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  • Estoy Loco por España(番外篇362)Obra, Joan LLuis Belsa

    Obra,JoanLLuisBelsaEltiempodesaparece.Sindejarrastro,eltiempodesapareceeneltiempo.Desearíaquemispensamientostambiéndesaparecieransiguiendoaltiempoquesólopuedoverporunmomento.Encuantopuseestospensamientosenpalabras,laspalabrasquedeberíanhaberdesaparecidovolvierondeltiempoquedesapareceyseconvirtieronensombrasnegras.Peroeltiempoyeltiemponopodíanchocar,pasaba...EstoyLocoporEspaña(番外篇362)Obra,JoanLLuisBelsa

  • 木谷明「つつじの森」ほか

    木谷明「つつじの森」ほか(朝日カルチャーセンター、2023年05月15日)受講生の作品。つつじの森木谷明空き地があるでしょほっとするでしょその向こう緋色、紫、白に零(こぼ)れてつつじの森の住人は姿を見せることはないのですただ育て往き来し見せずひとの背丈ほどになりながらただ籠り往き来し立ちどまられようとその川を橋で歩くひとなどに姿を見せることはないのですその向こうつつじの森に見えるのは空き地から届かない歩いても隠れてる緋色、紫、白に零れてつつじの森の囀りに「つつじの森の住人」は具体的に書かれていないが、秘められた感じがいい。全体の調子(音)、行間の取り方、全体がやわらかく反響し、後半転調しいくのがいい。朗読を聞いて、共感の秋とテンポが合っているのを感じた。「零れる」「囀る」というむずかしい感じが印象的。山つ...木谷明「つつじの森」ほか

  • 中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(13)

    中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(13)「総督領」は「総督領」をもらう(だろう)ひとの友人が、彼に語りかける形でことばが動く。気持ちを推し量っている。そんなもの、ほしくはないだろ?ほしいのは、もっとほかのものだろう?だが、やけくそのきみはどうせ同じさと押し頂く「やけくそ」と「押し頂く」の組み合わせが強烈だ。それは相いれない組み合わせだ。そして、相いれないからこそ、そこに「激情」が動いていることがわかる。矛盾のなかには、いつも激しい感情がある。そして、私は、こんなことも思う。これは「友人」が語りかけているスタイルをとっているが、ほんとうは「総督領」のことばだろう。「激情」を隠すために、友人に語らせているのだ。この「語りの構造」はカヴァフィスのものか。中井の翻案か。私は原文を読んでいないのでわからないが、中...中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(13)

  • Estoy Loco por España(番外篇361)Obra, Miguel González Díaz

    Obra,MiguelGonzálezDíazLasdosformasdelapartesuperior,queparecenunaG,sumovimientoylaformaquelasconectasoninteresantes:lapartedelsemicírculoquepareceunaGperonoesunaC,esdecir,unaT(G=C+Tpequeña),tambiénpuedetenerformadeG.Sinembargo,pareceunalínearectaporquesevedesdeunlado.¿EsestaGuncírculoroto,ounintentodeconvertirseencírculo?Amímeparecequeintentaatravesarunc...EstoyLocoporEspaña(番外篇361)Obra,MiguelGonzálezDíaz

  • 小網恵子『不可解な帽子』

    小網恵子『不可解な帽子』(水仁舎、2023年05月22日発行)小網恵子『不可解な帽子』のタイトルは、詩の一篇ではなく、「帽子」というタイトルの詩の「帽子は不可解なものになって」という一行からとられている。「要約」というか、「象徴」というか。これが、なかなかいい感じである。詩のタイトルは「帽子」がいいが、詩集のタイトルは『不可解な帽子』がいい。「不可解な」は必要かな、いらないかな?ちょっと悩ませる、そのちょっとのなかに「たのしみ」がある。詩は、電車の中に置き忘れられている「帽子」をめぐる客の反応。駅に到着するたびに数人が乗って来て遠巻きにする帽子は不可解なものになって危険なものになって終着駅まで行くかもしれないそこでヒョイと帽子を持ち上げたのはふくよかなお婆さん自分の頭にのせてみるそう想像して今日をおしまい...小網恵子『不可解な帽子』

  • 佐々木洋一『でんげん』

    でんげん佐々木洋一思潮社佐々木洋一『でんげん』(思潮社、2023年05月25日発行)佐々木洋一『でんげん』の「シャバシャバシャバシャバ」。「娑婆」なのだが「バシャバシャ」と聞こえる。ことば(音)は、意味を裏切ることがある。裏切るのではなく、広げる、と考えた方がいいのかもしれない。川の底に足を突っ込んで泳ぎもはしゃぎもせずただシャバシャバ泥の底をこぐ何がどうした現は川の流れを必要としない川面の浮き沈みも関係ないただむかしの思いのぬめりした川の底に足を入れシャバシャバシャバシャバ何事か思うわけじゃなく夕陽にもたれるわけじゃなくシャバシャバシャバシャバこの展開のなかでは「シャバシャバシャバシャバ」はもちろんなのだけれど、「ただむかしの思いのぬめりとした川の底に足を入れ」の「ぬめり」という音がいいなあ。「シャバ(...佐々木洋一『でんげん』

  • Estoy Loco por España(番外篇360)Obra, Joaquín Llorens

    Obra,JoaquínLlorensElescultordehierrocontólahistoriadecómosurgiólaescultura:cómoaparecióenlaciudad,depie,deunaformadiferenteatodoslosdemás.Teníaunextraño"grieta"asualrededorporquellevabapalabrasquenopodíadeciranadie.Avecesfingíamirarfijamentelaropadeescaparate,preguntándosesipodríatraducirsuspalabraspasandodelatras."Tengoundefectoenmicuerpo".Noeranpalabra...EstoyLocoporEspaña(番外篇360)Obra,JoaquínLlorens

  • 中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(12)

    中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(12)「市」はタイトルに鉤括弧がついている。まち、とルビが振ってある。ここではなく、よその土地へゆく。「別の海がいい」「いつか、おれは行くんだ」と。そう男が言っている。このことばのなかの「別の海」が強烈だ。「海」はつながっている。もちろん大地もつながっているが。しかし、そのつながっている海、ひとつの海が、やはり別の場所では違って見える、という以上の意味がある。「街」の違いは「ひと」の違いである。でも、「海」は「ひと」抜きで違う。「別の海がいい」というとき、そこには「ひと」はいない。「ひと」を振り切りたい、というこころがここに動いている。もちろん「ひと」とは、ひとが呼び寄せるものだから、どこへ行っても「ひと」にであう。自分に出会う。だから「別の海がいい」というときは、自分...中井久夫訳『現代ギリシャ詩選』読む(12)

  • 「死」について

    見知らぬ人からメールが届く。ふと気になってメールを開く。友人の友人と名乗る人からのメールで「友人は3年前に死んだ」と言う。突然メールが途絶えた理由は、それだったのか。私自身の年齢とも関係するのだろうけれど、近年、訃報に接する機会が増えた。友人、友人の家族、あるいは愛犬。死は、ほんとうに不思議だ。私は、「一元論者」である。ただし、「一元論」の定義は、ふつうに言われているものとは違うかもしれない。私は、私の意識が及んだところまでが世界であると考えている。私の意識が「世界」という「一元論」。そういう私にとって、死とは何か。「世界」が突然、そこで終わるのだ。ある人と一緒に見ていた世界から、その人が消えると、その向こう側がなくる。父が死んだとき、はっきり、それを感じた。「世界」の見え方がぱっと変わった。父が隠してい...「死」について

  • G7でのアメリカの狙いはなんだったか

    2023年05月22日の読売新聞(西部版・14版)の広島サミットに関する記事で、私が注目したのは「中国問題」である。ゼレンスキーもやってきて、ウクライナに焦点が当たっているのはたしかだが、それは表面的なこと。実際は、中国がいちばんの課題なのだ。ウクライナ(ロシア侵攻)に関しては、すでにロシアが悪い、ウクライナを支援していくということでG7は結束している。読売新聞の「首脳声明の要旨」をみると、おもしろいことに気づく。(読売新聞の「要旨」なので、他紙は違うかもしれない。つまり、ここには読売新聞の意向=岸田、バイデンの意向が反映しているかもしれない。いや、反映していると思って、私は読んだ。)要旨は「前文」「ウクライナ」「軍縮・不拡散」「インド太平洋」「世界経済」とつづいていく。広島で開かれたのに「核不拡散問題」...G7でのアメリカの狙いはなんだったか

  • 岸田のことば

    2023年05月21日の読売新聞(西部版・14版)が広島サミットでの、各国首脳が広島平和記念資料館を訪問したときの「芳名録」について書いている。これが、非常につまらない。↓↓↓G7首脳は、初日の19日に同資料館を訪れた。同省の発表によると、岸田首相は「歴史に残るG7サミットの機会に議長として、各国首脳と共に『核兵器のない世界』をめざすためにここに集う」と記した。↑↑↑鉤括弧の中は「要約」かと思ったが、そうではない。それ以外に芳名録に書いてあるのは、「日本国内閣総理大臣岸田文雄」だけである。全文を読売新聞は紹介し、写真まで掲載している。何がつまらないか。「広島」が出てこない。「ここに集う」では、「ここ」がどこかわからない。もちろん広島平和記念資料館の芳名録なので「ここ」が広島であることはわかるが、もし、その...岸田のことば

  • Estoy Loco por España(番外篇359)Obra, Sanchez Garcia Jose Luis

    Obra,SanchezGarciaJoseLuisUnaluzquecaedelcieloencuentrauncolorsobrelamesa.Elcolorsevesorprendidoporlaluz,ycambiasucolorcomolosojosdeJulieta,sorprendidosporlamiradadeRomeo.Ocomosusmejillas.Ocomoloslabios.Cunadolaluzsubeybaja,loscoloressubenybajantambien,yelloscomienzanabailar.Unadanzaflexibleyoscilantedemiradas.Lossusurrosdelentornoadvertidoseconviertenenm...EstoyLocoporEspaña(番外篇359)Obra,SanchezGarciaJoseLuis

  • 金子敦『金子敦句集』

    金子敦句集(現代俳句文庫88)金子敦ふらんす堂金子敦『金子敦句集』(現代俳句文庫88)(ふらんす堂、2023年04月21日発行)金子敦『金子敦句集』に収録されている『音符』『シーグラス』については書いた記憶がある。読んだことはあるかもしれないが、たぶん,書いたことのない初期(?)の作品の印象を書くことにする。ものの芽や絆創膏の跡真白書棚より栞紐垂れ花ぐもり梨に刺す楊枝の先のしぶきかな重箱の蓋裏くもる冬紅葉小さなものに視線を向けている。小さなものの発見が、詩の発見、ということになる。ちょっとおもしろいのは、句のなかにかならず「濁音」が含まれることである。その濁音が、何か、印象を強くしている。「絆創膏」の句は、しかし、私は「真白」の音が何かなじめない。「まっしろ」ではなく「ましろ」と読ませるのだと思うが、どう...金子敦『金子敦句集』

  • Estoy Loco por España(番外篇358)Obra, Calo Carratalá

    Obra,CaloCarrataláElpaisajesaltaamisojos.Lariberahorizontalylosárbolesenvertical.Lainterseccióndeambosamplíaeltechodelcráneo,deizquierdaaderechaydearribaabajo.Eltechodelcráneoseexpandesinfin.Lucesysombrassemultiplicanenelinmensoespacio.Todavíahaymuchostiemposparaqueelverdebrilleaquí,paraqueelvientosople,paraquelospájarosvuelen,paraquelagentelossiga.No,yod...EstoyLocoporEspaña(番外篇358)Obra,CaloCarratalá

  • Estoy Loco por España(番外篇357)Obra, Jesus del Peso

    Obra,JesusdelPesoUnodelosrasgosdistintivosdelaobradeJesúseslanitidezdelaslíneasrectas.Tannítidasquesemeolvidaqueeshierro.Escomouncristalounacopaperfectamenteelaborados.Tieneunatransparenciaperfecta.Estaexistenciatransparentecreasombrasparademostrarqueexiste.Lassombrascreadasporestaobrasontantransparentesymisteriosascomoloscambiosdeluzatravésdelcristal.Más...EstoyLocoporEspaña(番外篇357)Obra,JesusdelPeso

  • Estoy Loco por España(番外篇356)Obra, Juan Manuel Arruabarrena

    Obra,JuanManuelArruabarrenaJardínmarinoimaginado,ÓleosobrelienzoMedidas100x100(2023)Siempreestoyenesoslugares.(Hayvariosdeesoslugares).Eneselugareltiemposedetiene.Cuandolollamosilencio,esdiferente.Laquietudoelsilencioesalgodemasiadoespecífico.Notienealgunacosaambigua.Noquieromarcarmissentimientos.Quierollegaraseralgoambiguoyasernoduremucho.Eneselugarhayun...EstoyLocoporEspaña(番外篇356)Obra,JuanManuelArruabarrena

  • Estoy Loco por España(番外篇355)Obra, Joaquín Llorens

    Obra,JoaquínLlorens16,mayo,2016(Primerpremiodeescultura)CuandoestabamirandounafotodeJoaquíncaraacaraconsuobradearte,mevinieronalamenteestaspalabras.(todassonficticias).Cuandolepreguntaronquérepresentabalaobra,elescultordijocomosiguiente.(Leíestoenunperiódicoextranjero,porloquepuedequelohayaleídomal).*Unajarrabrillóenelmostradordeunatiendadondelosclientesd...EstoyLocoporEspaña(番外篇355)Obra,JoaquínLlorens

  • Estoy Loco por España(番外篇354)Obra, Jesus Coyto Pablo

    Obra,JesusCoytoPablo"FullMoon"serie,Óleoacrílicosobretela30x30cm.Mayode2023Lalunareflejalaluzdelsol.Sinembargo,la"lunallena"deJesúsnoreflejalaluzdelsol,sinoquepareceunespejoquereflejasu"memoria".Meinspiréyescribíestefragmentodepoema.*Cuandomedesperté,eldiscoestabaterminadoylaagujaemitíaunsonidodegolpeteotsuntonptunenlapartedeldiscodondenosehabíagrabadonin...EstoyLocoporEspaña(番外篇354)Obra,JesusCoytoPablo

  • 草野心平「デンシンバシラのうた」、青柳俊哉「あじさいの森」

    草野心平「デンシンバシラのうた」、青柳俊哉「あじさいの森」(朝日カルチャーセンター、2023年05月01日)草野心平の「デンシンバシラのうた」を読んだ。デンシンバシラのうた草野心平そんなときには。いいか。デンシンバシラとしゃべるんだ。稲妻が内部をかけめぐり。丸い蜜柑がのけぞりかえる。そんな事態になったなら。白ちゃけて。唸るようにさびしくなったなら。人じゃない。相棒になるのは。夜中の三時のデンシンバシラだ。デンシンバシラはゆすっても。デンシンバシラは動かない。手のない。指のない。見えない腕で。デンシンバシラは。しかし。お前を抱くだろう。ありっこない。そんなことが。そんなことの方がまだあるんだ。ちぐはぐで。ガンジガラメで。遠吠えしてもまにあわない。そんなときには。霙にぬれて。夜中の三時のデンシンバシラだ。受講...草野心平「デンシンバシラのうた」、青柳俊哉「あじさいの森」

  • 奥間埜乃「わたしは形容されない安らいだフィールド」

    奥間埜乃「わたしは形容されない安らいだフィールド」(「マゼラン・フューチャー」02、2023年04月30日発行)奥間埜乃「わたしは形容されない安らいだフィールド」の書き出し。冬鳥が飛び立つある雪の午后、細い鉤爪のひと蹴りに小枝が振れるその震動を、応答として記録する一篇の詩がある。こうした繊細な描写は、最近は見かけないので、目が吸いよせられてしまった。小枝が振れる→その震動→応答→記録という、とてもていねいな変化がいい。いまはやりの、奇妙な「脱臼感」がないのが、私は好きだ。とくに「振れる」から「震動」への変化がおもしろい。動詞をわざわざ名詞に言い直している。そのとき「その」という指示詞がつかわれている。不思議な粘着力が、文体を飛躍させる。粘着力と飛躍は正反対のものだが、「その」の粘着力(接続)によって、「応...奥間埜乃「わたしは形容されない安らいだフィールド」

  • Estoy Loco por España(番外篇353)Obra, Jose Javier Velilla Aguilar

    Obra,JoseJavierVelillaAguilarTúestabasallí.Cuandoseutilizaeltiempopasado,¿laconcienciasedesplazadelpasadoalpresente?¿Olaconcienciasemuevedelpresentealpasado?Miconcienciaquiereagarrarte.No,miconcienciaquierellegarati.Cuandoescribo:"Túestabasallí",teveoallí.Noestásallí,peroparecequeestásallí.Aqueldíaestabasmirandoturetrato.Noséquiénlopintó,peroeraelretratod...EstoyLocoporEspaña(番外篇353)Obra,JoseJavierVelillaAguilar

  • トッド・フィールド監督「TAR ター」(★★★★)

    トッド・フィールド監督「TARター」(★★★★)(中州大洋、スクリーン2)監督トッド・フィールド出演ケイト・ブランシェットケイト・ブランシェットを見たくて見に行ったのだが、いやあ、こわかった。昔から(?)、演じるというよりも、他人になってしまう役者だったが、今回も、完全に他人になってしまっている。(ほんもののケイト・ブランシェットを知っているわけではないのだが。)私はこういう「なりきり型」の役者は、役者ではない、と思っているのだが、別格だねえ。なんといっても階段で転んでからの「顔」がすごい。メーキャップなのだろうけれど、「醜い」を気にしていない。「ブルージャスミン」(ウディ・アレン監督)の最後でも思ったけれど、「醜い」をさらけだす。役者なのに。いや、そこだけじゃないんだけれどね。というか、その最後の「醜さ...トッド・フィールド監督「TARター」(★★★★)

  • 広島サミット

    2023年05月11日の読売新聞(西部版・14版)が広島サミットについて書いている。↓↓↓政府は、19~21日に広島市で開く先進7か国首脳会議(G7サミット)に合わせ、インドや韓国など、招待国8か国の首脳に広島平和記念資料館を訪問してもらう方向で調整に入った。岸田首相と8か国首脳がそろって訪問する案も検討している。複数の政府関係者が明らかにした。資料館訪問を巡っては、G7各国首脳がそろって行うことが既に固まっており、G7の枠を超え、核軍縮の重要性を国際社会に広く強調する狙いがある。↑↑↑これが実現するなら、とてもうれしい。(バイデンは、債務問題で欠席する可能性がほうどうされているが。)この記事を読みながら思ったのは、「戦争」そのものについてである。「戦争」は、いつのころからかはっきりしないが(私は歴史が苦...広島サミット

  • 安俊暉『灯草心』

    安俊暉『灯草心』(思潮社、2023年05月17日発行)安俊暉『灯草心』は、あとがきによれば「二十一から二十四歳までに記した四年間の日記」からの抜粋である。私の成すことが神の導きに入っているかどうかである。(24ページ)道を求めて生きよ。(173ページ)ということばがある。「神」と「道」が重なるものかどうか、私にはよくわからない。「神」とは、キリスト(教)を指しているのだが、私はキリスト教徒ではないので、どう語っていいかわからない。「道」ということばで私がいつも思い出すのは、和辻哲郎の『古寺巡礼』である。和辻の父が、和辻に対して、「お前の今やっていることは道のためにどれだけ役に立つのか」と問う。私は、いつも、この和辻の父のことばにつまずく。「道」というとき、そこにはかならず「ひと」がいる。「神」というときも...安俊暉『灯草心』

  • Estoy Loco por España(番外篇352)Obra, Sanchez Garcia Jose Luis

    Obra,SanchezGarciaJoseLuisLanochequellorabasinmotivoEnelpuebloalquevolviómisueñoSólohabíaluzComounatristecancióndecunaLasparedeserancomoviejosespejoscubiertosdeunfinobrillodepolvoYenelaire,lasiluetadeunnostálgicoLasiluetadeunapersonadeantañoAquípintéunavezuncuadroElcolordeaquelárbolllamadoporminombreElcolordeesaflorllamadaportunombreMepreguntoadóndehabrán...EstoyLocoporEspaña(番外篇352)Obra,SanchezGarciaJoseLuis

  • マイナーバーカードで管理(読売新聞を読む=2023年05月08日)

    2023年05月08日の読売新聞夕刊(西部版・4版)に不気味なニュースが載っていた。(番号は、私がつけた。)↓↓↓登下校マイナで管理/保護者スマホに通知/今年度実験(見出し)政府は、マイナンバーカードで学校が児童・生徒の登下校状況を管理するシステム開発を後押しし、希望する全国の自治体への普及を目指す。島根県美郷町が今年度、実証実験に着手する。①共働き世帯が増加する中、デジタル技術を活用し、学校や保護者が子どもを見守りやすい環境を整える狙いがある。②新たなシステムは、児童らが登下校する際に学校の各教室などに設置した専用の読み取り機にカードをかざし、時刻を記録するものだ。③保護者にはスマートフォンに通知が届き、学校側もパソコンなどで登下校の状況を速やかに把握することができる。↑↑↑記事は、①「学校や保護者が子...マイナーバーカードで管理(読売新聞を読む=2023年05月08日)

  • Estoy Loco por España(番外篇351)Obra, Miguel González Díaz

    Obra,MiguelGonzálezDíazElprimerdomingodemayo,queeselDíadelaMadreenEspaña,MiguelsubióaFacebooklaesculturadeunamadre.Puedequeestésosteniendoasubebécontraelviento.Lafaldadespeinadaenlamitadinferiordesucuerporepresentalafuerzadelviento.Aunquesufaldaondeaalviento,suspiesestánfirmementeplantadosenelsuelo.Estafuerzasedebeaquesujetafirmementeasuhijo.Nosóloeso,sin...EstoyLocoporEspaña(番外篇351)Obra,MiguelGonzálezDíaz

  • 杉本真維子『皆神山』(2)

    皆神山杉本真維子思潮社杉本真維子『皆神山』(2)(思潮社、2023年04月15日発行)杉本真維子『皆神山』のつづき。「かいこ伝説」の一連目がおもしろい。ぼしゃり、ぶしゃり、さり、(いまは食べることで)ぼしゃり、ぶしゃり、さりり、(いそがしくて)ぶま、いぞ、ぶま、びぞ、うま、いぞ、(ああ、うんまい、うんまい)ちょっと、あっちへ行ってくれない?蚕が桑の葉を食べる音は、恐ろしいくらいにうるさい。(蚕が葉っぱを食べているところは何度か見たことがある。昔は、私のふるさとでも蚕を飼っている家があった。)沈黙がうるさい。必死に食べているので、話している暇がない。そういう静けさ(うるささ)である。「しゃり」とか「さりり」とかは、そういう音を思い出させる。私は耳が悪いので、こういう、ことばではない音を聞き取ることが苦手だ。...杉本真維子『皆神山』(2)

  • 細田傳造「雨にも負けず」ほか

    細田傳造「雨にも負けず」ほか(「ユルトラ・バズル」39、2023年04月25日発行)細田傳造は、いつでも非常に面倒くさいことを、非常に簡単に書く。論理を書かない。ただ、感情が変わった瞬間を書く。「雨にも負けず」は、雨の中を歩く兵隊の描写からはじまる。雨が止まないもう十日も降っている褌ゲートル軍帽背嚢完膚無く濡れている陰嚢陰茎そぼり小水漏れて暖を取るこの凝縮した描写がうまいなあ、と思う。「完膚無く」ということばは常套句かもしれないが、ここに「膚」の文字が出てくるところが、なまなましい。ほんとうに戦争のとき、細田は行軍したのではないか、と思ってしまう。「小水漏れて暖を取る」も、いいなあ。あったかいんだよなあ。どうせ濡れているんだから、わざわざ、ズボンが濡れるかどうか気にする必要はないし、だいたい、行軍のとき、...細田傳造「雨にも負けず」ほか

  • 布村浩一「歩く」

    布村浩一「歩く」(「別冊詩的現代」2023夏、2023年夏発行)布村浩一「歩く」は、こうはじまる。大川を北へ折れてそのまま歩いて途中で団地の方へ団地の方角へ入っていきそのまま歩き「そのまま」がこの詩のキーワードで、歩いた場所を「そのつまま」書いている。歩いていくと「大きな建物」がある。「そのまま」とは書いてないが、「そのまま」入っていく。という具合に、どこにでも「そのまま」を補えるのだが。ここに百均の店とスーパーマーケットとドラッグストアと本屋があるドラッグストアとスーパーマーケットのあいだにきれいな白いトイレがありそこで用を足してから本屋に入る店の中をぐるっとまわって雑誌のコーナーで停まるここにある週刊誌と隔週の週刊誌と月刊誌を読むこの「そのまま」の感じがとてもおもしろく、「そこで用を足してから/本屋に...布村浩一「歩く」

  • Estoy Loco por España(番外篇350)Obra, Laura Iniesta

    Obra,LauraIniesta"Anatomyofinfinityin"Serie(assembly),inARTKARLSRUHEwithGALERIEK,Germany.LasobrasdeLauranotienenlímites.Nohaymárgenes.Sihayunmargen,sucepillodepinturallegahastadondellegan.CuandolepreguntaronaCézanneporelmargenquequedabaensuscuadros,dijo:"SiencuentrouncolorenelLouvre,pintaréesecolor",peroLaurapodríadecir:"Siencuentrounespacioenblanco,lofir...EstoyLocoporEspaña(番外篇350)Obra,LauraIniesta

  • Estoy Loco por España(番外篇349)Obra, Jesus Coyto Pablo

    Obra,JesusCoytoPablo¿Mefuisinvergrancosaenelmar?Medetengoanteuncuadrodelmarquerepresentaaqueldía.Todoestáaquí,incluidaslaintuiciónylasimpatía,elacuerdoylaprotesta,oelmalentendido.Inclusoelincreíbleexcedentedepasionestárepresentado."Elmaresamor,elamoreselmar.Cadaunodelcolornopuedequedarsecomoestá.Nacenmuchomásprofundos,chocan,sedestruyen,seconviertenencolo...EstoyLocoporEspaña(番外篇349)Obra,JesusCoytoPablo

  • Estoy Loco por España(番外篇348)Obra, Joaquín Llorens

    Obra,JoaquínLlorensUnhombremirafijamentelapuestadesol.Enunpromontorio,enmediodeunallanura,oenlacalleprincipaldeunagranciudadsincochesquepasen.Oenunlugarquenadieconoce,enelcorazóndeunapersona.Cuandoimaginé"allí",nacióestepoema.Laspalabras"estoyallí"meatormentaban,sustituyendoconstantementealhechode"noestoyallí".Elhechodenoestarallídespiertaeldeseodeestaral...EstoyLocoporEspaña(番外篇348)Obra,JoaquínLlorens

  • 杉本真維子『皆神山』

    皆神山杉本真維子思潮社杉本真維子『皆神山』(思潮社、2023年04月19日発行)「現代詩手帖」に連載されているとき同じ詩なのかどうか、雑誌が手元にないので確認できないが、詩集で読むととてもおもしろい。雑誌に連載されているときは、たぶん、他人のことばが邪魔するのだと思う。杉本真維子のことばは、他者から独立して、いや、孤立しているときの方が、はっきりと響いてくる。巻頭の「しじみ」という作品。しじみ、と思ったら、自分の目が映っていた、具のないみそしるを一口のんで、両目を啜る、あじは、おれの死期にふさわしく、ざりり、と音までしやがった、というそれから、波立たぬ椀ひとつ、箸置にもどす一膳、さっぱりとなにもない、壁越しに、小便の音だけがしみている「ざりり、と音までしやがった、」がてともいい。「具のないみそしる」なのだ...杉本真維子『皆神山』

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