チラシの耳★被ばくした警察官の息子が歌った歌と、厳格な牧師の息子が歌った歌。
戦後の昭和に生まれた私は、ヒロシマという4文字を学校で刷り込まれて育った。学級文庫には『はだしのゲン』が揃っていたし、遠足や社会見学や修学旅行のメッカは原爆ドームだった。 毎年8月になると、視聴覚教室で原爆の記録映画などを見せられた。なかでも『ピカドン』という短編アニメは強烈で、鑑賞中に気分が悪くなる児童が続出し、気を失って倒れる女の子もいた。 『8月の歌』 Hard Rainが子供らの肩を打つ 高専の物理の教授が戦艦大和の設計者の一人で、カミカゼ特攻隊や人間魚雷「回天(かいてん)」の悲劇について話を聞き、『きけ、わだつみのこえ』を読んだ。戦地で殺した敵兵が今も夢に出てきて、眠れないという教授…
2016/08/14 18:36