芝居「大人の童話」《「藤間劇団」(座長・藤間智太郎)〈平成23年11月公演・湯ぱらだいす佐倉〉》
昨日は休前日だというのに、夜の部の公演は「観客不足」(観客は私一人)のため中止となった。いわば「幻の舞台」になってしまったわけだが、今日は、ぜひともその…
芝居「源吉渡し」《「藤間劇団」(座長・藤間智太郞)〈平成22年5月公演・大阪梅南座〉》
(夜の部)だというのに観客数はまばらで20人弱、さだめし他の劇場、他の劇団では「大入り」の活況を呈しているに違いないと思いながら、開幕を待った。第一部・顔…
私が初めて「藤間劇団」(座長・藤間智太郎)の舞台を見聞したのは、1年半前(平成22年5月)、大阪梅南座、芝居の外題は「源吉渡し」。観客数は20人程であっ…
「梅澤武生劇団」の芝居に「二人団十郎」という演目がある。その筋書きは要するに、東北の田舎で市川団十郎を名乗る役者(梅澤富美男)と、本物の市川団十郎(梅澤武生…
もともとヴォードヴィリアンだった渥美清を,国民的な俳優に仕立て上げたのが映画「男はつらいよ」のシリーズであったが,そのことで渥美清は本当につらくなってしまっ…
三代目・鹿島順一の(たぶん?)初月忌にあたる6月25日、私もまた「急性心筋梗塞」の症状に襲われた。夜半から夜明けにかけて胸に違和感を感じていたが、午前6時を…
芝居「木曽節三度笠」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)平成25年3月公演・湯ぱらだいす佐倉》
芝居の外題は「木曽節三度笠」。私が。この芝居を見聞するのは3回目だが、その間、配役に大きな変化はない。ある材木問屋の若旦那・新太郎に花道あきら、その弟(と…
芝居「男の盃・孫次郎の最後」(「鹿島順一劇団」〈平成25年3月公演・湯ぱらだいす佐倉〉》
芝居の外題は「男の盃・孫次郎の最後」。飯岡一家に草鞋を脱いだ旅鴉の三浦屋孫次郎(三代目鹿島順一)が、親分・飯岡助五郎(梅之枝健)に使われて、(助五郎の)…
芝居「黒髪道中・縁結びの三五郎」(「鹿島順一劇団」・平成24年5月公演・大阪満座劇場)
芝居の外題は「黒髪道中・縁結びの三五郎」。私は、この芝居を昨年(平成23年4月))、尼崎・座三和スタジオで見聞している。その時の感想は以下のとおりであ…
芝居「アヒルの子」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成24年2月公演・大阪梅南座〉》
芝居の外題は「アヒルの子」。三代目鹿島順一が座長を襲名後、これまで劇団を支えてきた蛇々丸、春大吉といった名脇役が脱けたことによって、少なからず、その(国宝…
芝居「悲恋流れ星」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成24年2月公演・大阪梅南座〉》
芝居の外題は「悲恋流れ星」。生まれつき顔半分に疵のあるヤクザ・弁太郎(座長・三代目鹿島順一)の悲恋物語である。もともと「若い女に相手にされるはずもない」と諦…
芝居「波に咲く花」(「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成23年11月公演・苫田温泉〉
幕が上がると、そこは漁師町の貧しい家内、一人の娘・お房(幼紅葉)が針仕事の最中、どこからともなく大漁節の唄声が流れてくる。帰ってきたのは兄の友蔵(座長・…
芝居「浮世人情比べ」《「鹿島順一劇団」座長・鹿島順一・平成23年6月公演・大井川娯楽センター》
芝居の外題は「浮世人情比べ」。この演目は、近年、まったく上演することがなかったので、いわば「初演」と変わらない由、座員一同はすこぶる緊張気味とのことであった…
芝居「心模様」《「鹿島順一劇団」(座長・三代目鹿島順一)〈平成23年12月公演・高槻千鳥劇場〉》
芝居の外題は「心模様」。時代は明治から昭和初期にかけて(?)、役人の給料が2~3円の頃、場所は、貧しい人々のために医療を続ける橋本医院の一室、「それでは…
芝居「武士道くずれ」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成23年11月公演・苫田温泉〉》
幕が上がると、そこは硝煙立ちこめる戦場、今しも飛び出してきた一人の若武者・秋月一馬(幼紅葉)が、官軍の銃弾を浴びて倒れ込む。すかさず、戦友の直参旗本・真…
芝居「吉五郎懺悔」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)平成23年10月公演・大阪オーエス劇場》
今日は三代目座長20歳の誕生日とあって、南條隆、龍美麗、南條勇希、大導寺はじめ、豊島屋虎太朗といった面々がゲスト出演で「ダブルの大入り」という盛況ぶり…
芝居「新月桂川」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成23年6月公演・大井川娯楽センター〉》
芝居の外題は「新月桂川」。私はこの芝居を、ほぼ2年前(平成21年7月)、ここ大井川娯楽センターの舞台で見聞している。以下はその時の感想である。〈芝居の…
芝居「長ドス仁義」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成23年4月公演・座三和スタジオ〉》
芝居の外題は「長ドス仁義」。赤穂の親分(三代目鹿島順一)が姐さん(春日舞子)、妹(幼紅葉)、三下(花道あきら)を連れだっての道中記である。親分より一足先…
芝居「身代わり道中」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成23年3月公演・大阪高槻劇場〉》
客席に一歩足を踏み入れて驚いた。すでにミニショーの幕は上がり、壬剣天音の舞台(個人舞踊・「雨の田原坂」)であったが、客が居ない。暗がりの中、わずかに一人…
芝居「恋の辻占」《「鹿島順一劇団》(座長・鹿島順一)〈平成23年2月公演・みかわ温泉海遊亭〉》
第一部・芝居の外題は「恋の辻占」。時代人情剣劇だが、そう単純な筋書ではない。主人公・宇太郎(三代目・鹿島順一)は、幼いときに母と死別、父とも生き別れ…
芝居「里恋峠」(「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年4月公演・香川城山温泉〉
芝居の外題は「里恋峠」。金看板・更科一家親分三衞門・座長・鹿島順一、その息子三之助・鹿島虎順、その妹お里・新人・幼紅葉、親分の後妻おたき・春日舞子、代貸…
芝居「源太時雨」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年8月公演・大阪豊中劇場〉》
芝居の外題は「源太時雨」。かつての座長、二代目鹿島順一(現・甲斐文太)は、座員それぞれの「個性」を見抜き、それを磨き際だたせる采配に長けていた。この狂…
芝居「マリア観音」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年5月公演・広島ゆーぽっぽ〉》
今日は「鹿島順一劇団」の特選狂言「マリア観音」の公演日、それを観るために、はるばる(昨日は大阪途中下車、二劇場で観劇)広島までやってきた。劇場は「ゆーぽ…
芝居「命の架け橋」(「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年8月公演・大阪豊中劇場〉
6月に三代目虎順が18歳で鹿島順一を襲名(於・浪速クラブ)、7月は四日市ユラックスで順調に滑り出したように見えたが、8月、早くも試練の時がやって来た。劇…
芝居「木曽節三度笠」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年8月公演・大阪豊中劇場〉》
芝居の外題は「木曽節 三度笠」。私はこの狂言を1年半前(平成21年3月)、川崎大島劇場で見聞している。その時の感想は以下の通りであった。〈芝居の外題は…
芝居「月とスッポン」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成22年4月公演・香川城山温泉〉》
座長の話によれば、この6月に息子の鹿島虎順が「三代目・鹿島順一」を襲名、自分は太夫元として「甲斐文太」を名乗るという。なぜ甲斐なのか、なぜ文太なのか。「甲斐…
芝居「越中山中母恋鴉」《「鹿島順一劇団」〈平成21年5月公演・九十九里太陽の里〉》
今日は座長・鹿島順一、54歳の誕生日、といっても特別な趣向があるわけではなく、強いて挙げれば、芝居の主役を三代目・虎順と交代 したくらいであろう。外題は…
個人舞踊「ど阿呆浪速華」《「鹿島順一劇団」〈平成21年1月公演・つくば湯ワールド〉》
芝居の外題は「旅の風来坊」。清水一家の追分三五郎(三代目虎順)が、一宿一飯のお世話になった仏一家(女将・春日舞子、代貸・花道あきら、三下・三吉・蛇々丸)の「…
芝居「里恋峠」(「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成21年5月公演・九十九里太陽の里〉
芝居の外題は「里恋峠」。その内容は「演劇グラフ」(2007年2月号)の〈巻頭特集〉で詳しく紹介されている。それによると「あらすじ」は以下の通りである。…
芝居「紺屋高尾」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)〈平成20年3月公演・小岩湯宴ランド〉》
昼の部、芝居の外題は「紺屋高尾」、舞踊ショーは「女形大会」、夜の部、芝居の外題は「忠治御用旅」、舞踊ショーは「人生劇場」、いずれも特選狂言と銘打っていた。観…
芝居「月夜の一文銭」《「鹿島順一劇団」(座長・鹿島順一)平成23年1月公演・東海健康センター》
早朝に自宅を出発、新幹線で東海健康センターに向かう。「鹿島順一劇団」(座長・三代目鹿島順一)の舞台を見聞するためである。東海健康センターへは、名古屋駅…
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