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東アジア歴史文化研究会 https://blog.goo.ne.jp/kirakiraboshi31

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう 歴史の書き換えはすでに始まっている

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2014/12/04

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  • テイラースウィフトとかけてテロと解く。そのこころは ウィーン会場で大量殺戮をISISが狙っていた(宮崎正弘国際情勢)

    CIA副長官のディビッド・コーエンが明らかにした。8月8日から三日間予定されていたテイラースウィフトのウィーン公演は、ISISのテロリストの襲撃計画があったため事前に二人の容疑者が逮捕され、取り調べが進んでいた。CIAはウィーン公演が6・5万人収容のスタジアムで行われ、ISISは重火器や爆弾を準備し、数百から数千の殺戮を狙ったことがわかったとした。テイラースウィフトは世界的な人気を誇る歌姫で2023年11月のリオデジャネイロ公演では熱中症の姓で一人が死んだ。ことし2月の東京ドーム公演では四日間連続、会場を満員にした。テロ未遂事件以後、8月20日にはロンドンで公演が開催され、チケットが14万円で取引されたとか。じつは筆者、この歌手の名前と顔は知っているが、どんな歌を唱っているのか、なぜ世界中で承けるのか。ビ...テイラースウィフトとかけてテロと解く。そのこころはウィーン会場で大量殺戮をISISが狙っていた(宮崎正弘国際情勢)

  • チャイニーズ・ヒルビリー・エレジー(その4) 中国映画も興業収入が半減。映画館に行けなくなった(宮崎正弘国際情勢)

    中国人の娯楽は反日映画(ほぼマンネリ、演技下手の無内容)を見て、日頃の政治の貧しさに対しての鬱憤をはらし、溜飲を下げ、山のように飯をかき込み、あとは昼寝だった。改革開放政策に移行して以後は、ある程度の国際化を果たして日本や欧米の映画が輸入されるようになると、その映像の美しさ、アクションのすさまじさ、自由は表現、辛辣な批判の台詞に驚いた。80年代のおわり頃から情報の公開がちょっぴり進んで、90年代にはハリウッド映画は新作がすぐ海賊版となり、一枚70円とか、百円だった。米国の映画館で盗撮である。台湾でも街の辻で屋台の書店、禁止されていた党外雑誌が売られても警官が取り締まらなくなった。台湾でも当時、日本映画の輸入は一年に四本だった。それも小津安二郎、黒澤明などで、ならば庶民はどうしていたか。日本でビデオを買って...チャイニーズ・ヒルビリー・エレジー(その4)中国映画も興業収入が半減。映画館に行けなくなった(宮崎正弘国際情勢)

  • チャイニーズ・ヒルビリー・エレジー(その3)「大学卒業」=「失業」という意味だった(宮崎正弘国際情勢)

    北京でも上海でも、夜の人出がめっきり減ったが、逆に増えたのが屋台ビジネスへの新規参入という皮肉な現象。その屋台も新卒が乗用車に機材を積んでくる即席ショップである。ゴミ拾い、空き缶集めも競争状態となった。アリババの配達員はつねに人員不足だが中国全土に1000万人!正社員でもアルバイトでもない。随時契約で長時間労働、一件につき150円。20件配達できても(集中高率地区はベテランが抑えている)日銭3000円あるか、ないか。農村への赴任は募集しても応募者は少なく、都会の生活になれてしまった若者は人生設計に田舎暮らしなど感覚的に追いつかないのだ。日本はまったく逆で都会から田舎へ引っ越し機能する若者が目立つようになった。一方、公務員を募集すると定員の30倍以上が常識の狭き門。女子学生にも募集がかかるが、家政婦のなり手...チャイニーズ・ヒルビリー・エレジー(その3)「大学卒業」=「失業」という意味だった(宮崎正弘国際情勢)

  • 【LIVE】8/16(金)20:00〜「パリ五輪で暴かれたフランスの闇~マクロン夫妻の秘密~」ーノンフィクション作家 河添恵子

    【LIVE】8/16(金)20:00〜「パリ五輪で暴かれたフランスの闇~マクロン夫妻の秘密~」ーノンフィクション作家河添恵子

  • 「胡耀邦趙紫陽記念財団」の創設者、著名な民主活動家がスパイだった ジョンルカレ、グラハム・グリーンのスパイ小説を地で行った(宮崎正弘国際情勢)

    王淑俊(王書君とも言う)は著名な歴史家であり、かつNYクィーンズを舞台に「胡耀邦趙紫陽記念財団」の創設者としても知られた。在米の民主活動家を支援し、台湾独立を支持し、またウィグル、チベットの独立運動の支援者として、彼を知らないものはなかった。2003年にはダライラマ法王とも会見している。ところがビックリ。王は中国のスパイだった。王書君は1949年、山東省生まれ、青島社会科学学院の教授となって中国軍事史に関する著作を執筆した。1994年、ニューヨークに移り、市民権を獲た。コロンビア大学の客員研究員を務めつつ、胡耀邦・趙紫陽記念財団の創設者の一人となった。「かれはながく活動家を装って機密を集めていた。ジョンルカレ、グラハム・グリーンのスパイ小説を地で行った」(マシュー・オルセン司法次官補)。スパイと認定され、...「胡耀邦趙紫陽記念財団」の創設者、著名な民主活動家がスパイだったジョンルカレ、グラハム・グリーンのスパイ小説を地で行った(宮崎正弘国際情勢)

  • 「誰が勝っても深刻な社会不安が起きる」(マーティン・アームストロング)選挙後の混乱を懸念

    タイラー・ダーデン2024年8月26日(グレッグ・ハンターのUSAWatchdog.comより)嘘つきの旧来のメディアや政府に関して見たり聞いたりするほとんどすべては嘘です。先週、バイデン政権は雇用について「米国経済は3月までの1年間で当初報告されたよりも81万8000件少ない雇用を創出した」と広く報じられていたことを撤回した。大きな間違いか大きな嘘か、どちらを選んでも構わない。近年私たちが聞かされてきた他の大きな嘘は、「トランプはロシアと共謀している」「ハンター・バイデンのラップトップはロシアの偽情報である」「CV19ワクチンの注射は安全で効果的である」などである。これは、私たちが日々聞かされている嘘のほんの一部に過ぎません。人々が認識しているその嘘は、経済を含むあらゆるものに対する国民の信頼をますます...「誰が勝っても深刻な社会不安が起きる」(マーティン・アームストロング)選挙後の混乱を懸念

  • 【グローバリズムの崩壊】ジョージソロスの政権転覆工作vs エルサルバドルのブケレ政権(及川幸久×石田和靖)

    【グローバリズムの崩壊】ジョージソロスの政権転覆工作vsエルサルバドルのブケレ政権(及川幸久×石田和靖)

  • 訃報 黄文雄(こうぶんゆう)氏

    中華思想の欺瞞を、膨大な資料を読み込んだ知識を背景に誤謬にみちた通俗史論をばっさばっさと裁断して中国史の影に光を当てた。中国人の暗黒面、そのグロテスクな醜さを日本史と比較して抉り出した。黄文雄さんは、歴史家であり台湾独立の活動家、ユニークな思想家だった。最初にあったのは四十年は前だろう。小生の最初の質問は「NYプラザホテルの玄関で訪米中の蒋経国を狙撃した黄文雄とは、貴方ですか?」だった。「ちがいます。同名異人です。親戚でもないのです」氏は速筆で下書きはノートに鉛筆、その旺盛な作家活動。ベストセラーの印税は台湾独立運動に寄付した。二百冊におよぶ著作は中国の歴史を冷徹に述べたもので多くの読者を獲た。酒はたしなむ程度だったが、往時は毎週のようにあっていた。議論することが山のようにあった。拓殖大学の客員教授として...訃報黄文雄(こうぶんゆう)氏

  • エヌビディアのハイテク半導体はこうして中国に渡った クラウドサービスを利用して巧妙な入札が行われていた(宮崎正弘国際情勢)

    ロイター(8月23日)が中国のハイテク入手にアマゾンのクラウドサービスが利用されていると報じた。中国の公開入札文書を省察したところ、中国企業が、アマゾンなどのクラウドサービスを利用して、米国が禁輸措置としている米国製半導体や人工知能(AI)機能を入手していた。ロイターは過去1年間に中国が公開した50件以上の入札書類を調査し、少なくとも11の中国企業が米国の技術やクラウドサービスの入手を狙っていたと報じた。高度コンピューティング能力を獲得し、生成人工知能モデルを獲得するための中国企業による戦略の一環で、また、米国企業が自社の利益のために中国のコンピューティング能力を高める需要を利用している側面がある。3月の入札書類によると、深セン大学はNvidiaA100およびH100チップを搭載したクラウドサーバーにアク...エヌビディアのハイテク半導体はこうして中国に渡ったクラウドサービスを利用して巧妙な入札が行われていた(宮崎正弘国際情勢)

  • この逮捕劇はおかしくないか。フランスの暴挙に抗議の輪 イーロン・マスク、タッカー・カールソン等が批判声明(宮崎正弘国際情勢)

    メッセージ送信の暗号アプリ「テレグラム」の共同創設者兼CEOのパベル・デュロフ(ロシア人なれどフランスとUAEの三重国籍)がフランスで突然逮捕され、国際的な波紋を巻き起こしている。8月24日、デュロフはアゼルバイジャンのバクーから、パリで夕食の約束のため、プライベートジャットでパリ郊外の飛行場に到着した。フランス官憲は逮捕状なしの仮条例で彼を拘束した。容疑は暗号通信が麻薬取引に遣われたことを公開しなかったとか。テレグラムは、暗号化メッセージングを提供し、ユーザーが「チャンネル」を設定してフォロワーに情報を素早く広められる。したがってデュラフが、テロ、麻薬密売、詐欺などさまざまな犯罪を助長したとフランスの国家詐欺対策局(ONAF)が拘留理由をあげた。すぐさま抗議行動が起きたのはモスクワのフランス大使館前、ニ...この逮捕劇はおかしくないか。フランスの暴挙に抗議の輪イーロン・マスク、タッカー・カールソン等が批判声明(宮崎正弘国際情勢)

  • 【アメリカ崩壊】米大統領選挙とジョージソロスとカマラハリス(及川幸久×石田和靖)

    【アメリカ崩壊】米大統領選挙とジョージソロスとカマラハリス(及川幸久×石田和靖)

  • 宮崎正弘新刊『禁断の国史 英雄100人で綴る教科書が隠した日本通史』(ハート出版。1650円)

    宮崎正弘著『禁断の国史英雄100人で綴る教科書が隠した日本通史』(ハート出版1650円)https://www.amazon.co.jp/dp/4802401817/目から鱗が百枚!新常識!新発見!神話から近現代まで歴史の闇に光を当てる!──まる暗記の歴史教科書ではわからない!日本の歴史はもっとドラマチックだ!<<目次>>プロローグ日本の英雄たちの光と影第一章神話時代の神々▼伊弉諾と伊弉冉日本創造の神様は夫婦であり、異次元に分かれた▼天照大神(アマテラスオオミカミ)心優しき女帝、民主主義を実践▼素戔嗚尊(スサノオ)暴れん坊だが歌詠みでもあった▼ニギハヤヒニニギの天孫降臨より先に大和の入り口「生駒」を治めていた▼瓊瓊杵尊(ニニギノミコ)天孫降臨の場所は高千穂か霧島か?▼オオクニヌシノミコト国譲りの立役者は艶...宮崎正弘新刊『禁断の国史英雄100人で綴る教科書が隠した日本通史』(ハート出版。1650円)

  • プーチンの沈黙は不気味。ゼレンスキーは「これはゲームチェンジだ」 ウクライナの侵攻という語彙をもちいず、「挑発行為だ」としている(宮崎正弘国際情勢)

    2024年8月6日早朝、ロシア領内にウクライナが侵攻した。このウクライナ軍の奇襲攻撃は二次世界大戦以来初の外国軍のロシア侵入だった。クルスク地区18万住民のうち、13万3000人が避難した。厳密に言えば「地域紛争・限定戦争」の範囲から正式な「戦争」の段階に歩を進めたことになり、プーチンのいう「特別軍事作戦」の範疇を超えた。欧米もゼレンスキーの暴走を非難せずに、沈黙し続ける。プーチンの沈黙は不気味である。依然としてウクライナの侵攻という語彙を用いず、「挑発行為だ」としている。この間にプーチンは13年ぶりにチェチェンを訪問し、カディロフと会見したくらいで、外交的にはオルバン、ルカシェンコ、李強、モディ等の来訪を承けたが、記者会見でもクルスク侵攻を語らず、避難民にはとりあえずひとり1万ルーブルを保障し、また捕虜...プーチンの沈黙は不気味。ゼレンスキーは「これはゲームチェンジだ」ウクライナの侵攻という語彙をもちいず、「挑発行為だ」としている(宮崎正弘国際情勢)

  • 8月23日のアリゾナ、選挙の勢いを変えた RKJ(ロバートケネディジュニア)、トランプ支持を言明(宮崎正弘国際情勢)

    また流れが変わった。第三党として無所属で大統領選挙を戦ってきたJFKの甥、元司法長官の息子、RKJは自らの選挙キャンペーンを中断し、トランプ支持にまわると、トランプ集会で、トランプの隣で言明した。左派メディアは、ショックのあまり、大きく報じなかった。RKJの選挙は十の州で投票候補の対象にされないという妨害を承けて、さらにボディガードをバイデン政権は拒否し続けたため、RKJは選挙資金の半分以上を自ら雇用したボディガード費用に回さなければならなかった。ケネディ一家はいまも民主党であり、ケネディ一族はRKJの立候補にさえ反対してきた。選挙から降板の条件としては、次期トランプ政権での重要ポスト(司法長官かCIA長官)が噂され、ニコール・シャナハン副大統領候補は「保険厚生」のトップの座がのぞましいとしている。筆者は...8月23日のアリゾナ、選挙の勢いを変えたRKJ(ロバートケネディジュニア)、トランプ支持を言明(宮崎正弘国際情勢)

  • 9・11は「意図的に、事前に、計画され、破壊された」(宮崎正弘国際情勢・投稿欄より)

    2001年の9・11は「意図的に、事前に、計画され、破壊された」と思われます。1.仮定として、破壊する爆薬、火薬などを建設当時に装備し、しかもそれらの起動・操作する仕組みも、設置せねばならない。そしてそれらを維持し、9-11の事件時に正確に起動せねばならない。それは、困難であり、考えにくい。2.しかし近年の報道によると、事件当時、このビルは不人気で空室が多く、しかも毒性のあるアスベストが防火、耐火材として多量に使われ、解体し、時代にあった新築をするには、不経済であった。3.事件前、数週間にわたって、複数の「内装工事」が行われ、近隣の利用者がその騒音を訴えていた。この工事とは、破壊に必要な装置を取り付けていた、と思われる。4.このビルの所有者は、多額の保険を掛けており、しかも「テロの攻撃」と言う条件まで含ま...9・11は「意図的に、事前に、計画され、破壊された」(宮崎正弘国際情勢・投稿欄より)

  • ゾンビ中国、泥沼から這い上がろうと責任を他人に押しつける手口 習近平「ふたつのすり替え」=『反日』と『トウ小平』(宮崎正弘国際情勢)

    中国経済は泥沼陥落である。住宅はさっぱり売れず、半額セールの「保障制住宅」(公営住宅)を建設する等と唱えている。しかし土地の価格が下がると銀行の不良債権が急拡大する。ようするに大手術を回避して小手先の措置を続けると、状況はさらに悪化する。不動産関連の不良債権が、信用機構を脅かすことになる。ところが習近平の周りに経済ブレーンが不在で、バブル破産は不動産業界と金融機関の「不始末」によって引き起されたという誤った認識しか持っていない。本格的な対策を考える思考力もない。西側経済学をマスターした開明派のブレーン達は居なくなって、毛沢東理論とマルクス経済学しか知らない人たちが、経済政策の舵取りをしているのである。中央政府は、地方政府と大手国有銀行を含む国有企業の「隠れ債務」を隠蔽してきたため、泥沼が底なしになった。不...ゾンビ中国、泥沼から這い上がろうと責任を他人に押しつける手口習近平「ふたつのすり替え」=『反日』と『トウ小平』(宮崎正弘国際情勢)

  • 菅谷幸浩『青嵐会秘録 田中角栄に挑んだ保守政策集団』(並木書房)すっかり弛緩した日本の政界に必要なのは「熱狂」だ 保守政策集団「青嵐会」の興亡、いま明らかとなった秘録

    本書は新鋭の論客、菅谷氏が五年もの歳月をかけて、関係者を日本全国到る所に探し出して、代表的な政治家のお墓から記念館まであるいたうえ、資料を緻密に渉猟して書き上げた労作、しかも浩瀚である。青嵐会が際立ったのは「自主独立の憲法制定」、「国家道義の高揚」を正面に掲げ、結成時に血判で誓約したこと、自民党総務会での大暴れ。なにしろ沈滞気味だった永田町の空気に新鮮なカツを入れたことだった。その烈しいパフォーマンスをマスコミが報道し、世間も新しい集団に刮目し、期待が集中した。青嵐会の論理は力強く、平明で、分かりやすく、行動原理はいたって明快。多くの保守層をぐいっと惹きつけるものがあった。現在の自民党、その総裁候補らの顔ぶれをみても、この「元気」はない。毎日新聞元常務で現役時代に青嵐会を取材した河野孝氏(「血の政治─青嵐...菅谷幸浩『青嵐会秘録田中角栄に挑んだ保守政策集団』(並木書房)すっかり弛緩した日本の政界に必要なのは「熱狂」だ保守政策集団「青嵐会」の興亡、いま明らかとなった秘録

  • モディ(インド首相)のキエフ訪問は何を意味するか ロシア・ウクライナ和平仲介の「五人衆」に(宮崎正弘国際情勢)

    ロシアのウクライナ侵攻から二年半。これまでに和平の仲介を演じようと、マクロン、エルドアン、オルバン、習近平が動いた。いずれもゼレンスキーを説得できず、とくにオルバン(ハンガリー首相)の活躍はめざましかったが、ロシアとウクライナは話し合いを始めようともしなかった。モディが加わり「五人衆」となった。インドはロシアとの関係が強く、これまでもロシアからの武器体系に防衛を依存してきた。この点でウクライナがインドの役割に期待していないことは明らかだろう。インドはロシアから370億ドルの石油を輸入しているが、この金額は中国を越えた。ロシアからのダイヤモンド輸入は二倍となった。そのうえ、インドはSCO(上海協力機構)とBRICKSに距離を置き始めた。前者にはパキスタン、イランも加わって加盟意義がなくなり、また後者も通貨同...モディ(インド首相)のキエフ訪問は何を意味するかロシア・ウクライナ和平仲介の「五人衆」に(宮崎正弘国際情勢)

  • ニッキー・ヘイリー(米国元国連大使)が台湾に登場 「台湾を国連の正式加盟国に」と講演(宮崎正弘国際情勢)

    2024年8月21日、ニッキー・ヘイリー(米国元国連大使)が台北市で開催された「第八回カタガランフォーラム」の基調講演に登壇し、「台湾を国連の正式加盟国に」と発言した。この発言は政府の公式見解ではないにせよ、有力政治家の発言だけに、国際的な波紋を広げた。なぜならニッキーは共和党予備選でトランプと最後まで戦い、共和党主流派から支援を受けていたし、夏の共和党大会ではトランプの要請で、国民の団結を呼びかけた。次期トランプ政権では国防長官に指名されるという情報もある。カタガランフォーラム(凱達格蘭論壇)は、台湾版ダボス会議とでもいうべきか、台湾外交部と両岸交流遠景基金会の共催で陣唐山外相(当時)の呼びかけで世界の指導者や安全保障の専門家、学者が集まり主にインド太平洋の安全保障に関する討議をおこなう。台湾総統が必ず...ニッキー・ヘイリー(米国元国連大使)が台湾に登場「台湾を国連の正式加盟国に」と講演(宮崎正弘国際情勢)

  • RKJ(ロバート・ケネディ・ジュニア)陣営は支持率低下と資金難もあって、トランプに合流するとBBC、ワシントンポスト(宮崎正弘国際情勢・投稿欄)

    RKJの副大統領候補であるニコール・シャナハン女史が「仮定の話」として、「こういう『衝撃理論(インパクトセオリー)』もあります」と発言したことを大きく報じだしました。かなり本気なところもあるのでしょうし、RKJは閣僚ポストと引き替えが条件だというのはフェイクでRKJのイメージを貶めるために先走った推測記事ではないかと思われましたが、どうやらこれも本当らしい。いずれにしても全米で16%ほどあった支持率が、カマラハリスの瞬間風速で奪われたこと、なにしろRKJの支持者は殆どが民主党であって、アンチ・バイデンすから。RJK不出馬となると、この支持票はトランプに流れる。選挙の候補者リストに載せないという左翼知事の州でRKJは、物理的な嫌がらせをうけて、支持率は現在6%に減っています。しかしこのまま闘っても、死活的な...RKJ(ロバート・ケネディ・ジュニア)陣営は支持率低下と資金難もあって、トランプに合流するとBBC、ワシントンポスト(宮崎正弘国際情勢・投稿欄)

  • 裁判所はあっても司法のない中国 日本人を不当に起訴 景気が最悪、失業急増長、こんなとき中国は『反日』にすり変える(宮崎正弘国際情勢)

    司法を武器化してトランプの選挙を徹底的に妨害した民主党の遣り方は、そのあくどい手口をきっと「中国から学んだ」に違いない。1986年に筆者は『中国の悲劇』をいう本をだした。海外留学、交換教授などで海外にでて、その後亡命した中国の医者、教授、物理学博士から小説家、ピアニスト、ミグパイロット、通訳など、およそ80名を3年がかりで、米国、台湾、欧州などの亡命先に訊ね、中国の闇の奥に迫った(なかには中国の春主催の王丙章博士とも三回インタビューしている)。これらの取材のなかで、或る日、共産党の元地方幹部だった人が裁判の話をはじめ、その内容にひっくり返るようなインタビューがとれたことを思い出した。地方の裁判官で大学を出たものは殆どおらず、まして法律に通暁した裁判官は不在だった時代。裁判長は携帯電話で、(裁判中であるにも...裁判所はあっても司法のない中国日本人を不当に起訴景気が最悪、失業急増長、こんなとき中国は『反日』にすり変える(宮崎正弘国際情勢)

  • トランプ次期政権の大統領補佐官に有力 ポッテンガー、コリンズ、ギャラガー等が取りざた(宮崎正弘国際情勢)

    トランプ次期政権の閣僚にイーロン・マスクが前向である。マスクはトランプと二時間に及んだ電話会談で「政権に協力する用意がある。国に奉仕したい」と述べ、政府機構の効率化に関心があると付け加えている。つまり日本の「有識者会議」のように「行政機構効率化委員会」の委員長あたりなら月二回ほどのペースで奉仕できると言外に示唆している。ま、トランプ次期政権の目玉の一つだろう(この稿はトランプ当選を前提に書いている)。トランプ二次政権の閣僚は、国務、国防、財務、CIA、司法の五つの重要ポストに、クリントンやオバマのような人種比率配分型ではなく、能力重視、そして政策実現への協力姿勢と貢献度で決められるだろう。人種配分では政権が機能しないケースが起きるからだ。とくにウォール街と軍需産業を代弁する共和党主流派のニッキー・ヘイリー...トランプ次期政権の大統領補佐官に有力ポッテンガー、コリンズ、ギャラガー等が取りざた(宮崎正弘国際情勢)

  • 『地獄からのラップトップ 暴露された大統領家のスキャンダル』ミランダ・デヴァイン著, 藤井幹久訳(幸福の科学出版) ハンター・バイデンは異常性欲、麻薬常習、拳銃不法所持など

    2,024年8月19日、米連邦議会下院は共和党主導の三つの委員会が合同で「バイデン大統領弾劾報告書」(291ページ)を公表した。外国からの不正な献金など詳細を調べ上げ弾劾に値するとして報告が、時宜的に遅すぎた。バイデンの任期があと四ヶ月となって事実上のレイムダッカ入りしてしまったため、本会議での決議は見送られるだろう。しかしいずれにしても、トランプが言うように「バイデンは犯罪者」である。その根拠が、この本にすべて書かれている。全米でベストセラー入りしたのは当然だが、この書評執筆時点で、米国のアマゾン評価は一万人以上が四つ星をつけた。アメリカ国民の多くがバイデン一家の犯罪の詳細を知りたがったのだ。著者のミランダ女史は豪州のジャーナリストでラジオ番組などを持っていたが、NYCに移住し、ニューヨークポストのコラ...『地獄からのラップトップ暴露された大統領家のスキャンダル』ミランダ・デヴァイン著,藤井幹久訳(幸福の科学出版)ハンター・バイデンは異常性欲、麻薬常習、拳銃不法所持など

  • 言うことと遣ることが違うのは欧米も中国も同じ 独、英、仏企業は対中直接投資をむしろ拡大中(宮崎正弘国際情勢)

    2023年の中国への直接投資実行額は、前年比13.7%減の1,633億ドルだった。2022年は2017年から6年連続の増加で過去最高を記録していた。中国の実質GDPは2023年、前年比で2.2ポイント上昇し5.2%の成長を記録したと中国は公式見解を出しているが、不動産市場が低迷し、民間投資・消費とも不振だったことから、フェイク数字である。ところが不思議な数字がある。米中の鋭角的な対立があるというのに米国企業の対中直接投資は、前年比53.5%増の34億ドルを記録した。英国が前年比2.1倍の34億ドルを、フランスが同71.8%増の13億ドルを記録した。まさに偽善者。言うことと遣ることが違うのは欧米も中国も同じである。英・米・独・仏企業は対中直接投資を拡大していたのだ。ドイツは嘗て対中投資で大失敗をやらかし、メ...言うことと遣ることが違うのは欧米も中国も同じ独、英、仏企業は対中直接投資をむしろ拡大中(宮崎正弘国際情勢)

  • 中国人のアメリカ留学激減と反比例、大規模なネット詐欺が激増している 少子化、晩婚化、都市化という顕著な中国社会の変調(宮崎正弘国際情勢)

    SNSで著名人や信頼できる団体、企業、投資集団になりすまし、「えらい儲かりますよ」と投資を呼びかける。ちょっと考えればわかることなのに、金融詐欺にひっかかる人がなぜこうも多いのだろう?中国人のアメリカ留学は2014年に274439人だった。ピークが2019年の37万人、それが22年統計では115493人に激減した。米国の孔子学院閉鎖、中国留学生へのヴィザ発給厳格化、飛行場での門前払いも相次いで、さすがの中国も抗議した。アメリカの中国制裁と中国人とみたらスパイ視する社会風潮が米国滞在を居づらくさせたらしい。アメリカで博士号、あるいはMBAを取得した中国人のうちで、中国へ帰国した数は2010年から2021年の12年間の統計で僅かに19955人だった(博士号取得者は34万と推定)。多くはアメリカンドリームを夢見...中国人のアメリカ留学激減と反比例、大規模なネット詐欺が激増している少子化、晩婚化、都市化という顕著な中国社会の変調(宮崎正弘国際情勢)

  • 中国の幼稚園が陸続と老人ホームに 勉強机の代わりにベッドが置かれはじめた(宮崎正弘国際情勢)

    予備校産業に異変がおきてから久しいが、もっとも有名だった代々木ゼミナールが規模を縮小したのを皮切りに塾、補習班など生徒が集まらない。予備校の先生は失職。かと言って英語学校も嘗ての興隆は見られない。いずれも少子化に因る。例外は日本語学校で、海外から日本へ留学あるいは就労組は増える一方だから。なかには妖しげな日本語学校も混じっている。教師になるにはいまや国家試験並み。そのうえ四大卒業生に限られている。学研、旺文社、福武書店(ベネッセ)という三大受験産業も、学習参考書を出していた出版社も規模を縮小した。“ヘンシン”の典型が学研である。団塊の世代が御墓を買うか、病院で目を閉じるかをし始め、受験雑誌はさっぱり売れず、そこで学研は老人ホーム経営に乗り出した。ベネッセも同様。中国も同じ事が起こりつつある。つい二〇年ほど...中国の幼稚園が陸続と老人ホームに勉強机の代わりにベッドが置かれはじめた(宮崎正弘国際情勢)

  • カマラ・ハリスは敵対的なメディアに出演せず、支持者の質問にも答えない FOXテレビの討論会も拒絶、左翼テレビのほうには出席するとした。(宮崎正弘国際情勢)

    米国の極左メディアが巧妙に開始した「ハリス・キャンペーン」は、情報操作、偽造情報、イメージ作戦で、歴史に残る傑作(?)と言える。ゲッペルスだって舌を巻くかもしれない。バイデン大統領が周囲の反対で選挙戦から降板させられると、ただの飾りで政治能力が発揮されたことを確認出来ない政治家が、カマラ・ハリスが予備選を経ずして、民主党の正式な副大統領候補に認められた。民主党の新大統領候補は、予備選挙で一度も勝利したことがなく、インタビューはおろか、政治声明すら出していない。ハリスが記者会見を開いたのは2023年12月だった。ハリスは敵対的なメディアとは話もしていない。彼女はファンからの質問にも答えようとしない。9月5日に予定されていたFOXテレビの討論会も断って、左翼テレビのほうには出席するとした。ドナルド・トランプは...カマラ・ハリスは敵対的なメディアに出演せず、支持者の質問にも答えないFOXテレビの討論会も拒絶、左翼テレビのほうには出席するとした。(宮崎正弘国際情勢)

  • 家庭をつくり、子供を育てる人生を放棄する中国の新世代 新卒1179万人はどのような人生を歩むつもりなのか?(宮崎正弘国際情勢)

    7月、中国では過去最高の1179万人の大学生が卒業した。就職できた学生は半分程度、日雇いアルバイトから、食事宅配などで糊口を凌ぐか、裕福な家庭では大学院進学、あるいは海外留学の道を選ぶ。モラトリアムをもとめる若者が、あの中国に出現したことのほうがショックである。さて職にあぶれた学生は詐欺に走るか、逆に詐欺に引っかかる。中国人なら詐欺には絶対に引っかからないというのが従来の相場だが、経済成長期間に甘やかされて育った「一人っ子」は、熾烈な競争を知らず、伝統的な中国人の価値や生きのびる術を身につけていない。日本の若者よりもふにゃふにゃが多い。とくに詐欺では「存在しない仕事の募集」、「虚偽広告」、「融資の罠」が、世間知らずの若者を標的としている。2023年に若者の失業率が過去最高の21.3%に達したと国家統計局が...家庭をつくり、子供を育てる人生を放棄する中国の新世代新卒1179万人はどのような人生を歩むつもりなのか?(宮崎正弘国際情勢)

  • SheinとTemuの製品に有毒物質 「安物買いの銭失い」という格言を思い出した(宮崎正弘国際情勢)

    8月14日、韓国当局はオンラインショッピング会社が販売する女性用アクセサリーに、許容基準の数百倍にものぼる有毒物質が含まれていたと発表した。Shein、Temu、AliExpressなどの中国企業は、アパレル、アクセサリーを低価格で幅広く取り揃えており、世界中で人気が高まった。EUや韓国を含め、オンライン・プラットフォームでのビジネスマナー、その安全基準に対する監視が強化され、韓国でも商品の週次検査を実施している。AliExpress、Temu、SheinがSNSで販売されているが、なかには許容レベルの最大229倍の有毒物質が含まれていた。Shein、AliExpress、Temuの144の製品が検査され、すべての企業の複数の製品が法的基準を満たしていなかった。SHEINの靴には、プラスチックの柔軟性を高...SheinとTemuの製品に有毒物質「安物買いの銭失い」という格言を思い出した(宮崎正弘国際情勢)

  • フェイクか真実に近いのか RKJが閣僚ポストと引き替えに選挙戦を降りる?(宮崎正弘国際情勢)

    スクープが多いニューヨークポスト(8月14日)が伝えた。RKJ(ロバート・F・ケネディ・ジュニア)がカマラ・ハリス副大統領との会談を試みた。2024年の大統領選から撤退し、次期政権での閣僚級ポスト引き換えにハリスを支持すると提案したとか。ところが、ワシントン・ポストは同日、「ハリス氏はケネディ氏との面会に興味を示しておらず、ましてや彼の申し出に応じる気もない」という。大統領候補ロバート・F・ケネディ・ジュニアは、2024年5月24日、ワシントンD.C.のワシントン・ヒルトンで行われたリバタリアン全国大会で演説した。ケネディはメイン州での投票基準審査に合格、またペンシルバニア州の選挙から排除しようとする訴訟が起こされ、さらにRFKはニューヨーク州の居住者ではないと言う理由をつけて裁判所が判断したため、ニュー...フェイクか真実に近いのかRKJが閣僚ポストと引き替えに選挙戦を降りる?(宮崎正弘国際情勢)

  • アルセン・アバコフって誰? ウクライナの次期指導者 ゼレンスキー大統領は、任期が切れています

    ウクライナのウラジミール・ゼレンスキー大統領は、任期が切れたのに依然としてキエフの大統領府に居座っている。かれの任期は2024年5月19日までだった。ロシアの侵攻直後から、ウクライナは戒厳令下にあり、23年秋に予定されていた国会議員選挙も行われていない。戦時下では選挙は出来ないし、国民も混乱を望んでいないという合理的な口実がある。欧米のウクライナ支援は大きく後退した。戦争を継続しロシアをやっつけるまで続けろという国はない。そう強烈に唱えていたジョンソン英首相もヌーランド国務次官も舞台から消えた。バイデンは口だけ番長である。すでにNATOはウクライナ支援をめぐって分裂し、英国は政権が替わり、またアメリカのエリート層はゼレンスキーへの不満が昂じている。欧米の情報通の間では以前から「ポスト・ゼレンスキー」は誰に...アルセン・アバコフって誰?ウクライナの次期指導者ゼレンスキー大統領は、任期が切れています

  • 早坂隆『評伝 南京戦の指揮官 松井石根』(育鵬社) 「いきにえに尽くる命は惜しかれど国に捧げて残りし身なれば」 甦る松井石根の愛国の魂 南京戦の指揮官は親中派だった

    本書は13年前に文春から出た『松井石根と南京事件の真実』の復刻版である。当時、拙評した記憶があるので、此の書評は今日的意義をかたることにする。松井石根は意外や意外、親中派だった。帝国陸軍きっての中国通が、なぜ反中軍人に評価替えさえたうえ、南京大虐殺の汚名を記せられ、処刑されなければならなかったのか。どこかでボタンの掛け違いがあった。本書では松井石根の思想形成から処刑後、帰還した兵士たちの証言をあつめ、また膨大な資料と日記を精査して描きだしたリアルな松井石根像である。大虐殺の虚報はコレヒドール「死の行進」と同様のでっち上げで、アメリカは自らの残虐を隠すために広島、長崎、東京など五十都市の爆撃の死者に匹敵する日本軍の蛮行を『創作』する必要があった。前者は珈琲ブレークもあった遠足のようなものだったが、ホントのこ...早坂隆『評伝南京戦の指揮官松井石根』(育鵬社)「いきにえに尽くる命は惜しかれど国に捧げて残りし身なれば」甦る松井石根の愛国の魂南京戦の指揮官は親中派だった

  • 8月6日ウクライナは一線を越えてロシア領土のクルスクを攻撃 侵攻から一週間を経過しているのに沈黙

    ウクライナ側の『だましと賭け』だったと、ようやく8月14日のニューヨークタイムズの報道です。この戦争は可笑しなことばかりです。ドイツへのパイプライン『ノルドストリーム』の破壊工作は、おそらくCIAでしょうが、ドイツは米国を非難しない。ウクライナの兵役適齢者が24万人もドイツにいるのに、何もしない。いやそればかりか、毎月600ドル強の「お手当」を支払っている。ウクライナ国内でゼレンスキーの人気は最低レベルに落ちているのに、西側メディアは一切伝えない。ウクライナ戦争の真実は、なにほども伝わっていない。8月6日ウクライナは一線を越えてロシア領土のクルスクを攻撃侵攻から一週間を経過しているのに沈黙

  • 35兆ドルの負債を抱えるアメリカがなぜドル高なのだ 円安は国辱と考える経済学者、エコノミストはいないのか?(宮崎正弘国際情勢)

    8月13日、米国国債十年物の利率は3・854%である。ドルの為替レートは日本時間8月14日午前の取引で146円50銭である。これを元に仮定の計算をしてみる。米国の財政赤字は国債の起債、借り換えで測定できるが、現時点で35兆ドルと推定される。邦貨換算で5274兆円。日本の国家予算のおよそ五十倍に匹敵する。日本で言えば五十年先まで借金していることになる。さて十年物の利息が3・854%だから、一年間に支払う利息だけで203兆2560億円、一日あたり5586億円となる。アメリカの人口は3億3650万人(24年6月推計)だから、ひとりあたり、一日の国債利息負担分は1660円になる。念のため利息だけである。昨今の日本の円安は異常なインバウンドを産み、どこへ言っても『安い、安い』を連発する外国人観光客であぶれかえり、と...35兆ドルの負債を抱えるアメリカがなぜドル高なのだ円安は国辱と考える経済学者、エコノミストはいないのか?(宮崎正弘国際情勢)

  • PDD(迅多多)、世界市場を席巻中。日米でも安物爆買い 馬雲をこえる新興成金、黄争は資産523億ドル(宮崎正弘国際情勢)

    新しいチャイニーズ・ビリオネアたちの挽歌。「中国の夢」の体現者はアリババの馬雲(ジャック・マー)だった。2017年の『フォーブス』誌はアリババの馬雲、テンセントの馬化騰(ポニー・マー)らの世界ランキング入りを大きく報じた。テンセントの馬化騰は、深セン大學卒で、ゲームアプリ開発で当てた。SNSでのゲームは従来にない世界だったから、いきなりアップル、グーグル、アマゾン、マイクロソフトと並んだのだった。2004年に香港株式に上場、17年にはセガや任天堂とも提携し、2011年にはテンセントJAPANを設立した。テンセントの馬化騰は、中国バブルの王者、恒大集団の許家印を抜いて個人資産は459億ドル。世界17位となった。因みにこの時点でグーグルのラリー・ページは482億ドルで11位。セルゲイ・プリンは470億ドルで1...PDD(迅多多)、世界市場を席巻中。日米でも安物爆買い馬雲をこえる新興成金、黄争は資産523億ドル(宮崎正弘国際情勢)

  • バングラ政変の黒幕に米国が関与? 『南アジアの春』? インドから見れば、周りのスリランカ、ミャンマー、モルジブに政変が起きた(宮崎正弘国際情勢)

    筆者の印象ではバングラデシュの人々はたいそう親日的である。国旗をみても、日本の国旗そっくりのデザインで、白地がみどり、日の丸は赤。小学生でもまっさきの覚える国旗だ。1971年の戦争でパキスタンから独立後、日本が最大の支援国だったこともある。そのバングラ人が日本にあきれかえった事件は、ダッカ空港日本赤軍ハイジャック事件で、凶悪犯人の出鱈目な要求を当時の福田政権は「命は地球より重い」と言って身代金にも応じ、ハイジャッカーの言いなりになったことだった。日本には武士道があったのでは?2015年に筆者は関空からダッカへ向かった。飛行場で搭乗寸前に携帯電話が鳴り、うっかり或る新聞コラムの原稿締め切りを忘れていたことを知った。原稿の督促、それも24時間以内。機中で書き上げ、ダッカのホテルから、FAX送稿して間に合った。...バングラ政変の黒幕に米国が関与?『南アジアの春』?インドから見れば、周りのスリランカ、ミャンマー、モルジブに政変が起きた(宮崎正弘国際情勢)

  • ハリスとメディアの「ハネムーン」は終わりつつある ラスベガスで「チップ税廃止」を唱えたハリス。トランプの公約を盗用(宮崎正弘国際情勢)

    米国の極左メディアのハリス礼賛はそろそろ化けの皮がはがれてきた。あまりに称賛が過ぎるとシラケてしまうが、それだけ好印象つくりに熱心なのは裏を返せば、当選の見込みはないということだろう。カマラ・ハリスが民主党大統領選挙で副大統領候補に選んだティム・ウォルツ(ミネソタ州知事)は全米50州知事のランキングで低位の36番。支持率が13パーセントしかない。民主党副大統領候補として名前があがったアンディ・ペシア(ケンタッキー州知事)は支持率が40パーセント。ペンシルバニア州知事ジョシュ・シャピロは36%だった。これはスタティスタ社というデータ統計で定評のある会社が2024年7月24日にまとめた。因みに全米一位はフィル・スコット(バーモント州知事、共和党)の81%、上位にはキム・レイノルズ(アイオワ、共和党)など共和党...ハリスとメディアの「ハネムーン」は終わりつつあるラスベガスで「チップ税廃止」を唱えたハリス。トランプの公約を盗用(宮崎正弘国際情勢)

  • ハリスが激戦の三州でトランプを越えたんだとか 激戦状況は極左メディアの情報操作だが(宮崎正弘国際情勢)

    8月10日のニューヨークタイムズは、激戦を伝えられるペンシルバニア、ミシガン、ウイスコンシンの三州で、カマラ・ハリスが50%の支持を集め、ドナルド・トランプは46%だったと伝えた。第一に、この世論調査は極左の司令塔ニューヨークタイムズの実施したもので、信頼性が薄い。三州がそろって50vs46という奇妙な数字の一致もおかしい。第二に一部ハリスへの熱狂があるが、その情景だけをテレビが報じる。ところが、集会場の外ではハリスへの抗議デモである。ハリスへの嫌悪はイスラエル問題が主で、しかしながらメディは会場の外の模様をつたえない。第三にほかの世論調査をみると、ヒスパニックが大量に民主党離れを起こしている。黒人のハリス支持は微増しているが、メディアが騒いでいるのは若者たちの票の行方であり、確かに若者だけに限定するとト...ハリスが激戦の三州でトランプを越えたんだとか激戦状況は極左メディアの情報操作だが(宮崎正弘国際情勢)

  • 楊海英『中国を見破る』(PHP新書)日本人の中国理解は日本人だけにしか役立ちません それが中国の本質を理解する妨げになっているのです

    中国の歴史改竄はなにも共産党だけの専売特許ではない。蒋介石の国民党も嘘八百を並べたし、そもそも司馬遷の『史記』からして白髪三千丈、『三国志』は史実が妖しい。『三国志演義』とか『西遊記』は史実とは無縁のSF。歴代王朝が綴る「正史」は曲筆と嘘、つまるところ政治宣伝である。中国の史書には『古事記』のようなロマンの薫りはない。草花の匂いがしない。かわりに血の匂いが染みついている。近現代史をみても日清戦争を中国では甲午戦争と表現して、誰と戦争をしたかは曖昧、そのうえ敗北は認めない。遠くへ逃避し、延安の洞窟で逃亡生活とハーレムと壮絶なリンチに明け暮れた、血なまぐさい、凄惨な闇が『大長征』となった。花園ダム爆破による洪水で数十万人が溺死した不祥事を「日本軍がやった」といいふらし、あまりに不潔な疫病の蔓延を防止するための...楊海英『中国を見破る』(PHP新書)日本人の中国理解は日本人だけにしか役立ちませんそれが中国の本質を理解する妨げになっているのです

  • 民主党を牛耳る極左集団は、『1984』をマニュアルとしている ハマス支持派が暴徒化、星条旗を引き倒し、パレスチナの旗を掲げた。(宮崎正弘国際情勢)

    ジョージ・オーエル『1984年』は全体主義に陥落する危険性を警告した書だが、米国の民主党を牛耳る極左集団は、まさに『1984』をマニュアルとしているのではないか。オーウェル原作では「ビッグ・ブラザー」が情報統制と監視を通じて国民を支配する。恐るべきディストピアの世界を描いた。映画『猿の惑星』にもビッグ・ブラザーのたぐいが現れた。カマラ・ハリスは2020年の大統領選に出馬したとき、警察への予算削減に賛成し、治安の悪化がもたらす社会の混乱をまったく顧慮していない。ハリスは「移民関税執行局はKKKに匹敵する。ゼロから「再建すべきだ」と示唆した。治安対策はどうでも良い、イデオロギー優先で走る。ハリスの過激な政策への関与はサンフランシスコでは機能したが、激戦州ではそうではない。したがって政策をパッチワーク的に『修繕...民主党を牛耳る極左集団は、『1984』をマニュアルとしているハマス支持派が暴徒化、星条旗を引き倒し、パレスチナの旗を掲げた。(宮崎正弘国際情勢)

  • 渡辺惣樹v福井義高『東大教授に書けない! 腹黒い近現代史』(ビジネス社) 世界同時史を比較して、近現代史の奇怪な謎を解く 意外にも通説は平凡すぎて、もっと深い闇が歴史にはある

    本書をかかえて散歩に出た。江戸川橋を音羽方面に向かい、最初の角を左折すると、かなりきつい坂が丘の上までつづく。正八幡神社、三つの由緒ある寺々を過ぎ、関台小学校を越えると、右前方に東京カテドラル教会。左手に拡がるのが椿山荘だ。その先、造園と野間美術館を過ぎると、村上春樹や北岡伸一がいた和敬塾の奥行きの広地敷地。それからまだ先が「天下の闇将軍」だった田中角栄邸である。この一帯は明治維新後、誰が所有していましたか?(このクイズのヒントは最後に)さて本書は歴史の基軸を日本だけにとどめず同時進行の世界史との脈絡のなかで、歴史的人物や事件を裁断する。博覧強記のふたりが世界史からみる日本の近現代を、別のアングルから照射する試みである。歴史好きな読者には知的スリルがある。幕末維新の時代から大恐慌の時代まで、列強(英米とロ...渡辺惣樹v福井義高『東大教授に書けない!腹黒い近現代史』(ビジネス社)世界同時史を比較して、近現代史の奇怪な謎を解く意外にも通説は平凡すぎて、もっと深い闇が歴史にはある

  • 西尾幹二『日本はアメリカに民主主義を教えよう!』(ビジネス社) アメリカの衰退と分裂は必至であり日本の安全は風前の灯火 次の日本の立場とは「有り難うアメリカ、さようならアメリカ」

    「全体主義と闘うトランプの逆襲」という副題がついていて、トランプが復帰しなければ世界も日本も、そしてアメリカも救われないと説く。出鱈目、過激リベラル思想が猖獗を極め、愛国とかのフレーズは民主党からは消えてしまった。グローバリズム、LGBTQ、BLM、中絶反対なんて女性の権利無視、同性婚賛成、不法移民歓迎。これらの左翼病原菌にアメリカはすっかり蝕まれた。「アメリカはもはや完璧に憲法を逸脱した非民主主義国家に成り下がっています」と指摘する西尾氏はこう言う。「権力構造に異変が生じ、ホワイトハウスの大統領府を越えた何らかの新しい権力がすでに実在し選挙を動かし、政府を取り換え、官僚の任命権を握り、軍の司令塔を左右している。これは一連の力の交代劇であり、革命だ」ホワイトハウスの上位に「超権力」が存在することをディープ...西尾幹二『日本はアメリカに民主主義を教えよう!』(ビジネス社)アメリカの衰退と分裂は必至であり日本の安全は風前の灯火次の日本の立場とは「有り難うアメリカ、さようならアメリカ」

  • ウォルツ知事がハリスの副大統領候補に トランプ前大統領が批判。「人々の暮らしの安全を脅かす極左だ」(宮崎正弘国際情勢)

    トランプ前大統領はハリス副大統領が次期大統領候補として指名されたあと、「副大統領候補」に極左のティム・ウォルツ知事を選んだことにコメントした。8月7日、「フォックス」テレビに出演し、「このような(酷い)組み合わせはかつてなかった」と述べた。トランプはウォルツ知事を「極左、社会主義のサンダースと変わらない。民主党が大統領候補として進歩的な政治家を選んだことに感激している」と皮肉った。民主党は選挙対策で中西部の票の掘り起こしを狙っており、農業生産で中国との軋轢を抱えるミネソタ州など、ウォルツのようは反中派をあてれば激戦州でも勝てるのではという計算がある。トランプは吠えた。「(ウォルツ知事は)不法移民を予防する壁も警備もなく、誰でもアメリカに入れるという政策を支持している。彼の知事としての実績を見れば、彼が(政...ウォルツ知事がハリスの副大統領候補にトランプ前大統領が批判。「人々の暮らしの安全を脅かす極左だ」(宮崎正弘国際情勢)

  • バングラデシュは暴動から政権転覆。「黒幕はパキスタンと中国」とインド インド紙は「イスラム過激派のテロリストが政変を計画していた」と報道(宮崎正弘国際情勢)

    8月5日、ハシナ首相はヘリコプターにとりあえずの財宝(スーツケース数個)を積んでパキスタン空軍基地からインドへ脱出した。嘗て「民主主義のイコン」といわれた彼女も15年間、権力の座にいるうちに“腐った”林檎になったのか。他方、自宅監禁になっていたジア前首相は自由の身になった。ジアは大統領未亡人で1991年に夫が暗殺されると首相となり五年間、バングラ国政を担った。BNP(バングラ・ナショナル党)党首でもあり、反ハシナ路線を唱え、2014年と2024年の総選挙をBNPはボイコットしてきた。学生による暴動で死者は430名以上、負傷者数千。幕切れは呆気なくハシナ逃亡とともに軍が暫定的に権力を掌握し、新政府顧問にムハメド・ユヌス(2006年度ノーベル平和賞、84歳)を迎える。ユヌスは”亡命先“のフランスからダッカへ戻...バングラデシュは暴動から政権転覆。「黒幕はパキスタンと中国」とインドインド紙は「イスラム過激派のテロリストが政変を計画していた」と報道(宮崎正弘国際情勢)

  • アメリカの独立宣言を読むと納得できることがある 各州で独立分離の動きが顕著になった法的背景(宮崎正弘国際情勢)

    米国の世論調査をみると、各州では「分離独立」の傾向が急増していることが分かった。とくに2024年2月15日に発表されたYOUGOVの数字は衝撃的だった。テキサス州では31%が合衆国からの独立を支持するとしていた。連邦離脱を支持する回答者は共和党支持者の29%、民主党支持者の21%。各州毎の集計ではアラスカ州では36%の人々が分離独立を支持した。テキサス州(31%)、カリフォルニア州(29%)、ニューヨーク州(28%)、オクラホマ州(28%)だった。くわえてテキサス州では独立を呼びかける組織(国民運動)が結成され、テキサス共和党は「州の脱退権」を宣言する綱領を採択した。ルイジアナ州では「フリー・ルイジアナ」が、ニューハンプシャーでは「NHEXITNow」が誕生した(ニューハンプシャー州のNHにBREXITを...アメリカの独立宣言を読むと納得できることがある各州で独立分離の動きが顕著になった法的背景(宮崎正弘国際情勢)

  • 極左政治家とメディアの「極右」レッテル張りは間違い 不法移民の凶暴な犯罪への抗議は左翼路線の失敗が元凶である(宮崎正弘国際情勢)

    ヨーロッパ諸国は、過激な左派政治家たちが国家破壊を目的に推進してきた国境開放政策の大失敗のツケが廻ったことに驚いている。移民の犯罪、その凶暴化。欧州に限らず、アメリカでも不法移民が大問題となった。英国のサウスポートでルワンダ移民の17歳が3人の子供を刺殺した。この事件で英国全土に反移民暴動が爆発的に連鎖した。英国全土に「反移民デモ」が拡大した。ビートルズの町・リバプール、ブリストル、マンチェスター、ベルファスト、ストークなどの都市でデモが行われ。一部が暴力的になった。英国の左翼政権はこれを「極右の陰謀だ」とすり替えた。しかし多くの英国民は、国境開放を推進し移民の流入を招いた「進歩的な」(珍歩的な)政府に激怒しているのであり、不法移民無策が、低技能職の賃金まで押し下げられ、労働者階級の家庭に悪影響を及ぼした...極左政治家とメディアの「極右」レッテル張りは間違い不法移民の凶暴な犯罪への抗議は左翼路線の失敗が元凶である(宮崎正弘国際情勢)

  • 2022年1月のウクライナの人口は4098万人だった。 23年6月の時点で2900万人に減少した。(宮崎正弘国際情勢)

    ウクライナ国立銀行(NBU)は2024年と2025年の人口流出予測を発表し、およそ70万人が新たに国外へ脱出するだとうとした。同国立銀行は、2024年末までに約40万人のウクライナ人が国外に移住すると予測し、4月時点で予測した20万人を大幅に修正した。2025年にはさらに約30万人の流出が見込まれる。予測期間中に安全保障上のリスクが沈静化し、経済状況が正常化すると、ウクライナへの移民の純帰還は2026年に始まると予測している。主因はエネルギー況悪化によるものでウクライナの電力インフラを狙ったロシアの空爆が原因。キエフが「神風ドローン」を使ってロシアの石油精製所や貯蔵庫を破壊しようとしたことに対抗して、ウクライナのエネルギー施設への攻撃を強化した。ウクライナは、深刻化する発電能力不足に対処するため、全国的に...2022年1月のウクライナの人口は4098万人だった。23年6月の時点で2900万人に減少した。(宮崎正弘国際情勢)

  • 今度はフレンチ・アーバン・エレジー 五輪でレストランもホテルもがらがら、ロンパリ航空券は39ドル(宮崎正弘国際情勢)

    もともとフランス人は夏季休暇をたっぷり取るので、七月、八月のパリは人が減るが、その分を観光客が埋めてきた。五輪中のビジネスは破滅的だと嘆くのはパリのホテルとレストランで、値引きしても客が来ない。テロの噂もあったパリ五輪だからフランス人は、遠くのリゾート地へ行ってテレビで観る。パリジャンヌは伝統的に夏はパリにいない。観光でごった返すはずのパリ。外国人観光客が激減し、有名レストランでは「過去二十五年、こんな酷いことはなかった」と嘆き節。ちなみにロンドンーパリの格安航空券は39ドル(7000円)になった。東京ー大阪の片道新幹線の半額である。ブランド品を爆買いに来ていた中国人も見かけない。なぜならブランド品を買うのなら、円安の日本が世界一安いからだ。パリのチャイナタウンは13区の中華街が欧州最大規模。パリにはこの...今度はフレンチ・アーバン・エレジー五輪でレストランもホテルもがらがら、ロンパリ航空券は39ドル(宮崎正弘国際情勢)

  • チャイニーズ・ヒルビリー・エレジー(2) 大学教授、教え子の女子学生に「卒業したければ●●させろ」(宮崎正弘国際情勢)

    大学教員がパワハラにより教え子の女子学生にセックスを強要、あるいは暴行事件が発生しているが、これまではサイレントの世界だった。SNSの告発がはじまり、被害者が実名で告発し始めた。中国版,#MeTooである。中国の高等教育機関は#MeTooのサイト閲覧が1億1,000万回に達したことを認め、世論は大騒ぎとなった。7月21日、中国人民大学の王某(女子博士課程)という学生が、リベラルアーツ学部副学部長の王貴源からセクハラを受け、性的虐待を強要されたと実名で報告、部長が被害者を、「卒業させない」と脅迫したことが分かった。人民大學と言えばエリート校のひとつ、当局は当該教師を党から追放し、教授職を剥奪した。すると翌日、山東省の女子高生が匿名で山東理工大学講師の曹岳が不倫していると虚偽を微博で告発したため曹岳も党から追...チャイニーズ・ヒルビリー・エレジー(2)大学教授、教え子の女子学生に「卒業したければ●●させろ」(宮崎正弘国際情勢)

  • 森永卓郎氏 株価暴落どうすればいい?「下がったから買うのは絶対にダメ。もっと最悪なのは…」

    経済アナリストの森永卓郎氏(67)が5日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」(月~金曜後1・00)に出演。東京株式市場の急落についてコメントした。この日、東京株式市場の日経平均株価(225種)の前週末比の終値の下げ幅は4451円28銭となり、1987年の米国株式相場の大暴落「ブラックマンデー」翌日に記録した3836円を超え、史上最大となった。森永氏は「世界の景気がどんどん悪化していて、イギリスは利下げ、景気を刺激する方向に金融政策を変えた。アメリカも9月に利下げに行く。その中で日本だけが先週、利上げをするっていう逆噴射、暴挙に出たわけですね。それが背中を押して大暴落につながった」と説明。先月末に日銀が追加利上げを決めたことを受けて、それを後押ししたとされる岸田文雄首相と河野太郎デジタル相、自民党・茂木...森永卓郎氏株価暴落どうすればいい?「下がったから買うのは絶対にダメ。もっと最悪なのは…」

  • チャイニーズ・ヒルビリー・エレジー(1) 「ストリート・ガールフレンンズ」が流向の兆し(宮崎正弘国際情勢)

    大學は出たけれど大學には行けないけれど。なにしろ若い女性の職がない。2024年の大学新卒は1158万人。半分しか職はなかった。だから「ストリート・ガールフレンンズ」が流向の兆し。歌舞伎町の「トー横キッズ」の後追い?ハグは1元、キスは10元、一緒にカラオケ行くのは40元。「一日恋人」なら600元(セックスは含まない)。こんなプラカードをもつ「少女」たちが中国の都会の繁華街で目撃されるようになった。深センンでは当該プラカードをもつ若い女性達の現場写真が出回ったため、社会問題化した。中国は人類最古のビジネスも盛業中で、旅行者には分からないが、「そういう地域」がどこにでもある。カラオケに陪席する女性も「相場」があり、日本人が頻繁にひっかかる「ハニートラップ」は、高給カラオケ店やナイトクラブ、とりわけ日本語が通じる...チャイニーズ・ヒルビリー・エレジー(1)「ストリート・ガールフレンンズ」が流向の兆し(宮崎正弘国際情勢)

  • ハマス大幹部暗殺はドローンではなく建物に仕掛けられた爆弾だった イラン情報部と革命防衛隊の対立関係が警備の手抜かりを招いた(宮崎正弘国際情勢)

    ニューヨーク・タイムズが報じた。7月31日のハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ暗殺は「空爆」ではなく、彼の宿舎に密かに持ち込まれた爆発物によるものだった、という。爆弾は6月に建物の中に隠され、イランの核開発責任者モフセン・ファクリザデ殺害にも使われた最先端の遠隔技術が駆使されたと、こんどはワシントンポストが報じた。宿舎は高級住宅地にあって警備担当はイスラム革命防衛隊(IRGC)だった。攻撃が「空爆」であり、ドローン攻撃だったとした第一報は、ハニヤを守れなかった責任をIRGCから空軍などの他の組織に転嫁するためだった。ハニヤはテヘランを何回も訪問しており、同じゲストハウスに滞在していた。この機密を知るのはIRGCである。ハニヤはイスラエルとの人質取引交渉でハマス軍事部門トップのシンワールより実務的だとされ...ハマス大幹部暗殺はドローンではなく建物に仕掛けられた爆弾だったイラン情報部と革命防衛隊の対立関係が警備の手抜かりを招いた(宮崎正弘国際情勢)

  • ハニヤ暗殺の謎は深まるばかり。イスラエルの関与はあったのか イスラエルの目的はハニヤの政敵=シンワール殺害だ(宮崎正弘国際情勢)

    2024年7月31日、ハマスの最高指導者ハニヤがテヘランの「居宅」でボディガードとともに暗殺された。すわ、イスラエルの仕業かと誰しもが反応しただろう。ところが、真犯人はわかっていない。過激派内部の内ゲバの可能性も否定できないことは前号でもみた。イランの最高指導者ハメネイ師は「イスラエルへ直接報復をせよ」と呼号した。ハメネイ師は「イスラム共和国の国境内で起きたこの悲惨で悲劇的な事件を受けて、復讐するのは我々の義務だ」と述べた。「犯罪者でテロリストのシオニスト政権は、我が国の親愛なる客人を殉教させ、我々を悲嘆させたが、自らに対する厳しい処罰の土壌も整えたのだ」と主張した。イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は「イラン・イスラム共和国の領土保全、名誉、尊厳を守り、テロリスト占領者に卑怯な行為を後悔させる」と誓...ハニヤ暗殺の謎は深まるばかり。イスラエルの関与はあったのかイスラエルの目的はハニヤの政敵=シンワール殺害だ(宮崎正弘国際情勢)

  • 上田篤盛、稲村悠『カウンターインテレイジェンス 防諜論』(育鵬社、発売=扶桑社) 中国、ロシア、北朝鮮のスパイから、いかに貴重な情報を守るか 敵のスパイを欺き、無力化するために何が必要か

    日本はスパイ天国、スパイ防止法がないので、敵側スパイは跳梁跋扈、やりたい放題。この無法とも言える情報筒抜け状態を憂慮する米英は、たとえ日本が同盟国といえども、機密情報の共有はない。スパイ防止法が成立しないのは「敵の代理人」が日本にうようよ蠢いているからである。そこで保守論壇では、近代戦での明石元二郎の諜報活動や陸軍中野学校のエリート、大川塾などの壮士、満州事変以後の大陸浪人の活躍などを大書特筆するわけだが、ちょっと待った。日本は歴史はじめって以来、こうした方面でも本能的行動、つまり状況の把握と敵情報の通信などに工夫があったのである。評者(宮崎)は日本史開闢以来「最初のスパイ」はオオクニヌシノミコトが因幡の白ウサギを救った神話に求める。白ウサギは求婚にいく兄弟達の行状を前もって視察を任務とした八上比売(ヤカ...上田篤盛、稲村悠『カウンターインテレイジェンス防諜論』(育鵬社、発売=扶桑社)中国、ロシア、北朝鮮のスパイから、いかに貴重な情報を守るか敵のスパイを欺き、無力化するために何が必要か

  • ハマスの最高指導者をテヘランで暗殺 イスラエルは沈黙。ハマスのなかの派閥の内ゲバの可能性は?(宮崎正弘国際情勢)

    テヘランは、客人を自国領内で殺害され、顔に泥を塗られとして報復を宣言した。しかしイスラエルの犯行と断定しているのはイラン革命防衛隊だけで、ほぼすべての政府、メディアは「シオニストの犯行」とは示唆するものの、イスラエルとは断定していない。トルコとカタールの非難のトーンが強いが、イランとの全面戦争というシナリオを前に、だれもが戸惑っている。各国外務省の非難声明も「暗殺」を卑劣で許せない行為だとしているが、イスラエルを名指しで非難していない。暗殺は「空爆」とされるが、ドローンなのか、ミサイルなのか。また機密とされる彼らの隠れ家を、イスラエルの諜報機関に「通報」したのは誰か?ハニヤはガードマンひとりに護衛され、午前二時頃に襲撃を受けた。となればイラン側の警備の手抜かりでもある。なにしろ隠れ家はトップシークレットだ...ハマスの最高指導者をテヘランで暗殺イスラエルは沈黙。ハマスのなかの派閥の内ゲバの可能性は?(宮崎正弘国際情勢)

  • ドイツ国民の不満もまもなく爆発するだろう 外国人犯罪を寛大に取り扱い、ドイツ国民の税金で暮らす不法移民の群れ(宮崎正弘国際情勢)

    ドイツの移民犯罪は明日の日本?ドイツに流れ込んだ不法移民のなかでも、モロッコ人とチュニジア人による凶悪犯罪が急増し、殺人、暴行、刺傷、強姦などが目立つ。ドイツの左派リベラル政権は犯罪者の国外追放を拒否している。2923年度統計でドイツでは6日に1人平均でチュニジア人またはモロッコ人が殺人を犯した。このニケ国の移民による犯罪は合計6,746件。1日平均19件。しかも警察官を襲撃することでも悪名高い。なぜドイツのメディアはこうした凶悪な実情を報道しなかったか。左翼の偽善はヒューマニズムを謳っているからだが、本音は犯罪者敵視である。しかし打ち上げてしまった理想が強迫観念となって固定し、金縛りにあっているといえる。メディアは伝えないがドイツ国民は知っている。だからドイツ全土で左翼が大きく退潮し、穏健派保守が躍進し...ドイツ国民の不満もまもなく爆発するだろう外国人犯罪を寛大に取り扱い、ドイツ国民の税金で暮らす不法移民の群れ(宮崎正弘国際情勢)

  • JD バンスの『ヒルブリー・エレジー』がドイツで印刷禁止となった。 イーロン・マスクの長男は女性転換手術。「おかしな風潮に殺された」と嘆いた。宮崎正弘国際情勢)

    1933年、ナチスドイツはユダヤ人や左翼作家が書いた書籍をドイツ全土で焼却した。出版社に対して、増刷も禁止した。理由は「ドイツ国民の精神を堕落させるからだ」とされた。ドイツでは極左が出版に目を光らせ、編集者や出版社は、保守派やリバタリアン派の見解を持つ人々を危険な見解や偽情報の発信者としてブラックリスト化している。トランプのランニングメートとなったJDバンスのベストセラー『ヒルブリー・エレジー』がドイツで印刷禁止となった。ウルシュタイン・ブック出版社が『ヒルビリー・エレジー』ドイツ語版の増刷を中止したのである。同社は声明をだし「JDバンス氏がトランプ氏とその政治に忠誠を誓っている。出版当時、この本は米国社会の分裂を理解する上で貴重な貢献をしたが、最近は積極的に扇動的で排他的な政策を主張している」JDバンス...JDバンスの『ヒルブリー・エレジー』がドイツで印刷禁止となった。イーロン・マスクの長男は女性転換手術。「おかしな風潮に殺された」と嘆いた。宮崎正弘国際情勢)

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