巳年🐍古代ミステリーシリーズ今回は地の神ヘビが、虹をかけるお話し。日本だけでなく、古代東アジアより広く伝わる蛇伝承です。虹と蛇【高句麗の蛇と龍】約2000年〜1300年ほど前、中国北東から北朝鮮の辺りに、平壌を都とした「高句麗」と言う国があった。高句麗には「龍神」と言う様に神格化されてない「龍」が存在する。高句麗の信仰では、『始祖』(先祖崇拝)、『社稷』(土地・穀物)、『霊星』を祭っていた。そして、高句麗信仰での『龍』の概念は、「地上の蛇」と「天の星」とで成り立つと言う。いったいどう言う事だろうか?蛇と星、この様なミスマッチとも思える組み合わせで、『龍』となる理由を少し探ってみたい。龍は、通常は農耕民族の『雨乞い』等と結びつけて考えられ、日本では水神が龍神に変えられてしまう事も多かった。高句麗で祭る、天の...【蛇神・完全理解】Ⅵ空にかける虹と地神の蛇