月の光に照らされて二人滴る水の音心地よい風を全身に浴びて愛し合う二人に言葉は要らない朝になると姿を消した君の面影はいつも月に浮かび上がる風が吹いて一人
ねえ 君はどう感じていたんだろう青空の下で後ろの席から見える横顔どこの誰かもわからない君に贈るものはなにもないさよならも言えないだけど僕は一生忘れないだろうこ…
高校3年の夏ただ憧れだった君を一度も話せなかった君をただ想うことしかできなかった僕は誰もいない海で風に吹かれる波の音が胸に響いて君はいない涙は海に流れて消えた
すれ違う日々君の瞳に僕は映らないあの日に消えたランプの灯りマッチでも火の点かない大木だから僕はそっと立ち去った
友達のまま無理とわかってて首を縦に振る朝露の知らせ濡れた緑心配ないさと胸を叩いて去ってゆく風が目に染みて消えていった
夜の高速道路を走る車走り去って消えていく夜景さえも通り過ぎていく止まらない車に風が吹くさよならは言わないただ一つ夜は明けない
ひと月の長い歳月に溺れて雨の消えた曇り空を見上げる声のない返事に涙こぼれて雑木林の緑を飲み込むさよならは言わない星空の下山に還った君の最後の写真が灰になる君の…
一つだけこの手紙に書きます口紅がいつもより紅くて雨の降る梅雨時の静けさ 目をつむって青い雨に心打たれて空にかかった雲の下でポストに入れましたいつか聞こえた雨音…
夜も更け 闇の中へ消えていく恋を連れて 夢を連れて人ごみに紛れて真夜中の電車が走る無限の想いを乗せて「行かないで」聞けなかったあの言葉街にはだれもいないただ灯…
夕焼けに包まれながらあなたの胸の上こんなに近いのにどこか遠いあなたの気持ち 私は知らない「お前しかいない」震える両手をそっと掴んで大きな腕の中あれは私の想像本…
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