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アヴァンギャルド精神世界 https://blog.goo.ne.jp/naitoukonan

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、PTSD、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ,チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧

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2013/11/11

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  • ソーマ・ヨーガとしてのアルゴナウティカ

    ◎プロメテウスの麻薬アルゴナウティカは、アルゴー号に乗ったイアソンが、麻薬使いのメディアの助けを受けて目的の金色の羊皮を得る話。メディアは、金色の羊皮を守る大蛇を麻薬でもって眠らせ、その隙にイアソンは金色の羊皮を得ることができた。またメディアは、プロメテウスの麻薬をイアソンの身体にこすりつけると、青銅の剣によっても傷を受けないし、燃え盛る炎を前にしても尻込みすることのない英雄となった。ただし、勇気と力の優れた英雄となったのは、その日だけに限られた。イアソンは、一日で神と死すべき人間の間を往復することになったのだ。一方薬物使いのメディアは、薬物で愛人のイアソンに金色の羊皮を得させる手助けをできたが、当の金色の羊皮はメディアの父コルキス王アイエテスの持ち物であった。それゆえに、父を取るか愛人イアソンを取るかの二者択...ソーマ・ヨーガとしてのアルゴナウティカ

  • 冥想修行者としてのピタゴラス

    ◎「第一のもの」への観想ピタゴラスは、若くして相当な冥想フリークであり、マギにも交わり、エジプトの神官にも秘儀を学ぶべく足を延ばし、行く先々でその識見の高さから高い評価を得ていた。だがそれは、不断の冥想と細かい日常生活における規制によってできていた。幼少の頃ピタゴラスは、エーゲ海のサモスにあって、既に神事と知恵によって神童として聞こえていた。18歳の頃、かのタレスに弟子入りし、エジプト行きを強く勧められた。断酒して、肉食を避け、大食もしないのは当然として、少ない睡眠と肉体の健康に留意して、シリアからエジプトでの三日二晩の船中で、常坐不臥(身体を起して冥想)、断食、断水、不眠で、冥想を続け、下船時には身体はこわばり、船員に支えられて運ばれて降りたほどだったという。22年間エジプトにあって神官らから神々の奥義を授け...冥想修行者としてのピタゴラス

  • 現代世界は長い戦争に耐えられるか

    ◎薬物で精神を治療する時代大陸間弾道弾を米中ロで撃ちあった場合、せいぜい発射から10分で敵国で炸裂し、最低でも広島型原爆の千倍以上の被害をもたらし、EMP効果も同時発生し、電子デバイスのほとんどがダメになる可能性がある。次の戦争では、開戦からまもなく核の撃ち合いに至ってしまう可能性も想定されているのだが、1983年のTheDayAfterという映画は、米ソが核の撃ち合いになり双方の複数の大都市(カンザスシティーなど)が破壊され、その被曝(被爆)被害の惨状を強調した映画であった。当時この映画を見たダンテス・ダイジが、将来発生する実際の核戦争後の大都市の状況によく似ているなどと評したことを知り、後でこの映画を見たりしたものだ。ダンテス・ダイジは、全面核戦争は避けられないと見ており、その発射されるものは、コカ・コーラ...現代世界は長い戦争に耐えられるか

  • ニガヨモギ

    ◎アブサンという安酒で霊感を得る原発事故で有名なチェルノブイリがニガヨモギの意味であることは知られている。古代ローマでは、ニガヨモギは黒海産であり、ニガヨモギ入り葡萄酒は、広く愛飲されていた。ニガヨモギを原料としたリキュールのアブサン。18世紀になってフランス軍はこれを解熱薬として採用していたが、連用すると幻覚・錯乱が生じるとされ、その後各国で一時、製造・販売が禁止になった。だが、ゴッホ、ゴーギャン、モネ、ロートレック、ピカソなどの芸術家は、アブサンに含まれるニガヨモギの神経毒性、麻痺性、昏睡、痙攣等を愛して霊感に変えていった。聖書の黙示録では、彗星が落ちて川と水源の三分の一がニガヨモギのように苦くなって、そのために多くの人が死んだ、とある。最近は、何だか頻繁に隕石が落ちる。ニガヨモギは欧州では古来興奮剤あるい...ニガヨモギ

  • アンブロシア、ネクタル、命の糧

    ◎その時でも意識を清明にアンブロシアは神々の食べ物、ネクタルは神々の飲みもの。それは、祭日や冠婚葬祭で飲み食いされ、効能は麻薬のようである。その証拠としては、ホメロスのイリアスで、英雄アキレウスが親友パトロクロスの死を悼む場面において、主神ゼウスが女神アテナに対し、アキレウスの胸にアンブロシアとネクタルを注いで飢えを感じさせないようにするシーンがある。(アンブロシアとネクタルは、アヘンやニガヨモギや)ナス科植物だろうと言われる。)このシーンでは、人間アキレウスに窮極に到達しようとする意志があるのかどうかわからない。ただ飢餓感を麻痺させるためかもしれない。ペルーでのコカの葉のように。ヘシオドスの「仕事と日々」では、『神々は命の糧を、われわれから隠し続けたいと望んでいる。が、もし神々が望みさえしなければ、あなたはわ...アンブロシア、ネクタル、命の糧

  • 密教者、呪術師、クンダリーニ・ヨーギの特徴-2

    ◎戦士の四段階ドン・ファン・マトゥスの言うところの戦士とは、狭義ではヤキ・インディアンの呪術師のことだが、私からみると密教者、呪術師、クンダリーニ・ヨーギをひっくるめた話であってもおかしくはないと思う。私の分類で言えば、呪術師とは、クンダリーニ・ヨーガ系の冥想修行者の一類型のこと。ドン・ファン・マトゥスは、意志とのつながりによって通り抜ける、戦士の四段階として、次を挙げる。1.さびついた、あてにならないつながりを意志との間にもっている時。2.それを掃除するのに成功した時。3.それを操ることを覚えた時。4.抽象の企図を受け入れることを覚えた時。これらは、平たく言えば、1は通俗霊能力を使える段階、2は通俗霊能力を払拭した段階、3は霊能力を一人前に使う能力を得た段階、4は天意、神意のままに霊能力を使う段階だと思う。さ...密教者、呪術師、クンダリーニ・ヨーギの特徴-2

  • 密教者、呪術師、クンダリーニ・ヨーギの特徴

    ◎今ここがシステマティックに展開水を持ってくるのに、普通の人なら水道の蛇口をひねってコップに水を満たして歩いて持って来る。これに対し、密教者、呪術師、クンダリーニ・ヨーギは、使い魔、式神を使役したり、水の神様に祈って水を招来せしめたりする。結局結果は同じだが、キャラクターの相違というべきだろう。ある日、カルロス・カスタネダが師匠のドン・ファンに、「普通の人は、呪術とは、馬鹿げたことか、手の届かない不吉な謎でしかないのではないか。」と水を向けた。するとドン・ファン・マトゥスは、世界には多数のエネルギー・フィールドの束があるが、普通の人は少しのエネルギー・フィールドの束しか使わない。これに対し呪術師は、普通の人の使わないエネルギー・フィールドの束を用いる。そもそも、人間は持って生まれたエネルギーは限られているが、こ...密教者、呪術師、クンダリーニ・ヨーギの特徴

  • 老子の御者が2百歳の寿命を失う

    ◎太玄生符老子が牛に乗って御者徐甲と函谷関に差し掛かると、関守の尹喜が礼を尽くして、事前に老子が来ることを幻視し待ちかまえていたことを説明すると、老子は、その官舎に留まることを承諾した。老子はそこに百余日滞在して内丹外丹のすべての修練の法を伝えた。御者徐甲は、一日百銭の賃金で今日まで雇われ、函谷関までの賃金累計はすでに730万銭になっていた。老子は西国に行けば黄金も豊かなので賃金も10倍にして払うという約束でどこにも立ち寄らず函谷関に来たが、牛を放って草を食べさせる徐甲を見て試してやろうと思った。老子は傍らの吉祥草を一人の美少女に変じて徐甲に種々甘い言葉をかけ戯れさせると、徐甲はこの美女の色香に迷い、前日までの約束を忘れ、老子にしきりにここに滞在しましょうと勧める。その上彼は関所の役人に老子が賃金を払ってくれて...老子の御者が2百歳の寿命を失う

  • 米中戦争前夜-2

    ◎五つの開戦シナリオ『米中戦争前夜/グレアム・アリソン/ダイヤモンド社』には、米中の五つの開戦シナリオが想定されている。ただこれには、前提となる傾向があり、中国は常に米国の反応を瀬踏みするような危ないことをまずやり、瀬戸際戦術を取るということ。五つの開戦シナリオとは、1.海上での米中間の偶発的な衝突南シナ海、東シナ海で、双方の航空機や艦船が哨戒、訓練中に一機、一隻の事故や交戦が、大規模な交戦に発展するもの。2.台湾の独立中国は、内憂を外患に転ずるため、台湾を武力統一する意志を表明しており、その軍事的能力もあるとされる。3.謀略による軍事的挑発盧溝橋事件のような最初の一発をどちらが放ったかわからないが、双方交戦を開始することはある。それは、日中韓朝で始まる可能性があり、遠からず米中交戦に至る。4.北朝鮮の崩壊コロ...米中戦争前夜-2

  • 米中戦争前夜

    ◎SNSも終わる1か月以上の長雨が終わったと思ったら、これまた1か月近い異常高温の日々。最高気温が35度以上になっても、湿度が低かったり最低気温が低かったりすればしのげるのだが、なかなか容易ではない気候が続く。コロナ蔓延に続き、熱中症を外出時に恐れる時候となった。そうした中、アメリカでは、BLM(BlackLivesMatter)名目の集団略奪、殺人、放火、破壊行為がポートランドなど特定都市を中心に広がりを見せている。きっかけはコロナ蔓延による失業者の増大で、生活苦、そしてBLMへと進んでいるが、これは事実上の無政府状態への第一歩。無政府状態になることで、革命や政権奪取を目指すのは定番だが、今次はそうではない方向がある。原爆水爆の撃ちあいによる国民の激減である。2020年8月4日にレバノン・ベイルートで起きた大...米中戦争前夜

  • ドン・ファン・マトゥスと世界の見方

    ◎自分の逆転、世界の逆転-6ドン・ファン・マトゥスは、メキシコのヤキ・インディアンのソーマ・ヨーガのマスターにして、カルロス・カスタネダの師匠。カルロス・カスタネダのシリーズ本は、40年くらい前の大型書店の精神世界コーナーには10冊くらいは並んでいて、薬物冥想本なのに圧巻の眺めだったものだ。薬物冥想と言えば、どうしても文化人類学者の研究で薬物を服用したシャーマンが霊界めぐりをするネタが多く、それに目をくらまされがちなものである。だが、ドン・ファン・マトゥスには、霊界巡り、アストラル・トリップに見える記述もあるが、それにこだわりを持たないところに注意すべきところがある。彼の宇宙では、絶対者イーグルと、そうではないトナール、ナワールが代表的なパワーの代名詞として登場してくるが、必ずしもそれにこだわっていない。つまり...ドン・ファン・マトゥスと世界の見方

  • 私はソーマを飲んだのか?

    ◎自分の逆転、世界の逆転-5ソーマ賛歌は、古代インドのヴェーダであり、調子が高いとは言い難い。向精神性薬物であるソーマにより大悟徹底、神人合一、宇宙意識への突入を目指すものであるという立場が明らかにされてはいるが、散佚したのか、最初からバラバラに採録されたのかは解らないが、通して読んでも盛り上がりを欠いている。そこで、ダンテス・ダイジが、それを翻案し、『ソーマ賛歌』を歌い上げた。『ソーマ賛歌果てしなく吹きあれる嵐のごとくそれが私の眼を目覚ましめた私はソーマを飲んだのか?たくましき軍馬が戦車を引いて天翔るようにそれが私を限りなく成長させた私はソーマを飲んだのか?母なる牛が子牛を抱くように激しい歓喜が私を包んだ私はソーマを飲んだのか?戦士が戦車のうちに魂をこめるように私はこの歓喜にすべてを委ねた私はソーマを飲んだの...私はソーマを飲んだのか?

  • 自分の逆転、世界の逆転-4

    ◎ソーマに酩酊した者-1リグ・ベーダのソーマに酩酊した者の独白から。薬物経由でも第六身体であるアートマンに至ることはある。人はソーマに飲まれ、ソーマになる。『1.かく実に、かくわが意向はあり、願わくは、牛と馬とを勝ち得んことを。---真実、我はソーマを飲めり。2.前方へ揺り動かす風のごとく、飲みたる〔ソーマは〕、われを上方へおし上げたり。-真実、われは・・・・・・・・・。3.飲みたる〔ソーマは〕、われを上方へおし上げたり。疾走する馬の車のごとく。――――真実、われは・・・・・・・・・・。4.讃歌はわれに近づけり、啼く牝牛のいとしき仔牛におけるがごとく。――――――真実、われは・・・・・・・・・・。5.車匠の車体におけるがごとく、われは讃歌を心に撓(た)めて、吟味す。-真実、われは・・・・・・・・・・。6.五種族...自分の逆転、世界の逆転-4

  • 自分の逆転、世界の逆転-3

    ◎出口王仁三郎-3出口王仁三郎が高熊山に入ったのは28歳の頃。『われは空行く鳥なれや』で始まるその時の感激を歌った歌は、輪廻転生を繰り返す孤独な鳥が単に空を飛ぶだけでなく、人間を越え時空をも超えたことを暗示している。出口王仁三郎の歌集霧の海にも「28歳の頃」というパートがあり、出口王仁三郎の超越体験の中の白眉が28歳の頃起きていることを示す。最初は霊界探訪と高級神霊との出会い、そして逆転に至る。『緑の野辺二十八歳の頃天も地も青きが中に唯一人こころ清しく笛の音を聞く笛の音は虚空にひびき笙の音は地上を流れてわが魂おどるさっと吹く風に裏葉のひるがへる緑の野辺のかんばしきかなさみどりの栄ゆる野辺にただ一人立てども淋しと思はざりけり天地をただ一人のものとして生まれしごとき霊界の旅さえわたる虫のなく音を聞きながら霊界にさへ...自分の逆転、世界の逆転-3

  • 自分の逆転、世界の逆転-2

    ◎出口王仁三郎-2出口王仁三郎は、六度死に、その都度呼吸停止心拍停止を発生し、その際に神人合一の状態になったのだろうと思われるが、本人はそのことについて詳述してはいない。そのすべてが大悟であったと思うが、その最初は、高熊山の洞窟での1週間の集中冥想である。その感慨について出口王仁三郎は、「遺書」という名目で書き残している。雑誌神霊界の大正10年1月号に「回顧録高熊山」というのがあって、出口王仁三郎の入山に際しての遺書のようなものが置いてあった。その経緯は、『改過の念は一時に心機忽(たちまち)一転再転、ついには感覚の蕩尽、意念の断滅。翌朝になって王仁の姿が見えぬ、家族は大心配不図(ふと)床の壁を見ると筆太に大本大神然も王仁の筆跡机の引出には羽化登仙の遺書一通あやしきをあらじといふは世のなかのあやしきしらぬしれごこ...自分の逆転、世界の逆転-2

  • 井上日召

    ◎見性後に暗殺集団を組織する井上日召は、昭和の初めに日銀総裁の井上準之助や三井財閥の総帥の團琢磨を暗殺した血盟団のトップ。血盟団は要人の一人一殺を標榜する暗殺集団だが、実は彼は日蓮宗の寺の住職であった時代がある。大正13年頃、南無妙法蓮華経というマントラを何度も繰り返すことで、宇宙大自然と自分が一体になった実感を得た。血盟団事件後の昭和9年には刑務所にいたが、その悟境を臨済禅の山本玄峰にも認められている。山本玄峰は第二次世界大戦時の日本の指導者の相談相手になっていた、それなりの師僧。井上日召は、見性してから10年ほどで血盟団事件を起こしている。見性しただけでそのままにしておくとダメな例として見るべきだろう。なまじ宇宙大自然と一体になった、神仏を見たという経験は、それを聞いた周辺がそっとしておいてはくれないし、本...井上日召

  • 安心感、安全感と死と再生

    ◎死ぬ時にはただ死んで、知られざるものに入っていくお盆の時期で今日は送り火。人間は、肉体と自意識がくっついているので、肉体の死が自分のアイデンティティの死だと思わされている。自分のアイデンティティは、個人に限定されているやに思えるのでこれがエゴ。だがエゴは肉体への限定という先入観を離れれば、本来の自己とか神仏というものに広がっているのが本来の姿。そこで、覚者たちは、肉体と自意識が同時に死ぬというのは事実ではないと言う。お盆の夜に眠りにつくと、次の日も人間として朝起きるだろうという安心感がある。自意識が肉体とセットで翌朝も連続するだろうという予測があるからだ。ところが、これは一見自明に見えるが、実はそうではない。ある瞬間が生まれ、ある瞬間が消える。またある瞬間が生まれ、ある瞬間が消える。それを幾度となく繰り返す。...安心感、安全感と死と再生

  • 自分の逆転、世界の逆転-1

    ◎出口王仁三郎現代における出口王仁三郎の評価は異常に低い。生長の家をはじめ、戦後の神道系新興宗教教団がほとんど隆盛であって、なおかつその源流が出口王仁三郎であるにもかかわらずである。出口王仁三郎は、一見して、見ている自分からの超出を描いたものは、無我を説くものがわずかにある程度。ところが、仔細に見てみると、次のような歌も、みじめで情けない自分を遥かに飛び出して、世界、宇宙そのものが自分であるという立場から詠まれていることに気づく。日地月あつめて造る串団子星の胡麻かけ喰ふワニロ(霊界物語第37巻七章)日地月星の団子も食ひ飽きて今や宇宙の天海を呑む(霊界物語入蒙記第6章)私は、この歌は最初アストラル・トリップで太陽系外に飛び出して、そこで見た風景の描写かと思っていたが、それでは太陽地球月を自分の腹中に収めることなど...自分の逆転、世界の逆転-1

  • ポップ・スピリチュアリティ

    ◎スピリチュアリティの沈滞を打ち破る黒船とは何か『ポップ・スピリチュアリティ/堀江宗正/岩波書店』には、いくつかの主要テーマがある。江原啓之、現代の輪廻転生観、パワースポット、「ネット、アニメ、出版などにおける心霊や魔術の遊び化」である。これは、四十数年前の、雑誌ムーがわりに売れていて、高橋新次や高橋佳子や五島勉の著作がベストセラーになった時代から、スピリチュアルの世界では何も進歩がなかったことを示すマイルストーンである。この40年に何が起きたかと言えば、外的には、日本経済のピークアウトと過去30年にわたる経済の長期低落。それに伴う中国の覇権国家化と米国力の衰退。心理面でいえば、政治経済における権力、権威の相対化あるいは喪失、貧困化と核家族化の同時進行による独身者の急増とそれによる情緒の不安定化。そうした状況が...ポップ・スピリチュアリティ

  • この女性はあなたの初恋の人よりも美しかったけれど

    ◎死の夢W・B・イェイツの詩から。『死の夢私は夢をみた―――ある女がよその地で死んでおり近くになじみの者はいなかったその女の顔の上に柩(ひつぎ)板を釘づけしたのはその土地に住む農民たちこのままひとりでおいてよいかといぶかって盛りあげた塚の上には二本の木切れを組んで十字架を立てまわりにいと杉を植えてそしらぬ顔の星々のもとにおきざりにした私はのちにつぎのことばを刻んだ「この女性はおん身の初恋の人よりも美しかりしがいまは柩板のしたで眠る」』(W・B・イェイツ全詩集/W・B・イェイツ/著/北星堂書店p24から引用)初恋の人よりも美しい女性は、なかなかいないものだ。けれども女性としては幸薄かったのか、バリバリのキャリア・ウーマンだったからそんなことは歯牙にもかけなかったのか。大失恋の痛手がそうさせたのか、不倫になるから未...この女性はあなたの初恋の人よりも美しかったけれど

  • シカゴで大規模暴動

    ◎SNS禁止への流れ2020年8月9日深夜から10日早朝にかけ、シカゴのダウンタウンの大手百貨店メーシーズなど店舗数十軒が破壊、略奪され、発砲事件も発生し、警官13人が負傷し100人以上が逮捕された。暴徒の招集と扇動の組織化にはネットが使われたとのこと。アメリカと敵対する某国の支援の噂も絶えない。こういうのが繰り返されると、SNSの廃止や更なる検閲強化はアメリカから始まるかもしれない。コロナでの景気悪化⇒失業者増大⇒暴動扇動⇒治安悪化⇒政権転覆(大統領選挙)みたいな絵を描いている人もいるのだろう。日本のマスコミはアメリカの敵対国押しが多いので、既に失業者が増大している中、治安悪化からSNS禁止みたいな流れになるのは意外に早いかもしれない。取りやすい手段の一つだから。SNSという遊び。SNSは便利な機能を持ち過ぎ...シカゴで大規模暴動

  • 天童如浄の語録から

    ◎出会うものをみな殺し道元禅師の師匠の天童如浄の清凉寺語録から『無文道璨禅客が上山した折の上堂。璨禅客は金剛の宝剣を真赤に燃えた炉の中に入れて、楊岐のいう三本足の驢馬を練り上げるすばらしいはたらきの持ち主である。禅客は到るところの道場を戦場として出会うものをみな殺しにして戦い、その跡にはどくろが入りまじって血がどす黒くべたついている。』(天童如浄禅師の研究鏡島元隆/著春秋社P186から引用)※楊岐のいう三本足の驢馬とは、仏のこと。禅僧と禅僧同士のやりとりは、誠に真剣勝負であって、常に一瞬の油断も隙も許されない。とは言えここまで凄惨残虐な表現をとることは珍しい。出会うものをみな殺しにするとは、そこまでの覚悟で戦わないと逆に殺されるということなのだろう。只管打坐とは、背後に死の影が常にくっついていることをひしひしと...天童如浄の語録から

  • 悟り体験のいろいろ

    ◎見性と体験とは言えない体験戦前までの禅僧らの悟り体験を描いた『「悟り体験」を読む/大竹晋/新潮選書』。これを見ると、禅家では見性とさらに深まる真如との合一がある。さらに言えば、自分では悟ったと吹聴しているが実は到達していないケースや、見性だけにおわって真如との合一すなわち身心脱落に至っていないケースがあることがわかる。臨済宗復興の祖の白隠だって、小悟数知れず、大悟〇回などと数えている。これに対しOSHOバグワンは、見性、見仏、見性は、まとめて一瞥と称し「見ただけ」と最初の段階であることを強調し、神仏道との合一とは別であると、明確である。七つの身体論からすれば当然の見分けと言える。禅でも十牛図があって、見性が第三図、真如との合一が第八図とちゃんとわかってはいる。禅家でも、江戸初期の至道無難は、見性だけでは、仮免...悟り体験のいろいろ

  • 巣ごもり消費とセックス

    ◎男と女を一つの神にする巣ごもり消費で、任天堂などのゲーム関連企業とネット通販関連企業は、その他業界が未曽有の不況に襲われている中、例外的に好調な業績となっている。企業とは関係ないが、きっと恐ろしく希求され、また広汎に頻繁に行われているだろうものは、セックスである。ダンテス・ダイジの詩集「絶対無の戯れ」から、『性愛1性愛は何も産まない子供も産まない子供はおのずから産まれてくる性愛は何も産まない空を飛ぶ鳥のように2落ちてはいけない意識を広く広くつき離したままにして置くのだ女神の悦びのためにそこにタントラの道は開かれめくるめく忘我と深い深い深海の静寂とが男と女を一つの神にする』(上掲書P60-61から引用)性愛タントリズムについては、釈迦もチャレンジしかけたとか、ダライラマも知っているとか、無謀にも挑戦しかけた何某...巣ごもり消費とセックス

  • 負局先生

    ◎紫丸赤薬負局先生は、どの地方出身の先生かはっきりしないが、そのなまりから燕代地方の人らしい。彼は鏡を磨くことをもって生業としていたが、お客さんが来ると、必ず家に病気で苦しんでいる人がいないかと尋ね、もし病人でもある場合には、懐中から紫丸赤薬を取り出して、これを飲ませるとどんな病気でも直ちに癒らないということはなかった。ある年、悪疫大いに流行して人々が非常に難儀をした時、彼は家毎にこの薬を分かち与えて、これによって病苦を免れた者は幾万という数を知らず、しかも負局先生は一文も謝礼をとらなかった。その後、彼は久しく呉山に隠れていたが、その家のそばにある崖の上に薬を懸けて置き、人民が勝手に来て持って行かせるようにしていた。これについて彼は、自分はまもなく蓬莱山に帰ろうとするのだから、こうやってあなた方人々のために、川...負局先生

  • 日本中央、つぼのいしぶみ

    ◎本州の北東の隅の最初は役に立たない石「つぼのいしぶみ」とは、つぼの石碑のこと。坂上田村麻呂が蝦夷征伐でアテルイを倒した記念に、矢じりで、日本中央(ひのもとちゅうおう)と刻んだ石碑を建てたというが、その石碑のこと。これは、日本全国を巡った西行法師でも見つからず、みちのくの奥ゆかしくぞおもほゆるつぼのいしぶみ外の浜風という歌を詠んでいる。明治天皇も明治14年の全国巡行時に、探索されたが見つからなかった。ところが、戦後の昭和24年青森県上北郡東北町で川村種吉がこれを偶然に発見した。http://senkuni.org/247nippon_tyuuou/nippontyuuou.html本州の北の果てで、なぜ日本中央なのか。それは、真正のオカルティストなら必ず知っている。出口王仁三郎もフリーメーソンもキリスト教も。北...日本中央、つぼのいしぶみ

  • 世界は危険なものにあふれている

    ◎レバノンのベイルートで大爆発2020年8月5日レバノンのベイルートで白昼大爆発発生。爆心から10km圏まで被害が出たというから、原爆並みですかね。きのこ雲ではないが、巨大なドーム状の霧が発生している。世界中に海側から撮った動画、陸側から撮った動画が配信され、その爆発の大きさと凄まじさがわかる。2015年の天津爆発事件も大きな爆発で、トヨタなどの新車何百台(何千台?)、港湾クレーンなどが破壊された。だが、中国政府はBC兵器部隊が投入されたのに、原因も規模も明らかにしていない。今回の長江流域大水害では、漁業禁止10年が早々に打ち出されているので、相当な有害物質が長江に流れ込んでいるのだろう。実は昨年の関東の大雨の後、某大河川の川岸に立ったのだが、えも言われぬヘドロと重金属の混じったような臭いがして、これは長時間い...世界は危険なものにあふれている

  • 神々の体系から万人が神知る時代へ

    ◎日本神話の神の体系大本教の神々の体系は、膨大すぎて理解にしくいところがある。もともとは天地剖判から説き起こす古事記の神体系が基礎なのだが、国常立尊などあまり古事記上に詳述されていない神柱の事績が紹介されているが、いわば断片的なるがために神々の体系は、ギリシア神話や北欧神話ほどにはわかりにくいところがある。霊界物語資料録によれば、上から1.造化三神天御中主大神高皇産霊大神神皇産霊大神2.宇宙創造国常立尊豊雲野尊3.天之御三体之大神天照大神(太陽現界主宰神)伊邪那岐尊(太陽霊界主宰神)伊邪那岐尊(太陰霊界主宰神)さらにこの外側に三柱金勝要神(大地の霊魂)素戔嗚尊(地上現界主宰神)月夜見尊(太陰現界主宰神、素戔嗚尊の別称)管掌する舞台については、天があり地があり、陽があり陰があり、現界があり霊界がある。そして神々そ...神々の体系から万人が神知る時代へ

  • 大八洲神社のご神鏡

    ◎世乃中乃事有(よのなかのことあ)る時ぞ知られける二度の大本教事件は、日本の運命の先行モデル。その大本教の本部エリアに日本をさらにミニマイズした場所がある。それが金竜海。地球は天球の縮図であり、日本は地球の縮図、さらに金竜海は日本の縮図。出口王仁三郎は、綾部市に金竜海という三千余坪の池を造営し、大八洲(神島)、六合大島、沓島、冠島などの島も置いた。祭神のポイントは、地上の神界も地上も主宰する国常立尊(艮の金神)が祀られていないこと。両方主宰していないと地上天国であるみろくの世は来ない。そこで、まずは、天の三体の大神である、天照大御神、日の大神(伊邪那岐尊)、月の大神(伊邪那美尊)を大八洲神社に祀った。さて第二次大本教事件直後のある日、籠(この)神社の先代宮司海部穀定氏が京都の古道具屋で、店の主人がとある青年と金...大八洲神社のご神鏡

  • 初期の興奮を棄てる

    ◎精神的な道に入る非正規労働者を中心に失業者が激増している。雇用継続できている者も賃金カット、ボーナスカットで苦しむ者が多い。仕事がなくて家にいるのはつらいものだ。坐って冥想する習慣も若い時から身についていないと、中高年になってからではなかなか大変かもしれない。だが、健康食品、サプリ、パワーストーン屋さんは世にあふれ、駅前などの便利なところには、ハタ・ヨーガのスタジオが多い。こうした、ロハスな入り口の先には必ず冥想がある。ロハスは功利的なロハスであっては、いけないのだが、肉体の健康と精神の安定という功利目的から入っても、真正の真理、善、美はいずれもメリット・デメリットから離れたところにあることを知るようになる。このように最初は、メリットや健康は経済的だという金の観点から入るかもしれない。あるいはオカルト、超能力...初期の興奮を棄てる

  • 大和三山-2

    ◎日本の風水日本の風水と言えば、まず大和三山である。人間にも肉体があり、経絡のエーテル体があり、アストラル体などの各微細身レベルがあるわけだが、風水とは肉体に相当する物理的土石レベルのことでなく、微細身レベルのこと。よってオカルティストの眼でないとわからない。大和三山は、低い山ではあるが、三角形に配せられ、北が耳成山、東が天香具山、西が畝傍山。この神域の重心にあたる土地に藤原京を作ったが、わずか16年で廃都となったのは、神域を侵した結果というべきだろうか。これに比べれば天海は、江戸を260年にわたり風水でガードし、鎖国によって日本を退嬰的にしたという批判はあるものの、世界一の軍事力を持ちながら、秀吉のように対外侵略に向けず、むしろ軍縮により長年の平和の繁栄をもたらしたという力量は隠れもない。さて大オカルティスト...大和三山-2

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