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みきちゃん
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山形市
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深川市
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2013/02/21

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  • 式子内親王

    この春、令和天皇のひとり娘、愛子内親王が大学を卒業し、日赤に就職された。生まれたときから、テレビの映像で紹介され、その成長の様子が折に触れ見ることができ、大学を卒業するまでになったことは感慨深い。その卒業論文は、「式子内親王とその和歌の研究」であったという。式子内親王(1149~1201)といえば、後白河天皇の第3皇女。天皇家の生まれた同じ皇女として、愛子さまはどのような気持ちで、古の式子内親王の事績に触れられたのであろうか。興味深い。玉の緒よ絶えなば絶えねながらえばしのぶることのよわりもぞする式子内親王百人一首にとられた式子の歌である。馬場あき子の歌の意訳を、載せる。「私の命よ、人思う苦しさに絶えだえの命の糸よ、ふっつりと切れてしまうなら、いっそそれでよい。この激しい思慕に耐えて生きながらえようとは、と...式子内親王

  • 初夏の香り

    4月の後半、気温が高く、季節の進みぐあいが異常に早い。朝の散歩でボタンの花が咲いていた。日あたりのいい場所では、ボタンは散り始めているものもある。空き地で、ミントが伸びだしているのを見つけ、芯の部分を4、5個摘んでくる。水洗いして熱湯のに3分ほど浸すと、緑の成分がでてミントの香りが朝をさわやかにする。朝飯は、先日宮城の国見の道の駅で買った筍で、筍飯を炊いてもらう。その上にベランダで育てているサンショの木の芽を2枚のせる。朝どりの筍は柔らかく、木の芽の香りがなんとも清々しい。池波正太郎の『剣客商売』、老剣客小兵衛が同僚と目黒不動・裏門前の料理屋伊勢虎で目黒名物の筍で飲みながら語り会う場面がある。「墓参りをすませましてから、目黒の不動様へ参詣をいたし、裏門前の伊勢虎へ立ち寄り、昼餉をいただきますのを、母がその...初夏の香り

  • 半田山のシラネアオイ

    最近の山登りは花の一番いい季節に歩きやすい山へ、というスタイルに変わってきている。昨日、行った福島の半田山は、自分にとっては最良の選択であったかも知れない。シラネアオイの花期は5月からとなっているが、花の最も美しい時期にぶつかった。連休の始まりではあったが、山中がさほど混んでいるwけでもない。薄曇り、写真の写りも好条件だ。山道に入って間もなく、管理されたシラネアオイの群落に会う。半田山は伊達郡桑町にある863m里山だ。みちのくの伊達の郡の春田かな富安風生シラネアオイは深い山の樹林帯の林床に咲く。奥日光の白根山で命名された。淡紫色の大柄の花はフヨウの花を連想させる。アオイの名がついているがキンポウゲ科でアオイの種ではない。雌蕊を包む花弁ののような4枚は、萼片が変形したおのだ。本棚にある図鑑を見ると、平成6年...半田山のシラネアオイ

  • 逝く春

    初夏の花が美しい。昨日の雨が、花のうるおいをもたらしてくれているのかも知れない。城や寺の庭に咲くシャガ、香りのいいライラック、そして夏の山を彩るシャクナゲ。今年は八十八夜の前に、その美しさをあますところなく見せてくれている。片道は歩いて春を惜しみけり安住敦春の味覚といえば、コゴミとワラビだ。採ったワラビの灰汁をぬいて、朝の味噌汁で味わうと、今年も元気で春を迎えられたことに感慨も深い。コゴミのゴマ和えもいい。鮮度のいいコゴミは柔らかく、春の味覚そのものだ。近所の空き地にツクシが萌えはじめた。ツクシを摘んでハカマを除き佃煮にするのも春の味覚だ。昔、関西からやってきた親戚がツクシの佃煮の作り方を教えてくれた。今は、aiの検索があるから、どんなものの作り方も自由自在だ。俳人の安住敦の随筆の「土筆」がある。少年のこ...逝く春

  • 最上川

    大江町左沢に日本一公園というのがある。ここはJR左沢線の終着駅左沢駅の北側の高台に位置する公園である。正平年間(1346年~1370年)にこの地方の豪族大江氏の一族であった左沢元時が地形を利用して築いた山城で、その後270年にわたって川を渡って攻めてくる敵の監視といったん事があると、兵士がこの城にこもって敵を侵略を防ぐ役割を果たしてきた。この城址に立てば、川の蛇行する様子が一望でき、舟運によって生活を支えてきた歴史が目の当たりにできる。城址には桜が咲き、西へ目を転ずると、朝日連峰や月山、葉山の山並みが白い雪を被りまさに絶景である。歴史を見ると、正平年間には酒田までの舟運はまだ完成をみていない。川の交通は部分的に利用され、近隣の要所との交易があったであろう。この公園を日本一と名付けたのは、確かな根拠があるわ...最上川

  • ハーブを育てる

    今年、ベランダ園芸に新しいハーブを加えた。園芸店で売っていたハーブ苗はローズマリー。常緑低木、日なたを好む。すがすがしい香りののハーブだ。苗を植え、本格採集は来年になる。挿し木で増やしたり、水の管理など手をかけることも多い。こうして育てると、料理や香り付けしたビネガーやオイルも作ることができる。野菜やパンなど食の領域も広くなる。アロマ精油では、ローズマリーを最も多く愛用する。目ざめてから、元気を出す香りである。そのもとのハーブを育てることは、アロマのある生活をより深めてくれる。アロマ精油に親しんでいると、生産地のほとんどがヨーロッパである。医療としてアロマを使用するのも、ヨーロッパが最も進んでいる。だが、日本の風土に育まれた香りもある。和精油の分野では、ヒノキ、スギ、クロモジなど香りのある木やミカンなどの...ハーブを育てる

  • 新緑

    黄砂の飛来が二日続き、近くの桜の花はすっかり散ってしまった。八重桜やつつじの季節が始まった。ライッラクの花が咲いたのはさすがに驚いた。こんなに季節が進むのが早いと、ワラビも出始めたかと近所の川原の土手に行ってみた。なんと、もうワラビも出はじめ、今年の初物を一つかみ収穫した。冬眠から覚めた熊の目撃情報もさかんに出るようになった。こんな季節、ひときわ目を引くの木々の新緑の美しさだ。誰かが言っていた。「春先の山の景色はおいしそうだ。」と。山菜取りのと熊被害、春先のできごとが常態になってきた。パソコンを変えた感想である。キャンバの写真編集の作業が目にみえて早くなった。設定で不要な機能の停止、pcマネージャーによるキャッシュの削除などの環境も整えた。これからよりパソコンを楽しむ日々をより増やしていきたい。新緑

  • パソコンを変える

    昨日、パソコンを変えた。まだ使えたのだが、ウィンドウズ10のサポートが今年で終了するためだ。上のキャンバのすみれの写真は古いパソコン、下の白いすみれは今日戸外で撮った珍しいもの。どうやら、新しいパソコンへのバトンは無事に渡されたようだ。すみれを詠んだ歌は万葉集にも見られる。この一事だけでも、すみれが古い時代から日本人に愛された花であったことが分かる。春の野にすみれ摘みにと来し我ぞ野をなつかしみ一夜寝にける山部赤人野辺の美しさを象徴するものとしてすみれがある。宿があったが、その野の美しさに執着して野辺に寝る。花はハチに蜜を与え、種子はアリの好物として巣へと運ばれる。すみれが野に広く広がる理由である。ところで、テレビを見ていると、タケシと劇団ひとりが出演するCMがあった。ひとりが地面をスコップで穴を掘るのをタ...パソコンを変える

  • カタクリとギフチョウ

    昨日、山の花をたずねて鶴岡の海岸にあある荒倉山に行ったきた。これ以上の天気ないといっていいくらいの快晴、少し汗ばむほどの日和のなかだ。里は桜が満開、菜の花、水仙などがそこかしこに咲いてまるで花盛りだ。油戸の集落から少し歩くと、山道に入る。山道脇にすぐに目につくのはスミレ。高度を上げると、白いキクザキイチゲ、そしてカタクリが見えてくる。桜やカタクリの花の蜜をもとめてやってくるのはギフチョウ。この季節にしかシャッターチャンスのないスプリングエファラメルたちだ。山中の木々が芽吹き始めるころ、葉が小さい林床には陽ざしがたっぷり届く。その光をうけて素早く花茎を伸ばすのは、カタクリ、ニリンソウ、フクジュソウ、ショウジョウバカマたち。その短い花をもとめてくチョウチョウをスプリングエファラメルという。春の妖精、はかない命...カタクリとギフチョウ

  • 春がくれる元気

    春がくれる元気は三つある。一つはベランダで冬を越したスミレの花と山椒の芽。小さな鉢いっぱいに繁ったスミレが秋にすべて葉を枯らし、春に新しい葉を出し、やがて鉢一杯に花を咲かせる。宿根草で根が生きていると春には、昨年よりも多くの株に増える。山椒の若木を山から採ってきて鉢植えして3年が過ぎた。妻に代わってベランダの鉢の管理をするようになって、いつも鉢植えの植物が気になる。朝、スミレが昨日よりも多く咲き、山椒の葉が葉の中心に花芽らしきもの見つけると元気がもらえる。そしてベランダの木や花がいとおしくなる。「私が作曲家だったら、「芽の行進曲」をつくったかもしれない。」まず最初に、軽快なテンポでライラックの大隊を行進させる。つづいてフサスグリ縦隊の行進調、そのあとに、ナシとサクラの荘重な歩調がつづき、同時にすくすく芽を...春がくれる元気

  • 光禅寺の桜

    開花した桜があっという間に八分咲きになった。寒暖差は激しいが6月並の気温になっているからだ。足の弱った妻を連れて光禅寺の桜を見に行った。山道の桜並木は老木になって、花もまばらになっている。本堂前の枝垂桜が2本、見事な花を咲かせていた。長くこの桜の近くに住んでいた妻には、いい思い出になったことだろう。桜以外の花たちは、花壇の奥に見えるムスカリの紫以外は花の季節には遠い。オキナグサが咲くころ、また訪れてみたい。それにしてもこうも日ごとの寒暖差が大きいと、年寄りにには体調を崩すもんとになる。散らであれかし桜花散れかし口と花ごころ(閑吟集)閑吟集は室町時代の小歌226種のほか、猿楽の謡、田楽節、狂言の小歌などをあわせ311首が収録されている。れないを中心とした歌がほとんどで江戸歌謡のさきがけとなっている。美しい桜...光禅寺の桜

  • 聞く力

    今日の気温23℃。強い陽ざしで、少々歩いただけで汗ばんでくる。朝、桜の花を眺めながら散歩のあとベランダの鉢に水やり。鉢で成長を始めたすみれの花が咲き始めた。かわいい小さな花が3輪、鉢一杯に密集している葉をかきわけると、なんと無数の花芽がかくれている。数学者の岡潔の『日本の心』のなかに出て来るスミレの花は、自分の研究論文ひとつをすみれの花一輪にたとえたものらしい。多変数解析函数、という何やら検討もつかない論文を9個発表して仕事の3分の2まできた。まだすみれの花は咲き切っていないと言っている。岡博士は様々なものに興味を示し、江戸時代の詰将棋の話が出てくる。伊藤宗看、看寿兄弟が創った詰将棋百番で、煙詰めというものを紹介している。手数で611手、盤上には39枚の駒が並んでいて、全て王手をかけて盤上には残り3枚にな...聞く力

  • 桜開花、坂巻川

    季節の移りが早い。昨日の24節季の清明。この表現を、日本の一番美しい季節感と言った人がいた。誰であったか、失念してしまった。空気が透明で、花が一斉に綻ぶ季節だ。坂巻川畔のソメイヨシノがついに開花した。目視で5、6輪ではないので開花と言っていい。ちなみに山形気象台からの開花宣言はまだない。辛夷の花も開花した木がある。黄色のクロモジの花、と検索ででてきたがが、どうも千歳山でみるクロモジとは違うようだ。レンギョウが咲き、白梅も盛りを過ぎつつある。毎朝、気持ちいい朝が迎えられる。運動や安眠朗読など毎日の行動もさることながら、このところの気象条件が適しているかもしれない。春眠暁を覚えず処々に啼鳥を聞く夜来風雨の声花落つること知る多少孟浩然のこんな詩も懐かしく思い浮かぶ。百円ショップに行ってみた。アロマグッズを買うた...桜開花、坂巻川

  • 山笑う

    春が来ると、真っ先に見たいのが山の花々である。数年前は、新潟の角田山などへ遠出したものだが、近年は県内の里山である。雪解けを待つようにして咲く早春の花はやはり感動をもたらしてくれる。山中で出会った人に聞くと、今年は寒い3月だったので、花たちが一気に咲いたそうだ。毎日、里山に通って、今日はこの花、明日はあの花と、種類によって徐々に咲く花の種類を変えて咲いていくが、今年は北海道の花の季節のようだ。鶴岡の大山、下池の畔道への斜面には、先ず驚かされたのは、一面に咲くフキノトウの花だ。やがて、イチゲの花が種類と変えて、歓迎してくれる。だんだんと弱ってくる足を考えると、あと何回、この感動を味わえるか。今日の一日を大切にしたい気持ちになる。この日は花曇り、標高は低いが、アップダウンのある山道を歩くと汗ばむ陽気であった。...山笑う

  • 芽吹き

    新しい月、4月が始まった。一番早く季節を感じるのは、草木の芽吹きや花をみる時だ。眠っていた樹木が、春の陽ざしをうけて、花芽や葉芽がふくらんでくると生命の動きが見えて感動する。にわかツリーウオッチャーに変身する人も多い。一番それらが見えるのは、里山の広葉樹林だ。季節が進むと、ヤマザクラの花を見ながら、山菜採りが楽しめる。春先、自分のような素人ウオッチャーが始めるのは、葉のない樹形の観察だ。その形は樹種によって異なっている。広葉樹のシルエットで、はっきりと樹形が見えるのがうれしい。幹に沿って側枝が伸び、側枝からシュートが思い思いに伸びる。伸びたシュートの隙間を狙ってさらに小さなシュートが伸びる。木全体としては丸みをおびたシルエットになる。自然の造形がそこに作られる。実に見事で、美しい。側枝の伸びが主軸よりも優...芽吹き

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