阿寒湖畔には大きなホテルが並び熱海に似てきたように感じる。ホテルの向こう側で湖を見下ろす雄阿寒岳の姿は変わらないのだが、やっぱり何かが違うように思えてしまう。そんな中でも昔日のままなのは噴気孔が泥の中からガスを吹き出すボッケと呼ばれる遊歩道への道。その先から見える湖はビルも目に入らず景色は変わらない。自然を満喫しながら遊歩道を進んでいるとK子さんの姿が消えた。熊にでも襲われたのかと心配になり来た道を戻ると、草原の陰から顔を出す。何か興味深いものがあったのだろう。その繰り返しなのでまた時間に押されることになった。上手くいけば松山千春の足寄へ行き、ドリカムの吉田美和出身地である池田町を経て空港まで行けるかもと思っていた甘い考えをザックリと捨てた。彼女が絶対に行きたいと云っていた阿寒湖を満喫してくれているのなら...アッシー君の東北海道観光巡り16阿寒湖編2