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松和のマスター
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2012/11/12

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  • 明日〜来月3日までお休みします

    いよいよ今年も今日で終わり。コロナ禍が終息しそうで終息せず、結局、未だにコロナ禍が続いた年。それでも、死亡率、重症化率とも低下、行動制限も緩和されて、治療薬も出てきて、来年こそはコロナ禍は終息するのでは、という期待を持てる年末になりました。ジャズ界では逝去するミュージシャンが続々出て、主だっただけでも以下の通り。ジャズを聴き始めて、馴染みのあるジャズマンが鬼籍に入るのは、見ていて辛いですね。1...

  • 僕なりのジャズ超名盤研究・21

    「サウンド・オブ・ミュージック」というミュージカル映画がある。結構、お気に入りの映画で繰り返し見ている。その中の有名曲に「My Favorite Things」というのがある。雷を怖がる子供たちを「楽しいことを考えて」と、主人公のマリアが励ます場面で使われる曲。そうそう、JR東海「そうだ 京都、行こう」のCMにも、長年使われている。ジャズの世界では、この「My Favorite Things」は...

  • ジャズって判り易いのが一番

    僕がまだジャズ者初心者だった頃、FMラジオは貴重な音源だった。当時、ジャズがメインのFM番組は結構沢山あって、リアルタイムで聞くか、リアルタイムで聞けない時は、タイマー起動でカセットデッキに録音しておいて、家に帰ってきてから、ずっと聞いていた記憶がある。FM番組でそのジャズLP盤の一部を聴いて、その内容が気に入って、次の日にレコード屋に走ってゲットしたアルバムも結構あった様な気がする。一生懸命、...

  • マイルスのブルーノート録音・1

    マイルス・デイヴィスのリーダー作は、どの盤も「奥が深い」。まず、駄盤、凡盤の類が無い。各リーダー作には、それぞれ、録音時の「音の背景」とか、録音時の「音の志向」とか、が必ずあって、マイルスのリーダー作は、それぞれの盤毎に必ず「意味や意義」が存在する。マイルスは立ち止まったり、振り返ったりすることが無い。そして、マイルスには「適当に」という言葉は存在しない。『Miles Davis Volume ...

  • フリゼール・スタイルのエレギ

    Bill Frisell(ビル・フリゼール)。米国ボルチモア〜デンヴァー出身のジャズ・ギタリスト。しかし、出てくるギターの音は伝統的なジャズ・ギターの音では無い。軽くサスティーンが聴いて、複雑にねじれ、自由度の高いモーダルなフレーズで、無調に展開することもしばしば。1970年代以来、ECMレーベルに代表される「ニュー・ジャズ」を地で行くようなエレギで、伝統的なジャズ・ギターを愛でるジャズ者の方々...

  • 僕なりのジャズ超名盤研究・20

    ジャズ盤には、我が国のジャズ者だけにウケて、他国では全く知られていない盤が結構ある。例えば、ブルーノートの「女性の足元ジャケ」で有名な、Sonny Clark『Cool Struttin'』がそうで、我が国のジャズ者の方々の中では知らぬ者はいない位の人気盤だが、本場米国では全く知られていない。そもそも、リーダーのピアニスト、ソニー・クラーク自体がマイナーな存在。このエピソードはジャズ雑誌で読んで...

  • 僕なりのジャズ超名盤研究・19

    僕は、マイルス・デイヴィスとギル・エヴァンスのコラボレーションが大のお気に入りだ。Columbiaレコード移籍後の(レコーディングは前だが)『'Round About Midnight』から『Miles Ahead』『Milestones』『Porgy and Bess』『Kind of Blue』『Sketches of Spain』まで、ギルが直接関与したものから、間接的なものまで、マイルスと...

  • 僕なりのジャズ超名盤研究・18

    ジャズを本格的に聴き始めた頃、この盤の存在が不思議だった。ジャズの評論からすると、概ね、ディブ・ブルーベックというピアニストは「イモ」なピアニストという評価だった。やれスイングしないだの、やれ歌心が無いだの、そして、酷いなあと思ったのは「下手くそ」や「イモ」という評価。ジャズ者初心者として、これは下品やなあ、と思いつつ、ブルーベックの諸作については、なかなか手が伸びなかった。しかし、である。ジャ...

  • バッキング上手のケイブルス

    しばらく、お休みしていたのだが、ジョージ・ケイブルス(George Cables)のリーダー作の聴き直しを再開した。というのも、以前はサブスク・サイトには、ケイブルスのリーダー作が5〜6作はアップされているのだが、他のアルバムは対象外。CDにもなっておらず、廃盤状態の盤が多数で、ケイブルスのリーダー作の聴き直しを中断した。しかし、最近、サブスク・サイトでケイブルスのリーダー作を検索したら、出てく...

  • フュージョン・ジャズのポンティ

    ジャン=リュック・ポンティ(Jean-Luc Ponty)は、ステファン・グラッペリと並んで、テクニックに優れ、後進に影響力が大きい、レジェンド級のジャズ・ヴァイオリニストとされる。レビューから初期のポンティは、明確に「クロスオーバー・ジャズ」。クロスオーバー・ジャズのエレギの役割をバイオリンに置き換えて、優れたパフォーマンスを生み出していた。Jean-Luc Ponty『Upon the Wi...

  • メイバーン初期のソロ・ピアノ

    Harold Mabern(ハロルド・メイバーン)は、僕のお気に入りのピアニストの1人である。メイバーンはテネシー州メンフィス出身。1936年3月生まれ、2019年9月17日に惜しくも鬼籍に入っている。享年84歳。1968年に初リーダー作、意外とサイドマンでの活躍が目立っているが、リーダー作は多い。自身では2002年にヴィーナス・レコードに録音した『Kiss of Fire』が一番売れたリーダー作...

  • 「ブルーベック4」初期の傑作盤

    Dave Brubeck(ディブ・ブルーベック)のリーダー作の「落ち穂拾い」をしている。もともと、ブルーベックのピアノが好きなので、当ブログでは、ブルーベックのリーダー作はかなりの数、記事にしてアップしている。が、ブルーベックはキャリア上、リーダー作については「多作の人」。ブルーベックを語る上で、重要と思われる盤もスポッと抜けていたりして、もう少し、充実させる必要があるなあ、と感じた次第。Da...

  • ユニークなAJQのセカンド盤

    ベツレヘム・レーベルにあって、他のジャズ・レーベルに無いのが、オーストラリアン・ジャズ・カルテット(AJQ)の存在。このオーストラリア出身のカルテットは実にユニークな存在。ベツレヘムはカタログ順に集めたいがAJQは除きたい、というジャズ者の方々もいるくらい、この東海岸でも西海岸でも欧州でも無い、この「オーストラリア出身」のジャズの音は好き嫌いが分かれるところ。『The Australian Ja...

  • オーストラリア出身のカルテット

    ベツレヘム・レーベルのアルバムを、Bethlehem 6000 series (12 inch LP)」のカタログから、カタログ番号順に聴き直すと、このレーベル独特のグループやジャズ・ミュージシャンの名前に出くわすので、思わず面食らう。ベツレヘム・レーベルの創始者、ガス・ウィルディは、他社とは違うことをやらなければ、レコード・ビジネスで勝負していけない、と思っていたそうで、そういう面から、他の有...

  • ジャズ・バイオリンの名盤の1つ

    ジャズ・バイオリンはジャズの中でもかなりマイナーな存在。有名なジャズ・バイオリニストとして、僕の頭に浮かぶのが、ステファン・グラッペリ、ジャン=リュック・ポンティ、そして、寺井尚子。この3名くらいしか浮かばない。調べれば、14〜5名くらいはいるみたいだが、先に挙げた3名以外、知らない名前ばかりで、当然、リーダー作に出会った記憶も無い。その僕の頭に浮かぶジャズ・バイオリニストの中で、一番、良く聴い...

  • 現代のピアノ・トリオの好例の1つ

    New York Trio。トリオ名からして「胡散臭い」(笑)。とかく評判の良くない、日本発のヴィーナス・レコードからのリリースが主。これまた「胡散臭い」(笑)。才能ある若手〜中堅ピアニストのフォービートな純ジャズ・トリオで、しかも、スタンダード曲が中心の演奏。これまた「胡散臭い」(笑)。正直言って、最初、このトリオのアルバムに出会った時、そんな「胡散臭さ」満載で触手が伸びなかった。が、ピアノ担...

  • クリスの "バードランドの子守唄"

    ベツレヘム・レーベルのアルバムを、Bethlehem 6000 series (12 inch LP)」のカタログから、カタログ番号順に聴き直している訳だが、カタログを見渡すと、ジャズ・ボーカルのアルバムが散見される、というか、資料によると、全カタログの4分の1がジャズ・ボーカルのアルバムとのこと。他のジャズレーベルと比べると、かなりボーカル盤が多いということになる。ベツレヘムの創始者、ガス・ウ...

  • ブルーベックとデスモンドの融合

    ジャズの楽器の中ではピアノが一番好きである。もともと、子供の頃、中学生まで、クラシック・ピアノを習っていたこともあって、ジャズ・ピアノは「聴く」ばかりでなく、及ばずながら「弾く」側の気持ちやテクニックを慮って、鑑賞することが出来る。ジャズ・ピアニストはあまたあれど、お気に入りのピアニストは数十名。その中に「デイブ・ブルーベック」がいる。ブルーベックと言えば、僕がジャズを本格的に聴き始めた頃、評論...

  • ベツレヘム・レーベルの特色

    ジャズの有名レーベルのひとつに「ベツレヘム・レーベル」がある。カタログを見渡すと、他の有名レーベル、ブルーノートやプレスティッジ、ヴァーヴ、インパルス、リヴァーサイドなどとはちょっと異なる、ユニークなラインナップが面白いレーベルである。ベツレヘムは1953年、株のディーラーだったガス・ウィルディという人物とプロ・ドラマーだったジェームズ・クライドがNYにて設立した「ポップスのシングルを扱うレーベ...

  • "キング・オブ・カルテット" である

    コロナ禍でどうなることかと思ったが、現代ジャズはコロナ禍に負けること無く、その活動と深化を継続している。コロナ禍当初は、スタジオ録音が出来なかったり、ライヴ演奏が出来なかったりで、ジャズのみならず、音楽活動というものが潰えてしまうのでは無いか、と不安になったが、何とか厳しい時期を乗り越えた様だ。その現代ジャズであるが、深化は脈々と続いている。21世紀に入って、ネオ・ハードバップの成熟、クールで静...

  • マイルス・ジャズの新たな解釈

    今週の水曜日に「マイルス・ジャズの高度な再現」と題して、マイルス・デイヴィス没後30年を記念し、ACTの創始者シギ・ロッホのキューレーションで、2021年にベルリンで行われたコンサートの模様をとらえたライヴ盤をご紹介した。特に後半は、マイルスとギル・エヴァンスとのコラボでのジャズ・オーケストラの名演を、マグナス・リンドグレンのアレンジ&指揮の下、シオ・クローカー・カルテットとベルリン・フィルとの...

  • ジャズ喫茶で流したい・256

    小粋なジャズ盤を探索していると、好きなジャズマンのリーダー作なのに、何故か疎遠になって、かなりの長期間、聴くことの無かったアルバムに、不意に出会うことがある。ジャケ写を見て「あっこれは知ってる、好きな盤」とは思うのだが、直ぐに「あれっ、この盤、前に聴いたのって何時だっけ」ということになる(笑)。The Oscar Peterson Trio『At The Concertgebouw』(写真左)。...

  • ジョン・レノンの42回目の命日

    12月8日、ジョン・レノンの命日。1980年12月8日、ジョン・レノンは凶弾に倒れた。40歳にて急逝であった。42年前のことである。ジョン・レノンの名前を知らない人、ジョン・レノンに興味の無い人にとっては、何のことか良く判らないだろう。しかし、僕達にとっては大事件中の大事件、今までの逝去に関するニュースで一番ショックだった出来事である。「何故、ジョンが撃たれたのか、40歳で命が途絶えたのか」。...

  • マイルス・ジャズの高度な再現

    この盤の宣伝文句を読んで、マイルスが亡くなってから、もう30年も経つのか、と改めて驚いた。マイルスが亡くなったのは、1991年9月28日。確かに、現時点で既に31年が経過している。マイルスが亡くなってからも、未発表音源が定期的にリリースされているので、没後30年と言われても、あまり実感が湧かないのが本音。『Jazz at Berlin Philharmonic XIII: Sketches of...

  • ヴィクター・フェルドマンの到着

    ジャズには「ジャケ買い」という言葉がある。ジャケットのデザインが優れているアルバムは、押し並べて良好な内容のアルバムである、という経験則からの言い回しなんだが、確かにこれが、ジャズに限っては当たることが多い。特に、ジャケットのデザインに全く無頓着なジャズ・レーベルにおいても、これが当たるから面白い。ジャズ名盤のジャケットは、確かに優れたものが大多数である。但し、逆もある。もともとジャズ・レーベ...

  • ジャズ喫茶で流したい・255

    ジャズの関連本などで紹介されていて、名前は知っているのだが、リーダー作をまともに聴いたことが少ないジャズマンに出会った。クレア・フィッシャー(Clare Fischer)である。1928年10月22日ミシガン州デュランド生まれのピアニスト、アレンジャー。1962年のリーダー作『First Time Out』で高評価を得ている。メインストリーム・ジャズばかりでなく、ポップなラテン・ジャズやボサノバ...

  • 現代ジャズの最新形の1つである

    ジェラルド・クレイトン(Gerald Clayton)はオランダの出身。1984年生まれ。2006年のセロニアス・モンク・ジャズ・ピアノ・コンペティションでは堂々の2位。クラーク・テリー、ラッセル・マローン、ロイ・ハーグローブなどと共演。アレンジャー&プロデュースなど、多彩な才能を持つ、今年で38歳の現代ジャズの中堅を担う優れたピアニストの1人である。Gerald Clayton『Bells O...

  • ジュリアナの傑作カルテット盤

    ドラマーがリーダーのアルバムは、その意図が分かりやすいものが多い。ドラマーは「リズム・セクション」のリズム&ビート供給の要の楽器。演奏するジャズのスタイルや演奏のトレンドの全てに対応出来るのが「ドラム」。そんなドラマーがリーダーを務めるリーダー作は、リーダーのドラマーが演奏で表現したい「志向」がメインになることが多い。Mark Guiliana『The Sound of Listening』(写...

  • 企画盤「危険な関係のブルース」

    レジェンド級の「哀愁のピアニスト」、デューク・ジョーダン。ピアニストの腕前もさることながら、作曲家としての才能が素晴らしい。とにかく、書く曲書く曲、良い曲ばかり。特に、ブルース調の曲、マイナー超の曲が素晴らしい。「哀愁のピアニスト」の面目躍如である。ジョーダン作曲の曲の中で一番有名なのが「NoProbrem(危険な関係のブルース)」。この曲は、元々は、1959年のフランス映画「危険な関係(Les...

  • ジョーダンとファーマーの共演盤

    デューク・ジョーダン(Duke Jordan)。欧州に渡った後、1970年代に、スティープルチェイス・レーベルに残したリーダー作は良好盤ばかりで駄盤が無い。スティープル・チェイスの総帥ディレクター、ニルス・ウィンターがデューク・ジョーダンの才能を高く評価していたこと、そして、なにより、双方の相性が相当良かったのだろう。Duke Jordan『Duke's Artistry』(写真)。1978年6...

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