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創業記 https://www.exhorizons.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/

アプリブランド創業者のコラム。 ありふれた日常のできごとについてユーモラスな語り口で。 生きるのが楽になり、ちょっぴり勇気が湧いてきます。

嫌なことがあったときに気分を変えるアプリ「表裏一体」、心に栄養を補給するアプリ「風光明媚」などを提供するアプリブランドの作者のブログ(コラム)です。 ユーモラスな口調で日常のできごとについて語ります。 ホッとしたいときや気晴らしにどうぞ。

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2014/05/25

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  • 星の王子さま(サン=テグジュペリ)

    世界を広げるヒント、第52回は星の王子さま(サン=テグジュペリ著)です。 一度は読んだことがある方も多いのではないかと思います。そして、内容よりもその独特の雰囲気を覚えている方もたくさんいらっしゃいそうですね。 この本の特長は何と言っても不思議で幻想的な世界でしょう。 とても小さな星、またその星を覆う、3本のバオバブの木、こんな世界があったらいいなぁと、多くの子どもは感じたことでしょう。 しかし、大人になって読んでみると分かりますが、この本は大人にとっても大事なことが散りばめられています。 ・小惑星に一人ずついる権力や知識に縛られて、周りのことが見えていない王様たちにはどきっとさせられます。 ・最後の方で「僕」に対して王子さまが言う「たいせつなことは、目では見えない」という言葉は心に残ります。 特に、最後のシーンで、「誰も知らないどこかで、ヒツジがバラを食べたかどうかで全ての運命が変わってしまうのかも」 と「僕」が想像を巡らすシーンは感覚的になぜか納得するところがあります。 そして、今の日常がどれだけ奇跡的かを想像すると、人や人生に対しての感謝の気持ちが自然と涌いてきました。 神秘的でワクワクするとともに、とても穏やかな気持ちになる物語であり、素晴らしいですね。 以上で星の王子さまの紹介を終わります。 さて、これで一年間続いた「世界を広げるヒント」は一旦終了となります。 素晴らしいものに触れることで世界が広がり、今より少しずつ生きていることが楽しくなっていく、そんなことを考えて試みて始めた連載ですが、いかがでしたでしょうか。 もちろん、これまで紹介したものは世界中の素晴らしいもののほんの一部ですし、一人一人、好みも分かれると思います。 ただ、仮にこれらが、あなたの世界を広げられなかったとしても、好奇心を持ってアプローチしていれば、必ずあなたに合った 何かが見つかると考えています。 このブログをきっかけに、そのようなものが見つかったら、大変嬉しく思います。 それでは、本日も読んでいただいて、ありがとうございました。 読者の皆様がいたおかげで、何とか一年間続けることができました。心から感謝いたします。 創造性 ★★★★★ 実用性 ★★

  • 創るセンス 工作の思考(森博嗣)

    世界を広げるヒント第51回は創るセンス 工作の思考(森博嗣)です。 森さんは理系の大学助教授でありながら、小説家として30代後半にデビューしたという珍しい経歴をお持ちです。 「すべてがFになる」という作品がドラマ化もされましたね。 その森さんが「何かを創ること」の重要性、楽しさについて語っているのがこの本です。 森さんいわく、 「まったく新しいものを模索する過程、実験や発明の発想、といった「最前線」には、どうしてもこのセンスが不可欠」 とのことです。 他にもこの本には生きる上で重要な言葉が散りばめられています。 たとえば、 ・「コツ」は・・ノウハウではない。すべてを高精度で進めるのではなく、どこで集中力が必要なのか、どこに注目して進めればよいのか、といったペース配分の極意のようなものだ。 ・人間というのは、ある知見を、まったく別のジャンルへ適用しようと考える・・これを支える思考の概念は、「抽象」・・目に見えるものの方が実はどうでもよい部分、つまり「装飾」であり、ものごとの価値は、その内部に隠れて見えない「本質」にある。 この本は非常に学ぶことの多い本ですが、著者は、結論として、「とにかく何か創ってみれば?」ということを仰っています。 それが、「楽しむ」コツであると。 確かに私もこのようなブログやアプリを作っているときが、楽しいと感じられますしこれはやってみないと分からなかったな、と言えると思います。 最近は簡単な楽しみも多く、ついつい創るのではなく、何かをただ「見たり」「参加したり」しがちですが、「創る」ことを心がけると楽しみが広がりそうですね。 それでは、今日も読んでいただいて、ありがとうございました。 今年もあと少し、がんばりましょう!

  • 海にはワニがいる(ファビオ・ジェーダ)

    世界を広げるヒント、第50回は海にはワニがいる(ファビオ・ジェーダ著)です。 アフガニスタンの、武装勢力に標的にされた村の10歳の少年が8年もの間、母に置き去りにされ(父は行方不明)安息の地を求めて漂流するという日本では想像もできないような話です。 道中で同じ境遇の少年が倒れて行くなど、厳しいシーンが多いのですが、自分が一番印象に残っているのは、(確かですが)トラックのタイヤと車体の入って移動するシーン。 強烈な臭いが充満する中、仲間と喉の渇きで苦しみながら、時にはいがみあい、それでも長時間、同じ体勢で車に乗り続けます。 「苦しい」「辛い」というような表現では決して表すことができない世界かと思います。 なお表題の「海にはワニがいる」は決死の覚悟で海を渡る少年達が知識が無い中、「海にはワニがいるのでは、大丈夫か」 と話し合いながら、それでも海に出て行く、そんな会話から取られています。 この本は読んでいて決して楽しいものではないですし、「知らない方が幸せ」という言葉もよく言われますが、それでも私は 少なくとも、このような世界があることは認識しておいた方がよいと思いました。 それでは、本日も読んでいただいて、ありがとうございました、 創造性 ★★★ 実用性 ★★★

  • お金とモノから解放されるイギリスの知恵(井形慶子)

    世界を広げるヒント第49回は「お金とモノから解放されるイギリスの知恵(井形慶子著)」です。 渡英経験60回以上の著者が日本と異なるイギリスの文化・価値観を紹介しています。 たとえば ・デパートの隣にあるマーケット街。そこでは安く半ば趣味に近い形で物が売られ、おしゃべりを売り手と買い手が楽しむ。 ・家は古い方が良い。昔ながらの置物を受け継ぎ、積み重ねて行く。古い置時計が逆に他人への自慢になる。 ・20〜30代まではあまり美容にお金をかけず、50代など高齢になってこそおしゃれを楽しむ。 (なお派手ではなくナチュラルが基本) いかがでしょう。あまり日本にはない考え方だと思いませんか。 海外のことについて書かれた文章を読むと、いかに自分が環境に染まっていて、思い込みに囚われているかが分かります。 たまにこういう本を読むと頭が色んな意味でクリアになってよいですね。 最後に一つ。 ・イギリス人はきわめて重い深刻な問題でも斜めから見てジョークのネタにする このような姿勢は、贅沢はせず「あるもので楽しむ」イギリス人の考え方の根底から出てくるのかもしれません。 行き過ぎは良くないかもですが、我々ももう少し意識して楽しんで生きるのもよい気がしました。 それでは、今日も読んでいただいて、ありがとうございました! 創造性 ★★★ 実用性 ★★★★★

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