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しみじみe生活 https://toshiro5.blog.ss-blog.jp/

しみじみした良い生活をおくりたいもの

しみじみとした生活をおくるために水彩画をお稽古したり、本を読んだりしているシニア。

wakizaka
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2014/03/30

  • 秋声の「爛(ただれ)」と寂聴の「爛(らん)」

    瀬戸内寂聴の小説「爛」は装丁表紙でもRanとローマ字でルビをふって「らん」と読ませているが、徳田秋声の小説「爛」は1913年 初出時の表題が「たゞれ」だった(後に「爛」と改題)というから「ただれ」の読み方であることは明白である。 よって寂聴の方のテーマが高齢女性の性愛を鮮やかで明るいもの(爛漫)として描いたのに対して、秋声の方は小説のテーマを「(糜爛びらんのように)爛れた男女の関係」と表題に込めたと解して良いのだろう。 つい最近図書館の本棚で寂聴の「爛」という表題が目に止まり、その表題にやや違和感を覚えたのでつい手に取り、読んでブログで感想を書いたばかりである。 爛 瀬戸内寂聴 新潮社 2013: しみじみe生活 さて、その後時折り覗く青空文庫で秋声の「爛」を見つけた。これは全くの偶然である。二つの小説は表題が同じなので、目についただけのことで意図して探した..

  • 猫踏んじゃった俳句 村松友視 角川学芸出版 2014

    著者は1940年生まれで自分と同年である。同じ紀元2600年(昭和15)生まれ。正確に言えば、4月生まれだから、自分より3か月ほど先輩。同い年だから著書を読みながら著者が今は何歳で、この本を書いたのは何歳でそのとき、一方で自分はあんなことをしていたな、こんなことは考えもしなかったな、といったことを読みながら考える。著者が自分より年上か年下か、幾つぐらいの年齢差があるかは本来なら本の内容とは無関係なことだが、書かれた内容に関係づけてしまうのは多分良くない習癖だし、あまり真っ当な読書とは言い難いであろう。自意識過剰読書である。とは言えどうしても、自分と同じ生年だと何かと妙な気持ちを抱きながら読む。妙な気持ちが何なのかは分からぬ。少なくとも、故人の著書や、極端に若い人の著書を読むのとは明らかな差異がある。同じだけ生きているこの人はこんなことを考えていたのか、といった具合だ。当たり前ながら自分に..

  • 爛 瀬戸内寂聴 新潮社 2013

    コロナ禍で変わったことは、幾つもあるが読書が大幅に減少したのもその一つ。状況からすれば、むしろ読書量は増えて当たり前のようなものだし、たぶん他の人はそういう人も多いと思うが、自分の場合は図書館に行かなくなったのが最大要因らしい。 先日久しぶりに区立図書館に行くと図書滅菌器なるものが導入されていた。図書館も今は民間業者に委託されているのだろうが、コロナ禍の利用者減で何かと大変なのだろうと推察する。 本棚を探しても久しぶりのせいか読みたい本もあまりない。ふと「爛」(瀬戸内寂聴 新潮社 2013)が目に入って来た。 え?爛、らん? 「爛」は辞書を引けば解ることだが、「ただれる」と「鮮やか」と二つの意味がある。しかしどちらかと言えば、火篇のせいか前者の意味の方を自分は強く意識する。 「爛」1 ただれる。くさる。やわらかくなってくずれる。「爛熟/糜爛 (びらん) ..

  • プリンター廃インク吸収パッド交換体験記

    2023年弥生3月某日、プリンターに「エラー 廃インク吸収パッドの吸収量が限界に達しました。◯◯◯◯(メーカー)の修理窓口に交換をご依頼下さい」と表示が出てうんともすんとも言わなくなった。 何日か前にも二度ほど同じ表示が出たがそのまま使えたのに、とうとう廃液が満杯になったらしい。この時に備えて対策をネットで調べていたが、選択肢は幾つかある。 ①買い換える。同機能レベルなら3万円程度。 ②メーカーに修理に出す。自宅まで取りに来てくれるサービスもある。 ③自分で廃インク吸収パッドを交換する。 ②が1番楽なのだが、メーカーに聞くと機種が2012年発売と古く該当しないと分かり、妙な反発心が湧いてあろうことか③を選択、挑戦してしまった。 ネットで廃インク解除キー900円程、廃インク吸収パッド材(化粧用パフみたいなもの)を千五百円前後で買えば自分で簡単に交換出来..

  • 新pc windows11買った!オチた!蘇生に2ヶ月!

    昨年11月、Windows8.1のpcを11搭載の新pcに買い替えた。 2013年にWindows8のpcを買い、2018年8.1にグレードアップして実に9年も使用した。iPadをもっぱら使っていると、起動のわずらしさもないのでpcはほとんど使わなくなった。 iPadとiPhoneのバックアップでiTunesを使うのと、筆まめの宛名印刷などの場合しか使わなくなったので新pcに買い替える元気が出ない。 通常pcの使用年限は4〜5年というから9年とは長く使ったものだが、8.1は2023年1月にサポート終了と頻繁に警告が出るようになった。 Windowsをずっと使っていて、Macに換え損なった反省と後悔を引きずっていることもあって、機種変更となると気が重いことである。しかしそうも言っておられず、最近のpcはSSD搭載などもあってこれまでと格段に使い易い、などと聞くと買い..

  • 住所氏名句

      新聞の日曜歌(俳)壇をたまに見るが、いつも皆さん良い句を作るものだと感心しながら読むことが多い。しかし今回書きたいのは投句のことではない。 先日、投稿者の住所、氏名を見てびっくりした。何と俳句になっているではないか。 茨城県 つくばみらい市 美川鮎 栃木県 那須塩原市 山田美穗   投稿句自体は覚えて無い。作者の住所氏名が投句と「付いて」いたかどうか考えなかったが、良句だなと思ったことは記憶にある。 それよりも住所氏名句ともいうべきこちら方が印象に残った。茨城県は字余りだが違和感はない。氏名は仮名に変えたけれど、実名の方も季語(に近い語と言うべきか)が入っている。 子規の母親のつぶやき句 「毎年よ彼岸の入りに寒いのは」を思い起こした。 俳句に土地が詠みこまれることはしばしばある。例えば「象潟や雨に西施がねぶの花」 芭蕉 などだ。名句であれ..

  • マンデビラ(チリ素馨)

    10月中旬、よそ様の家ではあるが、壁に這い登っているつる植物に鮮やかな紅白とピンクの花が咲いているのを見つけた。散歩中であった。一つの花が三色なのではなく、一つ一つの花がそれぞれ赤、白、ピンク色なのだ。花は大柄で美しい。蔓の先は二階の窓に届こうとしていた。名を知らない。     グーグル写真検索をするとどうやらマンデビラらしい。   以下はネットに教えて貰った。   マンデビラは、キョウチクトウ科チリソケイ属(マンデビラ属)のつる性の小低木で、原産地は中央アメリカ〜アルゼンチン。およそ100種類が分布する。   マンデビラという名は、この花を発見したアルゼンチンの首都ブエノスアイレス駐在イギリス公使のヘンリー・マンデビル氏に由来する。 別名には、「デプラデニア」「ジャイアントデプラ」「チリソケイ(智利素馨)」「チリジャスミン」などがある。「デプラデニア」は..

  • カランコエ エンゼルランプ

      この春、散歩中によその家の庭の鉢に真っ赤な花がびっしり咲いているのを見つけて写真検索した。カランコエ エンゼルランプとのこと。 夏頃、デジタルお絵描きアプリで絵にしたのがこれ。 手間がかかる割に面白味はない絵。手間をかけず面白い絵をどうやれば描けるのか、知りたいものだと思うが人に聞くわけにもいかぬ。暑さ凌ぎに何枚か描き続けたがいずれも同じ域を出なかった。   例によって川柳擬きの「含笑句」も冴えない出来だ。   カランコエ エンゼルランプ あかあかや   鎌倉時代高山寺の僧明恵上人 (1173〜1232)は、夢を記録した僧として名高いが、歌人でもあって   あかあかや あかやかやあか あかあかや あかあかやあか あかあかや月 と詠んだ。それをちょっとパクった。   カランコエ エンゼルランプは学名 Kalanchoe uniflora 科・属 ベンケ..

  • 初雪かずら

    初雪かずら(葛)   2022年7月12日 火曜日 9:29撮影     ハツユキカズラはテイカカズラの園芸品種である。定家かずらに比べ葉が小さいうえ、葉にピンク色と白の不定形の斑が入る姿が美しい。成長が遅く、コンパクトにまとまり、育てやすいので寄せ植えやハンギングバスケット、グラウンドカバーなどに人気があるとか。 散歩中に住宅の玄関などに植えられていてよく見かける。名前を知らなかったので検索した。花を見たことはないが、新芽が白、ピンク、赤色でまるで花。葉には不定形の斑が入り美しい。   葉は花ぞ 初雪かずら咲き誇る   テイカカズラ ウキペディアより 学名:Trachelospermum asiaticum 和名:テイカカズラ(定家葛) 科名 / 属名:キョウチクトウ科 / テイカカズラ属 日本原産   テイカカズラの名は、成就しなかった恋の執..

  • この花何?番外編 朝顔

      妙正寺川遊歩道を散歩していると、川岸の柵に何やらビニールの袋が結えつけてあった。見ると中に紙袋が入っていて、「朝顔の種です どうぞご自由にお持ち下さい」とメモがついていた。 お言葉に甘えていただいて来て、二つのプランターに分けて蒔いた。芽を出し大きくなってやっと咲いたのが2枚の写真である。 一つは見事に成長して7月29日まず4つの花をつけ、多い時は14ヶも咲いたが、もう一方は対照的にいつまでたっても大きくならず、やっと一つ咲いたのは8月6日だった。 置かれた場所は、2メートルと離れていずそれほど生育条件に差はないと思われるのに、不思議なことだとずっと思っていたが、はたと気づいた。 小さい方のプランターには先客があってマリーゴールドが植えられていたのである。 ネットによればマリーゴールドは医療用と観賞用の二つの種類があり、医療用はカレンデュラ、観賞用はフレンチマリーゴール..

  • コエビソウ(小海老草)

      散歩中に見かけて変わった花だなと思ったが、以前にネット画像か何かで見たような気がしないでも無い。 とにかく名前が分からないのでグーグルレンズで検索すると、コエビソウ(小海老草)と教えてくれた。   コエビソウ(小海老草、学名:Justicia brandegeeana)は、メキシコ原産のキツネノマゴ科の植物。 (シノニム=異名はベロペロネBeloperone guttata) 。 日本では道ばたの雑草としてごく普通なキツネノマゴ(Justicia procumbens)と同属である。 名前の由来は、花のつく穂が苞(ほう)に覆われていて、その形が小海老の尻尾に似ていることによる。 海老か蝦蛄か知らぬが、節があって曲がった苞がびっしり咲いているのは、ちょっと異形で驚かされる。花はその苞の間から顔を出す。 別名のベロペロネは旧分類時代の属名からで語源はギリシャ神話に登..

  • シモツケソウ(下野草)とシモツケ(下野)

    近所の団地内の花壇に咲いていた。 薄紅色というか、ピンク色というか、おだやかな美しさに惹かれたが、名を知らずググった。結果はシモツケソウ。 この花に限らず、知っている人は多いだろうから、無知、不学を晒すようなものだが、幾つになっても知るということは楽しい。 シモツケソウ(下野草、学名Filipendula multijuga )は、バラ科シモツケ属に分類される多年草の一つ。 和名は木本のシモツケに似る草本であることから。シモツケは「下野」(栃木県の古名)で多く見られたことに由来する。お隣の上野(群馬県)にもあるだろうになと想像してしまう。   画像で左に木本のシモツケ、右に草本のシモツケソウ(が一緒に映っているのを見つけた。虫は迷わないのか、風媒花か、交配はしないのか余計な心配か。へぇーという感じ。(右下)   高山型変種にアカバナシモツケソウがある。背景の山は男体..

  • 斑入りミズヒキと蓼(タデ)

      この花(葉)の名は何?   草花を見ていて、綺麗なというか不思議なというか、一風変わった葉に惹かれることが多い。たいていは斑入りの葉である。斑入りニチニチソウ、斑入りアジサイ、姫蔓蕎麦の葉などなど。 見たことはないが、斑入りのドクダミ、五色ドクダミというのもあるらしい。 それぞれ突然変異をしたものを固定したものなど、改良園芸種なのであろう。 斑(ふ)は主として白いものが多いが、花かと間違えそうなものもある。 カラーリーフや観葉植物を楽しむだけでは足りず、葉も花もとは人は少し欲深ではある。   散歩の途中で見た葉は変わっていた。緑の葉に絵の具で描いたように赤と黒の鮮やかな模様である。 ググると斑入りミズヒキ。   以下はネットで教えて貰ったことをベースにしている。   ミズヒキ(水引、学名 Persicaria filiformis)とは、タデ科イヌタデ..

  • トランスミッター

      夫婦ともに老齢化にともなう難聴に悩まされて久しい。妻は補聴器を求めたが、なかなかうまく聞こえないと悩んでいる。豆粒ほどの大きさなれどPC並みの値段である。販売先に長いこと相談に通っている。補聴器が悪いのか、耳が悪いのか定かではないがフィットしないようだ。補聴器屋さんとのやり取りにかかる時間と労力とランニングコスト(リチウム電池代など)は小さくない。   自分もスマホのブルートゥースを使う補聴器を買って利用して見たが、あまりよく聞こえないうえ、音量調整などの操作も結構やっかいである。しかもうっかりすると耳から落ちたりするので、落ち着かない。イヤホンとしても使えるところは評価出来るのだが。 妻にも同じものを買って試して見たが、これもうまくいってない。   老眼を眼鏡で矯正するのと老耳の場合ではたいへんな違いである。 脳と耳とデバイス(補聴器)を調整して若い時の機能レベルにする..

  • スダジィの芸術的落ち葉 この木何?ー番外編2

      散歩から帰ってきた妻があまりに芸術的なので、何(の葉)か分からなかったが、拾わずにいられなかったと一枚の落ち葉を見せてくれたので、この葉何?と早速検索した。 グーグル先生はマンゴー、ローリエ、アグラオネマとかが似た画像という。マンゴー、ローリエは明らかに違う。 またアグラオネマは、ミカン科の顕花植物の属であるクモ類。アジアとニューギニアの熱帯および亜熱帯地域の原産。普通中国の常緑樹として知られているらしいのだが、これもちょっと違う感じ。   妻に拾った場所を聞くと、団地内の道路脇スダジィの木の下という。 その木には名札がついていて「すだじぃ」と書いてあることは以前から知っている。確かに拾ったアート、サイケな葉の形はスダジィのものである。   スダジイ(すだ椎)とは、ブナ科シイ属の常緑広葉樹である。別名はイタジイやナガジイ。普通、シイという場合にはこのスダジィを指す。..

  • この木の名は何?番外編 柳にあらず 欅

     やってはいけない剪定   この木の名は検索しなくても知っている。柳(ヤナギ)ではない。欅(ケヤキ)である。 欅を公園や庭木、街路樹に植えると大きくなりすぎないよう剪定されてしまうことが多い。落ち葉の始末も大変だし、電線などの邪魔になるからだ。 植木の剪定はあまり大きくならないようにするために、透かし剪定が基本と聞いたことがあるが、この木は周知の通り天を衝くように大きくなるので、高い枝の先を全部ぶつ切りしてしまう。この頃よく見かけるが、やってはいけない剪定の典型である。 木へのダメージは素人目にも大きいのではないかと案じる。   最近では公園の欅など全部の枝を剪るので、冬の間は見るからにせつなく棒立していて、これで枯れないのかと思ってしまう。 見ていると、春になって密集した新芽が出て細い枝となり垂れ下がってくる。まるで柳のようだ。 心持ち剪定しない欅より芽が出るのが、..

  • ヘラオオバコ(箆大葉子)

    団地の庭は花壇も庭木の植栽もあるが、そうでないところも広く種々の雑草が生えている部分もある。定期的に庭師が入り雑草は電動草刈機で刈られてしまうがすぐ繁る。 そこには雑草と一緒に夕化粧、ムラサキツメクサ、白ツメクサなどの花々が咲いていてきれいだ。 見ているとその中にあれ?これは何?という草が花をつけてたのでググった。地味で秋草の風情である。 検索結果はヘラオオバコだった。オオバコは良く田舎で見て知っていたが、知る前は全くオオバコと繋がりを感じなかった。   ヘラオオバコ (箆大葉子)は、オオバコ科オオバコ属の植物である。ヨーロッパ原産の雑草で、日本では帰化植物であるという。 葉が箆の様に平べったいのでオオバコとは区別される。 オオバコより葉は大きく花茎も高いが、オオバコの特徴である踏みつけ耐性はない。 箆(へら)は靴ベラや箆鹿(ヘラジカ)の角の様に平べったい形のことだ..

  • 鷺宮八幡神社

        自分が42年住んでいるこの地中野区鷺宮地区白鷺は、区の北西部に位置する。北に練馬区、西に杉並区が隣接している。最寄り駅は西武新宿線鷺ノ宮駅になる。   この駅から歩いて二分の近くに、鷺宮八幡神社がある。西暦1000年ころ、京都から東日本統治のため派遣されていた源氏の源頼義が、東北を平定した時に建立した鷺宮八幡宮と伝わる。 昔から鷺が多く棲んでいた地なので「鷺宮」の名をつけたとされる。   自分の毎年の初詣はここである。祭神 は應神天皇。 境内末社(御祭神)は次のとおりで、小なりと言えども多くの神社がそうであるように沢山の神々が集まっている。 一 六社さま  稲荷神社(宇迦之御魂命) 御嶽神社(麻知分) 八雲須賀神社(須佐之男命) 北野天満神社(菅原道真公) 粟島神社(少彦名命)疱瘡神社(大己貴命) (大黒さま) 二 稲荷神社 宇迦之御魂命 ..

  • 川柳雑感 この句何?川柳擬き含笑句

        平成16年(2004)に書いた川柳に関する自分の文章がある。   「このさきを考へている豆のつる   雉子郎(吉川英治)  うまいなと思う。  川柳は人の作ったものを読むほうが好きだ。自分で作るのは苦手。  時事句などは、あとで読んでも何のことやらわからないことが多い。         酒とろりおもむろに世ははなれゆく  身の底の底に火がつく冬の酒  川上三太郎  これも、「うまい!」と思わず声を出したくなる。  おかしいがどこかペーソスみたいなものがあるのが、並みのものと違う。    背くらべ手を和らかにさげてゐる  どっかりと寄る浪人の年     二句とも武玉川である。  難しい誹風柳樽よりこちらの方が読んでいていいなあと思う。  長い時を隔てても今に生きている感じがある。      上燗屋へいへいとさからわず 當百  関西の岸本水府など..

  • ミツカドネギ三角葱(アリウムトリケトラム)

      団地の庭で、似てはいるがハナニラやスノーフレーク、スノードロップとちょっと違うな、という感じの白い花に気づいたので、スマホで撮影してグーグル検索した。(4/19撮影)   ミツカドネギ(三角葱)学名アリウムトリケトラムと出た。   ヒガンバナ科 Amaryllidaceae属名:ネギ属(アリウム属) Allium学名:Allium triquetrum和名:ミツカドネギ(三角葱)英名:Three-cornered leek, Onion weed原産:南西ヨーロッパ、北西アフリカ開花時期:3月~5月高さ:20㎝~60㎝ 同じ時期に似た白色の花が咲くスノーフレークや白色のツリガネズイセンは、花被片に緑色の筋がないのでミツカドネギとは区別が出来る。という。しかも確かに触ってみると花茎、葉ともミツカドである。   スノーフレークはヒガンバナ科 Amaryllidaceae..

  • 斑入りツルニチニチソウ

    4/14 撮影   ツルニチニチソウ(蔓日々草、学名:Vinca major)はキョウチクトウ科の常緑蔓性植物の一種。南欧原産の外来種。毒性あり。   ツルギキョウともいうが、キキョウ科にツルギキョウ(学名:Campanumoea maximowiczii)という植物があり、キキョウ科のものが標準和名のツルギキョウである。言い方が遠回しなれどこちらが重要でツルニチニチソウの方が珍しくもないのだということだろう。 それにしてもニチニチソウではないがニチニチソウに似たツル性の花とは可哀想な命名ではあると最初思ったが、両方ともキョウチクトウ科で、ニチニチソウもツルは見えないが匍匐性があるという。同類ではあるのだ。   しかし、この花地味ながらよく見ると、薄紫の色ばかりで無く、先が角張った独特の形をしていて美しい花である。4〜5cmほどの大きさの花を咲かせる。5枚の花びらに分か..

  • カラタネオガタマ(唐種招霊)

    新築住宅の庭に植えられているものと、老人ホームの生垣になっているのと2回見た。花も半開が多く、中の緑の雄蕊か雌蕊かわからないが外を覗いているので、花びらをちょっと手で開いて見たくなる風情。甘い香りも強い。 4月28日に検索したが、その後体調を崩しGWを寝て暮らしたので、明けてから見ると花はほとんど落ちてしまっていた。だから全開の花の姿を見ていない。   その花の香りから、英名で「banana shurb バナナ・シュラブ」、「banana treeバナナ・ツリー」と呼ばれる。シュラブは低木のこと。 中国では「含笑花」と呼ばれる。由来は不明。「花が含み笑いをしているような姿に見える」「甘い香りに思わず笑顔になる」などによるのか。 いずれにせよ含み笑いの花は言い得ている。ここは、英名よりも中国人の感覚の方に座布団。   我がこの花何?で詠む「川柳擬き」もせめて「含笑句」と命名..

  • ヒマラヤユキノシタ(ベルゲニア)

    散歩道ばたの家の庭に植えられていたピンク色の花が前から気になっていた。 先日やっとググって名前が分かった。ヒマラヤユキノシタ。 ヒマラヤはさておき、ユキノシタはやや意外だった。ユキノシタは、天ぷらで食べると美味しい山菜のイメージが頭の隅にあったからだ。   ヒマラヤユキノシタ ヒマラヤユキノシタ(Bergenia stracheyi)はユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属の植物で、園芸用に栽培される。 その名の通り、ヒマラヤ山脈周辺(アフガニスタンから中国にかけて)の原産。 常緑多年草で、葉は長さ10-20cm、幅10cmほどの楕円形で、らせん状に茎につきロゼットをつくる。桃色の花が春に多数、咲いてきれいだ。耐寒性が高く育てやすいとかで、よその庭で育てられているのを良く見かける。ヒマラヤユキノシタ属には10種があるという。 なお、ロゼットとはタンポポなどのように地面に葉が張..

  • 冬紫陽花(フユアジサイ)

      例年花の季節はアジサイが終わるとめっきり寂しくなるね、と家人と話す。あとは夾竹桃、百日紅など花の種類も少なくなる。   そのアジサイは6月の雨季の頃に咲くものだと思っていたが、冬の寒い2月から3月に咲く「フユアジサイ」なるものを、散歩中によそ様の庭で見つけてググって知った。 最初アジサイとは思わず不思議な花だなぁと思ったが、撮影した画像(2022/4/15撮影)をよく見れば額アジサイによく似ている。 別名「スプリング・エンジェル エレガンス」とも言われ冬に観賞できる新しいタイプのアジサイだそう。 花は西洋アジサイのように大きく 花弁に見える顎は花径が7~8cmほどある。 ネットによれば、群馬県農業技術センターが台湾のトキワアジサイとセイヨウアジサイの交配によって平成16年に作った品種という。名前にあるように、冬(2~4月)に咲くアジサイ。スプリングエンジェ..

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