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社会、スポーツ、芸能などニュースの裏側を 独断偏見勝手気ままに綴ります。※文中はすべて敬称略とします

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2014/09/25

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  • その14~急転直下の退院劇

    寝入り端の深夜だった。真っ暗な病室のベッド脇にペンライトを持った男がヌーッと現れた。「明日、退院出来ます」夢か幻か?ボーっとした頭の中が、起動しない。何せドレーン(体液排出管)の外れた解放感に浸りながら熟睡中のこと。見慣れぬ顔の男が、ボソボソと語りかけたのだ。創部(術部)の穴はちゃんと閉じてはいない。ドレーンを抜いた穴はまだポッカリ空いている。【院内の窓から映した最後の日の出】【院内の窓から映した最後の夕焼け】「えっえっ?」夢うつつの頭は回転しない。2度聞き直した。しかも、こんな夜に告げるの?次第に目覚めてきた。「いや、退院は嬉しいけれど、もう少し延ばしてくれませんか?まだ、体に穴ぼっこ空いたままやし、不安です」ドレーン抜き退院を快哉したのもつかの間。今度は唐突の退院指示。入院暮らしは初めてだが、当然、退...その14~急転直下の退院劇

  • その13~大学入試か入社試験の合否を待つ心境

    朝食抜きの検査だった。入院35日目の昼前。トータル4度目のCT造影剤撮影をした。右腕に針を刺し、造影剤を注入する。「身体が熱くなります。気分が悪くなったら、手を上げて合図してください」その技師の言葉だけで緊張する検査。この結果次第でドレーン(体液排出管)を抜けるか、このまま延長するかが決まる。前回はアウトだった。待つ時間が途轍も長い。まるで大学入試か、入社試験の合否を待つ想い。若い看護師がやって来た。「抜けますよ」思わずハイタッチした。管抜く準備のため、ベッドの周りに医療器具を並べる。ついに身体から入院後、初めてチューブから解放される。そう思うだけでワクワク感は半端ではない。だが、待てど暮らせどドクターが来ない。誤報か?私より看護師がソワソワ。何度もドクターはまだか、と覗きに行ってくれる。一瞬マイナス思考...その13~大学入試か入社試験の合否を待つ心境

  • 父号泣チョンマゲV大の里 大鵬超え敵は怪我だけ

    闘病記ばかりじゃ暗くなる。と、言うより備忘録中では特筆もの。その13はひとまずお預け。我が入院生活より先に大相撲5月場所が楽日を迎えた。それも飛び切りのスター誕生だ。アマとプロの壁が最も高いのは、相撲の世界と言われる。それを新小結の大の里(23)が、いとも簡単に突破。初土俵から7場所、新入幕3場所で初賜杯を手にした。初土俵から10場所、新入幕初優勝で度肝を抜いた尊富士(25)。106年ぶりの快挙は、つい先場所のこと。無様な大関陣に新星2力士は間違いなく風穴を開けた。大の里の師匠、二所ノ関親方の言葉がいい。「12勝3敗の優勝で喜ぶな」寡黙な昭和イズムの元横綱の稀勢の里らしいひと言だ。もっと体の土台を作らせる、ともいった。尊富士が怪我で優勝翌場所に休場を余儀なくさせた。やはり、最大の敵は怪我だ。マス席で大の里...父号泣チョンマゲV大の里大鵬超え敵は怪我だけ

  • その12~院内から甲子園のカクテル光線を臨む

    悶々としたベッドの上で、つくづく幸せだな、と感じる。これがガザやウクライナなど戦火の病院なら、インフラは突然の空襲でズタズタ。コンピューター制御で管理された医療システムは、とんでもないことになる。若い看護師たちは、パソコンのデータ管理にかかりっきり。これが停電、システム崩壊などになったら、助かる患者も命を断たれる。もちろん、我が身も同様。ベッドでのんびり治療など受けていられない。阪神大震災などの天災もそうだ。助かるはずの命は無念の思いをしただろう。さて、とうとう入院生活も2か月目に突入した。退院の心地よい声は未だ聴けない。けれど来るべき日に準備は怠りない。元球児のリハビリ師Kくんのお墨付きを貰った。「それだけ歩ければ、もう大丈夫ですよ」付き添いを卒業した。今は点滴ポールにドレーンをぶら下げ院内通路を歩く。...その12~院内から甲子園のカクテル光線を臨む

  • その11~初孫10歳誕生日に入院丸1か月経過

    初孫が23日、10歳のバースデーを迎えた。まさか、この日まで入院しているとは想定外だった。緊急手術、入院から丸1か月になった。ゴールデンウィークには「じぃじとキャッチボール」と連休予定表に書き込んでいたらしい。団塊世代の野球少年は大体10歳前後から始めている。なぜなら長嶋茂雄がゴールデンボーイとして、鮮烈的なデビューをしたからだ。今でいえば大谷翔平だ。さて、我が身の病室長逗留。CT造影剤撮影の結果が出たようだ。「良化していましたよ。ただ若干、膿瘍が残っていました」ということでドレーン(体液排出管)は残念ながら外せなかった。ただ、深く差し込んでいた管を浅く差し替えた。「これで様子を見てみましょう。エイヤ、と抜く手もありますが今後が危険過ぎます」とのドクター見解。心境的には、もう、エイヤでええわ、とも思うが、...その11~初孫10歳誕生日に入院丸1か月経過

  • その10~あぁ入院4週間「光る君へ」4回見た大谷9アーチ

    まさか病室で「光る君へ」を4回も見ることになるとは思わなんだ。丸4週間。もう少しで1か月の入院生活。その間に大谷は9本もアーチをかけた。ダルビッシュは日米200勝を25イニング連続無失点でやり遂げた。我が身はドレーン(体液排出管)と密着フイルム装置の2本のチューブつきながら、退院に備えて歩行リハビリをしている。そういえば随分、外気に触れていない。「今日は風が強かった」「朝寒かった」「今日はえらい暑かった」寒暖がわからず、看護師らから聴いて季節を感じるしかない。窓越しに見た六甲摩耶山系の夕焼けが綺麗だった。どうやら病状が落ち着き始めた、と勝手に思っていた。朝の採血の結果、炎症が起きているとか。ガーン!だ。ランチ後、慌ただしく2度目の採血。今度は両腕から採血。タバスコの瓶4本分の大量の血を取られた。検尿もした...その10~あぁ入院4週間「光る君へ」4回見た大谷9アーチ

  • その9~ドクターの言葉に絶句

    キダ・タローが14日、大往生した。享年93。我が入院直前「探偵!ナイトスクープ」で最高顧問の席で喋る姿を見たばかり。元気な人やなあ、と感心していた。浪花のモーツァルトの名の通り、関東はいざ知らず、関西ローカルでは超有名人。かに道楽や出前一丁などのCMソングは誰もが耳にしたことがある。人には寿命がある。ご冥福を祈る。◆◆◆さて、我が身のこと。人生初めての手術、入院が決まった時から腹を据えた。ジタバタしても仕方ない。ドクターら医療スタッフに任せた。術後、激痛を伴った術部の洗浄がようやく一段落したようだ。患部の肉も盛り上がり、あとは再縫合、抜糸。「順調ですよ」手術後から繰り返してきたドクターの口から次に出た言葉に耳を疑った。「ドレーンをつけたまま退院することになるかもしれません」右脇腹からチューブが着いたまま帰...その9~ドクターの言葉に絶句

  • その8~入院している間に大相撲が幕を開けた

    1横綱4大関が初日に全滅。昭和以降、初の赤っ恥をさらした。死の淵を救われた身で言うのも何だが、大相撲5月場所が始まるまで病室にいるとは思わなかった。緊急手術後ドクターは言った。「2週間もすれば退院出来ます。順調です」それがもはや3週間になろうとする。相変わらず術部の痛み伴う治療はエブリデー続く。前回、パックリ空いた術部は鎮圧閉鎖療法フィルムを装置した、と記した。術部を刺激して体内の細胞と肉芽を活性化。肉を盛り上げて塞ぐ。だから、再縫合はしなくて済みヤレヤレと思った。だが、違った。盛り上げた術部を順調なら縫う、というのだ。再縫合して、また抜糸。食事は一分粥、三分粥、五分粥、七分粥から全粥に出世した。味噌汁や白身魚、山菜料理のようなものがつくようになった。デザートにバナナ、キウイ、オレンジ、ヨーグルトなどが日...その8~入院している間に大相撲が幕を開けた

  • 大型連休から大型入院暮らし突入とうとう半月

    他人の闘病記など、もう飽き飽きと思う。でも我が備忘録も兼ね、有難いことに知人友人が「どや?」と尋ねてくれる。もうとっくに退院していると思っている人が多数のようだ。現実は甘くない。開いた口が塞がらない。これは驚きの表現だが、我が腹部がその状態。感染症撲滅のためエブリデー洗浄。その状態が、どれだけ改善しているのか。連日のレントゲン、採血。本日は造影剤を投入してのCT検査。洗浄のため既に抜糸している術部はパックリ口を開いたまま。これをまた縫うのか、と絶望的な気分だったが違った。鎮圧閉鎖療法フイルムという。要するに傷口は唇を閉じるように寄せて、フイルムを張り付ける。そこに特殊な監視のような医療器具を装置。血流を促し細胞の活発化を促す。あいた口を塞ぐという段取りだ。若者や健常者なら細胞は活発化するだろう。だが、老体...大型連休から大型入院暮らし突入とうとう半月

  • 新聞抜き病院暮らし2週間

    社会人になって2週間も新聞抜きの暮らしは初めてだ。昨日は明るい話題が目白押し。▼大谷2発10号4の4▼怪物井上が悪童ネリをKO粉砕▼凱旋ベイ筒香が復帰即逆転1号3ランどれをとってもトップランク。結果はスマホで分かる時代。でも、各新聞はどんな扱いをして、どんな料理をしているのか、に興味津々。活字中毒人間にはつらい。家に山積みされた新聞を早く読みたい。我が身と言えば、まだ自由に歩けない。右脇腹にはドレーン(体液排出管)がつき、抗生剤の点滴がぶら下がる。昼下がりの悪魔タイムの治療がなければ、足腰は普通。食べて元気になる主義は復活。といっても重湯がお粥。底をさらうと米粒が泳いでいる。出されたものは完食する。こちらに出来ることはこれしかない。術部の洗浄は1週間連続で続き「また、あした来ます」とハンで押すドクター。炎...新聞抜き病院暮らし2週間

  • 悪魔の時間になった昼下がり

    一連の病レポートを見た娘や知人らが言った。「それだけ書けていたら、大丈夫やね」まあ、脳と手の神経をやられて、救急搬送されたわけではない。当欄は話題の提供に備忘録を兼ねている。救急車に担架に乗せられた時点で「記録を残す」衝動に駈られた。その時点では命を賭す手術をするなど、想定外外外だった。人生初の入院は、GW再突入の最中、入院10日目に入った。手術をして、そのまま日にち薬になる、という考えは甘かった。掃除仕切れなかった膿を含む雑菌が体内残留。糸を縫い直し2回。除去を繰り返した。それでも縫い口が感染した、と更に2回。連日のレントゲン、CT、スキャナーなど検査結果を見ながらの作業。とりわけ採血は小ボトル2本分を腕と脚から抜いた時は驚いた。手術は毎度痛みが伴う。特に洗浄は痛い。傷口に消毒液を塗る前にホース様のもの...悪魔の時間になった昼下がり

  • さらば我が友えりも漁師~災いは波状攻撃

    若葉の輝く5月MAYになった。1年中を通じて一番好きな季節かもしれない。春先に半世紀以上交流した知友を亡くした。約半世紀前、法大1年と地元高1年。佐々木和秋。進行性大腸がん。享年71。交流はオヤジ一実(故人)から2代続いた。和秋は長男で襟裳岬の漁師。私は夏の2年昆布漁のバイト暮らしを続けた。7~9月の夏3か月足らずで昆布漁が1年分の収入を得ると言われた。次男坊は20代で昆布漁中にロープが絡まり海底に消えた。遺体は上がらず仕舞い。舟に同乗していた和秋の衝撃は、計り知れない。のほほんとしていた和秋より、利発な次男。1度は上京し別の世界に挑んだが、漁師として出直した矢先だった。生一本なオヤジは和秋を責めた。つらかったろう。くわえて毎夏、否応なく巡り来る。漁場は事故のあったところ。お盆には浜で迎え火を炊く。忘れろ...さらば我が友えりも漁師~災いは波状攻撃

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