「アカシヤの花の天ぷら」*あかしやの 池面に垂れる 花房に いずるは昔 食べし天ぷら・・・勤めてた頃この時期になるとよくお昼に食べたあのお店はもうない少し苦みあるパリパリ食感あらためてまた食べたくなったけどどこでやっているかなあ?
「MIYOTA PHOTO FES 7/15-9/3 2023」
「MIYOTA PHOTO FES 7/15-9/3 2023」*写真とは・・・? 進化変幻 愉しみて 創造・感性 遊ぶモノかも 恒例の写真展いつもながら、くらくらしてしまうわたしです写真とはといつも考えさせられる記録としてはとても重宝現在ではそれを超えて芸術?すべてのジャンルへ及
「夏雲は元気」*立ちあがる 空のマッスル 力こぶ 来るぞ来るぞと 急ぐ畑道夏の雲は元気見ていて面白いどんどん変わる、勢いがあるそして雨を伴う積乱雲大気が生み出す筋肉に惚れ惚れ太陽の申し子でもあるなあ~♪
「夏の訪問者」*夏おはり 窓に張り付く 訪問者 やれ珍しと ネコとよろこぶ軽井沢でカマキリを見かけることは少ないような思える夜の窓の訪問者をいち早く見つけたネコ、それに気が付いたぼくはカメラを構える夏の終わりの小さな出来事です。
「百日紅/サルスベリ」*幼の頃 聞き覚えしの 猿滑り 花がこんなと 知るはこの夏子供のころいちばん早く覚えた木の名前かも「猿滑り」しかし花を認識したのは爺ィになってから、百日紅という表記も草木花に目覚めるには遅いわたしです。
「人生の楽園/軽井沢」*蝶を寄せ 人々寄せる 花の為 翁と嫗 園に汗せる♪久しぶりに寄ったらお二人とも汗まみれで草取りを!お元気な様子♪9月になればアサギマダラも飛んでくるたくさんの人も寄ってくる蝶好きやカメラマンも暇人も♪そこでの交遊も愉しい。♪そのためにも
「山椒薔薇の実が落ちる頃」*あま露が 山椒薔薇の 実に宿り ながむ木下(こした)の 吾に落ち来る今年は花が少なかったけど実がなっていますこの実は堅い足下にコロコロしていて踏むと痛いし、おっとととになるこれを植えておくと芽が♪ほかに利用価値はないのかなあ?
「ご近所徘徊/ノラ猫一家」*軒下に 野良猫家族 雨宿り しばしの憩い そっと見守るこのノラ猫家族前は六匹いましたが、子猫三匹が行方不明、とても警戒心が強くとてもあいらしいのですが容易に近づけない・・・現在、母ネコと前年生まれたネコと今年生まれたネコが助け合っ
「ご近所徘徊/ガガイモの花」*ががいもの 花の香りを 知りてより 野辺で薫薫 行ったり来たり 先だって教えて頂いたばかり花を嗅いだら、おっ?♪いい匂いなんかと似ている?そうなんです、オイランソウの香りとそっくりですちぎてきた花と庭の花魁と交互に嗅ぎ比べて恍惚と
「再び紫錦唐松」*雨風に 打たれ突っ伏す 花起こし 支へて、ご免 撮らせてもろたしばらくして又見に行ったらシキンカラマツは・・・倒れ伏して哀れな状態もともと弱そうな茎、不慣れながら助け起こしてあげました。またその風情が良かったので写真に撮らせてもらいました嗚
「ご近所徘徊/葛の花」*これがあの 葛の花らし、 色っぽい。 釈の迢空が うた 口の端に釈迢空師のうたです。『葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり』短歌の世界に句読点を持ち込んだひとです今でいうLGBTなひとでした国文学者、国語学者で民俗学、
「でじゃぶ」*雨止みて 子どもふたりの 影法師 来っこ架『き』し方吾の 夏休みかな既視感 dejavu(デジャヴュ)そんなことがあったなあ~という情景です夕立の後、野に川に行った頃、少年時代あの頃の自分が・・・。
「ご近所徘徊/立枯れ松」*夏盛り 枯れ立つ松の あはれさに なした?と問ふか 元気な雲は生気、生命に満ちあふれる夏そんな中に立ち枯れた木の哀れさ枯れてゆく吾に重ねてしまうね、つい・・・なんちゃって徘徊です。
「水石蝶の楽園」*擁壁に 蝶が舞ふなり ぬかぢ郷 この山深く 絵師潜むらし久々に訪問仙生は蝶のことでどこぞに飛び回っていてお留守絵描きさんより蝶のプロデューサー、研究者になられた様子お元気そうで何よりと残暑お見舞い申し上げ候です♪
「海野和男 写真展」*写真展 見惚れ疲れて 外、出れば 妖しの雲に 嶽けぶれゆく小諸高原美術館、夏恒例になった海野師の昆虫写真展へこの夏、おとなしく出かけることが少なかったのでそれではイカンと、雨模様ながら行って見ました見事な瞬間ばかり♪ため息が出てしまう、そ
「ご近所徘徊/ツタウルシ」*基本の キ 葉先 三枚 ツタウルシ ふれてはならん 後で出てくる 子ども時代、よくウルシにかぶれたものです遊び仲間も、ボリボリしてましたあの時代たいしたことではなくそんなことが当たり前この頃は恐れて避けて通ってます敏感な人は側を通っ
「ご近所徘徊/シキンカラマツ撮影同行」*慎ましく 目立たず謙虚 その無垢を いたく好めり 同行われも4年前この花を発見してくれたグンマのマンタロさん以来たびたび安否確認に来てくれるほど特にご執心のお花です今年も新たな株を見つけてくれました♪そして上手に写真を
「心配事/アサマフウロ」*主変はり 淺間の風露 藪紛れ 嵐の雨に いかがなるらむ台風7号の雨風畑の一角に群生してるあそこのアサマフウロはどうなるのだろう?ひとが変わっても大事にして居て欲しいが――ハクサンフウロとアサマフウロの違い?少し混乱があるようだ平成の御
「ご近所徘徊/深草の少将」深草を 分け入りゆかば その上に いかにも夏の 雲が立ちゐし小野小町に恋し、通い詰め99夜深草の少将は成就目前に 雪の中で・・・ボクには小町はいないけど、草の蒸す夏、木の葉舞い散る秋雪の降ったときに、芽吹く春にここへもう何度通った事だ
「ご近所徘徊/ツリガネニンジン」*釣り鐘と 言うより むしろ 振り鈴ね 無音 鈴の音 夏の花園夏、あっちこっちに咲いている名前と存在を知ったらやたらと目につくなあ♪そして名前に違和感をなぜニンジン?釣り鐘?そんなに大きくないのに・・・ハンドベルだよねみんな
「シマワリ」*この暑さ 伸びて伸びたよ のっぽ花 日に日に陽へと 庇を越える今夏の暑さは記録に残るでしょうねでも将来、長野県産のバナナとかマンゴーが、水辺にアナコンダやマラリア蚊が・・・スキーは南極でしか出来ないなんて妄想・・・暑さにやられたのかも。
「神津牧場メモリアル」*牧場を 見守りながら 錆び朽ちる 哀れよすがの 鉄鋤 車(てつすき くるま) 136年前明治20年開業の洋式牧場で日本で最古と謂われているその牧場を見渡せるところにある記念物?蔓草にからまる鉄製の車の鋤牛馬に牽かせたのでしょうか?それとも ト
「まっつぐな道」*信濃 夏 さやか絹雲 稲そよぐ 御影畦道 岳へまっつぐまっつぐ・・・グンマー弁だって!曲がりまっつぐ、という言葉佐久でも普通に使っている江戸弁とも謂われてるふむう~なんか見えてくるモノがあるなあ♪
「この夏限り・・・」*古る庭に 来て鳴く蝉と 吾も泣く この夏限りの 人を想へばなまじ長生きすると・・・哀しいことに会うものです今までも親しい人たち、知人、友人をたくさん見送りましたそして犬もネコも魚も虫たちも・・・男は泣き虫ですね。
「夏休みの研究」*脱皮して 今はいずこで 鳴きをらむ この 蝉殻は 男の子/女の子か?今まで知らなかったセミって抜け殻でオスメスの判別ができるンですね。ボーッと生きてきた少年だったと反省泣かないのは男の子ではなく鳴くのはオスのセミ・・・このことも知らなかった
「荒船の風穴」*地の風が くさぎの香り 漂よはし 山が息吹す 石組みの道 暑さで引き籠もりがちの老人を連れ出して行って見た昔の蚕種貯蔵所跡です大昔崩落した大小無数の岩の空間から冷たい風が吹き出している天然の冷蔵庫日本各地にけっこうある風穴夏は特にその冷気を楽
「生まれたところへ」*古る里の 去にし日々事 夏雲の 湧くがごとくに 出(いず)る道ゆく夏の古る郷は何故か哀愁を漂わせているものなんですね子どもの頃居たご老人達はすでに居ない苔むす墓石がそのよすが緑が山々を覆い尽くし青い空白い雲が何事も無かったように・・・。
「山道にて」*なんでこう からみたがるや 蔓のやつ ゆるしてあげよ ひともこないし カーブミラーの日本語は『道路反射鏡』って言うンだって長いものには巻かれろという格言通り素直なカーブミラーそれをいいことにツルは・・・あまりやり過ぎると怒られるよと言ったけど暇な
「今年の8月、満月が二度ある」*照る月は 葉影 さやかに 写し出し 令和の夏を ものがたり ゆく2023年8月2日と8月31日へー♪ひと月に二度あるなんてことがあるのか!やや驚きました。2、3年毎に起こるらしいけど知りませんでしたへーそうなんだと思うばかりでは夏の
「炎天」*この夏の ぴーかんじりじり 直火焼き 吾ら責めるは なんの科かや痛いほどの直射日光照り焼きされていますオーバーに言えば業火に焼かれるような夏ですねなんか悪いことしたのかなあ・・・?などと思ってしまう今年の暑さです。なんとか工夫して生き延びましょう。
「初夏の風」*なつ風に 吹かれて涼む 原に見ゆ 峰に添いゆく 白雲の群れ会津八一師の短歌にはつなつ の かぜ と なりぬ と みほとけ は をゆび の うれ に ほの しらす らし(初夏の風となりぬとみ仏はを指のうれにほの知らすらし)この短歌に惹か
「夕立期待」*雲立ちて 遠くかみなり 午後の四時 風も変わりて 降るや降らずや日照り状態の軽井沢です夕立が来ても良さそうな夏天気なのに?遠く入道雲、遠雷も聞こえるのに?時折涼しい風もくるのに?久々に車でも洗えば呼び水になるかなあ~♪
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「アカシヤの花の天ぷら」*あかしやの 池面に垂れる 花房に いずるは昔 食べし天ぷら・・・勤めてた頃この時期になるとよくお昼に食べたあのお店はもうない少し苦みあるパリパリ食感あらためてまた食べたくなったけどどこでやっているかなあ?
「木漏れ日マジック」*木漏れ日に 車休ませ ふと見れば 新車に見えたよ 中古車なれど山道で駐車して戻って車をみたら初夏の木漏れ日になんかいい感じで待っていたぼくの車近くへ寄ってみれば擦り傷だらけ、それに洗ってもいないのによしっ、今度洗ってあげよう。
「馬路村ゆずジュース」*爺友に ゆずのドリンク 飲ませたら 旨し旨しと 弾む午後なり♪二人の写真家がボクを呼び止めたカメラを持ってない?庭につれ込んで何でと咎めたら写真の葉書を配っているそうです『シマリスの楽園』竹澤久夫写真展2024/7/4~7上田サントミューゼ彼の
「中西翁から♪」*老の身に 飲むべしこれをと ゆずエキス 翁に賜る 土佐をごっくん♪翁の親戚の青年が馬路村にいます村おこししているらしい高知工科大学卒業し大学と協力して数々の製品を♪ちなみに我が家の長女も同大学卒縁があるね翁よサンクス♪SUNX♪
「工夫って楽しいワン♪」*発展は 技術の証 それはまた 人たるゆえん 工夫は愉し♪丸い天板が壊れたので破棄しょうとしたらひらめいた家にあった燃やそうとした板切れで天板を、ニスを塗ってガーデンテーブル復活不格好な出来だけど満足感♪
「早苗田(さなえだ)」*淺間嶺の 早苗の面の 影求め かわず脅し 畦をさ迷ふ田んぼに浅間山が映り込む早苗田です日中もいいけど夕方がいいですよ♪鳥やカエルが鳴き空が茜に鴨たちが羽ばたき大空を横切ります時にはキツネもトコトコとあぜ道に撮影する人の影がちらほら暑くな
「ネコと徘徊していると・・・」*甲高く 木の葉隠れに 鳴く鳥の 姿を追へば 呆呆と失せたりこのところしきりに鳴くウグイスやカッコー日に3度4度ネコにせがまれて外へ縄張りに入るとケキョッケキョッと警告鳴き青葉若葉に紛れて姿が見えませんまるで忍者のようですよ。巣山師
「マイヅルソウ」*雪笹に 似てるね君は 白く咲く 舞鶴草の 初夏かるいさは初夏の風っていいですよね緑の草木に浄化されて吹いてくるそんな気がします。巣山師の書
「梅雨待ち」*森虫の 鳴き聲こだま 初鰹 皐月も過ぎて 次は梅雨待ち梅雨が過ぎるまでストーブは片付けられない軽井沢です外より部屋の中の方が寒い?何でだろう?巣山師の書
「サンショウバラが」*雨止まば 山椒ばらの花ひらき 蜂を集める お店開店 枝を伸ばして大きな木になってしまった今年も雨に打たれながらも可憐、妖艶な姿で蜂たちを♪巣山師の書
「ネコ脱走」*脱走し 遊び呆けし 戻りネコ まったくまったく 猫って奴は――事件ですぼくの不注意でせっかく保護したネコに逃げられました探して探して一昼夜夜中に窓の外に心配をよそに元気まだ自由を楽しみたい様子チョメです。なんとか家人がだましだまし家の中へお
「花たちって」*春の花 全て咲きたり 皐月尽 時を違(たが)えぬ 草木不思議時には間違えて季節外れに狂い咲きするけどそれもご愛敬♪ヒューマンエラーはしょっちゅうだけどフラワーエラーも度々あるねまるで人みたいでも咲く時を知っている花たちひとは知っているのかどうか
「2024年6月1日」*空晴れて 空覆い来る 入道と 紛ふ雲湧く 水無月初日梅雨に入るのは6月梅雨が明ければ夏そんな過渡月6/2今日のお天気ときたら雨がしょぼしょぼと・・・もう梅雨入り?ストーブ点けてる軽井沢の朝です。巣山師の書
「一号台風」*こんな日は 珈琲・音楽 煙草増ゆ 一号台風 しとど雨降る崩れて熱帯性低気圧なに?根性無いなあでも雨が降ったりやんだり曇天こんな日は・・・です。巣山師の書
「サプリメント」*薄れゆく 髪と記憶に CMが やたら気になる 歳になにぬねの膝腰の痛みになんちゃら薄毛にかんちゃらなんちゃら不全にあんちゃら・・・人の弱みにつけこんでくるCM余計なお世話ありがた迷惑ご心配ありがとうね~♪このお花を小泉師が調べてくれのしたゲラニウ
「一日が長い春」*持てあます 春日のながき 昏れしぶり 夕日の中に 焦れて待ちたり 良寛さんじゃないけど春は一日が長い体力が持たない浅間山に沈む夕日を待っていましたなかなか陽が沈まない・・・暮れるのを渋っているかのよう♪巣山師の書
「皐月の異変」*大荒れの 皐月の異変 雨と風 しずく溜まるを ただただながむ各地で被害が・・・降ったんですね~風も!軽井沢は静かでしたが雨の日は風の日は人は花たちはうなだれてただ耐えるしかありまんねつぎは台風も来るって?巣山師の書
「ズミの花」*ずみよずみ ナゼに今年は 美事やね なにがあったや 妙に映え咲く毎年真っ白白に咲く木の花ズミまたはコナシ今年は殊の外きれいに感じましたが気のせいでしょうかあらためて注目しました。巣山師の書
「ウコンザクラ」*ぽたぽとん 房ごと 落ちくる 鬱金花 皐月のある日 春が過ぎゆく御衣黄?いつの間にか庭に桜が植えられて花が咲いていた聞けば鬱金桜と・・・その木の下がぼくの喫煙所この桜、ハラハラとは散らない花房ごと落ちてくるふーんそういう花なのね。巣山師の書
「黒曜石 3万年の旅/堤 隆 著」*黒光る 旅した石の その昔 辿りて探る 足跡愉し黒曜石は黒耀とも表記の石ぼくは黒曜石は長野県の和田峠でしか無いと思っていたけどとんでもない日本には130を越える産地が!世界には無数に・・・イースター島、ここでも黒曜石が産しモアイ
「降ったり止んだり」*咲き萎る 梅雨の花たち 哀れみて 庭に居ずれば またぽつぽつと――梅雨の小雨を見ているしかない今日この頃です花に嵐のたとえもあるぞ、サヨナラだけが人生サそんな言葉をつぶやいていますねん。巣山師の書
「短歌名言辞典を読んでますが・・・」*なむとなく 求めし古本 読み返し ふむふむふむ と 理解、 ありたりこの本600頁を越える分厚く重い寝る前に開いたところを読むのが寝る前の儀式不思議な本です、ふむふむと古今東西の蘊蓄が為になりますが寝て起きるとケロリ忘れてし
「同窓会余韻」*花を打つ 雨を見るのみ 梅雨の入り 電話のぬしも 余韻惜しめり 同窓会の後、友達らに電話した他の友からもかかってくるみんないい余韻にしたって居る様子話し足り無かったこと言いたかったこと想い出したことなどなどいろいろ♪巣山師の書
「望月で同窓会-3」*各々の 数多の稔り 持ち寄りし 喜寿の集いの 別れぞ哀しなんか別れるのが辛いなんでだろうねそれぞれの人生の稔り、経験、想い出、愛しき日々・・・お昼を食べておのおのの世界へ――。戻ってゆきました。巣山師の書
「望月で同窓会-2」*久久に 会えば今年は 喜寿だって!? なんや目出度や 乾杯我ら♪あの子もこの子も喜寿!はあ~・・・――時の早さが恨めしい終活の話をたくさん聞きました・・・ナニもしていないボクはちょっと焦るね同窓会している内に梅雨に・・・しょうがない雨でも
「望月で同窓会」*降りてくる 友ら見ていて ふと想う 『降りてゆく生き方』 将に そう しばらく滞っていたけど幹事長が元気そのものシナウィルスにやられても復活です♪巣山師の書
「淺間山雑感」*けむ見れば 想ふ天明 焼けくずれ 去にし災い うすれし おそれ火口が北側に向いているので煙や蒸気を上げているのがよく観察できるかってあの火口から――歴史に残る大きな噴火は685年の噴火は古事記に記され1108年に「天仁噴火」1783年に「天明の大噴火」
「明太子で喝!♪」*呆けんなと 辛き明太 贈られて 喝を入れらる 水無月珍事 ♪突然明太子がたくさん送られてきた!?何事かと慌てて福岡の友に電話したぼくの安否確認らしい♪ありがたく喜んで頂くことにしましたが――ぼくも心配される年ごろらしい、なんだかね~♪巣山師
「ご近所徘徊/オナガアゲハチョウ」*喪服調 尾長揚羽は黒ずくめ 弔問蝶と 呼んでもいいかな 見事に真っ黒な燕尾服初めて見ました翅が僧侶の着る薄物、絽みたい透けて涼しそう軽やかそして黒は誰にでもマッチするし黒は・・・百難隠す、のかもね。巣山師の書
「お月様」*何億回(否何兆回?) 欠けて満ちるを 経て来しや 水無月四日 空をあおげり当日はぼやぼやの満月昨日の深夜煌煌と天空を渡る月をみました思えば月って不思議な存在ですね平安の貴族達も見て詠った月が今も変わらず在ることを思うと一瞬でその場へ飛ぶような錯
「『ボタニカ』朝井まかて著」*植物の 鬼か仏か 奇人なり 希代のひと也 富太郎 牧野 小泉さんが貸してくれた本の読後感想です朝ドラ「らんまん」の主人公の評伝破天荒で並外れた行動力と経済感覚の欠如した男の一代記草木に憑依されたかのように植物学に捧げた偉人とその家
「ご近所徘徊/ハルゼミ」*はる蝉は 脱ぎし衣を 震わせて 雨止み嬉しか 頻り鳴くなり声はすれどもハルゼミもウグイスみたいになかなか見つからないもの抜け殻の上でしきりに鳴いているときにはうるさいほどの大合唱初夏の変わらぬ情景です。巣山師の書
「雨の大手毬」*ふり続く 庭にいち日 おお手まり ふくらみ重く たへるしかなく・・・昨日は軽井沢でも雨降りのいち日でしたが被害もなさそうで、安堵列島は大変な様子・・・今朝は薄曇り、道路も乾きはじめました。台風一過?暑くなる?徘徊は様子見ですね。巣山師の書
「五月尽」*延びあがる しろ花鉄仙 五月空 雲もゆくゆく 春もゆくかや 雨ですね~このまま梅雨入りなのかな早いものですもう春とは詠えない雨をながめてぶつぶつしてましょうか♪巣山師の書
「ご近所徘徊/コトラガ」*草むらを ゆけば飛び出す 小蟲たち 蝶かと紛う 蛾を見つけたり 初めて会った気がするボッ~と生きてきたからなあ・・・調べたらコトラ蛾というお腹のところが虎縞模様、なるほどね広げた翅がきれい、閉じたらそれが見えなくなる共に生きとし生ける
「ご近所徘徊/ハナヒョウタンボク」*木に真白 花ひょうたんが 一斉に 雪の記憶か 積もるがに咲くこの花も毎年詠わずにはいられない何処にでもあるという木ではないというそれがご近所に自生しているのを知ったのは最近のこと氷期から残る木というのも気に入っているですよ
「ご近所徘徊/ベニシジミ蝶」*歩くごと 撮って撮ってと 「紅しじみ」 行くて止まるよ 路傍の蝶は 時には人なつっこい蝶にゆきあうぼくのカメラ、レンズ、腕では小さな虫や蝶を巧く撮れませんたいがいスルーしてたけどこの時の蝶はまとわりついて子犬のよう♪巣山師の書
「旬のもの」*あを葉の候 深謝感謝で 舌鼓 土佐海幸の 稔り言祝ぐ初物を食せば寿命が延びるという高知に縁が出来て毎年登りカツオが♪海から遠い信州の山家にとってうれしい限り、感謝の極みでありまする。巣山師の書
「ヒトリシズカ/フタリシズカ」*ひと知れず 咲いては散れる 花を追い 老いて知りたり 押立て閑か静は源義経の彼女「吉野静」または静御前は歌舞で知られた女性義経を逃がすために白拍子で舞い、追っ手の時間を削いだ有名な悲恋物語、それにちなんだ名前?ふむふむ・・・教
「同窓の友逝く・・・」*去りゆける 同窓友の 写し絵を まじまじと見る しみじみ見つむ・・・去来します彼の中学時代の顔、動き、出会い首筋にある渦巻きつむじ・・・またひとり先にいってしまったああ無情ベルトコンベア上のわれらです。