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アヴァンギャルド精神世界 https://blog.goo.ne.jp/naitoukonan

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、PTSD、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ,チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧

naitoukonan
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2013/11/11

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  • 古参兵ユリウスの殉教

    ◎狂気と悟り個人の自殺であっても、自殺を選ぶのは既に狂気に片足を突っ込まなければそういうことは実行されないのではないか。宗教団体の集団自決は、最近ではカルトの人民寺院とか、ブランチ・ディヴィディアンと、人口70億の世界にしては少ないようにも思う。古代ローマ時代の古参兵ユリウスは、キリスト教徒であって、「天と地をお造りになった神を畏れ崇めつつ」七度戦争に参加した優秀な兵士だった。ある時ローマの神々への改宗を総督に迫られ、改宗しなければ死刑だと通告された。するとユリウスは、「私たちの罪のために死んだイエスこそ神である。その神は代々限りなく存在する。イエスへの信仰を表明する者は誰でも永遠の生命を手に入れるが、それを拒むなら永遠の罰を受けるだろう。」さらに「異教徒と共に生きることは、自分にとって死を意味する。主の目の前...古参兵ユリウスの殉教

  • 魂の薬

    ◎音楽療法などプラトンは音楽は「魂の薬」であると述べたそうだが、ささくれた感情をそのままにしておくと、不愉快な気分は肉体症状に転化したり、憂さ晴らしの行動を誘発したりするものだから、耳にイアホンが刺さった人を軽視はできない。アリストテレスは、卑劣な感情を呼び起こす音楽を聞けば人は卑劣になり、間違った音楽を聞けば間違った人になり、正しい音楽を聞けば正しい人になると語ったが、その音楽の質は問われる。音楽ではないが、ちょっと理解が難しい現代アート。OSHOバグワンは、現代アートは、セラピーだというようなことを言っている。要するに精神病の人が癒しを目指す作業として絵画を何回も描くのだが、それが現代アートの本質だと喝破する。そういう絵画には癒しの効果は期待できないのではないか。OSHOバグワンくらいになれば、その絵画やオ...魂の薬

  • アトランティスの神像

    ◎兆したこと『アトランティスの暗号/コリン・ウィルソン/学研』のP222にアトランティスの神像のことが出ている。インカ好きのイギリスのパーシー・フォーセット大佐は、ある時小説家のライダー・ハガードから、黒い玄武岩でできた高さ約25.4センチの小像をもらった。これはブラジル製で、胸に飾りをつけた男の像で、そこには謎の文字が刻まれていた。ところがフォーセット大佐によると、この像を手に持つと、誰でも「腕を電気が流れるような感じ」がする。中には持っていられなくなる人もいるそうだ。何人かのサイコメトリスト(物の由来を心霊的に見抜く人)によれば、これはアトランティス由来の神像であるらしい。最近のことだが、電車に乗り込み、さる中年男性の隣にすわったら、「痛い」という感覚を受け、それがその男性から発せられるものであることを知覚...アトランティスの神像

  • アメジスト・タブレット・プロローグ

    ◎部分を、いくつ調和せしめても、全体性の調和は、決して起こり得ない。切羽詰まっていなくて、まだこの世的なものにやり残したものがある大多数の人には、部分的な調和としてのセラピーとしての冥想を。既に物質を求めることに価値を見出せず、この世の不条理や虚無を見て感じて何か確かなもの、しっくりくるものを求める少数の人には、全体性の調和に向かう純粋冥想を。『ニルヴァーナとは、あらゆるものの終極のことだけではない。それは、あらゆる生命たちの久遠の始まりである。この時でない時に、あらゆる宇宙生命達が、あらゆる多様多元のリアリティー達が、終わりながら始まっている。部分を、いくつ調和せしめても、全体性の調和は、決して起こり得ない。全体性の調和は、全体性の調和以外からは決して起こり得ない。セラピーとしての冥想メソッドと、純粋冥想の決...アメジスト・タブレット・プロローグ

  • シンボリズムと体験とはいえない体験

    ◎画像の時代Instagramの出る以前からネットの世界は画像の氾濫だった。おかげで私は西洋錬金術書の羊皮紙に描かれたオリジナル画像やら、それを最近見やすく鮮やかに描きなおした画像も両方見ることになり、理解を深めるのに大変役立っている。だが通信容量の主流は、エロ画像だったり漫画だったり音楽ビデオだったりするので、このスピリチュアルの世界は、相変わらず主流派ではない。さて生命の木は10球だが、七つのチャクラ、七つの身体を意識したシンボリズムであり、それなりにちゃんとしたシンボリズムである。だがそれについての解説は、著者によって恐ろしく異なっている。チベット密教の交合図は誰にでもわかりやすい。一目瞭然であるが、ゆえに覚者から求道初心者、無神論者まで自分勝手な講釈を垂れることができるということは、却ってまずい。道教の...シンボリズムと体験とはいえない体験

  • LGBT

    ◎ああすべて忘れて帰ろうもともと心理学で性倒錯というのはある。だがなぜだか知らないが、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)は、合法化された。そもそもその手のことを調べようと思ったのは、OSHOバグワンが、カトリック内部でのレズビアン、ゲイ組織のことを理由を明らかにしないままに声高に罵っていたからである。そこで『〇〇の民俗学』という本を手にとったら、冒頭にオウムと男色の話が出ていて大いに面食らった。何でも現職・元自衛官のオウム信者が65人いて、そのリクルートが当初は女性信者と関係させることで勧誘するという古典的なものだったが、次第にホモ強要させ、その変態ホモビデオをネタに脅迫・入信させる方法がとられていたという新聞記事のことが出ていたからだ。LGBTは合法化されたとはいえ、昔も今も男女...LGBT

  • 出口王仁三郎の荘周胡蝶の夢

    ◎そして入蒙は2度ある出口王仁三郎は、大正の終わりに蒙古遠征をした。その際に庇護してくれていた現地馬賊の長も殺害され、同行の日本人10名弱も巻き添えを食って、銃殺されることになった。その時、出口王仁三郎は、自分の辞世も詠み、他の者の辞世も詠んだのだが、実情は深刻だった。蒙古から帰国後6か月ほどは、彼には現実世界と霊界の区別がつかなかった。というのは、現実世界で銃殺される前に、霊界で自分が撃たれて霊体が肉体から抜けるのを見てしまったので、自分はもう死んだのだと思い込んでしまったから。『ワシは霊界の事で高熊山の修業の時に、色々な事を見せて貰うて、どこもかも行って見たから、死後の世界という事は非常に信じているから、いつ死んだという事が解らんような事があるな。ワシは蒙古から帰って六ヶ月ほどは辞世まで読んで死んだと思うて...出口王仁三郎の荘周胡蝶の夢

  • フェイク・ニュース、ディープ・フェイク

    ◎気づかぬうちに自分が偽預言者になっているフェイク・ニュースは偽情報、ディープ・フェイクは偽画像、どちらも人の心に幻影をもたらす。人の心は、神の存在を想像させることを繰り返すことで、神の存在を信じさせることもできる。人の心は、悪魔の存在を想像させることを繰り返すことで、悪魔の存在を信じさせることもできる。人の心は、幽霊の存在を巧妙に道具立て順序立てて想像させることで、幽霊の存在を信じさせることもできる。神も悪魔も信じない人でも幽霊だけは怖がったりする。実は幽霊が実在する世界とそうでない世界は画然と分けられているという説明すら、荘周胡蝶の夢という、個-全体-別の個というリンクの前にはあまり有効な説明とは言えなかったりする。また人の心は、この世のあらゆる事物には実体がなく、必ず滅びゆくものだと何度も唱えたり、思った...フェイク・ニュース、ディープ・フェイク

  • 孤独を避けるための試み

    ◎人は孤独を理由に自殺する場合が多いコロナ禍で、更に自殺が増えているという。人は孤独を理由に自殺する場合が多いが、それは統計にも表れることがある。精神障害の代表的キーワードである「生きづらさ」の背後にも孤独が隠れている今はやりの「絆」や気晴らしは、一時それを忘れさせてくれるかもしれない。だが、それとてやがて元の黙阿弥。かくして孤独を避けるための試みはすべて失敗に終わった。更にすべての孤独を避けるための試みは、これからも失敗する。瞑想のマスターは、「内側を極めれば孤独に悩むことはなくなる」などと理屈を言うかもしれないが、孤独でなくなるために、自分の心の内側を見に行くのも実は邪道(目的ある冥想)。イエスは、十字架上で、神は自分を見捨てたのかと叫んだ後大悟した。だがそれに至るまでには、孤独感に苦悩した。トマス福音書『...孤独を避けるための試み

  • グレンダローの渓流と太陽

    ◎おのずと生まれた新生に見えるものW.B.イェイツの詩。『グレンダローの渓流と太陽複雑な動きのなかにあって渓流も空を滑る太陽も走り私は心から陽気になれたと思えたのにしでかした或る愚行が思い出されて気もそぞろになるのだった悔む心はすがすがしくなれないしかしこの私とは何者か?人並み以上に勝った行為ができ分別もそなわっているとあえて想い描くこの私とは?太陽や渓流や眼蓋(まぶた)のいかなる動きがあのきらめきを放って私の体内に貫き射したのか?おのずと生まれた新生に見えるものと同じに生きる気持になぜなれたのか?』(W.B.イェイツ全詩集/北星堂書店/P159から引用)グレンダローは、ケルトの色濃いアイルランドの田園。『おのずと生まれた新生に見えるもの』は、一瞬だが、兆したのだ。それを後で思い出そうとするのだが、それを再び持...グレンダローの渓流と太陽

  • ヴェノナ文書-背景としてのロシア

    ◎米大統領選挙と人類滅亡回避ヴェノナ文書とは、第二次世界大戦以前と戦中戦後もアメリカが相当程度にソ連の諜報活動に浸透されていたことを最近明かしたアメリカとイギリスが解読したソ連の暗号文書群。実は、アメリカが戦後、ソ連を実質的敵対国とみなすことに変更したのは、途中でソ連の諜報活動の大規模さに気づいたからで、それが冷戦の直接の原因となったという。ソ連は、表面的には、米国に敵対的態度をとることはなかったが、破産により結局1991年連邦解体となった。「ヴェノナ/ジョン・アール・ヘインズ、ハーヴェイ・クレア/扶桑社」では、一章を割いて『ソ連以外に目を奪われすぎたアメリカの防諜体制』を描いているが、一貫してソ連に注目をさせない活動が行われていたのだろう。第二次世界大戦中は、アメリカには軍も含め相当の高位高官までソ連スパイが...ヴェノナ文書-背景としてのロシア

  • 意識下では世界は一つ

    ◎高い霊能者、低い霊能者クンダリーニヨーギ本山博は故人となったが、ダンテス・ダイジに「クンダリーニ・ヨーガを学ぶには誰がよいか」と問うと本山博を推薦する場合があった。本山博は、高い霊能者と低い霊能者の違いを、次の三つに分ける。1.アストラル・レベル個別の霊体がある。執着と自己主張が強く感情が主である。五感と似た感覚がある。身体と結びついたエネルギーを霊の次元に転換して働く霊能もある。ものを支配することがあまりできない。このレベルの霊能者は多い。2.カラーナ・レベル(コーザル体、メンタル体相当)個別の霊体がある。五感と似た感覚はない。このレベルの霊能者は少ない。ものを支配することができる。(ただし神様にお願いしてやっていただくというような姿勢。)3.プルシャ・レベル個別の霊体はない。このレベルでは、既に霊ではなく...意識下では世界は一つ

  • 陳勝呉広の乱

    ◎中国五千年の虚言史『中国五千年の虚言史/石平』で陳勝呉広の乱に言及がある。陳勝呉広の乱は、秦末に発生した史上初の農民反乱。陳勝呉広は、全く貧しい身分で無名の彼らが、反乱軍のトップとして、かつまた多くの兵士を集めるために、魚の腹の中に事前に『陳勝王』という布を入れておいて料理人を不思議がらせたり、夜間に自軍営のそばに呉広が潜み、狐の鳴き声を真似して『陳勝が王になる』と叫んで、兵士の間に噂が流れるようにしむけた。無位無官で貧民が、大規模反乱のトップになるには、このように宗教、あるいはスピリチュアルで箔をつけるというのは、常套手段なのだろう。後漢末の黄巾の乱は、太平道(道教)をバックにして拡大。清末の太平天国の乱もキリスト教風の宗教を母体にして拡大。こうした宗教をバックにした軍団は、民衆の熱狂的な支援を得やすく、ト...陳勝呉広の乱

  • 神様のお力で病気が治る

    ◎精神の持ちようで病気が治る学校も再開して、コロナ下の経済活動も元に戻りつつあるが、満員電車だけは三密でどうにもならない。ここのところ、気温が15度以下に下がり、マスクをしながらくしゃみをする人が多い。つくづく、ウィルスに接触しないことは至難だが、罹患しない量を浴びないことが肝心とはわかっていても、罹患するしないには、人知以外の部分が作用していることを感じざるを得ない。出口王仁三郎は、病気治癒について患者本人の精神の持ち方が大きいという。『小竹『病人が熱が高いのは邪神がやっているのですか』出口氏『邪神が憑って、悪霊におそわれて熱の高いのもあるし…。それから癒るのは九分まで信念が助けるのだから、たとえば柚(ゆず)の話をしたら口が酢うなるだろう。人の精神作用によって肉体も直ぐ変わる。嬉しい時には顔色が良くなり、失望...神様のお力で病気が治る

  • 盧山人

    ◎身の過ちは宣(の)り直せ盧山人は、唐の宝暦年間、荊中という所に住んでいて、密かに仙術家として知られていた。次第に盛名が聞こえるようになり、頼み事の来客が頻繁になったことに堪えかね、復州の境に移り、陸奇という者の家のそばに船をおいて、そこに暫時住んでいた。ある日陸奇が盧山人を訪ねたところ、盧山人は、「陸奇の自宅の後ろに黄金を入れた一個の甕があるが、これは今年三歳になる娘の所有になるべきもので、他人がみだりにこれを横領すると、禍いたちまち身に起こる」と戒めた。盧山人が都に旅に出たのを幸い、陸奇は、下男に命じて自宅の後ろを掘らせると大きな板の下に甕が発見され、中に絢爛たる黄金がたっぷり入っていた。陸奇は、妻に盧山人の言いつけを話したが、妻はたちまち欲心を起こし、黄金万銭をこっそり盗んでしまった。するとたちまち娘が頭...盧山人

  • 月の露

    ◎露命、天の露天の露とは、西洋の錬金術師たちも大いに求めたもの。例の大きな幕を広げて天の露を集めようという図柄のそれである。出口王仁三郎が座談で、それは月の露だと明かす。『富田『お月様の光を手でくんで頭にかけると長生きすると言いますが、よく子供の時おばあさんにして上げましたっけ』出口氏『それは月の露の事だ。月の露は非常にええものである。雨の露はいかん。月の露を盃に受けておいてそれをのませれば大抵の病人は癒る。それで露の命なのだハヽヽヽ』──一同笑声──』(出口王仁三郎氏を囲む座談会第四夜(四))https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B108500c16から引用)更に出口王仁三郎の和歌。『日の光月の露にて育みし秋の田の面に黄金の波立つ』(霊界物語第62巻第13章神祈...月の露

  • 人間はもともと善を行うようにできている

    ◎苦しみすらもまんざらではない人間は、もともと善行を行い、他人には譲り、争わず仲良くつき合う天国的な行動を取るべく生まれついている。予言などでそうした平和的幸福的な叙述はあまりに当たり前すぎて、あまり興味をひかないものだから、むしろ一言も書かなかったりする。一方で現代人には、『苦しむこともまんざらではない』という中有的あるいは、地獄的なものに宥和的な心性も存在する。それが証拠に、漫才コントでは、ネタの半分以上が弱肉強食のイジメを題材にとったものである。また、事件事故のニュースを優先して報道するのも、他人の珍しい不幸を知って自分の幸福を再確認するという情動に訴えかけるという側面もあるからである。SNSの投稿内容だって、他人の幸福へのねたみ、そねみ、やっかみと、その反転としてのリッチ自慢が記述の動機になっているもの...人間はもともと善を行うようにできている

  • 時代遅れになった霊的スピリチュアル観

    ◎神知らぬ者の神がかり、クンダリーニ上昇などチャネリングで有名だった浅野和三郎。彼でも悪霊がかかると一日中悪霊と対話し続けて終わらないので、出口王仁三郎が背中を叩いて終わりにしてやるシーンがある出口王仁三郎はこれをして『神懸りをやらすのは狂人に刃物を持たすようなものだ。』と評する。(神霊座談会長沢雄楯・出口王仁三郎https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B108500c24)チャネリングには、審神者が必要であって、憑依した神霊の真贋を見抜く者が審神者。チャネラーというのは、時に予言が当たるなどと重宝されることがあるのだが、その予言の真偽についてはチャネラー自身にはわからないものだから、必ず審神者が必要となる。よって審神者の境涯は、必ずチャネラ―(ミーディアム、よりま...時代遅れになった霊的スピリチュアル観

  • 超古代と暗黒の72時間

    ◎濃密な大気と塩分濃度の高い海水今上天皇は、第126代。古代史研究家の吾郷清彦説では、神武天皇以前にウガヤ朝72代があり、1200年ほど続いただろうという(ウエツフミなど)。出口王仁三郎やダンテス・ダイジのスケールは更に長く、それ以前のムー大陸沈没やアトランティス大陸沈没まで見ている。さて出口王仁三郎の座談では、古代には海の塩分濃度がとても濃かったという話が出てくる。要するに中東の死海なみの濃さで人も浮くような海が世界的に広がっていた。その状態なら亀に乗って人が海を渡ったり、波がなければ人が海の上を歩けたほどだという(出口王仁三郎聖師と出口寿賀麿氏を囲む座談会第二夜(五)https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B108500c08)。ダンテス・ダイジにも古代の大気は...超古代と暗黒の72時間

  • 大衆の神秘的感情を操作する

    ◎迷信を信じる気持ちを利用大衆の神秘的感情を操作するとは、シンボルやキャッチコピーを通じて大衆の迷信を信じる気持ちを盛り上がらせて、個々人のあるいは集団行動にまで高めるというやり方のこと。人間には、個人的無意識、集合的無意識、宇宙意識とあるが、こと無意識に入った瞬間、論理的思考は働かなくなり情動が優先して機能していくことは知られている。これを応用したのがファシズムの大衆心理操作であり、共産主義のプロパガンダであり、昨今の政治世論、コマーシャルによる購買意識の喚起ということ。ゆえに例えば東京五輪や大阪万博のロゴはとても重要なものであり、日の丸、星条旗、五星紅旗、三色旗などの国旗も言うまでもない。戦艦武蔵撃沈時には、天皇陛下万歳と言って死にゆく者、将校には軍刀で自決する者もいて、少年兵には「おかあさん」と言って死ん...大衆の神秘的感情を操作する

  • 展望:神と科学の戦い

    ◎神の許し給わぬことをしようとする人々科学の発展過程では、神の許し給わぬことは「発見」されないという法則がある。代表的なのは、地動説であり、相対性理論、クンダリーニ上昇の秘儀。例のダンテス・ダイジの『ニルヴァーナのプロセスとテクニック』巻頭にクリシュナムルティが成功すれば、この本を世に出す必要はなかったとある。これは、クンダリーニ上昇の秘儀がここに至って公開することが神の許し給うことになったということ。クンダリーニ上昇の秘儀は、仄めかしは多いが、挿絵入りでそれとわかるように書いてあるのは道教の慧命経くらいのものだった。科学の発展と言えば、コンピューターだが、コンピューターは、チェス、将棋、囲碁でプロ棋士に勝利する実力となり、人間同士の対決をややつまらないものにした側面がある。現実は、もっとのっぴきならない状況に...展望:神と科学の戦い

  • バベルの塔

    ◎バベルという利己主義の集積世界中にバベルの塔が林立している。アトランティス文明は世界各地に分かれて伝承されたとはいえ、いくつかの狭い地域でしか発展しなかった。近代西欧文明というバベルは、アトランティスでも見られなかった世界的に拡大した現象であって、この近代西欧文明が過去数万年の最後の花であることを象徴している。花が咲けば実を落とし種の時代となる。旧約聖書のバベルの塔は、一般に人知が神に挑戦し敢え無く敗れる話として伝わっている。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなって塔の建設をやめたとは、利己主義、個人主義が極まって、相手の気持ちを推しはかって、相手のために何かをする風が廃れ、自分の便利と経済的メリットのみを求める流儀となって、文明全体が立ち行かなくなったことをいう。偽典の「ヨベル書」にもバベルの塔の話が出て...バベルの塔

  • 盤珪、不生の仏心

    ◎玄旨軒眼目巻から盤珪は、大悟を経た人間の心を平生不生の仏心と表現し、その心で生きる人は、寝れば仏心で寝て、起きれば仏心で起き、行けば仏心で行き、坐すれば仏心で坐す。また茶飯も仏心で食べ、脚も仏心で洗い、いつでもどこでも常住仏心であるという。常住仏心であれば、善事は為すが悪事はしない。けれども善悪をも超えたのが、不生の仏心である。盤珪は、ここを善悪にこだわらない、善悪に執着しないというようなのが、善悪をも超えるのだとする。(玄旨軒眼目巻から)不生にしてという言葉は、彼が、一切のことは皆不生で整うと悟った26歳の頃から用いている。この善悪にこだわらないという語感は、えり好みをしないという信心銘のそれに似る。袁了凡は、常に功過格に従って善行を日々積み重ねていたが、その結果を求めるという風をなくしたのが、盤珪の生き方...盤珪、不生の仏心

  • 盤珪が自然に音を聞く

    ◎没絃の琴(絃の張られていない琴)の音を聞く盤珪は、名にし負う冥想フリーク。『この寺の外で鐘や太鼓が鳴ることがあれば、いちいち聞き知ろうとは思わないが、鳴りさえすればそれぞれの音が聞こえるのは、霊明な仏心が不生にして聞くと申すものである。』烏はカーカー、雀はちゅんちゅん(ちうちう)と一念も生ぜずに聞き分けるのは、霊明なる仏心が不生にして聞くというもの。これは、OSHOバグワンのように、殊更に想念と想念の隙間に、無限光明あり、ニルヴァーナありなどと別のものを示唆するわけではないが、ストレートに人をその隙間に誘おうとする。肩肘を張って、ニルヴァーナだ、モクシャだの、何か特別な他のものを求めなくとも、素直にリラックスして車の音や子供の声を聞く姿が、悟りの一部だと見ているのだ。悟りは、ある特殊な心理状態を通過せねばなら...盤珪が自然に音を聞く

  • ヴァルダマーナの悟り

    ◎男性的悟り、女性的悟りヴァルダマーナは、ジャイナ教の開祖。マハーヴィーラ(偉大な勇者)の尊称がある。ヴァルダマーナは釈迦と同時代人であって、仏教から見れば、六師外道(六人の異端)の一人に挙げられている。だが、OSHOバグワンは、実家の宗教がジャイナ教であったせいか、ヴァルダマーナを積極的に評価している。ヴァルダマーナは、北インドのマガダ国のクシャトリア(武士階級)の王子として生まれ、貴族女性と結婚して一女をなしたが、両親が逝去したのをきっかけに出家した。12年半の修行の末、大悟覚醒し、以後30年布教活動を行い、BC527年に72歳で没。こう書くと平板だが、OSHOバグワンは、釈迦は女の悟りであり、マハーヴィーラは、男の悟りであると称する。釈迦は、35歳で49日の冥想に入り悪魔や美女に妨げられたが、12月8日の...ヴァルダマーナの悟り

  • 死んでいながら十全に生きて愛する

    ◎バウルの愛の歌バウルは、ベンガル地方の家庭を持たない放浪詩人。神との合一を目的とする宗教歌を歌う。『死んでいながら依然として十全に生きているしかも愛することの中にある味覚と感覚を知る者たち彼らは河を渡る生と死の流れを見つめて彼らは完成を探し求めている彼らは幸福に対してなんの願いも持たず風にむかって歩いてゆく彼らは情欲をもって情欲を殺すそして愛着することなく愛の都に入ってゆく・・・・・』(バウル愛の歌下巻/バグワンP310-311から引用)『死んでいながら』とは、既に肉体と自己を同一と見ていないということ。既に自己とは個人の側でなく、全体のことだから、既に死の世界である。死の世界の一部が生の世界。死の世界である自己に立ち位置を置けば、愛を生きることなる。その死の世界とは、想念と想念の隙間に存在する。そこに片足を...死んでいながら十全に生きて愛する

  • クンダバッファー/下半分の人間

    ◎あべこべ器官クンダバッファーとは、グルジェフの造語で、エゴイズム、自己愛、虚栄心、自尊心などの源泉。彼の著書「ベルゼバブの孫への話」の巻末の用語集では、クンダバッファーとは、はるか古代に人間が自らの生存の真の理由を認識させないために神聖個人たちが人間の体内に植え付けた器官、などと定義している。この器官によって現実をあべこべに認識するのであべこべ器官などとも呼ぶ。どうあべこべかと言えば、OSHOバグワンは、へそのマニピュラ・チャクラから下方だけにエネルギーが流れる人間がそうだという。無力な人間として生まれ、社会人として家庭人として生き老いそして死んでいくだけの人間。それにはそれ相応の美しさもあって、マニピュラ・チャクラ以下の生はそれで完結しさえもする。神仏との合体を一生のテーマにしない人たち。これはサルトルの言...クンダバッファー/下半分の人間

  • 師と弟子は何度も会いはしない

    ◎今生では、二度と会わないチベットにインド後期密教系のヨーガを導入したマルパは、弟子のミラレパに法を伝えた後、去らせている。ミラレパの弟子ガムポパも法を伝授された後は二度と会うことはなかった。禅の老師にしても、一旦大悟して後はかつての老師を訪ねるシーンはあまりないが、弟子を介して批評するシーンはよくある。それにしても会いに行くことはあるのかも知れぬなどと、俗物は想像を巡らすのだが、覚者の行動は原則天意、天機に従うというルールを思えば、茶飲み話をしにかつての師匠を訪ねるなどということはないのではないだろうか。特に求道系求法系の関係ではそれが明確なのではないか。空海は長安の恵果に伝法されて後、二度と会うことはなかった。遠いから会わなかったというのであれば、遠くても会いに行った空海は何なのかという理屈もある。だから人...師と弟子は何度も会いはしない

  • 招かれる者は多いが、到達する者は少ない

    ◎まともなからし種は稀だが・・・「招かれる者は多いが、選ばれる者は少ない」(マタイ-22-14)「祭杖を持つ者は多いが、バッコス神に憑かれる者は少ない」(プラトン-パイドン69c)「イエスが言った、「私はあなたがたを、千人から一人を、一万人から二人を、選ぶであろう。そして彼らは単独者として立つであろう」」(トマス福音書)これらは、教団とか組織宗教に入信しても到達できる者は少ないことをいう。霊がかり神がかりでもまともな神が憑依するのはまずない。だが、出口王仁三郎のいう生存率2、3%は別の話。大災害、大戦争に巻き込まれて生存する者すべてがその生において「単独者」「独存」となるような輪廻転生の終わりに近い人物ばかりかといえばそうではないのだと思う。そうした小さくかそけき社会的に無力な「単独者」である一粒のからし種も、...招かれる者は多いが、到達する者は少ない

  • 二つのものを一つに

    ◎トマス行伝新約外典に分類されるトマス行伝。新約外典は、ほとんどが密教的秘教的グノーシスな書きぶりであって、四福音書のようにほとんどそうした要素を排除したものと比較すると、まるでイエスが別の人物のように見える。四福音書を読むとイエスは、十字架にかかる以前は、超能力は使えたが、大悟なく、十字架上で大悟覚醒を果たしたというメイン・シナリオを出ることはない。だが外典では、どうもそれ以上であったようにしか思えない部分がある。OSHOバグワンの『愛の錬金術』は、トマス行伝をネタに行った講話。その中に「二つのものを一つに」という表現が出てくる。これはトマスの両親が送ってくれた昔着ていた光り輝く服を見て、使徒トマスが、服と自分の二つが一つになったという感銘を受けるシーンがある。(聖書外典偽典7巻P329/教文館)これについて...二つのものを一つに

  • どんどん貧しくなる日本

    ◎チベット女戦士アデ『チベット女戦士アデ/アデ・タポンツァン/総合法令』を読んだ。これは1959年に強制収容所という名の餓死をさせるための監獄ゴタンギャルゴに入れられていたチベット女性の話。当初一万2千人くらいだった収容者は1963年には数十人に減っていた。ほとんどが餓死やその過程での病死と見られる。収容者の大半が体力が弱り過ぎて、歩くことはおろか立っていさえもできなかったという。人権もないし、人としての尊厳もない。今話題のウイグルや内蒙古も最後はそうなっていくのだろう。チベットのこうした弾圧を中国では成功例と考えていなけれれば、そういう風には進むまい。日本は小泉政権下で竹中平蔵らをブレーンに非正規労働者を大幅に増加させ、「正社員はなくせばいい」「若者には貧しくなる自由がある」というスローガンの下に、人材派遣業...どんどん貧しくなる日本

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