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  • 柏原・八幡神社の薬師如来とギャラリートーク(東京長浜観音堂)

    〇東京長浜観音堂『薬師如来立像(高月町柏原・八幡神社蔵)』(2023年11月1日~11月30日)令和5年度第3回展示の薬師如来立像を見てきた。たまたま18日に訪問したら「18日は観音様のご縁日ですので」ということで、あま茶のティーバッグをいただいた。今期は観音さまではなくお薬師さんなんだけど、ありがとうございます。11月25日は、高月観音の里歴史民俗資料館の学芸員・秀平文忠さんのギャラリートークがあったので、聴きに行った。長浜観音倶楽部会員でない、一般向けのギャラリートークは14時からなので、30分くらい前に行ったら、展示室が人でいっぱいだったので、びっくりした。座れる席は20名程度しかないので、時間ぎりぎりにいらした方は立ち見(立ち聴き)になったのではないかと思う。薬師如来像のお話は、高月町柏原がどのあ...柏原・八幡神社の薬師如来とギャラリートーク(東京長浜観音堂)

  • 浅はかさといじらしさ/文楽・冥途の飛脚

    〇国立文楽劇場令和5年11月文楽公演第3部(2023年11月8日、17:45~)・近松門左衛門三〇〇回忌『冥途の飛脚(めいどのひきゃく)・淡路町の段/封印切の段/道行相合かご』今秋の大阪公演は行かれないかな、と思っていたのだが、直前に調整をつけて、見に行くことにした。直前でも席が余っていたので心配したが、まあまあ後ろのほうまで埋まっていたように思う。近松門左衛門(1653-1725)三〇〇回忌の今年、春に『曽根崎心中』、秋に『冥途の飛脚』を見ることができて嬉しい。私は、学生時代に『曽根崎心中』で文楽の面白さを知ったが、年齢を重ねるにつれ、一番好きなのは『冥途の飛脚』になってきた。忠兵衛は、救いようもなく浅はかなのに、なぜあんなにいじらしいのだろう。忠兵衛を囲む人々は、みな道理をわきまえた大人である。息子の...浅はかさといじらしさ/文楽・冥途の飛脚

  • 人生の黄昏に/中華ドラマ『漫長的季節』

    〇『漫長的季節』全12集(企鵝影視、2023年)今年前半、中国で大ヒットを記録したサスペンスドラマ。見たいドラマが途切れた隙をねらって、一気に見てみた。確かに上質なドラマだと思うが、豆瓣(視聴者投票)9.5は、ちょっと高すぎではないかと思う。いまWOWOWで『ロング・シーズン長く遠い殺人』のタイトルで放映中なので、視聴中の方は、以下の【ネタバレ】を避けていただくのが無難である。ドラマは、2016年と1997-98年の2つの時間軸を行ったり来たりしながら進む。2016年、東北地方の樺林市に住む初老のタクシー運転手の王響は、まもなく大学受験を迎える息子の王北と二人暮らし。王響の義理の弟・龔彪も、同じタクシー運転手の仕事を始めようとしていた。しかし、龔彪が購入した車と同じナンバーの車が人身事故を起こしたというこ...人生の黄昏に/中華ドラマ『漫長的季節』

  • 2023深川・富岡八幡宮の酉の市

    今年は勤労感謝の日の11月23日が二の酉だった。昼間出かけていたので、夕食後にもう一度、外に出るのは億劫だったが、あまり寒くないのを幸い、近所の富岡八幡宮まで歩いて出た。例によって、人出は少ない。熊手を売る店は4~5軒ほど、参道の入口にベビーカステラの屋台が1軒だけで、書きながら、2022年の風景と全く同じであることに気づいた。「富岡八幡宮の酉の市」と書いているが、正確には、境内社の大鳥神社のお祭りである。離れたところから見ていたら、テントの中で待機する宮司さんは「かきこめ守り」という小さな熊手形のお守りを授与して、お祓いしてくださるらしい。ここの酉の市は、冬の近さを感じさせる、このわびしさが味なのだ。また来年もふらりと立ち寄ることができるといいな。2023深川・富岡八幡宮の酉の市

  • 看板に偽りなし/秘蔵!重要文化財「長谷雄草紙」全巻公開(永青文庫)

    〇永青文庫秋季展『秘蔵!重要文化財「長谷雄草紙」全巻公開-永青文庫の絵巻コレクションー』(2023年10月7日~12月3日)私の大好きな『長谷雄草紙』が「全巻公開」って本当?と疑いながら、会期が始まってすぐに見にいったら本当だった。そろそろ終了なので、もう1回見てきたところで感想を書く。冒頭のパネルには「当館では14年ぶり」「初めて全画面を開けて展示します」と書いてあった。14年前の2009年『源氏千年と物語絵』展の記録は、このブログ内に残っているが、なんと『長谷雄草紙』を全画面見るには8回通わなければいけないという、血も涙もない展覧会だった。まあ4階展示室が造られる前だから、施設の制約上、やむを得なかったことは理解する。今回、ドキドキしながら4階展示室に入ったら、部屋の一辺を使った展示ケースに『長谷雄草...看板に偽りなし/秘蔵!重要文化財「長谷雄草紙」全巻公開(永青文庫)

  • 看板に偽りなし/秘蔵!重要文化財「長谷雄草紙」全巻公開(永青文庫)

    〇永青文庫秋季展『秘蔵!重要文化財「長谷雄草紙」全巻公開-永青文庫の絵巻コレクションー』(2023年10月7日~12月3日)私の大好きな『長谷雄草紙』が「全巻公開」って本当?と疑いながら、会期が始まってすぐに見にいったら本当だった。そろそろ終了なので、もう1回見てきたところで感想を書く。冒頭のパネルには「当館では14年ぶり」「初めて全画面を開けて展示します」と書いてあった。14年前の2009年『源氏千年と物語絵』展の記録は、このブログ内に残っているが、なんと『長谷雄草紙』を全画面見るには8回通わなければいけないという、血も涙もない展覧会だった。まあ4階展示室が造られる前だから、施設の制約上、やむを得なかったことは理解する。今回、ドキドキしながら4階展示室に入ったら、部屋の一辺を使った展示ケースに『長谷雄草...看板に偽りなし/秘蔵!重要文化財「長谷雄草紙」全巻公開(永青文庫)

  • 門前仲町でごはん屋呑み再訪

    友人二人と、久しぶりに門前仲町の「ごはん屋おゝ貫」(大貫)に行った。前回(2023年2月)より、コースの値段設定がお高めに変更されていたのは、時節柄、やむをえないところ。味とボリュームは文句なし。「売り」は羽釜炊きのごはんなんだけど、私は、素人には出せない出汁の味が好き~。ご飯は、前回の写真を見たら、鯛茶漬けにしていたけど、今回は普通に白いごはんとお味噌汁でいただいた。ごはんのおともには、ほぐし鮭と牛肉のしぐれ煮をチョイス。あ、今回は、おにぎりは持たせてくれなかったな…言えばよかったのかしら。デザートは、ラフランスの天ぷら。揚げたての天ぷらも美味だった。「利き酒し放題90分1,980円」は、冷酒・古酒・どぶろくが少しずつ楽しめてお得。厳選された銘柄が楽しめる。ご馳走様でした!門前仲町でごはん屋呑み再訪

  • 銀座でドラマ『大奥』衣装展を見る

    このブログでは、日本のドラマのことを書かなくなって久しいが、全く見ていないわけはない。いまはNHKドラマ10『大奥』を、けっこう熱心に見ている。原作は読んだことがなかったが、森下佳子さん脚本のドラマは、だいたい私の好みに合う。先週末、銀座蔦屋書店イベントスペースGINZAATRIUMで『大奥衣装展』(2023年11月17日~11月19日)をやっているというので見てきた。第8代将軍・吉宗の衣裳。先日、和歌山に行ったときも思ったけど、もう吉宗と聞くと、真っ先に冨永愛さんの凛とした姿が思い浮かぶようになってしまった。瀧山の流水紋の裃。ドラマの序盤、吉宗に仕えた水野祐之進の裃と同じかと思ったら、違うデザインなのだな。幕末史に疎い私は、大奥最後の御年寄・瀧山というのが実在の人物であると、最近知ったところ。これは第1...銀座でドラマ『大奥』衣装展を見る

  • 強がりと気苦労/王朝貴族と外交(渡邊誠)

    〇渡邊誠『王朝貴族と外交:国際社会のなかの平安日本』(歴史文化ライブラリー)吉川弘文館2023.3中国史に関する本を読んでいると、当時、日本の状況はどうだったんだけ?というのが気になる。たまたまSNSに情報が流れてきた本書が面白そうだったので読んでみた。冒頭には「北宋期の日本と東アジア」の地図が掲げられていて、朝鮮半島には高麗、その北方には女真、さらに契丹(遼)、西夏、吐蕃、大理、大越が、ぐるりと宋を取り巻いている。本書は、いくつかのトピックを取り上げながら進むが、最初は「刀伊の入寇」(1019年)である。博多に上陸した賊船は、武士の活躍によって撃退された後、朝鮮半島東岸方面に逃れ、高麗の船兵に拿捕された。高麗は日本人の拉致被害者を保護して、対馬へ送還した。この知らせを受けた中央政府(道長・頼道・実資・公...強がりと気苦労/王朝貴族と外交(渡邊誠)

  • 2023年11月関西旅行:明恵上人伝(和歌山県博)、宗達(久保惣美術館)他

    ■和歌山県立博物館生誕850年記念特別展『紀州・明恵上人伝』(2023年10月14日~11月26日)関西旅行3日目は、行けたら行きたいと思っていた展覧会を行きあたりばったりで回る。朝から南海電鉄で和歌山へ。きれいになった和歌山市駅に下りるのは2回目だが、お店が増えて賑わっていてよかった。いつものバス路線で和歌山県立博物館へ。見慣れた吉宗騎馬像に近寄ってみたら、享保年間に吉宗公が西洋より馬を輸入したという史実を踏まえて制作された旨の注記が付いていた。へえ!特別展の主人公は明恵さん。明恵は、承安3年(1173)、平重国と紀伊の湯浅党の祖・湯浅宗重四女の子として紀伊国有田(ありだ)で生まれた。9歳で両親を失うが、湯浅の一族は生涯にわたって明恵の活動を経済的に支援し、明恵も湯浅の一族のために何度も祈りを捧げた。ト...2023年11月関西旅行:明恵上人伝(和歌山県博)、宗達(久保惣美術館)他

  • 2023年11月関西旅行:いぬねこ彩彩(大和文華館)、正倉院展(奈良博)

    ■大和文華館特別展『いぬねこ彩彩(さいさい)-東アジアの犬と猫の絵画-』(2023年10月7日~11月12日)関西旅行初日、京都から移動して奈良方面へ。本展観では、中国、朝鮮半島、日本における、12~20世紀に制作された犬図・猫図を通して、東アジアにおける多彩な動物画の一様相を紹介する。2018年の特別企画展『生命の彩-花と生きものの美術-』を見逃したことを激しく悔やんでいたので、本展は絶対見に来ようと思っていた。冒頭、白っぽい画帖が出ていると思ったら、八大山人の『安晩帖』でびっくりした。第9図「猫図」である。これは見覚えがある、と思って記録を探ったら、2011年に泉屋博古館の『住友コレクションの中国絵画』で見ているらしい。以前、『安晩帖』の実見した図を数えたときは落としていた。全20図のうち、まだ「2....2023年11月関西旅行:いぬねこ彩彩(大和文華館)、正倉院展(奈良博)

  • 2023年11月関西旅行:東福寺(京博)、東寺宝物館

    ■京都国立博物館特別展『東福寺』(2023年10月7日~12月3日)春に東博で見た展覧会だが、もう一回見て来た。はじめは開山の聖一国師・円爾と、その師匠である無準師範を中心に東福寺創建の歴史を振り返る。東博の展示構成も同じだったと思うのだが、京博のほうが雰囲気が落ち着いていて頭に入る。国宝の『無準師範像』(東福寺像、南宋時代)を見ることができたが、ちょっと俳優の王勁松さんに似てる、と思った(ちなみに無準師範像にはいろいろあるので、この肖像画限定である)。見た感じこわもての円爾さんは、非常に弟子たちから慕われた。円爾が収集した書籍には「普門院」の印が見られるという。古典籍ではよく見る印だが、円爾と結びつけたことがなかったので驚いた。無準師範と円爾、二人の遺偈を見ることができたが、どちらも禅僧らしい文字と内容...2023年11月関西旅行:東福寺(京博)、東寺宝物館

  • 2023年11月関西旅行:奈良・陰陽町

    週末に有休を1日足して、関西大旅行(京都~奈良~大阪~和歌山)をしてきた。2日目は朝から奈良博の正倉院展を見るつもりだったが、1日目にうまく見ることができてしまったので予定変更。先月、歴博の展示『陰陽師とは何者か』を見て以来、ずっと気になっていた奈良町の陰陽町(いんようちょう・いんぎょまち)を訪ねてみることにした。場所はGoogleマップですぐに見つかる。元興寺の南西あたりなので、猿沢の池の西側、柿の葉寿司の平宗の前の道(伊勢街道)を南下する。久しぶりに歩く懐かしい道だが、ずいぶん新しい住宅やお店が増えていた。バスも通る「ならまち大通り」で一区画西に進んで、さらに南下。このあたりは脇戸町・高御門町で、しばらく行くと再び西に入る道があるはずなのだが、一度は見逃して通り過ぎてしまった。慌てて戻って、陰陽町の入...2023年11月関西旅行:奈良・陰陽町

  • 二人の天才皇帝/隋-「流星王朝」の光芒(平田陽一郎)

    〇平田陽一郎『隋-「流星王朝」の光芒』(中公新書)中央公論新社2023.9581年の建国から618年の滅亡まで、約40年、実質的にはわずか二代という短命王朝の隋を中国歴史学界では「流星王朝」と評することがあるそうだ。なかなか洒落た命名である。私は隋の皇帝家の人々も、この時代の文化(彫刻・工芸)も好きなので、本書の刊行を楽しみにしていたが、そもそも新書1冊分も書くことがあるのか?というのを心配していた。しかしその心配は無用で、本書は、隋の建国に先立つ南北朝後期の動乱から説き起こす。しかも、東魏・西魏・梁から北斉・北周・陳へという「中国」内部の政権交代とともに、「中国」の外=草原地帯では柔然が衰退し、突厥が勃興してきたことに注意を喚起する。その後、北周の重臣だった楊堅が帝位の簒奪に成功して隋の文帝となる際にも...二人の天才皇帝/隋-「流星王朝」の光芒(平田陽一郎)

  • 安田雷洲に注目/激動の時代 幕末明治の絵師たち(サントリー美術館)

    〇サントリー美術館『激動の時代幕末明治の絵師たち』(2023年10月11日~12月3日)幕末明治期の江戸・東京を中心に活動した異色の絵師たちを紹介し、その作品の魅力に迫る。たまたま私が目にした宣伝ビジュアルが、国芳と芳年らしかったので、またこの二人か、変わり映えしないなあ、と思って、あまり期待していなかった。それが、会場に来てみたら、冒頭に狩野一信の『五百羅漢図』から、とびきりいいセレクションの6幅(第21、22、45、46、49、50)が並んでいて感心した。第45幅は室内で羅漢たちが米のおにぎり(!)をこしらえており、別の羅漢が窓の外の餓鬼たちに施している。よく懐いた森の動物に食べものを与えるような自然な雰囲気である。東博の『やまと絵』展で『餓鬼草紙』を見てきた直後だったので、なんだか可笑しくなってしま...安田雷洲に注目/激動の時代幕末明治の絵師たち(サントリー美術館)

  • 王朝の美学の光と影/やまと絵(東京国立博物館)

    〇東京国立博物館特別展『やまと絵-受け継がれる王朝の美-』(2023年10月11日~12月3日)千年を超す歳月のなか、王朝美の精華を受け継ぎながらも、常に革新的であり続けてきたやまと絵を、特に平安時代から室町時代の優品を精選して紹介する特別展。出品245件。「すごい展覧会」であることは間違いないのだが、出品リストを眺めると、だいたい見たことのある作品で、どうしてもこれを見たい!というものはなかった。なので、どの時期に行くか決めかねていたのだが、神護寺三像が見どころの第2期に行ってきた。土日祝日は予約制なので朝イチのコマを取ったが、会場に着いたときは、開館時間を少しまわっていた。なので混雑を避けて、鎌倉時代から見ることにした。鎌倉時代(第2章)の冒頭、細長い展示室の短辺の展示ケースに神護寺三像が掛けてあり、...王朝の美学の光と影/やまと絵(東京国立博物館)

  • 鎌倉・宝物風入れ2023(円覚寺、建長寺)

    ■臨済宗・円覚寺派本山円覚寺(鎌倉市山ノ内)先週の洪鐘祭りと二週連続の鎌倉詣でになるが、久しぶりに宝物風入れ(曝涼)を見に行った。天気にもめぐまれ、西洋人の観光客の姿が多かった。仏殿の軒下には、先日のパレードで使われた洪鐘のレプリカが置いてあったり、特別拝観の国宝・舎利殿に向かう人もいたが、私は宝物風入れの会場である方丈を目指す。靴を脱いで中に建物の中に入ってから、宝物風入れの拝観料を払っていなかったことに気づく。あれ?脇から入ってしまったのがいけなかったのかな?と思って、慌てて、いったん外へ。しかし正面にも特に受付はない。あれれ?とキツネにつままれた気持ちで中へ。すると玄関を入ってすぐ左手の部屋に絵画等が飾ってあるのが見えた。目立っていたのは彩色の羅漢図。比較的小さな画面に羅漢1人とさまざまなタイプの従...鎌倉・宝物風入れ2023(円覚寺、建長寺)

  • 2023東京国際映画祭で『ゴールド・ボーイ』『満江紅』を見る

    ■金子修介監督『ゴールド・ボーイ』(10月29日、ヒューリックホール東京)東京国際映画祭で気になる映画が上映されるのを知って見てきた。『ゴールド・ボーイ』の原作は、中国・紫金陳のベストセラー小説『壊小孩』。2020年に『隠秘的角落』(バッド・キッズ)のタイトルでドラマ化され、日本にもたくさんファンのいる作品である。これを日本人監督が、どのように換骨奪胎して映像化するのか、とても興味があった。「ガラ・セレクション」で1回限りの上映だったが、運よく抽選に当たって見に行けた。舞台は沖縄に設定されており、ドラマ(中国南方)の雰囲気によく似ていた。登場人物の名前も原作を参考にしているのが面白かった。ドラマで秦昊が演じた陰険な殺人犯・張東昇役は岡田将生。いつカツラを外すのかと思って見ていたが(笑)こちらは最後まで美意...2023東京国際映画祭で『ゴールド・ボーイ』『満江紅』を見る

  • 少年たちの運命/中華ドラマ『繫城之下』

    〇『繁城之下』全12集(騰訊視頻、2023年)おそらく2022年の制作で、長く放映が待たれていた作品。明の万暦37年、江南に位置する蠹県(とけん)で連続殺人事件が発生する。最初の犠牲者は、捕快(警官)の長である冷捕頭。案山子に擬せられた冷捕頭の遺体に差し込まれた木の板には「吾道一以貫之」(吾が道は一を以て之を貫く)という「論語」の語句が鮮血で記されていた。次いで、書堂(寺子屋)の教師である王夫子が殺され、その遺体には「童子六七人」という、やはり「論語」の語句が残されていた。冷捕頭を師父と慕う捕快の曲三更、その同僚の高士聡、王夫子の甥である鳳可追らの若者たちは、犯人を求めて奔走するが、事件は続く。蠹県の裏社会の顔役たちと悶着が起きたり、冷捕頭の後任の易捕頭、そのまた後任の夏捕頭と衙門(県政府)の中の権力争い...少年たちの運命/中華ドラマ『繫城之下』

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