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  • 日々一連想:3 無法 待つ

    行政の活動に緊急を要するとき、役所は、前例があるか、または適法であるかによって動き、前例もなく法に定められてないことを、一斉に実行することはまずないでしょう。緊急事態基本法という法案が、15年前に準備されながら、制定されずにママ状態になっていました。このママ状態が、棚上げなのか、お蔵入りなのかはわかりません。どちらにせよ、立案まで行ったところで、制定施行までいかなければ、そのことについて今は無法状態です。地球全域の疫病騒ぎのようなときに、法律があればなどとぼやいてみても始まりません。国会議員にとって、法律はできるのを待つものでなく作ってそれを決めるものです。簡単に決まる法律だけを作って、何件立案し制定したなどと並べて見せたところで、国民の不自由さが増えていくだけのことです。国民が待っているのは、安心と喜びを与え...日々一連想:3無法待つ

  • 日々一連想:2 人口 人命

    命の重さは、万人同等と考えたくても、実際はそうではありません。人がどれほどだいじにされているかによって変わります。道路が陥没し、早く直さなければ危ないからと、運悪く落ちてしまった人を助け出さずに、コンクリートで埋めてしまうというひどいことが平然と行われる大人口国では、一人ひとりの命がはなはだ軽く扱われています。人口が増えると人命が軽くなる、それでは少子化対策担当などと特命担当大臣までおいて重大問題とする意図はどういうところにあるのでしょうか。にほんブログ村日々一連想:2人口人命

  • 日々一連想:1 徒労 炉そば

    寒い冬には炉のそばで、にしんそばでも食べたい、何気なくそう思いながらGoogle画像を覗いたら、出てくる出てくる、それでもにしんそばは絵づらがあまりよくないので、これは美味そうというのがなかなか見つかりません。珍しいのが一つ、昆布巻きのそばがありました。こんな店もあるのかとよく見ると、店の食べものではなく、見事なご自製でした。にしんそばにとろろを合わせるとどうだろうか、そんなことを思いついているうちに、とろろから徒労へ、連想は飛び回ります。いま日本では徒労大会の真っ最中、水際で抑えると言われながら武漢製ウイルスが、空からなら飛んで来放題になっています。こんな状況が目に浮かびます。水道の蛇口が壊れて水が噴き出し、部屋が水浸しになりそうです。家ぢゅう総出で水をかき出しますが、水道の元栓が空きっぱなしなので、これでは...日々一連想:1徒労炉そば

  • 酔言池:31 体面と面子

    熊本に松井文庫という博物館があって、日本の妖怪が数多く展示されています。その中に、五体面というからだ全体が顔のような化けものがいます。世界中に病害をまき散らすような大悪事を起こしたあの国では、面子をだいじにすると聞きました。Google翻訳にかけると、「面子」は日本語では「顔」となります。面子という言葉から想像する日本語「体面」のあちら訳は「体表」で、日本語に逆翻訳させると「体表面」になります。日本人は、外面よりも内なる心をだいじにしてきました。体面も、外から見られることで心が痛むからそれを気にするのです。日本人は、悪事を働けば体面に傷がつくと考えます。面子重視の人々は、面の皮が厚ければ優れていると見られるので、自分がすることが悪事かどうかなど気にせず、権力金力を外に向かって示せるかどうかがだいじにされるような...酔言池:31体面と面子

  • 酔言池:30 %教

    数値を示されると、本当らしく見えてしまうという数値信仰を、現代人の多くの人は持っています。なかでも、%で示された数値に弱いのがその信仰の特徴です。%のついた数値の並んだ表やグラフを見せられると、たちまちそれを信じてしまいます。それが、どういう条件のどういう対象のどのくらいの範囲や大きさなのかが示されなくても、気にかけません。あてずっぽうの返事の寄せ集めでも、集計すれば「世論」という名が付きます。その気はなくても結果から見れば騙していることになるのに、その手法の毒効に気づかせない%教は、加害者、支援者、被害者が、ともに利用者になれるという、困った性格をもっています。にほんブログ村酔言池:30%教

  • 酔言池:29 続・うらおもて

    公正と信義、それを表にかざす民族は、日本人から見れば普通の地球人たちに見えるでしょう。ところが、公正も信義も、日本人が考えることと、外国人が考えるとが一致するとは限りません。たとえば、公正とは公平で正しいことと言ってみても、公平が、どんなことにも何もかも同じ状態であって、正しいとは、これが正しいと決めてしまえば、それに外れる者は国外に追放されても命を奪われてもやむを得ないとすることもできます。そんな集団が国を治めているところも実際にあります。人命抹殺が統治の手法の一つになっているような国の人々の心を、言葉や態度やお付き合いだけで、常に穏やかなものに変えてやろうという試みが立派なことと思ってみても、そんなことは、数世紀にまたがる寿命とそれを続けられる超能力でも持たない限り成就することはありません。個人の行為であれ...酔言池:29続・うらおもて

  • 酔言池:28 うらおもて

    正直、律義、うらおもてのない人を信用するのは、日本人共通の好ましい心情でした。前にバカという冠がついても、なお誉め言葉にも使われてきました。「諸国民の公正と信義に信頼して」というアリガタヤ憲法の言葉は、この心理に結び付けた名文で、70年前の日本人の心に訴えるものがありました。聖戦のつもりで物量戦に負けてしまったその時の、深く落ち込んだ状況を乗り切るには、世界中のどこの国の人も、公正と信義を重んじ信頼に足る人なのだと思い込まなければならなかったでしょう。その後何十年かの間に、公正と信義を信頼できる諸国民は、地球上の人類のせいぜい半分ぐらいではないかと、多くの日本人は気付いたはずです。もし本当に気付かない人がいれば、それは、宗教によって思いを変えてはならなとされている人か、あるいは真性のマヌケかのどちらかでしょう。...酔言池:28うらおもて

  • 酔言池:27 逃げる力

    逃げるのは弱い行動と、普通は考えます。逃げるにも力が必要で,日本人にはその力が足りないという説もあります。この力は、逃げるというよりも、振り切る、振り払う力でしょう。何かを始めてしまった、決めてしまった、そういう場合にヤメルことは、なかなかできないものです。ヤメてそしられるのが嫌、何か言われたくない、ただそれだけ、外面との釣り合いのことなので、たいした剛力がいるわけではありません。にほんブログ村酔言池:27逃げる力

  • 酔言池:26 業績

    業績とは、①事業・学術研究上の成績。②事業・学術研究などの上でなしとげた仕事。また、そのできばえ。これは手元にある二つの国語辞典にある業績という言葉の解です。政治を一種のグループ作業とみて事業であるとするのはやや無理筋の感がある、と言ったとき「そうだ」と思うか「違う」と思うか、みなさんはいかがでしょうか。「そうだ」という思いは、どういうことなのでしょう。政治は事業ではないから、業績を問われないものであるという、何とはなしの思いとつながっているのではないか、とふと考えたのです。人間がすることには、みな締めくくりがあります。事業・学術研究でなくても、スポーツには勝敗、音楽には最終小節、演劇には幕、噺には落ち、揉めごとには落とし前という締めくくりがあります。締めくくりのはっきりしないのは政治だけのようです。試みに、「...酔言池:26業績

  • 酔言池:25 厳戒の限界

    ウイルスは生きものから生きものに感染します。病気のもとのウイルスは、そのものが生きものだからです。感染を防ぐには、生きものの移動と接触行動を止めることが先決です。口で唱えたり知らせたりする厳戒では、感染経路をふさぐことはできません。槍や銃を持ったおじさんが怖い顔をして見張っていても、顔パスで出入りする人が一人でもいれば、厳戒の効果は急激にゼロに近づきます。厳戒態勢は、会議の様子を、出席している人の数より大勢の報道陣を使っていくら報道しても、病気の感染を防ぐことはできません。ウイルスは、人間の愚かさを横目で見て笑いながら、好き勝手に通り抜けていくでしょう。にほんブログ村酔言池:25厳戒の限界

  • 酔言池:24 代悪人

    大悪人は、目立つように悪事を働きます。褒めるつもりはありませんが、いさぎよさは感じられます。同じ発音でも、代悪人という半分商売がかった悪人がいます。悪人の代わりを務めて何か利得を得る、コスパで動くこすい悪人です。困ったことに、これが案外多いのです。分布密度では、お住まいの方には失礼ですが、おそらく千代田区が最高でしょう。いま海外に目を向けると、あの大悪人のニヤニヤ顔がイヤでも浮かび上がります。自然発生であれ、意図製造であれ、大不安の病原を世界中にばらまいた国の総元締こそ、人類を敵に回して野望を遂げようとしていた大悪人です。その大悪人に手を差し伸べるふりをしながら人道人づらを見せている大代悪人が、国の真ん中にいる日本は、いま大きな危機に見舞われています。やって来てしまったウイルスは、それに負けないように体調を整え...酔言池:24代悪人

  • 酔言池:23 コロ活

    ぐずぐずしている間に入って来てしまったコロナウイルス、政府は個人個人には何もしてくれません。病気は、蔓延が始まれば団体の問題ではなく、個人個人の出来事です。正しく怖れましょうなどという奇妙なセリフをときどき耳にします。実演して見せている「目先の批判を怖れる」ことが正しい怖れとでもいうのでしょうか。怖れに正しいも間違いもありません。怖れないでいることには、間違いもあるでしょう。実際に、愚図な政府は、下手なそろばん勘定となまじいの友好仮面で、止めるときに止めそこなった「怖れない間違い」をすでに犯してしまいました。怖れなければならない状況づくりに手を貸しておいて、正しく怖れましょうはないでしょう。こういう状況の下では、体調を整えて病気に負けないよう、個人が頑張るしかありません。仕事で出なければならない人は、特にウイル...酔言池:23コロ活

  • 酔言池:22 曲がり上手

    道具は、使う場によって、ピーンとまっすぐのほうが使いやすいときと、多少曲がってくれたほうが使いやすいときがあります。職と人の適性もさまざま、まっすぐが最適の場合もあれば、そうでない場合もあります。人にものごとを教え、人を育てる仕事には、上手な曲がり方ができなければ適性とは言えません。曲げる力が加わればボキボキ折れてしまうような低可塑性の学者さんは、教師には向きません。ピアニストから古文の教師へという、見事な曲歴をもった予備校の先生もおられます。受験参考書の使い方にも、受験目的でなく何かを学び、あるいは教えるヒントをつかむ、そんな曲げ方もありそうです。にほんブログ村酔言池:22曲がり上手

  • 酔言池:21 偉人と才人

    偉人は人を残し、才人はカネかモノを残します。野村克也さんは多くの名選手名監督を育てました。人を残した偉人です。祖国に災いを残した人は、何人と呼んだらよいのでしょうか。にほんブログ村酔言池:21偉人と才人

  • 酔言池:20 雛大臣

    雛壇は飾って楽しみ、見て楽しみ、見せて楽しむものです。お雛様の一人ひとりに何かさせるものではありません。何もさせないからといって、一人欠けても雛壇の値打ちはなくなります。内閣は、雛壇とは違います。大臣が定数どおり雛壇に揃っていればよいというものではありません。内閣は、大臣の一人ひとりに、国をよりよくしていく仕事をしてもらうための組織です。任命責任という言葉がときどき聞かれますが、拝命責任という言葉はまだないようです。責任の大きさから言えば、拝命責任のほうが広く重いと思うのですが、各大臣の自覚の程が知れるようなことがしばしば見られます。いま大臣のそれぞれが、喫緊の武漢病対策について、何を考え何をなさっているのか伺いたいところです。まさか、何日何時の会議に出ましたなどと報告するしかない方はいらっしゃらないとは思いま...酔言池:20雛大臣

  • 酔言池:19 亡国のイージー

    20年前に書かれた亡国のイージスという読物があります。イージスは、知恵、芸術、工芸、戦略を司り、あらゆる邪悪・災厄を追い払う能力を持つ女神アテナが使っていた防具の呼び名です。イージスと呼ばれる防空システムも、工作員によって悪用されれば亡国の防具と化すという話です。イージスは、カナ1文字違いでイージーを連想させます。イージー、何かにつけて動かず楽なほうを採ることをまず考える、危機も運よく通り過ぎてくれればああよかったですぐに忘れ去る、これが生活習慣になれば、苦より楽を選ぶイージー性は、静かにゆっくり強靭さを増していきます。とりあえず不都合でも、あえて日常と異なる策を選ぶ決断には、苦を伴います。苦悩を避けながらゆっくり事を運び、成り行きに期待をかける、こういうイージー性が政治組織に住み着けば、それが亡国の遠因になり...酔言池:19亡国のイージー

  • 酔言池:18 ダメダメ思考

    ダメダメ思考で法や規則の解釈をはじめると、何でもしないですませる方向に頭が働きます。どんなことでも手続き書類にして決済責任者の判を押させないと、ものごとは実行できないものと思い込んでいる閣僚がいる内閣は、ダメダメ思考型組織の標本になります。ダメダメ思考型組織は、一時のためらいで後に大量の仕事を残します。ひと言の命令で防ぎ止めることのできたウイルス保持者の訪日を許したばっかりに、日常は目立たない検疫という仕事を、ダイヤモンド・プリンセスでは大膨張させてしまいました。ダメダメ思考型組織では、即決の必要な平時と危機の区別さえも、現象の変化を入念に確かめながらゆるゆると行われます。危機というのは、訪れた瞬間のことで、後から考えるものではありませんから、その組織には事実上危機は到来しないものになってしまいます。これは、憲...酔言池:18ダメダメ思考

  • 酔言池:17 デジタル誤信

    パソコンの使い方がよくわからずに、数表をWordで作って電卓で集計計算をしている人を、まだときどき見かけます。コンピューターの計算が信用できることを証明しなければと、わざわざ手計算で検算をして、その経緯を設計検討書と名付けた紙の記録に残し、工事実施稟議書に添付するという、落語のネタになりそうなことをマジメにやっていたという話もあります。コンピューターの計算を疑う人がいなくなると、計算がコンピューターで行われていれば、そのシステムが丸ごと信用できると思ってしまう誤信の落とし穴ができます。コンピューターの動かし方も人が決めるもの、人の手が入れば間違いも起きるものという、ごく当たり前のことが忘れられたり、疑ってはならない領域のように思われたりでは、怪しさが巣食いやすくなります。集計結果が、国の運命に大きく影響するよう...酔言池:17デジタル誤信

  • 酔言池:16 肝心情報

    世界中が未経験だったコロナウイルスを積み込んでしまった豪華客船ダイヤモンド・プリンセスが、1月20日に横浜港を出発したとき、中国人乗客は何人乗っていたのでしょうか。1月はじめには中国から米国へ発病情報が届いていたそうですから、その2週間も後に中国人を乗船させたのは大きな手抜かりだったと言わなければなりません。こんな対処の仕方では、ウイルス侵入を水際で食い止めるどころか、すでに感染していたかもしれないウイルスを、あちこちばらまいたり、放出したりしていたことになるではありませんか。いまの報道機構では、情報の内容が危険度の判断に必要なことになると、こんなふうに知りたいことが知らされず、調べてないのか、隠しているのかさえわかりません。乗客2,666名および乗員1,045名、合計3,711名が乗船していたという船の大きさ...酔言池:16肝心情報

  • 酔言池:15 地名

    ひらがな表記の公式地名をときどき見かけます。漢字では間違いやすいのでひらがなにしたというのが、その理由づけでしょう。漢字では間違って読みそうな地名を、難読地名と呼ぶ人もいます。昔からある地名の多くは、場所の特定のために人々の間で交わされていた音声が元なので、表記されている漢字はみな当て字と言ってよいでしょう。音で表される地名を知っていれば、その通りに読めるのです。難読地名と呼ばれても、それは難しい文字の読みにくさとはちょっと違った読みにくさ、つまり難読とは言いにくいような気もします。近ごろはやりの女性名を難読と言ったら、多分「あら、知らないの」と言われるでしょう。にほんブログ村酔言池:15地名

  • 酔言池:14 通天願望

    「一念天に通ず」ということわざがあります。「棒ほど願って針ほど叶う」というのもあります。二つのことわざは、逆の意味を持っています。ものごとの一つひとつが、どちらに当てはまるかは、時と場合によります。時次第で結果が逆転し、場違いになることもあります。ものごとの一つひとつが、どう起きるかを考えるとき、確率という見方をします。確率は、ものごとの一つひとつには存在しません。確率は、繰り返されることがどうなるかという考え方ですから、ある予想を立てるとき、過去に似たようなことの結果がどうであったか、それが判断に役立ちます。過去に二度も似たようなことが起き、結果が良くなければ、三度目の正直を期待して今度こそなどと考えるのは、ばくちに負けの込んだ追い詰められた時の頭の働きでしかありません。頭は働いているつもりでも、まともな働き...酔言池:14通天願望

  • 酔言池:13 道具

    SNSが広く行き渡っても、それを利用できない人はまだ大勢います。スマホは持っても、どうでもよいおしゃべりと、写真のやりとりぐらいにしか使わない人も多いでしょう。マラソンでは、2時間の壁が破られました。新型の靴が記録更新を助けたそうです。優れものの道具は次々に現れ、そのたびに人間にできることが増えたり進んだりします。しかし、その恩恵に浴するのは買った人のうちごくわずかでしょう。それでも、優れた道具はたくさん売れます。優れた道具を持てば、思い通りに事が運んだり良い成績を収めることができたりするだろうという願望のおかげです。道具の神は、人間の願望でした。にほんブログ村酔言池:13道具

  • 酔言池:12 言いなり

    テレビや新聞は、今世紀になって社会での役割が大きく変わりました。テレビはお楽しみ用、新聞はお楽しみテレビ番組の選定がおもな用途になりました。それ以外には、ちょっと知って置こうかぐらいの世の中の話題さぐり程度にしか使えません。息をして、ものを食べているだけの人が、だいじなお得意様になっているからです。テレビや新聞は、伝えなければならないことを伝えるためにあるものと、多くの人々に信じられてきました。それがいつの間にか、報道事業にお金を出す人のためにあるものに変わってしまいました。お金を出す人のためであれば、間違っていることも平気で知らせます。本当のこと肝心なことでも、お金を出す人から、知られては都合が悪いからやめておけと言われればその通りにします。なぜそういうことになってしまったのか、多分言いなりがいちばん楽だから...酔言池:12言いなり

  • 酔言池:11 実験場

    実験の成功には、最適の時と場が必要です。対象が人間の場合は、時の選択が大きくものを言います。さあやるぞと掛け声をかければ、人々の気持は変わるでしょう。そのことが好都合な実験とそうでない実験があります。平然、泰然の装いが得意な民族と、できない民族があることは事実でしょう。しかし、興奮、熱情、恐怖、慟哭を見せても、それが心理の実態なのか、装いが得意なのかはわかりません。装いを含めての状態表現が、実験の手助けをすることもあるでしょう。ともあれ、平然、泰然を保ってもらえれば、心理実験の目的に合いやすいということはありそうです。日本はこういう実験の対象に向いているのか、何十年に一度は大実験を仕掛けられます。武漢ウイルスの大実験でも、旅客受け入れ警戒の甘い日本は、好個な実験対象にされています。こういう大実験の場合、実験項目...酔言池:11実験場

  • 酔言池:10 大陸の津波

    津波は海からやって来ます。海の向こうには、大陸があります。その大陸からも、津波が押し寄せます。病を背負った客人です。武漢肺炎という病、これは数と広がり、対策不明が脅威です。もうひとつの病は、覇権症候群の一種、独裁病です。一見友好実質征服という、超長期潜伏性をもった難病です。病には、見ているだけ、避けているだけでは、うち勝つことができません。とにかく打てる手を出し惜しみせずに打ち、遮り切らなければなりません。にほんブログ村酔言池:10大陸の津波

  • 酔言池:9 法治で放置

    状況が対処を求めるとき、法がそれを妨げることがあります。法が妨げないことがらは、対処というほどのこともなく、当たり前に自然に片付きます。人々がそれぞれの生活を安心して続けられるための法が、当たり前の行いの邪魔になるというのはおかしな話です。法治国家という呼ばれる国は、その呼び名からはしっかりしているように聞こえますが、呼び名だけでは実態はわかりません。その国の政治が、法にすがるしか方法を持たない場合も、法治国家と呼ばれるでしょう。そこでは、法にすがりながら何をするかではなく、何もしないで問題を放置し、その責任を法の存在に転嫁しているのです。その国の政治、行政の仕事をする人は、今持っている法を盾にとって、手を出さずに体面を保つことをまず考えます。国外に出て仕事をする人は、何か事が起きた時にも、自国の法のおかげで最...酔言池:9法治で放置

  • 酔言池:8 意地

    意地っ張りは意志の固さの表れ、時と場合によってはだいじなことです。この時と場合は、意地を張る人が選ぶので、はた迷惑なこともあります。ひと口にはた迷惑と言っても、その「はた」の裾野の広さが問題です。権力を握っている人が、その権力の及ぶ範囲がすべて自分の「はた」と思い始めると大変です。それが無意識の場合、気付かせる力を持った人がいなければ、そこには無限の不幸が訪れることになります。困ったことに、意地は個人の感情で、はたは公の場であるということです。一つのことを、層の違うところで一方が張り一方が被るという構図になるので、どこかで安定するわけがありません。公の場が国全体であったらどうでしょう。張り通した一個人の意地が、国体を放り投げることにもなりかねません。もっとも始末の悪いのは、決まっていることだからという、利不利は...酔言池:8意地

  • 酔言池:7 多層多面

    ものごとを一つの方向からだけではなく、多面的に見なさいとよく言われます。多層的に見なさいとは、あまり言われません。観光客がどかどか押し寄せれば、食・宿・交通・遊・土産にかかわるおカネが入ってきます。出ていくものは、美しい風景、温暖な気候、善良な生活習慣などの好い評判です。日本では、観光の情報として伝えられるのは、おもに見た目と数のことで、表に現れない別の層のことはあまり伝えられません。入ってくるもの、持ち込まれるものには、悪習、病気など、決してありがたくないものが付いてきます。観光という申告の言葉だけで名目が出来上がれば、別の目的のことがあっても入国が許されます。世界中を震撼させるような伝染病が間近に迫ってきても、自由と人権の幟旗が、即断即決の対策を妨げます。「正常化の偏見」という便利で厄介な心理現象が、自分の...酔言池:7多層多面

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