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2014/09/25

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  • 蘇州 地下鉄6号線に乗って虎丘へ

    少し前の話になりますが、新しく開通した蘇州の地下鉄6号線に乗ってみました。ただ目的地をどこにするか迷って、とりあえず虎丘へ行ってみることに。地下鉄6号線が開通したのは2024年の6月末。蘇州新区火車駅と園区の桑田島を結ぶ36kmの路線です。利用客は結構多いようです。蘇州の地下鉄は路線ごとに色を付けていて、座席の色も変えています。今まで公共交通で虎丘まで行くにはバスしかなかったので、蘇州駅を基点にする観光客にとっては便利になったのだろうと思います。虎丘駅はできたのですが周辺の再開発はまだ終わっていません。以前は大勢の人で賑わっていた婚紗(ウエディングドレス)の工房と店が集まっていたエリアも、まだ、取り壊しのために閉鎖されたままです。地下鉄駅や駐車場に隣接する商業エリアは相変わらず寂れたままで変わっていません...蘇州地下鉄6号線に乗って虎丘へ

  • 江蘇省 南京 鐘山風景名勝区 南京国際会議大酒店

    緑の中で癒されようと鐘山風景名勝区の中で一泊しました。選んだのは南京国際会議大酒店、お手頃価格の5つ星ホテルです。明孝陵とイルカショーなどが楽しめる南京海底世界に隣接しており、中山陵までは800mと、主要な観光名所まで歩いて行ける距離にあるので便利です。ホテルから歩いて数分の場所には、明孝陵の5号門と大明孝陵神功聖徳碑があります。大明孝陵神功聖徳碑がある場所は明孝陵景区の無料エリアです。明の第3代皇帝の朱棣が父の朱元璋の功績を称えるために建てたもので、朱元璋の功績が大きな石碑に刻まれています。ホテルは一番安い部屋にしましたが、広さも十分で快適です。おやつも持ってきてくれます。浴槽とシャワーは別々。大きな湯船にゆったり浸かることができます。接客は丁寧でした。建物やロビーなども奇麗です。ロビーにはスターバック...江蘇省南京鐘山風景名勝区南京国際会議大酒店

  • 江蘇省 南京 鐘山風景名勝区 明孝陵

    明孝陵は明王朝を建国した朱元璋と皇后の馬氏が眠る陵墓です。2000年登録の世界文化遺産の明・清王朝の皇帝墓群に、2003年に追加登録されました。明孝陵景区は無料のエリアと有料のエリアがあり、入園料は70元です。大きな陵墓なので入り口は1号~7号門、それ以外にもあります。神道は2つエリアに分かれています。1つ目の石像路の長さは615m、6種類の石獣像が道の両側に並んでいます。石獣像の種類は、獅子、獬、駱駝、象、麒麟、馬です。すべて一塊の大きな石を削り、彫刻したもので、重量が80トンを超えるものもあるそうです。次のエリアは翁仲路、こちらには4組の石翁仲と呼ばれる武将などの石像が並んでいます。甲冑をまとった武将や、酌を持った文臣たちの高さは3mを超えています。石像が並ぶ神道の終点には棂星門があります。清代に破壊...江蘇省南京鐘山風景名勝区明孝陵

  • 江蘇省 南京 鐘山風景名勝区 中山陵

    南京の鐘山風景名勝区にある中山陵は孫文の陵墓です。1929年、国民党政府が紫金山の中腹に建造しました。中山陵へ向かう道は大きなプラタナスの並木が続いています。歩道は狭いのですが心地の良い場所です。並木は見えなくなりますが並行して遊歩道もあります。中山陵の入り口近くまで来ると車両通行止めになっているので、この辺りで写真を撮る人も多く、人気撮影スポットにもなっています。確か15年ほど前に一度だけ来たことがある場所です。でも、どんな場所だったのかどんな景色だったのか全く覚えていません。周辺は中山陵景区になっており、游客中心の周りには飲食店やお土産物屋さんが並んでいます。以前は入園料が必要だったと思うのですが、今は無料開放されています。ただし、入園には予約(身分証番号の登録)が必要になります。入り口のQRコードを...江蘇省南京鐘山風景名勝区中山陵

  • 江蘇省 南京 蘇州から南京へ初ドライブ

    気晴らしを兼ねて南京まで行ってきました。自分の車で南京まで運転するのは今回が初めてです。蘇州から南京まで車で移動する場合、G42(滬蓉高速道路)を使うのが一般的です。G42は上海~成都まで続く全長1960kmの高速道路、蘇州~南京は200kmちょっとです。途中までは、北京~上海間の高速道路G2(京滬高速道路)と共用されています。ただこの高速、交通量が非常に多く、G2、G42共用区間の無錫で必ず渋滞します。なので、無錫周辺に出帰る際はできるだけG2、G42を避けているのですが、南京まで行くとなるとスタート直後の無錫でジタバタしてもしょうがないので渋滞覚悟で。。無錫の渋滞を抜け常州に入ったところで、芳茂山サービスエリアで一休み。最近、中国のサービスエリアはリニューアルされて奇麗になったところが多いです。常州と...江蘇省南京蘇州から南京へ初ドライブ

  • 蘇州 同里古鎮のお散歩と晩ごはん

    夕方5時を過ぎると(だいたい4時半頃から)、同里古鎮は無料開放されます。今回はちょうど無料になるタイミングに行ったので、散歩してから食事もすることにしました。同里古鎮は、周庄、用直、烏鎮、西塘、南潯と並ぶ江南六大古鎮の一つです。宋代には既に街が形成され、元代、明代と発展してきました。同里にある蘇州古典園林のひとつ、退思園は清代に建築された個人邸宅です。2000年に世界文化遺産に登録されました。池を囲む建物や回廊のすぐ下まで水があり、水に浮かんでいるようにも見えることから貼水園とも呼ばれています。同里古鎮の中には1000年近く前の橋も残っています。古鎮の中心、三橋の周辺は観光客がもっとも集まる場所です。結婚や誕生日、子供が生まれた後など、おめでたい時に、吉利橋、太平橋、長慶橋の順に三橋を渡る風習があるのだそ...蘇州同里古鎮のお散歩と晩ごはん

  • 蘇州 夏の静思園と静思園大酒店

    蘇州呉江区、同里古鎮の近くにある静思園は、1993年に造られた新しい庭園です。名前が同里にある世界遺産の園林、退思園に似ていますが全く別物です。静思園は個人庭園です。蘇州園林を参考に10年かけて造ったのだそうです。以前、静思園に来たのは2019年、今回で2回目です。庭園には、池、橋、堂、亭、築山、石、回廊など蘇州園林の要素が全て揃っています。明清代、民国風の建物などもあります。蘇州古典園林との大きな違いのひとつは。。訪れる人がとても少ないこと。今年の夏はとても暑かったせいもあるかもしれませんが、本当に少ないです。ここだと好きな場所で好きな格好で写真も撮り放題だと思うのですが、おばさまも、漢服を着た若者も、結婚写真を撮る人もほとんど見かけません。今は入園料が70元するようなので、これも敬遠される理由のひとつ...蘇州夏の静思園と静思園大酒店

  • 江蘇省 無錫 無錫影都(華莱塢影都)

    無錫影都は無錫国家デジタル映画産業園の中にある映画やドラマの撮影スタジオです。撮影用のセットなどが一般公開されています。ここには2017年に一度だけ行ったことがありました。当時はまだ地下鉄もなく、道路も工事中でたどり着くのに苦労した覚えがあります。あまり大したこともない印象で、その後は全く足を運ぶこともなかったのですが、暑すぎて出かける場所もなく、今でも存在しているということは何か変わっているのかも。と思って行ってみることに。入園料は110元です。蘇州の休閑カードで入園できる施設に含まれていますので、外れだったとしても懐は痛みません。ここで休閑カードが利用できるのは、中華民国時代の街並みのセットがある民国街と数字電影科技館です。無錫影都電影時尚街はもともと無料で入れます。民国街の建物や、車や小物類は以前と...江蘇省無錫無錫影都(華莱塢影都)

  • 浙江省 嘉興市嘉善県 西塘古鎮(庭園と博物館巡り)

    西塘古鎮の中には、明清代~中華民国代の邸宅や庭園、歴史文化や地場産業などを紹介する展示、博物館などもあります。それぞれの料金は全て西塘古鎮の入園料に含まれています。ただし、入る時にチケットのQRコードを使用しますので、スクショしておくと便利です。暑くて全て回り切るのは断念しましたが、2/3ぐらいは行ったかと思います。護国随糧王廟は、七老爺廟とも呼ばれます。明代に金という食料を輸送する役人が飢饉で苦しむ西塘の人々に対して法を犯して食料を分配したものの、その処罰から逃れることができずに自害しました。後に助けられた人々がお金を出し合って寺を建立し祀ったといわれています。酔園は明代に創建された邸宅で、元々は五進だったそうなので昔はもっと大きなお屋敷だったのでしょう。酔経堂は、清代の著名な書家、画家の王志熙が建てま...浙江省嘉興市嘉善県西塘古鎮(庭園と博物館巡り)

  • 浙江省 嘉興市嘉善県 西塘古鎮(街歩き篇)

    西塘は浙江省、上海市、江蘇省の境界近くにある水郷古鎮です。1000年以上の歴史がある場所です。春秋戦国時代には呉と越の境界でもありました。そのため様々な争いがあり、”呉根越角”や”越角人家”とも呼ばれていたそうです。唐宋代にはすでに村ができ、元代、明代と工業や商業で栄えてきました。今は昼も夜も大勢の観光客で賑わっています。西塘の入り口付近には観光案内所や公園、商店が並ぶ新しい通りが作られていてローソンもありました。入り口の前にある駐車場は早々に満車になったようで、少し離れた臨時駐車場に車を停めました。ネットで買った古鎮の入園チケットは95元でした。前日までに買えば少し安くなるようです。西塘は世界ふれあい街歩きでも紹介されたことがあります。世界文化遺産への登録申請も行われているようです。ミッション:インポッ...浙江省嘉興市嘉善県西塘古鎮(街歩き篇)

  • 浙江省 嘉興市桐郷 濮院時尚古鎮(Pu Yuan Fashion Resort)

    濮院時尚古鎮は、嘉興市桐郷市に新しくできた古鎮のテーマパークです。もともとこの辺りは、南宋時代からの古い街だったようです。嘉興にある有名な水郷古鎮といえば鳥鎮や西塘ですが、ここの建物のほんとんどが新しく造ったものなので歴史的な価値はありません。いくつかの橋は古くからあるものがそのまま残されており、浙江省の文化財に指定されています。すごく広い敷地に古い街並みが再現されています。無錫の拈花湾など、最近は同じようなテーマパークや商業街が中国各地にできています。夜になると古鎮はライトアップされます。昼の景色と夜の景色を両方楽しむために日が暮れる少し前に行きました。場所が田舎すぎるのか、有名な本物の水郷古鎮の鳥鎮が近くにあるせいなのか、今のところ人気の観光地という訳ではなさそうです。入り口の巨大なチケット売り場に並...浙江省嘉興市桐郷濮院時尚古鎮(PuYuanFashionResort)

  • 浙江省 嘉興 清池温泉(嘉興清池温泉酒店)

    清池温泉は浙江省嘉興市の郊外にある天然温泉です。車だと蘇州市内から約1時間半、もし時間を気にしないなら公共交通を乗り継げば10元ちょっとで行けます。そうは言ってもやはり時間は気にするので車で行きました。。常台高速の秀洲(嘉興西)インターから嘉湖公路をまっすぐ西に進めば着くので分かりやすいです。温泉はホテル(嘉興清池温泉酒店)になっていますが、日帰り入浴もできます。ホテルの値段は混んでいない時なら温泉施設利用と朝食付きで500元ぐらいです。2010年から掘削調査を開始し、2012年に地下2000mの温泉を掘りあてたようです。温泉施設の開業は2014年、ホテルの開業が2019年なので新しい温泉です。日本なら64℃と言われても、ふーんそうなの、そんなに熱くないねとなりますが、火山もない江南地域では、こんなはっき...浙江省嘉興清池温泉(嘉興清池温泉酒店)

  • 蘇州 木涜山塘街 古松園の姚建萍刺繍芸術館

    木涜山塘街にある蘇州園林、古松園。古松園は木涜の四大富豪のひとり、蔡少漁が建てた個人邸宅です。古松園の敷地内に姚建萍刺繍芸術館があります。大きいものから小さいものまで、様々な図柄、色とりどりの刺繍が展示されています。オープンしたのは2004年なのだそうです。でも、その存在は去年まで知りませんでした。古松園の中に初めて入ったのも去年ですし。。古松園の一番奥、池の向こうにある大きな建物が姚建萍刺繍芸術館です。蘇繍(江蘇省蘇州)、湘繍(湖南省)、蜀繍(四川省)、粤繍(広東省)は、中国四大刺繍と呼ばれています。その中で蘇繍は最も古くからあるものとされ、蘇州では宋代にすでに産業化されていたようです。2006年に中国の国家級無形文化遺産リストに登録されています。姚建萍さんは蘇繍(蘇州刺繍)の伝承者です。中国国内だけで...蘇州木涜山塘街古松園の姚建萍刺繍芸術館

  • 安徽省 宣城市寧国市 夏霖九天銀瀑風景区(石門景区)

    夏霖九天銀瀑風景区の中で最も人気があるのが石門景区です。ただし、入り口から3kmぐらい離れているので、乗り合いカートを使うことをお勧めします。当初の計画では、臥龍谷景区⇒龍潭景区⇒石門景区の順に徒歩で行って、石門景区からの帰りだけ乗り合いカートを利用するつもりでした。実際に行ってみると龍潭景区~石門景区の間は車も通る道で工事中の箇所も多く、景色を楽しみながらのんびり歩く感じではなかったので、途中で人が乗っていないカートに声をかけて5元で乗せてもらいました。農家料理店のカートで、そういうことはしてはいけないことになっているらしいですが。。(写真はちゃんと切符を買って乗った帰りのカートです)石門景区の主な見どころは烏龍瀑、里石橋瀑、龍須瀑の3つの滝と、岩山の大きな切れ目、石門です。臥龍谷景区のような上り下りも...安徽省宣城市寧国市夏霖九天銀瀑風景区(石門景区)

  • 安徽省 宣城市寧国市 夏霖九天銀瀑風景区(臥龍谷景区)

    夏霖九天銀瀑風景区の中は、龍潭景区、臥龍谷景区、石門景区の3つのエリアに分かれています。龍潭景区の明珠湖から臥龍谷に沿って進んでいくと臥龍谷景区に入ります。臥龍谷は渓流下りの水路になっていて、上流にあるボートの乗り場を過ぎると臥龍谷景区の入り口があります。入り口のすぐ横にあるのは観音瀑です。落差は30mで、糸のような感じで水が落ちています。臥龍谷景区は渓流に沿って山を登って行く感じになります。夏霖九天銀瀑風景区の3つのエリア中で最も人が少ないです。こちらの景区にある滝は、観音瀑、臥龍瀑、釣魚橋瀑、霊仙瀑の4つです。近畿圏にお住いの方なら分かると思うのですが、赤目四十八滝のような感じの場所です。多くの人は入り口から乗り合いカートで繋がっている石門景区に行って、帰りに龍潭景区で遊んで帰るようで、臥龍谷に向かう...安徽省宣城市寧国市夏霖九天銀瀑風景区(臥龍谷景区)

  • 安徽省 宣城市寧国市 夏霖九天銀瀑風景区(龍潭景区)

    夏霖九天銀瀑風景区は安徽省寧国市の山の中、中渓鎮夏林村にあります。山間を流れる川には小さな滝がいくつもあって夏場に行くにはもってこいの場所です。水東老街と同じように、蘇州から車で3時間以内に行けそうな場所を地図上で探している時に見つけました。ここもマイナーな観光地のようで、地図にもネットにもあまり詳しい情報はありません。夏霖九天銀瀑風景区の中は、龍潭景区、石門景区、臥龍谷景区の3つのエリアに分かれています。入り口に最も近いのが龍潭景区です。入園料は、3つ景区に入るだけなら60元ぐらい、石門景区に行く乗り合いカート付きで90元。他にも渓流下りなどアトラクション付きのチケットもあります。龍潭景区は山の麓にある場所なので滝の数は少ないです。山から流れてきた2つ川の水が集まってできた湖が明珠湖です。ボート遊びもで...安徽省宣城市寧国市夏霖九天銀瀑風景区(龍潭景区)

  • 安徽省 宣城市寧国市 お散歩 西津河、寧国駅など

    安徽省の寧国市は、宣城市に属する県級市です。天目山や黄山山脈に接しており、山に囲まれた町です。この日の宣城観光は水東老街のみ。水東老街を散策した後は、宿を予約した寧国市に向かったのでした。寧国も歴史のある場所です。後漢代の208年には既に寧国県があったそうです。初めて来た場所なのでホテルにチェックインした後に散歩に出かけてみました。蘇州のように園林や、歴史的な建造物があるわけでもないごく普通の田舎町です。市内には水東鎮を流れていた水陽江の支流になる西津河が流れています。西津河沿いには翠竹公園、濱河公園があり、市民の憩いの場になっているようです。西津河の東側が昔からある街のようで、低層の住宅が多く、商店、飲食店が並ぶ通りがいくつかあります。西側には新しく開発された感じの高層マンション群があります。また、街の...安徽省宣城市寧国市お散歩西津河、寧国駅など

  • 安徽省 宣城市宣州区 水東鎮の水東老街

    安徽省宣城市の南側、宣州区にある水東鎮は、隋・唐代には存在していたとされ、1000年以上の歴史がある古鎮です。長い歴史のある場所なのですが、はっきり言ってマイナーです。ネットで調べてもあまり詳しい情報はありません。水東古鎮の中に、水東老街と呼ばれる昔ながらの街並みを残す場所があります。老街の規模は大きくなく、トータル700mぐらい?のようです。通りには青石板や玉石が敷かれています。古鎮の中は、明清代の建築物が多く残っており今でも普通に人々が暮らしています。観光客の姿もありますがそんなに多くはありません。今流行の漢服を着てSNS映えする写真を撮る人も見かけません。上街、正街、横街、当铺街などが老街のメインストリートで、正街、横街には観光客向けのレストランや小さな商店が並んでいます。瀋家巷の通りの中央には物を...安徽省宣城市宣州区水東鎮の水東老街

  • 山西省 太原 太原南駅からG1954で蘇州へ

    G1954は、山西省の運城北駅から、浙江省の嘉興南駅まで12時間半ほどで結ぶ高速鉄道列車です。太原南駅から蘇州北駅までの乗車時間は8時間23分です。G1954のルートはちょっと変わっていて、始発の運城北駅は、黄河沿いの西安と洛陽の間にある三門峡に近く、太原まで大きく北上して東に向きを変え、石家庄から南へ戻って鄭州や合肥、南京、蘇州、上海、終点の浙江省嘉興へと向かいます。出典:百度G1954次列车运行图前日、早朝から夜遅くまで歩いたのでこの日はもうどこにも出かける気も起きず、ホテルで少し遅めの朝食をとってから、太原南駅へ向かうことに。太原でまだ食べていなかった山西省の名物はホテルの朝食で頂きます。太原といえば黒酢。豆腐脳(おぼろ豆腐)には黒酢をかけて。それに刀削麺も。でも、自分好みの味付けをするタイプは、調...山西省太原太原南駅からG1954で蘇州へ

  • 山西省 太原 鐘楼街と食品街と山西飯店

    太原市内観光の締めは、太原の繁華街、鐘楼街と食品街に行ってみることに。時刻はもう20時過ぎ、予定よりずいぶん遅くなってしまいました。でもその前にホテルへ。今回選択したのは、鐘楼街と食品街へ歩いて行ける距離にある山西飯店。周囲には他にもたくさんホテルがありますが、ここ選んだ理由はザ・中国的なこのキラキラ感。数多くの政府要人が訪れたことがある歴史のある場所で、1985年から山西飯店の名になったそうです。清代建築風のきらびやかなホテルになったのは2013年からです。接客は5つ星らしくとてもしっかりしています。外国人がホテルに宿泊すると、管轄の公安に臨時宿泊登記されるのですが、公安からホテルのフロントを通して「あなたはここ(太原)で暮らすつもりで来たのですか?」との質問が。これは初めての経験でした。山西飯店から、...山西省太原鐘楼街と食品街と山西飯店

  • 山西省 太原 双塔公園(永祚寺双塔)

    双塔寺(永祚寺)の双塔は太原のシンボル的な存在なのだそうです。太原市に現存する古代建造物の中では最も高い建物になります。双塔寺の周囲は大きな公園、双塔公園になっています。太原駅に近い場所にあります。双塔公園が有料なのか無料なのか、24時間開放されているのか17時ごろには閉まってしまうのか、何も分からずに行ったので、最悪でも道から双塔が見えると思われる入り口に向かいました。15時ごろにはここに着いて、ゆっくり塔を見学するつもりだったのですが、もう18時前。お寺の門はまだ開いていましたが、帰る人のためだけで中には入れません。翌日の午前中に出直すことも可能だったのですが、早起する自信がないので外から塔を眺めることに。文峰塔、舎利塔のどちらもレンガに様々な彫刻が施されているようですが、残念ながら見ることはできず。...山西省太原双塔公園(永祚寺双塔)

  • 山西省 太原 天龍山景区と天龍山石窟

    天龍山景区は晋祠から西に約11km離れています。天龍山には、小規模ながら結構有名な天龍山石窟があります。晋祠博物館と天龍山景区がセットになったチケットを買いましたが、天龍山へ行く専用バス(晋祠天龍山景交観光1号線)の料金は含まれていません。バス亭は晋祠新鎮です。晋祠公園を晋文芸術博物館側から出ると近いです。バス乗り場は大行列になっていましたが、割り込みもなくみなさん整然と並んでいます。料金は片道4元で、山道を走るからでしょうか、座席に座れる人数しか乗せません。でも行列が長くなるとバスが増発されるようで少し我慢すると一気に列が進みます。天龍山の標高は1370m、かなりきつい上りになっているのでしょう、途中にループ橋があります。このループ橋は太原の網紅打卡地(SNS映えスポット)にもなっています。バスが停まる...山西省太原天龍山景区と天龍山石窟

  • 山西省 太原 晋祠公園と晋祠博物館

    太原市は山西省の省都で、2500年以上の歴史を持つ古都でもあります。かつては晋陽という名で古くから交通の要衝として栄え、春秋時代には晋国の主要都市でした。朝8時前ぐらいに太原駅を出て、最初に向かったのは晋祠公園と晋祠博物館。晋祠は晋国の始祖とされる唐叔虞を祀る祠堂で、太原市内で最も有名な観光地です。(だと思います)太原駅前から晋祠博物館へ向かう公共バスは何系統かあるようで、駅始発の804路のバスに乗りました。1時間半ぐらい乗るので混んでいるバスは避けた方が賢明です。晋祠公園下車で料金は2.5元です。Wechatの公共交通用ミニアプリなどでも支払いできます。晋祠公園の入園は無料です。きっと地元の人は博物館には入らずに公園で遊ぶのでしょう。公園の周りにはたくさんの屋台や飲食店が並んでいるので、お好きな方はここ...山西省太原晋祠公園と晋祠博物館

  • 山西省 太原 無錫からZ196の高級軟臥(個室寝台)で太原へ

    高級軟臥(個室寝台列車)の旅、第2弾は直達快速Z196に乗って太原へ行ってみました。Z196の始発駅は上海、終着駅が山西省の省都、太原です。上海発の列車なのですが、蘇州には停車しません。蘇州から出発する場合は、上海へ行くか、無錫へ行くのかのどちらかになります。今は大きな鉄道駅であれば改札を出ずに構内で乗り換えることができます。列車を降りたら、ホームから直接駅の待合室まで行ける改札口を通ります。日本の感覚だと、直接違うホームに行くだけではと思われるかもしれませんが、中国の鉄道駅では到着口と出発口が違うため、構内乗り換えできない場合、いったん駅を出てから入り直す必要があります。ただし、構内乗り換えの方法は、駅によってまちまちで、どうやって待合室まで行く改札にたどり着くのか、現地に行くまで分かりません。無錫で乗...山西省太原無錫からZ196の高級軟臥(個室寝台)で太原へ

  • 蘇州 昆山 亭林園

    昆山城市公園の次は鉄道の昆山駅に近い、古い街の方へ行ってみることにしました。亭林園は昆山市街地唯一の山、玉峰山にある有料の公園です。最寄り駅は、地下鉄11号線の玉山広場駅です。駅を出て亭林路を北の方へまっすぐ10分ほど歩くと亭林園の入り口があります。地下鉄駅から亭林園までの道は、昔ながらの商店が並ぶ大きな通りになっています。少し横道にそれると、小さなカフェなどが結構たくさんあります。昔はコーヒーを飲むのにも苦労しました。今ではどこにでもスターバックスがあるようになり、最近では、手ごろな価格でコーヒーが飲めるチェーン店や小さなカフェも増えました。亭林園の入園券は窓口で買うと20元、QRコードを読み込んでネットで買うと18元です。大きな公園なのですが、今回はあまり時間がなくて園内の1/3ほどしか周っていません...蘇州昆山亭林園

  • 蘇州 昆山 昆山城市公園

    昆山には日系企業を含む多くの外国企業の工場があります。蘇州の隣町なのに全く知らない昆山へ地下鉄に乗って探検に出かけてみました。昆山城市公園は、近所の人が子供を連れて遊びに来るようなごく普通の公園です。昆山市は地下鉄11号線が開通するまで近くにあって遠い町でした。昆山城市公園は最寄り駅は地下鉄11号線の昆山城市広場駅です。公園は駅の南側にあって、駅前には昆山科博中心など子供向けの施設もあります。公園の中に小さな図書館もあるようです。園内の建物もまだきれいで新しい公園なのかと思ったら、公園自体は2005年ごろからあって、最近建物などを新しくして2023年の1月から再オープンしたようです。蘇州から地下鉄に乗ってわざわざ行くような公園ではありませんが、どこに行ってよいのか分からず、手始めに公園から攻めてみたのでし...蘇州昆山昆山城市公園

  • 蘇州 太湖諾富特(NOVOTEL)温泉酒店の露天風呂

    蘇州もすっかり暖かくなり、温泉にでも行くかなぁなどと考えていたら、ずいぶん前に太湖のNOVOTELの中にある露天風呂に行ったことを思い出しました。蘇州太湖諾富特(NOVOTEL)温泉酒店は呉中区の太湖東山にあります。たぶん、以前は蘇州三德大酒店という名前だったと思います。2007年頃の開業だったはずなので、建物は少し年季が入った感は否めませんが、サービスはそれなりにしっかりしているホテルです。温泉と夕食、朝食が付いて、1部屋500元ぐらいのセットがあったので利用してみました。温泉の営業時間は、14:00~22:00となっています。プールは通年営業しています。夏になると屋外のプールも営業するのでしょう。温泉は屋内にも少しだけ湯舟がありますが、メインは露天風呂です。外に出て庭を少し歩いた先に露天風呂が並んでい...蘇州太湖諾富特(NOVOTEL)温泉酒店の露天風呂

  • 江蘇省 常熟 古里紅豆山庄

    常熟市は行政区分では蘇州市に属しています。蘇州市で買える、蘇州と蘇州近郊の観光地の年パス、休閑カードにも常熟の施設が少し含まれています。常熟市郊外にある古里紅豆山庄、名前に惹かれて行ってみることに。蘇州市内から車で1時間ほどの場所です。紅豆山荘は宋代に建てられたとされ、古い歴史のある場所です。今はもう何も残っておらず、子供向け遊園施設のあるテーマパークになっています。園内には宿泊施設もあるようです。水辺にコテージが並んでいます。でもここに宿泊する人ってそんなにいない気がします。外からでもよく見えるスライダーのよう巨大な構造物が中央にあります。古里紅豆山庄のシンボルになっているようです。有料の公園なので清掃も行き届いていて奇麗です。飲み物やお菓子、軽食なども扱っている売店もちゃんと営業しています。蘇州市内か...江蘇省常熟古里紅豆山庄

  • 長春 3年ぶりに長春へ

    久しぶりに長春に行きました。前回は2021年の3月末ごろだったと思うのでちょうど3年ぶりです。人民広場周辺だけでいうと、いくつか建設中の高層ビルが見えましたが、これといって大した変化は感じられずでした。観光地ではないので、夜になると人がいなくなるのは相変わらずです。20時頃にホテルに着いて、買い物がてらに重慶路を散歩してみましたが、すでにこんな感じ。重慶路は、長春の中では大きな繁華街のひとつで、夜遅くまで店の明かりも点いています。ひとつ隣の重慶胡同も小さな飲食店がたくさん並んでいるのですが人影はまばらです。この日の夜は氷点下まで気温が下がりましたが、風もなくあまり寒さは感じませんでした。警戒して厚めのジャンバーを持ってきたのですが全く必要ありません。うまく撮れませんでしたが、上海や蘇州と違って長春の空は青...長春3年ぶりに長春へ

  • 蘇州 蘇州公園(大公園)

    蘇州公園は蘇州市の中心部、旧市街にあたる場所にある公共の公園です。地元の人はこの公園のことを大公園と呼びます。公園は、草橋弄、公園路、民治路、五州路に囲まれています。地下鉄の最寄り駅は、1号線と4号線の楽橋駅、または臨頓路駅になります。そんなに数は多くありませんが、季節ごとに花が植え替えられています。今月はチューリップなどが植えられました。休日は、小さな子供連れの人達やお年寄り達に加えて若い人達も多く、賑やかになります。公園を散歩していると、お年寄りたちが集まってトランプなどに興じている場所、子供たちの歓声が賑やかな場所、若い人が集まって何をするでもなくスマホを眺めている場所、SNS用の動画や写真を撮る人たちが集まっている場所など、うまく居場所が分かれているようにも見えます。子供たちに人気なのは、ミニ遊園...蘇州蘇州公園(大公園)

  • 蘇州 お散歩 滄浪亭と可園から文廟古玩市場、蘇州文廟(碑刻博物館)

    ようやく蘇州も春を感じる暖かい日が多くなってきました。梅の花はもう終わりかけで、木蓮が咲き、菜の花やカイドウ、桜も咲き始めています。木蓮が咲くころに散歩に出かける定番の場所になっているのが、滄浪亭、可園、蘇州文廟(碑刻博物館)と文廟古玩市場です。地下鉄4号線の三元坊駅か、4号線・5号線の南門駅が最寄り駅です。どちらの駅からもぐるっと一回りという感じでお散歩できます。今回のお散歩は、三元坊駅からスタートして、滄浪亭と可園⇒文廟古玩市場⇒蘇州碑刻博物館を巡ってから、再び三元坊駅に戻るパターンで。滄浪亭には大きな木蓮の木があります。残念ながら行った時にはまだ蕾でした。今週末はきっと満開だと思います。でも明道堂には春の花の鉢植えと盆栽がたくさん飾られていました。蘇州の園林では、季節ごとの盆栽が堂などに飾られます。...蘇州お散歩滄浪亭と可園から文廟古玩市場、蘇州文廟(碑刻博物館)

  • 蘇州 桃花塢 唐寅(唐伯虎)故居

    蘇州人の唐寅は明代の著名な画家です。唐寅が桃花塢に建てた邸宅が修復、復元されて2023年から公開されています。また、唐寅故居の周辺は、蘇州桃花塢歴史文化片区唐寅故居文化区として再開発されました。ネットで調べてみると、唐寅故居文化区には唐寅故居遺跡、唐寅祠、文昌閣、文化産業総合街区、展示館、ホテルの6つの部分が含まれている。らしいです。唐寅故居の敷地内には、評弾珈琲館という名のカフェと今流行の漢服の貸衣装屋さんがあります。貸衣装屋さん営業中でしたが、カフェは早くも営業停止状態のようです。コーヒーでも飲んでのんびりしようと思っていたのですが。。中国あるあるです。唐寅は明代の1505年、ここに邸宅を建てました。元々、宋代に章楶が建てた別荘があり、唐寅が桃花塢を散歩している時に偶然見つけたそうです。別荘はすでに荒...蘇州桃花塢唐寅(唐伯虎)故居

  • 蘇州 2024年の元宵節(相門城壁灯光秀と”酥香”迎春花市)

    元宵節は旧暦の15日目、今年は2月24日でした。この日で春節が終わり、帰省していた労働者や学生さんたちが一斉に戻ってきました。今年の元宵節は花火の規制もゆるくなり、昔ほどではないにせよあちこちで大きな音が鳴っていました。元宵節は湯圓と呼ばれるお団子を食べる日でもあります。蘇州の元宵節で最も有名なイベントは盤門の灯楼でしょうか。盤門はきっと多くの人で賑わっていたのだと思いますが、ここは外して、今年から始まった、相門城壁灯光秀(城壁を使ったイルミネーション)を見に行ってきました。ネットの情報では18時半に1回目があると書かれていたので、18時ごろに相門城壁の全体が見渡せる、倉街商業広場に行きました。すでに城壁には何かが映されています。よく見ると1回目は19時半、2回目は20時の予定。。だと。状況によって上演時...蘇州2024年の元宵節(相門城壁灯光秀と”酥香”迎春花市)

  • 蘇州 お散歩 北寺塔(北塔報恩寺)と桃花塢大街

    報恩寺は蘇州で最も古い仏教寺院です。拙政園の庭園越しに見えている塔がお寺の中にある北寺塔です。北寺塔が建立された時には11層だったとも言われています。現存しているものは1~6層までが南宋時代、7~9層が明代に再建、修復されました。高さは76mあります。以前は塔の上まで上って蘇州市街を見渡すことができたのですが、残念なことにいつも間にか上ることができなくなりました。1階には入ることができます。時計回りに回ってお参りするのが正しいらしいです。報恩寺は無料で拝観できます。拝観時間は16時までです。拙政園に行った時や、散歩の途中にふらっと立ち寄ることが多いです。この辺りで散歩のついでといえば、許家門の酒醸餅。酒醸餅は蘇州の小吃のひとつです。北寺塔の向かい側、西北街にある許家門は人気店でいつも店の前に人だかりができ...蘇州お散歩北寺塔(北塔報恩寺)と桃花塢大街

  • 蘇州 天池山の南天門

    これと言って行きたい場所がないのだけれど、ずっと家に籠っているのも。。そんな時にふらっと出かける場所のひとつが天池山です。だいたいいつも静かな場所です。特に冬は人が少ないです。今までこんな飾りつけをしているのを見たことがありませんでした。春節の飾りつけ、というわけもなさそうです。たぶん。冬の寒い日には、天池も凍ります。さすがに大人が乗ると危ないですが、小さな子供なら割れないぐらいの厚さになることもあります。天池山での行動パターンは、主に3つあります。その1.天池を眺めてから寂鑑寺の麵だけ食べて帰る。その2.南天門を一回りして、寂鑑寺の麺を食べて帰る、もしくはその逆。その3.寂鑑寺の麺を食べてから、花山、白馬澗か白象湾までトレッキング。その3のパターンは数えるほどしかありません。ほぼ、その1でおしまい、たま...蘇州天池山の南天門

  • 蘇州 除夕の相門(倉街商業広場 相門古運河遊船)と春節の西園寺

    今年の春節は2月10日でした。現在、中国は春節の連休中です。除夕(春節の大晦日)は相門へ散歩、春節は西園寺に初詣に出かけました。相門に来るのはたぶん1年ぶりぐらいになる気がします。地下鉄1号線の相門駅を出てすぐの通り、倉街に大きな商業施設がオープンしていました。ここはもともと蘇州刑務所があった場所です。刑務所を取り壊した後に、2019年ごろからずっと何か工事をしていました。マンションでも建てるのかと思っていましたが、こんな大きな商業施設になっていたとは。いつ開業したのかよく分かりませんが、昨年の後半ごろではないかと思います。まだまだ空き店舗は多い状態で、ネットで調べてみると今年から増える計画のようです。今のところトイレもすごくきれいな状態を保っています。この場所は、景観保全のために高層ビルを建てることがで...蘇州除夕の相門(倉街商業広場相門古運河遊船)と春節の西園寺

  • 蘇州 網師園の蝋梅

    今まで蝋梅を見るために網師園には行ったことがありませんでした。雨が降るあいにくの天気の中、ちょこっとのぞきに行ってみました。今年の蘇州の冬はここ数年と比べると寒い日が多かったように感じます。でも、園林やお寺の蝋梅はいつもと同じように小さな花をつけています。雨の日もなんとなく多い気もします。先週はずっと雨が降っていました。窓越しの雨の景色を楽しむなら小さな園林の網師園がお勧めかもです。網師園のように住居と庭園が同じに敷地にある構成の園林は珍しいそうです。写真の撮り方が下手すぎてちゃんと伝えられないのですが、窓を通して見る景色もなかなか風情があります。冬の天気の悪い日の網師園は、観光客やSNS写真を撮りに来る人が少ないので、好きな場所で好きなように写真を撮ったり、景色を眺めたりすることができます。中国は今週末...蘇州網師園の蝋梅

  • 福建省 漳州市南靖県 福建土楼 回螺坑土楼群と塔下村の俗昌楼

    土楼王とも呼ばれる承啓楼のある永定の土楼群に行くか回螺坑土楼群を見るか、悩んだ末に初志貫徹ということで、回螺坑土楼群を見に行くことに決めました。厦門から出発する日帰りバスツアーの行先の多くは、南靖の和貴楼、懐遠楼、雲水謡古鎮と、永定の土楼群がセットになっており、回螺坑土楼群と塔下村に行くのは数えるほどしかありません。回螺坑土楼群に行くためには、景区の入り口で専用周回バスに乗り換える必要があります。バスの本数はあまり多くないのか、人が集まるまで動いてくれないのか、出発まで結構待ちました。バスに乗って山道を30分ほど走ると展望台に着きます。ここから見える回螺坑土楼群の景色は、土楼の紹介に必ず登場するほど有名です。中央にある方形の土楼は歩雲楼、3つの円形の土楼が、和昌楼、振昌楼、瑞雲楼、楕円の土楼が文昌楼です。...福建省漳州市南靖県福建土楼回螺坑土楼群と塔下村の俗昌楼

  • 福建省 漳州市南靖県 福建土楼 懐遠楼と鐘興楼(土楼之光文化園)

    懐遠楼は2008年に世界遺産に登録された福建土楼です。1905年~1909年にかけて、簡氏一族によって建築されました。土楼には、夫々名前が付けられており、その名前には意味があります。懐遠楼の場合は、楼主は河南省の懐という地から来たことを表し、一族の子孫が遠大な志を持ち続け、さらなる発展を促す戒めの意味を持つそうです。敷地面積は1384平米、高さは14.5mの4階建てで、各階に34部屋あります。今でも人が暮らしており、井戸もたぶん現役で活躍しているのだと思います。円形の土楼の中庭には、同じく円形の斯是室と呼ばれる立派な建物があります。ここは子供たちが勉強や読書をする場所だったそうです。南靖の福建土楼群の中でおそらく最も人気のある懐遠楼は観光客で溢れかえっていました。1階部分のほとんどが、土産物屋になっており...福建省漳州市南靖県福建土楼懐遠楼と鐘興楼(土楼之光文化園)

  • 福建省 漳州市南靖県 福建土楼 和貴楼と雲水謡古鎮

    年末年始の連休を利用して福建省の世界遺産、福建土楼に行ってきました。福建土楼群へは厦門から多くの日帰りツアーが出ています。レンタカーを借りて行くことも考えたのですが、土楼は点在している上、土地勘もないので止めました。Ctripで検索すると200元~300元ぐらいの価格帯でたくさん出てきます。逆にありすぎてどれを選んでよいのか迷います。言わずもがなですが、大型バスで行くような人数が多いツアーは安く、少人数になるほど高くなります。厦門島から、漳州市南靖県まで高速道路を使って2時間半ほどでしょうか。バスツアーの中には、高速道路利用を強調しているものも多いです。(高速道路が整備されていなかった頃はかなりの時間を要したのだと思います)最初に向かったのは、世界遺産にも登録されている和貴楼。土楼の形状は、円形、楕円、正...福建省漳州市南靖県福建土楼和貴楼と雲水謡古鎮

  • 福建省 厦門(アモイ) 厦門で年越し

    今年の正月は、カレンダーの都合で運よく土、日、月の3連休となりました。でも中国人にとっての正月は春節なので、年末年始に正月感はありません。だいたい年末年始は蘇州で過ごすことが多いのですが、12月は雪が降るほど結構寒く、ちょっと暖かい場所へでも。。と厦門に行くことにしました。今回は2泊3日で拠点を湖里区にして、賑やかな中山路などには行きません。それでも以前は人が少なかった湖里区の万達広場も観光客や地元の人で賑わう場所になったようです。初日の夜はとりあえず海鮮で。年末年始の厦門の気温は15℃~24℃ぐらいでした。朝晩は少しだけ寒いのですが、日中は上着なしでも大丈夫。大した量も食べないので、どこで食べてもそんなに値段差はないかもしれませんが、中山路近辺より、下町の湖里区の方がずっと安いと思います。厦門は台湾と同...福建省厦門(アモイ)厦門で年越し

  • 2023年の振り返り(2023年の初体験)

    新しい年(中国滞在12年目)が始まりました。中国の年末年始は12月30日から1月1日の3連休、すでに通常営業状態に戻っています。今年はどのような年になるのか。。たぶんいつも通り行き当たりばったりなのだと思います。まずは、2023年に初めて行ったり、体験したことを振り返ってみます。極寒の黒竜江省牡丹江とハルビンに行ってみた。奇麗な雪景色を楽しめますが、氷点下30℃以下でずっと外にいたのは初めて。長春で生活していた時でも冬の夜は寒くてほとんど出歩かなかったです。黒竜江省ハルビン蘇州から高鉄でハルビンへ黒竜江省牡丹江海林市亜雪驛駅と大禿頂子山黒竜江省牡丹江海林(吉林省延辺)中国雪郷風景区黒竜江省(吉林省延辺)雪郷故里と亜布力スキー場黒竜江省ハルビン夜の中央大街と聖索菲亜教堂(ソフィア聖堂)黒竜江省ハルビン冬の松...2023年の振り返り(2023年の初体験)

  • 浙江省 千島湖(淳安県浪川郷) 芹川古村

    千島湖旅行の最後に湖をぐるっと一周してから蘇州へ帰ることにして、千島湖から少し離れた山の中にある芹川古村にも行ってみました。観光案内で見つけた場所だったので、あまり期待していなかったのですが、結果的にこの考えは正解で、今回の旅行の中で最も景色が楽しめることになりました。芹川古村は、浙江省の淳安県浪川郷芹川村の中にあります。芹川村は千島湖に沈まずに残った場所なので、そもそも人が訪れることも少ないのでしょう。千島湖の観光地からまっすぐ行けるような公共交通はありません。ナビが案内した道(たぶんショートカット)も湖岸から離れると集落の中を通る細い道でした。車で芹川古村の中へ入って行けるような道幅の道路はありません。古村の近くに駐車場(無料でした)があるので、そこから歩いて村に入ります。村の入り口にある大きな楠は、...浙江省千島湖(淳安県浪川郷)芹川古村

  • 浙江省 千島湖 天嶼景区と千島湖植物園

    船と島から千島湖の景色を楽しんだ後、陸から景色を楽しめる場所がないか探してみました。中心湖区の周辺で見つけたのが天嶼景区と千島湖植物園でした。どちらも有料で、実際に行ってみた感想は、景色を楽しむという意味ではどちらもあまり大したことはない。。です。天嶼景区は、山の上から千島湖を見ることができる公園のような場所です。入園料は80元。地元の人は入園無料なのか割引があるようです。長い長いエスカレーターを乗り継いで山の上まで登れます。どうやら入園料=エスカレーター代のようです。(エスカレーターを使わなければ無料で登る道がきっとあると思います)こんな距離の長いエスカレーターに乗ったのは初めてかもです。振り返ると湖の景色が楽しめます。戻りは歩くか、10元払えばバスに乗れます。山の上には展望台と売店、別料金の下りの滑り...浙江省千島湖天嶼景区と千島湖植物園

  • 浙江省 千島湖 梅地亜君瀾度假酒店(ナラダ千島湖リゾート)と晩ごはん

    千島湖旅行では、梅地亜君瀾度假酒店(ナラダ千島湖リゾート)というホテルを利用しました。新しいホテルではありませんが、部屋もサービスも結構よかったです。宿泊費は各種割引を利用して、朝食付きで1泊700元ちょっとでした。周りのリゾートホテルの値段と比べると、中の上ぐらいのレベルなのかと思います。中国のホテルは日本と比べると相対的に安いです。日本だと1人いくらですが、中国の場合は1部屋いくらなので、多人数で使えばもう格安です。せっかく遠くまで来たのでバルコニー付きの湖の見える部屋をチョイス。湖畔のホテルなので、視界を遮るものはありません。ここで1日何もせずにボーっと過ごしてもいいかなという気分になれます。広い敷地内には庭や子供の遊び場のほかにプールもあるようです。1棟ずつのコテージも並んでいました。ホテル専用の...浙江省千島湖梅地亜君瀾度假酒店(ナラダ千島湖リゾート)と晩ごはん

  • 蘇州 2023年秋の振り返り

    千島湖の記事はまだ続くのですが、毎度のことながら更新が遅いので、真冬になる前に蘇州の秋の様子を先に。。11月上旬に太湖の紫金庵へ行った時は、銀杏の葉が色付いて落ちるのはまだまだこれからという感じでした。お寺の売店では大粒の美味しそうな銀杏が売られていました。銀杏は秋になると太湖の周辺で買うか、マンションの中庭で拾って食べています。蔦の葉は赤く色づいていました。ちょうどこの日から暖かい麵が恋しくなるぐらい急激に気温が下がりました。紫金庵で蘇州麺を食べたのは初めてです。ここのスープは濃い醤油味ではなく、私の好きなちょっとさっぱり味。営業時間は午後2時ぐらいまで、客が少ないと早く終わってしまいます。(なので初めて食べた)店のおばちゃん達が暇でもう帰り支度を始めそう、10分遅かったらもう閉まっていたかもしれません...蘇州2023年秋の振り返り

  • 浙江省 千島湖 中心湖区と島めぐり(後編)

    龍山島を出発した船が次に向かうのは梅峰島です。山の上から、湖の小島を眺めることができるので、千島湖らしい景色が楽しめます。龍山島から乗船時間15~20分ぐらいで到着です。小さな島なので滞在時間は1時間ほどでした。ここには小さなロープウエイがあります。(別料金です)片道か往復か切符を選べます。下りは滑り台で遊ぶこともできるようです。少し登るだけなので使う必要もないですが、試しに乗ってみました。乗車時間は5分もありません。湖の見える方向に座ると少し景色を楽しむことができます。山の上にあるのは、展望台とお茶屋さんだけ。。お茶を飲んでいる人は誰もいませんでした。滞在時間1時間だと、上から湖の景色を眺めるだけでは時間を持て余します。かと言ってお茶を飲むには時間がなさすぎます。水辺にも道があるので余った時間で散策して...浙江省千島湖中心湖区と島めぐり(後編)

  • 浙江省 千島湖 中心湖区と島めぐり(前編)

    千島湖はとても広いので、風景区(観光地)もいくつかに分かれて存在しています。どこに行くのが良いのかもよく分からず、とりあえず名前を見て中心湖区を選んでみました。”中心”なのだからきっと一番賑やかな場所なのかと思うじゃないですか。実際に行ってみると市街地からは外れて、観光船の船着き場周辺以外には特に何もない場所でした。ただ、島めぐりの船が一番多く出ているのは中心湖区なのだと思います。船のチケットはネットで買うと割引もあるのですが、中国あるあるのパスポート番号非対応。。当日、窓口に並んでいつの船に乗れるか分からない状態は避けたかったので、ホテルのフロントで、チケットを予約できる旅行会社を紹介してもらいました。ネットで調べた感じでは、船の出航時刻が決まっていて、チケットだけ買えば、後は自分の好きなタイミングで船...浙江省千島湖中心湖区と島めぐり(前編)

  • 浙江省 千島湖 蘇州から千島湖へ

    浙江省にある千島湖という巨大なダム湖まで行ってきました。蘇州から千島湖までの道のりは約350kmです。久しぶりのちょっとした長距離運転です。高速道路を使って4時間ほど、休憩をはさみながらだと5時間近くかかります。移動のほとんどが、高架道路と高速道路なので楽といえば楽なのですが、中国での運転は何かと気を使う(何が起こるか分からない)ので少々疲れます。。千島湖のある場所は杭州市に属しているのですが、杭州市街からは遠く離れています。杭州ではなく黄山の近くにあるといってもいいぐらいです。利用する高速は、常台高速、申嘉湖高速、練杭高速、杭州繞城高速、長深高速、杭長高速、溧寧高速。杭州市街を迂回するルートです。このルート、おそらく最速ルートだと思うのですが、サービスエリアの数が少なくなります。主なサービスエリアは白洋...浙江省千島湖蘇州から千島湖へ

  • 蘇州 太湖 西京湾田園餐庁・湖景農家菜

    どこか食事にでも出かけようかと大衆点評でお得な割引がないか調べていたら、西京湾田園餐庁という初めて目にする店を見つけました。天気も良いので久しぶりに太湖までぶらっと出かけてみることに。食事の前に西京湾に立ち寄ってみたのですが、いつもなら馬鞭草(クマツヅラ)や菊の花などが植えられて賑やかな場所には、今年はもう何も植えていないようです。(なのに駐車場は有料になっています)早々に退散して、西京湾から車で10分ほどの場所にある西京湾田園餐庁へ。どうやら太湖の西京湾に新しくできた農家料理のお店のようです。お店の人に聞くと、1か月ほど前にオープンしたとのことでした。環太湖大道から細い農道を入って行くと、新しい公園のようなものができています。店はそこを通り過ぎて更に細い道を進んだ先にあります。案内看板がなければ先に進む...蘇州太湖西京湾田園餐庁・湖景農家菜

  • 日本 三重県 赤目四十八滝

    今回の一時帰国は1週間ちょっとの滞在を考えていたのですが、物事は何かとうまく進まず。。結局2週間ほど日本にいました。一時帰国中のお出かけは湯村温泉と日本海だけのつもりでしたが、空いた時間に気分転換を兼ねて赤目四十八滝へ行ってみました。確かここに来たのは20代の頃だったと思うので、もう大昔のことです。ナビがないと行き方すら忘れています。Googoleマップで案内された道は西名阪道と名阪国道以外、初めて通る新しい道と、まったく記憶にない対向車とのすれ違いも厳しい細い山道でした。赤目周辺の雰囲気もずいぶん変わったのでしょうか。入山口の付近には、赤目自然歴史博物館や新しい感じのお土産物屋さんなども。駐車場は、最も遠い場所で700円、それ以外は800円になっているようです。何も知らずというか、この先にもまだ駐車場が...日本三重県赤目四十八滝

  • 2023年国慶節の一時帰国

    もともと、このタイミングでの一時帰国は考えていませんでしたが、国慶節の連休明けに日本での仕事もあるので連休後半から戻ることにしました。中国の大型連休中は航空券の値段も跳ね上がるのですが、処理水がらみで中国政府が大騒ぎしてくれたおかげで、往復1600元ほどで入手できました。中国国内の観光地は大賑わいで、高速鉄道の切符は近距離でも入手が難しい状態。上海駅から地下鉄に乗るにも荷物検査で長蛇の列になっていました。浦東空港の国際線ターミナルは空いています。連休の後半ということもあるのでしょうが、日本人の姿はほとんどありませんでした。せっかく久しぶりに日本に帰ったので、まずはきれいな景色と温泉を求めて日本海側へ出かけてきました。天橋立に来たのはたぶん20年ぶりぐらい。以前、モノレールやリフトに乗った記憶はありません。...2023年国慶節の一時帰国

  • 蘇州 木涜古鎮の榜眼府第

    木涜古鎮にある榜眼府第は清代の思想家、馮桂芬(1809-1874)の個人邸宅です。蘇州呉県出身の馮桂芬は、ここで晩年を過ごしました。科挙の最終試験、殿試の合格者上位3名を上から順に、状元、榜眼、探花と称され、馮桂芬は1840年の科挙試験に次席で合格したことから、地元の人たちはこの邸宅を榜眼府第と呼んだそうです。蘇州は科挙試験の首席合格者が多いことでも知られています。ネットで調べてみると、試験が行われた1300年間の首席合格者596名のうち31名が蘇州人で、清代の状元114人の中には、小さな田舎町だった蘇州出身者が26人もいるそうです。頭脳明晰な馮桂芬にちなんでということなのでしょうか、ここは、呉中区明徳教育館という教育施設にもなっています。具体的にここで誰が何の勉強をする場所なのかは、私の中国語レベルでは...蘇州木涜古鎮の榜眼府第

  • 蘇州 木涜古鎮の古松園

    木涜古鎮には、清代に建てられた大金持ちの邸宅がいくつか残っています。観光客で賑わう川沿いの山塘街にある古松園もそのひとつです。古松園のある場所は、山塘街の東の端の方です。地下鉄5号線の霊岩山駅から歩く場合は、厳家花園、虹飲山房、西施橋などを通り過ぎた先になります。ちょうど山塘街が路地のように狭くなったあたりなので、うっかりすると通り過ぎてしまいそうになります。古松園は木涜の四大富豪のひとり、蔡少漁が建てた個人邸宅です。そのため、蔡少漁旧居とも呼ばれています。入り口に近い部分に住居などの建物が並んでおり、間口は狭いように感じるのですが、奥には立派な庭園があります。このような建物の配置は、前宅後園と呼ばれる典型的な清代の園林なのだそうです。案内図を見ると、7の字のような敷地になっています。邸宅内にある彫刻は太...蘇州木涜古鎮の古松園

  • 蘇州 石湖 新郭老街

    石湖の行春橋と越城橋渡った先にある新郭老街。ずっと閉まったままだったのが、中秋節、国慶節の連休中にオープンしたようです。9月29日~10月3日の間は、手作芸術祭も開催されていて多くの人で賑わっていました。昼間だけでなく夜もやっているようで、きっと中秋節の夜はもっと混んでいたのではと思います。建物の中には芸術家さん達の作品の展示や販売、手作り工房体験があったり、通りにぎっしり並んだ小さな露店にもたくさんの作品が並んでいます。団体旅行客は来ていないようで、ほとんどが蘇州や近隣に住んでいる人のようでした。連休中には観光客で身動きの取れない山塘街に行くよりこちらがお勧めかもです。買い物しなくても通りのお店や展示を見て回るだけで結構楽しめます。食べ物や飲み物を扱う露店もたくさんありますが、どの店もちょっとお洒落?な...蘇州石湖新郭老街

  • 小ネタ 中国の案内矢印

    中国の案内矢印を見てもピンとこないことが多いのは私だけなのでしょうか。以前(割と最近まで)は、え?どういうこと?と思うことが多かったです。日本の皆様は、問題1~3の写真を見て直感的にトイレがどこにあるか分かりますか?問題1。問題2。日本で斜め向きの案内矢印ってありましたっけ?問題3。こんな案内板があったら、ここにトイレがあると思いませんか?この例は、蘇州のとある商業ビルの4階ですが、どこに行っても案内矢印は大体同じです。ちなみに、問題1の写真が最寄りのトイレに一番近くて、問題3の写真が最も遠いです。答えは、問題1の場所からは後ろの方向にトイレがある。問題2の場所からは右斜め後ろ方向にトイレがある。問題3の場所からは後ろの方向にトイレがある。問題3の写真と同じような案内は、いろいろ場所でよく見かけますが、以...小ネタ中国の案内矢印

  • 蘇州 蘇州御窯金煉瓦博物館

    蘇州の伝統産業と言えば、最初に思いつくのは絹と刺繍です。でも、金煉瓦とも呼ばれる煉瓦(レンガ)も有名です。蘇州御窯金煉瓦博物館では、レンガの製造方法、運河を使った運搬、使用場所などについての展示と、明清代のものとされる窯の遺跡などを見ることができます。と、偉そうに書いておきながら、実は金煉瓦の存在を知ったのは最近のことでした。それも日本のドキュメンタリー番組で。。2019年2月に放送された田辺誠一さんがガイドを務めるドキュメンタリー番組、「中国大紀行"京杭大運河"王宮に繋がる水の路1794キロを行く」を中国のケーブルテレビで見て初めて知ったのでした。蘇州御窯金煉瓦博物館が開館したのは2016年だと思うのですが、この番組では蘇州御窯金煉瓦博物館は登場しませんでした。映っていた風景からして、おそらくかなり郊外...蘇州蘇州御窯金煉瓦博物館

  • 蘇州 北太湖の稲香公園

    蘇州の北太湖旅游度暇区(北太湖観光リゾート)は無錫市との境目ぐらいにあります。もともとこの辺りは北太湖旅游風景区と呼ばれていた場所だと思います。全容はよく分かりません、リゾート地の面積はかなり広いのだと思います。湿地公園、宿泊施設、農園、バーベキュー広場、農家料理レストランなどがあるようです。今回行ったのは北太湖旅游度暇区にある稲香公園、田んぼの公園です。水田の周りには子供向けの遊具が置かれています。観光客用の木道や舗装された通路があるので中の方へ入って行くこともできます。また、SNS投稿用写真に使うため?のオブジェなども置かれています。稲刈りはまだ先ですが、もうお米は実っています。田んぼを間近で見るのは本当に久しぶりです。稲香公園の向かい側には農家料理レストランが並んでいて、無料の広い駐車場もあります。...蘇州北太湖の稲香公園

  • 江蘇省 張家港 香山と金鳳凰温泉

    張家港の香山風景区は、蘇州市街から車で約2時間ほどの場所にあります。山の上には大きな塔がそびえていています。張家港市は蘇州市の管轄になります。香山は蘇州で販売されている休閑カードで入園できる観光地の中に含まれています。この日は高温注意報も出ていたせいもあるかと思いますが、日曜日でも人影はまばらでした。山の標高は136.5m、歩いても全然大丈夫な高さなのですが、暑くて暑くて。。上りは片道10元電動カートに乗りました。この辺りの歴史は古く、山の斜面からは新石器時代の遺跡が見つかっており、漢代や宋代のものと思われる墓からは銅鏡、陶磁器など発掘されているそうです。頂上付近にある蔵軍洞は、春秋戦国時代ごろに掘られた要塞だったと考えられています。中からは多数の陶器が見つかっています。山の上の塔からは張家界市街が一望で...江蘇省張家港香山と金鳳凰温泉

  • 蘇州 盤門と東大街

    久しぶりに盤門景区へ行ってみました。東大街でちょっと買い物したいものがあって、盤門はついでに。。ですが。蘇州の休日は、もうコロナ前以上に観光客で溢れていますが、盤門には団体旅行客の姿はありませんでした。でも、昼間とは別料金で夜も開園しているので、きっと夜になると観光客も多くなるのだろうと思います。日中はまだまだ暑いせいもあって、呉門橋や環古城河健身歩道を歩く人もそんなに多くなさそうです。だいたい1時間おきぐらいに楽器の演奏があります(正時ごとだったかと思います)。日陰で休憩しながらのんびり演奏を楽しむことができます。園内では休業していたお店が綺麗になって復活していたり、以前あったお店がなくなっていたりと、しばらく見ない間にいろいろと変化していました。きっと夜になると営業しているのでしょう。ビアガーデンのよ...蘇州盤門と東大街

  • 蘇州 ベトナム料理 花苑・西貢法式越南料理

    花苑・西貢法式越南料理は蘇州の東方之門の北楼商業中心6階にあるベトナム料理店です。以前、探検した時にぽつんと1軒だけ営業している店だったのでちょっと気になっていました。東方之門の6階は相変わらずゴーストタウン状態のままです。去年撮った写真と見比べても景色は1ミリも変わっていません。テナントは全く増えていないようです。東方之門の過去記事はこちら蘇州東方之門店はちょっと高級店っぽい内装で料理の単価も少し高めです。大衆点評から定価415元が298元になるセットのクーポンを買ってみました。東向きの窓に面したテーブルからは金鶏湖の景色が楽しめます。最も窓際の席は数が少ないので、座れるかは運次第です。店の名前からするとフランス式ベトナム料理らしいです。何がフランス式なのかは知りませんが、確かにベトナム料理はフランスや...蘇州ベトナム料理花苑・西貢法式越南料理

  • 蘇州 大陽山植物園の灯光秀(イルミネーション)

    夏の蘇州では園林や観光施設などで夜のイベントが行われています。大陽山植物園では、夜になると色とりどりのイルミネーションで飾られます。定期的なイベントとして夏の夜の営業を始めたのは、たぶん2020年からだと思います。2020年のオープン初日に訪れたきりで、その後は一度も行っていませんでした。当初は大したイルミネーションもなく、人も殆どいなかった記憶があります。それが年々派手になって、今年は人も多くてこんなに賑やかになりました。過去記事はこちら蘇州夜の大陽山植物園規模もイルミネーションの数もすっかり変わって3年前とはもう比べ物になりません。入り口近くの広場では獅子舞が、温室の近くでは西遊記のショーがありました。他にも別のショーがあるようなので、時間帯か日によって変わるのでしょう。大きな池の周りの道沿いがすべて...蘇州大陽山植物園の灯光秀(イルミネーション)

  • 上海 上海共青森林公園

    上海共青国家森林公園は上海の北側(楊浦区)の郊外にある大きな公園です。森林公園と名付けられているだけあって緑がたくさんあります。この公園の存在は以前から知っていたのですが、上海で森林公園なんて、行ってもがっかりするだけじゃないかと思っていました。でも行ってみてびっくり。本当に森でした。公園の中には30万本以上の木が植えられているそうです。杉、楠、銀杏、柳、楢、楡、紅葉、楓、ネムノキ、プラタナス、銀杏などなど。樹木だけでも200種類あります。以前は入園料が必要だったはずですが、今は無料になっています。また、元々ここは1956年に造られた共青苗園という圃場だったようで、森林公園として一般開放されたのは1986年らしいです。ということは、ここにある木の多くは、今から37年~67年ほど前に植えられたものなのでしょ...上海上海共青森林公園

  • 上海 2年ぶりの浦西散歩

    浦東の濱江大道散歩を終えて渡船で浦西へ渡り、バスに乗って淮海中路にやってきました。今回は初めて錦江飯店に泊まってみることにしました。錦江飯店は1929年に完成した、上海のクラシック5つ星ホテルです。もうずいぶん古いホテルなので、今では周囲の5つ星より安く泊まれるのも魅力です。後ろにそびえているのは錦江タワー(新錦江大酒店)です。格式の高い北楼の宿泊費は少し高く、低層の楠楼はリーズナブルな価格設定になっています。庶民の私は楠楼で。。でも北向きの部屋だと北楼と中庭や貴賓楼を眺めることができます。値段は安くなってもフロントはちゃんと5つ星っぽい対応をしてくれますし、部屋のテレビもNHKの海外向けBS放送が映ります。貴賓楼には周恩来、ニクソン、サッチャー、レーガン、田中角栄など、今までに各国の首脳や教科書に名前が...上海2年ぶりの浦西散歩

  • 上海 2年ぶりの浦東散歩

    少し前の話ですが、先月の端午節の連休中に久しぶりに上海へ出かけてきました。連休だったので上海でホテルに泊まって夜景も眺めてきました。余裕で日帰りできる上海でわざわざ宿泊したのは、連休直前までドタバタしていて旅行の計画も立てられず、少しだけでも旅行気分を。。ということもあります。この2年間、浦東空港は何度か利用したので上海へ行くには行っていましたが、真っ直ぐ空港に行くのと、空港から蘇州へ戻るかだけだったので、上海の街中へ出かけるのは本当に久しぶりです。上海の街並みも眺めたかったので今回の移動はもっぱら路線バスで。上海駅南広場から隧道3線に乗って向かう先は浦東の陸家嘴。まずは腹ごしらえから、最初に目指すのは上海環球金融中心(森ビル)。ここにある日本料理屋さん、銀平でお昼の定食をいただくことに。周りにあるレスト...上海2年ぶりの浦東散歩

  • 蘇州 拙政園の蓮と荷塘月色湿地公園の蓮

    早いもので蘇州の蓮の花はもう見頃を過ぎてしまいました。蘇州で蓮の花を見ると言えば、拙政園と荷塘月色湿地公園が人気です。今年は咲き始めの頃の拙政園と、見頃を少し過ぎた荷塘月色湿地公園に行ってきました。拙政園はすっかり以前と変わらない数(例年以上?)の観光客で賑わっています。雨の日でもこの通り。蓮の花がたくさん見られるのは入り口に近い順に、まず芙蓉榭の周辺。最も人気があるのが運香堂、梧竹幽居、雪香雲少蔚亭などに囲まれた池と、荷風四面亭の周辺でしょうか。写真は6月中旬頃、拙政園は荷塘月色湿地公園より咲くのは少し遅いようです。以前は小滄浪や運香堂の後ろには睡蓮の花が咲いていたと思うのですが、今年は見つけることができませんでした。荷塘月色湿地公園には今月の始めに行ってみました。まだまだ大丈夫だと思っていましたが、公...蘇州拙政園の蓮と荷塘月色湿地公園の蓮

  • 江蘇省 宜興 玉女潭

    宜興の玉女潭は唐代に造園された、山林の自然を活かした庭園です。鍾乳洞の張公洞から車で5分ほどの場所にあります。面積は16万平米あり、庭園と言うより公園という感じです。歴史のある場所のようですが、観光地としてはあまり人気はありません。ぐるっと一周してみましたが、途中で2~3人しか見かけませんでした。結構いい感じの場所だと思うのですが、なぜこんなに誰もいないのか分かりません。蘇州の休閑カードが使える場所なので入園料は調べていませんでしたが、もしかするとちょっとお高いのでしょうか。。雑木林の中にある小径には、おそらく人工的に配置したのではない、大小様々な岩が並んでいて名前が付けられています。明代には詩人や画家などがこの辺りで暮らしており、数多くの作品が造られたそうです。また玉女潭はドラマや映画のロケ地にもなって...江蘇省宜興玉女潭

  • 江蘇省 宜興 張公洞(2回目)

    宜興は鍾乳洞、竹林、茶器などの焼き物が有名な場所です。日本のYahooなどで、”宜興”を検索すると最初に出てくるのはきっと急須の写真だと思います。宜興は市なのですが、行政管轄としては無錫市に属します。太湖の東岸で、ちょうど常州と無錫の境目ぐらいに位置しています。今回の日帰りドライブで、久しぶりに張公洞に行ってみました。周りの景色や景区の中は以前とあまり変わっていないようです。蘇州の太湖西山にある林屋洞もそれなりに大きい鍾乳洞なのですが、中に入ってもそんなに涼しい感じはありません。でも、宜興の鍾乳洞はエアコンが効いてるのかと思うぐらい外との温度差があります。張公洞は山の中の鍾乳洞で、麓に入り口があって出口は山の上の方になります。入り口付近が一番涼しくて、出口に近くなると暑くなるので、中に入るとあまり動きたく...江蘇省宜興張公洞(2回目)

  • 江蘇省 宜興 宜興へ日帰りドライブ

    蘇州が梅雨入りする前、日中の気温は30℃を越える真夏日が続きました。涼を求めて、宜興へ日帰りドライブに出かけてきました。宜興は、蘇州から見ると太湖のちょうど対岸ぐらいの場所になります。高速道路を使う場合は、京沪高速(G2)→沪宜高速(S48)のパターンで約137km。蘇錫高速(S83)→沪常高速(S58)→沪宜高速(S48)のパターンで約125km。太湖沿いの高速道路、沪常高速(S58)の太湖隧道が2021年末に開通し、いつも無錫で渋滞する京沪高速(G2)を通らずに対岸へ行くことができるようになりました。太湖隧道の全長は10.79kmで水面下にあるトンネルとしては中国最長です。高速料金は、京沪高速→沪宜高速の方が安いのですが、渋滞を避けたいので沪常高速を使う方が多いです。でもこの日はあちこちで渋滞が発生。...江蘇省宜興宜興へ日帰りドライブ

  • 蘇州 お散歩 金鶏湖と蘇州中心の皇品田苑など

    6月も中旬を過ぎて、晴れた日は真夏を感じる日差しが照り付けるようになりました。暑いのは苦手なので、なかなか出かける気になれません。そうは言っても、休みの日にずっと家に籠っているとストレス発散もできませんし、木陰のある場所を狙ってお散歩に。蘇州園区にある金鶏湖は、湖の周りに遊歩道や公園などが整備されていて、ハーフマラソンの大会なども催されます。少し前はアジサイの花が見頃になっていました。(ちょっと行くのが遅かったので、もう終わりかけでしたが)今はとても便利になって、金鶏湖の周りには地下鉄1号線、3号線、5号線が通っています。地下鉄5号線は無人運行されている路線で、車両に運転席はありません。休日や昼間の地下鉄5号線の先頭車両は、家族連れや孫を連れたお年寄り達に人気です。左側の少年は、窓の映り込みがないようする...蘇州お散歩金鶏湖と蘇州中心の皇品田苑など

  • 蘇州 観前街の緑楊ワンタン店

    国土の広い中国で、基本的にどこに行っても食べることができる料理の一つがワンタン。中国語で馄饨(huntun)、IMEで変換すると出てくる雲呑は広東語です。緑楊ワンタン店は、蘇州の老舗ワンタン屋さんで、蘇州市内に数店舗あります。たぶん、蘇州人なら誰でも知っているお店なのだと思います。観前街の店の前には、緑楊ワンタン店の由来を紹介する置物があります。読んでみると、小吃の店として清代の1802年に始まったようです。観前街店の場所は、玄妙観の近く観前街からひとつ南側の通り、太监弄にあります。余談ですが、最近、観前街で外国人に声をかけるニセモノ時計商売人が復活しています。中国人と大差のない服装のつもりでも一発で見破られます。彼らの目を侮ることはできません。老舗四川料理の川福楼の対面側です。間口の小さい店なので油断す...蘇州観前街の緑楊ワンタン店

  • 蘇州 10年ぶりの太湖国家湿地公園

    久しぶりに太湖国家湿地公園へ行ってきました。前回行ったのが2013年の秋頃、ほぼ10年ぶりです。公園の中で船に乗ったことと、パンダを見た記憶がおぼろげに残っていますが、ほかのことはもう、あまり憶えていません。以前書いた記事を見返してみたのですが、今とそんなに変わっていないようです。過去記事蘇州太湖湿地公園今回は、快線3路のバスを利用しました。蘇州駅南広場始発の快線3路の終点は太湖湿地公園です。蘇州駅から乗ると乗車時間は2時間近くになりますが、終点なので寝てしまっても大丈夫。正門から入って少し歩くと右手に湿地文化展示館があります。以前からあったのかは分かりません、でもここに入るのはたぶん初めて。小さな建物が並んでいて、湿地の自然や養蚕、絹、稲作、などの農工業、食文化などの展示があります。エアコンが効いている...蘇州10年ぶりの太湖国家湿地公園

  • 蘇州 蘇州美術館の風景画

    少し前のことですが、蘇州美術館に蘇州の風景画がたくさん展示されているという話を聞いて、どんな絵があるのか見に行ってきました。そういえば、顔文梁記念館にも風景画があったような気がしたので、蘇州美術館に行く前に少し立ち寄ってみました。顔文梁記念館の絵はそうそう入れ替わることもなく、ここに来る人のほとんどが、SNS用の写真を撮るか、結婚写真を撮りに来るかの人達です。外にあったカフェもこの日は閉まっていました。ここにある風景画のうち、すぐにどこか分かった絵は、拙政園に虎丘。(字もありますしね)それと、双塔。街の風景の絵もありますが、見たことがあるようなないような景色。でもどこなのか分かりませんでした。顔文梁記念館を出て、北寺塔の近くにある蘇州美術館へ。美術館は、劇場、図書館などと共に、蘇州公共中心の敷地内にありま...蘇州蘇州美術館の風景画

  • 蘇州 老舗蘇州料理店 協和菜館

    協和菜館(协和菜馆)は、鳳凰街にある老舗の蘇州料理店です。高級レストランではなく、蘇州料理の食堂といった感じのお店です。場所は鳳凰街と十全街の交差点近く、交差点から少し北側にあります。以前、ここで食べたのはもう10年以上前、どんな味だったかも忘れていました。伝統的な蘇州料理が味わえるレストランで最も有名なのは得月楼と松鶴楼。どちらもちょっとした高級店で、結婚式の披露宴などにも利用されますが、協和菜館はとても庶民的な雰囲気のお店です。10年前の値段はもう覚えていませんが、メニューを見るとそこそこいい値段。きっと昔よりは値上がりしているのでしょう。蘇州料理の代表といえば、松鼠桂魚、大きな豚もも肉の煮込み、田鰻の醤油炒めなどがありますが、人数が多くないと食べきれないし、田鰻はあまり好きではないので名物は全てパス...蘇州老舗蘇州料理店協和菜館

  • 2023年労働節の日本一時帰国

    今年の中国の労働節は4月29日~5月3日まで5連休でした。といっても2日間は振替出勤ありで2日間は普通に土日、休みが増えたのは1日だけ。。諸々の手続きやどうしても日本でやっておきたいことがあったので、とんぼ返りで一時帰国することにしました。現在は国際線の便数も大幅に増え航空券の値段もかなり下がりました。直前に予約したので通常よりは高かったですが、それでも昨年の値段と比べると半額以下でした。中国の労働節の連休はどこの観光地も大賑わいだったようです。日本に帰る時は直行便の便数が多くて値段が比較的安い上海浦東空港を利用するのですが、飛行機の予約と同時に高鉄の予約も済ませて正解でした。いつも通りの感覚で高鉄を予約していたら満席で切符が買えないところでした。事前にワクチン接種も登録して準備していた、VisitJap...2023年労働節の日本一時帰国

  • 西安 鐘楼 鼓楼 回民街

    西安の街の中心にある鐘楼は、明代に建てられた時間を告げるための塔です。当時は朝になると高さ36mの鐘楼の鐘が鳴らされ、鐘を合図に城門が開けられたのだそうです。建物に釘は一切使われておらず、2階建ての建物なのに外観は3階建てに見えます。もともとは、別の場所にあったものを1582年に西安古城壁にある4つの大きな門、東の長楽門、西の安定門、南の永寧門、北の安遠門につながる道が交差する場所に移されました。鐘楼から西に少し離れた場所には鼓楼があります。鐘楼の周囲は地下道があり、地下道を通って鐘楼や鼓楼へ行くことができるようになっています。鼓楼も明代のものです。鼓楼の方が鐘楼より少しだけ早い1380年に建てられました。こちらは夕刻に太鼓を叩いて時刻を知らせていました。西安の鼓楼は、中国国内で現存する最大の鼓楼です。残...西安鐘楼鼓楼回民街

  • 西安 西安古城壁

    西安のシンボルと言えば街を囲む大きな城壁です。完全な形で残されている古代城壁としては世界最大の規模を持ちます。長い城壁にはいくつも門がありますが、その中で東西南北に4つの大きな門があります。東は長楽門、西は安定門、南は永寧門、北は安遠門、これらの門は明代からずっと使われています。今回は南門、永寧門の外側から城壁に入りました。(内側と外側の両側に入り口があります)入るのは有料ですが、無料になる時間帯もあるようです。城門の建物も巨大です。遠くからでも、城壁や城門はよく見えます。城壁の高さは12m、底辺の幅は最大箇所で18m、頂部の幅は12m~14mあります。周囲は約14kmありますので、簡単に歩いて一周とはいきません。城壁の上には、お土産物屋さん、喫茶店、子供の遊び場などもあります。所々にトイレもあるので安心...西安西安古城壁

  • 西安 大雁塔と大唐不夜城

    西安の大唐不夜城は2010年に完成した大きな商業街です。特に夜になるとライトアップや音楽に合わせた噴水のショーなどがあり大混雑します。昼夜を問わず大勢の観光客で賑わう場所です。強引に例えると上海の南京東路を更に巨大化した感じ、蘇州の観前街とはもう桁違いの大きさです。大唐不夜城は南北に2100m、幅は500m。通りと広場が組み合わさっていて、全て歩行者専用になっています。北側の端にあるのが大慈恩寺。大慈恩寺には、三蔵法師がインドから持ち帰った、経典や仏像などを保存する為に建てられたとされる大雁塔がそびえています。お寺の南側には三蔵法師の像もあります。大雁塔は652年に建てられた後、火災や地震などで崩落した箇所の修繕を繰り返し、現在の高さ64m、7層の塔の姿になっています。2014年にはシルクロード遺産の一部...西安大雁塔と大唐不夜城

  • 西安 兵馬俑(秦始皇帝陵博物院)

    西安と言えば世界的に有名な兵馬俑。ずっと見てみたいとは思っていましたが、今までなかなか行く機会がありませんでした。兵馬俑の周辺はタクシーの客引き、チケットの売人、屋台などで、ごちゃごちゃしている場所なのかと思っていたのですが、おそらく最近になって(観光ブームが始まって以降)整備し直された感じです。兵馬俑は西安市の東の外れの方にあるので、市街地から結構離れています。西安駅でZ86の列車を降りて、地下鉄で兵馬俑の近くまで行くことにしました。西安の地下鉄や公共バスは、Wechatの交通カードアプリが使用できるので便利です。西安駅から、地下鉄4号線、1号線、9号線(もしくは4→6→9号線)を乗り継いで、華清池駅まで行けば、C出口すぐのバス停から兵馬俑まで直通の臨潼遊613路に乗ることができます。観光客用公共バスの...西安兵馬俑(秦始皇帝陵博物院)

  • 西安 蘇州から直達特快Z86の個室寝台列車で西安へ

    中国の個室寝台車に一度は乗ってみたいとずっと思っていました。今回、西安旅行に行くために初めて利用しました。杭州駅から西安までの間を約16時間半かけて移動するZ86は、蘇州駅にも停車します。蘇州の出発時間は19時18分、金曜日の夜に乗ると土曜日の午前中から西安観光が可能です。蘇州から西安までの所要時間は、13時間54分です。中国の列車の種類はおおまかに、G(高鉄)、D(動車組)、C(都市間高速)、Z(直快)、T(特快)、K(快速)があります。G、D、Cは高速鉄道と呼ばれる新幹線タイプ、それ以外は普通車(慢車)とも呼ばれます。中国の鉄道料金は日本とは比べ物にならないぐらい安いです。特に普通車の場合は、普通座席だと蘇州から西安まで1000km以上の距離で、173.5元(日本円で3370円)。三段ベッドの硬臥は2...西安蘇州から直達特快Z86の個室寝台列車で西安へ

  • 蘇州 蘇州博物館西館

    蘇州博物館西館はコロナ過の2021年9月末に開館しましたが、開館してから今まで一度も行ったことはありませんでした。建物はドイツのGMP設計事務所が設計したそうです。私はこの業界のことは全く分かりませんが、中国国内で様々な建築に携わっている会社のようです。入館は無料ですが、登録(予約)と身分証が必要です。入り口にあるQRコードを読み取って登録できます。(パスポートにも対応しています)予想に反して、来館者はとても多かったです。学生さんが最も多いのかと思いますが、お年寄りや子供連れで来られる方も結構います。蘇州博物館西館は、夏になると夜も開館しています。館内は、通史陳列、蘇作工芸館、国際交流館、探索体験館の4つのエリアに分かれています。1階は通史陳列エリア。おそらくここは常設展示なのかと。1200点以上の文化財...蘇州蘇州博物館西館

  • 蘇州 蘇州マラソンと上方山の花見

    先週は冬の寒さに戻った感じの蘇州でしたが、今週は春の暖かさが戻ってきました。3月26日には、園区から高新区の間を往復する蘇州マラソンが行われました。この日は蘇州市内のあちこちで交通規制が敷かれていました。私の住んでいる小区の近くの道も午前中は車両通行止めになりました。早起きして見に行こうかと思っていたのですが睡魔に勝てず。。コースの中盤から後半部分にあたる寒山寺近くに着いた時には、ほとんどのランナーは既に通り過ぎていました。この日は久しぶりに良い天気、マラソン日和でした。沿道は応援に来た人も多く、ランナーが通り過ぎる時には、加油!加油!と声をかけています。グループでお揃いの服を着たり、仮装して走る人達も見かけました。みなさん思い思いのスタイルでマラソンを楽しんでいます。マラソンを見た後は、石湖公園と上方山...蘇州蘇州マラソンと上方山の花見

  • 蘇州 2023年の春

    今年は久々に何の規制もない春を迎えました。団体旅行も解禁されているので、休日の観光地はどこに行っても大勢の人で賑わっています。蘇州で春を告げる花は、きっと日本とそう変わらないと思います。3月から4月にかけて散歩していてよく見かける花といえば、梅、海棠、木蓮、桃、桜など。郊外に出かけると大きな菜の花畑や、桃や梨などの果樹園もあります。梅の花で有名なのは、光福鎮の香雪海や太湖西山の林屋梅海ですが、今年は平日に自由な時間が取れないので、人混みの中での花見には出かける気になれず、近くの山に登ったり、市内の園林を巡っていました。今年は梅の花が咲くのは少し遅かった気がします。2月中旬ごろの可園はまだまだ咲き始め。怡園の梅は、ほぼ例年通りでした。2月中旬から下旬にかけて満開の梅の花を楽しむことができました。人気物の猫た...蘇州2023年の春

  • 黒竜江省 ハルビン 冬の松花江

    ハルビン市内を流れる松花江は長白山の天池が源流で吉林省と黒竜江省を流れる大きな川で、中国とロシアとの国境を流れるアムール川最大の支流です。中国東北地方の川が全面結氷するのは長春の伊通河でも見てきましたが、ハルビン市内の松花江は、伊通河とは比べ物にならないほど川幅が広いので凍った姿は圧巻です。松花江まで、朝の中央大街を歩いてみました。夜遅くまで賑わっていた中央大街も午前中は静かです。川沿いや街のあちこちに氷で作った壁を見かけます。この氷は、氷祭り用や彫刻、街の飾りとして凍った松花江から切り出されたものです。中央大街を真っ直ぐ北に進むと友誼路に出ます。この道は地上を渡ることができないので地下通路を通ってスターリン公園方面に向かいます。向こう側には防洪記念塔が見えています。スターリン公園のシンボルタワーでもある...黒竜江省ハルビン冬の松花江

  • 黒竜江省 ハルビン 夜の中央大街と聖索菲亜教堂(ソフィア聖堂)

    雪郷故里と亜布力スキー場で雪遊びをしてハルビン市内に戻ってきました。今回利用したツアーはこれで終了です。ハルビン市内に到着が20時過ぎと予定より遅くなりましたが、夜の中央大街と聖索菲亜教堂を見に路線バスに乗って中央大街へ。真冬でも中央大街は夜遅くまで観光客で賑わっています。この日もまだ気温は低いままで、夜はマイナス30℃近くまで下がりました。もう少し早い時間帯だともっと人が多いのだと思います。午前中は人が少なく、午後から夜にかけて人が増えていく感じです。ライトアップやイルミネーションは季節を問わずあるのでしょうが、氷の彫刻や雪像は冬だけのものです。冬のハルビンと言えば世界的に有名な氷祭り。氷祭りのメイン会場である太陽島公園にも行ってみたかったのですが、今回は時間の都合で断念。それでも氷祭りの期間中は街のあ...黒竜江省ハルビン夜の中央大街と聖索菲亜教堂(ソフィア聖堂)

  • 黒竜江省(吉林省延辺) 雪郷故里と亜布力スキー場

    雪郷故里は、吉林省延辺朝鮮族自治州敦化市にある観光地です。中国雪郷風景区から南西に10kmほど離れています。中国雪郷風景区は黒竜江省海林市と吉林省延辺朝鮮族自治州にまたがっていましたが、こちらは完全に吉林省側になります。ここも自家用車やバスでは中に入って行くことはできず、四駆のジープに乗り換えます。亜雪驛駅のジープと同じように乗客に雪道を堪能してもらう走りをしますが、こちらの方が少しおとなしいです。雪郷故里は、もともと白松車駅という名の伐採した木材を積み替える場所で、少人数の伐採労働者が暮らす地区だったようです。今でも周辺の山々には原生林が残っています。現在はおそらくここも商業用の伐採は行われておらず、観光業に転換しているのだと思います。入園料には防寒用のコートを借りる料金も含まれています。フワフワの毛皮...黒竜江省(吉林省延辺)雪郷故里と亜布力スキー場

  • 黒竜江省 牡丹江海林(吉林省延辺) 中国雪郷風景区

    中国雪郷風景区は雪景色を楽しむ人気の観光地です。黒竜江省の牡丹江市海林市と、吉林省延辺朝鮮族自治州のちょうど境界線上にあります。建物の屋根や木などに積もった雪がキノコやカーテンのような形になる姿を見に、冬になると中国各地から観光客がやって来ます。このあたりの標高は1200mほど。夜になるとライトアップされる雪景色が特に人気で、景区内は夜遅くまで賑わいます。メインストリートの雪韻大街には、レストランや小吃の店、バー、お土産物屋さんなどが立ち並び、人通りが絶えることがありません。雪韻大街では、19時ごろにトナカイのソリや歌と踊りのパレードがあります。景区内の宿泊施設の多くが民宿です。春節などの大型連休中は男女別の雑魚寝になるそうで、外国人が宿泊できるホテルは限られています。きっと若い人達は安い雑魚寝民宿に部屋...黒竜江省牡丹江海林(吉林省延辺)中国雪郷風景区

  • 黒竜江省 牡丹江海林市 亜雪驛駅と大禿頂子山

    ハルビンに到着した翌朝は、雪の多い牡丹江方面へ移動。ツアーバスに乗って亜雪驛站と大禿頂子山へ向かいます。この日のハルビンの朝の気温はマイナス27℃。標高の高い方へ行くので、おそらくずっと気温は上がらず、夜は確実にマイナス30℃以下になりそうです。蘇州からハルビンへの移動や、市内観光だとツアーを申し込む必要はないのですが、ここから交通手段の少ない田舎へ自力で行くのはちょっと難しいかも。。ということで、今回は現地集合のツアーを申し込みました。ハルビン市内2泊と中国雪郷風景区の1泊に食事が6回付いて、1人あたり1000元ちょっと、春節期間でこの値段はかなり安いと思います。ただし、後からガイドがいろいろなオプションを提案してくるので、最終的には、1400元ぐらいになりました。(もちろんオプションは全て断っても大丈...黒竜江省牡丹江海林市亜雪驛駅と大禿頂子山

  • 蘇州 2023年の元宵節

    東北旅行の続きを書くつもりだったのですが、今年の元宵節は久しぶりに賑やかだったので、先に蘇州の元宵節の様子を紹介したいと思います。元宵節とは、旧暦の1月15日、春節の日から数えて15日目です。年が明けて最初の満月の日となり、夜にはランタン(灯篭)が灯ります。ここ数年は新型コロナの影響で蘇州を訪れる観光客も少なく、寂しい感じでしたが、今年は蘇州のあちらこちらでイベントが行われていました。2023年の元宵節は2月5日、ちょうど4日と5日が土日で、私の住んでいる団地でも獅子舞が披露されて子供達は大喜びでした。また、元宵と呼ばれるもち米の粉で作ったお団子も振舞われていました。中国では元宵節にはお湯で茹でたお団子を食べる習慣があります。地域によって、お団子は元宵や湯圓などと呼ばれます。元宵の中に入れる具材は、小豆や...蘇州2023年の元宵節

  • 黒竜江省 ハルビン 蘇州から高鉄でハルビンへ

    今年の春節は日本への一時帰国を諦めて、久々の中国国内旅行へ出かけてきました。冬らしい場所と言えば東北地方、こちらも久しぶりに極寒&白銀の世界へ。交通手段は往路が高鉄(中国の新幹線)、復路は飛行機にしました。蘇州からハルピンまでの高鉄は蘇州北駅から乗車します。東北へ高鉄に乗って行くのは本当に久しぶり、2014年に蘇州から長春へ移動した時以来かも。ハルピンまで乗るのは初めてです。新型コロナの影響もあって、2020年を最後に高鉄を使った長距離移動はしていませんでした。蘇州北駅から終点のハルビン西駅までの営業距離数は2341km。(始発駅の上海虹橋駅からは2422km)乗車時間は11時間40分で、2等席(普通席)の運賃は968.5元です。日本の鉄道で例えると、鹿児島中央駅から函館駅までぐらいの距離(2344.2k...黒竜江省ハルビン蘇州から高鉄でハルビンへ

  • 蘇州 陽澄湖の映画村 華誼兄弟電影世界

    華誼兄弟電影世界は蘇州の陽澄湖半島にある大きな映画村です。地下鉄5号線の終点、陽澄湖南駅が最寄駅になります。オープンしたのは2018年だったと思います。外からは何度も見たことがありますが、中に入ったのは初めてです。(行ったのは冬になる前、まだ健康コードが必要だった時です)大人の入園料は228元です。蘇州には、休閑カードという蘇州と近郊の観光地に入園できる年パスがあり、華誼兄弟電影世界に1回だけ入れるセットもあります。遊園地のアトラクションは別料金になっています。子供向けの乗り物から絶叫マシンまでいろいろと揃っています。さすがにこの年になって乗るようなものはありません。。園内は、星光大道、非誠勿擾、集結号、陽澄宝貝地盤、太極、通天帝国の6つのエリアに分かれており、それぞれ中国の名作映画をモデルにした舞台や街...蘇州陽澄湖の映画村華誼兄弟電影世界

  • 蘇州 拙政園の雪景色

    今週の日曜日は蘇州でも気温が下がり朝から雪が降りました。せっかく休日に降ってくれたので園林の雪景色を見に出かけてきました。あまり記憶が定かではないのですが、前に蘇州園林の雪景色を撮りに行ったのは、2018年だったかと。正しければ5年ぶりのことになります。過去記事蘇州園林の雪景色(芸圃と環秀山荘)最初は楓橋景区と寒山寺に行こうと思ったのですが、バスの窓から見た感じであまり雪が積もっているように見えなかったので、拙政園まで行くことに。1月に入ってからは、おそらく省外からと思われる団体旅行客も増えています。拙政園や獅子林、蘇州博物館も賑わいが戻りつつあります。蘇州では滅多に一面の銀世界とはなりませんが、今回の雪でも建物の屋根や木々はうっすらと雪化粧しています。この程度の雪だと止むとすぐにとけてなくなってしまうの...蘇州拙政園の雪景色

  • 蘇州 2023年の初詣(玄妙観)

    今年の初詣は玄妙観に行ってきました。玄妙観は蘇州の観光地、観前街にある道教のお寺です。玄妙観は何度も訪れたことがありますが、初詣は初めてです。元旦の観前街は例年と比べると人が少ないですが、それでも結構な人出で賑わっていました。蘇州では12月上旬ごろからコロナの第一波が始まりましたが、最初の方で感染した人達(私も含めて)はもう陰性になり、普通の生活に戻っています。中国では、よく挨拶代わりに吃飯了吗?(もうご飯食べた?)と言いますが、今は陽过了吗?(もうコロナ陽性になった?)が挨拶になっています。玄妙観は歴史のあるお寺で、276年に創建され当初は真慶道院という名前だったそうです。1295年、元の皇帝の命によって玄妙観の名に改称されました。お寺の境内に入るのは無料ですが、本殿の三清殿に入るには10元の拝観料が必...蘇州2023年の初詣(玄妙観)

  • 蘇州 2023年のお正月

    中国の今年の年末年始は31日から1月2日までの3連休でした。せっかくの連休でしたが、まだ油断できる状況ではないのでおとなしく蘇州で過ごしました。とは言え、ずっと部屋に閉じこもっているのも何なので、大晦日から元旦は、蘇州新区のシャングリラホテルで1泊してきました。12月には周りの8割以上が新型コロナに感染し、私ももれなく頂戴しましたが、12月30日のPCR検査では無事に陰性に変わりました。シャングリラに泊まるのは、もう10年以上ぶりです。なぜ、わざわざシャングリラに1泊しようと思ったかというと。。ここにはちょっと値段お高めの西村という日本料理屋さんがあって、大晦日ぐらいはプチ贅沢しても良いかなと思ったからでした。でも西村さん、営業していませんでした。。大失敗。年越しそばも食べたいし、日本料理で年を越すつもり...蘇州2023年のお正月

  • 蘇州 新型コロナ感染

    2022年もあっという間にもう年末になりました。今年は新型コロナ感染予防に始まり、新型コロナ感染で終わる1年となりました。現在、中国では全員PCR検査や封鎖措置をとらなくなったので、蘇州も含めて各地ではコロナ感染者が急増しています。在宅勤務に切り替える企業も多く、飲食店やスーパーなどの人出は激減しています。今年は人影もまばらな本当に寂しいクリスマスになりました。感染拡大に伴い宅配便などの流通にも影響が出ています。また、解熱剤や風邪薬の買い占めと転売で、入手し難くなっています。3回目のコロナワクチン接種をしたのが1月です。年末にはおそらくもう効果はほとんどなかったに違いありません。それでもマスクとこまめな手洗い、うがいをずっと心がけてきて、感染者が徐々に出てきた時も、このまま感染せずに乗り切れるのではと思っ...蘇州新型コロナ感染

  • 蘇州 園博園の紅葉と太湖藍菱花酒店のレストラン

    中国のコロナ政策が緩和され、外出時の健康コードやPCR陰性証明は不要になりました。でも感染を恐れて引きこもる人達と、積極的に出かける人達で行動が二分されています。周りの人達を見ると、仕事での出張には遠出しても遊びに出かける人はほんとんどいません。感染拡大防止のためにマスク着用を促す呼びかけも盛んにおこなわれています。中国国内の移動に関しては、ほぼ制限がなくなったので、遠くへ出かけたいという気持ちもありますが、まだちょっと様子見しています。近場の大きな公園で人が少ない場所と言えば太湖湖畔の園博園。園内のあちこちに小さな紅葉の木があるのを思い出して行ってみました。園博園は庭園のテーマパーク。江蘇省各地の特徴のある風景テーマにした庭園がいくつもあって、そこかしこに紅葉の木が植えられています。蘇州の休閑カードには...蘇州園博園の紅葉と太湖藍菱花酒店のレストラン

  • 蘇州 定慧寺と双塔

    古い蘇州(老蘇州)の雰囲気がまだ残っている定慧寺巷。ここには、通りの名前の由来となっている定慧寺(ていえじ)と双塔があります。定慧寺巷の西の端が鳳凰街、東側には数年前に改修されて綺麗になった双塔野菜市場もあります。この通りの雰囲気が好きで、時々散歩に出かけます。通りからでも塔の先端が少し見えてはいるのですが、全貌が見たいならお金を払って中に入る必要があります。数年ぶりに中に入ってみました。入園料は8元です。初めてここに来た10年以上前からこの値段は変わっていないと思います。双塔は宋代に建てられた7層の塔です。2つの塔の見た目は、ほぼ同じように見えますが高さは微妙に違います。東の塔は33.3m、西の塔が少しだけ高くて33.7mあります。蘇州の双塔は羅漢院双塔とも呼ばれています。ただし、お寺の建物は現存せず、...蘇州定慧寺と双塔

  • 蘇州 2022年秋の振り返り

    今年の秋は寒くなったり暖かくなったりを繰り返した後、一気に冬になりました。紅葉が見頃になるのも少し遅かった気がします。(あまり大差はないかもですが)秋になると園林の多くで菊の花が飾られます。今年は虎丘の菊を見に行きました。直前に雨が降ったのでちょっと見栄えが悪かったです。秋になると空気も悪いのか、空が霞んでいる日がほとんど。。11月中旬頃の虎丘の銀杏は所々で色付いていました。去年はこの辺りに鏡状の板が置かれていて人気の撮影スポットになっていました。最近まで全然気が付かなかったのですが、虎丘の北側に小さなカフェができていました。さすがにもう12月ともなると寒くて外でコーヒーと言う気分にはならないかと思いますが、秋はとても居心地の良い場所でした。蘇州市街の銀杏並木で一番人気と言えば道前街。11月末でも少し見に...蘇州2022年秋の振り返り

  • 江蘇省 張家港 金鳳凰温泉度假村と国貿酒店

    翌日、金鳳凰温泉で昼風呂を堪能してから蘇州に戻ることにして、旅行気分を味わう?ために初めて張家港で一泊してみました。宿泊先に選んだホテルは張家港国貿酒店。開業は1993年と中国では老舗の部類に入る5つ星のホテルです。ホテルの施設にはオフィスやサービスアパートメントも備わっていて、日系企業のオフィスもここに入居しているようです。例えがローカルすぎて分かる人は少ないでしょうが、長春のシャングリラホテルと同じような感じなのかと思います。ゴルフバックを持った日本人と思われる方もお見掛けしました。古いホテルのせいもあるかもしれませんが、5つ星クラスとしては格安です。それでも廊下はフワフワ絨毯ですし、部屋のアメニティもしっかり揃っています。晩ごはんはホテルの敷地内、建物のすぐ外にある日本料理屋さんに行くか、ホテルの中...江蘇省張家港金鳳凰温泉度假村と国貿酒店

  • 江蘇省 張家港 沙洲公園

    久しぶりに張家港市へ遊びに行ってきました。今は高架道路が増え、張家港へ行く蘇虞張公路は無料となり時間もお金も以前よりかからなくなりました。張家港市は蘇州市に属する県級市です。沙洲公園は、2001年に現在の姿に改修された、園林のような建物や庭園がある無料の公園です。入り口の広場ではお年寄り達が踊っていたりしますが、中に入っていくと、とても静かです。木も多く森の中に小川もあって、きっと夏でも涼し気な感じの場所です。今だと菊の花などが飾られているのかもしれません。大きな銀杏の木もあったので、こちらもそろそろ色付いている頃だと思います。もともと張家港市は、この公園と同じ名前の沙洲県でした。1986年に蘇州市に属する張家港市に改名されました。張家港は蘇州市内と比べるとまだまだ田舎町の雰囲気が残っています。沙洲公園の...江蘇省張家港沙洲公園

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