ソーマ・ヨーガとしてのアルゴナウティカ
◎プロメテウスの麻薬アルゴナウティカは、アルゴー号に乗ったイアソンが、麻薬使いのメディアの助けを受けて目的の金色の羊皮を得る話。メディアは、金色の羊皮を守る大蛇を麻薬でもって眠らせ、その隙にイアソンは金色の羊皮を得ることができた。またメディアは、プロメテウスの麻薬をイアソンの身体にこすりつけると、青銅の剣によっても傷を受けないし、燃え盛る炎を前にしても尻込みすることのない英雄となった。ただし、勇気と力の優れた英雄となったのは、その日だけに限られた。イアソンは、一日で神と死すべき人間の間を往復することになったのだ。一方薬物使いのメディアは、薬物で愛人のイアソンに金色の羊皮を得させる手助けをできたが、当の金色の羊皮はメディアの父コルキス王アイエテスの持ち物であった。それゆえに、父を取るか愛人イアソンを取るかの二者択...ソーマ・ヨーガとしてのアルゴナウティカ
2020/08/31 03:30