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まほろば漫遊記 http://uryuuhazime.seesaa.net

大和は国のまほろば……奈良県の歴史が大好きな中学生のブログです。自転車で奈良の歴史を巡っていきます。

奈良県三郷町と大阪府柏原市を中心に各地の歴史を紹介しています。また、推理小説を中心とする読書感想や、日々のできごとなども書きます。

三里千秋
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2012/11/08

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  • 景観の構造(樋口忠彦)

    1975年技報堂出版、樋口先生の学位論文をもとに作られた景観工学の古典とも言える本であります。 ランドスケープとしての日本の空間を、精神的な方面よりもマテリアルな方面から明らかにされた論文で、現在の景観研究でも多く参照される一冊であります。 二部構成となっており、前半は「ランドスケープの視覚的構造」、後半は「ランドスケープの空間的構造」と題されています。 前半では「可視・不可視」や「距離」「視線入射角」「不可視深度」「俯角」「仰角」「奥行」をキーワードに、ランドスケープの見え方を科学的な方法論を用いて明らかにしています。 後半では「水分神社」「秋津洲やまと」「八葉蓮華」「蔵風..

  • 図解でよくわかる1級造園施工管理技士2020-2021年版(速水洋志)

    誠文堂新光社。造園施工管理技士を受けるわけではないのですが、造園系の院試や公務員を受ける人は、管理技士のテキストで勉強するという話を聞いて、基礎勉強のため買ってみました。原論から施工、施設、植物、土工、管理計画など資格における範囲は広範にわたります。環境デザインの授業やこれまで読んだ教科書や専門書だと、緑地計画や造園史、生態学の内容が多くて、施工については軽く触れる程度であったので、知らない知識が多く勉強になりました。これが学術系と実務系の本の違いなのか、と思ったり。 この本を読むことで、公園や庭園の解像度はかなり上がると思います。特に日本庭園の役木や、排水を含めた植栽基盤、樹木の植え付..

  • 都市緑地の計画と設計(内山正雄編)

    造園関係の基礎勉強で読みました。都市緑地の意義から計画技法、造園デザイン理論、都市緑地史まで、網羅的に論じられている書籍。大学の授業(総人環境構成論と農学部造園学)の内容とおおむねかぶっているものの、復習になりました。キーワードをあげていくと緑地の多面的機能、パークシステム(防災系統とか)、景観解析、植栽設計、オルムステッド、風致地区、都市美運動、、、などオーソドックス。特に都市緑地の歴史については西欧・日本ともに述べられており、これ以上に教科書的にまとめられているものを(探していたわけではないですが)見たことがないので、参考書として便利です。 1987年の刊行で読んでいてもやや古い印象..

  • 〈恋愛結婚〉は何をもたらしたかー性道徳と優生思想の百年間(加藤秀一)

    現代のロマンチックラブイデオロギーには複雑な認識を持っています。何かを絶対的な精神的態度とする保守的な態度にも、フェミニズム・LGBTQ関係でたまに見られる進歩史観的なリベラリズムにも、違和感を感じています。 私自身は、物事を考えるとき、歴史的な経緯を踏まえた上で、考える志向があります。「愛」や「恋」「結婚」などについて、自分の中に何の答え(主義)も持ち合わせていませんし、何なら感情や思想を何らかの言葉でラベリングせず、混沌としたままにしておきたいと考えるようになってきていますが。 この本を読んだのも、どの時代の人間も悶々と頭を悩ますこの「恋愛」というものについて考えたいと思ったから..

  • 推し、燃ゆ(宇佐美りん)

    周りで読んでいる人が多いので、遅ればせながら(と言っても、私自身も読んだのが四月。読書感想がかなり渋滞してしまっている、、)。 私には、特に「推し」はいません。最近友達の勧めでホリックやツバサクロニクル、エヴァンゲリオンなど二次元サブカルデビュー?をしつつありますが、まだ「推し」ができるほど人物にのめりこんだことはありません。 主人公のモノローグが中心のお話で、全然志向の違う私にはあまり共感はできませんでした。「推し」や「サブカル」「アイドル」など、2010-2020年代の文化の表象として、将来的に文化研究のテクストとして使われそうだな、というのが第一印象です。どれくらいの世代..

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