決めた行くわ アメリカ!行って来る 屋上でしばらく考え事するように星空を見上げていたウンスが唐突にチェヨンに告げた そうかウンスが決めたなら俺はそれを応…
大好きなヨンとウンスのキャラクターをお借りして その後の高麗の世界の妄想を広げて綴っております。
物語は二人が出会う前から始まり再会しお話が動き出します。シンイの世界に魅せられてその後の世界を紡ぎます
決めた行くわ アメリカ!行って来る 屋上でしばらく考え事するように星空を見上げていたウンスが唐突にチェヨンに告げた そうかウンスが決めたなら俺はそれを応…
昼食時に聞こえて来たウンスのアメリカ行きの話 すぐにでも確認したい衝動をチェヨンは押さえ込んで仕事に集中した 話したくなるまで待つと先に宣言したのはチェヨン…
ようやく患者が持ち直し一息ついたウンスがあたりを見回してみると近くにいたはずのチェヨンの姿はなくその場を去った後だった仕事に戻ったのだろう・・・ 助かりま…
朝が来た当たり前だが朝が来た そして今日も当たり前のように激務のルーティンが始まるチェヨンは研修医としてウンスは研修医を指導する専門医として・・・ まだ起…
ウトウトとまどろんで目が覚めたらすでに部屋の中はすっかり暗くなっていた ウンスは隣に眠るチェヨンの輪郭を眺めながら記憶をたどる 久しぶりにカフェで待ち合わせ…
オンマぁ〜っじぇんぶたべたヨォ〜 チェヨンとウンスの愛息タンが夕食時 誇らしげに空っぽの皿を振って見せた苦手な人参が綺麗になくなっている えらいね〜すご…
チェヨンが兵役に行っている間にウンスの周りで大きく変わったことを一つ挙げろと言われたらそれは間違いなくウネのことだろう シャワーを浴び支度を終えたウンスが…
ウンスがレジデント(研修医)だった頃に入隊した彼が無事に兵役を終えてソウルに戻って来たのはチンダルレの花が街を彩った頃でウンスは待望の心臓外科医(専門医)一…
テレビのニュースは十数年振りに起こった大規模な太陽フレアの話題で持ちきりだった通信衛星に影響があるとか携帯電話の電波が乱れるとか生活に直結することからイマイ…
言わずと知れた銀座4丁目・・・かなり久しぶりに先週末 銀座に行って来ました この建物はいつも変わらず此処にある〜って感じですね〜 で銀座に何しに行ったのか?そ…
タンの愛犬フンにお嫁さん候補のメスの子犬がミジュの実家から届いたのは春先のことだった茶色の毛がふわふわしたとても可愛い人懐っこい子犬で子供達は喜んでその子犬…
養成所虹の入学式から一月余り経った初夏を思わせるような春の終わりのある日 チェ家の広大な庭園は多くの子供たちの歓声であふれていた その日は天界ではオリニナル…
子供達が寝静まった夫婦の時間チェヨンは髪を乾かす妻の後ろ姿を見つめていたその長く艶やかな髪は出会った頃と少しもたがわず美しいままに思えるが最近ウンスは髪を乾…
輿の中で寝たふりをしているうちにユニョンは本当に眠りに落ちた・・・夢から覚めないその姫を大事そうに抱きかかえて部屋まで運んだのは他ならぬイサだ その話を帰宅…
みなさま あんにょんゴールデンウィークが始まりましたがいかがお過ごしでしょう?どこかにお出かけされますか? haruはお仕事がお休みでばんさい!な気分ではあ…
ウンスの誕生日が過ぎてしばらくしたある日 ユニョンは王宮からの帰り道イサと一緒だった オンマはまだかかるんだって〜これから王妃様のところに行かなくちゃいけ…
チェヨンは腕の中で眠る愛しい妻を見つめた夜はとっぷり更けて子供達の寝息以外あたりは静寂に包まれている 誕生の祝いにと少々無理をさせたか? チェヨンは反省…
終わった!間に合った! チェ家の長男タンはホッとしたように大きく息を吐いてから末っ子ゴンに微笑みその頭をなでなでした ゴンはやり終えた満足感で嬉しそうでタ…
おはようございます年明け早々から地震が続いておりますが 昨夜遅くには愛媛・高知で震度6弱の地震がありました 地震発生時には haruはすでに寝落ちしていたも…
ウンスの誕生祝いにと大妃様からいただいた針房ホン尚宮仕立ての若草色のチマチョゴリは春らしい色合いで式典会場の雰囲気を一層華やかに飾っていたその立派な衣に負け…
空が淡い青色に包まれ日差しが穏やかに差し込む春の日皆に見守られながら女医の養成所虹の四期生開校式式典が執り行われた七名の新入生は希望と夢に満ち溢れた顔をして…
すっかり夜が更けた頃王様は王妃様の寝所に出向いていた ウ王子は無事に帰って来たようじゃのぅ はい ご心配をおかけしましたいつもはわがまま一つ言わない王子…
ここは見晴らしがいいのぅ夏になったら さぞや涼しい場所となりそうだ 王子様は満足そうに東屋から庭を眺めそれからボソボソ言った もしやあの者がそなたの想い…
イサは少し離れたところで二人の幼な子をなんとも複雑な思いで眺めていた 一人はこの国の世継ぎ聡明なウ王子一人はチェ家の美しい姫チェ・ユニョン高貴な身分の二人は…
ウンスは珍しく気落ちした顔で帰りの輿の中にいた傍らには夫のチェヨンがいてウンスの手をさすりながらその様子を見守っている ああぁあんなに勇んで行ったのにまっ…
典医寺での用事を終えたウンスは少しばかり憂鬱だった いつもならばこの後王妃様のところでおしゃべりをしてその後大妃様にも御目通りする診察というより何気ない会話…
その日 ウンスは王宮の典医寺にいたもちろん四期生受け入れの打ち合わせのためであった ご心労が重なりお疲れではございませんか? チェ侍医は心配そうにウンス…
翌朝 ユニョンは父チェヨンの口から自分がウ王子の妃候補に名前が挙がっていることを他の子供たちもいる前で聞かされた やだよユニョンがおおきゅうへ行っちゃった…
イサは朝から悶々としていた本来ならば喜ばしい噂話に違いなかっただが 胸の奥にふつふつと湧き上がる怒りを感じずにはいられなかったのだたかだか噂話でどうしてこん…
ソダンに到着したユニョンは送り迎えの親たちから向けられた視線がいつもと違うことに敏感に気がついていた 顔では笑顔を取り繕いながらそれは灰色に見えたり黄色に見…
噂の広がりはウンスが考えた以上に早かった・・・ 翌朝武閣氏の長を引退してもまだなお王宮の情報を隅々まで把握している叔母チェ最高尚宮が屋敷に来ただが思慮深い叔…
15・16(金曜・土曜)日キム・ヒョンジュンのシンフォニー公演が府中の森芸術劇場でありまして土曜日参戦して来ました コロナ前に大阪で開催されて以来のオーケス…
夜になって屋敷に戻った夫の顔はひどく疲れて見えそれに加えて眉間に深いシワが刻まれていた 大丈夫? 問うたウンスに何も答えずぎゅっと抱きしめるとようやく落…
イサの剣幕にたじろぎながらそれでもチェ侍医は王家に忠誠を尽くす侍医として王様の話を息子にするようなことはなくチェ家を巻き込んでの王子様の嫁取り話はうやむやに…
明け方ウンスは目を覚ました啓蟄を過ぎたとは言え都はまだまだ凍てつくような寒さだ 夢・・・か・・・百年前の夢なんて久しぶりに見たな・・・ 丘の上の大きな木…
夕方典医寺のチェ侍医は康安殿にいた 王様が頭痛薬をご所望されたため診察に向かったのだ 昼間王妃様としばらくの間高台から都を眺めていたと報告を受けていた侍医は…
夢?でございまするか? ポカンと口を開けてポムはウンスを見つめた う〜〜〜んなんでございましょう? 夕暮れ時 ソダンを終えチェ家で過ごしたミョンのお迎…
若き王の夢はこの国を豊かで強い国にすることだった 強国に簡単に王の首をすげ替えさたりせず貢物や貢女に民が苦労することもなく誇りを持って暮らせる国 だが世間知…
チェ家の跡取り息子タンは朝課題の書物をあっさり読み終えてぼんやりソダンの庭を眺めていた 隣に座る親友のミョンはまだウンウン唸りながら書物を読み続けている み…
勝手をして申し訳ありませんでした奥様・・・ 昼休憩に奥へ戻ろうとしたウンスに厨房から出て来たヘジャが声をかけた え?ヘジャ?もう帰って来たの?今夜は実家…
結局その朝スニョンとサンは庭でテマンに朝稽古をつけてもらいユニョンはイサに送ってもらって一足先にソダンへ行くことで落ち着いた 悪いわねぇ イサ私が送って行…
へええ天界の夢?それをヒョンに言い当てられたの?すごいな ヒョンはユ先生のことはなんでもお見通しってわけか チェヨンが王宮へ出仕した後診察の準備をしながら…
何かあったのか?天界のことか? 甘い一戦を交えた後チェヨンは心配そうな顔でウンスの顔を見つめ尋ねた どおしてそう思うの? ウンスは夫の察しの良さに驚き…
あともう少しで手に入るはずだった 美容外科激戦区のカンナム一等地でクリニックを開く夢そのために嫌な仕事も講演会も雑用でも何でもなりふり構わず引き受けた 新し…
新しい暮らしにはもう慣れましたか?妾に力添えできることがあれば何なりと言うてくだされ 百年前に飛ばされてようやく戻って来たこの時代で温かく迎えてくれたのは…
上護軍様がお迎えに来られて医仙様お帰りになられましたよ そうですか・・・それはお見送りもできず失礼いたしました いいえ急患ですもの仕方ないですわ医仙様も…
ソルラル(旧正月)の休みを終えた翌朝三期生のリョウはいささか重い足取りで家の門を出た 行ってらっしゃいオンマ 頑張ってね家のことなら心配いらないわよ え…
ミジュはお寺参りの後菊花診療所にいた 養成所がたまの休日には必ず実家に顔を見せるように親に言われているのだがその実家に行く前に診療所に母親ための補薬を受け取…
菊花診療所の下働きを一年間勤め上げ昨春 三度目の正直で養成所虹にようやく入学したキム・ミジュは井戸の冷たい水に震えながら 朝の支度 顔を洗っていた 昨晩から…
養成所虹の寮母ホン・ソアは食堂の隣にある小さな厨房で夜食のアワビ粥を作っていた もともと寮の食事は女官たちと同じものを王宮の厨房から運んできてそれを食堂で配…
両親が昼寝と称して閨にこもった後昼の診察を終えたイサが休憩に奥の間にやって来た これが噂のトッキかまだ小さくて貧弱だな 首の皮をつかんでひょいと持ち上げ…
なるほど!それで?こんなに早いご帰宅に? イサはウンスにクスクス笑いながら尋ねた家族水入らずで過ごし夜まで戻って来ないと思っていたユ先生が明るいうちに早々…
親子でゆっくり過ごすはずがトッキ(兎)中心になってしまったわね 別邸内の温泉で体を暖め夕餉の前の一休みとばかりに妻の膝枕でゴロンと寝そべる夫の髪をそっと撫…
オンマすごかったねぇオンマってすごいんだねぇ しきりに感心して興奮しているのは怪我したトッキの処置を目の当たりにしたサンだった サンは母親が医者だという認…
結局 お昼になっちゃったわね 都外れの宿屋「永遠」で朝餉を食し子供達は雪で遊んだりウンスはジヒョンと話し込んだりでなんだかんだと出発が遅くなり別邸に着いた…
君のいない世界はきっと悲しくて寂しくて苦しくて辛いだろうってなんどもなんどもシミュレーションして来たけど実際君のいない世界は想像以上に氷の中 親が亡くなった…
家族以上に家族だった愛犬が私の人生の中からいなくなりました 直近の健康診断では特別問題はなかったのに 容体が急変しあまりに突然のことでまだ心の整理がついてお…
ユニョンは輿の中で少しばかり不機嫌に見えたその理由に母であるウンスは心当たりがある イサも来たらよかったのになぁ 花の形の髪飾りをそっと撫でながらユニョ…
サンは愛犬の鳴き声で飛び起きたいつもはぐずぐずの寝坊助だが今朝は違う楽しみにしていた別邸にお出かけの朝なのだ 昨夜はワクワクすぎてなんども目が覚め隣に寝てい…
今月のウンスさんの予定を確認しようと思ってね 新年早々にやって来たウネは診療所の机に紙を広げてウンスに聞いた ウネは健忘症の義母の介護を最期までやり抜き王…
門のところにはご近所で暮らす優しいアジュモニのシズと歯磨き達人のサニャと女手一つで娘を育て上げたサヨとその娘ジュリの姿があった 遅れてしまいましたがソンム…
新年の朝を迎えウンスは布団の中でぐぅうんと伸びをした いつのまにか眠ってしまったのね起こしてくれてよかったのに・・・ まだ寝息を立てている愛する人の顔を…
広範囲で揺れましたたとえ震源から離れていてもめまいが始まったのかと錯覚するような感覚の揺れに不安になる 石川で震度7の地震がありました 昨日新しい年が安…
202ヨン年明けましておめでとうございます 昨年は夢の続きの創作話におつきあいいただきありがとうございました 今秋にはブログを始めて10周年を迎えます …
ちょうど巫女のハッケミが屋敷の前庭で祈祷の舞を披露していた時だった ガヤガヤと正門の前に人が集まっていることに長男のタンが気づいた母ウンスの袖を引っ張り …
チェ家の次女チェ・ユニョンは難しい顔で世間では魔鏡と言われている小さな手鏡を覗き込んで自分の姿を見つめていた この手鏡は母のウンスが天界からこの国へやって来…
本日二度目の更新です 大晦日を明日に控えこの国一番仲むつまじい夫婦は揃って閨にいた 子供達は年末年始ソダンも休みで女中達と一緒に朝から大掃除のお手伝いですっ…
연말연시 ヨンマルリョンシ(年末年始) 不思議なことにこの言葉を聞くと背筋が伸びる 昨日と今日で旧年と新年で何も変わらない日常が流れていくはずなのにどうして…
チェヨンはセ・ジョン劇場の一階 ど真ん中の席にいた 舞台の袖や天井や柱の陰から彼女の歌を聞いたことはあるが正々堂々 正面から彼女を捉えたことは今までなかった…
次の瞬間女の目に飛び込んで来たのは・・・ なに?なんなの? 女は目を見開いて驚いたそこにいたのはずらりと並んだ麒麟の文様の鎧姿背の高い美丈夫な男たちの集…
ここから先お前を通すわけにはいかぬ亡き先王慶昌君様最後の王命の真意はお前をこの国に入れるなと言うことだったのだ チェヨンは剣を構えたキ・チョルはその剣を物…
さあ 歌え歌うのだその声を響かせろ オーナー何 言ってるんです?冗談が過ぎますよ チェ・スジョンは息を飲んだ狂気に満ちたオーナーが彼の最愛の人ユ・ウンス…
交際を申し込まれた翌日女は舞台出演準備のため控え室で化粧をしていた 寝不足で目の下にはクマ化粧のノリもすこぶる悪い鏡の中の自分に思い切りダメ出ししたい気分だ…
鬼神と恐れられる男は歌姫が別の男と並んで劇場を出ていく姿を物陰からじっと見ていた 彼女は歌の完成度が格段に上がりすっかり観客を魅了する堂々とした歌姫に成長し…
リハの代役を務めあげ幼馴染のチェ・スジョンと食事に行った数日後女は観客の前に立ってその歌声を披露した そんなある日 劇場での公演を終え帰路につこうとしていた…
リハーサルを無事終えた女にどこか見覚えのある人物が声をかけて来た やあ ユ・ウンス素晴らしかったよ!コーラスガールの時は全然気づかなかったがステージの真ん…
天女やその歌声を聴かせてくれないかい? 早朝 人目のないうちに地下牢に戻ろうと帰る支度をしていると宿屋の女主人が女に唐突に言った 聞いてみたいんだよヨン…
よっ?ヨッ?ヨンァ一体どうした?牢屋を抜け出しこんな夜更けにしかも女連れで? 泡を吹いて倒れそうな勢いで男に尋ねたのはこの宿の主人で白髪混じりのいかつい男…
ねえ! この状況一体どうしてくれるわけ? 屋根の上から地下に戻った女は不満そうな顔色で男に言ったそろそろ日が暮れ高麗の都も闇に包まれている ねえ!考えも…
ならぬ 男は素早く身を翻し仮面に手を伸ばす女のそばから離れた どおして? 見せるほどのものではありませぬそれに この顔見れば不幸になると言われておる …
ここどこだろう? 女は辺りを見回し首をひねった記憶が飛んでいた覚えているのは自分めがけて大きなシャンデリアが天井から降って来たこと恐怖から守ってくれた男の…
女や女の親友のモモが劇場で鬼神に会ったその日他にも鬼神を見たと言うものが現れて噂はあっという間に関係者の間を駆け抜けた その噂はさらに尾ひれ背ヒレをつけ 藍…
光の渦を抜け男が辿り着いた場所は女がいる劇場の舞台下 奈落 一瞬 何がどうなったのかわからないまま聞こえて来る頭上の美声に導かれ男は上に向かった ウン…
うっううっん 軽く咳払いをしてから女は大きく息を吸ったセ・ジョン劇場の舞台の真ん中もちろんスポットライトは当たらないけれどなんだかすごく気持ちがいい あ…
あぁ・・・またダメだった・・・ 女はがっくりと肩を落としてオーディション会場を後にした 今回上演されるオペラのプリマドンナは演出家の気まぐれなのか急遽 オ…
そこは光のない世界だった 王宮の奥深くに作られた地下牢そこに極悪非道な罪人が送られてくることはない 生きる屍と言われたその男だけがただ時が過ぎ去るのを待つだ…
無事 現代に戻って来たウンスの両親は未だにぼうっとしていた 夢だったような気もするし幻を見ていた気もするわねえ ヨボ(あなた)?私たち本当にウンスに会えた…
タンほら 起きてもう朝よサン 起きなさいほらほら オンマの声でぼんやり目が覚めた隣で寝ている弟のサンはまだ寝床の中で転がったままだ う〜〜〜んまだねむい…
子供達は興奮冷めやらぬ中疲れ切ってそれぞれの部屋で眠りチェ最高尚宮はウンスと天界の両親が残り少ない時間をゆっくり過ごせるようにと気を利かせて自分の屋敷に帰っ…
オンマの衣が置いてある部屋自分たちが寝て遊んで過ごす子供部屋や学びの部屋オンマのための大きな湯殿チェ家のお宝が眠る大きな蔵書物いっぱいのアッパの書斎ヘジャの…
ぼくは天界のじーじとばーばに会ってすっかり舞い上がっていたでも それ以上に緊張して舞い上がっていたのはたぶん アッパだと思う じーじとばーばを迎えてのぱー…
え?アッパ?オンマ?なんでここにいるの? オンマはまん丸の目をさらにまん丸にしていたそりゃあ そうだよねだって二度と会えないって思っていたじーじとばーばが…
ぼくのアッパは内功の使い手で内功っていうのは体の内側にある特別な力のことアッパは雷功を操ることができるんだ この国が戦に明け暮れていた頃は多くの内功の使い手…
チェヨンに促されウンスが表に出ると養成所の二期生サユナとレイそれに一期生で今は典医寺で研修を積んでいるヒロが興奮した顔で立っていた 医仙様!先ほど生まれた…
にぃにがソダンへ出かけたのを見送って三つ子は誕生日ぱーちいの会場作りを開始した アッパまだもどらないわハァ〜 困った顔でため息をつくいたのは父親っ子のス…
チェヨンは猛烈な勢いで文官の仕事に取り組んでいた 本来なら今日は長男タンの誕生日でお役目をお休み としたいところだったのだが先日妻ウンスの療養という名目で王…
「ブログリーダー」を活用して、haruさんをフォローしませんか?
決めた行くわ アメリカ!行って来る 屋上でしばらく考え事するように星空を見上げていたウンスが唐突にチェヨンに告げた そうかウンスが決めたなら俺はそれを応…
昼食時に聞こえて来たウンスのアメリカ行きの話 すぐにでも確認したい衝動をチェヨンは押さえ込んで仕事に集中した 話したくなるまで待つと先に宣言したのはチェヨン…
ようやく患者が持ち直し一息ついたウンスがあたりを見回してみると近くにいたはずのチェヨンの姿はなくその場を去った後だった仕事に戻ったのだろう・・・ 助かりま…
朝が来た当たり前だが朝が来た そして今日も当たり前のように激務のルーティンが始まるチェヨンは研修医としてウンスは研修医を指導する専門医として・・・ まだ起…
ウトウトとまどろんで目が覚めたらすでに部屋の中はすっかり暗くなっていた ウンスは隣に眠るチェヨンの輪郭を眺めながら記憶をたどる 久しぶりにカフェで待ち合わせ…
オンマぁ〜っじぇんぶたべたヨォ〜 チェヨンとウンスの愛息タンが夕食時 誇らしげに空っぽの皿を振って見せた苦手な人参が綺麗になくなっている えらいね〜すご…
チェヨンが兵役に行っている間にウンスの周りで大きく変わったことを一つ挙げろと言われたらそれは間違いなくウネのことだろう シャワーを浴び支度を終えたウンスが…
ウンスがレジデント(研修医)だった頃に入隊した彼が無事に兵役を終えてソウルに戻って来たのはチンダルレの花が街を彩った頃でウンスは待望の心臓外科医(専門医)一…
テレビのニュースは十数年振りに起こった大規模な太陽フレアの話題で持ちきりだった通信衛星に影響があるとか携帯電話の電波が乱れるとか生活に直結することからイマイ…
言わずと知れた銀座4丁目・・・かなり久しぶりに先週末 銀座に行って来ました この建物はいつも変わらず此処にある〜って感じですね〜 で銀座に何しに行ったのか?そ…
タンの愛犬フンにお嫁さん候補のメスの子犬がミジュの実家から届いたのは春先のことだった茶色の毛がふわふわしたとても可愛い人懐っこい子犬で子供達は喜んでその子犬…
養成所虹の入学式から一月余り経った初夏を思わせるような春の終わりのある日 チェ家の広大な庭園は多くの子供たちの歓声であふれていた その日は天界ではオリニナル…
子供達が寝静まった夫婦の時間チェヨンは髪を乾かす妻の後ろ姿を見つめていたその長く艶やかな髪は出会った頃と少しもたがわず美しいままに思えるが最近ウンスは髪を乾…
輿の中で寝たふりをしているうちにユニョンは本当に眠りに落ちた・・・夢から覚めないその姫を大事そうに抱きかかえて部屋まで運んだのは他ならぬイサだ その話を帰宅…
みなさま あんにょんゴールデンウィークが始まりましたがいかがお過ごしでしょう?どこかにお出かけされますか? haruはお仕事がお休みでばんさい!な気分ではあ…
ウンスの誕生日が過ぎてしばらくしたある日 ユニョンは王宮からの帰り道イサと一緒だった オンマはまだかかるんだって〜これから王妃様のところに行かなくちゃいけ…
チェヨンは腕の中で眠る愛しい妻を見つめた夜はとっぷり更けて子供達の寝息以外あたりは静寂に包まれている 誕生の祝いにと少々無理をさせたか? チェヨンは反省…
終わった!間に合った! チェ家の長男タンはホッとしたように大きく息を吐いてから末っ子ゴンに微笑みその頭をなでなでした ゴンはやり終えた満足感で嬉しそうでタ…
おはようございます年明け早々から地震が続いておりますが 昨夜遅くには愛媛・高知で震度6弱の地震がありました 地震発生時には haruはすでに寝落ちしていたも…
ウンスの誕生祝いにと大妃様からいただいた針房ホン尚宮仕立ての若草色のチマチョゴリは春らしい色合いで式典会場の雰囲気を一層華やかに飾っていたその立派な衣に負け…
テマンが伝令として颯爽と丘を駆け下りていく様をチェヨンは目で追った 四年の月日毎日毎日 主人と副隊長チュンソクや他の隊員との橋渡しをしつつ主人の身の回りの世…
丘のふもとで揺れる黄菊を見つめながらチェヨンはウンスを思った 花になどまったく興味も心も惹かれなかったのに自分の中でいつのまにかこの花は特別な花になりかけが…
もしもあの時・・・ 人は幾度となく人生でその言葉を繰り返す 繰り返したところで過ぎてしまったことは元に戻らず変わることなどないとわかっていてもそれでも …
空が藍色に染まり始めた流れる雲を目で追うと雲は大木の横をかすめるようにゆっくり形を変えていく 空の深い藍も風の匂いもあの方と過ごしたあの頃と同じ違うのはあの…
おはようございますブログを書くのは久しぶりの気がする・・・お話の更新も止まったままで失礼いたしましたブログ留守中も多くの皆さまにご訪問いただきありがとうござ…
雨音で眠れない夜になりそうです 線状降水帯があちこちで発生して 大きな被害 不安なまま夜を迎える方すでに河川が氾濫した地域で避難しておられる方も多いことと思…
おや?へジャじゃないか?新しい奉公先はどうだい? 通りを歩いていたら母の声が聞こえ無視して通り過ぎようと思っていたら肩を掴まれたへジャは仕方なく後ろを振り…
テジャンテジャン! 揺り起こされて目が覚めたいつのまに眠ってしまったのか テマン・・・か チェヨンは小さく呟いた夢を見ていた夢の中であの方はいつものよ…
墓参りを済ませた後一行はこれまた久しぶりに山間の別邸を訪れていた 和尚様にヨンに良い気がみなぎっているって言われたわ幸せで何よりだって・・・ 夕餉用の魚…
久しぶりに一家が訪れたお墓は綺麗に手入れされていた かつてへジャの母ソンオクがそうしていたように女中頭自ら忙しい合間を縫って チェ家の墓を守ってくれているの…
見知った山道を輿は止まることなく登っていく 季節は春といってもそろそろ夏の陽気さすがにケナリの花は姿を消して遅咲きの山桜の花びらがあたりに舞っていた 清々し…
オリニナル(こどもの日)が過ぎ去ったばかりだというのに天界にはオボイナル(両親の日)というのがあるらしいその話を母親のウンスから聞いた長男のタンはあることを…
それからしばらくしてアン・ドチは王宮入りし外出も思うようにできないようになった いつでも会えると思っていた人だったのに会えない時間がこれほどもどかしいことだ…
本日二話目の投稿です其の弐からどうぞ〜 ところがあたりが急に静かになった そおっと目を開けると先ほどまで威勢がよかったゴロツキどもがバタバタ地べたに倒れ…
アン・ドチはリコの屋敷からの帰り道まっすぐ帰る気がしなくて市場をぶらぶらしていた リコに言われたことはどれも正論で耳が痛い反論できない自分をリコが不甲斐ない…
このお話は今年の二月に行ったアメンバー様限定企画で抽選にご当選されたおひるねにゃんこ様の意表を突いたリクエスト若き日のアン・ドチとイムジャ(リコ)を描いた物…
ユニョンのなんとももどかしい思いがイサに伝わらず解消されないままにその日 夜を迎えた 娘を案じたのかそれともイサに任せておけなかったのかチェヨンはいつも以上…
早朝タンとサンが愛犬達と庭で戯れているのを見かけそれから奥の間に向かったチェヨンはユニョンの姿がないことに気がつきウンスに尋ねた ん?ユニョンはどうした?…
イサ先生の講義素敵だったわねぇ何と言っても美丈夫なんですもの 両班で官位の高い父を持つコ・ミジャはふうっと息を吐きながら医術とは関係ないところで感激したと…