓ https://www.dermatol.or.jp/qa/qa6/index.html 私も過去数回経験したことがあり、往生しました。特に当院は皮膚科がないので困ります。で、簡単な検査法がNEJMに載っておりました↓ Burrow Ink Test for Scabies Daan Rauwerdink, Deepak Balak N Engl J Med 2023; 389:e12 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm2216654 ・PubMedにBurrow Ink Testといれて検索したら9件ヒットしましたが、2件は関係なさそうでした。上記N..

  • 救急現場における緩和ケア:全体を俯瞰してから今をみる/禁酒26日間、久々にアルコール

    ・昨日研修医と新人看護師さんにACP: Advance Care Planningの講義をしました。その準備に当たって↓の本を読みました。(全部を読んだわけではありません) 救急・集中治療領域における緩和ケア 氏家良人監修。木澤義之編集。 医学書院 2021/02/01   ・私の勤める病院は104床の中小病院で、救急・集中治療をしているわけではありませんが、それでも救急車が入ってくることはあり、その中で初めての人にACPのようなことをしないといけない場面もあります。また、大病院からの紹介を受けることが多いのですが、「○○ICして」とか書かれていることがあって、ちゃんと緩和ケアやACPできているのか心配になることがあるからです。(「ICする」という言い方が明らかに誤用というのは、熱心な読者ならおわかりでしょう)なので、↑の本を読んでみました..

  • 8月は同期会、同門会、偲ぶ会/当院に神様降臨

    ・8月の夏休みの記事は書きましたが、その他一体私は何をやっていたのでしょう?ちょっと思い出してみます。 ・8/12(土)は岡山大学医学部の1983年卒の同期会でした。40人くらい集まりましたが、それぞれ一人ずつコメント。多くの人が自分の病気の話をしており、ある参加者曰く「持病の報告会」でした。当然それだけではなく、みんないろんなところでいろんな活動している事をきいて元気が出ました。 ・その日は、岡山市に泊まって翌日岡山のイオンシネマで「君たちはどう生きるか」を観ましたが、なんか今一今二。インターネットで賛否両論というような記事の標題をよく見かけていましたが、私は否の方に傾きますね。ジブリファンには申し訳ないですが、今までヒットしたアニメも含め、ジブリの映画ってなんか整合性とれてないなと思う物がおおい。(嫌いか好きかと言われれば好きですけどね)今回も世界観分からんし整合性がとれておりませ..

  • マイ手帳大賞:ある全体のなかで物事を位置づける思考法/我は選ばれし者

    ・2022/10/31に野村拓先生がなくなり、今年の8/20に大阪のナンバまで「偲ぶ会」に行ってきました。野村先生って誰?というひとが多いと思いますが、それについてはまた後日書くとして、先生が「いのちとくらし研究所報」に連載されていた最後の原稿を読みました。標題の言葉は、『<「もの書き百歳のすすめ・3> 頭の中に「情報ドーム」づくり』という文章の中にでてきました。初っぱなの書き出しに、「「ある全体」のなかで「テーマ」を位置づける」とかかれており、4ページ後に「ある全体のなかで物事を位置づける思考法」とかかれていました。 ・「ある全体」とは、私の解釈では時間的なものと空間的なものと思います。1つは歴史の流れの中でどう位置づけるのか、もう一つは現在の世界の中でどう位置づけるのかだと思っています。過去と未来をみながら、現在の自分の立ち位置(世界というのが広すぎるなら、日本の中、自分の住む地域や..

  • 苦節60日、最後の2日が超ハード/慢性疲労状態

    ・前回夏休みのことを書いてから久々のブログアップです。幸いまだ生存しております。 ・年に1回民医連呼吸器疾患研究会というものが開かれるのですが、私その世話人の末席に加わっております。最近は毎年発表していたのですが、今年は発表のネタがないので、単なる参加のみで楽しようと思っておりました。ところが6月末に実行委員長から演題が集まらないから世話人は発表してくださいという依頼がやって参りました。根が真面目な私なので、実行委員長が困っているし研究会をすこしでも盛り上げないといけないと思いそこから研究会発表の原稿作成に取りかかりました。データをエクセルに入れるところから始めて、まあ大変だったのですが数日前に発表のパワーポイントができました。ところがそれからが超大変でした。その話をこれからかきます。 ・まず、研究会はZOOMでおこなうので、あらかじめパワーポイントの「動画」(と言うのかな?)を作成し..

  • 8月8日から10日まで夏休み:広島

    ・8/8から8/10珍しく早めの夏休みをとらせてもらい(日本的な表現ですねぇ)広島(市)へいってきました。本日は、その記録のみ。(しかし、有用な情報があるかもしれませんよ) ・8/8(火)7時16分とゆっくり起床。朝食摂って食器を洗っただけで汗だく(何故なら我が家の台所はエアコンが効かない)。それでシャワー浴びたのに、その後トイレにはいったらサウナ状態であせだくで、ふたたびシャワー。 ・10時13分車で家を出発して広島へ。途中三原の道の駅「みはら神明の里」に寄ってお弁当買って車の中で食べて、広島駅へ。14時頃にekieの「くにまつ+武蔵坊」で坦々麺の昼食。結構おいしかった。また、たべたいですね。その後同じ駅ビルで、地ビール購入し、15時18分広島市現代美術館へ:アルフレッド・ジャー展と常設展を鑑賞。17時過ぎにホテルチェックイン。入浴。19時30分から「やきうお処 ハル」で夕食:おいし..

  • 午前草刈り、午後病院、ちょっと寄り道、アルコール

    ・本日は医学的な話はございません。 ・本日8/6(日)は5時18分起床。朝食摂って6時40分に家を出て、草刈りの集合場所へ。本日は地域の盆前草刈り(主にお墓に行く道をきれいにする)でした。7時から始まり8時過ぎには終わりました。私は町内会長といっしょに飲み物を買い出しに行って、それぞれの場所で作業している皆様に届ける役。最後の最後にで草刈り機を使いました。で、帰宅してシャワー。その後は机の上の整理、事務作業、日本語の論文を読みました。昼食後1時間ばかりお昼寝。それから病院へ行ってたまっている事務作業と気になる患者さんを診に病棟へ。幸いなことにそれなりに皆さんおちついておられました。17時40分頃病院を出て帰路に。途中寄り道でコロナが流行する前につくっていた老若男女、障害のあるなしにかかわらず交流できる場の「オレンジハウスほっこり」(↓参照)に久々によって、中心メンバーのご夫婦と雑談。 ..

  • SDGsを勉強しました/網膜裂孔ができました

    ・熱心な読者ならご存知でしょうが、私は社会医学会という400名ちょっとの会員数の小さな学会に所属し、監事をつとめております。そんでもって、なぜ私のような「高齢者」がと思うのですが、次世代企画委員会にも任命されて入っております。で、先日7/29東京の早稲田大学で行われた第64回社会医学会の「ラウンドテーブル・ディスカッション SDGsの光と影」という高校生から大学生を対象とした小グループ討論のファシリテーターをしないといけなくなっていました。ファシリテーター何てしたことないし、なんせ若い世代との接触もほとんどありません。で、少なくともSDGsの基礎知識はもっておいていけないと思いその日までに↓の本をなんとか読み終えました。最初の本は、初めのうちはSDGsの概要が分かって良かったのですが、急にマルクスの理論から企業の分析、あり方みたいな話になって読みづらくなったのですが、企業をどう変革していく..

ブログリーダー」を活用して、ミチバさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ミチバさん
ブログタイトル
新臨床医学に環境・労働の観点を
フォロー
新臨床医学に環境・労働の観点を

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用