17日に行われた兵庫県知事選で、前知事の斎藤元彦氏が再選されるという予想外のことが起きた。斎藤前知事は自身のパワハラ疑惑や部下の内部告発をめぐる対応で県議会から不信任決議を受けて辞任し、再出発を図り、再選をめざしていたもので、事前の予想では大敗すると予想されていたのに、返り咲いた。県議会の不信任決議を受けた際には憔悴しきった表情で、すっかり精彩を欠いていたので、ひょっとしたら、自殺を図るのではと懸念していたが、とんだ見込み違いで、まるで別人のように生き返ってしまった事実には驚かざるを得ない。知事選の始まった際には前尼崎市長だった稲村和美氏がリードしている、と伝えられていたこともあって、あっさりとそのまま押し切ると思っていたが、実際には斎藤前知事は稲村氏はじめ6人の立候補者を押しのけ、再選を果たすこととなっ...思いもしなかった斎藤元彦兵庫県知事が再選されたことで、考えたこと