劇団素描・「新星劇大導寺劇団」・《「古き良き伝統芸」の継承は「確実」》
【新星劇大導寺劇団】(座長・大導寺はじめ)〈平成21年8月公演・岩瀬城総合娯楽センター〉 …
金沢と福井の中間、北陸本線・加賀温泉駅で下車、山側を辿れば山代温泉、山中温泉、海側に赴けば片山津温泉という道程である。東京お台場を本拠地とするスーパー銭…
午後4時、長野しなの鉄道戸倉駅着。タクシーで上山田温泉・信州大勝館に向かう。入口で休館でないことを確認し「宿探し」に行こうとすると、中から従業員に呼び止めら…
常磐線水戸経由でいわき駅、そこから二つめの四ツ倉駅で下車、旧街道筋とおぼしき通りをブラブラ歩きながら海岸線に出る。そこには「物産館」なる施設があって、…
【竜劇隊】(座長・木内竜喜)〈平成21年12月公演・まんてん星の湯三国館〉 昨日に引…
JR高崎線・北鴻巣駅から送迎バスで10分、または吹上駅から路線バス・行田車庫行きで「産業道路」停留所下車、徒歩15分、「さきたま古墳群」の傍、忍川の畔に…
劇団素描・「橘小龍丸劇団」・《芝居「上州土産百両首」の舞台模様》
【橘小龍丸劇団】(座長・橘鈴丸)〈平成28年1月公演・安田温泉かわら座〉 芝居の外題は「上州土産百両首」。この劇団から橘龍丸が抜けて、男優は後見座長の橘小龍丸…
JR武蔵野線・北朝霞駅で東武東上線小川町方面行きに乗り換え、さらに坂戸駅で乗り換えて越生駅下車、目的地は「ゆうパークおごせ」。越生町が第三セクター方式で…
【劇団美鳳】(総座長・紫鳳友也、座長・林京助)〈平成20年6月公演・柏健康センターみのりの湯〉 この劇団は、昨年、同じ場所で見聞したことがある。その時の様子…
上越新幹線・上毛高原駅から猿ヶ京行きの路線バスに揺られてほぼ三十分、「見晴下」停留所の真上に、「まんてん星の湯・三国館」は建っていた。案内パンフレットによれ…
【劇団荒城】(座長・荒城真吾)〈平成20年4月公演・十条篠原演芸場〉 …
JR宇都宮線・石橋駅からタクシーで20分、鬼怒川の畔に設けられた劇場である。今から30年前に建てられたが、そのたたずまいは当時のまま、入口のアーケードは看板…
【劇団章劇】(座長・澤村章太郎)〈平成25年5月公演・小岩湯宴ランド〉 芝居の外題は「御用晴々街道」。筋書きは大衆演劇の定番、私は今年の3月に、湯ぱらだいす佐…
午前8時5分柏発、勝田行き普通電車で友部へ。9時54分友部発、小山行き普通電車で岩瀬へ。岩瀬からタクシー(5分・約2キロメートル)で「岩瀬城総合娯楽セ…
【劇団ふじ】(座長・藤仙太郎)〈平成20年7月公演・川越三光ホテル・小江戸座〉 「劇団紹介」によれば〈プロフィール 劇団ふじ 九州演劇協会所属。昭和50(19…
劇場界隈「湯ぱらだいす佐倉」(千葉県)・《「三河家劇団」公演》
この劇場は、関東にありながら「東京大衆演劇劇場協会」所属の劇団以外の劇団、例えば「劇団朱雀」、例えば「橘菊太郎劇団」、例えば「南條隆とスーパー兄弟」…
午後6時から、横浜・三吉演芸場で大衆演劇観劇。「森川劇団」(座長・三代目森川長次郎)。ここの劇場は、大衆演劇の開催地としては「やや異色」である。インター…
【鹿島順一劇団】(座長・鹿島順一)〈平成21年4月公演・東洋健康センターえびす座〉 …
芝居「団十郎囃子」《「梅澤武生劇団」(座長・梅澤武生)〈昭和58年3月公演・浅草木馬館〉》
「終活」をしていたら、押し入れの中から古いカセットテープが15本出てきた。タイトルを見ると、いずれも「トミオ」「浅草」「十条」などと記されている。日付け…
絶品の口上・風美翔蔵《「風美劇団」・風美涼太郎・平成26年8月公演・みのりの湯柏健康センター》
この劇団は、(太夫元の)父・風美翔蔵、母・藤経子、(座長の)長男・風美涼太郎(29歳)、次男・風美永吉(20歳)、三男・風美玄吉(20歳)に加え、藤千和子、…
劇団素描・「劇団花車」・《「舞踊ショー」に、すべてを賭ける?》
【劇団花車】(座長・姫京之助・姫錦之助)〈平成21年2月公演・浅草木馬館〉 劇団紹介によれば、〈プロフィール 劇団花車 九州演劇協会所属。昭和61(1986〉…
舞踊ショーは観客三人・《「宝海劇団」(座長・宝海竜也・平成24年1月公演・湯ぱらだいす佐倉)》
七草、成人の日も終わって、平日の舞台、その時にこそ劇団の「真価」が問われるのだ、と私は思う。案の定、昼の部でも観客は15人ほど、加えて、今日の舞台では…
劇団素描・「劇団春陽座」・《芝居「お千代物語、クニやんの役割》
【春陽座】(座長・澤村心)〈平成21年1月公演・浅草木馬館〉 昼の部、芝居の狂言は「お千代物語」。筋書きは「追われる女」(春川ふじお劇団)、「噂の女」(鹿島…
芝居「男の人生」《「伍代孝雄劇団」(座長・伍代孝雄」〈平成21年8月公演・浅草木馬館〉》
8月公演初日(夜の部)とあって、客席は「大入り」。三年ぶりの東京公演だそうだが、昨年1月、大阪浪速クラブで私が見聞したときのような(関西風の)空気が劇場…
芝居「返し仁義」《「劇団翔龍」座長・春川ふじお〈平成21年12月公演・つくば湯ワールド)》〉
今月公演の見聞は3回目だが、ずっと花形・澤村うさぎの姿が見えない。一説には新型インフルエンザ罹患、一説には劇団離脱、ゲスの勘ぐりなら「駆け落ち」等々、様…
劇団素描・「かつき夢二劇団】・《花形・かつき慶二の「変化」》
【かつき夢二劇団】(座長・かつき夢二)〈平成22年5月公演・佐倉湯ぱらだいす〉 …
芝居「下町の灯」《「劇団朱光」(座長・水葉朱光)〈平成26年5月公演・柏健康センター〉》
芝居の外題は「下町の灯」。筋書きはきわめて単純、18年間後家を通しているおかつ(38歳)の一人娘が大店の若旦那とめでたく祝言をあげることになったが、若旦…
劇団素描・「劇団勇舞」・《芝居「雪の夜話」、二代目中村時太郎の魅力》
【劇団勇舞】(座長・勇羅庵嘩)〈平成22年8月公演・浜松バーデンバーデン〉芝居の外題は「雪の夜話・ぬかるみ」。刑務所から帰ってきた弟(座長・勇羅庵嘩)とその兄…
芝居「海の狼」《「中村錦十喜劇団」(座長・中村錦十喜」〈平成21年9月公演・千代田ラドン温泉〉》
座長の話(口上)からわかったことは以下の通りである。①座長は昭和31年、長崎で生まれた。②座長の家は「曾お婆さん」の時代から、代々「役者稼業」を引き継…
劇団素描・「かつき夢二劇団」・《芝居「新月桂川」と「らくだの馬」》
【かつき夢二劇団】(座長・かつき夢二)〈平成21年7月公演・石和スパランド内藤〉 昼の部…
芝居「小金井小次郎」《「中村鷹丸劇団」(座長・中村鷹丸)平成24年10月公演・まんてん星の湯》
ここ三国館は(3回ほど訪れているが)、温泉街の「芝居小屋」といった雰囲気はではない。景勝地・温泉郷にある「文化センター」という趣で、およそ「場末」「下町…
劇団素描・「鹿島順一劇団】・《芝居「花の喧嘩状」は、座長「敵役」で新春スタート》
【鹿島順一劇団】(座長・鹿島順一)〈平成21年正月公演・つくば湯ーワールド〉 …
芝居「文七元結」《「若姫劇団」(座長・愛望美)〈平成25年1月公演・戸野廣浩司記念館〉》
午後7時から、東京谷中・戸野廣浩司記念劇場で大衆演劇観劇。「若姫劇団」(座長・愛望美)。前回(12月30日)の「年納め舞踊ショー」は、篠突く雨の中、観客は…
【満劇団】(座長・大日向きよみ)〈平成20年4月公演・柏健康センターみのりの湯〉 昼の部、芝居の外題は「命くれない」。筋書は、鳥羽・伏見の戦いで敗れた幕府方…
芝居「女小僧花吹雪」《「劇団花凜」(総座長・梅乃井秀男)平成22年11月公演・柏健康センター》
この劇団は結成されてまだ二年に満たない。これまでの「梅乃井秀男劇団」と「山口覚劇団」が合併して誕生したとのことである。一座の面々は、総座長・梅乃井秀…
芝居「新月桂川」《「浪花劇団」(座長・近江新之介)〈平成22年1月公演・大井川娯楽センター〉》
座長の近江新之介は(私が愛好する)「鹿島順一劇団」の実力者・蛇々丸の弟ということで、かねてから見聞したいと思っていた。場所も、由緒ある東海地方娯楽の殿堂…
劇団素描・「三河家劇団」・《座長・桃太郎の「役者魂」と妹・諒の「実力」》
【三河家劇団】(座長・三河家桃太郎)〈平成21年8月公演・佐倉湯ぱらだいす〉 …
芝居「花かんざし」《「劇団美鳳」(座長・林京助)平成20年6月公演・みのりの湯柏健康センター》
6月4日に観た感想を送ったので、その結果を確かめに来た。芝居の外題は昼の部「花かんざし」、夜の部「裏通り」。いずれも、「関東風」の「美学」(舞台模様)を追求…
芝居「ふられた男」《「劇団鳳凰座」(座長・中野加津也)〈平成24年3月公演・浅草木馬館〉》
劇場の表看板には、演目「ふられた男」、出演「中野加津也」「今日街研」「中野飛鳥」「市川智二郎」「中野翔」「中野貴之介」「中野寿都子」「中野雅」という木…
芝居「仇討ち友よ」《「劇団勇舞」(座長・南條龍法)〈平成20年7月公演・九十九里太陽の里〉》
座員は、二代目・中村時太郎、若手・ミナミヒメヤ、女優・ツシマミヤビ、一條ミユキ、子役・三条キラ、マスコット・ベビー時丸といった面々で、実力は「水準」並と…
芝居「残月赤城街道」《「劇団サキガケ」(座長・南條時宏)〈平成20年3月公演・立川大衆劇場〉》
JR中央線・立川駅の周辺は人混みでごった返していた。大きなビルが林立し、大型量販店、ファーストフードのチェーン店などが目白押し、日曜日の夕方ということも…
芝居「親子鷹」《「満劇団」(座長・大日向きよみ)〈平成20年4月公演・柏健康センター〉》
太夫元・大日向満の話によれば、関西の劇団だが、座長の大日向きよみは、関東の劇団・虎の座長・林友廣の姉、若水照代の娘だとのこと、若座長・大日向皐扇は、大日…
劇団素描・「剣戟はる駒座」・《劇団の今は「旬」、「真っ盛り」》
【剣戟はる駒座】(座長・津川竜)〈平成25年3月公演・浅草木馬館〉午後5時から、浅草木馬館で大衆演劇観劇。「剣戟はる駒座」(座長・津川竜)。どこの劇団にも「浮…
芝居「弁天小僧」《「橘小竜丸劇団」(座長・橘小竜丸)〈平成20年8月公演・川崎大島劇場〉》
日曜日の夜とはいえ、客席はほぼ満席であることに驚嘆した。この劇場には、何回も通っているが、観客数はつねに10人前後、多いときでも30人を超えることはなかった…
芝居「父と娘」《「劇団暁」(座長・三咲てつや)〈平成26年4月公演・小岩湯宴ランド〉》
本日は「特別公演・劇団総出演」ということで、初代座長・三咲てつや、その妻女で副座長・ふぶき梨花、二代目座長・三咲きよ美、その娘・三咲梨奈、三咲あやめらが…
【劇団菊太郎】(座長・梅沢菊太郎)〈平成20年7月公演・佐倉湯パラダイス〉 「劇団紹介」のパンフレットがないので、「演劇グラフ」(2008年2月号)から、プロ…
芝居「忠治旅日記」《「花柳劇団」(座長・花柳願龍)〈平成25年5月公演・メヌマラドン温泉〉》
この劇団の面々は、座長・花柳願竜(大阪府八尾市出身)、太夫元・花柳武雄(大阪府八尾市出身)、副座長・花柳隆(長崎県出身)、秋山拓磨(静岡県富士市出身)、柳洋…
【劇団菊太郎】(座長・梅沢菊太郎)〈平成20年7月公演・佐倉湯パラダイス〉 芝居の外題は「恋や恋」、家老の息子が、家老の娘に「恋」をして、その間を足軽の息子(…
芝居「まぬけ武士道」《「劇団松」(座長・桂木祐司)〈平成20年9月公演・小岩湯宴ランド〉》
「劇団紹介」によれば、〈プロフィール 劇団松 「演美座」(現在の「新演美座」の前身)にいた松川友司郎(現太夫元)が、昭和55年(1980年)に独立して旗揚…
芝居「男十三夜」《「玄海竜二一座」(座長・玄海竜二)〈平成22年8月公演・大阪朝日劇場〉》
案内チラシには「待ってました!朝日劇場に初お目見え!玄海竜二」という文字が刷り込まれている。斯界日本一の劇場で、九州随一の旅役者が演じる舞台はさぞかし…
芝居「波に咲く花」《「劇団新喜楽座」座長・松川小祐司〈平成26年12月公演・千代田ラドン温泉〉》
座長・松川小祐司の父は松川祐司、母は松川さなえ、祖父は松川友司郞、かつては「劇団松」(座長・松川祐司)の子役として、弟の副座長・松川翔也とともに売り出し…
【劇団花凜】(総座長・梅乃井秀男)〈平成22年11月公演・柏健康センターみのりの湯〉昼の部・芝居の外題は「役者一代」。芸者の妹(梅乃井みき)を助けてくれた三島…
芝居「伊太郎夫婦笠」《「劇団新生紅》(座長・紅大介)〈平成22年4月公演・大衆劇場仏生山〉
この劇団の舞台は初見聞だが、座員の中に名優・見城たかしがいる。数年前には、「劇団翔龍」(座長・春川ふじお)の後見として活躍していたが「引退」、惜しい役…
【紅劇団】(総座長・紅大介)〈平成27年9月公演・みのりの湯柏健康センター〉 昼の部、芝居の外題は「影の光」。ある飯場で働く土方の「義兄弟」譚である。兄貴分の…
芝居「十三夜」《「新演美座」(座長・旗丈司)〈平成20年3月公演・川崎大島劇場〉》
柏公演で二代目座長・小林志津華が「連日、50人は集めてみせます」と豪語していたので、その様子を見聞に来た次第だが、客の入りは22人ほどだった。芝居の外題は「…
芝居「孝行長屋」《「劇団東雲」(座長・東雲長次郎)平成20年7月公演・岩瀬城総合娯楽センター》
劇団紹介によれば〈プロフィール 劇団東雲 九州演劇協会所属。昭和63(1988〉年創立。父(初代・東雲長次郎)が創立した舞台の情熱を、母(太夫元・東ナ…
芝居「ふるさとの灯」《「劇団芸昇」(座長・みやま昇吾)〈平成25年1月公演・千代田ラドン温泉〉》
この劇団のポスターには、座員全員の顔写真と芸名が載っている。座長・みやま昇吾、花形・みやま太一、花形・みやま昇太、頭取・みやま春風、みやま陽一、みや…
劇団素描・「劇団颯」・《芝居「天保水滸伝・笹川の花会」・颯馬春、17歳の大変身》
【劇団颯】(座長・颯馬一気)〈平成22年9月公演・小岩湯宴ランド〉芝居の外題は「天保水滸伝・笹川の花会」。筋書は、先代(二代目)玉川勝太郎の浪曲通り。幕開け、…
芝居「柿の木坂の家」《「森川劇団」(座長・森川凛太郎)〈平成20年11月公演・浅草木馬館〉》
「劇団紹介」によれば、〈プロフィール 森川劇団 創立は大正初期。関東出身だが、現在は主に関西で活躍。所属はフリー。二代目 森川長二郎(現・座長 森川凜太…
芝居「祭りの夜」《「劇団駒三郎」(座長・南條駒三郎)〈平成24年4月公演・千代田ラドン温泉〉》
芝居の外題は「祭りの夜」。江戸の大工・政五郎(三好辨太郎)のところに、はるばる信州小諸から老百姓(中村駒二郎)が訪ねてきた。政五郎に嫁いだ娘・おたかに…
劇団素描・「新川劇団」・《芝居「人情伝八酒」と「月夜の追分風来坊」》
【新川劇団】(座長・新川博也)〈平成22年9月公演・川越三光ホテル小江戸座〉この劇団は、中高年女性、しかも玄人筋に圧倒的な人気を誇っている。どこにそのような魅…
劇団素描・「近江飛龍劇団」・《大衆演劇界の“トップスター”近江飛龍の油断》
【近江飛龍劇団】(座長・近江飛龍)〈平成23年9月公演・浅草木馬館〉私は、初日の芝居「新月桂川」を皮切りに、「武士道くずれ」「無法松の一生」「悲恋夫婦橋」の舞…
劇団素描・「近江飛龍劇団】・《芝居「新月桂川」の出来栄えは?》
【近江飛龍劇団】(座長・近江飛龍)〈平成23年9月公演・浅草木馬館〉芝居の外題は「新月桂川」。私はこの芝居を今から2年余り前(平成21年5月)、横浜三吉演芸場…
芝居「雪と墨」《「座KANSAI」(座長・金沢つよし)〈平成23年11月公演・小岩湯宴ランド〉》
この劇団の舞台はほぼ2年前に、浅草木馬館で見聞済み。その時は、関東初公演(?)だったか・・・。客との呼吸が「今一息」合わず、いわば「不入り」状態であった…
【紅劇団】(総座長・紅大介)〈平成27年9月公演・みのりの湯柏健康センター〉 5日から、総座長の父・紅あきら(三代目・大川竜之介の兄)、「劇団花道」座長・司大…
劇団素描「樋口次郎一座」・《芝居「唐人お吉」の名舞台と口上の至言》
【樋口次郎一座】(座長・樋口礼二郎)〈平成21年9月公演・ゆうパークおごせ〉)。 …
芝居「商人一代」《「座KANSAI」座長・金沢つよし〈平成21年12月公演・小岩湯宴ランド〉》
観客は50名というところだが、いつもの劇場の空気とは「一味違う」。どこか、しっくりと落ち着いた感じがするのである。芝居の外題は「商人一代」。大阪の材木問…
芝居「槍供養」《「劇団紀伊國屋」(座長・澤村慎太郎)〈平成22年2月公演・尼崎中央天満座〉》
この劇団の総帥は紀伊国屋章太郎、私にとっては「かつての澤村千代丸」に他ならず、その舞台姿を二十年ぶりに見聞できたことは望外の幸せであった。のみならず(加…
劇団素描・「劇団松」・《軽妙、洒脱は「江戸前・大衆演劇の真髄だ!》
【劇団 松】(座長・桂木祐司)〈平成20年9月公演・小岩湯宴ランド〉「劇団紹介」によれば、〈プロフィール 劇団松 「演美座」(現在の「新演美座」の前身)にいた…
芝居「三人出世」《「劇団喜楽」(座長・旗丈司)〈平成24年5月公演・大宮健康センター湯の郷〉》
この劇団は旧「新演美座」。斯界関東の名優、故深水志津夫の弟・旗丈司が劇団を引き継ぎ、隆盛を極めていたのだが、なぜか数年前、(斯界の「革命児」と謳われた…
【劇団紫吹】(座長・紫吹洋之介)〈平成26年2月公演・焼津駅前健康センター〉 紫吹洋之介インタビュー【劇団紫吹】#紫吹洋之介 #劇団紫吹 #紫吹洋之介座長演…
【劇団天華】(座長・澤村千夜)〈平成27年9月公演・小岩湯宴ランド〉私がこの劇団の舞台を見聞するのは4回目である。初回は埼玉県ゆうーパークおごせ(平成21年5…
芝居「大島情話」《「劇団紫吹」(座長・紫吹洋之介)〈平成23年2月公演・大宮健康センター湯郷〉》
劇場の案内パンフレットには以下のように紹介されていた。〈劇団紹介 座長・紫吹洋之介・生年月日:1972年4月8日 出身地:神奈川県 初舞台:18歳 ゆの郷お…
【紅劇団】(総座長・紅大介)〈平成27年9月公演・みのりの湯柏健康センター〉 私がこの劇団の舞台を見聞するのは3回目である。初回は、香川県仏生山、2回目は、静…
芝居「源助地蔵」《「劇団天華」(座長・澤村千夜)〈平成23年10月公演・大阪梅南座〉》
芝居の外題は「源助地蔵」。堤防工事を請け負った侍(座長・澤村千夜)と、その家に出入りする植木職人・源助(副座長・澤村神龍)の物語である。源助には女房(…
芝居「恋の大川囃子」《「劇団天華」(座長・澤村千夜)〈平成23年10月公演・大阪梅南座〉》
斯界の名人・喜多川志保が大阪にいる。「劇団天華」(座長・澤村千夜)の舞台に乗っている。その雄姿(艶姿)を一目仰ぎたいという思いで梅南座にやってきた。到着時刻…
芝居「岡崎の夢」《「劇団都」(総座長・都京太郎)〈平成23年9月公演・小岩湯宴ランド〉》
「湯宴ランドニュース」(2011年9月 Vol.7)には以下の記事があった。〈劇団都 総座長・都京太郎 座長・都京弥 座長・藤乃かな 平成元年5月に旗…
【一見劇団】(座長・一見好太郎)〈平成27年8月公演・小岩湯宴ランド〉芝居の外題は「裸街道千両箱」。幕が上がるとそこは茶店の店先、なぜか横手の物干しに女物の着…
芝居「無法松の一生」《「劇団都」&玄海竜二〈平成23年7月公演・浅草木馬館〉》
芝居の外題は「無法松の一生 」。小倉生まれで玄海育ち、口も荒けりゃ気も荒かった富島松五郎が、軍人・吉岡大尉の息子・俊雄が怪我をしていたところを助け、家ま…
芝居「駿河の長吉」《「筑紫桃太郎一座」・平成24年12月公演・湯ぱらだいす佐倉》
芝居の外題は「駿河の長吉」。内容は、要するに、清水の次郎長がお蝶と出会うまでの物語だが、お蝶の父親役になった頭取・筑紫桃太郎の独壇場といった景色で、贔屓…
劇団素描・「玄海竜二一座」・《芝居「へちまの花」舞踊「ヤットン節」》
【玄海竜二一座】(座長・玄海竜二)〈平成22年8月公演・大阪朝日劇場〉5時数分後に入場するとすでに椅子席は満員、200円追加して桟敷席に向かう。ミニショーでは…
劇団素描・「劇団京弥」・《芝居「喧嘩屋五郎兵衛」「花の渡り鳥」の出来栄えは最高》
【劇団京弥】(座長・白富士一馬)〈平成22年8月公演・柏健康センターみのりの湯〉芝居の外題は昼の部「喧嘩屋五郎兵衛」、夜の部「花の渡り鳥」。この劇団の舞台は、…
【筑紫桃太郎一座】(座長・筑紫桃之助)〈平成24年12月公演・佐倉湯ぱらだいす〉
この劇団は、この劇場では初公演、私は今から2年前(平成22年5月)、浜松バーデンバーデン健康センターでの舞台を見聞している。以下は、その時の感想である。〈JR…
芝居「帰ってきた前科者」《「筑紫桃太郎一座」・平成22年5月公演・浜松バーデンバーデン》
JR浜松駅下車、徒歩15分の「浜松バーデンバーデン健康センター」に赴く。大衆演劇「筑紫桃太郎一座 花の三兄弟」を観るためである。この3月に座長を襲名した…
芝居「喧嘩屋五郎兵衛」《「劇団京弥」座長・白富士一馬〈平成24年12月公演・柏健康センター〉》
昼の部、芝居の外題は、御存知「喧嘩屋五郎兵衛」。大衆演劇の定番で、どこの劇団でも演じる演目だが、この劇団の景色は他を凌駕している。本日は、座長不在(「劇…
芝居「五十両の行方」《「劇団京弥」(座長・白富士一馬)〈平成22年8月公演・柏健康センター〉》
昼の部、芝居の外題は「侠客十万石」。座長は「演劇グラフ」(2008年11月号)の中で以下のように述べている。〈襲名したばかりの親分が、悪い親分からいじ…
【劇団 新】(座長・龍千明)〈平成20年9月公演・柏健康センターみのりの湯〉この劇団はすでに見聞済み。関東の劇団(東京大衆演劇劇場協会所属)の中でも、最高の実…
芝居「植木屋松五郎」《「小林劇団」(座長・小林真)〈平成25年10月公演・湯ぱらだいす佐倉〉》
私がこの劇団の舞台を、前回見聞したのは平成23年1月、今から1年8か月前であった。その時の感想は以下の通りである。〈私がこの劇団を初めて見聞したのは、3…
芝居「弁天小僧菊之助」《「小林劇団」(座長・小林真)〈平成23年1月公演・湯ぱらだいす佐倉〉》
【小林劇団 】(座長・小林真)〈平成23年1月公演・佐倉湯ぱらだいす 〉私がこの劇団を初めて見聞したのは、3年ほど前であったろうか、今は閉鎖されている浅草大勝…
芝居「二人忠治」《「長谷川武弥劇団」・平成21年5月公演・柏健康センター》
ほぼ1年ぶりに見聞する舞台であったが、昨年6月、花形役者から副座長に昇進した女優・長谷川さくらが、今日は座長・長谷川武弥と「四つに組んでの」共演、芝居…
芝居「死んでたまるか」《「長谷川武弥劇団」・平成20年4月公演・小岩湯宴ランド》
「劇団紹介」によれば「プロフィル 長谷川武弥劇団 九州演劇協会所属 長谷川武弥座長と愛京花座長、そしてほとんどが十代というフレッシュな座員たちが、一丸と…
芝居「お吉物語」《「劇団菊」(座長・菊千鶴)〈平成21年12月公演・千代田ラドン温泉〉》
午後0時30分から、千代田ラドン温泉センターで大衆演劇観劇。「劇団菊」(座長・菊千鶴)。芝居の外題は「お吉物語」。座長・菊千鶴は47歳だとか、51歳で他…
【劇団菊】(座長・菊千鶴)〈平成21年7月公演・柏健康センターみのりの湯〉 この劇団…
芝居「佐渡情話」《「劇団菊」(座長・菊千鶴)〈平成20年4月公演・立川大衆劇場〉》
午後6時、立川大衆劇場に到着、木戸口で入場料を払おうとしたら、小屋のおじさんから、「まだ客が誰も来ていないから、中に入って待っててください」と言われた…
芝居「白菊蔵子」《「劇団花車」(座長・姫京之助)〈平成21年5月公演・小岩湯宴ランド〉》
今日もまた、表看板に「姫勘九郎」の名前があるのを確認して入館した。芝居の外題は「白菊蔵子」。無実の罪で自分は島流し、その間に両親、妻までも殺された(自死…
芝居「帰ってきた伊太郎」《「劇団花車」(座長・姫京之助)・平成21年3月公演・川越三光ホテル》
先月の舞台を見聞して、私は以下のように書いた。〈今回の公演には、なぜか三男・勘九郎が「不参加」、ポッカリと穴が開いてしまった感がある。前回の舞台では、「やる…
劇団素描・「里見劇団進明座」・《芝居「天保曽我」の舞台模様》
【里見劇団進明座】(座長・里見要次郎)〈平成20年7月公演・浅草木馬館〉 「劇団紹介」のキャッチフレーズには〈粋な立ち役、妖艶な女形で魅せます!! 大衆演劇界…
芝居「大島情話」《「若葉劇団」(座長・若葉愛)〈平成24年2月公演・大宮健康センターゆの郷〉》
劇場案内には「大衆演劇公演二十年、今月は二十一年目記念公演!」と銘打っている。その中で、座長・若葉愛は「久しぶりの公演です。笑って泣いて感動の舞台をご…
芝居「瞼の母」《「若葉劇団」(座長・愛洋之介)〈平成20年9月公演・大宮健康センターゆの郷〉》
「劇団紹介」によれば、〈プロフィール 若葉劇団 昭和30(1955)年創立の老舗劇団。役者の本分である芝居を大切にしており、レパートリーは名作狂言、現代…
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