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言葉の救はれ??時代と文學 https://blog.goo.ne.jp/logos6516

言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。

日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。

言葉の救はれ――時代と文學
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2014/10/06

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  • 時事評論石川 2025年2月20日(第849・50)号

    今号の紹介です。なんと言つても今月号と来月号で「休刊」といふことを記さずにはゐられない。一面左上に掲げられた「編集の方針」には、次のことが書かれてゐる。一、国家目標の実現と確立一、日本の歴史と文化の正しい継承一、21世紀を拓く人間教育への転換一、国際的視野からの正論報道一、地域共同体(コミュニティ)精神の再確認「国家目標」といふ言葉自体を取り上げる政治家も総合雑誌も今では見かけないが、思ひ返せば1980年代まで共産主義の脅威が現実的だつた頃には、さういふ言葉が輝きを以て語られてゐた。しかし、「日本の歴史」も「正しい」といふ言葉も、なほかつ「継承すべきもの」として使はれることも、「人間教育」も「正論報道」といふ言葉も白々しく感じられるほど、私たちの生活から失はれてしまつた。コミュニティといふ言葉だけが賑やか...時事評論石川2025年2月20日(第849・50)号

  • 「ゆきてかへらぬ」を観る

    ゆきてかへらぬ:田中陽造自選シナリオ集田中陽造国書刊行会ゆきてかへらぬ映画パンフレット監督根岸吉太郎出演広瀬すず、木戸大聖、岡田将生、田中俊介、トー...A4サイズKINO中原中也長谷川泰子小林秀雄この三人の物語が映画化されては観ないわけにはいかない。決して評判になるやうな映画でないだらうことは分かつてゐるが、田舎にゐると上演館まで行くのに車で一時間はかかつてしまふとは思はなかつた。しかし、見終はつて、いい映画だつたと素直に思へた。景色は昭和の初期を描いてゐるのだが、着る物も家の中の様子もどうにも綺麗すぎるのはたまに傷だが、2025年の現代に何もかもかつての姿を再現する必要もないだらう。それを言ふなら、誰もが現代の美形の役者が演じること自体を否定しなければならなくなつてしまふ。詩をつかまうとして生き急ぐ中...「ゆきてかへらぬ」を観る

  • 理想的な演劇はあるのか

    藝術とは何か改版(中公文庫ふ7-5)福田恆存中央公論新社今年の大学入試も大詰め。2月25日26日の国公立大学の前期試験はその頂点である。そこで毎年この時期は、大学入試の過去問の演習をする。先日、京都大学の2023年の国語の問題をやつた。著者は福田恆存で、題材は『藝術とはなにか』である。その問三。「そのくらいなら、見せられるより見せる側にまわったほうがよっぽどおもしろい」(傍線部(3))のように筆者が言うのはなぜか、説明せよ。(三行)ネットから解答を拾ふ。演劇が演技を見せるものに留まり、精神の可能性を問いかける観客の主体性を発揮できないならば、演じる側の方がものまねの快感を味わえる分楽しみが大きいから。(75)演劇で日常生活のものまねを見て楽しみを感じる程度のことであれば、鑑賞に主体性を欠くので、観劇するよ...理想的な演劇はあるのか

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