食道がん、多発肺転移、多発リンパ節転移、閉塞性黄疸、これが今の私につけられた病名です。その中の閉塞性黄疸は、総胆管近傍に転移したリンパ節腫大によって胆管が塞がったために起きたもの。その解決策として試みられた内視鏡的胆管ドレナージ(ERBD)ですが、残念ながら肝心のステントの留置は叶いませんでした。もう一つの解決策として挙げられた経皮経肝ドレナージ(PTCD:外から直接穿刺して胆汁を排出)については、私の方から実施をお断りしました。「先生の身内なら実施しますか?」との相方の問いかけに「もしも、身内が対象ならリスクが高くて実施しませんねぇ」と、施術担当の医師が正直に明かしてくれたと言うのです。当然と言えば当然です。というわけで私の入院生活は、閉塞性黄疸へは無処置のまま続くことになりました。ところで、この緩和ケ...緩和ケア病棟入院その後