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みきちゃん
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山形市
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深川市
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2013/02/21

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  • 初雪

    11月の終りに、初雪になった。ベランダの向こうに、大粒の雪が舞い降りている。数日前、山形気象台で初雪が観測されたと発表があったが、こうして目の前に降ってくるのは、この冬初めてだ。いま亜熱帯の国々から、多くの観光客が来日しているが、この人々にも雪は珍しいものらしい。初めて見る雪に感動する人も多いようだ。道路に雪が積もるまで、身体を冬の日に馴らすまで、冬ごもりの日々が始まる。冬ごもり壁を心の山に倚る蕪村この冬も、雪の里山に雪を踏みに行く。その頃は、身体も雪に馴れ、カンジキで踏む雪の感触が楽しい筈だ。昨日、NHKのbsで、「メメントモリ」、死を考える番組を見た。次第に体内の細胞を再生する機能が失われて、食べ物を消化して細胞に栄養に行き渡らすことができなくなって死を迎える。いわゆる老衰は、死因の3位にまでなってい...初雪

  • あとひと月

    見納めと思っていた公園のモミジが残っている。寒気が入ってきたが、平地の積雪がなく陽ざしが届く日もあった。近くの里山でも、紅葉した木々が最後の光彩を見せている。例年であれば、冬支度をした山の姿をみられるが、今年は紅葉の景色が遅くまで見られる。暦はどんどん進んで、今年もあとひと月を残すばかりになった。『日めくり四季の』を開くと、この季節を詠んだ俳句にしぐれけりはしり入りけり晴にけり惟然ここ数日の日々の過ぎ方をみごとに表現している。エアコンの暖房を入れ、蒲団の足元に湯たんぽを入れる日々だ。こうして、今年も慌ただしく暮れていく。寝づらかった季節が過ぎ、朝、蒲団から離れるのが辛い日々となった。寝入りはなに、「眠れる昔話」をイヤホンで聞きながら入眠する。昨夜は、シンデレラ姫の物語であった。灰かぶり姫の境遇を聞きながら...あとひと月

  • 見納め

    今夜、この冬一番の寒気が入ってくる。明日の朝、眼が覚めると、一面の雪景色になっているかも知れない。秋に、きれいな紅葉を見ないまま、公園のもみじが今年の見納めになるかもしれない。この季節は、京都のお寺などの紅葉の見ごろの筈だが、こんなに北の地域でも記憶に残しておきたいようなもみじが見られる。幸運というべきか、異常というべきか。東京では、25℃を超えて、上着を脱ぐ人が続出している。何はともあれ、目に止ったモミジの写真が撮れた。陽が沈むのが早くなった。淡い夕焼けのなかで、空がうす暗くなって、里山の姿がくっきりと見えるのがいい。川端康成は、こんな景色を文にする名文家であった。東京の日の入りは四時半ごろ、11月のなかばである。午前は晴れて、午後は薄雲の出る日が二、三日つづいた。ほんとに薄い雲で、入日の西空は、雲が夕...見納め

  • 小雪

    今日、24節季の小雪。雪の季節ではあるが、まだ少ない、そんな季節だ。だが、空は晴れ渡り、気温も20℃と、この季節にしては暖かい。セーターだけで歩いても、汗ばんでくるような陽気だ。予報によると、週末からは寒気が入り、小雪らしい気候になるらしい。山の会の予定があるが、実施が難しい状況だ。午後になって、昼の月が出た。白くきれいな上弦の月だ。日が沈むと、月は明くるさを増し、光りが地上を明るく照らしていた。やはらかき身を月光の中に容れ林信子睡眠のことが頭を離れない。夜中に目を覚ましたり、寝つきが悪い日もある。よく眠れた日は体調がよく、運動をすることが楽しい。反対に、十分な睡眠でなかった日は、身体が重く、何をするにも積極的になれない。ブックオフに寄るたびに目についた睡眠に関する本を買っている。最近買った本だけでも、ス...小雪

  • 時雨

    温泉の帰りに虹が出た。太陽の軌道が低くなるせいで、この時期虹が出やすいらしい。東の千歳山の麓から、西の空へかかかるみごとな虹だ。折から、極地的な雨がさっと走りぬける。初冬の時雨だ。雨と光の定めないたわむれ、芳賀徹先生の『詩歌の森へ』の「冬来る」に使われた言葉だ。この時雨を追いかけるように虹がかかる。つらつらと杉の日面行く時雨加藤暁台今日、感銘を受けた言葉。佐藤一斉『言志四録』より。「少にして学べば、即ち壮にして為すところあり。壮にして学べば、即ち老いて衰えず。老にして学べば、即ち死して朽ちず」(晩録60)この書を現代語訳した川上正光は、サムエル・ウルマンの詩「青春」を紹介している。老いのとらえ方に、二人に共通のものがあることを認めたものだ。人は信念とともに若く、疑惑とともに老いる。人は自信とともに若く、恐...時雨

  • 古墳を訪ねる

    初冬の山行は里山が中心となる。今回は担当のmさんが造詣深い置賜地方の古墳を見て歩くいう企画になった。写真は南陽市長岡の稲荷森古墳である。4世紀の後半に作られたもので、墳長96m、後円径62m、前方巾30mと今回見たものでは最も大きな古墳である。こんもりと木の茂る神社の脇に、その巨大な姿を見せる。この古墳がつくられたことは、このエリアを治める権力者、氏の長が存在していたことを示している。墓の丸い部分には、その長の墓を埋め、前の長方形の高台につながる。高台は長の後継者がその地位につく儀式を行う場所であった。氏上の死とその子孫による権力の継承は、全ての氏人から見える場所で行われ、その大きさで権威づけられてきた。弥生時代になって、米が植えられ富が蓄積されていくと、生じてくる地域を治める力の誕生によって墓の様式が日...古墳を訪ねる

  • 熊の被害

    一気に寒くなった。北海道の朱鞠内では、68㌢の積雪を記録し、目の前の瀧山では3度目の冠雪だ。今年になって初めてエアコンの暖房を運転し、24節季の立冬を迎えた。車のタイヤも冬タイヤに替えた。函館で大学生がヒグマに襲われ、その山に入った消防署員3名を襲ってきた。ナイフで応戦し、首に怪我を負った熊は死亡し、その近くで大学生の死体が見つかった。ヒグマは人を餌として埋め、隠したものらしい。消防署員も追加の餌にしようとして襲ってきたと思われる。今年の熊の被害はあまりに多かった。秋田では、6頭の熊が群れて餌を捜すところが目撃されている。いよいよ熊も冬眠の季節を迎えたのでひとまずは安心ということだろうか。冬眠前の熊は、一冬の長い期間の生存のために十分な栄養を取り脂肪として貯えなければならない。その栄養源であるブナの実の不...熊の被害

  • 木枯し

    あの小春日和の翌日から、寒冷前線が南下してきて、一気に寒くなった。木枯しが吹いて、桜の紅葉した葉が、吹き寄せられている。いままで持っていた季節感が、崩れてしまった。寒風の吹くなか、朝散歩をかねた買い物に出かける。驚いたことに昨日まで、疲労感が足に残っていたが、以前と同じような足どりができている。木枯しが背中を押してくれるような感覚だ。夜中の睡眠時間が多くなって、その分身体の動きも軽くなる。胸を張って、背筋を伸ばして、正しい姿勢から心地よい歩きのリズムが生まれる。雲とぶやいつも北風ひびく丘谷迪子体調を崩した妻にかわって家事をした。3、4日して回復した妻が、鍋を磨いている。「いつも鍋をぴかぴかにしておくこと。これが私の自慢。」と言葉少なに言った。圧力鍋も、洗ったつもりであったが、たしかにピカピカではない。洗剤...木枯し

  • 小春日和

    昨日、冬至。まだ夏日やところによって真夏日もあるような陽気のなかで冬がやってくる。初冬の昨日のような好天は、望んでもそうは巡り会えるものではない。雲一つない青空と、あたたかい陽ざしがすっぽりと体を包んでくれる。無風、仲間に誘われて、笹谷までの峠道を歩いた。林のなかに入ると懐かしい匂いがする。葉が落ちて、枯れ葉がしき積る山の匂いだ。さかのぼって振り返ってみると、子どものころ遊んだ田舎の林で覚えた匂いらしい。その記憶は身体の深部に残って、こんな好天の日に記憶を呼び覚ましてくれる。グールモンの詩片が頭をよぎる。シモオン、木の葉の散った森へ行かう。落葉は苔と石と小径を被うてゐる。シモオン、お前は好きか、落葉ふむ足音を?笹谷の小径には、小川が流れている。その脇にある小径だ。昔、作られた階段の支柱と金属の踏み台が崩れ...小春日和

  • スマホから始まる

    固定電話の契約を止めて3ヶ月になる。固定には殆ど電話が来なくなった。それだけ、スマホを使う人が多くなったせいだろう。たまに電話が入るのは、どこで電話番号を調べたのか、通販の勧誘か、詐欺を疑うようなものばかりだ。ただ、知人にも固定を止めたことを知らせてないため、昔、固定で話したことのある近所の人から、スマホに電話が入った。用件を済ませてしばらく経って、その知人から「ラインやっているね。友だちになったよ。」と知らせてきた。近所にいて久しく言葉も交わしていなかったので、ラインで近況を話すことができた。離れた家族や、趣味の仲間だけでなく、同世代の旧知の人とラインでやり取りできるのは新鮮であった。これから、元気に生きていく、老人の知恵など交換したいと思った。スマホが脳によくない、という話が広がっている。これは、ゲー...スマホから始まる

  • 柿紅葉

    紅葉が散るのは、春の花が散るのに匹敵する。今年は、10月に高い気温が続いたため、まだ青い葉も多く残っている。そんななかで、柿紅葉が実と葉の紅葉が競っている。照りのある葉の紅葉は、柿のならではの色香を見せる。もう木の根のうえに散った葉が、積もり始めた。11月に入ったが、冬の気配が遠のき、季節外れの暖気がはいっている。これだけ一日のうちに気温差があると、つい体調が崩れる。木々の紅葉には、朝方の低い気温は必要条件である。老いし木の枝かたくなに柿紅葉水原秋桜子今朝、飯田の高台に朝散歩40分。昨夜の睡眠がよかったことが大きい。10時に就寝して6時に目覚めるまで、一度も起きずに寝た。スマートウォッチの睡眠チェックでも、深い睡眠がたっぷりととれている。そのため、身体が朝から動くことを求めている。トレッキングポールを持参...柿紅葉

  • 香りのある暮し

    11月というのに、ベランダに植えたバジルが花を咲かせている。花の茎を3、4本採って、小さなグラス挿して食卓におく。さわやかな香りがテーブルにただよう。スパゲッティのソースに生バジルを散らしたり、サラダの香りづけにもずいぶんと重宝した。娘がハーブの精油を何本も送ってくれた。鼻孔から入るアロマの香りは脳を刺激して、認知症を防ぐ効果があるという。そんな効果を期待して、送ってくれたらしい。義母の仏前に、毎朝、線香をたて、お茶をあげて手を合わせる。これも習慣になった。匂いと食欲には密接な関係がある。土用の丑の日には、ウナギを食べる人が多い。ウナギ屋では、焼いたウナギの臭いを団扇であおいで通る人にかがせる。あの香ばしい匂いが脳を刺激し、つい店のノレンくぐるはめになる。犬の嗅覚は人の何万ばいもの嗅覚を持っているらしい。...香りのある暮し

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