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  • シーラカンスモナカ@仙台銘菓

    月曜は日帰り仕事で仙台に行ってきた。用務先には12時に行けばいいことになっていたので、これは「シーラカンスモナカ」を購入するチャンスだと思った。羽生結弦さんが織田信成さんに贈ったことが発端で話題になったスイーツである。今年6月、アイスショーFaOI(ファンタジー・オン・アイス)宮城公演で仙台に来たときは、仙台駅の特設売り場も長蛇の列で購入をあきらめざるを得ず、オンラインショップも「SoldOut」状態が長く続いていた。「メゾンシーラカンス」本店は11時開店だというので、10時半過ぎに新幹線で仙台駅に着けばちょうどいい、と思っていたら甘かった。行ってみると、小さなお店の前にはすでに開店待ちの列。平日だというのに…。店員のお姉さんは、周囲のマンションや駐車場の邪魔にならないよう、慣れた様子でにこやかに列を捌い...シーラカンスモナカ@仙台銘菓

  • 2023円覚寺「洪鐘弁天大祭」

    〇円覚寺洪鐘弁天大祭(2023年10月29日、9:30~12:00)鎌倉で約60年ぶりの開催となった洪鐘(おおがね)祭りを見てきた。「庚子の年に行われる」と書いてある資料も多いが、前回は1965年(乙巳)、その前は1901年(辛丑)だから厳密ではない。今回も2020年(庚子)に予定されていたようだが、新型コロナの影響もあり、2023年(癸卯)の今年、58年ぶりの開催となった。まあ、細かいことはいいのである。東京は朝から雨が降ったり止んだりで、家を出る意欲を失いかけたのだが、絶対、次を見る機会はまわってこないと思って出かけた。9時過ぎに北鎌倉駅に着くと、まあまあの人出。円覚寺の反対側のバス通りに出ると「左右に分かれてお進みください~」と誘導される。貰ったリーフレットには、行列は9:30に建長寺を出発すると書...2023円覚寺「洪鐘弁天大祭」

  • 土御門家の物語/陰陽師とは何者か(国立歴史民俗博物館)

    〇国立歴史民俗博物館企画展示『陰陽師とは何者か-うらない、まじない、こよみをつくる-』(2023年10月3日~12月10日)間違いなく面白い展示だったが、情報量が多すぎて、ちょっと私の頭が追いついていないので、これから展示図録(これがまた文字が多い)をしっかり読もうと思っている。本展示は、あまり知られていない陰陽道の歴史とそこから生み出されてきた文化をさまざまな角度からとりあげて考える。陰陽師の役割は、時代とともに多様に展開していった。本展第2部は、その中でも特に「暦の製作と配布」に着目する。まず前半、古代日本において、中国から伝わった占いの術をもとにして陰陽道が誕生する。律令制度の下で陰陽師は陰陽寮に属する官人であったが、中国や朝鮮のように天文台としては発展せず、むしろ呪禁師の業務と統合され、占いと呪術...土御門家の物語/陰陽師とは何者か(国立歴史民俗博物館)

  • 聖地の見どころ巡回/京都・南山城の仏像(東京国立博物館)

    〇東京国立博物館・本館特別5室浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念・特別展『京都・南山城の仏像』(2023年9月16日~11月12日)この夏、奈良博で開催されていた『聖地南山城』の一部巡回展というところだろうか。奈良博では、仏画や考古資料もあわせて143件が30を超える寺社(たぶん。いま関連MAPで数えた)から集結していたが、東京は11の寺社から18件の出陳のみで、ちょっと寂しい。とはいえ、見逃すのも惜しいと思って出かけた。会場は、これまでにも聖林寺の十一面観音や櫟野寺の大観音をお迎えした特別5室。会場に入るとすぐ、シャープな造形の小ぶりな観音像が目に入る。海住山寺の十一面観音菩薩立像だ。海住山寺には1、2回しか行ったことがないが、この観音像に記憶があるのは、ふだん奈良博に寄託されているためだと思う。横から見る...聖地の見どころ巡回/京都・南山城の仏像(東京国立博物館)

  • 熱血少年マンガと見せかけて/中華ドラマ『虎鶴妖師録』

    〇『虎鶴妖師録』全36集(愛奇藝、2023年)試しに見てみたら面白くて、けっこうハマってしまった。原作は中国の少年マンガだという。調べたら2013年に始まり現在も連載中(雑誌ではなくネットで)というから長い。はじめ物語がどこに着地するのかよく分からなかったり、やたら登場人物が多いのも、そういう事情を知っていると納得できる。「熱血少年マンガ」というのが売り文句だが、実は登場人物がどんどん死んでいく冷血無比の展開で、かなりつらい。しかしどの登場人物も大事に扱われていて、それぞれ見せ場があるのは好ましかった。500年前、海の彼方の大陸に「妖」(異類のものたち)が現れ、人々に災いを為していた。伝説によれば、正義の士である祁無極が巔峰谷に住む妖帝を斬り殺したが、妖帝の血が死の海・冥海を生み出した。以来、伏龍国は海岸...熱血少年マンガと見せかけて/中華ドラマ『虎鶴妖師録』

  • 2023年10月見仏旅行:東大寺「良弁僧正1250年御遠忌」

    東近江・北近江で週末を過ごしたあとは東京に戻る予定だったが、勤務先から、急遽、月・火は大阪に出張を命じられた。月曜の用務は夕方からだが、13時からオンライン会議の予定がある。それでも関西に居残れば、半日は自由行動ができると思ったので、日曜は奈良に宿泊した。目的は、東大寺で開山良弁僧正1250年遠忌を記念して行われている秘仏・国宝特別開扉である。■法華堂(三月堂)秘仏国宝・法華堂執金剛神立像特別開扉(2023年10月14日~10月16日)平日の朝に東大寺境内を歩くのは久しぶりで、さすがに人が少なくて気持ちよかった。法華堂の礼堂(外陣)に入ると、右手の隅に案内の方がいて「こちらへどうぞ」と、いつもは通れない須弥壇の裏側に通してくれる。むかし12月16日の開扉日に拝観に来たときと同様である。お厨子が高い位置にあ...2023年10月見仏旅行:東大寺「良弁僧正1250年御遠忌」

  • 2023年10月見仏旅行:高月「観音の里ふるさとまつり」

    滋賀県長浜市北部の高月地域で行われる「観音の里ふるさとまつり」に行ってきた。以前の記録を探ったら、2010年に参加していた。当時は8月の開催だったのだな。前回は(若かったので)巡回バスを利用したが、今回は周遊バスツアーで楽をすることにした。Bコースは「長浜450年祭特別コース~戦火を乗り越えた仏さま~」で、私と友人は最後列の座席に着席した。定刻の9:30に出発。ガイドは、お年を召されたおじいちゃんだったが、写真撮影の可否確認とか、拝観ツアーの勘どころをよく分かっていて、安心できた。■浄光寺(高月町落川)素木のお厨子、錦の垂れ幕に半ば隠れるようにして、小さな十一面観音さまがいらっしゃる。お顔は人肌のような胡粉の彩色で、眉・目・髭を描き、唇も赤く塗ってある。なんとも親しみやすいお姿。■高月観音堂(大円寺)(高...2023年10月見仏旅行:高月「観音の里ふるさとまつり」

  • 2023年10月見仏旅行:石馬寺、瓦屋禅寺

    10月15日(日)は、滋賀県・長浜市の「観音の里ふるさとまつり」の周遊バスツアーに参加してきた。その前日は、彦根あるいは近江八幡で遊ぶか、久しぶりに竹生島に渡ってみようかなど、いろいろ考えていたのだが、滋賀県エリアで石馬寺と瓦屋禅寺、2つのお寺のご開帳があることを知って、見仏に全振りすることに決めた。■石馬寺(東近江市五個荘)仏法興隆を祈る道場を求めていた聖徳太子の馬が、この地で石になったという伝説を持つ石馬寺。聖徳太子1400年御遠忌を記念して、今年の春と秋、それぞれ2週間ほど、本尊(十一面千手観世音菩薩)と脇侍2体(毘沙門天、地蔵菩薩)のご開帳が行われている。私は、確か石馬寺には一度行ったことがあると記憶しているのだが、このブログでは記事が見つからなかった。もしかすると、もう20年以上前の話かもしれな...2023年10月見仏旅行:石馬寺、瓦屋禅寺

  • 滋賀県・長浜で旅の夕食呑み

    この週末は滋賀県・長浜とその周辺のご開帳寺院をまわる見仏旅行に来ている。土曜の夜は長浜で友人と落ち合って、「美味多彩蔵家」というお店で夕食にした。旅行でいらしているならぜひ、と勧めてもらった「たびびとさん」セット。滋賀の名物をちょっとずつ味わうことができる。日本酒は、滋賀県の地酒もあり、ほかの県の銘柄もあって多彩だった。3銘柄を少しずつ楽しめる「利き酒セット」を2回、計6種類楽しむ。竹にパンダ柄のぐい呑みが可愛かった。いろいろ食べて、最後は手巻き寿司で〆め。ネットで見つけて、飛び込みで入ったお店だったけど、とてもよかった。またいつか、来られるといいな。滋賀県・長浜で旅の夕食呑み

  • 多彩な個性/足柄の仏像(神奈川県立歴博)

    〇神奈川県立歴史博物館特別展『足柄の仏像』(2023年10月7日~11月26日)足柄地域(神奈川県西部、西湘)に伝わる、国指定重要文化財の彫刻3件4躯、県指定重要文化財の彫刻13件28躯を含む約80件の仏像・神像・肖像彫刻・仮面を一堂に公開する特別展。なかなか拝観に行けない仏像・神像を実見できる貴重な機会なので、さっそく見てきた。同館が、神奈川県の彫刻を地域別に紹介する展示としては、2020年の「相模川流域のみほとけ」に続くものだという。前回も「相模川流域」と言われてピンと来なかったように、実は今回も「足柄地域」がよく分からなくて、会場の半分くらい進んだところで地図を見つけて、小田原市・南足柄市・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町・箱根町・真鶴町・湯河原町の2市8町にわたる地域であることを確認した。「...多彩な個性/足柄の仏像(神奈川県立歴博)

  • アイスショー"Carnival on Ice 2023"

    ○CarnivalonIce(カーニバル・オン・アイス)2023(2023年10月7日、18:30~、さいたまスーパーアリーナ)今年の三連休は遠出の予定がなかったので、直前に流れてきた広告を見て、衝動的にチケットを取ってしまった。COIは何度か見に来たことがあると思って記録を探ったら、2010年、2011年、2015年に観戦していた。8年ぶりか~さいたまアリーナへのアクセスもすっかり忘れていた。出演者は、宇野昌磨、島田高志郎、友野一希、坂本花織、宮原知子、吉田陽菜、りくりゅう(三浦璃来&木原龍一)、吉田唄菜&森田真沙也、イリア・マリニン、ジェイソン・ブラウン、ケヴィン・エイモズ、モリス・クヴィテラシヴィリ、イザボー・レヴィト、マライア・ベル、ルナ・ヘンドリックス、キミー・レポンド、パパシゼ(パパダキス&シ...アイスショー"CarnivalonIce2023"

  • 作家と版元/へびをかぶったお姫さま(丸善ギャラリー)

    〇丸善・丸の内本店4階ギャラリー第35回慶應義塾図書館貴重書展示会『へびをかぶったお姫さま-奈良絵本・絵巻の中の異類・異形』(2023年10月4日~10月10日)毎年この時期のお楽しみになっている慶応大学図書館の貴重書展示会。この数年は、漢籍とか国学とか、わりと堅いテーマが続いたように思うが、今年は目に楽しい奈良絵本・絵巻が取り上げられていた。奈良絵本・絵巻とは、室町時代後期から江戸時代中期にかけて制作された、豪華な手作り・手彩色の絵本や絵巻のこと。擬人化された動物や鳥、虫、さらには鬼や天狗など異形のものたちも登場する。本展示では、これらのおもしろい絵を数多く公開するとともに、これらの作品が、いつ、誰によって、どのように制作されたかを明らかにする。図録に付属する「慶應義塾図書館所蔵奈良絵本・絵巻リスト」に...作家と版元/へびをかぶったお姫さま(丸善ギャラリー)

  • 奇妙な連続殺人/中華ドラマ『塵封十三載』

    〇『塵封十三載』全24集(愛奇藝、2023年)「当たり年」の感のある今年のドラマの中でも、比較的高い評価を得ていると聞いていたので、見てみた。若い女性を狙った猟奇連続殺人を題材にした犯罪ミステリードラマである。2010年のある日、南都市の家具展示場で、奇妙なポーズをつけられた若い女性の全裸遺体が発見される。現場にはHBの鉛筆が残されていた。捜査に当たった刑事の陸行知は、13年前の1997年、警察に就職した最初の日に出会った事件を思い出す。老街のうらぶれた写真館で、やはり奇妙なポーズの女性の遺体が発見され、そこにもHB鉛筆が残されていた。ここからドラマは、1997年と2010年の2つの時間軸で動き始める。1997年の若き陸行知は、ベテラン刑事の老衛(衛峥嵘)ともに捜査に当たるが、すぐに第二の事件が起きる。第...奇妙な連続殺人/中華ドラマ『塵封十三載』

  • 我が名は武則天/鋼鉄紅女(シーラン・ジェイ・ジャオ)

    〇シーラン・ジェイ・ジャオ;中原尚哉訳『鋼鉄紅女』(ハヤカワ文庫)早川書房2023.5人類の遠い未来の物語。華夏の人々は長城の中で暮らしていた。長城の外に広がる荒野からは、しばしば渾沌の群れが攻め寄せてきた。迎え撃つ人類解放軍の主力は霊蛹機。7、8階建てのビルほどもある巨大な戦闘機械である。パイロットは座席にしこまれた鍼を通じて気を送り込み、機体を操縦する。ただしひとりで操縦することはできない。陽座に座る男性パイロットとともに、陰座に座る妾女パイロットが必要である。しかし妾女パイロットは、男性パイロットに気を吸い上げられて、一度の出撃で命を落とすことが常だった。辺境の村娘・武則天の姉も、九尾狐のパイロット・楊広の妾女パイロットとなって死んでしまった。主人公の「あたし」=武則天は、姉の仇をとるため、妾女パイ...我が名は武則天/鋼鉄紅女(シーラン・ジェイ・ジャオ)

  • 2023夏から秋へ

    長かった猛暑の夏がようやく終わろうとしている。これは9月の終わりに食べた、いつもの深川伊勢屋の氷いちごソフト。これは10月の初めのキバナコスモス。通勤路の横断歩道の脇に咲いている。もう6年目の通勤路なのだが、以前からあったかしら?最近、誰かが種を蒔いたのかもしれない。2023夏から秋へ

  • 自警団の実像/関東大震災と民衆犯罪(佐藤冬樹)

    〇佐藤冬樹『関東大震災と民衆犯罪:立件された114件の記録から』(筑摩選書)筑摩書房2023.8私は人生の大半を東京で過ごしてきたので、関東大震災は、昔のできごとではあるけれど、具体的な被災地の地名にはなじみがあって、子供の頃から比較的身近な歴史だと思ってきた。しかし天災とは別の悲惨な事件について、詳しく知るようになったのは、ずっと大人になってから、たぶん2000年以降ではないかと思う。本書「はじめに」によれば、自警団を結成した人々は、多くの朝鮮人、中国人を殺し、時には日本人をも巻き添えにした。検察は114件を立件し、640人が起訴され、ほとんどが有罪になった。「ふつうの住民が400人以上を殺害した、近代日本史上類例のない刑事事件であった」が、犯人すべてが検挙されたわけではなく、「検挙されずに済んだ者とそ...自警団の実像/関東大震災と民衆犯罪(佐藤冬樹)

  • 友情、努力、勝利とその後/中華ドラマ『蓮花楼』

    〇『蓮花楼』全40集+番外編(愛奇藝、2023年)この夏、中国では大ヒットしたドラマだが、「美男三人武侠サスペンス」と聞いて、私の趣味ではないかもしれないと思ったのだが、見てみたら、けっこうハマった。時代は架空の王朝「大煕」の設定。武芸の天才・李相夷は20歳にして正派の武門・四顧門の門主となった。しかし邪派・金鴛盟の盟主・笛飛声は、李相夷の師兄・単孤刀を殺害し、李相夷に決戦を挑んできた。李相夷と笛飛声は嵐の海で激闘を繰り広げ、相討ちとなって姿を消した。そして10年後、「神医」李蓮花が世間に現れる。彼は四頭立ての馬に引かせた移動式住宅「蓮花楼」で愛犬・狐狸精とともに気ままな旅暮らしをしていた。李蓮花の正体は李相夷、「東海一戦」の直前、何者かに「碧茶」の毒を盛られたが、無了和尚に救われ、李蓮花として生きること...友情、努力、勝利とその後/中華ドラマ『蓮花楼』

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