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走るナースプラクティショナー https://blog.goo.ne.jp/missy0806

診療所だけでなく診療車で街を走りながらメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療

日本には馴染みが低いナースプラクティショナーとしてカナダ、BC州で働いています。地域でプライマリーケアプラクティショナーとして患者さんの健康向上、維持を目的にケアを提供しています。仕事が大好き。 日本で看護師歴8年後カナダへやって来たのは1998年。カナダ人の夫と子供3人の家族は宝物。 全く英語ができなかった私がカナダで看護師となり2013年には大学院卒業。修士号を取得。努力は必ず報われる!

野々内 美加
フォロー
住所
カナダ
出身
松江市
ブログ村参加

2015/01/05

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  • セカンドオピニオン

    人間自分が聞きたくない、受け入れたくない、状況があれば、相手方のせいにしたいもの。お前が悪いんだお前のせいだで、患者にそう言われ、他の医師に診察してほしい、と言われた。なんたって新天地は10人の医師と2人のNPが働いているので、もちろん可能。あっさり、そのアレンジをする私。それで良いの?と看護師に言われました。全然構わない。大事なのは患者に理解してもらうこと。代打のNPにはちゃんと美加のバックアップをするわ!と言われた。このようにできるのはきちんとロジカルに仕事をしているから、EBPの視点も、医療倫理もガイドラインも免許を管理する団体のスタンダードやコンピテンシーの視点からも間違ったことはやっていないし、伝えてもいない。自分の仕事に自負があるから。第三者の意見はかちこちになっている頭を柔らかくすることがで...セカンドオピニオン

  • 節約するために

    旅行の計画を立てるの大好き。旅の過程で一番好きかも。嬉しく悲しく-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~来ました、きました。2025年6月にフィンランドのヘルシンキで開催されるICNCongressの結果です。口頭発表に選ばれれば行く、ポスター発表やボツになった場合は行かない。抄...gooblogさて、6月にヘルシンキへ行くことが決まり、航空運賃を抑えるためにはとっとと購入することが大事。特に北米ではブラックフライデーですからね、と。しかし最近忙しくてしているのでなかなか調べる時間もなく、ちょっと慌てながらの状況でした。ヘルシンキは建築家にとって憧れの地。末娘も来たいと言い出しました。相方も来たいと。そうして学会口頭発表の旅は家族...節約するために

  • 搾取されないために

    新天地の仕事は最近とても忙しい。暇していた夏が嘘のよう。もちろん暇すぎたので、自ら業務を足したからですが、、、。なんでも昨年の同じ時期と比べて患者数は2倍だとか。私が加わったから????しかし産休に入った医師が1人いるし、サバティカルでしばらくいない医師も1人。それらの患者を受け継いだからなのか???休憩が取れなかったり、定時に帰れないと、忘れないようにメモを取る私。だってタダ働きは絶対嫌。きちんと給料をもらうか、その分、予約の入っていない日に時短就労するかを交渉するつもり。雇用主に良いように使われる状況を作っていませんか?何事も数字と交渉ですよ〜冒頭写真:昨年行ったアイスランドほどではありませんが、スコットランドも羊の多い国。季節柄(9月中旬)、毛を買ったばかりの羊の方が多くて可愛らしさも????毛のあ...搾取されないために

  • ADHDとプライマリーケア

    今週の勉強会。ADHDがお題。今回は珍しく複数のプレゼンター。精神科医が3人。薬物依存医療医が1人。豪華な2時間でした。しかし、特に新しい知識はなし。今までやってきたことは間違いではない、と確認できて安心する。4人が共通して言っていたのは、診断と治療はそんなに難しくない。プライマリーケアで十分できること。私も同感。丁寧にヒストリーを取り客観的なエビデンスを集める。一度の診察で診断できると思わない。数回の診療で診断できることを患者に説明することも重要。鑑別診断を忘れない。赤旗も見逃さない。これくらいだ。症状が緩和されて、回復する患者を診るのは治療者として嬉しいこと。苦手意識を持たずに向き合えるプライマリーケアプロバイダーが増えますように。冒頭写真:Dunvgan城はお庭も有名。滝だって作っちゃいます。ADHDとプライマリーケア

  • 感謝の気持ち

    カナダでは11月の祝日の週をHappyNPWeekとしています。今年は11月10日から16日でした。冒頭写真は職場からもらったカードの寄書きとスパのギフトカードと赤ワイン。きゃああ嬉しい。寄書きが良い。今までも医師会やクリニックのスタッフから寄書きカードをもらった事があるけど、やはりここは大所帯。沢山の書き込み。嬉しいですね〜励みになります。感謝の気持ち

  • 嬉しく悲しく

    来ました、きました。2025年6月にフィンランドのヘルシンキで開催されるICNCongressの結果です。口頭発表に選ばれれば行く、ポスター発表やボツになった場合は行かない。抄録は2026年のナッシュビルへ再提出すると決めていました。結果は行きます。ヘルシンキ。口頭発表に選ばれました。嬉しいです。これまたBC州の仕事に関連して。退職を1月末日に決めているので急がなくては!とスコットランドから戻って一週間で提出したものです。これが本当の最後だな、と思うととても複雑な気持ち。早速査読をしてくれたNPのディレクターとサイエンティストのセラにお礼のメールを出しました。とても喜んでくれて、でも同時に退職日についても触れて素敵なエールもくれて、ますます心が重くなる。国際学会で発表するとはその7-走るナースプラクティシ...嬉しく悲しく

  • チャレンジな環境

    この1年半ほど、月一の政府や病院経営者の会議を視聴しています。カナダが中心(米国からのゲストも多い)で、もっと画期的な改革を推進しようとしている人たちの集まりです。今回は日本で言う厚労省の大臣、カナダバージョンと一対一の対談でした。とても返答が早く、普段から同じような質問をされているのだろうな、と想像しました。しかし毎回同じような返答。それも大事なところを濁したような返答でインタビューアーの質問を交わす術も持っているなと感じました。で、他の視聴者は州や各保健機構のお偉いさんたちなので、この人たちが書くチャットの内容が素晴らしい。経営コストと医療者の使命をよく理解した上での議論。大臣の返答を聞きつつ、すごいスピードのチャット欄を読んむのにぐったりと疲れました。別に自分が経営者になろうとか、全くそんな気はあり...チャレンジな環境

  • 積木のような教育

    昨日の続き今週末、3週間ぶりに末娘に会いました。建築科の大学2年生です。9月から取組んでいるグループプロジェクトのプレゼンをしてくれました。彼女たちのグループ(3人)は市の緑地化計画に取組んでいます。プレゼンは現在の問題点(様々な角度から)、構想、将来のビジョン、ときめ細かなものでした。そして驚いたのは昨年やっていたものがそこに生かされていること。やはり教育は積木のようなもので、継続的に連鎖的に生徒の道具箱を増やして行くものだ、と思いました。このような教育が日本でもできるようになれば、良いのにと聞きながら考えていました。看護師からAPNへの教育が「何をするか?」に特化し、こちらでは学士課程で修得するような問題の分析や、そこから未来への発想の発表さえできないまま卒業。あああああ、と最近の授業やWSからの自分...積木のような教育

  • 思考力を伸ばせる教育

    先週、日本の診療看護師(NP)課程の授業を終えました。今年で4年目になります。1校から始まって、今年は4校合同講義となり26人の生徒が参加しました。秋田から鹿児島まで様々な地域で未来の活躍の場についてのプレゼンを聞きました。この授業の内容は日本APN後援会でやっている12週間のワークショップの超時短バージョン。そちらも今年は定員満員で行い数週間前に終えました。こちらも4回目。毎回フィードバックを元に内容を徐々に変えてきているせいか、それとも参加者側の要因か、12週間での成長はとても素晴らしいものでした。HPに参加者の声が出ているのでぜひ、読んでみてください。HPの一番下。で、こちらの方はAPNがなんぞやを理解して活動範囲を広め、確固としたアウトカムを出して行くことができる未来の姿を想像して、嬉しくなりまし...思考力を伸ばせる教育

  • 数字が助けてくれる

    新天地の仕事もずいぶん落ち着いてきました。そこでお願いしてステークフォルダーと会議を開いてもらいました。だって私の役割は新しいので、常にフィードバックが必要。で、統計をまとめてグラフを3つぐらいつけて現状がわかるようにして手渡しました。こんな資料があると助かるわ〜と言われました。もちろん手ぶらで参加するなんてあり得ません。感覚ではなく数字。数字が語るものはおおきい。どんな小さな数字でも拾う癖をつけましょう。きっとあなたの役割開発を手助けしてくれます。冒頭写真:EileanDonan城。湖と海に面した城。13世紀。修復されている部分があって見応えがありました。ボランティアの方も気合が入ってます。数字が助けてくれる

  • 一期一会なのか

    毎年母校で行われるパネルディスカッションとキーノートスピーカーのお話。カルガリーへ引越ししたのでもちろんリモートで参加。と、言ってもすっかり忘れていて(時差ぼけとかいろいろありまして)、ようやく2週間毎にYoutubeで見れるようになりました。で、見てびっくり。パネルディスカッションの1人はスコットランドで私のことを絶賛していた方。あら、こんなすごい人だったの?!と口をあんぐり。保健機構のNPディレクターが、美加をチームに持つなんてラッキーだ!と言われたと伝えてくれたことが始まりだった。この2人開会式で席が隣で私の話で盛り上がったとか。もちろん、私のスピーチにも来ていた。質問も受けた。そしてその後、声をかけられた。そして私のプレゼンと言うか仕事自体の絶賛だった。そして同じようなことを自分の保健機構で始めた...一期一会なのか

  • 同じ薬でも

    膀胱炎の治療でよく使われる、Nitrofurantoin。その中でもMacrobidはポピュラーです。1日2回の服用で良いのですから。しかしカナダでは工場生産が不足していて、薬局に届かなくなりました。先日他の薬へ変えてほしい、と出した処方箋について薬局から連絡が入り、不足について知りました。で、この週末、なんと自分も膀胱炎へ(冬キャンすると尿意を我慢しがちになる、、、水曜日から木曜日にかけて行っていた)。ああああああああ。カナダでは薬剤師も簡単な症状を治療できるので薬局の薬剤師の元へ。Nitrofurantoinには先ほど書いた、Macrobidの他にMacrodantinとNitrofurantoinがあります。両方とも1日4回服用しなければなりません。で、私が処方されたのが、Nitrofurantoi...同じ薬でも

  • 図書へのアクセス

    読みたい医学書や文献がある時、頼める先があるって、とても良いこと。大学に属する人は大学の図書館があるけれど、そうでない時は職場となる。新職場では、まだ誰にメールを出せば良いかもわからない。同僚に聞いたら宇宙語を喋っているような顔をされた。しかし長年働いたBC州は違う。医療系の図書館司書が何人もいて、頼めばすぐ送ってくれる。検索も条件を出せばしてくれる。リサーチ部門があるくらいだからこれぐらいでなければ、より良い医療の提供なんて絵空事。で、読んでいる本はポリシーについて。やりますよポリシーカフェ(Xで呟いた)。しかし17日のオンラインセミナーが終わってからだわ。Education 日本APN後援会日本APN後援会そうでないと体がもたない。仕事と私事のバランスは大事ですから。セミナーの方、参加を待ってますよ。...図書へのアクセス

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