冷静なる評論家が阪神と読売の野球を語れば:昨25日の夜はNHKがこの試合を中継放映したのだが、解説者が宮本慎也と知って観戦することにした。何故かと言えば、プロ野球だけの問題ではないが解説者として登場する者たちは自分の出身母体で活躍中の選手たちを真っ向からズバリと拙劣さや日頭脳的な失敗を批判することをせずに解説ならぬ「説明」をしているだけなのだ。宮本慎也は今やタイガースの監督になってしまった藤川球児と共に「歯に衣着せぬ」型の解説者で、聞く価値があるから。興味の焦点は「タイガースの佐藤輝明がどのようなバッテイングをするか」にあった。私は佐藤君が出てきた時から大谷翔平にはどう足掻いても追いつかないが、何年に一人しか出てこないだろう立派な打撃の能力を備えた逸材だと評価していた。特に新人の年に横浜スタジアムのライト...ジャイアンツ嫌いの対タイガース戦観戦記