0018「ブラックパンサー1」
探偵事務所。若い女がたたずんでいる。そこへ男が入って来る。明菜「(驚いて)あっ、ごめんなさい。勝手に入ってしまって」神崎「だれ?あっ、もしかして山岡の…。そうだよね!いつだったか、写真を…」明菜「はい、妹の山岡明菜です。あなたは?」神崎「俺は神崎。ここで一緒に働いてたんだ。あいつも、こんな可愛い妹を残して…」明菜「生前は、兄がお世話になりました。今日は、私物を引き取りに来ました」神崎「そうか。そこだよ。(机を指差す)几帳面だったから、きれいに片付いてるだろ」明菜は兄が使っていた机にふれる。ドアがノックされて男が入って来る。稲垣「仕事を頼みたいんだが」神崎「そうですか、どうぞ」古びたソファーに座るようにすすめる。座るやいなや、稲垣「実は、ブラックパンサーの警備をお願いしたい」神崎「(一瞬、驚くが平静をよそお...0018「ブラックパンサー1」
2025/04/27 16:25