chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
みきちゃん
フォロー
住所
山形市
出身
深川市
ブログ村参加

2013/02/21

arrow_drop_down
  • 蔵王の秋

    面白山の山行から3日。秋晴れを機会に、蔵王山の秋を訪ねた。坊平の仙人沢から中丸山を経由して蔵王熊野岳までの7.3㌔。標高差852m、実動5時間のタスクであった。面白山で少し足が馴れたのか、休み休み気の楽な山行だった。今回はルート企画者の好意で刈田駐車場に車をデポ、下りはほとんど車での移動となった。それにしても蔵王の秋は哀切きわまりない。害虫に侵されて枯れたアオモリトドマツの哀しい姿を見る一方で紅葉が始まっていた。熊野のガレ場のはわずかに咲き残ったコマクサ。立ち込めた霧が晴れていくなかの山行であった。熊野岳から見るお釜のコバルトブルーはかっての光景をそのまま残していた。自分の足でここまで来るのはもう最後か、という考えが頭をよぎる。しっかりととその景色を心眼に焼き付けておこうという気持ちが先行してカメラのシャ...蔵王の秋

  • 面白山

    面白山に登ってきた。約2ヶ月半ぶりの山行だ。暑い夏は、グループの計画が高く大きな山に限られているので参加できない。ようやく秋らしい気温にになって近くの手ごろな山行ができる。面白山は山寺と仙台を隔てる奥羽山脈の一角にある。仙山線の面白山トンネルはこの山の中を通っている。このユニークな山名は面(つら)白山の意味で、白い山肌を持つ山を意味したらしい。面白山の標高は1264m、この日のコースは長命水の分岐から三沢山を登り、ここから面白山へ登る。帰路はカモシカコースをとって長命水へ、ここから往路を出発地の天童高原キャンプ場へ。行程8㌔、高度差登り下りとも730m。所要時間6時間30分。コースタイムから1時間のオーバーとなった。2ヶ月半のブランクは足を直撃する。下りの急坂が足の筋肉をパンパンにする。ブランク明けの山行...面白山

  • 避難指示

    スマホの避難指示が何度も鳴る。自分の住んでいるところが危険なわけではないが、近くの山間部で土砂崩れや洪水の危険があるらしく地区の公民館などが避難場所になっている。自身警報ではないがスマホの着信音はびっくりするほど大きい。3時間ほどで指示は解除になったがその通知も同じ警報音だ。高齢者は夜になると避難できないので明るいうちに避難せよ、ということらしい。一夜明けて外を見ると昨日の雨がまだ降り続いている。雨足は弱く、咲きそろったシオンの花を濡らしている。北の山から紅葉の便り。しばらく休んでいた山登りを再開する。しばらく山の斜面から遠ざかっていた足はどんn反応を見せてくれるか。面白山、蔵王山。紅葉にはやや早いか。来月の尾瀬は紅葉を見ることことが目的。あと何回、高山の紅葉や花を愛でることができるだろうか。電報が廃止に...避難指示

  • 大谷の偉業

    雨が降る。秋だというのに梅雨の末期のような雨だ。庄内に線状降水帯が発生したようで洪水警報が出ている。なかなか穏やかな秋というわけにはいかない。テレビをつけるとドジャースの大谷選手が50-50達成のニュースが飛び込んできた。50本塁打、50盗塁という記録で長いメジャー球史のなかで誰も達成したことのない偉業だ。さらに加えて1本塁打1盗塁。いとも簡単にやってのけた。野球解説の誰かが言っていた。「最後の1本で苦しむ。50ー50の可能性は30%。」あと9試合、前人未到の記録はどこまで伸びるか。秋雨前線の憂鬱も、大谷の快挙で吹き飛んだ。彼にはもうひとつ投手という才能がある。手術のために今年は投手を封印している。投手の代わりに足で稼ぐ盗塁という技術を身につけた。もう野球界の天才というほかはない。大谷には寺山修司の名言が...大谷の偉業

  • 十五夜

    昨日、敬老の日。厚い雲が出ていつ雨になってもおかしくない天気であった。敬老のお祝いにカステラをいただく。敬老会もあって席が用意されるが、こちらは出席しなくなって5年にもなる。一夜明けると雲ひとつない好天。十五の月が見られるか。夕刻になって空は雲が出てきた。山の端に少し青空が見えているので一瞬見られるかも知れない。ススキが出て、スーパーには早生のリンゴが並んでいる。ススキやリンゴを供えて月見をする習慣もなくなってしまった。十五夜の手足ただしく眠らんと西東三鬼十五夜は芋正月ともいう。その日初めて収穫した芋や栗を供えて月に感謝の意を表した。旧暦の1月15日は小正月、この日も満月である。米を作るはるか前、人々は名月で一年が始まって、芋正月にその年の食糧を収穫して蓄える。そんな古い習慣こそお月見だ。柳田国男の『遠野...十五夜

  • 朝の3,000歩

    起き抜けにみた東の空は美しいピンク色に染まっていた。朝のゴールデンタイムは短い。カメラを取りに部屋に戻ったわずかの時間にそのピンク色は消え去り普通の日の出前の空に変わっていた。外へ出てみると、雨の水たまりが道にできている。さっきまで雨が降っていたのだろう。雨上がりに吹く風が肌に心地いい。昨夜の睡眠が足りたせいか足が軽い。草むらのコスモスが美しい花をさかせ満開の萩の花がこぼれて道をピンクに染めている。今朝も朝飯前に3000歩を歩いた。家に帰ってハーブの鉢に水やり、仏壇に線香を焚き、切り花をさし変える。朝のひと仕事が済むと気持ちいい一日が始まる。夕べ、ドアの外で虫の声を聞いた。ドアを開けて壁をみると、青い小さな虫が壁に止まって鳴いている。思わず写真に撮り検索したみた。出てきたのはマツムシ。草むらにいてはその姿...朝の3,000歩

  • 経年劣化

    ここへ来て身の回りのさまざまものが劣化迎えている。テレビの画像と音声がフリーズして止まってしまう。5秒ほどで回復するのだが、その頻度が年々頻繁になってきた。買って10年も経つので、人に聞いてみるとデジタルのテレビは10年ほどしかもたないないのだという。洗面所の水の流れが悪くなった。下にあるS字パイプを外してみた。長年たまったゴミがS字の前のパイプに黒くこびりついて流れを悪くしている。パイプの流れをよくする薬品を使用しても改善しない。プラスチックの素材が劣化して、触ると粉になって崩れるように破損した。まるで自分の体内の血流と血管を見せられるような気持ちだ。やむを得ず業者に依頼してこのパイプをそっくり交換してもらう。今までの水流が嘘のように音を立てて流れ落ちる。テレビはジャパネットに依頼して最新の4k液晶テレ...経年劣化

  • 秋の花

    残暑が厳しい。残暑というより真夏が9月になってもそのまま居座っている感じだ。昨日34℃、今日あ昨日より暑く感じる。それでも散歩道には秋の花が咲いている。秋の七草である萩の花が咲き、葛の花は咲き出して2週間もなる気がする。シュウメイギクのシオン、それから雑草にうもれるようにしてワレモコウが咲いていた。去年は同じ場所に咲くのでは探してみたが消えてしまったようであったが懐かしい花に出会えてうれしかった。ところで、『源氏物語』に、源氏の死後二人の若宮が登場する。一人は薫る中将で、この人の体臭がすばらしい芳香で、どこにいてもすぐに知られてしまうので出かけるのもままならなかった。この人に対抗意識を燃やすのは匂宮である。薫のような体臭はないので、着物に香を焚きしめたり、庭で愛でる花も香りに関するものであった。「すべての...秋の花

  • 一汁一菜

    今日、24節季の白露。散歩道の草むらに露が降りるようになった。虫の音が秋を感じさせるが、朝焼けのなかに萩の花がたくさん咲いていた。萩の花は万葉の時代から日本人に愛されてきた花だ。山上憶良に秋の七草を詠んだ歌がある。萩の花尾花葛花なでしこの花をみなえしまた藤袴朝顔の花憶良朝の気温は20℃ほどで歩くには一番心地よい。家事で妻を手伝うようになった一日の時間が一段と早く過ぎるように感じる。昨日、本屋で土井善晴の『一汁一菜でよいと至るまで』というエッセイを買った。料理家がさまざまな料理を極めた後にたどり着いた境地が一汁一菜であった。それは高齢になって活動量が減るとやむを得ず行きつく境地でもある。汁は味噌汁をさす。何を入れても美味しい味噌汁は具だくさんの栄養も補給できる魔法の汁だ。土井は相撲部屋のちゃんこ鍋をこの汁に...一汁一菜

  • 秋を歩く

    朝がめっきり涼しくなった。久しぶりの秋晴れの空のなかに立つ木の姿も美しい。蝉はいつのまにか鳴くのを止め虫の声が主役になっている。散歩道の田では稲穂が頭を垂れている。今年の米は豊作らしい。果物はどうか。気候の変動が農作物に強く影響する。昨日生協の売り場を覗いたら5年産の県産米5㌔袋が売り場いっぱいに積まれていた。米がないという、日本人全体の不安が世のなかを大きく動かす。微妙なバランスで成り立っている需給はみんなの不安で一気に売り場の棚を空にする。売り場に米が並ぶのを見て、「ない時はカップ麺や外食でしのいでいました」と語るお母さんがいた。米が無いと聞いて人々は過去を思い出す。戦後の食糧のない時代が頭に浮かび、近年の不作ではタイ米がスーパー並んだことを思い出す。同時に、大災害が来て米が作れなくなる日本を思い浮か...秋を歩く

  • 蓬生

    朝の散歩で気になることがある。長年歩いているとこの季節にはあそこの庭に桔梗が咲く、シオンの花はあの空き地とだいたい覚えている。今年になって、毎年きれいに手入れされて花が咲いていた庭や空き地にヨモギや雑草はたまた葛までが大きくのびているのを見かける。朝夕、雑草をとり庭や空き地で草むしりに余念のない人々が高齢か病気のために作業ができなくなっているように思う。尾花沢の親戚を訪れたとき、一家の働き主の病気で畑の草が腰まで伸びたときかされた時はたまらない寂しさを感じた。こんな光景を見て思い出すのは『源氏物語』「蓬生」の帖だ。ヨモギが大きく伸び、荒廃した邸に住むのは光源氏の世話を受けていた末摘花だ。源氏は須磨に流滴して3年、末摘花の邸を訪れる人もなく、侍従たちも一人去り、二人去りという案配で邸の荒廃はもちろん庭の手入...蓬生

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、みきちゃんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
みきちゃんさん
ブログタイトル
晴耕雨読
フォロー
晴耕雨読

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用