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  • 〔ドラマ〕 ドクターX ~外科医・大門未知子~ スペシャル

    2016年に放映された日本の長編ドラマです。米倉涼子さんの代表作“ドクターX~外科医・大門未知子~”シリーズの“スペシャル版”です。設定やストーリーは全く特筆すべきところは全くないのですが、レギュラーの岸部一徳さん、西田敏行さんに加え、ビートたけしさんも加わった贅沢なキャスティングがウリの作品でした。たけしさんが演じる人物の見せ場は、見え見えではありますが、それでもビシッと決まりましたね。岸部さんとツーショットのやり取りもゾクゾクしました。基本はコミックですが、こういった面々が揃うのなら、まともなサスペンス作品として作っても面白いでしょう。ドクターX~外科医・大門未知子~スペシャル[DVD]米倉涼子ポニーキャニオン〔ドラマ〕ドクターX~外科医・大門未知子~スペシャル

  • 〔映画〕のど自慢

    1999年に公開された日本映画です。井筒和幸さんの監督・脚本のいかにも“一昔前の日本的ハートフルコメディ”なので、今の私にはそれほどの違和感なく入ってきますね。NHK人気番組「のど自慢」をそのままモチーフにしたある意味ではとても大胆な作品です。キャスティングも作品のテイストをしっかり活かせる面々という点では、バラエティに富んでいて結構豪華です。なかでも私的に響いたのは、“普通の母親役”を演じたりりィでした。のど自慢[DVD]室井滋ポニーキャニオン〔映画〕のど自慢

  • フェイクニュースを哲学する ─ 何を信じるべきか (山田 圭一)

    いつも利用している図書館の新着本の棚で目につきました。“フェイクニュース”にしても“哲学(する)”にしても、とても気になるキーワードですね。特に昨今の「選挙」では、SNSで流布された玉石混淆の情報がその結果に大きく影響したこともあり、そういった時流の背景を理解するのに大いに参考になるのではと思い手に取ってみました。期待どおり興味深い指摘が多々ありましたが、それらの中から特に私の関心を惹いたところをいくつか書き留めておきます。まずは、本書での議論に無用な混乱を生じさせないために、著者の山田圭一さんは「フェイクニュースの定義」を試みています。(p5より引用)フェイクニュースは「情報内容の真実性が欠如しており(偽であるか、ミスリードである)、かつ、情報を正直に伝えようとする意図が欠如している(欺くことを意図して...フェイクニュースを哲学する─何を信じるべきか(山田圭一)

  • 〔映画〕レッド・ワン

    2024年に公開されたアメリカ映画です。ドウェイン・ジョンソンとクリス・エヴァンスが共演しているのでアクション・アドベンチャーテイストではありますが、基本は、こどもも楽しめる“ファンタジー”作品です。サンタクロースをモチーフというのはありふれているようですが、ストーリーにも演出にもオリジナリティを感じますし、併せて、サンタクロース回りの映像は夢があってとても綺麗です。表現しているメッセージもシンプルで、観終わって心地よい気分になれますね。レッド・ワンジェイク・カスダン〔映画〕レッド・ワン

  • 〔映画〕シャザム!

    2019年に公開されたアメリカ映画です。ちょっと前に、シリーズ第2作目を先に観てしまいました。DCコミックスのキャラクターを主人公にした作品です。本作はDCコミックスを原作にした実写版のなかでは“子供向け”にチューンしたもののようですね。あれこれと凝ったつくりではない分、大満足とはいえませんが、気楽な気分でそこそこ楽しめます。あと、第2作目のラストの有名キャラクタ登場のサプライズも、本作を観て納得しました。こういう細かな遊び心はいいですね。シャザム![DVD]ザッカリー・リーヴァイワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント〔映画〕シャザム!

  • 城崎殺人事件 (内田 康夫)

    かなり以前に読んでいた内田康夫さんの“浅見光彦シリーズ”ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。ただ、私の出張先も、以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら“シリーズ全作品制覇”にトライしてみようと思い始めました。この作品は「第29作目」です。今回の舞台は“城崎温泉(兵庫県)”。兵庫県の瀬戸内海側は学生時代・社会人時代をあわせもう数えきれないほど行き来していますが、日本海側はトンとご無沙汰です。印象としては冬の寒々しい海の風景を思い浮かべるのですが、実際はどうなのでしょうね。ミステリー小説ですからネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、この作品、浅見光彦シリーズとしては珍しくかなり荒々しいストーリー...城崎殺人事件(内田康夫)

  • 〔映画〕ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1/PART2

    2010年と11年に公開されたイギリス・アメリカ合作映画です。10年近くにわたる“ハリー・ポッター”シリーズの最終作で第7作、8作目にあたります。もちろん、大作・力作ではありますが、物語としては、さすがにかなり“息切れしてしまった感”が強いですね。シリーズが進むにつれて新鮮味が薄れ、テーマもぼやけてしまいました。そもそもの敵役の“敵役である由縁”が不明瞭で納得感が今一つなので、最後の解決に至ってもなにかスッキリしないんです。さらに言えば、ラストシーンもありがちな陳腐なパターンで、このファンタジー超大作の締めくくりとしては全くもって物足りなかったですね。最後にきて残念です。ハリー・ポッターと死の秘宝PART1[DVD]ダニエル・ラドクリフワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントハリー・ポッターと死の秘...〔映画〕ハリー・ポッターと死の秘宝PART1/PART2

  • 〔映画〕ハングマン

    2018年に公開されたアメリカ映画です。こういった感じの作品が“サイコ・スリラー”というジャンルになるのでしょうか。観始めてからグダグダと物語が進んでいき、納得感のないエンディングに行き着きました。連続殺人事件がモチーフなのですが、“連続”に必然性が感じられない構成は致命的でしょう。キャスティング的には、アル・パチーノとカール・アーバンの競演なので悪くはありませんが、やはりストーリーに魅力がないと観ていて楽しめませんね。ハングマン[DVD]アル・パチーノTCエンタテインメント〔映画〕ハングマン

  • 〔映画〕植村直己物語

    1986年に公開された日本映画です。植村直己さんが冬期のマッキンリーで行方不明になったのが1984年ですから、それからあまり日を隔てないでこれほどの大作が撮影されたのには驚かされます。映画ですら厳しい極地の自然の姿でしたから、実際現実の冒険現場の熾烈さは想像を遥かに凌駕したものだったのでしょう。作品としても、そのキャスティングをみて本作への注力度合いを伺い知ることができます。特に女優陣、乙羽信子さん、山岡久乃さん、丹阿弥谷津子さん・・・、そして何と言っても倍賞千恵子さんは秀逸でした。日本を代表する女優といえば吉永小百合さんというのが定評ですが、倍賞さんは吉永さんに比肩する素晴らしい役者さんだと思います。本作の成功は、倍賞さんあってのものですね。植村直己物語[DVD]西田敏行アミューズソフトエンタテインメン...〔映画〕植村直己物語

  • 対談集 - 六人の橋本治 (橋本 治)

    いつも利用している図書館の新着本リストで目につきました。橋本治さんの著作は、「「わからない」という方法」「思いつきで世界は進む」等いままでも何冊か読んでいて、そこで開陳されているとても素直な“正論”を楽しんでいました。本書は、橋本さんが様々なジャンルの6人の方々と語り合った対談集とのこと。興味深いやりとりが満載でしたが、それらの中から特に私の関心を惹いたところをいくつか書き留めておきましょう。まずは、「日本美術史を読み直す」とタイトルされた批評家浅田彰さんとの対談の中のフレーズ。和漢混淆文を取り上げ、漢意とやまとごころという概念の成り立ちとその後の文化面での派生の様子を“融通無碍に展開してきた日本文化史”と語る浅田さんの議論を受けて、橋本さんはこうコメントしています。(p63より引用)そういう議論について...対談集-六人の橋本治(橋本治)

  • 〔映画〕シャザム!〜神々の怒り〜

    2023年に公開されたアメリカ映画です。観始めて気づいたのですが、DCコミックスのキャラクターを主人公にした作品だったんですね。そのせいもあって、子供向けのエンターテインメントに徹している作りは、映像も綺麗で素直に楽しめました。キャスティング的には、ヘレン・ミレンが役どころに違和感を感じさせながらも流石の存在感でしたし、何と言ってもガル・ガドットの登場は“鳥肌”ものでした。ちなみに、本作は、シリーズものの第2作とのこと。機会があれば、第1作目にもトライしてみようと思います。シャザム!~神々の怒り~[DVD]4548967474718ザッカリー・リーヴァイワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント〔映画〕シャザム!〜神々の怒り〜

  • 〔映画〕ユニバーサル・ソルジャー

    1992年に公開されたアメリカ映画です。SFテイストのアクション作品ですが、ベースとなった設定は結構シャビーですし、ストーリーにも深みはありません。ある種“木訥”な出来栄えですが、そういった雰囲気に主役のジャン=クロード・ヴァン・ダムがフィットしていましたね。敵役がドルフ・ラングレンというのも分かりやすく、さらに二人が揃うと“単純なアクションもの”になるというのも自然な流れでしょう。ユニバーサル・ソルジャー[DVD]ジャン=クロード・ヴァン・ダムパイオニアLDC〔映画〕ユニバーサル・ソルジャー

  • 〔映画〕水曜日のエミリア

    2011年に公開されたアメリカ映画です。たまたま配信サービスのリストで目についたので観てみました。ナタリー・ポートマン主演の映画なんですね。私の粗雑な感性からいうと、こういったモチーフで、登場人物たちの微細な心情を描き込んでいくような作品は得意ではないのですが、やはり本作品でもそうでした。いたるところのシーンで、「気持ちが分からないわけではないけど、どうしてそうなるのかねぇ」といった感じになってしまうのです。水曜日のエミリア[DVD]ナタリー・ポートマンHappinet(SB)(D)〔映画〕水曜日のエミリア

  • 隠岐伝説殺人事件 (内田 康夫)

    かなり以前に読んでいた内田康夫さんの“浅見光彦シリーズ”ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら“シリーズ全作品制覇”にトライしてみようと思い始ました。この作品は「第28作目」です。今回の舞台は“隠岐(島根県)”。隠岐はもとより島根県は仕事関係で立ち寄ったことはありません。プライベートでは、あまり定かな記憶ではないのですが、幼いころ「松江」には旅行にいったことがあるのと、社会人になってから「津和野」を訪れたぐらいです。ミステリー小説ですからネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、シリーズの中では比較的力作といえる部類の作品でしょう。最後の手段...隠岐伝説殺人事件(内田康夫)

  • 〔映画〕ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

    2014年に公開された日本・韓国合作映画です。原作は、25年ほど前に第15回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞した小説とのことですが、その後、改題および大幅に加筆改稿されて、映画化に至ったということです。この作品、始まってかなり時間が進んだ段階でも、正直、物語の輪郭すら掴めませんでした。入り組んだ設定とストーリーで、単純に楽しめるといったたぐいのものではなかったようですね。(その割に、ラストはあまりにも在り来たりでしたが・・・)私の好みからいうと、こういった狭い世界で複雑に絡まった話よりも、大雑把でもいいので空間的に広がりのあるエピソードで彩られている方がいいのです。ゲノムハザードある天才科学者の5日間[DVD]西島秀俊Happinet(SB)(D)〔映画〕ゲノムハザードある天才科学者の5日間

  • 〔映画〕ハリー・ポッターと謎のプリンス

    2009年に公開されたアメリカ・イギリス合作映画です。「ハリー・ポッター」シリーズの第6作目で、専門家の評価はかなり高いようなのですが、私には今一つ・・・、少々上映時間が長すぎましたね。ラストに向かっての最後半部分の盛り上がりはともかく、そこに至るまでは何度も集中力が切れてしまい中弛みを感じました。最後のエピソード以外は、イマイチのインパクトです。さて、超大作ともいうべき本シリーズも終盤を迎え、エンディングを見てもあきらかなように、本作品は“最終章の序章”といった位置づけです。ようやくここまで来たのですから、このまま最後までたどり着きましょう。ハリー・ポッターと謎のプリンス[DVD]ダニエル・ラドクリフワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント〔映画〕ハリー・ポッターと謎のプリンス

  • 〔映画〕桐島、部活やめるってよ

    2012年に公開された日本映画です。朝井リョウさんのデビュー作であり第22回小説すばる新人賞を受賞した小説が原作の“青春映画”で、こちらも小説と並んで大いに評判になりました。ともかく、「映画」として、よくよく考えてこれでもかと作り込まれた作品ですね。タイトルから想定されるモチーフを存分に活かしたと凝った構成で、ひとつのエピソードを幾重もの視点から描き出しています。登場人物それぞれの繊細な心の動きを、絡みのシーンのなかでうまく見せていて、そのあたりの演出も秀逸だと思います。桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)神木隆之介バップ〔映画〕桐島、部活やめるってよ

  • 哲学の問い (青山 拓央)

    いつも利用している図書館の新着本の棚で目につきました。“哲学”はキチンと学んだことがないので興味だけが先行し、今までも「入門書」的な本は何冊か読んだことがあるのですが、どれも容易くはね返されてしまっています。多分本書もそうなるだろと思いつつ読み始めたのですが、著者の青山拓央さんの優しい語り口にもかかわらず、やはりそこで解説されている内容にはまったくついていけませんでした。そういった消化不良の理解の中で、とはいえ、私の関心を惹いたところをひとつだけ書き留めておきましょう。本書の「おわりに」で青山さんが読者への期待を語っているところです。(p221より引用)でも、本書にとって何より重要なのは、〈哲学をするとはどのようなことか〉を、本書を通して実際につかみ取る読者が現れることです。・・・速読力のある読者のなかに...哲学の問い(青山拓央)

  • 〔映画〕シビル・ウォー アメリカ最後の日

    2024年に公開されたアメリカ・イギリス合作映画です。近現代のアメリカ内戦をモチーフにした“戦争”映画ですが、ロードムービー的なテイストも感じさせる作品です。公開時は大きな注目を集めたようですが、どうでしょう、主人公のひとりである若いカメラマンにどこまで共感できるかによって、観ての評価は大きく分かれるのではないかと思います。そういう点では、主人公たちの心情の掘り下げ方は少々中途半端でしたし、そもそもの内戦に至る背景もほとんど描かれていなかったので、共感するほどの作り込みが乏しかったという印象です。それがラストシーンのインパクトの弱さにもつながっていますね。シビル・ウォーアメリカ最後の日アレックス・ガーランド〔映画〕シビル・ウォーアメリカ最後の日

  • 〔映画〕家出レスラー

    2024年に公開された日本映画です。現役の女子プロレスラー岩谷麻優さんの自伝を原作に映像化した作品です。「映画」としては、“素人によるコメディタッチ”のテイストで、今一つ波長が合わず、途中で何度も観るのを中断したのですが、結果的には何となく最後まで観てしまいました。何より“実話”というのが大きいですね。キャスティングも、竹中直人さんや石野真子さんといった大物をはじめとして有田哲平さんや古坂大魔王さんらちょっと捻った面々が登場していて、そのあたりのぎこちなさがかえって効果的だったように思います。家出レスラーヨリコジュン〔映画〕家出レスラー

  • 〔映画〕ブラックライト

    2022年に公開されたアメリカ映画です。比較的最近のリーアム・ニーソン主演作品ということでちょっと不安は感じていたのですが、残念ながら予感は的中してしまいました。FBIが舞台なのですが、まずもって設定があまりに粗雑で荒唐無稽過ぎます。いくらなんでもFBI長官が護衛なしで動き回ったり、専用車のウィンドウが防弾仕様ではなかったりというのは如何なものでしょう。ストーリーも、これで終わり?といった尻切れトンボ感満載のラストで・・・。しばらくはショック?で立ち上がれませんね。ブラックライト[DVD]通常盤リーアム・ニーソン,エイダン・クイン,エミー・レイヴァー・ランプマン,テイラー・ジョン・スミスHappinet〔映画〕ブラックライト

  • 〔映画・再〕ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

    2007年に公開されたアメリカ・イギリス合作映画です。「ハリー・ポッター」シリーズの第5作目で、以前一度観ています。ただ、ところどころ記憶にはあるのですが、全体のストーリーは浮かびませんでした。そのときの覚えのメモをたどると、前回は単発作品として観たようで平凡な印象が記されています。今回、第一作から観始めてここまで至ったわけですが、本作はシリーズの中でもかなりメッセージ性高く作られているように感じました。ポッターの成長と仲間たちとの絆の強さがしっかり表現されています。主人公たちの年齢も上がってきて、そろそろファンタジー作品としては難しくなってきましたが、もう少し続編もトライしてみましょう。ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団[Blu-ray]ダニエル・ラドクリフワーナー・ホーム・ビデオ〔映画・再〕ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

  • 勇気ある言葉 (遠藤 周作)

    最近読むエッセイと言えば五木寛之さんの本に偏っているので、少しは別の作者のものをと思い、いつも利用している図書館の書架で見つけました。遠藤周作さんのエッセイは、どうやら15年ほど前「ボクは好奇心のかたまり」を読んで以来のようです。昭和49年(1974年)7月から昭和50年(1975年)12月にかけて毎日新聞に連載されたコラムを書籍化したもので、ひとつの諺や名言、格言をとり上げては、それを材料に遠藤さんが思うところを語った小文集です。さすがに“エッセイの名人”だけに、読んでいて硬く凝り固まった頭が程よくほぐれてきますね。半世紀前に書かれたものなので、時折、時代の隔たりから現在の人権意識では相応しくない主張(表現)がみられるのは避けがたいのですが、それでもユーモアに溢れる秀逸なエッセイばかり、それらの中から特...勇気ある言葉(遠藤周作)

  • 〔映画〕フリークスアウト

    2021年に公開されたイタリア映画です。“ファンタジー”系ではありますが、結構目を逸らすようなハードなシーンもありますし、ナチス時代が舞台なのでその思想的背景を前提とした演出も施されています。登場する主人公たちのキャラクターにもオリジナリティを感じました。単純なエンターテインメント作品ではなく、メッセージ性のある物語ですね。私の場合、アメリカ映画を目にすることが圧倒的に多いのですが、こういったテイストの作品にももっとトライしてみたいですね。フリークスアウトBlu-ray&DVD[Blu-ray]Blu-ray&DVDクラウディオ・サンタマリア,アウロラ・ジョヴィナッツォ,ピエトロ・カステリット,ジャンカルロ・マルティーニHappinet〔映画〕フリークスアウト

  • 〔映画〕ハリー・ポッターと炎のゴブレット

    2005年に公開されたアメリカ・イギリス合作映画です。「ハリー・ポッター」シリーズの第4作目ですが、ちょっと中休みという感じでした。舞台となったイベントにファンタジー性が感じられなかったこともあり、ストーリーも全編に渡って陰鬱な雰囲気に包まれていました。このテイストだと楽しめる年齢層も限られるでしょう。とはいえ、別の考えでは、第1作目から年月も経ているので、当初からのファンの成長に合わせた作品と言えるのかもしれません。ハリー・ポッターと炎のゴブレット[DVD]ダニエル・ラドクリフワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント〔映画〕ハリー・ポッターと炎のゴブレット

  • 〔映画〕CHASE/チェイス 猛追

    2022年に公開されたアメリカ映画です。ジェラルド・バトラーが主演兼製作とのことですが、何とも見応えのない出来栄えでした。犯罪の動機も短絡的ですし、犯罪が起こったあとのエピソードも無理筋であったり意味不明であったりと、ストーリーの体をなしていません。かといって、ジェラルド・バトラーのキャラクタを活かしたような“骨太”のアクションシーンが見られることもなく、“残念な作品”と言うしかありませんね。CHASE/チェイス猛追[DVD]通常盤ブライアン・グッドマンアメイジングD.C.〔映画〕CHASE/チェイス猛追

  • 〔映画〕線は、僕を描く

    2022年に公開された日本映画です。“水墨画”の世界をモチーフにした小説が原作とのこと。軽めの“青春映画”ですが、主人公のキャラクタ設定に厚みがなく、併せて、演出や台詞まわしも平凡だったので、今一つピンとこない出来栄えでした。以前から成長を期待している清原果耶さんですが、今回も作品には恵まれなかったようです。何とも残念ですね。線は、僕を描く通常版DVDDVD横浜流星バップ〔映画〕線は、僕を描く

  • 津軽殺人事件 (内田 康夫)

    かなり以前に読んでいた内田康夫さんの“浅見光彦シリーズ”ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら“シリーズ全作品制覇”にトライしてみようと思い始ました。この作品は「第26作目」です。今回の舞台は“津軽(青森県)”。津軽地方は、仕事関係で訪れたことはありませんが、学生時代の旅行で、下北から弘前、津軽半島あたりを巡ったことがあります。ミステリー小説ですからネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、“浅見光彦シリーズ”にしてはほんの少し変わったテイストの作品でした。終盤に至るまでかなりスローテンポで、津軽地方という比較的狭いエリアでの細かなエピソード...津軽殺人事件(内田康夫)

  • 〔映画〕ファイナル・プラン

    2020年に公開されたアメリカ映画です。かなり荒唐無稽な設定なので、大作とは言えませんし、決して大喝采を浴びるような話題作でもないでしょう。リーアム・ニーソンが主演の作品は、このところこういった中途半端な“B+級”作品が多いですね。彼に似合った木訥なキャラクタには好感が持てます。決して専門家の評価は高くないのですが、軽く楽しめるエンターテインメント作品としては、それほど悪くはないように思います。本作品もそういった類いのひとつですね。ファイナル・プラン[DVD]リーアム・ニーソンHappinet〔映画〕ファイナル・プラン

  • 〔映画〕ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

    2004年に公開されたアメリカ・イギリス合作映画です。“ハリー・ポッターシリーズ”の第3作目、定番のシリーズだけあってさすがに安定・無難な出来栄えですね。シリーズものの場合、3作目ぐらいになると“マンネリ化”の弊害がみられるのが通常ですが、本作の場合はまったくその兆しは感じられません。不要な装飾的なエピソードは省かれて、かえって物語の展開がシャープになったように思います。いましばらくは、彼らの成長をフォローし続けそうです。ハリー・ポッターとアズカバンの囚人特別版[DVD]ダニエル・ラドクリフワーナー・ホーム・ビデオ〔映画〕ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

  • 〔映画〕エージェント・トリガー

    2021年に公開されたカナダ映画です。引退している凄腕エージェントが主人公というのはよくある設定ですね。観始めて淡々とシーンは進んでいくのですが、ラストも尻切れトンボで物語の筋は全く分かりませんでした。この感じでは、もう一回観直してもストーリーは理解できそうにありません。“B級”という感じでもなく、結構しっかりした作りに見えるだけに、何とも消化不良の“もったいない”作品でしたね。エージェント・トリガー[DVD]バリー・ペッパー竹書房〔映画〕エージェント・トリガー

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