少し前の話ですが、況公祠の楝樹(センダン、トネリコ)の花が綺麗だと、SNSで紹介されているのを見て行ってきました。況公祠は明代に蘇州の官僚だった況鐘を祀る廟です。西美巷(蘇州市立病院の西側)にあります。続きはこちらからどうぞアメブロ版中国でのいろいろ蘇州道前街西美巷況公祠の楝樹(センダン)
少し前の話ですが、況公祠の楝樹(センダン、トネリコ)の花が綺麗だと、SNSで紹介されているのを見て行ってきました。況公祠は明代に蘇州の官僚だった況鐘を祀る廟です。西美巷(蘇州市立病院の西側)にあります。続きはこちらからどうぞアメブロ版中国でのいろいろ蘇州道前街西美巷況公祠の楝樹(センダン)
gooブログからAmebaブログへのデータ移行は終わりました。でも、カテゴリ(テーマ)はすべて「ブログ」になってしまうのでひとつづつ直す必要があります。そんなに投稿はないとはいえ、空いた時間に600以上修正するにはそれなりに時間が必要で、なかなか進んでいません。過去記事に貼ったリンクもすべて直すとなると。。春に撮った写真の記事を書くのは初夏になりそうです。話しの続きはこちらからどうぞ。アメブロ版中国でのいろいろ小ネタブログ引っ越し作業中
ブログタイトルはそのままでAmeba(アメブロ)に引っ越すことにしました。URLはこちらになります。中国でのいろいろブログを始めてからの生活を振り返ってみると、中国で最初に暮らしたのが長春。2012年からです。今でも時々は長春に戻りますが、2017年まで長春が主な活動拠点でした。上海での仕事を受託して、上海が活動拠点になったのが2017年の年末から。生活面でいうと、2017年~2018年が最も厳しかったです。上海の仕事が受託できていなかったら日本に帰っていたかもしれません。上海では何度か引っ越しをしましたが、最初は都心のかなりディープなアパートに住んでいました。2020年にはコロナ騒動が始まり、大きな仕事は長春も上海も全て途絶えてしまいました。2020年の後半からは蘇州に生活拠点を移しました。コロナ騒動で...ブログ引っ越しのお知らせ(Amebaブログへ)
太平老街は蘇州市の相城区、陽澄湖の西側に位置する小さな老街です。清代に架けられた(再建された)太平橋が名前の由来になっているそうです。太平老街をメインストリートとした集落は河沿いにあります。河に架かった橋を渡って老街に入ります。案内板を見るとそこそこ面積があるように見えるのですが、太平老街の通りの長さは700mもないのであっという間に終点になります。太平古鎮の見どころのひとつが円柱形の荻渓倉です。明代に建築されたとされる荻渓倉は朝廷用の食料備蓄倉庫で、かつては30棟以上あったのだそうです。現存している倉庫は1970年代のもので、荻渓倉以外にも大きな穀物倉庫が建てられています。現在は、文化施設などとして活用されているようです。トイレも円柱になっています。古鎮にある建物の多くは今でも人々が普通に暮らしています...蘇州相城区太平老街(太平古鎮)
駆け足旅行だったこともあって、今回の重慶ではほとんど簡単な食事で済ませました。自分の備忘録として食べたものを纏めておこうと思います。初日は高速鉄道(動車組)で重慶まで10時間、持ち込んだお菓子や列車の弁当で済ませました。路線によって弁当の質、種類、値段は変わります。味は昔より良くなったと思います。重慶地元の料理ではありませんせんが、陝西省岐山県の名物、岐山酸湯臊子麺を初めて食べました。ちょっと酸っぱ辛いスープが特徴で、あまり食欲が湧かない時でもスルッと入る感じです。散歩している時に何軒か見かけた餅(中華クレープ)のお店、煎餅道。中国では朝ごはんに餅を食べる人も多く、朝早くから営業しています。ここの餅はパリパリタイプではなく、中に入れる具材を選んで巻く柔らかいタイプです。何も言わなければ基本辛いです。あまり...重慶重慶で食べた物あれこれ(結局火鍋にはありつけず)
重慶 8D都市のお散歩 解放碑周辺とか通遠門で迷子になったりとか
解放碑は、1947年に落成した抗戦勝利記念碑、人民解放記念碑とも呼ばれる高さ27.5mの塔です。中華民国時代にはこの場所に国民を鼓舞するための堡塁が造られていたのだそうです。解放碑を中心に民権路、民族路、鄒容路が交差する地区が大きな商業圏になっています。この辺り一帯が解放碑歩行街と呼ばれているのだと思います。解放碑歩行街のある場所は標高約265mの台地の上部です。出典:論文重慶の再開発と階段の行方朝天門や洪崖洞の川岸の標高が約164mなので、嘉陵江側(北側)から見ると、高さ100mの崖の上に大きな繁華街がある感じになります。長江側(南側)から見ると急勾配ではあるものの十八梯の階段を下ったその先は、長江の川岸まで少しなだらかな傾斜になっています。今回の重慶旅行はあまり時間がなく、駆け足で人気スポットの一部を...重慶8D都市のお散歩解放碑周辺とか通遠門で迷子になったりとか
3D都市とか8D都市とも呼ばれる重慶。軌道交通2号線(モノレール)の李子坝(liziba)駅は、重慶ならでは風景を見ることができます。軌道交通2号線の黄花園~李子坝の間は嘉陵江に沿って走ります。李子坝駅は観光客でいつも通勤ラッシュ時のように大混雑。最近、日本でよく言われるオーバーツーリズム状態なのでしょう。駅ビルの1階から5階までが商業施設、6階~8階が駅、9階~19階が住宅になっています。駅下の商業施設は、地元の人向けではなく完全に観光客向けのようです。崖沿いの建物の中をモノレールが貫いている風景がSNSで拡散されて、重慶の人気撮影スポットのひとつになりました。駅前には撮影に来る人達のための広いスペースが設けられていますが、それでも人でいっぱい。。団体旅行客もやって来るようです。重慶では大型連休中は施設...重慶8D都市のお散歩李子坝軽軌駅と仏図関公園周辺
山岳都市ならではの景色を求めて散歩に出かけてみました。中国のSNSでは重慶のことを3D都市、最近では8D都市とも呼ばれています。まずは弹子石老街へ。崖の上の入り口(弹子石正街)まで軌道交通環線の弾子石駅から1kmぐらいの距離です。弹子石老街は、2018年開業の古い街並みを再現した商業施設です。こちら側の入り口は清代に造られた百歳坊などが再現されており、少しだけ老街観?があります。かつてここに本物の教会があったのでしょうか。一徳堂という教会の建物もあります。ちなみに後ろのマンション群はもっと低い所に建っているので、ここの地面が1階ではないです。長江までの高低差は80mあります。途中にはいろいろなお店が並んでいます。夜の方が賑やかなのでしょうか。ただ上の方にはまだあまりテナントが入っていないようでちょっと寂し...重慶8D都市のお散歩弾子石老街と盤龍立交(黄桷湾立交)
長江を跨ぐ東水門大橋の南岸側で、橋の北側にある下浩里。2017年ごろまではここにも寂れた古い街並みが残っていました。下浩里老街は橋の南側にある龍門浩老街と繋がっています。2022年の11月に再開発が終わり南岸区龍門浩老街・下浩里として一般開放されました。最寄り駅は、軌道交通6号線と環線の上新街駅です。駅から、崖の上の入り口までは歩いてすぐです。入り口近くの階段や這很重慶と書かれた壁は何故だか人気撮影スポットになっています。昔は長江の龍門浩埠頭から上新街へ向かう際に必ず下浩老街を通りました。1980年代までは長江南岸地区で最もにぎやかな街だったのだそうです。ここも他の老街と同様に新しい道路が開通して人の流れが変わり、時代に取り残された場所になりました。2016年ごろの写真を見ると確かに寂れていますが何か趣の...重慶南岸区下浩里と山の上の囲炉煮茶でまったり
昔は長江を跨ぐ庶民の足として利用されてきた長江索道。今では観光客を運ぶロープウエイになっています。長江索道北駅は、軌道交通1号線、6号線小什字駅の5B出口を出てすぐの場所にあります。チケット購入には身分証が必要で、大型連休中はチケットを買ってから実際に乗るまで3~4時間待ちです。チケットは紙とスマホのQRコードの両方あります。QRコード画面には”順番待ちの列に並ぶことが可能な時間”の予測が表示されています。この時に列に並んでいるのは4275番までの人なので2000人待ちです。。でもこのように待ち時間の予測が出ているので、滞留する人はそんなに多くなく、運次第ですが乗り場の建物の無料休憩スペースの椅子に座って一休みすることも可能です。さすがに3時間も待っていられないので、別の場所に出かけてから戻ってきました。...重慶渝中区長江索道に乗って南岸区の龍門浩老街へ
山城巷と山城歩道は十八梯から10分~15分ほど歩いた場所にあります。山城巷の路地も上半城と下半城とを繋いでいます。十八梯を下って下半城に来たので、今回は坂道と階段を上ることになります。地元の人はこの場所を”梯坎”と呼ぶのだそうです。梯坎は四川の方言で階段の意味らしいです。山城巷も山城巷伝統風貌区と名付けられて観光地化されていますが、ここにはまだ人が暮らしている古い住宅やアパートが残っています。あちらこちらに小さな路地があります。路地の奥には住居を改築したようなお店があったりします。時間もお昼前近くになったので人がいっぱいになりました。ほとんどの人が上りを避けているのか、前から来る人が多くてなかなか進めません。所々に小さな広場はありますが幅の広い道はありません。小さな広場には観光客向けの店が並んでいます。こ...重慶渝中区山城巷(山城歩道)
重慶到着後の1日目は夜遅くまで洪崖洞をウロウロして、2日目の朝は十八梯(重慶十八梯伝統風貌区)に行ってみました。まずは地下鉄1号線、軽軌2号線の較場口駅へ。重慶の市街地は地下鉄と軽軌(モノレール)の路線が結構充実したので移動は便利です。較場口の駅前広場に出ると高層ビル群の一画だけ低層の建物が並ぶエリアを見下ろせます。重慶市の中心部は山手の上半城、長江沿いの下半城に分かれています。かつて十八梯は重慶の上半城エリアと下半城エリアを結ぶ主要な通りのひとつでした。十八梯の名の由来は明代まで遡ります。ここにあった井戸が住民たちの住まいから十八段の石段の先にあり、十八梯と呼ぶようになったのだそうです。午前中の早い時間帯はまだ開店していない店も多いので、そんなに混雑していません。夜になるとライトアップされるようなので、...重慶渝中区十八梯(重慶十八梯伝統風貌区)
重慶市中心部の渝中区にある洪崖洞は重慶に来た観光客が必ず訪れるといってもよい場所です。ホテルにチェックインしてからすぐに行ってみました。ホテルは洪崖洞のすぐ近くを選びました。ホテルへ向かうために地下鉄の臨江門駅を降りたら、もう想像以上の人が。。ホテルへまっすぐ向かう歩道橋は規制がかかって使えずでした。洪崖洞に入るためにも長い行列ができていて、どのくらい並べば中に入られるのかも分からない状態です。混んでいるのは予め分かっていたとはいえ想像以上です。洪崖洞は2006年に嘉陵江沿いに建設された11階建ての商業施設です。かつてここにあった住居と同様に、崖から張り出した建物を長い柱で支える吊脚楼の様式を用いています。1階部分と11階部分がそれぞれ道路に面しています。地下鉄の臨江門駅や小什字駅から洪崖洞へ向かう場合は...重慶渝中区洪崖洞(洪崖洞民俗风貌区)
蘇州から高速鉄道で重慶に行く場合、所要時間は10時間~12時間ぐらいでしょうか。東海道新幹線に例えると、のぞみに該当するのがG(高鉄)、ひかり、こだまがD(動車組)になります。今回利用した列車は動車組D956、始発駅は上海です。蘇州駅を10時に発車して、重慶北駅に20時8分に到着します。蘇州~重慶北の列車を選ぶ際の注意点は高鉄よりも動車組の方が早く到着するのが結構あること。値段の高い高鉄を使わなくても安く早く到着できる列車が選べます。また、高鉄の2等座席とほぼ同じ値段で、動車組の1等座席に乗れます。動車組の1等座席は高鉄より安っぽい造りですが、幅も広くて10時間乗ってもお尻が痛くなりません。窓の上にACコンセントも付いています。蘇州発車後の停車駅は、常州、南京南、合肥南、漢口、宜昌東、恩施、終点の重慶北で...重慶蘇州から高速鉄道(動車組)D956で重慶へ
蒸気海鮮とは、好きな魚介類などの具材を選んで蒸す。。だけのシンプルな料理です。一番お楽しみは、全ての食材を蒸した後に出来上がるお粥です。久しぶりに海鮮出汁の効いたお粥が食べたくなって店を探してみたら、新区商業街(淮海街)に蒸気海鮮の店があることに気付きました。今はもうそんなにたくさん食べられなくなっているのもあって、なかなか足が向かなかったのですが、こちらのお店で量の少なそうなセットを見つけたので行ってみることに。調理はすべて店員さん任せです。今まで行ったことのあるお店も全て店員さん任せでした。まず最初に鍋底にお米を入れて。このセットに含まれるお粥には椎茸や豚の骨肉も少し入れるようです。本当は何も入れてほしくないのですげどね。お粥のベースが出来たら具材ごとに順に蒸します。蒸気や水分が鍋底に落ちて最後にお粥...蘇州蒸気海鮮新区商業街(淮海街)の図珍記
今年の春節は、大晦日の1月28日~2月4日までの8連休でした。現在の仕事場では26日の振替出勤日と27日を有給扱いとして11連休となりました。この有給扱いは老板の気まぐれで直前に決まったので、残念ながら全く事前の計画には反映できず。。というわけで、空いた時間に散歩に出かけてきました。まずはお散歩前の腹ごしらえ。地下鉄5号線、霊岩山駅の2号口のすぐ近くに、ちょっと高級感がある蘇州麺のお店、復新春蘇式麵館があります。それなりにお高めトッピング盛りだくさんの伴麺セットを選ばずに、普通の蘇州湯麺にするなら、街中の麺館で食べるのと値段差はありません。入り口のカウンターでも注文できますし、テーブルのQRコードからでも注文できます。店員さんの接客も丁寧で、お茶も出してくれるので、お客さんを連れて行くこともできるお店かと...蘇州春節のお散歩木涜山塘街と霊岩山の復新春蘇式麵館
今週は冬らしい寒さが戻ってきましたが、今年の蘇州は暖冬です。ちょうど蝋梅が見頃になっています。蘇州では、蝋梅が植えられている園林やお寺が多いです。世界遺産の拙政園、獅子林、網師園や、西園寺などは、多くの観光客で賑わっています。滄浪亭だったらちょっと人が少ないかなと思って行ってみました。ここにも小さな蝋梅の木があります。小さな木は、写真を撮る人たちで取り囲まれています。混んでいるほどではないにせよ、観光客の数はそれなり多いです。冬になるとすっかり人がいなくなって寂しい感じになるのは太湖。この時期はどこから来るのでしょう、カモメがやってきます。馬山遊客中心のある辺りはもともとそんなに人が集まる場所ではないのですが、冬は更に人がいなくなります。長い間、朽ち果てたまま放置されていた湖岸にある木道が綺麗になっていま...蘇州冬の蘇州と春節のお休み(2025年)
久しぶりに西中市をぶらぶらしながら五峰園と泰伯廟に行ってきました。表通りの西中市(道の名前です)は時々通るのですが、五峰園、泰伯廟に入るのは10年ぶりです。どちらも10年前からそんなに変わった様子はありません。以前、五峰園行った時は誰もいませんでしたが、今は観光客も来ているようです。たどり着くには西中市から少しだけ路地に入って行きます。入り口付近の住宅は昔のままのようです。五峰園の東側、阊門西街の再開発はまだ完了していない感じですが、取り壊しは一段落したようで、少しきれいになって新しい建物もできていました。2014年の過去記事蘇州お散歩西中市(xizhongshi)東中市(dongzhongshi)と泰伯廟2015年の過去記事蘇州五峰園五峰園は、拙政園や芸圃と同様に明代に創建された庭園住宅です。残念ながら...蘇州お散歩五峰園と泰伯廟と西中市
孫武記念園は蘇州市の北側に位置する相城区にあります。2016年に開園した比較的新しい公園です。園内には孫子兵法を書き、呉の将軍となった孫武のお墓と資料館、蘇州生まれの著名な文人、文徴明のお墓と文一族の資料館があります。最寄り駅は地下鉄4号線と昨年(2024年)の9月に開通した地下鉄8号線の孫武記念園駅です。現在は高層マンション群に囲まれた公園になっています。文化施設なのでしょうが訪れる人はそう多くなく、近所の子供たちの遊び場になっています。公式HPもありますが、長らく更新されていないようです。孫武の資料館には関連する歴史や、関りを持つ人物、孫子兵法の解説、世界各国で行われている孫子の研究や書籍などが紹介されています。現代でもビジネス書などに度々登場する孫子。もちろん日本の書籍も展示、紹介されています。孫子...蘇州相城区の孫武記念園
石路にロシアからの輸入品を扱うお店が何軒かできていました。東北地方だと珍しくないですが、蘇州でロシアの食品を扱う店はあまり見かけません。店の中には食品やお酒、雑貨が並んでいてロシア民謡が流れています。お客さんの数はそんなに多くはありません。試しに、ピクルス、ソーセージ、お菓子と蜂蜜を買ってみました。中に牛のじん帯が入っていて美味しい。と店員さんにお勧めされたソーセージ。スーパーで普通に売られている中国ソーセージと大差なし。個人的な感想は美味しくないです。他にハルピンソーセージ風のもあったのでそっちがよかったかもです。大きな瓶にはいったピクルスは15元なので、値段はそんなに高くないと思います。こちらはまた買ってもいいかなと思えるぐらい、ごく普通に頂けました。クッキーとロールケーキとハチミツ。クッキーとロール...蘇州石路の俄罗斯(ロシア)国際商品館
芸圃は世界遺産の蘇州古典園林の中では訪れる人が少なく、秋から冬は紅葉の名所というわけでもないので、混雑することはありません。理由の一つが路地の中のちょっと分かりにくい場所にあること。でも、このおかげで団体旅行客がバスで乗り付けることもありません。もちろん、タクシーも入ってこられません。それでも最近は、以前と違って個人旅行で来る人が増えました。延光閣にある茶店も池側の席はすべて埋まっていました。芸圃は延光閣でお茶を飲みながらのんびり庭園を眺めるのがお勧めです。庭園には小さな銀杏の木があります。12月半ばを過ぎてもまだ黄色の葉が残っていました。築山にある朝爽亭の近くには紅葉の木があります。書斎がある南斎の前には、塀と建物に囲まれた小さな中庭があります。この小さな庭の中にも池、石、木、築山がすべて揃っています。...蘇州初冬の園林(2024年)芸圃
蘇州もすっかり冬の寒さになりました。先週、まだ紅葉が残っているかもと思って怡園に行ってきました。さすがに寒くなってくると蘇州園林を訪れる人も徐々に減ってきます。この時は日中の日差しが強く、日向に出ると暖かく感じました。怡園の庭園の奥(西側)には大きな銀杏の木があります。もうほとんど葉は落ちているのかと思っていましたがまだたくさん残っていました。同じく奥側にある画舫斋の紅葉は写真映えするのですが、まだ赤くなっていませんでした。さすがに今週はもう赤くなっているのだろうと思います。日があまり当たらない場所なので遅いのでしょうか。私の知っている範囲では今までで最も遅いです。池を挟んだ向かいにある築山の螺髻亭の方向から、銀杏や画舫斋の紅葉を見るときれいです。ただし、西日が差す午後は私のスマホ(腕?)ではきれいな写真...蘇州初冬の園林(2024年)怡園
先月、久しぶりに蘇州から地下鉄だけ使って上海へ行ってきました。蘇州の私の住んでいる場所から上海の中心部までは3時間以上かかります。日本料理屋さんの昼の営業時間が終わる14時までには、淮海中路か陸家嘴辺りに着いてお昼ご飯でもと思っていましたが全く間に合わず。行先を新天地に変えてお散歩することにしました。新天地に最後に来たのが2019年だったと思うので5年ぶりです。ぶらぶら散歩する前に、まずは腹ごしらえ。蘇州にはない店で、かつ、お昼休みのない和食屋さんを探してみると、地下鉄1号線の一大会址・黄陂南路駅近くにえびのやさんがありました。日本での行動範囲内にもたくさんあるお店なのでですが、今まで一度も入ったことがありませんでした。天丼を食べたのはいつぶりだったかも覚えていませんし、縦画面で撮らないと入りきれない穴子...上海お散歩新天地界隈から南昌路
今年の紅葉は去年より2週間ほど遅かったでしょうか。見頃になったと思われる蘇州市街地の紅葉スポットを巡ってきました。西園寺の前、楓橋路から散歩のスタートです。人が多いので、今回は西園寺には入りませんでしたが境内には大きな銀杏の木があります。西園寺から東の方向に歩くと、南北の大通り、桐泾北路と交差します。桐泾北路の銀杏並木が色付くのは蘇州市街では最後の方になります。桐泾北路を越えて東へ進むと楓が赤くなっています。もう少し鮮やかな感じなのですがうまく撮れません。この日は空気も悪く一日中もやがかかっていました。楓橋路は上津橋で右に曲がります。真っすぐ進むと上塘街になります。ちょっと寄り道して楓橋路の終点、金門路まで出ておやつの甘栗を買います。金門路の野栗王は人気の店でいつも行列ができています。甘栗をつまみながら次...蘇州お散歩市街地の紅葉めぐり
蘇州の天平山は江蘇省の紅葉の名所として知られている場所です。今の時期には蘇州だけでなく上海や近郊から多くの人が訪れます。紅葉の季節になると休日は人が多すぎて、道は渋滞するし車で行っても止める場所もないしで、最近ではちょっと足が遠のいています。たまたま11月末の週の平日に仕事場が1日停電になる日があって、久しぶりに天平山の紅葉を見に行ってみたのでした。残念ながら(予想通り)紅葉にはまだ早かったです。今年はいつもより遅いのかと思います。宣伝やSNSでは11月初めごろから赤くなっているような天平山の画像がありますがウソです。今年のものではないか、加工されたものです。所々紅葉があると言えばあるのですが、たぶん見頃は週末~来週ぐらいかなという感じです。お寺の前の銀杏はいつも色付くのが早いのですがここも後もう少し。そ...蘇州秋の園林(2024年)天平山
暖かい日が続いていた蘇州も寒くなってきました。今年の秋は短く、すぐに真冬になりそうです。蘇州は秋から冬にかけて霧が多く、晴れてもすっきりしないことが多いです。この日は久しぶりに奇麗な青空になりました。蘇州園林の庭園も例年ならもう少し秋の色になっている気がするのですが、先週末は、まだまだ緑の方が多い状態でした。世界遺産のひとつ、留園では池のそばにある大きな銀杏の木が色付いていました。この銀杏の木はいつも色付くのが早いです。蘇州の園林では11月頃になるとたくさんの菊の花が飾られます。この花を目当てに来る人も多いです。花はまだ萎れることなくきれいに咲いています。世界遺産に登録されている蘇州古典園林には休日ともなると大勢の観光客が訪れます。以前の観光客と言えば同じ色の帽子を被った、年配の方々がガイドに連れられてと...蘇州秋の園林(2024年)留園
少し前の話ですが、日本(関空)から中国(上海浦東)へのフライトで、初めて台湾での乗り継ぎ便を利用してみました。選んだ理由はただひとつ、一番安かったから。。それだけです。台湾乗り継ぎのリスクは、季節によっては台風の影響を受けること。また、最近では周辺海域で軍事演習が行われる可能性があることです。台湾での乗り継ぎは台北が一般的なのかと思っていました。でも台湾入国なしの航空券を探した時、関空発の選択肢は高雄しか出てきませんでした。長榮航空(エバー航空)にするか、中華航空(チャイナエアライン)にするか悩んだのですが、乗り継ぎ時間に余裕があって、期限切れのないスカイマイルを貯められる中華航空を選択。高雄便の機内食は中華なのか日本食なのかよく分かりません。見た目よりあっさり系です。ビールは台湾のものが出てくるかと思っ...小ネタ日本から中国へ初めての台湾トランジット
久しぶりに太湖国家湿地公園に行ってきました。いつも快線3のバスで行くのですが、今回は初めて車で。快線3のバスを使う場合は西門から入りますが、車の場合、東門を使うと大きな無料駐車場があってパンダ館にも近いです。東門に近い広場にはサーカスの大きなテントが張られていました。こちらの方にはあまり来ないのでサーカスがあるのは知らなかったです。太湖国家湿地公園の開園は2010年ごろで、初めて行ったのが2013年、それから、だいたい年に1回~2回ぐらいの頻度で行っています。いつも残念なのがパンダ。。かれこれ10年以上、何度も来ているのですが、今までまともに動いているパンダを見たことがありませんでした。現在、太湖国家湿地公園にいるのは、新月と竹韻の2頭の雌です。今回は、初めて動いているパンダを見ることができました。最初は...蘇州太湖初めて尽くしの太湖国家湿地公園
蘇州では麺が食べられるお寺もいくつかあります。もちろん肉類を使わない精進料理の蘇州麺ですが、お寺ごとに味は変わります。最も有名なのは西園寺でしょうか。いかにも蘇州麺という感じの甘くて色の濃い醤油スープに甘い味付けの具材が乗っています。境内に麺館があったり、隣接する場所に麺館があったりとお寺によって様々です。西園寺は境内にあって、時間帯に関わらずいつも大混雑です。唐代に創建されたといわれる太湖東山にある紫金庵。お寺の羅漢像は国の重要文化財に指定されています。そんなに大きい寺ではないのですが、小さな庭園の中に麺館があります。客も多くなく、14時を過ぎると店のおばあちゃん達が帰ってしまうこともあるので要注意。お寺の麺の基本的な具材は、しいたけ、蘑菇(マッシュルーム)、タケノコ、きくらげ、にんじん、お揚げ。これに...蘇州蘇州麺の食べ歩き(お寺の麺)
蘇州には麺の店がたくさんあって、よく食べに行きます。大衆食堂レベルや老舗、最近では観光客向けのお店も増えています。老舗の一つ、十全街にある萬泰興。典型的な蘇州麺と言ってよい感じです。紅湯(醤油スープ)は、ほんのり甘めです。いろいろなトッピングがセットされている麺もありますし、スープを選んでから何を乗せるかを決めても大丈夫。蘇州人は川魚をカラッと揚げて甘辛醤油ダレをつけた爆魚も大好きです。排骨は骨付きバラ肉の中華天ぷらです。白湯の排骨麺を頂きました。萬泰興の排骨は甘辛醤油ダレタイプ。店によっては塩コショウ味のサクサクタイプがあります。店は昔よりきれいになったと思います。注文はQRコードを読んでスマホからになっていました。水路沿いの席もあるので空いた時間に行けばちょっとのんびりできます。日本人には人気があって...蘇州蘇州麺の食べ歩き(お店の麺)
蘇州の西園寺は元代に帰元寺として創建された歴史のある仏教寺院です。年末年始や春節には地元の人達が初詣に出かけます。以前は観光客の姿はそれほど多くなかったのですが、最近は多くの観光客で賑わうようになりました。西園寺にお参りに来る人達のお目当てのひとつは西園寺の麺。蘇州人にも観光客にも人気で店の中はいつも人でいっぱいです。観光客より速いペースで増えた?のが猫。お寺で買っている訳ではないらしいので野良猫です。昔から西園寺の中には人懐っこい猫がいました。でも、こんなにたくさんはいなかったです。いつからこんなに増えたのでしょう。気が付けば、お寺のどこに行っても猫がいる状態に。蘇州古典園林の中にも猫はいて、愛嬌を振りまいてくれたりするのですが、こんなに人には近づいてきません。西園の猫たちは触っても全く動じないし寝たま...蘇州西園寺(戒幢律寺)の猫たち
少し前の話になりますが、新しく開通した蘇州の地下鉄6号線に乗ってみました。ただ目的地をどこにするか迷って、とりあえず虎丘へ行ってみることに。地下鉄6号線が開通したのは2024年の6月末。蘇州新区火車駅と園区の桑田島を結ぶ36kmの路線です。利用客は結構多いようです。蘇州の地下鉄は路線ごとに色を付けていて、座席の色も変えています。今まで公共交通で虎丘まで行くにはバスしかなかったので、蘇州駅を基点にする観光客にとっては便利になったのだろうと思います。虎丘駅はできたのですが周辺の再開発はまだ終わっていません。以前は大勢の人で賑わっていた婚紗(ウエディングドレス)の工房と店が集まっていたエリアも、まだ、取り壊しのために閉鎖されたままです。地下鉄駅や駐車場に隣接する商業エリアは相変わらず寂れたままで変わっていません...蘇州地下鉄6号線に乗って虎丘へ
緑の中で癒されようと鐘山風景名勝区の中で一泊しました。選んだのは南京国際会議大酒店、お手頃価格の5つ星ホテルです。明孝陵とイルカショーなどが楽しめる南京海底世界に隣接しており、中山陵までは800mと、主要な観光名所まで歩いて行ける距離にあるので便利です。ホテルから歩いて数分の場所には、明孝陵の5号門と大明孝陵神功聖徳碑があります。大明孝陵神功聖徳碑がある場所は明孝陵景区の無料エリアです。明の第3代皇帝の朱棣が父の朱元璋の功績を称えるために建てたもので、朱元璋の功績が大きな石碑に刻まれています。ホテルは一番安い部屋にしましたが、広さも十分で快適です。おやつも持ってきてくれます。浴槽とシャワーは別々。大きな湯船にゆったり浸かることができます。接客は丁寧でした。建物やロビーなども奇麗です。ロビーにはスターバック...江蘇省南京鐘山風景名勝区南京国際会議大酒店
明孝陵は明王朝を建国した朱元璋と皇后の馬氏が眠る陵墓です。2000年登録の世界文化遺産の明・清王朝の皇帝墓群に、2003年に追加登録されました。明孝陵景区は無料のエリアと有料のエリアがあり、入園料は70元です。大きな陵墓なので入り口は1号~7号門、それ以外にもあります。神道は2つエリアに分かれています。1つ目の石像路の長さは615m、6種類の石獣像が道の両側に並んでいます。石獣像の種類は、獅子、獬、駱駝、象、麒麟、馬です。すべて一塊の大きな石を削り、彫刻したもので、重量が80トンを超えるものもあるそうです。次のエリアは翁仲路、こちらには4組の石翁仲と呼ばれる武将などの石像が並んでいます。甲冑をまとった武将や、酌を持った文臣たちの高さは3mを超えています。石像が並ぶ神道の終点には棂星門があります。清代に破壊...江蘇省南京鐘山風景名勝区明孝陵
南京の鐘山風景名勝区にある中山陵は孫文の陵墓です。1929年、国民党政府が紫金山の中腹に建造しました。中山陵へ向かう道は大きなプラタナスの並木が続いています。歩道は狭いのですが心地の良い場所です。並木は見えなくなりますが並行して遊歩道もあります。中山陵の入り口近くまで来ると車両通行止めになっているので、この辺りで写真を撮る人も多く、人気撮影スポットにもなっています。確か15年ほど前に一度だけ来たことがある場所です。でも、どんな場所だったのかどんな景色だったのか全く覚えていません。周辺は中山陵景区になっており、游客中心の周りには飲食店やお土産物屋さんが並んでいます。以前は入園料が必要だったと思うのですが、今は無料開放されています。ただし、入園には予約(身分証番号の登録)が必要になります。入り口のQRコードを...江蘇省南京鐘山風景名勝区中山陵
気晴らしを兼ねて南京まで行ってきました。自分の車で南京まで運転するのは今回が初めてです。蘇州から南京まで車で移動する場合、G42(滬蓉高速道路)を使うのが一般的です。G42は上海~成都まで続く全長1960kmの高速道路、蘇州~南京は200kmちょっとです。途中までは、北京~上海間の高速道路G2(京滬高速道路)と共用されています。ただこの高速、交通量が非常に多く、G2、G42共用区間の無錫で必ず渋滞します。なので、無錫周辺に出帰る際はできるだけG2、G42を避けているのですが、南京まで行くとなるとスタート直後の無錫でジタバタしてもしょうがないので渋滞覚悟で。。無錫の渋滞を抜け常州に入ったところで、芳茂山サービスエリアで一休み。最近、中国のサービスエリアはリニューアルされて奇麗になったところが多いです。常州と...江蘇省南京蘇州から南京へ初ドライブ
夕方5時を過ぎると(だいたい4時半頃から)、同里古鎮は無料開放されます。今回はちょうど無料になるタイミングに行ったので、散歩してから食事もすることにしました。同里古鎮は、周庄、用直、烏鎮、西塘、南潯と並ぶ江南六大古鎮の一つです。宋代には既に街が形成され、元代、明代と発展してきました。同里にある蘇州古典園林のひとつ、退思園は清代に建築された個人邸宅です。2000年に世界文化遺産に登録されました。池を囲む建物や回廊のすぐ下まで水があり、水に浮かんでいるようにも見えることから貼水園とも呼ばれています。同里古鎮の中には1000年近く前の橋も残っています。古鎮の中心、三橋の周辺は観光客がもっとも集まる場所です。結婚や誕生日、子供が生まれた後など、おめでたい時に、吉利橋、太平橋、長慶橋の順に三橋を渡る風習があるのだそ...蘇州同里古鎮のお散歩と晩ごはん
蘇州呉江区、同里古鎮の近くにある静思園は、1993年に造られた新しい庭園です。名前が同里にある世界遺産の園林、退思園に似ていますが全く別物です。静思園は個人庭園です。蘇州園林を参考に10年かけて造ったのだそうです。以前、静思園に来たのは2019年、今回で2回目です。庭園には、池、橋、堂、亭、築山、石、回廊など蘇州園林の要素が全て揃っています。明清代、民国風の建物などもあります。蘇州古典園林との大きな違いのひとつは。。訪れる人がとても少ないこと。今年の夏はとても暑かったせいもあるかもしれませんが、本当に少ないです。ここだと好きな場所で好きな格好で写真も撮り放題だと思うのですが、おばさまも、漢服を着た若者も、結婚写真を撮る人もほとんど見かけません。今は入園料が70元するようなので、これも敬遠される理由のひとつ...蘇州夏の静思園と静思園大酒店
無錫影都は無錫国家デジタル映画産業園の中にある映画やドラマの撮影スタジオです。撮影用のセットなどが一般公開されています。ここには2017年に一度だけ行ったことがありました。当時はまだ地下鉄もなく、道路も工事中でたどり着くのに苦労した覚えがあります。あまり大したこともない印象で、その後は全く足を運ぶこともなかったのですが、暑すぎて出かける場所もなく、今でも存在しているということは何か変わっているのかも。と思って行ってみることに。入園料は110元です。蘇州の休閑カードで入園できる施設に含まれていますので、外れだったとしても懐は痛みません。ここで休閑カードが利用できるのは、中華民国時代の街並みのセットがある民国街と数字電影科技館です。無錫影都電影時尚街はもともと無料で入れます。民国街の建物や、車や小物類は以前と...江蘇省無錫無錫影都(華莱塢影都)
西塘古鎮の中には、明清代~中華民国代の邸宅や庭園、歴史文化や地場産業などを紹介する展示、博物館などもあります。それぞれの料金は全て西塘古鎮の入園料に含まれています。ただし、入る時にチケットのQRコードを使用しますので、スクショしておくと便利です。暑くて全て回り切るのは断念しましたが、2/3ぐらいは行ったかと思います。護国随糧王廟は、七老爺廟とも呼ばれます。明代に金という食料を輸送する役人が飢饉で苦しむ西塘の人々に対して法を犯して食料を分配したものの、その処罰から逃れることができずに自害しました。後に助けられた人々がお金を出し合って寺を建立し祀ったといわれています。酔園は明代に創建された邸宅で、元々は五進だったそうなので昔はもっと大きなお屋敷だったのでしょう。酔経堂は、清代の著名な書家、画家の王志熙が建てま...浙江省嘉興市嘉善県西塘古鎮(庭園と博物館巡り)
西塘は浙江省、上海市、江蘇省の境界近くにある水郷古鎮です。1000年以上の歴史がある場所です。春秋戦国時代には呉と越の境界でもありました。そのため様々な争いがあり、”呉根越角”や”越角人家”とも呼ばれていたそうです。唐宋代にはすでに村ができ、元代、明代と工業や商業で栄えてきました。今は昼も夜も大勢の観光客で賑わっています。西塘の入り口付近には観光案内所や公園、商店が並ぶ新しい通りが作られていてローソンもありました。入り口の前にある駐車場は早々に満車になったようで、少し離れた臨時駐車場に車を停めました。ネットで買った古鎮の入園チケットは95元でした。前日までに買えば少し安くなるようです。西塘は世界ふれあい街歩きでも紹介されたことがあります。世界文化遺産への登録申請も行われているようです。ミッション:インポッ...浙江省嘉興市嘉善県西塘古鎮(街歩き篇)
浙江省 嘉興市桐郷 濮院時尚古鎮(Pu Yuan Fashion Resort)
濮院時尚古鎮は、嘉興市桐郷市に新しくできた古鎮のテーマパークです。もともとこの辺りは、南宋時代からの古い街だったようです。嘉興にある有名な水郷古鎮といえば鳥鎮や西塘ですが、ここの建物のほんとんどが新しく造ったものなので歴史的な価値はありません。いくつかの橋は古くからあるものがそのまま残されており、浙江省の文化財に指定されています。すごく広い敷地に古い街並みが再現されています。無錫の拈花湾など、最近は同じようなテーマパークや商業街が中国各地にできています。夜になると古鎮はライトアップされます。昼の景色と夜の景色を両方楽しむために日が暮れる少し前に行きました。場所が田舎すぎるのか、有名な本物の水郷古鎮の鳥鎮が近くにあるせいなのか、今のところ人気の観光地という訳ではなさそうです。入り口の巨大なチケット売り場に並...浙江省嘉興市桐郷濮院時尚古鎮(PuYuanFashionResort)
清池温泉は浙江省嘉興市の郊外にある天然温泉です。車だと蘇州市内から約1時間半、もし時間を気にしないなら公共交通を乗り継げば10元ちょっとで行けます。そうは言ってもやはり時間は気にするので車で行きました。。常台高速の秀洲(嘉興西)インターから嘉湖公路をまっすぐ西に進めば着くので分かりやすいです。温泉はホテル(嘉興清池温泉酒店)になっていますが、日帰り入浴もできます。ホテルの値段は混んでいない時なら温泉施設利用と朝食付きで500元ぐらいです。2010年から掘削調査を開始し、2012年に地下2000mの温泉を掘りあてたようです。温泉施設の開業は2014年、ホテルの開業が2019年なので新しい温泉です。日本なら64℃と言われても、ふーんそうなの、そんなに熱くないねとなりますが、火山もない江南地域では、こんなはっき...浙江省嘉興清池温泉(嘉興清池温泉酒店)
木涜山塘街にある蘇州園林、古松園。古松園は木涜の四大富豪のひとり、蔡少漁が建てた個人邸宅です。古松園の敷地内に姚建萍刺繍芸術館があります。大きいものから小さいものまで、様々な図柄、色とりどりの刺繍が展示されています。オープンしたのは2004年なのだそうです。でも、その存在は去年まで知りませんでした。古松園の中に初めて入ったのも去年ですし。。古松園の一番奥、池の向こうにある大きな建物が姚建萍刺繍芸術館です。蘇繍(江蘇省蘇州)、湘繍(湖南省)、蜀繍(四川省)、粤繍(広東省)は、中国四大刺繍と呼ばれています。その中で蘇繍は最も古くからあるものとされ、蘇州では宋代にすでに産業化されていたようです。2006年に中国の国家級無形文化遺産リストに登録されています。姚建萍さんは蘇繍(蘇州刺繍)の伝承者です。中国国内だけで...蘇州木涜山塘街古松園の姚建萍刺繍芸術館
夏霖九天銀瀑風景区の中で最も人気があるのが石門景区です。ただし、入り口から3kmぐらい離れているので、乗り合いカートを使うことをお勧めします。当初の計画では、臥龍谷景区⇒龍潭景区⇒石門景区の順に徒歩で行って、石門景区からの帰りだけ乗り合いカートを利用するつもりでした。実際に行ってみると龍潭景区~石門景区の間は車も通る道で工事中の箇所も多く、景色を楽しみながらのんびり歩く感じではなかったので、途中で人が乗っていないカートに声をかけて5元で乗せてもらいました。農家料理店のカートで、そういうことはしてはいけないことになっているらしいですが。。(写真はちゃんと切符を買って乗った帰りのカートです)石門景区の主な見どころは烏龍瀑、里石橋瀑、龍須瀑の3つの滝と、岩山の大きな切れ目、石門です。臥龍谷景区のような上り下りも...安徽省宣城市寧国市夏霖九天銀瀑風景区(石門景区)
夏霖九天銀瀑風景区の中は、龍潭景区、臥龍谷景区、石門景区の3つのエリアに分かれています。龍潭景区の明珠湖から臥龍谷に沿って進んでいくと臥龍谷景区に入ります。臥龍谷は渓流下りの水路になっていて、上流にあるボートの乗り場を過ぎると臥龍谷景区の入り口があります。入り口のすぐ横にあるのは観音瀑です。落差は30mで、糸のような感じで水が落ちています。臥龍谷景区は渓流に沿って山を登って行く感じになります。夏霖九天銀瀑風景区の3つのエリア中で最も人が少ないです。こちらの景区にある滝は、観音瀑、臥龍瀑、釣魚橋瀑、霊仙瀑の4つです。近畿圏にお住いの方なら分かると思うのですが、赤目四十八滝のような感じの場所です。多くの人は入り口から乗り合いカートで繋がっている石門景区に行って、帰りに龍潭景区で遊んで帰るようで、臥龍谷に向かう...安徽省宣城市寧国市夏霖九天銀瀑風景区(臥龍谷景区)
夏霖九天銀瀑風景区は安徽省寧国市の山の中、中渓鎮夏林村にあります。山間を流れる川には小さな滝がいくつもあって夏場に行くにはもってこいの場所です。水東老街と同じように、蘇州から車で3時間以内に行けそうな場所を地図上で探している時に見つけました。ここもマイナーな観光地のようで、地図にもネットにもあまり詳しい情報はありません。夏霖九天銀瀑風景区の中は、龍潭景区、石門景区、臥龍谷景区の3つのエリアに分かれています。入り口に最も近いのが龍潭景区です。入園料は、3つ景区に入るだけなら60元ぐらい、石門景区に行く乗り合いカート付きで90元。他にも渓流下りなどアトラクション付きのチケットもあります。龍潭景区は山の麓にある場所なので滝の数は少ないです。山から流れてきた2つ川の水が集まってできた湖が明珠湖です。ボート遊びもで...安徽省宣城市寧国市夏霖九天銀瀑風景区(龍潭景区)
安徽省の寧国市は、宣城市に属する県級市です。天目山や黄山山脈に接しており、山に囲まれた町です。この日の宣城観光は水東老街のみ。水東老街を散策した後は、宿を予約した寧国市に向かったのでした。寧国も歴史のある場所です。後漢代の208年には既に寧国県があったそうです。初めて来た場所なのでホテルにチェックインした後に散歩に出かけてみました。蘇州のように園林や、歴史的な建造物があるわけでもないごく普通の田舎町です。市内には水東鎮を流れていた水陽江の支流になる西津河が流れています。西津河沿いには翠竹公園、濱河公園があり、市民の憩いの場になっているようです。西津河の東側が昔からある街のようで、低層の住宅が多く、商店、飲食店が並ぶ通りがいくつかあります。西側には新しく開発された感じの高層マンション群があります。また、街の...安徽省宣城市寧国市お散歩西津河、寧国駅など
安徽省宣城市の南側、宣州区にある水東鎮は、隋・唐代には存在していたとされ、1000年以上の歴史がある古鎮です。長い歴史のある場所なのですが、はっきり言ってマイナーです。ネットで調べてもあまり詳しい情報はありません。水東古鎮の中に、水東老街と呼ばれる昔ながらの街並みを残す場所があります。老街の規模は大きくなく、トータル700mぐらい?のようです。通りには青石板や玉石が敷かれています。古鎮の中は、明清代の建築物が多く残っており今でも普通に人々が暮らしています。観光客の姿もありますがそんなに多くはありません。今流行の漢服を着てSNS映えする写真を撮る人も見かけません。上街、正街、横街、当铺街などが老街のメインストリートで、正街、横街には観光客向けのレストランや小さな商店が並んでいます。瀋家巷の通りの中央には物を...安徽省宣城市宣州区水東鎮の水東老街
G1954は、山西省の運城北駅から、浙江省の嘉興南駅まで12時間半ほどで結ぶ高速鉄道列車です。太原南駅から蘇州北駅までの乗車時間は8時間23分です。G1954のルートはちょっと変わっていて、始発の運城北駅は、黄河沿いの西安と洛陽の間にある三門峡に近く、太原まで大きく北上して東に向きを変え、石家庄から南へ戻って鄭州や合肥、南京、蘇州、上海、終点の浙江省嘉興へと向かいます。出典:百度G1954次列车运行图前日、早朝から夜遅くまで歩いたのでこの日はもうどこにも出かける気も起きず、ホテルで少し遅めの朝食をとってから、太原南駅へ向かうことに。太原でまだ食べていなかった山西省の名物はホテルの朝食で頂きます。太原といえば黒酢。豆腐脳(おぼろ豆腐)には黒酢をかけて。それに刀削麺も。でも、自分好みの味付けをするタイプは、調...山西省太原太原南駅からG1954で蘇州へ
太原市内観光の締めは、太原の繁華街、鐘楼街と食品街に行ってみることに。時刻はもう20時過ぎ、予定よりずいぶん遅くなってしまいました。でもその前にホテルへ。今回選択したのは、鐘楼街と食品街へ歩いて行ける距離にある山西飯店。周囲には他にもたくさんホテルがありますが、ここ選んだ理由はザ・中国的なこのキラキラ感。数多くの政府要人が訪れたことがある歴史のある場所で、1985年から山西飯店の名になったそうです。清代建築風のきらびやかなホテルになったのは2013年からです。接客は5つ星らしくとてもしっかりしています。外国人がホテルに宿泊すると、管轄の公安に臨時宿泊登記されるのですが、公安からホテルのフロントを通して「あなたはここ(太原)で暮らすつもりで来たのですか?」との質問が。これは初めての経験でした。山西飯店から、...山西省太原鐘楼街と食品街と山西飯店
双塔寺(永祚寺)の双塔は太原のシンボル的な存在なのだそうです。太原市に現存する古代建造物の中では最も高い建物になります。双塔寺の周囲は大きな公園、双塔公園になっています。太原駅に近い場所にあります。双塔公園が有料なのか無料なのか、24時間開放されているのか17時ごろには閉まってしまうのか、何も分からずに行ったので、最悪でも道から双塔が見えると思われる入り口に向かいました。15時ごろにはここに着いて、ゆっくり塔を見学するつもりだったのですが、もう18時前。お寺の門はまだ開いていましたが、帰る人のためだけで中には入れません。翌日の午前中に出直すことも可能だったのですが、早起する自信がないので外から塔を眺めることに。文峰塔、舎利塔のどちらもレンガに様々な彫刻が施されているようですが、残念ながら見ることはできず。...山西省太原双塔公園(永祚寺双塔)
天龍山景区は晋祠から西に約11km離れています。天龍山には、小規模ながら結構有名な天龍山石窟があります。晋祠博物館と天龍山景区がセットになったチケットを買いましたが、天龍山へ行く専用バス(晋祠天龍山景交観光1号線)の料金は含まれていません。バス亭は晋祠新鎮です。晋祠公園を晋文芸術博物館側から出ると近いです。バス乗り場は大行列になっていましたが、割り込みもなくみなさん整然と並んでいます。料金は片道4元で、山道を走るからでしょうか、座席に座れる人数しか乗せません。でも行列が長くなるとバスが増発されるようで少し我慢すると一気に列が進みます。天龍山の標高は1370m、かなりきつい上りになっているのでしょう、途中にループ橋があります。このループ橋は太原の網紅打卡地(SNS映えスポット)にもなっています。バスが停まる...山西省太原天龍山景区と天龍山石窟
太原市は山西省の省都で、2500年以上の歴史を持つ古都でもあります。かつては晋陽という名で古くから交通の要衝として栄え、春秋時代には晋国の主要都市でした。朝8時前ぐらいに太原駅を出て、最初に向かったのは晋祠公園と晋祠博物館。晋祠は晋国の始祖とされる唐叔虞を祀る祠堂で、太原市内で最も有名な観光地です。(だと思います)太原駅前から晋祠博物館へ向かう公共バスは何系統かあるようで、駅始発の804路のバスに乗りました。1時間半ぐらい乗るので混んでいるバスは避けた方が賢明です。晋祠公園下車で料金は2.5元です。Wechatの公共交通用ミニアプリなどでも支払いできます。晋祠公園の入園は無料です。きっと地元の人は博物館には入らずに公園で遊ぶのでしょう。公園の周りにはたくさんの屋台や飲食店が並んでいるので、お好きな方はここ...山西省太原晋祠公園と晋祠博物館
山西省 太原 無錫からZ196の高級軟臥(個室寝台)で太原へ
高級軟臥(個室寝台列車)の旅、第2弾は直達快速Z196に乗って太原へ行ってみました。Z196の始発駅は上海、終着駅が山西省の省都、太原です。上海発の列車なのですが、蘇州には停車しません。蘇州から出発する場合は、上海へ行くか、無錫へ行くのかのどちらかになります。今は大きな鉄道駅であれば改札を出ずに構内で乗り換えることができます。列車を降りたら、ホームから直接駅の待合室まで行ける改札口を通ります。日本の感覚だと、直接違うホームに行くだけではと思われるかもしれませんが、中国の鉄道駅では到着口と出発口が違うため、構内乗り換えできない場合、いったん駅を出てから入り直す必要があります。ただし、構内乗り換えの方法は、駅によってまちまちで、どうやって待合室まで行く改札にたどり着くのか、現地に行くまで分かりません。無錫で乗...山西省太原無錫からZ196の高級軟臥(個室寝台)で太原へ
昆山城市公園の次は鉄道の昆山駅に近い、古い街の方へ行ってみることにしました。亭林園は昆山市街地唯一の山、玉峰山にある有料の公園です。最寄り駅は、地下鉄11号線の玉山広場駅です。駅を出て亭林路を北の方へまっすぐ10分ほど歩くと亭林園の入り口があります。地下鉄駅から亭林園までの道は、昔ながらの商店が並ぶ大きな通りになっています。少し横道にそれると、小さなカフェなどが結構たくさんあります。昔はコーヒーを飲むのにも苦労しました。今ではどこにでもスターバックスがあるようになり、最近では、手ごろな価格でコーヒーが飲めるチェーン店や小さなカフェも増えました。亭林園の入園券は窓口で買うと20元、QRコードを読み込んでネットで買うと18元です。大きな公園なのですが、今回はあまり時間がなくて園内の1/3ほどしか周っていません...蘇州昆山亭林園
昆山には日系企業を含む多くの外国企業の工場があります。蘇州の隣町なのに全く知らない昆山へ地下鉄に乗って探検に出かけてみました。昆山城市公園は、近所の人が子供を連れて遊びに来るようなごく普通の公園です。昆山市は地下鉄11号線が開通するまで近くにあって遠い町でした。昆山城市公園は最寄り駅は地下鉄11号線の昆山城市広場駅です。公園は駅の南側にあって、駅前には昆山科博中心など子供向けの施設もあります。公園の中に小さな図書館もあるようです。園内の建物もまだきれいで新しい公園なのかと思ったら、公園自体は2005年ごろからあって、最近建物などを新しくして2023年の1月から再オープンしたようです。蘇州から地下鉄に乗ってわざわざ行くような公園ではありませんが、どこに行ってよいのか分からず、手始めに公園から攻めてみたのでし...蘇州昆山昆山城市公園
蘇州もすっかり暖かくなり、温泉にでも行くかなぁなどと考えていたら、ずいぶん前に太湖のNOVOTELの中にある露天風呂に行ったことを思い出しました。蘇州太湖諾富特(NOVOTEL)温泉酒店は呉中区の太湖東山にあります。たぶん、以前は蘇州三德大酒店という名前だったと思います。2007年頃の開業だったはずなので、建物は少し年季が入った感は否めませんが、サービスはそれなりにしっかりしているホテルです。温泉と夕食、朝食が付いて、1部屋500元ぐらいのセットがあったので利用してみました。温泉の営業時間は、14:00~22:00となっています。プールは通年営業しています。夏になると屋外のプールも営業するのでしょう。温泉は屋内にも少しだけ湯舟がありますが、メインは露天風呂です。外に出て庭を少し歩いた先に露天風呂が並んでい...蘇州太湖諾富特(NOVOTEL)温泉酒店の露天風呂
常熟市は行政区分では蘇州市に属しています。蘇州市で買える、蘇州と蘇州近郊の観光地の年パス、休閑カードにも常熟の施設が少し含まれています。常熟市郊外にある古里紅豆山庄、名前に惹かれて行ってみることに。蘇州市内から車で1時間ほどの場所です。紅豆山荘は宋代に建てられたとされ、古い歴史のある場所です。今はもう何も残っておらず、子供向け遊園施設のあるテーマパークになっています。園内には宿泊施設もあるようです。水辺にコテージが並んでいます。でもここに宿泊する人ってそんなにいない気がします。外からでもよく見えるスライダーのよう巨大な構造物が中央にあります。古里紅豆山庄のシンボルになっているようです。有料の公園なので清掃も行き届いていて奇麗です。飲み物やお菓子、軽食なども扱っている売店もちゃんと営業しています。蘇州市内か...江蘇省常熟古里紅豆山庄
久しぶりに長春に行きました。前回は2021年の3月末ごろだったと思うのでちょうど3年ぶりです。人民広場周辺だけでいうと、いくつか建設中の高層ビルが見えましたが、これといって大した変化は感じられずでした。観光地ではないので、夜になると人がいなくなるのは相変わらずです。20時頃にホテルに着いて、買い物がてらに重慶路を散歩してみましたが、すでにこんな感じ。重慶路は、長春の中では大きな繁華街のひとつで、夜遅くまで店の明かりも点いています。ひとつ隣の重慶胡同も小さな飲食店がたくさん並んでいるのですが人影はまばらです。この日の夜は氷点下まで気温が下がりましたが、風もなくあまり寒さは感じませんでした。警戒して厚めのジャンバーを持ってきたのですが全く必要ありません。うまく撮れませんでしたが、上海や蘇州と違って長春の空は青...長春3年ぶりに長春へ
蘇州公園は蘇州市の中心部、旧市街にあたる場所にある公共の公園です。地元の人はこの公園のことを大公園と呼びます。公園は、草橋弄、公園路、民治路、五州路に囲まれています。地下鉄の最寄り駅は、1号線と4号線の楽橋駅、または臨頓路駅になります。そんなに数は多くありませんが、季節ごとに花が植え替えられています。今月はチューリップなどが植えられました。休日は、小さな子供連れの人達やお年寄り達に加えて若い人達も多く、賑やかになります。公園を散歩していると、お年寄りたちが集まってトランプなどに興じている場所、子供たちの歓声が賑やかな場所、若い人が集まって何をするでもなくスマホを眺めている場所、SNS用の動画や写真を撮る人たちが集まっている場所など、うまく居場所が分かれているようにも見えます。子供たちに人気なのは、ミニ遊園...蘇州蘇州公園(大公園)
蘇州 お散歩 滄浪亭と可園から文廟古玩市場、蘇州文廟(碑刻博物館)
ようやく蘇州も春を感じる暖かい日が多くなってきました。梅の花はもう終わりかけで、木蓮が咲き、菜の花やカイドウ、桜も咲き始めています。木蓮が咲くころに散歩に出かける定番の場所になっているのが、滄浪亭、可園、蘇州文廟(碑刻博物館)と文廟古玩市場です。地下鉄4号線の三元坊駅か、4号線・5号線の南門駅が最寄り駅です。どちらの駅からもぐるっと一回りという感じでお散歩できます。今回のお散歩は、三元坊駅からスタートして、滄浪亭と可園⇒文廟古玩市場⇒蘇州碑刻博物館を巡ってから、再び三元坊駅に戻るパターンで。滄浪亭には大きな木蓮の木があります。残念ながら行った時にはまだ蕾でした。今週末はきっと満開だと思います。でも明道堂には春の花の鉢植えと盆栽がたくさん飾られていました。蘇州の園林では、季節ごとの盆栽が堂などに飾られます。...蘇州お散歩滄浪亭と可園から文廟古玩市場、蘇州文廟(碑刻博物館)
蘇州人の唐寅は明代の著名な画家です。唐寅が桃花塢に建てた邸宅が修復、復元されて2023年から公開されています。また、唐寅故居の周辺は、蘇州桃花塢歴史文化片区唐寅故居文化区として再開発されました。ネットで調べてみると、唐寅故居文化区には唐寅故居遺跡、唐寅祠、文昌閣、文化産業総合街区、展示館、ホテルの6つの部分が含まれている。らしいです。唐寅故居の敷地内には、評弾珈琲館という名のカフェと今流行の漢服の貸衣装屋さんがあります。貸衣装屋さん営業中でしたが、カフェは早くも営業停止状態のようです。コーヒーでも飲んでのんびりしようと思っていたのですが。。中国あるあるです。唐寅は明代の1505年、ここに邸宅を建てました。元々、宋代に章楶が建てた別荘があり、唐寅が桃花塢を散歩している時に偶然見つけたそうです。別荘はすでに荒...蘇州桃花塢唐寅(唐伯虎)故居
蘇州 2024年の元宵節(相門城壁灯光秀と”酥香”迎春花市)
元宵節は旧暦の15日目、今年は2月24日でした。この日で春節が終わり、帰省していた労働者や学生さんたちが一斉に戻ってきました。今年の元宵節は花火の規制もゆるくなり、昔ほどではないにせよあちこちで大きな音が鳴っていました。元宵節は湯圓と呼ばれるお団子を食べる日でもあります。蘇州の元宵節で最も有名なイベントは盤門の灯楼でしょうか。盤門はきっと多くの人で賑わっていたのだと思いますが、ここは外して、今年から始まった、相門城壁灯光秀(城壁を使ったイルミネーション)を見に行ってきました。ネットの情報では18時半に1回目があると書かれていたので、18時ごろに相門城壁の全体が見渡せる、倉街商業広場に行きました。すでに城壁には何かが映されています。よく見ると1回目は19時半、2回目は20時の予定。。だと。状況によって上演時...蘇州2024年の元宵節(相門城壁灯光秀と”酥香”迎春花市)
報恩寺は蘇州で最も古い仏教寺院です。拙政園の庭園越しに見えている塔がお寺の中にある北寺塔です。北寺塔が建立された時には11層だったとも言われています。現存しているものは1~6層までが南宋時代、7~9層が明代に再建、修復されました。高さは76mあります。以前は塔の上まで上って蘇州市街を見渡すことができたのですが、残念なことにいつも間にか上ることができなくなりました。1階には入ることができます。時計回りに回ってお参りするのが正しいらしいです。報恩寺は無料で拝観できます。拝観時間は16時までです。拙政園に行った時や、散歩の途中にふらっと立ち寄ることが多いです。この辺りで散歩のついでといえば、許家門の酒醸餅。酒醸餅は蘇州の小吃のひとつです。北寺塔の向かい側、西北街にある許家門は人気店でいつも店の前に人だかりができ...蘇州お散歩北寺塔(北塔報恩寺)と桃花塢大街
これと言って行きたい場所がないのだけれど、ずっと家に籠っているのも。。そんな時にふらっと出かける場所のひとつが天池山です。だいたいいつも静かな場所です。特に冬は人が少ないです。今までこんな飾りつけをしているのを見たことがありませんでした。春節の飾りつけ、というわけもなさそうです。たぶん。冬の寒い日には、天池も凍ります。さすがに大人が乗ると危ないですが、小さな子供なら割れないぐらいの厚さになることもあります。天池山での行動パターンは、主に3つあります。その1.天池を眺めてから寂鑑寺の麵だけ食べて帰る。その2.南天門を一回りして、寂鑑寺の麺を食べて帰る、もしくはその逆。その3.寂鑑寺の麺を食べてから、花山、白馬澗か白象湾までトレッキング。その3のパターンは数えるほどしかありません。ほぼ、その1でおしまい、たま...蘇州天池山の南天門
蘇州 除夕の相門(倉街商業広場 相門古運河遊船)と春節の西園寺
今年の春節は2月10日でした。現在、中国は春節の連休中です。除夕(春節の大晦日)は相門へ散歩、春節は西園寺に初詣に出かけました。相門に来るのはたぶん1年ぶりぐらいになる気がします。地下鉄1号線の相門駅を出てすぐの通り、倉街に大きな商業施設がオープンしていました。ここはもともと蘇州刑務所があった場所です。刑務所を取り壊した後に、2019年ごろからずっと何か工事をしていました。マンションでも建てるのかと思っていましたが、こんな大きな商業施設になっていたとは。いつ開業したのかよく分かりませんが、昨年の後半ごろではないかと思います。まだまだ空き店舗は多い状態で、ネットで調べてみると今年から増える計画のようです。今のところトイレもすごくきれいな状態を保っています。この場所は、景観保全のために高層ビルを建てることがで...蘇州除夕の相門(倉街商業広場相門古運河遊船)と春節の西園寺
今まで蝋梅を見るために網師園には行ったことがありませんでした。雨が降るあいにくの天気の中、ちょこっとのぞきに行ってみました。今年の蘇州の冬はここ数年と比べると寒い日が多かったように感じます。でも、園林やお寺の蝋梅はいつもと同じように小さな花をつけています。雨の日もなんとなく多い気もします。先週はずっと雨が降っていました。窓越しの雨の景色を楽しむなら小さな園林の網師園がお勧めかもです。網師園のように住居と庭園が同じに敷地にある構成の園林は珍しいそうです。写真の撮り方が下手すぎてちゃんと伝えられないのですが、窓を通して見る景色もなかなか風情があります。冬の天気の悪い日の網師園は、観光客やSNS写真を撮りに来る人が少ないので、好きな場所で好きなように写真を撮ったり、景色を眺めたりすることができます。中国は今週末...蘇州網師園の蝋梅
福建省 漳州市南靖県 福建土楼 回螺坑土楼群と塔下村の俗昌楼
土楼王とも呼ばれる承啓楼のある永定の土楼群に行くか回螺坑土楼群を見るか、悩んだ末に初志貫徹ということで、回螺坑土楼群を見に行くことに決めました。厦門から出発する日帰りバスツアーの行先の多くは、南靖の和貴楼、懐遠楼、雲水謡古鎮と、永定の土楼群がセットになっており、回螺坑土楼群と塔下村に行くのは数えるほどしかありません。回螺坑土楼群に行くためには、景区の入り口で専用周回バスに乗り換える必要があります。バスの本数はあまり多くないのか、人が集まるまで動いてくれないのか、出発まで結構待ちました。バスに乗って山道を30分ほど走ると展望台に着きます。ここから見える回螺坑土楼群の景色は、土楼の紹介に必ず登場するほど有名です。中央にある方形の土楼は歩雲楼、3つの円形の土楼が、和昌楼、振昌楼、瑞雲楼、楕円の土楼が文昌楼です。...福建省漳州市南靖県福建土楼回螺坑土楼群と塔下村の俗昌楼
福建省 漳州市南靖県 福建土楼 懐遠楼と鐘興楼(土楼之光文化園)
懐遠楼は2008年に世界遺産に登録された福建土楼です。1905年~1909年にかけて、簡氏一族によって建築されました。土楼には、夫々名前が付けられており、その名前には意味があります。懐遠楼の場合は、楼主は河南省の懐という地から来たことを表し、一族の子孫が遠大な志を持ち続け、さらなる発展を促す戒めの意味を持つそうです。敷地面積は1384平米、高さは14.5mの4階建てで、各階に34部屋あります。今でも人が暮らしており、井戸もたぶん現役で活躍しているのだと思います。円形の土楼の中庭には、同じく円形の斯是室と呼ばれる立派な建物があります。ここは子供たちが勉強や読書をする場所だったそうです。南靖の福建土楼群の中でおそらく最も人気のある懐遠楼は観光客で溢れかえっていました。1階部分のほとんどが、土産物屋になっており...福建省漳州市南靖県福建土楼懐遠楼と鐘興楼(土楼之光文化園)
年末年始の連休を利用して福建省の世界遺産、福建土楼に行ってきました。福建土楼群へは厦門から多くの日帰りツアーが出ています。レンタカーを借りて行くことも考えたのですが、土楼は点在している上、土地勘もないので止めました。Ctripで検索すると200元~300元ぐらいの価格帯でたくさん出てきます。逆にありすぎてどれを選んでよいのか迷います。言わずもがなですが、大型バスで行くような人数が多いツアーは安く、少人数になるほど高くなります。厦門島から、漳州市南靖県まで高速道路を使って2時間半ほどでしょうか。バスツアーの中には、高速道路利用を強調しているものも多いです。(高速道路が整備されていなかった頃はかなりの時間を要したのだと思います)最初に向かったのは、世界遺産にも登録されている和貴楼。土楼の形状は、円形、楕円、正...福建省漳州市南靖県福建土楼和貴楼と雲水謡古鎮
今年の正月は、カレンダーの都合で運よく土、日、月の3連休となりました。でも中国人にとっての正月は春節なので、年末年始に正月感はありません。だいたい年末年始は蘇州で過ごすことが多いのですが、12月は雪が降るほど結構寒く、ちょっと暖かい場所へでも。。と厦門に行くことにしました。今回は2泊3日で拠点を湖里区にして、賑やかな中山路などには行きません。それでも以前は人が少なかった湖里区の万達広場も観光客や地元の人で賑わう場所になったようです。初日の夜はとりあえず海鮮で。年末年始の厦門の気温は15℃~24℃ぐらいでした。朝晩は少しだけ寒いのですが、日中は上着なしでも大丈夫。大した量も食べないので、どこで食べてもそんなに値段差はないかもしれませんが、中山路近辺より、下町の湖里区の方がずっと安いと思います。厦門は台湾と同...福建省厦門(アモイ)厦門で年越し
新しい年(中国滞在12年目)が始まりました。中国の年末年始は12月30日から1月1日の3連休、すでに通常営業状態に戻っています。今年はどのような年になるのか。。たぶんいつも通り行き当たりばったりなのだと思います。まずは、2023年に初めて行ったり、体験したことを振り返ってみます。極寒の黒竜江省牡丹江とハルビンに行ってみた。奇麗な雪景色を楽しめますが、氷点下30℃以下でずっと外にいたのは初めて。長春で生活していた時でも冬の夜は寒くてほとんど出歩かなかったです。黒竜江省ハルビン蘇州から高鉄でハルビンへ黒竜江省牡丹江海林市亜雪驛駅と大禿頂子山黒竜江省牡丹江海林(吉林省延辺)中国雪郷風景区黒竜江省(吉林省延辺)雪郷故里と亜布力スキー場黒竜江省ハルビン夜の中央大街と聖索菲亜教堂(ソフィア聖堂)黒竜江省ハルビン冬の松...2023年の振り返り(2023年の初体験)
千島湖旅行の最後に湖をぐるっと一周してから蘇州へ帰ることにして、千島湖から少し離れた山の中にある芹川古村にも行ってみました。観光案内で見つけた場所だったので、あまり期待していなかったのですが、結果的にこの考えは正解で、今回の旅行の中で最も景色が楽しめることになりました。芹川古村は、浙江省の淳安県浪川郷芹川村の中にあります。芹川村は千島湖に沈まずに残った場所なので、そもそも人が訪れることも少ないのでしょう。千島湖の観光地からまっすぐ行けるような公共交通はありません。ナビが案内した道(たぶんショートカット)も湖岸から離れると集落の中を通る細い道でした。車で芹川古村の中へ入って行けるような道幅の道路はありません。古村の近くに駐車場(無料でした)があるので、そこから歩いて村に入ります。村の入り口にある大きな楠は、...浙江省千島湖(淳安県浪川郷)芹川古村
船と島から千島湖の景色を楽しんだ後、陸から景色を楽しめる場所がないか探してみました。中心湖区の周辺で見つけたのが天嶼景区と千島湖植物園でした。どちらも有料で、実際に行ってみた感想は、景色を楽しむという意味ではどちらもあまり大したことはない。。です。天嶼景区は、山の上から千島湖を見ることができる公園のような場所です。入園料は80元。地元の人は入園無料なのか割引があるようです。長い長いエスカレーターを乗り継いで山の上まで登れます。どうやら入園料=エスカレーター代のようです。(エスカレーターを使わなければ無料で登る道がきっとあると思います)こんな距離の長いエスカレーターに乗ったのは初めてかもです。振り返ると湖の景色が楽しめます。戻りは歩くか、10元払えばバスに乗れます。山の上には展望台と売店、別料金の下りの滑り...浙江省千島湖天嶼景区と千島湖植物園
浙江省 千島湖 梅地亜君瀾度假酒店(ナラダ千島湖リゾート)と晩ごはん
千島湖旅行では、梅地亜君瀾度假酒店(ナラダ千島湖リゾート)というホテルを利用しました。新しいホテルではありませんが、部屋もサービスも結構よかったです。宿泊費は各種割引を利用して、朝食付きで1泊700元ちょっとでした。周りのリゾートホテルの値段と比べると、中の上ぐらいのレベルなのかと思います。中国のホテルは日本と比べると相対的に安いです。日本だと1人いくらですが、中国の場合は1部屋いくらなので、多人数で使えばもう格安です。せっかく遠くまで来たのでバルコニー付きの湖の見える部屋をチョイス。湖畔のホテルなので、視界を遮るものはありません。ここで1日何もせずにボーっと過ごしてもいいかなという気分になれます。広い敷地内には庭や子供の遊び場のほかにプールもあるようです。1棟ずつのコテージも並んでいました。ホテル専用の...浙江省千島湖梅地亜君瀾度假酒店(ナラダ千島湖リゾート)と晩ごはん
千島湖の記事はまだ続くのですが、毎度のことながら更新が遅いので、真冬になる前に蘇州の秋の様子を先に。。11月上旬に太湖の紫金庵へ行った時は、銀杏の葉が色付いて落ちるのはまだまだこれからという感じでした。お寺の売店では大粒の美味しそうな銀杏が売られていました。銀杏は秋になると太湖の周辺で買うか、マンションの中庭で拾って食べています。蔦の葉は赤く色づいていました。ちょうどこの日から暖かい麵が恋しくなるぐらい急激に気温が下がりました。紫金庵で蘇州麺を食べたのは初めてです。ここのスープは濃い醤油味ではなく、私の好きなちょっとさっぱり味。営業時間は午後2時ぐらいまで、客が少ないと早く終わってしまいます。(なので初めて食べた)店のおばちゃん達が暇でもう帰り支度を始めそう、10分遅かったらもう閉まっていたかもしれません...蘇州2023年秋の振り返り
龍山島を出発した船が次に向かうのは梅峰島です。山の上から、湖の小島を眺めることができるので、千島湖らしい景色が楽しめます。龍山島から乗船時間15~20分ぐらいで到着です。小さな島なので滞在時間は1時間ほどでした。ここには小さなロープウエイがあります。(別料金です)片道か往復か切符を選べます。下りは滑り台で遊ぶこともできるようです。少し登るだけなので使う必要もないですが、試しに乗ってみました。乗車時間は5分もありません。湖の見える方向に座ると少し景色を楽しむことができます。山の上にあるのは、展望台とお茶屋さんだけ。。お茶を飲んでいる人は誰もいませんでした。滞在時間1時間だと、上から湖の景色を眺めるだけでは時間を持て余します。かと言ってお茶を飲むには時間がなさすぎます。水辺にも道があるので余った時間で散策して...浙江省千島湖中心湖区と島めぐり(後編)
千島湖はとても広いので、風景区(観光地)もいくつかに分かれて存在しています。どこに行くのが良いのかもよく分からず、とりあえず名前を見て中心湖区を選んでみました。”中心”なのだからきっと一番賑やかな場所なのかと思うじゃないですか。実際に行ってみると市街地からは外れて、観光船の船着き場周辺以外には特に何もない場所でした。ただ、島めぐりの船が一番多く出ているのは中心湖区なのだと思います。船のチケットはネットで買うと割引もあるのですが、中国あるあるのパスポート番号非対応。。当日、窓口に並んでいつの船に乗れるか分からない状態は避けたかったので、ホテルのフロントで、チケットを予約できる旅行会社を紹介してもらいました。ネットで調べた感じでは、船の出航時刻が決まっていて、チケットだけ買えば、後は自分の好きなタイミングで船...浙江省千島湖中心湖区と島めぐり(前編)
浙江省にある千島湖という巨大なダム湖まで行ってきました。蘇州から千島湖までの道のりは約350kmです。久しぶりのちょっとした長距離運転です。高速道路を使って4時間ほど、休憩をはさみながらだと5時間近くかかります。移動のほとんどが、高架道路と高速道路なので楽といえば楽なのですが、中国での運転は何かと気を使う(何が起こるか分からない)ので少々疲れます。。千島湖のある場所は杭州市に属しているのですが、杭州市街からは遠く離れています。杭州ではなく黄山の近くにあるといってもいいぐらいです。利用する高速は、常台高速、申嘉湖高速、練杭高速、杭州繞城高速、長深高速、杭長高速、溧寧高速。杭州市街を迂回するルートです。このルート、おそらく最速ルートだと思うのですが、サービスエリアの数が少なくなります。主なサービスエリアは白洋...浙江省千島湖蘇州から千島湖へ
どこか食事にでも出かけようかと大衆点評でお得な割引がないか調べていたら、西京湾田園餐庁という初めて目にする店を見つけました。天気も良いので久しぶりに太湖までぶらっと出かけてみることに。食事の前に西京湾に立ち寄ってみたのですが、いつもなら馬鞭草(クマツヅラ)や菊の花などが植えられて賑やかな場所には、今年はもう何も植えていないようです。(なのに駐車場は有料になっています)早々に退散して、西京湾から車で10分ほどの場所にある西京湾田園餐庁へ。どうやら太湖の西京湾に新しくできた農家料理のお店のようです。お店の人に聞くと、1か月ほど前にオープンしたとのことでした。環太湖大道から細い農道を入って行くと、新しい公園のようなものができています。店はそこを通り過ぎて更に細い道を進んだ先にあります。案内看板がなければ先に進む...蘇州太湖西京湾田園餐庁・湖景農家菜
今回の一時帰国は1週間ちょっとの滞在を考えていたのですが、物事は何かとうまく進まず。。結局2週間ほど日本にいました。一時帰国中のお出かけは湯村温泉と日本海だけのつもりでしたが、空いた時間に気分転換を兼ねて赤目四十八滝へ行ってみました。確かここに来たのは20代の頃だったと思うので、もう大昔のことです。ナビがないと行き方すら忘れています。Googoleマップで案内された道は西名阪道と名阪国道以外、初めて通る新しい道と、まったく記憶にない対向車とのすれ違いも厳しい細い山道でした。赤目周辺の雰囲気もずいぶん変わったのでしょうか。入山口の付近には、赤目自然歴史博物館や新しい感じのお土産物屋さんなども。駐車場は、最も遠い場所で700円、それ以外は800円になっているようです。何も知らずというか、この先にもまだ駐車場が...日本三重県赤目四十八滝
もともと、このタイミングでの一時帰国は考えていませんでしたが、国慶節の連休明けに日本での仕事もあるので連休後半から戻ることにしました。中国の大型連休中は航空券の値段も跳ね上がるのですが、処理水がらみで中国政府が大騒ぎしてくれたおかげで、往復1600元ほどで入手できました。中国国内の観光地は大賑わいで、高速鉄道の切符は近距離でも入手が難しい状態。上海駅から地下鉄に乗るにも荷物検査で長蛇の列になっていました。浦東空港の国際線ターミナルは空いています。連休の後半ということもあるのでしょうが、日本人の姿はほとんどありませんでした。せっかく久しぶりに日本に帰ったので、まずはきれいな景色と温泉を求めて日本海側へ出かけてきました。天橋立に来たのはたぶん20年ぶりぐらい。以前、モノレールやリフトに乗った記憶はありません。...2023年国慶節の一時帰国
木涜古鎮にある榜眼府第は清代の思想家、馮桂芬(1809-1874)の個人邸宅です。蘇州呉県出身の馮桂芬は、ここで晩年を過ごしました。科挙の最終試験、殿試の合格者上位3名を上から順に、状元、榜眼、探花と称され、馮桂芬は1840年の科挙試験に次席で合格したことから、地元の人たちはこの邸宅を榜眼府第と呼んだそうです。蘇州は科挙試験の首席合格者が多いことでも知られています。ネットで調べてみると、試験が行われた1300年間の首席合格者596名のうち31名が蘇州人で、清代の状元114人の中には、小さな田舎町だった蘇州出身者が26人もいるそうです。頭脳明晰な馮桂芬にちなんでということなのでしょうか、ここは、呉中区明徳教育館という教育施設にもなっています。具体的にここで誰が何の勉強をする場所なのかは、私の中国語レベルでは...蘇州木涜古鎮の榜眼府第
木涜古鎮には、清代に建てられた大金持ちの邸宅がいくつか残っています。観光客で賑わう川沿いの山塘街にある古松園もそのひとつです。古松園のある場所は、山塘街の東の端の方です。地下鉄5号線の霊岩山駅から歩く場合は、厳家花園、虹飲山房、西施橋などを通り過ぎた先になります。ちょうど山塘街が路地のように狭くなったあたりなので、うっかりすると通り過ぎてしまいそうになります。古松園は木涜の四大富豪のひとり、蔡少漁が建てた個人邸宅です。そのため、蔡少漁旧居とも呼ばれています。入り口に近い部分に住居などの建物が並んでおり、間口は狭いように感じるのですが、奥には立派な庭園があります。このような建物の配置は、前宅後園と呼ばれる典型的な清代の園林なのだそうです。案内図を見ると、7の字のような敷地になっています。邸宅内にある彫刻は太...蘇州木涜古鎮の古松園
石湖の行春橋と越城橋渡った先にある新郭老街。ずっと閉まったままだったのが、中秋節、国慶節の連休中にオープンしたようです。9月29日~10月3日の間は、手作芸術祭も開催されていて多くの人で賑わっていました。昼間だけでなく夜もやっているようで、きっと中秋節の夜はもっと混んでいたのではと思います。建物の中には芸術家さん達の作品の展示や販売、手作り工房体験があったり、通りにぎっしり並んだ小さな露店にもたくさんの作品が並んでいます。団体旅行客は来ていないようで、ほとんどが蘇州や近隣に住んでいる人のようでした。連休中には観光客で身動きの取れない山塘街に行くよりこちらがお勧めかもです。買い物しなくても通りのお店や展示を見て回るだけで結構楽しめます。食べ物や飲み物を扱う露店もたくさんありますが、どの店もちょっとお洒落?な...蘇州石湖新郭老街
中国の案内矢印を見てもピンとこないことが多いのは私だけなのでしょうか。以前(割と最近まで)は、え?どういうこと?と思うことが多かったです。日本の皆様は、問題1~3の写真を見て直感的にトイレがどこにあるか分かりますか?問題1。問題2。日本で斜め向きの案内矢印ってありましたっけ?問題3。こんな案内板があったら、ここにトイレがあると思いませんか?この例は、蘇州のとある商業ビルの4階ですが、どこに行っても案内矢印は大体同じです。ちなみに、問題1の写真が最寄りのトイレに一番近くて、問題3の写真が最も遠いです。答えは、問題1の場所からは後ろの方向にトイレがある。問題2の場所からは右斜め後ろ方向にトイレがある。問題3の場所からは後ろの方向にトイレがある。問題3の写真と同じような案内は、いろいろ場所でよく見かけますが、以...小ネタ中国の案内矢印
蘇州の伝統産業と言えば、最初に思いつくのは絹と刺繍です。でも、金煉瓦とも呼ばれる煉瓦(レンガ)も有名です。蘇州御窯金煉瓦博物館では、レンガの製造方法、運河を使った運搬、使用場所などについての展示と、明清代のものとされる窯の遺跡などを見ることができます。と、偉そうに書いておきながら、実は金煉瓦の存在を知ったのは最近のことでした。それも日本のドキュメンタリー番組で。。2019年2月に放送された田辺誠一さんがガイドを務めるドキュメンタリー番組、「中国大紀行"京杭大運河"王宮に繋がる水の路1794キロを行く」を中国のケーブルテレビで見て初めて知ったのでした。蘇州御窯金煉瓦博物館が開館したのは2016年だと思うのですが、この番組では蘇州御窯金煉瓦博物館は登場しませんでした。映っていた風景からして、おそらくかなり郊外...蘇州蘇州御窯金煉瓦博物館
蘇州の北太湖旅游度暇区(北太湖観光リゾート)は無錫市との境目ぐらいにあります。もともとこの辺りは北太湖旅游風景区と呼ばれていた場所だと思います。全容はよく分かりません、リゾート地の面積はかなり広いのだと思います。湿地公園、宿泊施設、農園、バーベキュー広場、農家料理レストランなどがあるようです。今回行ったのは北太湖旅游度暇区にある稲香公園、田んぼの公園です。水田の周りには子供向けの遊具が置かれています。観光客用の木道や舗装された通路があるので中の方へ入って行くこともできます。また、SNS投稿用写真に使うため?のオブジェなども置かれています。稲刈りはまだ先ですが、もうお米は実っています。田んぼを間近で見るのは本当に久しぶりです。稲香公園の向かい側には農家料理レストランが並んでいて、無料の広い駐車場もあります。...蘇州北太湖の稲香公園
張家港の香山風景区は、蘇州市街から車で約2時間ほどの場所にあります。山の上には大きな塔がそびえていています。張家港市は蘇州市の管轄になります。香山は蘇州で販売されている休閑カードで入園できる観光地の中に含まれています。この日は高温注意報も出ていたせいもあるかと思いますが、日曜日でも人影はまばらでした。山の標高は136.5m、歩いても全然大丈夫な高さなのですが、暑くて暑くて。。上りは片道10元電動カートに乗りました。この辺りの歴史は古く、山の斜面からは新石器時代の遺跡が見つかっており、漢代や宋代のものと思われる墓からは銅鏡、陶磁器など発掘されているそうです。頂上付近にある蔵軍洞は、春秋戦国時代ごろに掘られた要塞だったと考えられています。中からは多数の陶器が見つかっています。山の上の塔からは張家界市街が一望で...江蘇省張家港香山と金鳳凰温泉
久しぶりに盤門景区へ行ってみました。東大街でちょっと買い物したいものがあって、盤門はついでに。。ですが。蘇州の休日は、もうコロナ前以上に観光客で溢れていますが、盤門には団体旅行客の姿はありませんでした。でも、昼間とは別料金で夜も開園しているので、きっと夜になると観光客も多くなるのだろうと思います。日中はまだまだ暑いせいもあって、呉門橋や環古城河健身歩道を歩く人もそんなに多くなさそうです。だいたい1時間おきぐらいに楽器の演奏があります(正時ごとだったかと思います)。日陰で休憩しながらのんびり演奏を楽しむことができます。園内では休業していたお店が綺麗になって復活していたり、以前あったお店がなくなっていたりと、しばらく見ない間にいろいろと変化していました。きっと夜になると営業しているのでしょう。ビアガーデンのよ...蘇州盤門と東大街
花苑・西貢法式越南料理は蘇州の東方之門の北楼商業中心6階にあるベトナム料理店です。以前、探検した時にぽつんと1軒だけ営業している店だったのでちょっと気になっていました。東方之門の6階は相変わらずゴーストタウン状態のままです。去年撮った写真と見比べても景色は1ミリも変わっていません。テナントは全く増えていないようです。東方之門の過去記事はこちら蘇州東方之門店はちょっと高級店っぽい内装で料理の単価も少し高めです。大衆点評から定価415元が298元になるセットのクーポンを買ってみました。東向きの窓に面したテーブルからは金鶏湖の景色が楽しめます。最も窓際の席は数が少ないので、座れるかは運次第です。店の名前からするとフランス式ベトナム料理らしいです。何がフランス式なのかは知りませんが、確かにベトナム料理はフランスや...蘇州ベトナム料理花苑・西貢法式越南料理
夏の蘇州では園林や観光施設などで夜のイベントが行われています。大陽山植物園では、夜になると色とりどりのイルミネーションで飾られます。定期的なイベントとして夏の夜の営業を始めたのは、たぶん2020年からだと思います。2020年のオープン初日に訪れたきりで、その後は一度も行っていませんでした。当初は大したイルミネーションもなく、人も殆どいなかった記憶があります。それが年々派手になって、今年は人も多くてこんなに賑やかになりました。過去記事はこちら蘇州夜の大陽山植物園規模もイルミネーションの数もすっかり変わって3年前とはもう比べ物になりません。入り口近くの広場では獅子舞が、温室の近くでは西遊記のショーがありました。他にも別のショーがあるようなので、時間帯か日によって変わるのでしょう。大きな池の周りの道沿いがすべて...蘇州大陽山植物園の灯光秀(イルミネーション)
上海共青国家森林公園は上海の北側(楊浦区)の郊外にある大きな公園です。森林公園と名付けられているだけあって緑がたくさんあります。この公園の存在は以前から知っていたのですが、上海で森林公園なんて、行ってもがっかりするだけじゃないかと思っていました。でも行ってみてびっくり。本当に森でした。公園の中には30万本以上の木が植えられているそうです。杉、楠、銀杏、柳、楢、楡、紅葉、楓、ネムノキ、プラタナス、銀杏などなど。樹木だけでも200種類あります。以前は入園料が必要だったはずですが、今は無料になっています。また、元々ここは1956年に造られた共青苗園という圃場だったようで、森林公園として一般開放されたのは1986年らしいです。ということは、ここにある木の多くは、今から37年~67年ほど前に植えられたものなのでしょ...上海上海共青森林公園
浦東の濱江大道散歩を終えて渡船で浦西へ渡り、バスに乗って淮海中路にやってきました。今回は初めて錦江飯店に泊まってみることにしました。錦江飯店は1929年に完成した、上海のクラシック5つ星ホテルです。もうずいぶん古いホテルなので、今では周囲の5つ星より安く泊まれるのも魅力です。後ろにそびえているのは錦江タワー(新錦江大酒店)です。格式の高い北楼の宿泊費は少し高く、低層の楠楼はリーズナブルな価格設定になっています。庶民の私は楠楼で。。でも北向きの部屋だと北楼と中庭や貴賓楼を眺めることができます。値段は安くなってもフロントはちゃんと5つ星っぽい対応をしてくれますし、部屋のテレビもNHKの海外向けBS放送が映ります。貴賓楼には周恩来、ニクソン、サッチャー、レーガン、田中角栄など、今までに各国の首脳や教科書に名前が...上海2年ぶりの浦西散歩
少し前の話ですが、先月の端午節の連休中に久しぶりに上海へ出かけてきました。連休だったので上海でホテルに泊まって夜景も眺めてきました。余裕で日帰りできる上海でわざわざ宿泊したのは、連休直前までドタバタしていて旅行の計画も立てられず、少しだけでも旅行気分を。。ということもあります。この2年間、浦東空港は何度か利用したので上海へ行くには行っていましたが、真っ直ぐ空港に行くのと、空港から蘇州へ戻るかだけだったので、上海の街中へ出かけるのは本当に久しぶりです。上海の街並みも眺めたかったので今回の移動はもっぱら路線バスで。上海駅南広場から隧道3線に乗って向かう先は浦東の陸家嘴。まずは腹ごしらえから、最初に目指すのは上海環球金融中心(森ビル)。ここにある日本料理屋さん、銀平でお昼の定食をいただくことに。周りにあるレスト...上海2年ぶりの浦東散歩
早いもので蘇州の蓮の花はもう見頃を過ぎてしまいました。蘇州で蓮の花を見ると言えば、拙政園と荷塘月色湿地公園が人気です。今年は咲き始めの頃の拙政園と、見頃を少し過ぎた荷塘月色湿地公園に行ってきました。拙政園はすっかり以前と変わらない数(例年以上?)の観光客で賑わっています。雨の日でもこの通り。蓮の花がたくさん見られるのは入り口に近い順に、まず芙蓉榭の周辺。最も人気があるのが運香堂、梧竹幽居、雪香雲少蔚亭などに囲まれた池と、荷風四面亭の周辺でしょうか。写真は6月中旬頃、拙政園は荷塘月色湿地公園より咲くのは少し遅いようです。以前は小滄浪や運香堂の後ろには睡蓮の花が咲いていたと思うのですが、今年は見つけることができませんでした。荷塘月色湿地公園には今月の始めに行ってみました。まだまだ大丈夫だと思っていましたが、公...蘇州拙政園の蓮と荷塘月色湿地公園の蓮
宜興の玉女潭は唐代に造園された、山林の自然を活かした庭園です。鍾乳洞の張公洞から車で5分ほどの場所にあります。面積は16万平米あり、庭園と言うより公園という感じです。歴史のある場所のようですが、観光地としてはあまり人気はありません。ぐるっと一周してみましたが、途中で2~3人しか見かけませんでした。結構いい感じの場所だと思うのですが、なぜこんなに誰もいないのか分かりません。蘇州の休閑カードが使える場所なので入園料は調べていませんでしたが、もしかするとちょっとお高いのでしょうか。。雑木林の中にある小径には、おそらく人工的に配置したのではない、大小様々な岩が並んでいて名前が付けられています。明代には詩人や画家などがこの辺りで暮らしており、数多くの作品が造られたそうです。また玉女潭はドラマや映画のロケ地にもなって...江蘇省宜興玉女潭
宜興は鍾乳洞、竹林、茶器などの焼き物が有名な場所です。日本のYahooなどで、”宜興”を検索すると最初に出てくるのはきっと急須の写真だと思います。宜興は市なのですが、行政管轄としては無錫市に属します。太湖の東岸で、ちょうど常州と無錫の境目ぐらいに位置しています。今回の日帰りドライブで、久しぶりに張公洞に行ってみました。周りの景色や景区の中は以前とあまり変わっていないようです。蘇州の太湖西山にある林屋洞もそれなりに大きい鍾乳洞なのですが、中に入ってもそんなに涼しい感じはありません。でも、宜興の鍾乳洞はエアコンが効いてるのかと思うぐらい外との温度差があります。張公洞は山の中の鍾乳洞で、麓に入り口があって出口は山の上の方になります。入り口付近が一番涼しくて、出口に近くなると暑くなるので、中に入るとあまり動きたく...江蘇省宜興張公洞(2回目)
蘇州が梅雨入りする前、日中の気温は30℃を越える真夏日が続きました。涼を求めて、宜興へ日帰りドライブに出かけてきました。宜興は、蘇州から見ると太湖のちょうど対岸ぐらいの場所になります。高速道路を使う場合は、京沪高速(G2)→沪宜高速(S48)のパターンで約137km。蘇錫高速(S83)→沪常高速(S58)→沪宜高速(S48)のパターンで約125km。太湖沿いの高速道路、沪常高速(S58)の太湖隧道が2021年末に開通し、いつも無錫で渋滞する京沪高速(G2)を通らずに対岸へ行くことができるようになりました。太湖隧道の全長は10.79kmで水面下にあるトンネルとしては中国最長です。高速料金は、京沪高速→沪宜高速の方が安いのですが、渋滞を避けたいので沪常高速を使う方が多いです。でもこの日はあちこちで渋滞が発生。...江蘇省宜興宜興へ日帰りドライブ
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少し前の話ですが、況公祠の楝樹(センダン、トネリコ)の花が綺麗だと、SNSで紹介されているのを見て行ってきました。況公祠は明代に蘇州の官僚だった況鐘を祀る廟です。西美巷(蘇州市立病院の西側)にあります。続きはこちらからどうぞアメブロ版中国でのいろいろ蘇州道前街西美巷況公祠の楝樹(センダン)
gooブログからAmebaブログへのデータ移行は終わりました。でも、カテゴリ(テーマ)はすべて「ブログ」になってしまうのでひとつづつ直す必要があります。そんなに投稿はないとはいえ、空いた時間に600以上修正するにはそれなりに時間が必要で、なかなか進んでいません。過去記事に貼ったリンクもすべて直すとなると。。春に撮った写真の記事を書くのは初夏になりそうです。話しの続きはこちらからどうぞ。アメブロ版中国でのいろいろ小ネタブログ引っ越し作業中
ブログタイトルはそのままでAmeba(アメブロ)に引っ越すことにしました。URLはこちらになります。中国でのいろいろブログを始めてからの生活を振り返ってみると、中国で最初に暮らしたのが長春。2012年からです。今でも時々は長春に戻りますが、2017年まで長春が主な活動拠点でした。上海での仕事を受託して、上海が活動拠点になったのが2017年の年末から。生活面でいうと、2017年~2018年が最も厳しかったです。上海の仕事が受託できていなかったら日本に帰っていたかもしれません。上海では何度か引っ越しをしましたが、最初は都心のかなりディープなアパートに住んでいました。2020年にはコロナ騒動が始まり、大きな仕事は長春も上海も全て途絶えてしまいました。2020年の後半からは蘇州に生活拠点を移しました。コロナ騒動で...ブログ引っ越しのお知らせ(Amebaブログへ)
太平老街は蘇州市の相城区、陽澄湖の西側に位置する小さな老街です。清代に架けられた(再建された)太平橋が名前の由来になっているそうです。太平老街をメインストリートとした集落は河沿いにあります。河に架かった橋を渡って老街に入ります。案内板を見るとそこそこ面積があるように見えるのですが、太平老街の通りの長さは700mもないのであっという間に終点になります。太平古鎮の見どころのひとつが円柱形の荻渓倉です。明代に建築されたとされる荻渓倉は朝廷用の食料備蓄倉庫で、かつては30棟以上あったのだそうです。現存している倉庫は1970年代のもので、荻渓倉以外にも大きな穀物倉庫が建てられています。現在は、文化施設などとして活用されているようです。トイレも円柱になっています。古鎮にある建物の多くは今でも人々が普通に暮らしています...蘇州相城区太平老街(太平古鎮)
駆け足旅行だったこともあって、今回の重慶ではほとんど簡単な食事で済ませました。自分の備忘録として食べたものを纏めておこうと思います。初日は高速鉄道(動車組)で重慶まで10時間、持ち込んだお菓子や列車の弁当で済ませました。路線によって弁当の質、種類、値段は変わります。味は昔より良くなったと思います。重慶地元の料理ではありませんせんが、陝西省岐山県の名物、岐山酸湯臊子麺を初めて食べました。ちょっと酸っぱ辛いスープが特徴で、あまり食欲が湧かない時でもスルッと入る感じです。散歩している時に何軒か見かけた餅(中華クレープ)のお店、煎餅道。中国では朝ごはんに餅を食べる人も多く、朝早くから営業しています。ここの餅はパリパリタイプではなく、中に入れる具材を選んで巻く柔らかいタイプです。何も言わなければ基本辛いです。あまり...重慶重慶で食べた物あれこれ(結局火鍋にはありつけず)
解放碑は、1947年に落成した抗戦勝利記念碑、人民解放記念碑とも呼ばれる高さ27.5mの塔です。中華民国時代にはこの場所に国民を鼓舞するための堡塁が造られていたのだそうです。解放碑を中心に民権路、民族路、鄒容路が交差する地区が大きな商業圏になっています。この辺り一帯が解放碑歩行街と呼ばれているのだと思います。解放碑歩行街のある場所は標高約265mの台地の上部です。出典:論文重慶の再開発と階段の行方朝天門や洪崖洞の川岸の標高が約164mなので、嘉陵江側(北側)から見ると、高さ100mの崖の上に大きな繁華街がある感じになります。長江側(南側)から見ると急勾配ではあるものの十八梯の階段を下ったその先は、長江の川岸まで少しなだらかな傾斜になっています。今回の重慶旅行はあまり時間がなく、駆け足で人気スポットの一部を...重慶8D都市のお散歩解放碑周辺とか通遠門で迷子になったりとか
3D都市とか8D都市とも呼ばれる重慶。軌道交通2号線(モノレール)の李子坝(liziba)駅は、重慶ならでは風景を見ることができます。軌道交通2号線の黄花園~李子坝の間は嘉陵江に沿って走ります。李子坝駅は観光客でいつも通勤ラッシュ時のように大混雑。最近、日本でよく言われるオーバーツーリズム状態なのでしょう。駅ビルの1階から5階までが商業施設、6階~8階が駅、9階~19階が住宅になっています。駅下の商業施設は、地元の人向けではなく完全に観光客向けのようです。崖沿いの建物の中をモノレールが貫いている風景がSNSで拡散されて、重慶の人気撮影スポットのひとつになりました。駅前には撮影に来る人達のための広いスペースが設けられていますが、それでも人でいっぱい。。団体旅行客もやって来るようです。重慶では大型連休中は施設...重慶8D都市のお散歩李子坝軽軌駅と仏図関公園周辺
山岳都市ならではの景色を求めて散歩に出かけてみました。中国のSNSでは重慶のことを3D都市、最近では8D都市とも呼ばれています。まずは弹子石老街へ。崖の上の入り口(弹子石正街)まで軌道交通環線の弾子石駅から1kmぐらいの距離です。弹子石老街は、2018年開業の古い街並みを再現した商業施設です。こちら側の入り口は清代に造られた百歳坊などが再現されており、少しだけ老街観?があります。かつてここに本物の教会があったのでしょうか。一徳堂という教会の建物もあります。ちなみに後ろのマンション群はもっと低い所に建っているので、ここの地面が1階ではないです。長江までの高低差は80mあります。途中にはいろいろなお店が並んでいます。夜の方が賑やかなのでしょうか。ただ上の方にはまだあまりテナントが入っていないようでちょっと寂し...重慶8D都市のお散歩弾子石老街と盤龍立交(黄桷湾立交)
長江を跨ぐ東水門大橋の南岸側で、橋の北側にある下浩里。2017年ごろまではここにも寂れた古い街並みが残っていました。下浩里老街は橋の南側にある龍門浩老街と繋がっています。2022年の11月に再開発が終わり南岸区龍門浩老街・下浩里として一般開放されました。最寄り駅は、軌道交通6号線と環線の上新街駅です。駅から、崖の上の入り口までは歩いてすぐです。入り口近くの階段や這很重慶と書かれた壁は何故だか人気撮影スポットになっています。昔は長江の龍門浩埠頭から上新街へ向かう際に必ず下浩老街を通りました。1980年代までは長江南岸地区で最もにぎやかな街だったのだそうです。ここも他の老街と同様に新しい道路が開通して人の流れが変わり、時代に取り残された場所になりました。2016年ごろの写真を見ると確かに寂れていますが何か趣の...重慶南岸区下浩里と山の上の囲炉煮茶でまったり
昔は長江を跨ぐ庶民の足として利用されてきた長江索道。今では観光客を運ぶロープウエイになっています。長江索道北駅は、軌道交通1号線、6号線小什字駅の5B出口を出てすぐの場所にあります。チケット購入には身分証が必要で、大型連休中はチケットを買ってから実際に乗るまで3~4時間待ちです。チケットは紙とスマホのQRコードの両方あります。QRコード画面には”順番待ちの列に並ぶことが可能な時間”の予測が表示されています。この時に列に並んでいるのは4275番までの人なので2000人待ちです。。でもこのように待ち時間の予測が出ているので、滞留する人はそんなに多くなく、運次第ですが乗り場の建物の無料休憩スペースの椅子に座って一休みすることも可能です。さすがに3時間も待っていられないので、別の場所に出かけてから戻ってきました。...重慶渝中区長江索道に乗って南岸区の龍門浩老街へ
山城巷と山城歩道は十八梯から10分~15分ほど歩いた場所にあります。山城巷の路地も上半城と下半城とを繋いでいます。十八梯を下って下半城に来たので、今回は坂道と階段を上ることになります。地元の人はこの場所を”梯坎”と呼ぶのだそうです。梯坎は四川の方言で階段の意味らしいです。山城巷も山城巷伝統風貌区と名付けられて観光地化されていますが、ここにはまだ人が暮らしている古い住宅やアパートが残っています。あちらこちらに小さな路地があります。路地の奥には住居を改築したようなお店があったりします。時間もお昼前近くになったので人がいっぱいになりました。ほとんどの人が上りを避けているのか、前から来る人が多くてなかなか進めません。所々に小さな広場はありますが幅の広い道はありません。小さな広場には観光客向けの店が並んでいます。こ...重慶渝中区山城巷(山城歩道)
重慶到着後の1日目は夜遅くまで洪崖洞をウロウロして、2日目の朝は十八梯(重慶十八梯伝統風貌区)に行ってみました。まずは地下鉄1号線、軽軌2号線の較場口駅へ。重慶の市街地は地下鉄と軽軌(モノレール)の路線が結構充実したので移動は便利です。較場口の駅前広場に出ると高層ビル群の一画だけ低層の建物が並ぶエリアを見下ろせます。重慶市の中心部は山手の上半城、長江沿いの下半城に分かれています。かつて十八梯は重慶の上半城エリアと下半城エリアを結ぶ主要な通りのひとつでした。十八梯の名の由来は明代まで遡ります。ここにあった井戸が住民たちの住まいから十八段の石段の先にあり、十八梯と呼ぶようになったのだそうです。午前中の早い時間帯はまだ開店していない店も多いので、そんなに混雑していません。夜になるとライトアップされるようなので、...重慶渝中区十八梯(重慶十八梯伝統風貌区)
重慶市中心部の渝中区にある洪崖洞は重慶に来た観光客が必ず訪れるといってもよい場所です。ホテルにチェックインしてからすぐに行ってみました。ホテルは洪崖洞のすぐ近くを選びました。ホテルへ向かうために地下鉄の臨江門駅を降りたら、もう想像以上の人が。。ホテルへまっすぐ向かう歩道橋は規制がかかって使えずでした。洪崖洞に入るためにも長い行列ができていて、どのくらい並べば中に入られるのかも分からない状態です。混んでいるのは予め分かっていたとはいえ想像以上です。洪崖洞は2006年に嘉陵江沿いに建設された11階建ての商業施設です。かつてここにあった住居と同様に、崖から張り出した建物を長い柱で支える吊脚楼の様式を用いています。1階部分と11階部分がそれぞれ道路に面しています。地下鉄の臨江門駅や小什字駅から洪崖洞へ向かう場合は...重慶渝中区洪崖洞(洪崖洞民俗风貌区)
蘇州から高速鉄道で重慶に行く場合、所要時間は10時間~12時間ぐらいでしょうか。東海道新幹線に例えると、のぞみに該当するのがG(高鉄)、ひかり、こだまがD(動車組)になります。今回利用した列車は動車組D956、始発駅は上海です。蘇州駅を10時に発車して、重慶北駅に20時8分に到着します。蘇州~重慶北の列車を選ぶ際の注意点は高鉄よりも動車組の方が早く到着するのが結構あること。値段の高い高鉄を使わなくても安く早く到着できる列車が選べます。また、高鉄の2等座席とほぼ同じ値段で、動車組の1等座席に乗れます。動車組の1等座席は高鉄より安っぽい造りですが、幅も広くて10時間乗ってもお尻が痛くなりません。窓の上にACコンセントも付いています。蘇州発車後の停車駅は、常州、南京南、合肥南、漢口、宜昌東、恩施、終点の重慶北で...重慶蘇州から高速鉄道(動車組)D956で重慶へ
蒸気海鮮とは、好きな魚介類などの具材を選んで蒸す。。だけのシンプルな料理です。一番お楽しみは、全ての食材を蒸した後に出来上がるお粥です。久しぶりに海鮮出汁の効いたお粥が食べたくなって店を探してみたら、新区商業街(淮海街)に蒸気海鮮の店があることに気付きました。今はもうそんなにたくさん食べられなくなっているのもあって、なかなか足が向かなかったのですが、こちらのお店で量の少なそうなセットを見つけたので行ってみることに。調理はすべて店員さん任せです。今まで行ったことのあるお店も全て店員さん任せでした。まず最初に鍋底にお米を入れて。このセットに含まれるお粥には椎茸や豚の骨肉も少し入れるようです。本当は何も入れてほしくないのですげどね。お粥のベースが出来たら具材ごとに順に蒸します。蒸気や水分が鍋底に落ちて最後にお粥...蘇州蒸気海鮮新区商業街(淮海街)の図珍記
今年の春節は、大晦日の1月28日~2月4日までの8連休でした。現在の仕事場では26日の振替出勤日と27日を有給扱いとして11連休となりました。この有給扱いは老板の気まぐれで直前に決まったので、残念ながら全く事前の計画には反映できず。。というわけで、空いた時間に散歩に出かけてきました。まずはお散歩前の腹ごしらえ。地下鉄5号線、霊岩山駅の2号口のすぐ近くに、ちょっと高級感がある蘇州麺のお店、復新春蘇式麵館があります。それなりにお高めトッピング盛りだくさんの伴麺セットを選ばずに、普通の蘇州湯麺にするなら、街中の麺館で食べるのと値段差はありません。入り口のカウンターでも注文できますし、テーブルのQRコードからでも注文できます。店員さんの接客も丁寧で、お茶も出してくれるので、お客さんを連れて行くこともできるお店かと...蘇州春節のお散歩木涜山塘街と霊岩山の復新春蘇式麵館
今週は冬らしい寒さが戻ってきましたが、今年の蘇州は暖冬です。ちょうど蝋梅が見頃になっています。蘇州では、蝋梅が植えられている園林やお寺が多いです。世界遺産の拙政園、獅子林、網師園や、西園寺などは、多くの観光客で賑わっています。滄浪亭だったらちょっと人が少ないかなと思って行ってみました。ここにも小さな蝋梅の木があります。小さな木は、写真を撮る人たちで取り囲まれています。混んでいるほどではないにせよ、観光客の数はそれなり多いです。冬になるとすっかり人がいなくなって寂しい感じになるのは太湖。この時期はどこから来るのでしょう、カモメがやってきます。馬山遊客中心のある辺りはもともとそんなに人が集まる場所ではないのですが、冬は更に人がいなくなります。長い間、朽ち果てたまま放置されていた湖岸にある木道が綺麗になっていま...蘇州冬の蘇州と春節のお休み(2025年)
久しぶりに西中市をぶらぶらしながら五峰園と泰伯廟に行ってきました。表通りの西中市(道の名前です)は時々通るのですが、五峰園、泰伯廟に入るのは10年ぶりです。どちらも10年前からそんなに変わった様子はありません。以前、五峰園行った時は誰もいませんでしたが、今は観光客も来ているようです。たどり着くには西中市から少しだけ路地に入って行きます。入り口付近の住宅は昔のままのようです。五峰園の東側、阊門西街の再開発はまだ完了していない感じですが、取り壊しは一段落したようで、少しきれいになって新しい建物もできていました。2014年の過去記事蘇州お散歩西中市(xizhongshi)東中市(dongzhongshi)と泰伯廟2015年の過去記事蘇州五峰園五峰園は、拙政園や芸圃と同様に明代に創建された庭園住宅です。残念ながら...蘇州お散歩五峰園と泰伯廟と西中市
孫武記念園は蘇州市の北側に位置する相城区にあります。2016年に開園した比較的新しい公園です。園内には孫子兵法を書き、呉の将軍となった孫武のお墓と資料館、蘇州生まれの著名な文人、文徴明のお墓と文一族の資料館があります。最寄り駅は地下鉄4号線と昨年(2024年)の9月に開通した地下鉄8号線の孫武記念園駅です。現在は高層マンション群に囲まれた公園になっています。文化施設なのでしょうが訪れる人はそう多くなく、近所の子供たちの遊び場になっています。公式HPもありますが、長らく更新されていないようです。孫武の資料館には関連する歴史や、関りを持つ人物、孫子兵法の解説、世界各国で行われている孫子の研究や書籍などが紹介されています。現代でもビジネス書などに度々登場する孫子。もちろん日本の書籍も展示、紹介されています。孫子...蘇州相城区の孫武記念園
石路にロシアからの輸入品を扱うお店が何軒かできていました。東北地方だと珍しくないですが、蘇州でロシアの食品を扱う店はあまり見かけません。店の中には食品やお酒、雑貨が並んでいてロシア民謡が流れています。お客さんの数はそんなに多くはありません。試しに、ピクルス、ソーセージ、お菓子と蜂蜜を買ってみました。中に牛のじん帯が入っていて美味しい。と店員さんにお勧めされたソーセージ。スーパーで普通に売られている中国ソーセージと大差なし。個人的な感想は美味しくないです。他にハルピンソーセージ風のもあったのでそっちがよかったかもです。大きな瓶にはいったピクルスは15元なので、値段はそんなに高くないと思います。こちらはまた買ってもいいかなと思えるぐらい、ごく普通に頂けました。クッキーとロールケーキとハチミツ。クッキーとロール...蘇州石路の俄罗斯(ロシア)国際商品館
天龍山景区は晋祠から西に約11km離れています。天龍山には、小規模ながら結構有名な天龍山石窟があります。晋祠博物館と天龍山景区がセットになったチケットを買いましたが、天龍山へ行く専用バス(晋祠天龍山景交観光1号線)の料金は含まれていません。バス亭は晋祠新鎮です。晋祠公園を晋文芸術博物館側から出ると近いです。バス乗り場は大行列になっていましたが、割り込みもなくみなさん整然と並んでいます。料金は片道4元で、山道を走るからでしょうか、座席に座れる人数しか乗せません。でも行列が長くなるとバスが増発されるようで少し我慢すると一気に列が進みます。天龍山の標高は1370m、かなりきつい上りになっているのでしょう、途中にループ橋があります。このループ橋は太原の網紅打卡地(SNS映えスポット)にもなっています。バスが停まる...山西省太原天龍山景区と天龍山石窟
太原市は山西省の省都で、2500年以上の歴史を持つ古都でもあります。かつては晋陽という名で古くから交通の要衝として栄え、春秋時代には晋国の主要都市でした。朝8時前ぐらいに太原駅を出て、最初に向かったのは晋祠公園と晋祠博物館。晋祠は晋国の始祖とされる唐叔虞を祀る祠堂で、太原市内で最も有名な観光地です。(だと思います)太原駅前から晋祠博物館へ向かう公共バスは何系統かあるようで、駅始発の804路のバスに乗りました。1時間半ぐらい乗るので混んでいるバスは避けた方が賢明です。晋祠公園下車で料金は2.5元です。Wechatの公共交通用ミニアプリなどでも支払いできます。晋祠公園の入園は無料です。きっと地元の人は博物館には入らずに公園で遊ぶのでしょう。公園の周りにはたくさんの屋台や飲食店が並んでいるので、お好きな方はここ...山西省太原晋祠公園と晋祠博物館
高級軟臥(個室寝台列車)の旅、第2弾は直達快速Z196に乗って太原へ行ってみました。Z196の始発駅は上海、終着駅が山西省の省都、太原です。上海発の列車なのですが、蘇州には停車しません。蘇州から出発する場合は、上海へ行くか、無錫へ行くのかのどちらかになります。今は大きな鉄道駅であれば改札を出ずに構内で乗り換えることができます。列車を降りたら、ホームから直接駅の待合室まで行ける改札口を通ります。日本の感覚だと、直接違うホームに行くだけではと思われるかもしれませんが、中国の鉄道駅では到着口と出発口が違うため、構内乗り換えできない場合、いったん駅を出てから入り直す必要があります。ただし、構内乗り換えの方法は、駅によってまちまちで、どうやって待合室まで行く改札にたどり着くのか、現地に行くまで分かりません。無錫で乗...山西省太原無錫からZ196の高級軟臥(個室寝台)で太原へ
昆山城市公園の次は鉄道の昆山駅に近い、古い街の方へ行ってみることにしました。亭林園は昆山市街地唯一の山、玉峰山にある有料の公園です。最寄り駅は、地下鉄11号線の玉山広場駅です。駅を出て亭林路を北の方へまっすぐ10分ほど歩くと亭林園の入り口があります。地下鉄駅から亭林園までの道は、昔ながらの商店が並ぶ大きな通りになっています。少し横道にそれると、小さなカフェなどが結構たくさんあります。昔はコーヒーを飲むのにも苦労しました。今ではどこにでもスターバックスがあるようになり、最近では、手ごろな価格でコーヒーが飲めるチェーン店や小さなカフェも増えました。亭林園の入園券は窓口で買うと20元、QRコードを読み込んでネットで買うと18元です。大きな公園なのですが、今回はあまり時間がなくて園内の1/3ほどしか周っていません...蘇州昆山亭林園
昆山には日系企業を含む多くの外国企業の工場があります。蘇州の隣町なのに全く知らない昆山へ地下鉄に乗って探検に出かけてみました。昆山城市公園は、近所の人が子供を連れて遊びに来るようなごく普通の公園です。昆山市は地下鉄11号線が開通するまで近くにあって遠い町でした。昆山城市公園は最寄り駅は地下鉄11号線の昆山城市広場駅です。公園は駅の南側にあって、駅前には昆山科博中心など子供向けの施設もあります。公園の中に小さな図書館もあるようです。園内の建物もまだきれいで新しい公園なのかと思ったら、公園自体は2005年ごろからあって、最近建物などを新しくして2023年の1月から再オープンしたようです。蘇州から地下鉄に乗ってわざわざ行くような公園ではありませんが、どこに行ってよいのか分からず、手始めに公園から攻めてみたのでし...蘇州昆山昆山城市公園
蘇州もすっかり暖かくなり、温泉にでも行くかなぁなどと考えていたら、ずいぶん前に太湖のNOVOTELの中にある露天風呂に行ったことを思い出しました。蘇州太湖諾富特(NOVOTEL)温泉酒店は呉中区の太湖東山にあります。たぶん、以前は蘇州三德大酒店という名前だったと思います。2007年頃の開業だったはずなので、建物は少し年季が入った感は否めませんが、サービスはそれなりにしっかりしているホテルです。温泉と夕食、朝食が付いて、1部屋500元ぐらいのセットがあったので利用してみました。温泉の営業時間は、14:00~22:00となっています。プールは通年営業しています。夏になると屋外のプールも営業するのでしょう。温泉は屋内にも少しだけ湯舟がありますが、メインは露天風呂です。外に出て庭を少し歩いた先に露天風呂が並んでい...蘇州太湖諾富特(NOVOTEL)温泉酒店の露天風呂
常熟市は行政区分では蘇州市に属しています。蘇州市で買える、蘇州と蘇州近郊の観光地の年パス、休閑カードにも常熟の施設が少し含まれています。常熟市郊外にある古里紅豆山庄、名前に惹かれて行ってみることに。蘇州市内から車で1時間ほどの場所です。紅豆山荘は宋代に建てられたとされ、古い歴史のある場所です。今はもう何も残っておらず、子供向け遊園施設のあるテーマパークになっています。園内には宿泊施設もあるようです。水辺にコテージが並んでいます。でもここに宿泊する人ってそんなにいない気がします。外からでもよく見えるスライダーのよう巨大な構造物が中央にあります。古里紅豆山庄のシンボルになっているようです。有料の公園なので清掃も行き届いていて奇麗です。飲み物やお菓子、軽食なども扱っている売店もちゃんと営業しています。蘇州市内か...江蘇省常熟古里紅豆山庄
久しぶりに長春に行きました。前回は2021年の3月末ごろだったと思うのでちょうど3年ぶりです。人民広場周辺だけでいうと、いくつか建設中の高層ビルが見えましたが、これといって大した変化は感じられずでした。観光地ではないので、夜になると人がいなくなるのは相変わらずです。20時頃にホテルに着いて、買い物がてらに重慶路を散歩してみましたが、すでにこんな感じ。重慶路は、長春の中では大きな繁華街のひとつで、夜遅くまで店の明かりも点いています。ひとつ隣の重慶胡同も小さな飲食店がたくさん並んでいるのですが人影はまばらです。この日の夜は氷点下まで気温が下がりましたが、風もなくあまり寒さは感じませんでした。警戒して厚めのジャンバーを持ってきたのですが全く必要ありません。うまく撮れませんでしたが、上海や蘇州と違って長春の空は青...長春3年ぶりに長春へ
蘇州公園は蘇州市の中心部、旧市街にあたる場所にある公共の公園です。地元の人はこの公園のことを大公園と呼びます。公園は、草橋弄、公園路、民治路、五州路に囲まれています。地下鉄の最寄り駅は、1号線と4号線の楽橋駅、または臨頓路駅になります。そんなに数は多くありませんが、季節ごとに花が植え替えられています。今月はチューリップなどが植えられました。休日は、小さな子供連れの人達やお年寄り達に加えて若い人達も多く、賑やかになります。公園を散歩していると、お年寄りたちが集まってトランプなどに興じている場所、子供たちの歓声が賑やかな場所、若い人が集まって何をするでもなくスマホを眺めている場所、SNS用の動画や写真を撮る人たちが集まっている場所など、うまく居場所が分かれているようにも見えます。子供たちに人気なのは、ミニ遊園...蘇州蘇州公園(大公園)
ようやく蘇州も春を感じる暖かい日が多くなってきました。梅の花はもう終わりかけで、木蓮が咲き、菜の花やカイドウ、桜も咲き始めています。木蓮が咲くころに散歩に出かける定番の場所になっているのが、滄浪亭、可園、蘇州文廟(碑刻博物館)と文廟古玩市場です。地下鉄4号線の三元坊駅か、4号線・5号線の南門駅が最寄り駅です。どちらの駅からもぐるっと一回りという感じでお散歩できます。今回のお散歩は、三元坊駅からスタートして、滄浪亭と可園⇒文廟古玩市場⇒蘇州碑刻博物館を巡ってから、再び三元坊駅に戻るパターンで。滄浪亭には大きな木蓮の木があります。残念ながら行った時にはまだ蕾でした。今週末はきっと満開だと思います。でも明道堂には春の花の鉢植えと盆栽がたくさん飾られていました。蘇州の園林では、季節ごとの盆栽が堂などに飾られます。...蘇州お散歩滄浪亭と可園から文廟古玩市場、蘇州文廟(碑刻博物館)
蘇州人の唐寅は明代の著名な画家です。唐寅が桃花塢に建てた邸宅が修復、復元されて2023年から公開されています。また、唐寅故居の周辺は、蘇州桃花塢歴史文化片区唐寅故居文化区として再開発されました。ネットで調べてみると、唐寅故居文化区には唐寅故居遺跡、唐寅祠、文昌閣、文化産業総合街区、展示館、ホテルの6つの部分が含まれている。らしいです。唐寅故居の敷地内には、評弾珈琲館という名のカフェと今流行の漢服の貸衣装屋さんがあります。貸衣装屋さん営業中でしたが、カフェは早くも営業停止状態のようです。コーヒーでも飲んでのんびりしようと思っていたのですが。。中国あるあるです。唐寅は明代の1505年、ここに邸宅を建てました。元々、宋代に章楶が建てた別荘があり、唐寅が桃花塢を散歩している時に偶然見つけたそうです。別荘はすでに荒...蘇州桃花塢唐寅(唐伯虎)故居
元宵節は旧暦の15日目、今年は2月24日でした。この日で春節が終わり、帰省していた労働者や学生さんたちが一斉に戻ってきました。今年の元宵節は花火の規制もゆるくなり、昔ほどではないにせよあちこちで大きな音が鳴っていました。元宵節は湯圓と呼ばれるお団子を食べる日でもあります。蘇州の元宵節で最も有名なイベントは盤門の灯楼でしょうか。盤門はきっと多くの人で賑わっていたのだと思いますが、ここは外して、今年から始まった、相門城壁灯光秀(城壁を使ったイルミネーション)を見に行ってきました。ネットの情報では18時半に1回目があると書かれていたので、18時ごろに相門城壁の全体が見渡せる、倉街商業広場に行きました。すでに城壁には何かが映されています。よく見ると1回目は19時半、2回目は20時の予定。。だと。状況によって上演時...蘇州2024年の元宵節(相門城壁灯光秀と”酥香”迎春花市)
報恩寺は蘇州で最も古い仏教寺院です。拙政園の庭園越しに見えている塔がお寺の中にある北寺塔です。北寺塔が建立された時には11層だったとも言われています。現存しているものは1~6層までが南宋時代、7~9層が明代に再建、修復されました。高さは76mあります。以前は塔の上まで上って蘇州市街を見渡すことができたのですが、残念なことにいつも間にか上ることができなくなりました。1階には入ることができます。時計回りに回ってお参りするのが正しいらしいです。報恩寺は無料で拝観できます。拝観時間は16時までです。拙政園に行った時や、散歩の途中にふらっと立ち寄ることが多いです。この辺りで散歩のついでといえば、許家門の酒醸餅。酒醸餅は蘇州の小吃のひとつです。北寺塔の向かい側、西北街にある許家門は人気店でいつも店の前に人だかりができ...蘇州お散歩北寺塔(北塔報恩寺)と桃花塢大街
これと言って行きたい場所がないのだけれど、ずっと家に籠っているのも。。そんな時にふらっと出かける場所のひとつが天池山です。だいたいいつも静かな場所です。特に冬は人が少ないです。今までこんな飾りつけをしているのを見たことがありませんでした。春節の飾りつけ、というわけもなさそうです。たぶん。冬の寒い日には、天池も凍ります。さすがに大人が乗ると危ないですが、小さな子供なら割れないぐらいの厚さになることもあります。天池山での行動パターンは、主に3つあります。その1.天池を眺めてから寂鑑寺の麵だけ食べて帰る。その2.南天門を一回りして、寂鑑寺の麺を食べて帰る、もしくはその逆。その3.寂鑑寺の麺を食べてから、花山、白馬澗か白象湾までトレッキング。その3のパターンは数えるほどしかありません。ほぼ、その1でおしまい、たま...蘇州天池山の南天門
今年の春節は2月10日でした。現在、中国は春節の連休中です。除夕(春節の大晦日)は相門へ散歩、春節は西園寺に初詣に出かけました。相門に来るのはたぶん1年ぶりぐらいになる気がします。地下鉄1号線の相門駅を出てすぐの通り、倉街に大きな商業施設がオープンしていました。ここはもともと蘇州刑務所があった場所です。刑務所を取り壊した後に、2019年ごろからずっと何か工事をしていました。マンションでも建てるのかと思っていましたが、こんな大きな商業施設になっていたとは。いつ開業したのかよく分かりませんが、昨年の後半ごろではないかと思います。まだまだ空き店舗は多い状態で、ネットで調べてみると今年から増える計画のようです。今のところトイレもすごくきれいな状態を保っています。この場所は、景観保全のために高層ビルを建てることがで...蘇州除夕の相門(倉街商業広場相門古運河遊船)と春節の西園寺
今まで蝋梅を見るために網師園には行ったことがありませんでした。雨が降るあいにくの天気の中、ちょこっとのぞきに行ってみました。今年の蘇州の冬はここ数年と比べると寒い日が多かったように感じます。でも、園林やお寺の蝋梅はいつもと同じように小さな花をつけています。雨の日もなんとなく多い気もします。先週はずっと雨が降っていました。窓越しの雨の景色を楽しむなら小さな園林の網師園がお勧めかもです。網師園のように住居と庭園が同じに敷地にある構成の園林は珍しいそうです。写真の撮り方が下手すぎてちゃんと伝えられないのですが、窓を通して見る景色もなかなか風情があります。冬の天気の悪い日の網師園は、観光客やSNS写真を撮りに来る人が少ないので、好きな場所で好きなように写真を撮ったり、景色を眺めたりすることができます。中国は今週末...蘇州網師園の蝋梅
土楼王とも呼ばれる承啓楼のある永定の土楼群に行くか回螺坑土楼群を見るか、悩んだ末に初志貫徹ということで、回螺坑土楼群を見に行くことに決めました。厦門から出発する日帰りバスツアーの行先の多くは、南靖の和貴楼、懐遠楼、雲水謡古鎮と、永定の土楼群がセットになっており、回螺坑土楼群と塔下村に行くのは数えるほどしかありません。回螺坑土楼群に行くためには、景区の入り口で専用周回バスに乗り換える必要があります。バスの本数はあまり多くないのか、人が集まるまで動いてくれないのか、出発まで結構待ちました。バスに乗って山道を30分ほど走ると展望台に着きます。ここから見える回螺坑土楼群の景色は、土楼の紹介に必ず登場するほど有名です。中央にある方形の土楼は歩雲楼、3つの円形の土楼が、和昌楼、振昌楼、瑞雲楼、楕円の土楼が文昌楼です。...福建省漳州市南靖県福建土楼回螺坑土楼群と塔下村の俗昌楼
懐遠楼は2008年に世界遺産に登録された福建土楼です。1905年~1909年にかけて、簡氏一族によって建築されました。土楼には、夫々名前が付けられており、その名前には意味があります。懐遠楼の場合は、楼主は河南省の懐という地から来たことを表し、一族の子孫が遠大な志を持ち続け、さらなる発展を促す戒めの意味を持つそうです。敷地面積は1384平米、高さは14.5mの4階建てで、各階に34部屋あります。今でも人が暮らしており、井戸もたぶん現役で活躍しているのだと思います。円形の土楼の中庭には、同じく円形の斯是室と呼ばれる立派な建物があります。ここは子供たちが勉強や読書をする場所だったそうです。南靖の福建土楼群の中でおそらく最も人気のある懐遠楼は観光客で溢れかえっていました。1階部分のほとんどが、土産物屋になっており...福建省漳州市南靖県福建土楼懐遠楼と鐘興楼(土楼之光文化園)
年末年始の連休を利用して福建省の世界遺産、福建土楼に行ってきました。福建土楼群へは厦門から多くの日帰りツアーが出ています。レンタカーを借りて行くことも考えたのですが、土楼は点在している上、土地勘もないので止めました。Ctripで検索すると200元~300元ぐらいの価格帯でたくさん出てきます。逆にありすぎてどれを選んでよいのか迷います。言わずもがなですが、大型バスで行くような人数が多いツアーは安く、少人数になるほど高くなります。厦門島から、漳州市南靖県まで高速道路を使って2時間半ほどでしょうか。バスツアーの中には、高速道路利用を強調しているものも多いです。(高速道路が整備されていなかった頃はかなりの時間を要したのだと思います)最初に向かったのは、世界遺産にも登録されている和貴楼。土楼の形状は、円形、楕円、正...福建省漳州市南靖県福建土楼和貴楼と雲水謡古鎮
今年の正月は、カレンダーの都合で運よく土、日、月の3連休となりました。でも中国人にとっての正月は春節なので、年末年始に正月感はありません。だいたい年末年始は蘇州で過ごすことが多いのですが、12月は雪が降るほど結構寒く、ちょっと暖かい場所へでも。。と厦門に行くことにしました。今回は2泊3日で拠点を湖里区にして、賑やかな中山路などには行きません。それでも以前は人が少なかった湖里区の万達広場も観光客や地元の人で賑わう場所になったようです。初日の夜はとりあえず海鮮で。年末年始の厦門の気温は15℃~24℃ぐらいでした。朝晩は少しだけ寒いのですが、日中は上着なしでも大丈夫。大した量も食べないので、どこで食べてもそんなに値段差はないかもしれませんが、中山路近辺より、下町の湖里区の方がずっと安いと思います。厦門は台湾と同...福建省厦門(アモイ)厦門で年越し