生物学的製剤の最初の薬剤レミケードは、リウマチとクローン病の治療のために開発されました。潰瘍性大腸炎にレミケードが使われるようになったのは、5年後です。 知ら…
●難病:根源太郎10)人種によって病気になりやすい遺伝子が異なる
▼ 東アジアと白人の国での研究2023年に、中国、韓国、日本の大学が共同で、潰瘍性大腸炎/クローン病の患者の遺伝子を解析しました。3か国の人々は、遺伝的によく…
▼ 病気と遺伝子潰瘍性大腸炎/クローン病/重度のリウマチこのみっつの治療に使われる薬は、炎症を抑えたり症状の進展を遅らすことはできます。ですが、どれも一番肝心…
モロッコの王子と恋に落ちたアカデミー女優賞&助演女優賞のふたつを獲得していたグレース・ケリー。初めて出会って数か月後、彼がアメリカに来て彼女に会った後、すっぽ…
●難病:根源太郎8)レミケード®後発薬 / ヒュミラ® / シンポニー@
▼ 再燃レミケード®は高価だけど、薬の効果がある。Aさんは、ほっとしていました。ですが、あるときから、症状が少しずつ戻ってきてしまい、ついにレミケード®を使う…
▼ 再燃潰瘍性大腸炎が再燃してしまったAさん。ステロイドを使い始めると、症状は急に良くなり治まっていきました。ほっとしました。が、しばらくすると、ステロイドの…
▼ 患者本人の良くない習慣半年ほど、アサコール®のおかげで症状は消え、Aさんはほっとしていました。ラーメンはご法度に違いないと注意していたのが勝因だったと、す…
▼ 根源太郎と連鎖反応難病の原因の根源太郎。ストレスがきっかけで体内でなにかを起こしてしまう。すると、それが炎症につながる。そう仮定します。 潰瘍性大腸炎/ク…
▼ アメリカの大学1979年。アメリカに留学していて、「入門 文章の書き方」のクラスを受講していました。わたしたち生徒は、先生に連れられて、大学内の図書館へ行…
▼ 怖いストレスわたしが仲良くしている50代の友達がいます。健康には日ごろから十分過ぎるほどに気を配っていたことから、特殊血液検査では、専門医から「こんなにき…
▼ 根源太郎難病の源流にある原因。このブログでは、根源太郎と呼ぶことにします。潰瘍性大腸炎/クローン病、症状の重い関節リウマチ、膠原病の他、アトピーや喘息、花…
▼ 潰瘍性大腸炎/クローン病、過敏性腸症候群潰瘍性大腸炎は、大腸に炎症が起きる。クローン病は、大腸、小腸、胃、そして、口からおしりまでの消化器官に症状が出る。…
●潰瘍性大腸炎)服薬遵守:ペンタサ®、アサコール®、リアルダ®、サラゾピリン®
厚労省から出されたパンプレットの記事から ● 服薬遵守を知っていますか 潰瘍性大腸炎は、再燃を予防するために長期にわたって5-アミノサリチル酸 製剤(5-AS…
調べ物をしていて偶然に見つけたサイトで紹介されていた子ども患者と、お母さんの手紙です。全文抜粋させていただきました。 病気の子どもの学校生活を支える ―潰瘍性…
潰瘍性大腸炎/クローン病で強い炎症があるとき、ステロイドが治療に使われます。アトピーやリウマチの患者にとってもステロイドは重要な薬です。 わたしたちのからだの…
▼ 炎症が起きるプロセス皮膚や大腸の中などでの炎症。熱や充血、痛みは、さまざまな理由で起きます。今まで紹介したのは、攻撃を受けた細胞が、SOSの信号を出し、そ…
モナコの王子様とグレース。 モナコの王子は、アメリカを訪れていた時、グレイス・ケリーが出演する映画の撮影に見学に行っています。 ストーリー: あつ小さな国…
▼ 炎症が起きるプロセス皮膚や大腸の中などで起きる炎症は、次のようなパターンで起きます。 1)上は、血管の中を流れるハサミ 下は、細胞の一部と油性細胞膜 2…
●ステロイド5)大腸の最も表面で起きていること:油アラキドン酸/プージン
▼ 細胞を包む細胞膜は油性人を含む動物は、お風呂や海、川の中に入ったとき、水に溶けてしまうということはありません。なぜかというと、からだを覆う皮膚や髪の毛、爪…
▼ ステロイドの思い出1980年代に、台湾に住んでいたことがあります。そのとき、日本から若者が旅してきて、これからインドへ行くとのこと。「インドは衛生状態が良…
▼ 副じんの位置ステロイドは、副じんで作られます。ふたつあり、背骨の両脇、あばら骨の一番下裏側からにぎりこぶし1個分の高さにあります。握りこぶし自体は副じんで…
▼ 腸内細菌、タコ、イカの体内でステロイドは生産されるのか?生物の中で生産される天然自家製ののステロイド。薬と違って、安全性は100%なのでは?もしかすると、…
▼ わたしたちの命を守る体内で生産されるステロイド薬のステロイドは、アトピーのような皮膚炎、潰瘍性大腸炎/クローン病のように大腸の中の炎症、リウマチのような関…
ハリウッドのアカデミー助演、そして主演女優賞を獲得したグレー・ケリー。モナコの観光宣伝のために、フランスに滞在していた時にモナコのお城を訪ね、そこで初めて王子…
ヨーロッパの患者の研究報告の続きです。タイトルは、「患者の満たされていない必要性」。わかりにくい表現なので、「患者の不満」と訳しました。 ▼ 生活の質に影響す…
▼ 症状を抑えるって?「症状を抑える」と聞くと、今ある症状をおとなしくさせるという印象があります。「症状が改善される」は、健全な状態に近づくかな? ですが、こ…
いいな、わたしも、参加したかった。じかに会っておしゃべりできると、勇気わきます。
昨日の研究論文を振り返ってみます。 ▼ ノルマがこなせないサラゾピリン®、ペンタサ®、アサコール®、リアルダ®。4種類の薬の中で、基本的に1日1回飲めばよい薬…
●患者の不満6-1)病気は加速する/症状進行をスローダウンさせたり止める
レミケード®による長期寛解後の休薬の前に特集していたヨーロッパの患者の不満についての研究論文の続きです。 ▼ 潰瘍性大腸炎の患者は、症状改善の治療に満足してい…
潰瘍性大腸炎の治療にレミケード®を使い、長期寛解になった。そのあと、続けるべきなのか、薬を一時的に止める休薬にしたほうが良いのか、これについての研究は、世界レ…
●患者不満5)レミケード3)長期寛解/休薬/杏林大学医学部付属病院消化器内科
▼ 研究のタイトル:寛解期 潰瘍性大腸炎 患者におけるレミケード®の休薬についての多施設共同比較試験杏林大学医学部付属病院消化器内科 ◎ 結論内視鏡的寛解を達…
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生物学的製剤の最初の薬剤レミケードは、リウマチとクローン病の治療のために開発されました。潰瘍性大腸炎にレミケードが使われるようになったのは、5年後です。 知ら…
▼ マウスの抗体潰瘍性大腸炎/クローン病の中症から重症の治療に使われる生物学的製剤に、レミケード®、ヒュミラ®、シンポニー®があります。この製剤は、強い炎症を…
真夜中に何度も目が覚める不眠症。半年前ぐらい前に、認知行動療法という不眠を治す方法のことを知りました。 やり方 ▼ 最も重要なのは、睡眠日誌をつける。毎日記録…
▼ 未開発の土地で恐ろしい破傷風破傷風。傷口から菌が入り、重症化すると苦しみながら死亡する恐ろしい病気です。アフリカなど予防接種を受けることができない地域では…
▼ 亜鉛不足がクロスケの負のパワーアップを引き起こすクローン病/潰瘍性大腸炎の患者の体内には、本来は、下痢や痛みを引き起こすばい菌やウイルスは存在しません。 …
▼ 細胞同士のコミュニケーションのための信号亜鉛不足について説明する前に、炎症がどのようにして悪化していくのかのシステムを観察。 からだの中では、細胞や免疫部…
▼ 軽度、中度、重度の炎症クローン病/潰瘍性大腸炎になると、消化器官で炎症が起きます。炎症の原因は、まず前衛部隊のクロスケと好中球ちゃんがなぜか増えて軽度から…
▼ 亜鉛不足の母乳5月に、乳房でつくられた母乳に亜鉛が少量しか含まれていなかった話を書きました。 「生後間もない赤ちゃんに、亜鉛不足による皮膚炎が起きてしまっ…
2017年に亜鉛不足とクローン病/潰瘍性大腸炎についての4人の専門家による座談会が開催されました。内容が専門的なので、情報を追加しながら読み解いていきます。 …
バンクーバーは、真夏日と寒い日が数日ごとに交互にやってきます。地球温暖化ではなくて、異常気象化に突入している!! 日本にいる妹に、暑さは大丈夫?とメールしたら…
バンクーバーは、以前は日本人観光客が多かったので、日本円札を見る機会があったのですが、今は、カナダドルが高いためか観光客が消え、北里柴三郎のお札は、残念なこ…
亜鉛不足とクローン病/潰瘍性大腸炎についての座談会の続きです。 ▼前回までの亜鉛についてのまとめ 亜鉛不足になると、感染症にかかりやすくなったり、潰瘍性大腸…
▼ 栄養補給病気のため、ある栄養素だけが不足していたり、食事ができず栄養不足になってしまう患者には、栄養錠剤や栄養物を鼻から入れる方法があります ◎ 経鼻栄…
▼ 微量元素ミネラルである微量元素には、鉄、亜鉛、銅などがあります。カルシウム、マグネシウム、ナトリウムは、量が多いので、微量元素ではありません。え? カルシ…
アメリカのハットさんの話では、潰瘍性大腸炎/クローン病の患者は、医師から治療だけでなく、食事やサプリメントなど栄養についての説明を受けることが、現在、重要にな…
コメント紹介)ペンタサ®を身体に慣らさせるについたコメント 星 啄木(復職中… 返信が遅くなりました。25日にコメントを紹介されている方がいう通り「脱感療法…
交通機関を乗り継いで7時間。友達のマンションに到着した数分後には、息子さんの車に乗って、友達の入院先の病院に向かいました。退院、そして、息子さんの家に行き、息…
潰瘍性大腸炎の息子さんは、過去8年間、アサコールからリアルダ、アサコールに戻ってリアルダの服用をしてきました。 アサコールの時は9錠を服用。リアルダは、就寝前…
アメリカの Old Hatさんからのメッセージです。Keiさんへ――UC治療薬に関する私のコメントが息子さんに希望を与えたとのこと、ご友人のメッセージを投稿し…
カナダのクインシーさんからの情報です。 *** 最近知ったことをひとつ付け加えておきます。経口メサラジンは、直腸投与よりも血流に吸収されやすい傾向があります(…
▼ 正常な腸の粘膜と炎症を起こしている粘膜腸の粘膜が炎症に陥る潰瘍性大腸炎/クローン病。粘膜細胞の表面は、どんな状況になっているのでしょう? ◎図: 正常な細…
●5-ASA製剤7) 抗TNF-アルファ製剤潰瘍性大腸炎/クローン病/リウマチのみっつの難病の炎症を起こす要因に、からだを外敵から守るクロスケをはじめとした防…
▼ 船内は迷路グレースと家族、友達が乗船した豪華客船は、ニューヨークからモナコへの直行便でした。大きさは、タイタニックよりも一回り小さかったのですが、屋外プー…
●5-ASA製剤6)治療方法を確立しないといけない病気潰瘍性大腸炎/クローン病の炎症は、根源太郎が原因で、それに反応した好中球ちゃんらによって開始されると想定…
▼ 軽症と中症/重症の違い潰瘍性大腸炎の症状は、軽症にずっととどまってくれれば、5-ASA製剤などで押さえ続けることが可能です。でも、中症、そして、重症に移行…
潰瘍性大腸炎の治療の際、ステロイド治療をどう位置づけるのかについて、広島大学病院の上野義隆先生の説明です。 ▼ 上野義隆先生の説明:ステロイドの治療は長期予後…
広島大学の上野義隆先生の説明 ▼ ステロイドの長期治療による予後は不良ステロイドの治療は長期予後が不良で、投与約2年後にはその半数が難治化します。 ▼ 基本:…
潰瘍性大腸炎/クローン病で、症状が比較的軽い場合に使われるのは、5-ASA製剤です。サラゾピリン、ペンタサ、アサコール、リアルダの4種類です。 ◆ 5-ASA…
広島大学病院の内視鏡診療科・IBDセンター 客員教授の上野義隆先生が、潰瘍性大腸炎の治療で使われる新薬について講演したさい、大分市のドクター石井哲也が、それを…
ハリウッドのアカデミー主演女優賞に輝いたグレースケリー。1955年5月の国際フェスティバル カンヌ音楽祭のためフランスを訪れていた時に、モナコの観光業推進の一…
日本は、暑さや豪雨で大変と聞いています。みなさまの地域は大丈夫でしょうか? バンクーバーは、先週まで、冬ジャケットしたが、今は、半そで短パン姿が増えてきました…
▼ ステロイドの使用に注意潰瘍性大腸炎の治療薬の最新情報です。厚労省の治療指針を参考に作成しました。 本年度の特徴は、医師らに対し、ステロイド剤を漫然と使用し…
▼ 2024年度の治療薬クローン病に使われる治療薬の最新版を厚労省の治療指針を参考にアップデートしました。 ステロイドの使用をめぐっては、漫然と使わないように…
▼ オーストラリアのデータチオプリンについて調べていたら、オーストラリアのサイトに、潰瘍性大腸炎/クローン病で使われる薬とがんの発生率についての説明図がありま…
英語サイトに、チオプリン(イムラン・アザニン/ロイケリン)と、メトトレキサート、シンクロスポリンの3種類の免疫抑制剤についての説明があったので紹介します。 ◇…
潰瘍性大腸炎/クローン病の治療で最先端の研究をしている慶応大学病院で、チオプリンの治験が最近、高率で実施されているのを知りました。何が起きているのでしょうか?…
モナコの王子とグレース・ケリーの結婚は、グレースが女優業を辞めることを条件としていました。あきらめきれない気持ちを抑えこんで、条件をのむことにしたグレース。次…
イムラン・アザニン/ロイケリンについての説明の続きです。 ▼ イムラン・アザニン/ロイケリンで体調が悪くなったらどうなりますか?医師による綿密な診断により、早…
イムラン・アザニン/ロイケリンについての説明の続きです。 ▼ 起こりうる副作用はどんなことですか?少数 (約 5%) の人に望ましくない副作用が起こりますが、…
からだの具合が悪くて医師に診てもらった。薬を処方された。でも、薬をきちんと飲まなかった。 そんな困った患者は、日本だけでなく、欧米でも多い。医師は、症状に合わ…