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アヴァンギャルド精神世界 https://blog.goo.ne.jp/naitoukonan

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、PTSD、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ,チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧

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2013/11/11

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  • 救世主入門

    ◎君がすでに死んでいることを学ぶ救世主入門は、かつてのベストセラーであるリチャード・バックのイリュージョンの中にその断片がいくつか出てくることで知られる。後にダンテス・ダイジは、何期かあったアトランティス時代の末期に、“愛”を忘れた当時のアトランティス人のために出版した本が「救世主入門」であるとする。そしてリチャード・バックは、当時ダンテス・ダイジと会ってさえもいるという。そこでダンテス・ダイジが原典救世主入門を復刻してみせた。その中から気になる数節を。『君の幸福と不幸は君が死ぬことから来ている君は間違いなく死ぬ君の人間としての生涯は君がすでに死んでいることを学ぶためにある』『人間というものはどこにもいない人間というものが君のイメージの一つにすぎないように時間の持続としての永遠もまた永遠の夢にすぎない永遠とは場...救世主入門

  • マントラ、呪文、聖句

    ◎言霊の効用ババジの秘蔵っ子スワミ・ラーマのマントラについての言葉。『偉大な人物の言葉はマントラの効力を発することがある。偉大な人物に話しかけられたら、その言葉を受け入れ、実践しなければならない。』(ヒマラヤ聖者とともに/スワミ・ラーマP97から引用)これは、スワミ・ラーマが、彼だけに効く蜂よけのマントラを教えてもらったのだが、それを師の許しもなく俗人に教えたところ、俗人は却って何百匹の蜂に刺され入院したことを見て、この教訓を述べたもの。次は、師に唱えることを禁じられたマントラを唱えたら、男女の巨人がやってきてスワミ・ラーマを食い殺そうとして、気絶した時のこと。『このときの体験から、私はマントラの効力を悟った。私は師が私に授けたマントラの修養をはじめ、ささいなことでもそのマントラをたよりにした。若い頃の私は愚か...マントラ、呪文、聖句

  • ババジとラヒリ・マハサヤの出会い

    ◎召命の典型例ラヒリ・マハサヤは、ユクテスワの師匠。1861年ラヒリ・マハサヤは、33歳でインド陸軍の会計官にして、妻と四人の子供がいた。ある日、本部から電報が届き、ベナレスの近くのダナプールからウッタル・プラデーシュ州のさる高地への転属命令が出た。彼は馬や馬車で30日ほどかけて転属先に到着。そこは古来聖者が住むと言われたドゥロナギリ山に近かった。その山で遠くから彼の名を呼ぶ声がしたので、山にいってみると、にこやかにほほ笑む青年に迎えられ洞窟に招じ入れられた。そこには毛布と器があり、青年は「この物を覚えているか?私があなたの上官の心を操作して電報を打たせた。その結果、電報どおり物事が進んだ。もっとも誰でも全人類と一体であると感じるようになれば、誰の心にも働きかけることができる。」などと語った。これを聞いて、ラヒ...ババジとラヒリ・マハサヤの出会い

  • OSHOバグワンの父

    ◎朝3時から6時まで毎日冥想OSHOバグワンの父は、学問はなかったが、朝3時に彼を散歩に連れ出し、6時に戻って来るという習慣を続けた。彼は、早朝のその時間帯を、神が地上にあれほど近づく時間帯はそこしかないと表現している。OSHOバグワンの父と言えば、今でもネット上の動画で見れるのかも知れないが、OSHOバグワンが父の遺体の頭頂に手を当てて、父の微細身が頭頂から抜けたかどうか確認しているシーンが有名だ。いわゆる正統的な脱身は、ブラフマランドラ頭頂から出る場合しかないからだ。その父は、貧しかったが素朴で親切で気前が良かった。毎晩のように夕食に客を招き、貧しい人を金銭その他の面で積極的に援助した。見かねたOSHOバグワンが、金を節約するようにと言っても金は絶対になくならないというようなことを父は言い、聞く耳を持たなか...OSHOバグワンの父

  • モーゼとイザヤのクンダリーニ覚醒

    ◎クンダリーニ覚醒時の強烈な熱大聖ババジの秘蔵っ子スワミ・ラーマが、クンダリーニには火皿という意味があるとし、モーゼとイザヤにもその記述があるとする。(クンダリニーとは何か/ジョン・ホワイトP40)モーゼのそれは、燃えている藪を前に靴を脱ぎ棄てようとしたシーンがそれだという。またイザヤについては、イザヤ書第六章に寺院における幻視のシーンがある。教会で大勢の信者たちが「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の主、その栄光は全地に満つ」と呼び交わしていたが、その声で敷居の基が震い動き、神殿の中に煙が満ちた。その時イザヤは、神を見たと告白したところ、セラピムのひとりが火ばしをもって、祭壇の上から取った熾き炭を手に携え飛んできて、イザヤの口に触れて「あなたの悪は除かれ、あなたの罪は許された」と宣言したところ。これがク...モーゼとイザヤのクンダリーニ覚醒

  • 本当の師はどこにいるか

    ◎それを見抜く目は未悟のあなたにはない本当の師はどこにいるか。大聖ババジに育成されたスワミ・ラーマが、本当の師は、誠実な求道者が集まる小さなグループにいると簡潔に説明している。『クンダリニーとは何か/ジョン・ホワイトP34』世に『私は悟った』と語る偽りの師は多く、彼らは自分の豊かな想像力の産物である偽りの悟りに居ることがある。また世に『古代の尊い教えをマスターした』と語る偽りのマスターは多く、彼らは古代の尊い教えを自分勝手に誤解した境地に居て、それが本当の覚醒を困難にしている。こうしたニセ先生方は、自分の弟子や信徒たちや支援グループの人々に「簡単に悟りに至るテクニックや暗示やトリックを教えている。あるいは、「高額だがやや困難な悟りに至るメソッドやカリキュラムや資格」を優しく親切に伝授してくれる。はて、高価な金で...本当の師はどこにいるか

  • 翡翠、真珠、ダイヤモンド

    ◎得られた宝は世俗のものではない翡翠は、高価なものもあるが、壊れやすく、中国では伝統的に貴石の代表だった。同じ貴石でもダイヤモンドが壊れにくいものの代表なので、中国における翡翠の珍重はやや奇異に思える。古代の錬金術師葛洪は、死体の九つの開口部に黄金と翡翠を詰めると腐敗を防いでくれるとまで言う。これは、死を陰と見れば、陽なる黄金と翡翠を当てることで、死体の陰陽バランスをとれるとでも思ったのだろうか。翡翠はそうした呪力への信仰なくして珍重されることはなかっただろう。翡翠は中国では皇帝のシンボルでもある。真珠は、西洋の王冠をみるとサファイア、ルビー、エメラルドなどに交じって大ぶりだが、やや形の歪んだそれに気がつくことがある。真珠は貝殻から採取され、水の中から得られることから月なる陰のシンボルである。だから恋愛や出産で...翡翠、真珠、ダイヤモンド

  • 2万4千年周期と次の疫病禍

    ◎ヴィシュヌナビー(宇宙大中心)に大接近この夏の真夏日は50日以上であって、今年も暑いが、来年以降もそうだったら大変だという予想もあって、二重に猛暑に気もふさぐ夏だった。地球の歳差は、約25,800年であって、地球人類の精神の周期は約24,000年。19世紀インドの聖者ユクテスワによれば、地球文明は2万4千年で1周期。最も神に近づく時代を頂点(ヴィシュヌナビー=宇宙大中心に最接近)として、1万2千年は下降し、続く1万2千年は上昇する。前回の頂点の時期は紀元前11500年。これから1万2千年間、人間精神は下降を続けた。現代は最も神から遠ざかった時代からわずか1200年ほどを経過したポジションにある。カリ・ユガ期の西暦500年が下降のボトムで、最も神に遠ざかった時代。これより1万2千年は上昇の時代になる。それからカ...2万4千年周期と次の疫病禍

  • 釈迦に引導を渡した男チュンダ

    ◎恐ろしく深遠なものを覗き込む釈迦は、何人もの信者から是非食事を差し上げたいという申し出を受けていたが、晩年のある日、金属職人のチュンダの家で食事の饗応を受けることとした。インドでは、雨季に入る前にきのこを採れるだけ採って置き、乾燥させて雨季における総菜として用いると云い、チュンダもそうしたとっておきの茸を調理して釈迦に出したのだろう。ところが茸の毒が当たったのか、茸が腐っていたのかはわからないが、この食事をきっかけに釈迦は体調を崩し、結局亡くなることとなる。釈迦は、何千何万といる釈迦の信者から、故意ではなかったが、教祖を殺害した犯人としてチュンダが狙われるのを防ごうとする意図からか、「釈迦が初めて悟りを開いて成道したときに、よく食事を布施することができた者と、釈迦がこれからまもなく入滅しようとする直前によく食...釈迦に引導を渡した男チュンダ

  • 中国ドラマ「花散る宮廷の女たち」

    ◎禅の六祖壇経東京12チャンネルで中国宮廷ドラマ「花散る宮廷の女たち」を放映している。中国宮廷ドラマは、時々見ることがあるのだが、今回のドラマの特徴は、キスシーンが多いこと。それと、いつも必ず出てくる「皇帝が何枚もある夜伽の女性札から一枚をひっくり返すと、簀巻きにされた当の女性が皇帝の寝室に運び込まれるシーン」がないこと。康熙帝には、35男20女の子がいて家康もびっくり。後継者争いは年長の9男くらいで争ったが、後継者争いのしこりは、四男雍正帝が即位してからも残った。雍正帝は自らの後継者問題を防止するために皇太子を置かず、後継者の名は錦の箱に入れて乾清宮の正面の額の裏に置いて、皇帝の死後に衆人立会いの下でこれを開くという「太子密建の法」を採った。この方法で後継者争いは起きなかったとされるが、太子密建の法は先帝が何...中国ドラマ「花散る宮廷の女たち」

  • 共産主義洗脳、カルト洗脳、コマーシャル洗脳を称して中有的という

    ◎たった二つのアプリで行動が支配される共産主義国が建国されると、何しろなじみのない共産主義思想で国民を洗脳しにかかる。そして共産主義をよく学びよく実践した人は共産党に入党できたりする。共産主義には、宗教も、神も仏も天皇陛下もなく、人は死んだら相手にされない。そしてカルト。カルト内のメンバー間の主たる話題は、しばしば「神仏からの恩寵、祝福、功徳」、「現代文明の終わり、世の終わり、最後の審判」、「悪魔の邪魔、霊障」だったりして、ほぼカルト内メンンバーの頭の中においては、論理的思考を停止するような教義上のストッパーが至るところに組み込まれているものだ。さらにコマーシャル。昔はテレビとラジオ、新聞、週刊誌くらいのものだったが、最近はネットが加わり、洗脳の内容も政治あり経済あり世界観あり歴史観あり労働観あり私生活の指針ま...共産主義洗脳、カルト洗脳、コマーシャル洗脳を称して中有的という

  • 宗教と道徳が壊れていく過程で

    ◎邪境と魔境宗教と道徳が壊れていく過程といえば、まず万人が神知る至福千年の時代には、自ずと宗教はなくなり、そこから発する道徳というものもなくなる。なぜならば、人の行動に悪は見られず、善行のみ行われるからである。よって、そんな世界を見ている人が現代を見れば、「バカどもの生きている狂った世界」というような一見理解不能な表現をとることがあり、一般の常識的社会人は面食らってしまう。だが宗教と道徳が壊れていく過程といえば、歴史上に有名なのは、ロシア革命の時代と中国の文化大革命の時代。これは、万人が神知るとは逆方向の時代であって、人間の善意、自己犠牲などあらゆる神性に連なる美点をどんどん排除していった時代。具体的には、社会の人々全体が、愛と善意、健全な感情が卑しく頽廃的なものと考え、廉潔であることは悪いことだとされた。行動...宗教と道徳が壊れていく過程で

  • 仕事シーンと冥想シーン

    ◎一休水鏡仕事をしている時には、リラックスしていては、精度が落ちて仕事にならない。そういう時は、何か自分は何か特別な人であって、永遠に居るように思って仕事をしているものであることは否めない。だが、冥想シーンではその真逆を行く。一休水鏡から、自分は何か特別な人であって、永遠に居るように思う人に何事も皆な偽りの世の中に死ぬるというもまことならねばこれを不老不死の薬と云ふ。死ぬということすらも真実ではない立場とは、すべての物質現象、精神現象すらも実体がない、空の立場、色即是空の立場である。これが時間のない立場、不老不死に之(い)く。それを前提に、釈迦の説く八正道など三十七分法についていたずらだと云う。釈迦といういたづら君の世に出でて多くの者を迷わするかなさらにそれすらもないという。本来も無き古(いにし)えの我なれば死...仕事シーンと冥想シーン

  • 王褒

    ◎身体が金色の光を放ち頭に円光王褒は、范陽の人で、漢の安国侯七世の孫。幼少の頃から仙道を好み華山で修行を積むこと九年。すると有る夜、天から神人が下って、天帝の命により、仙籍を司る大役を命ぜられ、以後も修行に励むように言いつけられた。その後彼は、洛障山で修行、ここで南極夫人、西城真人の二人から仙書を授けられ、三人は雲車に乗って玄州に到着した。玄州は四方を海に囲まれた孤島で、中央にリーダーの太上丈人が居る。王褒は、雲碧陽水、晨飛丹腴二升を与えられて、この仙薬を飲んでたちまち仙道成就した。また彼は、宝芝を貰って、これを服して身体が金色の光を放ち頭に円光を現すようになったという。そして彼は、天地間の秘密の文書はすべて彼が監理するところとなったという。これは、霊界物語風の神霊譚。外丹風に書いてあるが、内丹での仙道成就なの...王褒

  • 短時間に真剣に

    ◎真心をこめし祈言(のりごと)短くも恵みの神は聞こし召すらむ主婦だったり、外で働いていたり、学生だったりすると、休日を除けば長時間の冥想時間はとれるものではない。かの教祖だった出口王仁三郎は、中年以降は他の教団のトップのように朝晩時間をかけて礼拝とか勤行をしなかった(巨人出口王仁三郎P328)。むしろ短時間に集中してやることを好み、一般参拝者と一緒にやる朝拝では、自分だけ早いペースで祝詞を奏上しさっさと帰っていった。あるいは一人で短時間に集中してやる時は、他人が声を合わせるのを嫌い、邪魔するなと叱ったりした。彼は神前に正座して神様の言うことを聞いていることもあったが、日常生活の必要なシーンでは、必ず神様が必要な相手の情報を知らせてくれた。例えば、この病人は助かるか、出征した兵士が生還するか、この人物はちゃんとし...短時間に真剣に

  • クリシュナの不倫-2

    ◎恋に生き、恋に死ぬインドでは、大聖クリシュナが牧畜の村全体の人妻、少女、独身女性、乳飲み子を抱えた婦人まで、その魅力で虜にし、全員しばらく帰宅しようとしなかった故事がある。クリシュナは、彼女らに窮極を見せ、感じさせたので、自宅に帰るように諭したが、一向に彼女らは帰宅しようとせず、魅力あふれるクリシュナのもとを去ろうとしなかった。そうしている間に、村の方から早く妻や娘を返してくれるように矢の催促が繰り返される。困り果てたクリシュナは、自ら姿を消した。その結果、村の婦人たち、娘たちは、夫や父の元に帰っていったのだが、帰った後も彼女らはクリシュナに未練たらたらだった。これは、紀元前のインドの話だから、クリシュナの方が先に消えることで決着した。ところが、これが現代に起きれば、クリシュナの消えることを待たず、意識高い系...クリシュナの不倫-2

  • あるマイノリティ

    ◎コップの中で水をかき混ぜる最近は、日本人も外国勤務、外国旅行する人も増えて、外国にあってふとした夕暮れに感じる異邦人あるいはマイノリティとしての心細さを感じたことのある人も多いのではないか。先住民族に対して後から来た民族はマイノリティとして入っていく。後から来た民族は、その異国が気に入らなければ祖国に帰国すればよい。だが歴史のいたずらか、長い目で見ればその民族自身が選び取った道なのか、祖国を失うケースがある。ユダヤ、アルメニア、最近ではチベットなどがその例。戦前ドイツにおけるユダヤのホロコーストなどは、いきなりユダヤ人住民が全員逮捕されて強制収容所に入れられたわけではなく、段階を踏んでそうなっていった。その段階とは次のようなものである。第一次世界大戦での債務返済に苦しむドイツは、国民が窮乏していた。1.193...あるマイノリティ

  • ヒトラーは私たち全員の中にいる

    ◎強制収容所ガス室の壁に描かれた無数の蝶『ヒトラーは私たち全員の中にいる』と語ったのは、戦後まもなくポーランドのマイダネック強制収容所でエリザベス・キュブラーロスに出会ったゴルダという気高い美人。彼女は、ガス室の扉の前まで行きながら、偶然が重なり、家族の中で一人生き残り、浮浪者として生き抜いてきたのだ。この言葉が、キュブラーロスを死の研究に駆り立てた。そして、マイダネック強制収容所ガス室の壁に描かれた無数の蝶。キュブラーロスがポーランドからスイスへの帰途、彼女は腸チフスで瀕死となって動けなくなった。その際、彼女はポーランド娘と周りから思われていたせいか、『ポーランドの豚は死ねばいいのさ』という死にゆく者に対する尊厳のかけらもない言葉を何度も投げつけられた。死は存在しないとは、生は死の一部であるという立場からのも...ヒトラーは私たち全員の中にいる

  • バハイ教

    ◎日本の覚醒を予言バハイ教は、出口王仁三郎と同時代人であったアブドル・バハーが活躍したイランの宗教。バハイ教の窮極はハーフート(”かの”領域)と呼ばれ、神の顕れざる本質、「隠された宝」、絶対一性であり、まさに正鵠を射ている。バハイ教は、19世紀半ばにイランでバハー・ウッラーが創始した一神教。イスラムではムハンマドが最後の預言者なのに、バハー・ウッラーも自分は預言者であると主張したために、当初からイランでは布教禁止で、いまでも迫害が続いているという。ただし出口王仁三郎は、これに着目していた。アブドル・バハーは日本について注目すべき発言をしている。『日本は炎々として燃え立つ時があろう。日本は神の御力の伝播に対して、非常に驚くべき能力を付与されている。日本は全世界が注目するが如き、各国民の精神的覚醒の先駆をなすであろ...バハイ教

  • 一休の母

    ◎言えば言わず言わねば胸に騒がれて一休の母は、浄土宗であって、時間があれば念仏を唱えていた。一休は、そんな母に水鏡や仮名法語などを送って気にかけていた。一休は母に、「人はいくら道に迷っても、最後には自宅に行きつくものだ。それが悟りにたどり着く迷いの道というもの。」などと説示した。一休はさらに『「釈迦や阿弥陀の教えはたわいのない独り言ではないか。」という者は、それもまた単なる独り言ではないか。』と言うなり押し黙ってしまった。すると母は、言えば言わず言わねば胸に騒がれて思わぬ先や仏なるらん(言えば言ったで正解ではなく、言わなければ言わないで胸が騒ぐ、そうした思いの先に仏があるのでしょう。)これを聞いて一休が喜んで、『今ははや心にかかる雲もなし月といるべき山しなけれど』(母上は、心にかかる煩悩もない、アートマン第六身...一休の母

  • 軽い慢性的熱中症のような日々

    ◎食べていけないこと東京でも今年の真夏日は50日を越え、猛暑日も10日を越え、毎日軽い慢性的熱中症のような日々が続いている。かつてアマゾンの赤道直下に入植した日本人は、高温多湿の中、冷房もなかったので、日に何十リットルも水を飲まなければならなかったというが、そういう状況すら理解できる気分になるほどである。アメリカで、警察官による黒人殺害をきっかけにポートランドやニューヨークなどで暴動BLMが起きている。コロナ禍で、2020年3月頃には全米の就業者数の半数が職を失ったと言われた。だがアメリカは食料配給制度の充実した国で、貧困層ほど肥満が見られることは知られている。それでも暴動が起きるのは某国が影で扇動しているからだなどと政治的に見る人もいるが、この精神的な価値の方を求める時代に人は食べ物と見世物を与えられるだけで...軽い慢性的熱中症のような日々

  • 王可交

    ◎九月九日王可交は、華亭の人。毎日河へ行って釣りをしていたが、ある日河の中流に七人の道士を乗せた一艘の船がやってきて、しきりに彼の名を呼んでいるように思われた。王可交は不審に思いながら、その船に自分の船を接舷したところ、中から一人の道士が現れて、「貴殿は仙人の骨相を備えているから務めて道を修養するがよい」といって二つの栗を与えた。食べてみると飴のように甘かった。その時、件の道士たちは一人の黄衣を着た男に命じて彼を岸まで送り返したが、岸に戻ってから振り返って見ると、自分の乗って来た船も黄衣の男もかき消すように見えなくなった。そしてふと頭を上げてあたりを見回すと、そこは天台山の瀑布寺の門前であった。王可交は、しばらく夢見心地でそこに立っていると、一人の僧が出て来てかれを見とがめたので、道に迷ってここに来たことを告げ...王可交

  • 意識が無意識に転ずる瞬間に悟りあり

    ◎隙間が主、前後が従OSHOバグワンは、隙間が主であって、その前後が従だと語る。換言すると、隙間の方が中心で、前後の方が周辺。そうなれば、隙間の方が悟りであって、前後の方が迷いであると気づく。彼は、ここで、前後から隙間に進むことには連続性がなく、爆発だと表現する。彼の口ぶりでは、爆発とは、個から全体に連続性なく一足飛びに進むことをいう。前後の方が夢であって、隙間の方が現実。現実とは、永遠不壊であるという意味。隙間を知るにはとにかく醒めているしかない。隙間に入る技法として彼はとりあえず実例を挙げる。1.息が出て、隙間、息が入る、のを見つめる。これを繰り返す。ヴィパッサナー、呼吸覚醒。2.眠ろうとする時に、眠ろうとする自分に醒めている。眠ってもおらず醒めてもいない自分がある。また眠りから目を覚ましていない状態にも同...意識が無意識に転ずる瞬間に悟りあり

  • 信じること、そして疑うこと

    ◎七つの身体論ですら仮の見方およそ古典的宗教の教義に対して、信じなさいと言われて無批判に信じるようでは、窮極にたどり着きにくい。よって古典的宗教では、入門者向けの知的好奇心を満たすための哲学や思考方式を用意しておく。だが求道者には、これから何回も転生する人(入門者など)ともう転生しない人の2種類がある。もう転生しない人とは、人生を卒業しかけている人のことであって、彼らは、窮極、神仏に関する知的説明はほとんど必要としない。冥想により、真っ直ぐに深いところに入って行く。もう転生しない人は、窮極、神仏については、先験的に信しかない。そこまで行っていない人だけが窮極、神仏について疑いを持つ。無神論というのは、最近も盛んだが、そういう人たちの産物でもある。公案禅では、疑団を推し進める。「現代人は生きること自体が公案になっ...信じること、そして疑うこと

  • 拈華微笑からダンテスの悪影響まで

    ◎秘密を隠したままにしておくこと、明かすこと拈華微笑とは、秘密を隠したままにしておくこと。拈華微笑(ねんげみしょう):釈迦が大勢の弟子たちとともに霊鷲山にいた。釈迦は一輪の花を手にして弟子たちに示したが誰一人その真意を理解しなかった。だが、摩訶迦葉だけはその真意を悟り、微笑した。釈迦は、「私のニルヴァーナは、摩訶迦葉が継承する」と宣言した故事。その際、何が継承されたのか、ギャラリーは全く理解されなかった。これが秘密を隠したままにしておくこと。一方のダンテスの悪影響:ダンテス・ダイジは、著書『ニルヴァーナのプロセスとテクニック』において、大脱身であるクンダリーニ上昇の秘儀を公開している。ことほど左様に何でもフランクに教えてくれるというのが基本姿勢だった。だが教えを受ける側が準備ができていなければ、あらゆる誤解、曲...拈華微笑からダンテスの悪影響まで

  • エンペドクレス

  • ホセイン・マンスール・ハッラージ-3

    ◎自分の逆転、世界の逆転-9ハッラージの、処刑台上での続き。『それから、目がくり抜かれた。人びとからどよめきが起った。涙する者あり、石を投げつけるものあり。彼の舌を切り取ろうとすると、彼は、「少しだけ待ってほしい。一言いうことがあるのだ」と言った。彼は天に向ってこう言ったのだった。「神よ、この者たちが汝のために味わうこの苦しみに鑑み、彼らを不幸な身となさいませぬよう、また、この者たちに恵みを与えぬことなきよう。神に賛辞を、この者たちは、汝のために私の手足を切り取ったのでございます。私の首を彼らが切り落すなら、それは、汝の栄光を目の当りにする中でのことでございます」そして、耳と鼻が切り落され、石が投げつけられた。』(前掲書P359から引用)イエスですら、ここまでひどい目には会わなかった。こんな目にあったのは、古代...ホセイン・マンスール・ハッラージ-3

  • ホセイン・マンスール・ハッラージ-2

    ◎自分の逆転、世界の逆転-8ハッラージは、処刑台の上で、四肢を切り落とされつつ、冷静にいや何も感じていないかのように、わが身に起きていることを評価してみせる。『それから手が切り落されたが、彼はにやりと笑った。「笑うとはどういうことだ」と言われて彼は言った。「縛られた者の手を切り離すことは容易い。真の人間というのは、意志の王冠を玉座の先端から奪ってしまう、あの属性という代物の手を断ち切る者のことだ」それから足が切り落とされた。彼は微笑をうかべて言った。「この足では地上を旅したものだが、私にはこうしている今も二つの世界を旅する別のもう一本の足がある。できるものなら、その足を切ってみよ」すると、彼は血まみれの両手で顔をこすり、顔と腕を血だらけにした。「なぜ、そんなことをするのか」「血が私の肉体からあふれ、私の顔色が蒼...ホセイン・マンスール・ハッラージ-2

  • ホセイン・マンスール・ハッラージ-1

    ◎自分の逆転、世界の逆転-7◎私には斬首台の上でしか語れぬ、あのお方との秘密があるホセイン・マンスール・ハッラージは、9世紀のスーフィの聖者。私は神であると唱えたばかりに、イスラムの組織宗教側から斬首命令を受けた。ところがその斬首台の上で四肢を切り刻まれつつ語った言葉が、21世紀の今に大きく伝えられている。私は神であると唱えた時点で、自分と神は逆転を遂げた。しかしながら組織宗教では、教派の如何を問わず、人間である信者が、私は神であると唱えた瞬間に、異端のそしりを受け、磔にあったりする。中東や欧州では、どの宗派であっても最終的には神人合一を目指すはずなのだが、教団側は、神人合一の一歩手前に留まることをベストとし、実際に神人合一になると排斥しがちである。これは、後進の者が「私は神だ」とやると、教祖の権威を犯すことに...ホセイン・マンスール・ハッラージ-1

  • 中国のエネルギー安全保障

    ◎ダムと原発今般の長江流域の大洪水では、中国は、治水ダムよりも水力発電用ダムを多数建設していることが判明。水力発電用ダムにもある程度の治水能力はあるにしても、この6月以降の洪水ではあまり機能していなかったようである。一方メコン川上流に中国が水力発電用ダムを多数建設したことで、下流のタイ、ベトナムが異常渇水に苦しむことになっている。中国のダムは軍事的な意味合いを持っているわけだ。8月上旬、原子力発電を担う国有企業の中国核工業集団は、中国として48基目の田湾原発5号機(江蘇省)の送電を始めた。更に中国の原子力発電所の発電容量が建設計画ベースで2030年ごろにも米国を抜き、世界一の原発大国となる見通しである由(2020年8月30日の日経新聞)。中国の原発建設ラッシュは、石油に代わるエネルギー安全保障の点からも重要であ...中国のエネルギー安全保障

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