古参兵ユリウスの殉教
◎狂気と悟り個人の自殺であっても、自殺を選ぶのは既に狂気に片足を突っ込まなければそういうことは実行されないのではないか。宗教団体の集団自決は、最近ではカルトの人民寺院とか、ブランチ・ディヴィディアンと、人口70億の世界にしては少ないようにも思う。古代ローマ時代の古参兵ユリウスは、キリスト教徒であって、「天と地をお造りになった神を畏れ崇めつつ」七度戦争に参加した優秀な兵士だった。ある時ローマの神々への改宗を総督に迫られ、改宗しなければ死刑だと通告された。するとユリウスは、「私たちの罪のために死んだイエスこそ神である。その神は代々限りなく存在する。イエスへの信仰を表明する者は誰でも永遠の生命を手に入れるが、それを拒むなら永遠の罰を受けるだろう。」さらに「異教徒と共に生きることは、自分にとって死を意味する。主の目の前...古参兵ユリウスの殉教
2020/10/31 07:24