綺麗なものを一眼レフや i Padで撮影し、画像中心で普段の行動を綴る。こだわり料理レシピもご紹介。
どんな素材も、関西風味にクリエイトします。
この時期の里山には、フキノトウが頭を出している。昔は親が言う雪の中から頭を出している雪中シチュエーションを探したこともあるが、なっかなかそう言うお宝に出くわしたことはない。子供の舌には蕗や春の山菜が持つ独特なほろ苦さは、クセが強過ぎるイメージを拭い切れないのも好きになれなかった理由だ。きょうは、フキノトウを使って作る「ふき味噌」のご紹介。フキノトウはガクを取り、まな板の上で粗く微塵切りをおこなう。フライパンに油を熱し、さらに細かく刻んだフキノトウを入れて炒めるとシンナリしてくるので、頃合いを見はからって弱火に変えて、☆印を混ぜ合わせた味噌ダレを加え、全体の出来具合を観察しながら混ぜ合わせもって炒める。子供心はさて置き、約2分ほどの炒める調理で完成するので意外とスピーディな作業だ。蕗味噌は超美味しいみたいなことで...ふき味噌~フキノトウだけを使った春の香り~
スーパーの作業に、お刺身を盛り漬ける作業がある。その際に出す剥き身(すきみ)のお値段は、最近では立派になりつつあるが、良心的な魚屋さん気質のお店なら、たっぷりの剥き身@200円をパックに詰めて、値付けしてあるケースが多いので見逃さないようにして、作るは「海鮮丼ネギまみれ」のご紹介。刻みネギを水に晒すことが、ネギ独特のクセを残さないで清涼さだけを提供してくれる。少量のごま油で晒しネギを和えることで準備完了。丼しゃりには酢飯を利用し、刻み海苔を一面にばらまき、少量の醤油で和えた剥き身を、格好良く散らして中央に半熟卵を乗っけると‥‥‥ほぼほぼ完成で。前もって作っておいた晒しネギごま油を、満遍なく表面に乗っけると、青紫蘇・山葵・ガリを添えて、白ごまを全体にパラパラ振りかけると仕上がった。お好みでノゾキに醤油を入れて一緒...海鮮丼ネギまみれ~ネギを水に晒しておくのがポイント~
とりの日パック ~今月は忘れなかったケンタッキー@1000円パック~
ケンタッキーフライドチキンの月末イベントに「ニワトリの日(28日)」と言うのがある。これまでは、買おうと思いつつも忘れっぽい性格が仇となって、今日まで伸び伸びとなった。今月は確実に「とりの日パック@1000円(税込)」をクリアするべくお店を訪れた。セット内容は、フライドチキン(4個)には、ワシの好きなアバラ部分を指定し、ナゲット(5個)とを、電子マネーで清算している間に商品が用意されていた。人気・お得感などから待ち時間覚悟だっただけに、その一連の作業はスピーディーでまるでストレスを感じなかった。むしろ肩透かし気味にスンナリ買えたと言ってよいくらいだ。不動の人気を誇る「フライドチキン@250円」が4個であるから、本来の価格なら@1000円となり、従ってナゲット5個がオマケについてくるような格安イメージのようだ。白...とりの日パック~今月は忘れなかったケンタッキー@1000円パック~
クジラの捕鯨が制限され、珍味とされている「さらしクジラ」も、最近ではお目にかかることが少なくなった。別名オバイケとも呼ばれる部位は、居酒屋さんなどでは親しみ込めて、オバケの名で通っていることもある。地方によっては、尾羽雪・オバイケ・オバキなどとも呼ばれている。くじらのお肉の中でも希少部位とされていて、身と尾の間の肉のことを指し、形状は白い羽のようなので「尾羽毛」と表現する。ゼラチン質を多く含み、嵌った人はコリコリとした奇妙な食感を楽しまれるようだ。ワシはお好みで酢味噌一辺倒だが、梅肉のタレで食す人もおられるようだ。クジラの捕鯨においては、国際捕鯨委員会(IWC)から脱退して3年近くなるが、スーパーに並んでいるクジラ肉を見たことが無い。脱退してからも何を遠慮しているのかは知らないが、秋刀魚・イカ・真イワシ・真サバ...さらしクジラの酢味噌~捕鯨を本格化すべきで~
久方ぶりにやって来た餃子の王将‥‥‥このお店の魅力は価格が超良心的なことで右に出るお店はない。なかでも「王将チャーシュー麺@660円」は、コスパ最高でコッテリ感もあって普通に美味しい。ただしスープの本質が旨み調味料の基本形で、麺は普通の玉子麺であるので、市販されている生タイプの中華麺とほぼほぼ同じ。この感じの大衆ラーメンの場合は、ニンニクのお世話になると、全体のお味を平均的なところまで引き上げてくれるのでお試しあれ。店員さんに素直に言ってみた「ニンニクを少量ください」で、快く持ってきてくれたので感謝しつつ、背脂チャッチャもなされてあるので、ニンニクと共にスープに混ぜ込んでイザ実食!チャーシューは平均的なものよりも優秀で、お味が濃いだけに妙に美味しい。テーブルのコショウの手助けも借りて、ラー油も少々追加してみた。...チャーシュー麺~王将のコスパ最高!大衆の味~
産まれてから約8年間、我が家で暮らした初代ワンちゃんのミニチュアダックス「姫ちゃん」が25日に18歳の生涯に幕を閉じた。確か血統書名も「姫」だった記憶がある。長女が嫁入りするときに我が家を出た格好になったが、10年近く会っていないのは長女の縁ある方に貰われて行ったからで、モンちゃんとの不仲説も多少関係していた。その飼い主さんから最後の写真と、お礼のメッセージが届いたそうだ。「姫ちゃんと出会え、家族になれて10年近く一緒に過ごせたことを心から嬉しく思います。ありがとうございました。」的なご挨拶が途中から見えなくなった。長く離れた切りのお別れだったが、思えば色々な想い出が甦ってきて‥‥‥牛赤身が大好きだった。初詣ではズンズン石段を900段程度を引っ張りっ切りで登った疲れ知らずの姫ちゃん。海では灼熱の砂浜を戯れ、松茸...虹を渡った姫ちゃん~我が家の初代ミニチュアダックス~
新世界じゃんじゃん横丁界隈だが、最近は久しく行けていない。串カツてんぐのお隣さんだったか「のんきさん」の、牛スジとコンニャクを白味噌で土手焼きに仕立ててある味が懐かしく、自分で味噌煮に仕上げて、牛スジと言えどもお肉なので赤ワインには絶対合うはずで。コンニャクは基本通り手で千切って油で素揚げして、下処理した牛スジと一緒に、白味噌・赤味噌のブレンドを調合して、味覇(ウェイパー)を混ぜてぐつぐつ弱火で煮込んで行くこと40分‥‥‥のんきさんのプロの煮込み(下の画像)とどこか違って、味噌の絡みが納得いかない。煮込み時間が足りないのは想像がつくが、食べたい気持ちも抑えられない。▲串カツ屋「八重勝」▼土手焼き「のんき」イタリア産の赤ワインのフルボディを、ワシがお気に入りの一番小さなグラスに注いで飲むことにした。次回からは新世...牛スジ煮込み~赤ワインで楽しみ〆ご飯にも~
熊本県産と表示されているアサリの97%が、中国産などからの産地偽装だとニュースが流れた。熊本でのアサリ育成期間が、中国での育成期間を超えたのなら、熊本産と明記しても良いみたいな、随分眠たいルールがあるからだ。これらは一斉に産地が正されたときく。ここからは憶測だが、鹿児島産・愛知産などのウナギだって同じようなものだ。今夏の丑の日までには「中国産」と正されることになるだろうし、中国産を親の仇みたいに嫌ってお買物されていた人たちも「国産ウナギは美味しい」との意識も、良い加減なものであったと気付くだろう。お話が養殖ウナギに逸れたが、今回はアサリの酒蒸しをご紹介。鍋にオリーブオイルを敷いて、生姜・三つ葉などを刻んでアサリと共に中火で炒めて、香りが出たら日本酒を加え、適量の塩をしてフタをし、ザッザとお鍋を返して、2分程蒸し...アサリの酒蒸し~産地偽装の熊本県、鰻も抜け道ルール?~
久々の551蓬莱のカウンターで「海鮮麺セット@1250円」を注文した。このお店で温麺を注文するのは初めてで、不安を抱えながらも海鮮麺とミニ天津飯のセットに決めたのは「焼売10個入り@700円」のお持ち帰りが、出来上がるのを待つ必要があったからだ。海鮮麺には立派なサイズの、海老・イカ・帆立貝柱などと、シャキシャキお野菜が使われており超薄味に調整されていた。ワシの舌の方が、最近はラーメン専門店の濃い味のスープに慣らされているのかも知れないが、結構な蓬莱さんの薄味にビックリするも自分でカウンター調味料で味変してみた。中華屋さんの薄いスープとよく似た雰囲気だった。一方、ミニ天津飯にはシッカリとしたお味がついていて、やや濃いのではと思うほどで、少々バランスに戸惑った感じは否めない。やはり551蓬莱では、麺よりも天津を中心...551の海鮮麺セット~蓬莱、究極の薄味仕立て~
幼少期の豚カツでの想い出では、サイズをいかに大きくするかで、卑しん坊の兄弟で競って、豚ロース肉をビール瓶や包丁の背で叩いては面積を大きくすることに命をかけていた。器用なワシは6歳離れた兄貴相手に善戦はしていたが、あとひと押しのところで毎度のように煮え湯を飲まされ続けた。お肉は超薄っぺらくなって、向こうが見えるくらいのスケスケで、お味も旨みもクソもない状態に。それに粉をまぶし刷毛で溶き卵を塗って、パン粉を付けて行く。さてこれを油の中へ上手に滑り落とすことが異常に難しいが、成功した折にはお皿からはみ出るデカイ豚カツに子供ながら満足したものだ。自分の分だけ調理するので、主力で揚げているオカンは徐々に不満を募らせていくのが、目に見えて判るような感じだ。今は要所の筋を切って縮まるのを防ぐだけで、ある程度の厚みはあってこそ...豚カツ〜沖縄島人御用達のA1ソースでちばりよ~
お肉が食べたくて近江牛交雑種を買ってきたは良いが、お家に帰ればすき焼き鍋に、玉ネギ・エノキ茸・白菜とくれば、すき焼きをします的な状況判断だった。すき鍋でお肉を鉄板焼き風にして食べると、一瞬にして無くなったので、鉄板に残る肉汁エキスで「すき焼き風うどん」をご紹介。すき焼き風煮込みにするために、肉汁をのばし加減で煮汁の域にすれば、あとは何でもアリで稲庭うどんと麩を投入後に、卵を続けて連射した。これにて見事なごった煮が出来上がったので、大皿に移し替えたが濃厚なすき焼き風味は、白ご飯が欲しくなるイメージだった。ここでの白ご飯は辛抱で、お味の沁み込んだ稲庭うどんを見れば、八代目佐藤養助さんが怒りそうだと、後ろめたい気持ちになった。クタクタになった白菜が美味しいし、見た目よりは良いお味に。きっと和牛のエキスが睨みを利かせて...すき焼き風うどん~八代目佐藤養助稲庭うどん~
先日から一瞬初夏を思わせるような気候だったが、またまた肌寒い気候に逆戻りとなった。びわ湖の向こう岸には比叡山を仰ぎ見て、淡水魚捕獲の仕掛け「えり」がびわ湖に見えて、その手前に菜の花が広がる風景は、この時期ならではの近江の風物詩となっている。菜花ゆで季節めでるや辛し和え菜の花の風味を感じる調理は、上記の俳句のごとく塩水で茹でて、冷水に浸けて鮮やかな色彩を定着させる。水分を丁寧に切って、味付けしたお出汁に浸して、お好みによって和辛子を混ぜて行く‥‥‥白ごまがあれば使った方が香ばしい風味が加わって美味しくなる「菜の花辛子和え」のご紹介。ほのかな苦みが春の訪れを教えてくれる菜の花だが、春の山菜と言えばトータル的に、この「苦み」がポイントとなっているような気がする。モンシロチョウが孵って飛び交う気候になれば、食べ頃も終わ...菜の花辛子和え~春の訪れはほのかな苦みから~
ローソンストア100と言えば、コンビニの100均のようなスタンスで営業されている。ここ最近話題となっているお弁当に「だけ弁当@216円」というシリーズがあり、ウインナー弁当・ミートボール弁当と発売されて、このほど第3弾の「のり磯辺揚弁当」がリリースされた。▲第3弾の「のり磯辺揚弁当」▼ウインナー弁当とミートボール弁当▼ローソン100ストアの「だけ弁当」の説明記事おかずを敢えて1種類に絞り、ちくわの磯辺揚げのみという、超シンプル弁当は消費者側の味方のようなイメージで。ワシも以前から、大根の桜漬け・キュウリの酢のもの・粉の配分が多い玉子焼きなど、チマチマとどうでも良い付属物など、むしろ無かった方が潔い気もするし、昔から思い描いていた理想のお弁当に近い気がした。▲トリプル海老天丼一方、ノーマルなローソンでも、まちかど...トリプル海老天丼~ローソン100のお弁当シリーズと比較~
出汁巻き定食 ~出汁巻き・ちりめん山椒ご飯・みそ汁・辛味大根糠漬け~
久々のお家ランチは、定食風の悪ノリで決めてみた。一つ一つはご飯との相性で絶品のものを選んだが、まとめて眺めてみると質素なもので、最近の突発性インフレに対抗できるメニューとなっている。生協で注文の卵は少々たまり気味なので中玉6個を使って、題して出汁巻き定食ってことで。白ご飯には、明石産のちりめん山椒を乗っけてみた。みそ汁は具だくさんの部分を考慮して、やや濃いめに仕上げてみた。辛味大根はおろして、蕎麦にぶっ掛けると辛味がピリッと最高のお味だが、これをおろさずに自家製ぬか床に入れると、絶品でまろやかな「辛味大根糠漬け」になる。チョン掛け醤油も忘れずに、出汁巻きには3滴くらいを追加する。洋食のドロドロこってりと濃厚なものは確かに美味しいが、そう言うのに混ざって、和の定食に使われていそうなお惣菜を、ひとつづつ味わいながら...出汁巻き定食~出汁巻き・ちりめん山椒ご飯・みそ汁・辛味大根糠漬け~
今夜のカレーは、食材をゴロゴロ投入しての中辛仕立てで、そんなに辛くもないが甘くもないってレベルで、ひと口で表現すれば差し障りのないカレーを作ってみた。ワシが盛る時には、こんなにご飯の上からルウをぶっ掛けるなんて盛り付けは、考えられないシチュエーションで。当然のことで、辛さが足りないワシは唐辛子をぶっ掛けてみたが、最初のさわりだけにして画像におさめた。実際の唐辛子量をお見せすると、誰だってヒイてしまいそうで。卵黄はいつものお約束で、見た目120%の仕上げとなるので、当然乗っけてみたが食べる直前にはウスターソースもぶっ掛ける。娘婿は身長が180センチ以上もあって、普段でも馬力が凄くて疲れ知らずのようだ。ワシの提言で、以前作って冷凍してある炭焼きハンバーグを乗っけてあげるように言ったら、さらに気をきかせた娘が半熟スク...カレー盛り~相手によって変わる盛り付け~
期間限定であるが「親子丼タレかつ合盛丼@615円(税込100円引券使用時)」が、かつやさんから異種格闘技戦みたいな、魅力たっぷりのメニューが販売されている。手前に親子丼の基本形が盛られてあり、向こう側にドカ~ンとタレの掛かったチキンカツが横たわっていて、いつになく盛り付けは整っている。むかしはカシワと呼んだ鶏肉だが、関西も全国的な「鶏肉」という呼び名に、いつしか変わっていたようだ。丼ものの王道である「親子丼」を食べたいが、「かつ丼」も味わいたいみたいな欲求をかなえてくれたのが、本日ご紹介の合盛丼であり、かつやさん提唱の全力飯にそぐわぬボリュウム感となっていた。親子丼のお味も及第点だが、あと少しお出汁がきいていると、なお好印象が持てるかも知れない。チキンカツはかつやさん毎度のクオリティとなっている。丼の手前から鶏...親子丼とタレかつ合盛丼~かつやの全力飯~
牛スネ肉の用途と言えば、もっともポピュラーなのがビーフシチューで、主に煮込み料理が主流となっているので、焼肉や丼に調理されたものを見たことがない。スーパーの売り場で「牛丼用のお肉はありますか?」と質問されている見知らぬ奥さんがおられたが‥‥‥。我が家はスネ肉で作る牛丼をご紹介。お肉売り場には牛丼用を始め、すき焼き用・シチュー用・焼肉用などと、確かにパックに表記されているお肉が並べられている。しかし、切り落としの牛肉や、スジ肉のように硬いスネ肉を、柔らかく煮込んで牛丼用として使ってはいけない制約なんてないし、各部位をどのように使っても問題はない。まして最初から牛のオデコに用途が書いてあるわけではないし、パックに書いてあるのもあくまでも目安だ。下処理した牛スネ肉を玉ネギと合わせて白ワインで、柔らかくなるまで煮込んで...スネ牛丼~煮込んでからのスネ肉を牛丼に流用~
もともと九州の福岡でがめ煮と呼ばれたものが筑前煮で、秀吉の朝鮮出兵時に各地から武将が福岡に集まった。そこで皆ががめ煮を美味しいと絶賛し、自分の所領にレシピを持ち帰り、料理番に作らせたので一気に全国に広がった。当時は福岡が「筑前」と呼ばれていたので、筑前で食べたので筑前煮となったようだ。切り干し大根を作ろうかと思った時に、大根が高騰して二の足を踏んだことがある。それならばと、乾燥ネットがアキの状態なので椎茸を干してみたら、これを失念してしまった。直射日光を浴びて真っ黒になり、実際問題これを使えるんだろうかと考えながらも、椎茸のお出汁で煮込む筑前煮をご紹介。乾燥椎茸の汚れを洗い流し、お水に浸けてみたところ出汁が出過ぎではないだろうかと感じるほど、褐色に染まった戻し汁は、これも使うので捨てるべからず。鶏肉が見当たらな...筑前煮~自作干し椎茸からのお出汁を重視~
きのこ七不思議のひとつに、市販の「ナガノのなめ茸」の原材料に、エノキ茸が使われていることが腑に落ちない。ここは自然とトロミがつくナメコを使うのが普通だろうし、事実作ってみたらエノキ茸よりも美味しい。そんな疑問を抱いたので、本日は「なめこ御飯」のご紹介。スーパーで安売りのナメコを見付けた時のみ、なめこ御飯を作る切っ掛けで、ワシの背中を押してくれることになる。従ってタイミングよくお買い物に行った時に、値引きナメコがあるかが問題だ。見つけたら必ず買ってナメコなめ茸に炊くことになる。アツアツ炊きたてご飯に、ナメコのとろとろ煮をぶっ掛けてみた。鷹の爪を入れることで、お味が深くなったような気がするし、卵黄と相性が良い感じだ。海苔は家系ラーメンのように向こう側に2枚突っ込んでみたが、食べる直前に刻み海苔をファッサと乗っけるの...なめこ御飯~値引きのナメコがある時に実行~
本日12日!大盛り無料の十二分屋さんの日。膳所店の限定麺は「節そばと豚照り丼セット@1000円」だった。丼付きの限定麺には大盛りサービスが受けられなくて残念だし、ラーメンに上品な鰹出汁ってことで、ラーメンには少々生ぬるい系のお出汁となるが、和食に相性が良くてもラーメンにはどうだろう?トッピングも結構な地味感が漂うが、鰹のお出汁は追いがつおよりもなお激しく濃厚に出ている。刻みネギ油がきいていて、薄切りチャーシューも「和」の出汁には嵌っている。一本ネギを矢のようにラーメン鉢に突き刺すようにもってあるのも‥‥‥ところでこの青ネギ食っただろうか?かつお出汁だから「節そば」と言うんだろが、ワシはハッキリと「かつお拉麺」や「追い鰹そば」なんかも、いい感じな表現だと思うがどうだろう?和のお出汁に、黒コショーだけは多分あわない...節そばと豚照り丼~本日十二分屋さんの日by膳所店~
諸外国でのタコは「悪魔のつかい」と、釈然としない理由から気味が悪いのも手伝って食用ではないと聞く。しかし、スペイン料理のパエリアにいたっては、メキシコ産のタコを使っていたが近年は不漁で、モーリタニア産のタコに鞍替えしたところ、日本の主なタコ輸入国とカブったので高騰したのが経緯のようだ。先日の明石・有馬への小旅行で、香りさえ漂う明石ダコをたっぷり堪能してきた。不漁続きのタコ漁で明石魚協のとった策は、漁に使って古くなった廃棄のタコ壺を、天然ダコの住処として近海に沈めたという。その策が徐々に実り、漁獲量も次第に右肩上がりとなった。得てしてアイデアというのは身のまわりに転がっているものだ。そこでスペインの皆さんに、タコなんてものは無くともパエリアは美味しいと提唱する。お出汁の源は、ムール貝・鱈・アサリ・海老などと、イカ...パエリア~HPで作る、魚介サフラン炊き込みご飯~
鶏と魚と炉とお鍋‥‥‥。これらを売りにしている「岡場笑店」は、有馬温泉郷から少し離れたところにある居酒屋さんだ。新鮮な朝挽き鶏で各部位をお刺身で楽しむことが出来るし、炎魔焼き・炭火焼などで、海鮮ものから鶏料理まで新鮮なうちに調理されていた。ワシの居酒屋好きを狙っての娘のプランだったかも。▲岡場笑店「ホタテガイの炭火焼」▼岡場笑店の店先ホタテの貝殻焼きも磯の風味が楽しめるし、鶏むね肉のユッケもアッサリ系に卵黄の濃厚さが相性良かった。お酒も色々試せたし、その他には肝刺しを始め、各種お造りも良い感じで楽しめたし、ホルモン焼きも味噌風味が山側ならではの味付けを満喫できたが、撮影は野暮なので途中で撮り止めとした。▲岡場笑店「鶏むね肉のユッケ」ホテルは思い切ってのスイートルームの予約で、温泉施設のスパまで直通エレベーターで...有馬温泉~スイートルームから、金泉・銀泉であったまり~
明石魚棚(うぉんたな)商店街 ~玉子焼き・明石だこ・たこ串~
明石と言えば、明石城跡の植え込み切り過ぎ事件もあったが、駅前から続く「魚棚(うぉんたな)商店街」の明石焼き・明石ダコが有名で、一案件ずつ席巻するように訪問していく。明石焼きは、地元では玉子焼と呼び、タコ焼きは実のところ明石が元祖なのだ。この辺りでは、タコと共に穴子も美味しいので、玉子焼にしてもたこ焼きと穴子焼きがあり、双方ともにはいったミックスとがある。崩して確認してみると、普通にタコと穴子が出てきた。かつお出汁に三つ葉の刻んだものをパラパラしてお出汁で食べるもヨシ!ソースで食べるもヨシ!湯掻いただけのゆで明石だこを、ワサビ醤油で美味しけりゃ、明石ダコのタレ焼きは、どこで食べるタコよりも美味しい気がした。地元のお酒300mlを手に持ってぶらぶらしながら名物を次から次へと食べていたが、面倒になり途中から750ml...明石魚棚(うぉんたな)商店街~玉子焼き・明石だこ・たこ串~
青森の情報発信と農業活性化が目的の地域密着型グループ「リンゴ娘」が2000年に結成された。メンバーは新規加入・卒業を繰り返し、現在はバラエティーなどで、機転の利いたおバカキャラで活躍中の、王林(おうりん)さんをリーダーとして、ときさん・ジョナゴールドさん・彩香(さいか)さんの4人グループで結成されている。きょうはアップルパイのご紹介だが、これには最適な紅玉という品種がある。甘み・酸っぱさなどが断然適しているにも拘わらず、最近探してもみつからないので、代役にジョナゴールドを抜擢してみた。得てしてダイレクトに食べると、酸っぱさや硬さが目立つような林檎が、意外とよく合うような気がする。本日は丸型のアップルパイを作っていくが、紅玉さんなら任せっぱでシナモンをぶっ掛けるだけで超美味しくなった。今回は代役のジョナゴールドさ...アップルパイ~紅玉が品切れで代役ジョナゴールド~
豚肉を食べるとは、豚テキと言うよりも豚ステーキと呼べる超バカデカサイズの、厚さと大きさにこだわってデ~ンと横たわらせるシチュエーションが欲しいものだ。チョロチョロ貧相に焼くイメージは捨てて、豪快に盛り付けて食べようと思う。ソースは先日のハンバーグに使ったオニオンソースを抜擢。豚ロースの考え得る一番デカイのサイズを焼いていく。肝心な時に黒コショウを切らしてしまったが、S&Bのテーブルコショーは、買い置きが8袋はあるので、こちらをまに合わせで使っていく。切れると腹が立つのでこういった事態は出来る限り避けているつもりだったが‥‥‥。切らしたものは仕方がない。かつお節・麩・春雨・豆板醤などはキチンと食糧庫に2袋づつ揃っている。こういった時には得てして必要なものから品切れは発生する。思い起こせば、ワシが人生でこれまで引い...豚ステーキ~厚さと大きさにこだわったヘビー級~
日清どん兵衛がデビューした時には、この乾麺がうどんと呼べるかどうかと、根本的な部分での議論を友人たちと繰り返したものだ。CMで使っている映像は、ノーマルなうどん麺と差し替えてあるように感じるがどうだろう?今回は優秀だとされるどん兵衛のかつお出汁を、西日本限定と東日本限定を比較してみた。日本を二つに分断するフォッサマグナが中部地方を走っているが、それを境に西側が軟水で東側が硬水となっている。軟水はお出汁が摂りやすいが硬水は逆に難しい。現在は水道水のマグネシウム・カルシウムを除去する「軟水化フィルター」で、関東のお店は対応しているようだ。しかしどん兵衛を作るのは各ご家庭なので、関西の軟水は昆布のうま味成分を引き出すが、硬水では昆布の蛋白質が結合して旨みがアクと変わるようだ。従って東日本限定は昆布を宗田節に替えて対応...どん兵衛~西日本の昆布だしvs東日本の宗田節だし~
最近はコロナ感染予防の関係で、大阪の新世界ジャンジャン横丁で飲むなんてことはなくなった。以前は好みのあうお店が数店舗あり、今も営業をされているのかどうか心配だ。串カツ・ホルモン焼き・牛スジ煮込み・マグロ料理など、ワシがお気に入りの美味しいお店は、懐かしく思うくらい疎遠になった。そんな中でも、お家レベルで牛スジ肉を煮込むときは、下処理で茹でこぼしをおこない、汚れ・アクと余分な脂を取り除き、柔らかくなるよう心掛けて丁寧におこなうことが大事だ。今回はスジ肉1キロに対してコンニャク2丁も一緒に煮込むことにした。コンニャクは、お味が沁み込みやすいように手でちぎり、サラダ油で素揚げしたものを放り込むことにした。味付けは、日本酒・味醂・砂糖・味覇・白味噌・赤味噌といったところ。牛スジが煮あがったものに、刻みネギと唐辛子を多め...牛スジ煮込み~コンニャク素揚げ、ミソ味仕立て~
タイの人とお話する機会が何回かあり、日本人の印象をお聞きしてみると、タイは親日国のようで、旧日本陸軍が東南アジアに進行したはずなのに、日本人は礼儀正しくて親切なイメージがあるというので、韓国・北朝鮮などと真逆のイメージが浸透している。そんな国民性であるから、老後は日本人も移民してタイで過ごす方もおられるようだ。移民先を決めるには衣食住が大事とお話しされるが、よくよく聞いてみると「い」の部分は医療であり「医食住」で決めると良いそうだ。▲バジル炒めご飯のガパオライスさて二番目の「食」であるが一食平均200円が相場で、年金が月15万円だとお手伝いさんを一人雇えるくらいらしい。タイ料理と言えば、トムヤムクン(海鮮ピリ辛スープ)・パットパクブン(空芯菜炒め)・パッタイ(タイ風焼きそば)・ガイパットキン(鶏と生姜のタイ風炒...ガパオライス~親日国タイに思いを寄せて~
貧富の差が激しい元禄時代では、長屋暮らしのお母さんが、廃材の木っ端の中から、三角すいの座人形的な形状を探し出し、割れ目に布地を突っ込んで、クルリときもの生地で木片を包み込む‥‥‥。アイデアを捻って雛人形を作りだし、それを我が子に与えたのが「木目込み人形」の起源となっている。現在では木目込み人形のキットがあり、豪華絢爛なお雛さまより趣があって風流なイメージだと我が家でも購入。京の宮中での天皇の座位置と同様に天皇さまが左側の京雛は、左の方が位の高い人が座る慣わしで、若い右大臣と白髭の左大臣では後者のほうが位が高く左に位置するのと同様だ。飾りつつ人生を振り返ると、子供たちも各方面で活躍中で、ワシに取っても悪くない人生だった。今年のお雛さまは関西風の京雛ポジションで、お寿司は江戸前風の「ばらちらし寿司」をお重に二人前を...桃の節句~関西風木目込み人形と、関東風ちらし寿司~
ここ最近は、パスタを作る手際が異常に早くなってきた。その理由は、イタリア産カットトマトの紙パックが、一個で2人前くらいカバーしてくれるからだ。本日は海老と白菜のトマトパスタのご紹介。剥きエビを三等分くらいにカットして、白菜は軸ばかりをサイコロ状に切り終えたときには、すでに横でパスタを茹でている。ガーリックの微塵切りを、オリーブオイルで炒めるときには、焦げ過ぎないように、海老・白菜・玉ネギ・ミニトマトも放り込み、ザッと炒めると今回お薦めのカットトマトの紙パックを絞り入れた頃には、パスタが茹で上がっている。頃合いを見てオリーブオイルを追加してパスタを投入。ザッと絡めてお味を確かめると、当然塩分を入れたいないのでボケたお味となっている。そこへパスタの茹で汁は塩水だから、茹で汁をチョビチョビ追加すると、オイルと塩水は混...海老と白菜のトマトパスタ~チーズとの相性が抜群の食材~
前回にお水取りをご紹介したから、動物性をヌキにして「精進揚げ」となったわけではない。玉ネギ・蓮根・カボチャ・さつま芋を使った天ぷらは、お肉の買い置きが無く結果的に精進揚げとなった。東大寺二月堂の修二会に選ばれし僧侶11人の食事情が、少しだけ理解できたような気がする。天ぷらに動物性の食材が無いと、一つ一つの野菜が持ち味を主張してくるようで逆に美味しい。蓮根は厚めに切るとホクホクとするし、新タマは甘みと瑞々しさがある。カボチャも寝かせた効果で甘くなっているし、サクッとホクホクさつま芋の天ぷらも甘みが充分だと感じる。最後にこれら全種のお野菜を細かく切って、かき揚げに仕上げていくときに気が付いた。青物がないので三つ葉でもあれば随分と色彩だけでも違ってくると思いつつ、別の色から関西人御用達の自家製紅生姜の天ぷらを楽しんだ...精進揚げ~玉ネギ・蓮根・カボチャ・さつま芋など~
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アメバブログへお引っ越ししました。Gooブログからアメバブログへのお引越しが終わりましたので、是非ともアメバブログへもお越しください。下のバナーを突っついていただければ、アメバブログの「新・炎のクリエイター日記」にリンクしています。なお、永きに渡りGooブログ炎のクリエイター日記へのご愛顧ありがとうでした。Gooのコメント欄は暫く頂けるよう設定しました。追伸‥‥‥アメバブログのコメント欄を調べますと、コメントするをクリック→別画面のログイン画面を下にスクロール→ログインせずにコメントする→がありますので、ニックネームと本文だけでコメント出来るようです。‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥永くご愛顧いただきありがとうでした。どなたさまでも、お気軽に新・炎クリ日記へお越しください。酔っ払っても写る「CANONP...お引越し♡は良いけれど~アメバに不満☆Ameba~
★アメバブログへお引っ越ししました。Gooブログで長らくやってきましたが、Goo側の一方的なサービス打ち切りで、他のブログへのお引越しを余儀なくされました。是非とも、アメバブログへもお越しください。下のバナーを突っついていただければ、アメバブログの「新・炎のクリエイター日記」にリンクしています。なお、Gooブログ炎のクリエイター日記へのご愛顧ありがとうでした。Gooのコメント欄は閉じさせていただきました。‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥永くご愛顧いただきありがとうでした。どなたさまでも、お気軽に新・炎クリ日記へお越しください。酔っ払っても写る「CANONPowerShotG7XⅡ」と「iPhone」での撮影です。日本ブログ村こだわり料理部門、写真ブログ部門に参戦しております。下のバナーをクリック🎵して頂...アメバブログへお引っ越し♡Ameba
日本でレトルトスパゲティが流行り始めたのは、乾麺を超柔らかくまで茹でて、ケチャップ味にして真空パックにしてあった「ママースパゲティ」が、たぶん起源だと思う。お弁当作りのオカンは、これを小分けにして弁当に詰めていたのを記憶している。今回はポーク缶を使ったペペロンチーノのご紹介。ヒョンなことからイタリア人が、ママーの真空スパゲティを試食したところ「日本では生涯パスタの美味しいものは食べられない」と断言されてから早や半世紀が経過した。現在ではイタリア人を唸らせるパスタ屋さんを容易に探すことも簡単となった。自分で作るには、オリーブオイルに、ガーリックの香りと旨みを溶かし込むことがペペロンチーノ調理の始まり。日本ではパスタの基礎で、詫び寂び‥‥‥つまり、慎ましく質素なものの中に、奥深さや豊かさなど「趣」を感じる心の...ペペロンチーノ~ポーク缶で即興パスタ~
言わずと知れたラーメン屋さんの「麵屋風花」は、京都の高辻東洞院に本店があるラーメン屋さんで、どこで合体したかは知らないが憶測で書いていく。豚人(ぶたんちゅ)の麦笑グループと、業務提携されて麦笑の「とこ豚骨」を扱うようになったようだ。風花からの暖簾分けで、中丸が独立し豚人チェーン中丸風花が生まれたようだ。▲ニンニク増し増し▼小丼はキャンセルして白ご飯に守山の豚人は、定食やお決まりのセットがあり、お値段も少々張るようで麺も少ない印象だった。しかし今回訪問の栗東豚人は、注文しやすくフロワー担当の見事な仕切りも手伝って、初入店のワシでも馴染めた。駐車場が満車でウロウロ迷っていると、中から店員が飛び出してきて順番待ちの居場所を教えてくれた。▲コッテリ系だがお箸は立たない▼中太縮れ麺に見事に絡む豊富なメニュー選びのス...とこ豚骨ラーメン~自由にカスタマイズは栗東豚人~
岡山の中央付近にあたる津山は、日本海からも瀬戸内からも遠く離れていて、新鮮なお魚はそうやすやすと手にはいらない。岡山が発祥の「ばら寿司」は、新鮮活魚は使わず干し椎茸・干瓢・酢蓮根・そして錦糸卵・刻み海苔・紅生姜などで仕上げる。奈良でもばら寿司文化があるのは、似たような食文化がそうさせたのだろう。津山の名物と言えば、コノシロに似たお魚ママカリを、ご飯の友なら山間部まで輸送がきるので重宝される。奈良はサバの塩〆したものを、スライスして柿の葉寿司を作ったりする。新鮮なお魚が手にはいらない山間部での知恵と言えそうだ。そんな昔の山間部にカニカマなるものがあれば、格好のばら寿司へのトッピング食材となっていただろう。外国の人ならばカニカマは、本物のカニより美味しいと謳って売るようだが、日本ではそこまで買いかぶったPR文...カニばら寿司~タラバガニカマの剥き身をトッピング~
野草の山菜からは、風味という持ち味のほろ苦さを感じられる春の山菜天ぷらだが、ワシの中ではコゴミ・ワラビなどはクルリと穂先が丸まって同じように見えている。タラの芽やゼンマイなどは、道の駅での販売や、自分で穴場を探し当てて、ひそかに芽を摘んで持ち帰り、塩水に暫く浸して汚れやアクをとって、天ぷらの食材として使うのも良いだろう。コゴミはアクが少なく、天ぷらでカラッと揚げれば、さほど取り扱いは難しくはない。従って、アク抜きは形だけで汚れを落とせばOKで、下茹で不要にて「コゴミの天ぷら」に仕上げていく。食べ方は、塩・抹茶塩・天つゆなど、お好みで食べると美味しく戴ける。先日ご紹介したチクワ・茄子・お芋・カボチャなども参加させた。チョット油断すると、先日からの陽気で急に春めいた気候になり、シッカリと巻いているはずのコゴミ...春の山菜天ぷら~コゴミ・タラの芽と、野菜の天婦羅~
またまた全力飯のかつやさんから、期間限定企画で「牛ホルモン焼きうどん+鶏かつ丼@769円(税込・100円引)」が発売された。気のせいか最近になって頻繁に期間限定が出るので、そのスピードにワシが付いていけなくなった雰囲気もあるので、どうやら新レギュラーメニューの開発も兼ねているのかも知れない。今回のかつ丼は鶏肉かつ仕様で、本来焼きうどんは丼シャリの上に乗っけるブツではないのだが、それは常識に照らし合わせてのことで、ワシはたとえ何が乗っかっていても、不思議ではない「かつやさん」だと心得ている。時たま飛び出す全力飯の奇策に、些細なことではビックリしないようになった。鶏かつは味噌ダレで味付けし、ホルモンうどんの味付けも味噌ダレとする周到さで、双方さすがの濃い味付けに、和らげとばかりに不要のキャベツの千切り。白ご...牛ホルモン焼きうどん鶏かつ丼~全力飯のかつやさんから~
保存用冷凍白ご飯でつくる「オム炒飯」のご紹介。もともとの炒飯は、皆さんもご存じのとおり発祥の地は中国で、この料理にまつわる歴史は古い。あの遣隋使の時代の隋の宰相が、余ったご飯の再利用を考え、卵とご飯を絡めた砕金飯を作って好んで食べたとある。それが中国各地に広がり現在の炒飯となったようだ。時代は流れ、炒飯も色々と作り方が枝分かれして、アレンジもなされて「オム炒飯」なるものが出現した。オムライス炒飯を略して縮めるのが昨今の流行りで、炒飯は美味しいが何か物足りないイメージが付きまとう。それを解消しようとした、アレンジ得意の日本の調理人が、五目炒飯や餡かけ炒飯そしてオム炒飯などを誕生させたようだ。レンチンした冷凍ご飯で作った炒飯を盛って、溶き卵2個分に牛乳大匙3・味覇(ウェイパー)小匙1をよく混ぜ合わす。中華鍋を...オム炒飯~炒飯の歴史は古いが、日本はアレンジ得意~
久々に訪れた京阪三室戸駅前にある、担々麺・四川麻婆豆腐専門店の超名店「三国志さん」で、手を出していないのが「麻辣担々麺@800円(税込)」と言うことで早速注文した。カウンターの前には、呼び鈴ブザー・メニュー・豆板醤・酢・岩塩・黒コショウ・花椒と並んでいる。普通これと言って追加しなくともよいお味が出ている名店なのだが‥‥‥。超デカイ平べったいお鉢に、色彩が山吹色と言うか黄土色のスープで、ジェロキアが一個看板のように置かれていたが不要だと思う。辛さレベル3と言うことだが、前回はレベル5の地獄の麻辣担々麺を試したので、そんなに辛いと改めて書くほどでもなかった。勿論のことで濃厚な旨みはあるし、麺の弾力・旨み・スープの絡みは適量で美味しい。このお店、三国志さんの辛さが苦手な方は、クリーミー担々麺しか選択肢がないだろ...麻辣担々麺~担々麺・四川麻婆豆腐の三国志さん~
静岡おでんの黒はんぺんほど鰯のイメージはないが、丹後の名物に「鰯ちくわ」があって、こちらも鰯の旨みが感じられる太めの竹輪で、色彩的にはやや黒っぽい見ためをしている。これをアオサ海苔を使って天ぷらの揚げたてをアツアツで戴くと最高に美味しい。あわすお酒は、土佐の司牡丹酒造の船中八策で、超辛口でキレがあってコクもあり、同酒造のお酒は坂本龍馬も実際に飲んでいたと推測される。竜馬の日本を思う斬新な政策「船中八策」は、幕末の志士たちと長崎から京都へ向かう船中で、新しい国家体制の基本方針八策を纏めた幕府への意見書のことだった。大政奉還・議会制度・官制・外交・軍制など、後の明治新政府の基礎となったことは有名な史実だ。人それぞれ拘りがある煩さ方が、一斉に自分の鰯ちくわの切り方を伝える。中央の1/3くらいの目安のところを斜め...鰯ちくわ磯部揚げ~丹後の名物を磯部揚げでアツアツ~
財務省の思惑通りかは知らないが、先日にまたまたビール・発泡酒が値上がりした。こういう時の買いだめは、無駄なことは悟っているが、1ケースに1本極小サラダ油がくっついてきたり、5ケース一気に運べるキャリーが、5ケース積まれた状態で売っていたりで、メーカーさんも色々と頑張っている。オジイがよくやっていたが、薬ケース(当時2500円)に一回分づつ分けて入れておくと、飲み忘れなどが無くなるってんで買ってあげたが、ワシは一生そんな便利グッズとは無縁だと思っていた。しかし最近になって、種類によっては早くなくなるサプリと、滅茶余るサプリがあるのでお薬ケースを100均で調達したのは、ビタミン剤やサプリが多く飲み間違いもあると感じたからだ。あとは今年も可愛い新芽が出てきた山椒は、山から採ってきて挿し木で育てた5年目で、ある程...取るに足りない画像~埋もれさせるには惜しい写真~
全力飯のかつやさんから、期間限定で三種のかつ丼の上から、2個たまのハムエッグを乗っけたかつ丼が飛び出した。アクセントに、カレーパウダーとマヨネーズの味付けが施されているものだった。ご覧のように下広告にあるとおり、第一弾はハンバーグ・海老・鶏から揚げで、第二弾は鶏・海老・ホタテという順だった。最後の第三弾は豚カツ80gロースとなっていて、これがワシの本命で一番確かなメニューだと思ったので、ひたすら待つことにした結果だった。ハムエッグのハムは並みの上くらいで、そっとハムエッグを持ち上げて覗くと、ソース少なめかつ丼が隠されていた。トータル的にみると、2個たまハムエッグの黄身つぶしで、マイルドにミックスされたお味も、狙いどおりカレーの風味とマヨの滑らかさで「吉」と出ていた。このお味は当初の想定の範囲内で、大根のお...ハムエッグかつ丼~全力飯から第三弾の豚かつ丼~
キツネ狸天とじ丼‥‥‥。ややこしい名前を付けたはいいが、以前から書いているように、関西と関東では呼び名に隔たりがある。関西では天かすが無料という観点から、関東のようにタヌキという洒落た名前を付けることはない。従って普通に「天かすとじ丼」となるわけだが、こんな貧民丼でも学生時代には思いっきりお世話になった。バイト料がはいる前の週くらいになると、たちまち生活費が火の車となり、行きつくところは食費の切り詰めとなる。この時期に大活躍するのは、実家から持たされた出汁の素・卵・お米などで、美味しいものを作れるようになろうと決めた頃、バイト先の先輩が作るマカナイ丼に天かすを上手に使っているのを見た。天カスに溶き卵をとじて、天丼もどきを作れば、お味は天ぷら丼のクオリティとなる。見かけは悪いがお味は保証付きの「キツネ狸天と...キツネ狸天とじ丼~貧民丼は、学生時代のご馳走~
さて吉野家さんから持ち帰った、追い飯・鶏肉と紛れ込んだ牛カルビ肉は、貧相でみすぼらしい典型的な残飯という感じだ。これを使ってのリメイクで、晩ご飯の「餡かけ親子丼」を作っていく。追加で準備したものは、溶き卵・水溶き片栗粉・刻みネギなどで、吉野家から持ち帰った紅生姜もあるので、準備にはそんなに時間がかからなかった。まずは醤油系の餡かけつゆを作っていく。お出汁は昆布とかつ節で、日本酒・砂糖・味醂・醤油・塩などで恰好をつけていき、鶏肉・牛カルビ肉も投入して、水溶き片栗粉で適度な餡をかけておく。ふつふつと煮えてくれば、溶き卵をまわし入れて、お玉で手前から向こうへ、右から左へ十文字を切るかのように、一度っきり混ぜるのだが決してシツコク混ぜないで2手だけ混ぜて卵の出来を頃合いまでにしておくこと。ご飯をレンチンして、出来...餡かけ親子丼~新スタ丼の「追い飯」をリメイク~
吉野家さんでは、以前から販売されていた店内最重量級の、スタミナ超特盛丼がリニューアルされた。今回あらたに発売の「新スタミナ超特盛丼@1029円(税込)」が、お試し期間の100円引きとして販売していたので、怖る怖る注文すれば見た目はそんなに変化はなかった。ひとつひとつ吟味していくと、デッカイ丼に大盛りの丼シャリ・三種のお肉がところ狭しと盛られており、更に白ご飯が追い飯として横に置かれている。よく見るとお肉の種類が、牛肉・豚肉・鶏肉の豚肉が牛カルビ肉に差し替えられていて、噛み応えと脂身の旨みが増して、さらなる野性味の旨さを感じだ。中央の卵は生卵か半熟卵かを選んで、紅生姜がテーブルから姿を消したので取り溜め。この飯量はワシにとっては少々多いので、持ち込んだタッパーに早々と追い飯だけ詰め込んで、上から鶏肉だけ選ん...新スタミナ超特盛丼~吉野家さんから新メニュー~
子供が小さい頃は、遊園地・ゲームセンターとかも、刺激的な風を吹き込んでくれるし、人間形成にも役立つだろうから大事だと思う。しかし人工的な遊び場や、子供が喜ぶようなお店に連れていくだけでなく、敢えて自然の中で遊ばすような、川原バーベキュー・伊勢湾へ潮干狩り・和歌山や福井へ海水浴など、ワシの趣味っぽい方向へ引っ張りまわしていた記憶しかないが、それが子供たちにとって強い想い出となって残っているようだ。白良浜の砂浜・木津川の川原などで、タイヤを取られ車で立往生したこともあったので、砂を怖がらずに行けるように四駆もフリーホイールハブのものを買ったこともあった。タープ付きテントや、バーベキューセットも共に揃え、そんな道具一切合切が今も物置きにあるが、もうバリバリに使うこともないだろう。そう言えば、子供たちを連れてのゴ...アサリの酒蒸し~潮干狩りは満ち干きが大きい3月下旬から~
我が家の3時のスイーツ定番「パウンドケーキ」は、NET上のクックパッドを参考にすれば、未経験の方でも上手に作れたというのも、よく聞くお話で時代も変わったものだ。しかしスイーツと言うのは、定量を頑なに守らなければNGのケースもあるので、アレンジできないところの分量変更がどの部分かを知っておくのも良いことだ。ドライフルーツ‥‥‥特にレーズンを多めに入れたいが、スイート系のラム酒に漬けおいて数週間。そんなラム酒漬けを酒ごと使って、パウンドケーキを焼いてみた。洋酒の薫るケーキには、ダージリンのストレートで対応すると、ラム酒の風味も確実に受け止めてくれるはず。超やさしいラム酒の香りは、甘さと苦味を兼ねそろえており、カラメルのような濃厚な風味を持つのが特徴。甘みと旨みが詰まったドライフルーツと共に、美味しいパウンドケ...洋酒薫るパウンドケーキ~ラム酒漬けのドライフルーツ~
天理駅には、甲子園の応援垂れ幕が下がっていたが、実力が出し切れず1回戦負けを喫しているので、垂れ幕を春風がすり抜ける音が悲しそうだ。駅前から少々離れたところで営業している「天理ジャンたこ」は大きなタコが入っているので、ずいぶん以前からファンだった。▲ソースよりマヨ率が非常に高い▲折角の応援垂れ幕も、天理は一回戦敗退▲たこ焼きにも色んなお味のバリエーション昔ながらのたこ焼き屋のように、焼いて保温してあったタコ焼きを、ソースと薬味でデコるのではなく、注文を受けてから焼き始めることで、焼きたての美味しいものをお客に手渡せそうだ。タコ焼き機の出来あがり個数が、8個~16個のものがあるのも受注→焼きたてとなるのだろう。ランチと称して、お味を色々変えていく商品も人気だそうだ。▲各種たこ焼き機でどんな個数にも対応できる...天理のたこ焼き~値上げの嵐はここでも=ジャンたこ~
ここんとこは全国的に「冷やし中華」で、呼び名が統一された感があるが、かつては関西では「冷麺」と呼んでいた人が多かった。そしたら韓国風の弾力性の強い麺の方はどう呼ぶの?と聞かれそうだが、ワシの場合は「焼肉屋の冷麺」と呼んでいた。焼肉屋の冷麺は、これはこれで美味しいのだが、3日間続けて食べられるのか?と聞かれると、冷やし中華に軍配が挙がり国民的と言うことだ。これらの呼び名は、コンビニの全国展開の犠牲になり、地方の呼び方は一つずつ潰され、関東煮(おでん)・ぼっけ(牛スジ煮)・モダン焼き(焼きそばのお好み焼き)なども犠牲者となっている。豆苗の2回目が充分伸びたので、お昼は冷やし中華にすることにした。冷やし中華は、自分なりに考えたトッピングでも、無茶苦茶合わないものは無いだろうし、キリっとした辛さは和辛子で酢醤油系...冷やし中華~豆苗が育ってきたのでトッピング~
先日の京都肉食道は、ひとつ思い残すことを作って帰ってしまったのは、メニューで見た「ステーキ丼肉2倍盛り@1960円」に気持ちを少しだけ持って行かれたからだ。あの見映えはワシの中ではローストビーフのようにうつっていたのだが、意外と早く食べる機会が巡って来たので早速オーダーした。今回は、ゴリラ飯の時のように当初のオリジナルと、自分で加えたトッピング済みのものと、画像が混ざってグダグダにならないように気を配った。オリジナルのステーキ丼は、和風のタレがベースで大根おろしを刻んで青紫蘇を乗っけてあった。確かにイメージから丁寧な扱いまで、何もかもゴリラ飯とは違っている。そんな時に、テレビドラマの西園寺さんに「胃袋どろぼう飯」と映ったのを見て、こんなラフなネーミングのほうが良いと感じた。肉食道さんも片やゴリラ飯なら、も...ステーキ丼~意表を突くゴリラ飯、安全策のステーキ丼~
▲大船鉾は「あと祭り」のトリをとる大型で豪華な鉾となっている祇園祭りの山鉾巡行は、本日17日におこなわれているかと思うが、京都の街は蒸し暑く汗が噴き出るような体感だろう。先日から冒頭の画像で、大船鉾の舳先を飾る龍頭をご紹介しているが、豪華になったのは江戸時代で、一番華やかだった元禄期で、豪華なタペストリーや鉾の大型化が成されたようだ。この時期の京都では、丸々太った「つの字」に見える鱧(はも)が、食卓を飾るのだが、大丸百貨店で買って帰ろうと吟味するも、お高くて懐と相談となる。京都で鱧がモテモテなのは、生きた各種お魚を大阪から京都へ運ぶと、殆どが死滅するなか、鱧だけは噛みかかってきたので、京都で食べる活け魚はこれしかないと言うことで重宝されている。鱧落とし・鱧のつけ焼き・鱧の炙り・鱧の皮などが揃っているが、生...食からの祇園祭り~骨切りした鱧を買って、つけ焼きに
以前から気になっている食べものがあって、祇園祭りの撮影で数百メートルまで接近したので寄ってみた。その食べものの名前は「ゴリラ飯@780円」で、牛スジ肉を甘辛く煮込んだものが、ご飯にぶっかけて卵黄が乗っかる丼ぶりで、ネーミングのドッキリ効果もバズった要因かも知れない。定食屋「京都肉食堂」さんは、焼肉家「益市」がプロデュースのお店だった。▲ひと口食べたゴリラ飯にオニオンフライ・にんにくチップで味変▲お味は濃いのは細かい牛スジになったせい?言ってしまえば、大阪では昔からあった「ぼっかけ丼」のことで、牛スジ煮込みの中にはコンニャクも時々混ざっている程度で、そんなに気になるほどの量ではなく、牛スジ煮込みが圧倒的に多くなっている。トッピングとして、オニオンフライ・にんにくチップ・唐辛子・ブラックペッパーはお願いすると...ゴリラ飯~京都肉食道さんのバズった丼ぶり~
里芋の一種である八つ頭の茎部分の皮を剥いたものを「芋茎(ずいき)」といって、実は故郷奈良の郷土料理となっている。そう言えば、子供の頃から食べたくもないズイキの煮浸しが、旬の7月頃には頻繁に食卓にのぼっていた記憶がある。また、ズイキを天日乾燥させ、保存食にしたものを「芋がら」と呼んで、ワシの中では精進料理のイメージが強い。奈良は高野山や無数の有名寺院などもあって、高僧から修行僧の方々まで多くおられ、従って茶粥・吉野葛・芋がら・山芋などの料理が有名なのかも知れない。調理法として、ズイキには強いアクが含まれているため、酢水に浸してアク抜きをしてから茹でると美味しく戴ける。特徴として、味が染みこみやすく、煮物・お浸し・酢の物・酢味噌和えなどがあげられる。大人になってからは味覚が変わり、何とも美味しく感じるようにな...ズイキのお浸しすり胡麻和え~里芋の茎がズイキ~
我が家で鰯を使った料理は、まず作らないと言ってよいだろう。何故かと言うとワシ以外は、大好きなのに青魚アレルギーが邪魔して食べられない。ポイントは「大好きなのに‥‥‥」ということで、嫌いで食べないなら横で食べていても関知せずってことでOKだろうが、大好きな人に見せびらかして食べることになる。鰯は焼いているとクセのある脂がじんわりと滲んで、これをキッチンペーパーで拭きつつ焼いていくわけだが、臭みを伴う脂なんで保険をかけて、カレー粉とガーリックスライスを塗して焼くことにした。新鮮な鰯なので臭みの件は杞憂に終わったが、たまに食べると意外と美味しいものだ。もう一品は「チーズ入り揚げ豆腐」で、とろけるチーズを豆腐に挟んで揚げていくが、仕上げはタバスコ・刻みネギを乗っけて、紅生姜・パセリを付け合わせて、イタリア風に仕上...鰯のカレー焼き~チーズを挟さんだ揚げ豆腐~
お誕生日プレゼントの「チャーハン一杯」のクーポン券がひと月遅れで届いた。ワシの誕生日は6月なのに、7月のお誕生月の方限定って‥‥‥ラーメンチェーン店のずんどう屋さんからだが、何をどう間違えたのか知らないが、ご厚意には素直に応じるべきだ。早速、ずんどう屋さんの炒飯を吟味にやってきた。ずんどう屋さんのチャーハンは、基本的なパラパラ仕上げに、チャーシューの切れっぱしが混ぜ合わせてある。基本は塩コショウに香ばしさをプラスするお醤油だが、甘さを感じるのはチャーシューの煮汁を含ませてあるからだろう。煮汁からの旨味を見事に吸ってバージョンアップされている。中の上くらいの評価は、ワシにしては優秀な評価でクオリティの高い出来映えだった。ラーメン一杯を注文するのがお約束なところに商売を感じるが‥‥‥なんの不満もなく売れ筋の「...お誕生日プレゼントの炒飯~ずんどう屋さんはひと月遅れ~
酢豚食べたし「豚肉」はなし‥‥‥。代役に抜擢したのは肉団子で、名付けて酢肉団子?って響きが悪すぎるようだ。酢豚と言えば、ワシが小さい頃のオカンの得意料理で、当時のくいしん坊!万才で「田村魚菜先生」がご紹介された酢豚を、オカンがレシピをメモって作ってくれた。▲▼酢豚ならぬ酢豚もどきはご飯にも良く合う家族全員が気にいり超ウケた時点で、酢豚はオカンの得意料理に昇格した。そんななか、手を抜くポイントを、豚の天ぷらからイシイのミートボールに代わっていたのはオカン流。現在なら手作り風の冷凍肉団子も販売しているので、普通に差し替えするのがスムーズとなっている。▲酢豚もどきはレモンサワーにも良く合ういくら丼ぶり好きと称して、白ご飯に何でもぶっ掛ける男であっても、酢豚もどきを白ご飯とマリアージュさせるわけにはいかない。〆ご...いきなり酢豚~豚の天ぷらを肉団子に差し替え~
この頃の梅干しは、昔ながらの「梅干し」と比べると、シンプルなお味にはまずお目にかからない。鰹風味や昆布風味のものとか、蜂蜜の甘みを馴染ませた「梅漬け」と呼ばれるものに至っては、天日干ししないので既に梅干しに非ずで、ワシにとって余計なお味を定着させたものが多くて嘆かわしい。今年もそろそろ自分なりの梅干しづくりにはいるが、ワシは紀州南高梅のなかでも梅酒用の特大サイズを利用する、柔らかい仕上げでシンプルな梅干しを目指してつくっていくので、土用干しと呼ばれる天日干しをする中途段階でも、つまみ食いをするのが特に好きで懐かしい。オカンが始めた梅干しづくりの中途過程で、次々とつまみ食いされて、無くなる危機感を感じて「梅干しづくりの途中のものを食べたら腹痛(ハライタ)を起こす」と、根も葉もない嘘を30歳くらいまで信じてい...しらすご飯~シンプルな旨みは梅干しのお陰~
子供の頃は、田舎のオヤツと題して、茹でトウモロコシ・蒸かしさつま芋・じゃが芋の塩茹でなどが懐かしい。なかでも夏場のオヤツとして旬を迎えるトウモロコシは、身体の機能調整としてビタミンB1・B2や、代謝を高めるカリウム・亜鉛・鉄分などのミネラルが多く含まれているので、夏バテ防止効果が得られる。▲▼今が旬のトウモロコシを10本買ってきたなるほど子供の頃はオカンがトウモロコシを茹でてくれたのは、理に適ったオヤツだったのだ。なお整腸作用も期待できるし、食物繊維も豊富に含まれているので、便秘気味の方々は進んで食べられた方が良いだろう。トウモロコシご飯は、粒をとったアトの芯も一緒に炊くと、甘みと深い旨みが期待できる。▲▼トウモロコシご飯▼粒をとったアトの「芯」も炊飯時に一緒に炊くお誕生日に貰って冷やしておいた辛口のお酒...トウモロコシご飯~お酒の友に焼き、〆ご飯は甘み抜群~
先月の月別限定販売には、鶏から揚げが欠品してカスが入っていて、とんだクワセモノを食べさせられた件で、放りっぱなしにされてしまった件も、月が替われば不問としておこう。7月の新作には「海鮮たまご鶏カツ丼@769円(税・100円引券)」が発売されているというので注文してみた。大盛りも考えたが、残念なものが大盛りでやってきても困るので断念した。海鮮たまごとして、魚介出汁のイカと海老の卵とじが乗っかっていて、小さめのチキンカツ丼が向こう側に盛り付けてあったが、大きさにクレームをつけるほどでもない。先月の本部のカスから揚げの謝罪は、お店の商品クオリティをシッカリ管理すると言うことだったが、まともなのは口上だけで一切が疎かになっていて、今月はお茶も出てこない‥‥‥なんで?海鮮たまごが、かっちり固まるまで火が通っていて、...海鮮たまご鶏カツ丼~全力飯のかつやさん7月の期間限定販売~
季節の美味しいものランキングがあるとすれば、ワシの考えではアユの山椒煮がランクインされるだろう。独特なメロンっぽい香りと、仄かな苦みで風味満点で、川魚特有の臭みがないなど、日本の食物の中での比較でも、風流さも背中を押してくれる美味しさは、三指にはいるくらいだと思っている。今年初のアユ漁は、恥ずかしくないくらいは獲れたものの、水量の多さに押されて足元がおぼつか無いので、小一時間で帰って来た。従って自慢できるほどの量でもないが、びわ湖で一生を終えて、川を遡上する地元の小鮎(湖鮎)は、大きくなっても12センチくらいで山椒煮にはお誂え向きだ。水は一切使わず、日本酒・砂糖・醤油などで沸騰させもって、アユを2~3匹ずつ煮汁の温度が下がらないように、お鍋にアユを並べていくイメージだ。15分くらい煮ると、味醂・実山椒とを...アユの山椒煮~香しいアユを実山椒でピリリと煮る~
新紙幣の顔でも拝んでやるかと思いつつ銀行へ行くと、どうやら市中に過半数の新紙幣が出まわらないと、無料では手にはいらないようだ。早く入れ替えするのなら、悠長なことを言ってないで、ATMからドンドン出せば良いのに旧紙幣だという。電子マネーとの比較も気になるが、ランチは新紙幣を使えないラーメン屋さんへ。夜ご飯のお惣菜は「鶏から揚げ」と決定している今、ラーメン屋さんでから揚げを食べると、昼も夜もから揚げってどぉ?しかも自分作の後発がお味的に劣ったら精神的にも厳しい状態を招くのではないか?結論は、本来のレギュラー商品の半分に仕上げた「半チャーハン」におさまった。さてお家では、鶏もも肉を使ってのから揚げを作っていく。今回のポイントは、朝一番に塩麴で揉んで漬け込んで、お肉を柔らかく保水力を発揮させる下処理済のお肉を二度...鶏から揚げ~ラーメン屋で辛抱したから揚げ~
びわ湖と言えば「天然アユ」の宝庫で、日本全国の河川で獲れるアユの故郷と言うことになる。毎年各地で放流されるアユの稚魚は、びわ湖産のものを放流し、各河川を下って海に出て鮎は成長すると聞く。そして再び川を遡って産卵し一生を終える、一年サイクルは年魚と言うことになる。しかしびわ湖のアユは、海へ下らないので大きさの点で各河川より劣るが、お味はいうまでもなく美味しい。お知り合いや友人が、我が故郷のアユは美味しい‥‥‥と豪語される方もおられるが、ルーツを探れば総てがびわ湖の稚魚に辿り着く。今年初のアユ漁にいったが、水量・流れの中の魚影は濃いが、濁流に危険を感じたので、早々と引き上げてきたものの、100匹くらいの釣果は出た。なぜ「漁」と言うのかは、獲ることを楽しむのではなく、漁師の心境で数多くを目標としているからだ。今...鮎の天ぷら~この時期の風物詩は獲れたての鮎~
揚げたての天ぷらは、誰がなんと言おうと超美味しい。カラッと揚がった新鮮天ぷらを食す第二弾として、翌日のランチは「天ぷら卵とじ丼」を推奨したい。天婦羅の食材は勿論だが、油・丼つゆ・炊きたての丼シャリの3拍子が融合して、さらに美味しくなるイメージがワシにはある。そんなシンプルな天丼も美味しいが、ここへお出汁のきいた卵とじをプラスすると、次の二段目ロケットに点火するようなイメージだ。所どころに天ぷらがお出汁を吸って、カリッとした部分に加えて出汁の吸った天ぷらも同時に味わえるのがポイントとなる。天ぷらが少ない場合は、天かすを揚げておいて残してあるものを追加することも考えたい。固まるには火力の弱いお鍋の中心にまず半分、そして良い加減に卵が固まれば、周囲の沸騰した部分にも、残った半分の溶き卵を流し込んで半熟で火を止め...天ぷら卵とじ丼~天ぷらの翌日には必ず丼ぶりランチ~
もよりの駅よりもひと駅先の、瀬田駅前にある梅原水産へランチを食べに行った。お刺し身を作ったら、どうしても半端ものとして細かいネタが出るようなので、ユッケダレを絡めて丼シャリの上から、おもむろにぶっ掛けてあるラフな仕上がりの「海鮮ユッケ丼@1200円」だった。海鮮ユッケは半端ものではなくて、普通に刻んで小さくしたものを使っているような雰囲気もある。味気ないと言うか、脂ののっていない部分ばかりが使われているかというと実はそうでも無い。中トロなんかも混ざっているので、徐々に重くなってくる感じがした。箸休め的なキュウリのスライスなんかを、片隅に付け合わせておくだけで、随分と食べるイメージが変わるのだが‥‥‥全力で海鮮刺し身をぶっ掛けに来ているんで、余裕のない盛り付けになっているのが残念。卵黄は潰して食べるとパワー...海鮮ユッケ丼~ランチに切り落としの半端を使う丼~
本来のチャーハンでは、量的に多くて完食できない場合が多いからと出来たメニューに「半チャーハン」がある、一人前のラーメンにチャーハンを半分セットにすれば、ちょうど良い量になるってことは誰でもわかる。しかし、最近はラーメン屋さんで「半チャーハン大盛り」って注文が通るのを耳にすることがある。このメニューはある意味変な響きで、極端に言えば「小めしの大盛り」って感じの同意語となる気がするからだ。アツアツの冷っこいめ・唐辛子抜きの激辛・キンキンに冷やしたひと肌‥‥‥ここまで言うと皮肉でイヤな感じだが、少なかれそんな感じの違和感が半チャーハン大盛りには含まれていると言うことだ。シャウエッセン・ピーマン・水菜・エリンギなどでチャーハンを作り、正真正銘の半人前みたいな量を量ったが、ラーメンの方も半ラーメンとしてしまったオマ...半チャーハンの大盛り~納得いかない変な響き~
メニューによっては、美味しいからお店で売られているにも拘わらず、ワシが絶対に選ばないお料理がある。その代表がハンバーグで、何故ならそんな店舗では牛ステーキも普通に扱っており、すでに80%くらいステーキに決定しているからだ。違う意味では、焼肉屋さんのクッパやビビンバなどは胃が3つくらいあって初めて注文できるかも‥‥‥。今回はチョイスされないメニュー同士を一緒に盛り付けてみた。それぞれ偏見に満ちた選択だが、煮込んで仕上げるお料理として、お皿でハンバーグとロールキャベツをドッキング。トータル的にはNGではないが珍しい組み合わせの一皿となった。ハンバーグだけでは飽きがきて「さぁ~2個めを食べるぞ!」とはならず、もう一方がロールキャベツだと食指が動くような気がする。代表的な洋食二種に、和の胡麻和えを付け合わせたのも...煮込みハンバーグ~煮込み料理ロールキャベツを一緒に盛る~
以前にガスコンロのオマケに貰った「ストウブ」があったのを思い出した。直火焼きなのか、蒸し焼きなのか?もひとつ判らない自分がいる。例によって細かい説明書やレシピ集は読まないで、大きな文字のみ呼んで使っていくことにしたが自信はまったくない。▲オコゲが目立ってワイルドな焼き上がりになった一般的にストウブと言うのは、ごく普通のお肉でも超美味しく焼けてしまうみたいな優れものだと言う知識くらいはワシにもある。箱に書いてある大きな字を見ると、定番の煮込み料理を始め、肉料理・魚料理・炊き込みご飯・パン焼きなどがお薦めとある。▲鶏もも肉の筋などを切って下処理をする▲ガステーブルを買うと漏れなくついてきたこれは鶏のもも肉くらい、行きがけの駄賃で焼けてしまいそうだ。モモ肉だけでは愛想が無いので、刻んだピーマンも放り込んでみた。...鶏もも焼き~初めてストウブで焼いてみたが‥‥‥~
京都の奥座敷として「貴船の川床」がある。うだるような暑さがある京都盆地だが、平安時代から続く貴族暮らしの方たちは、涼を求めて北の果てまで、涼みがてら美味しい川床料理に冷やっこい冷酒を傾けたってことだ。バブルの頃は「貴船で暑気払いでも」とよく誘われたものだが、ここんとこはお声もかからない。▲鮎の塩焼きは急流を泳ぐ姿そのもの▲▼清流のすぐ上に床が組まれてある貴船は川床(かわどこ)と言うが、鴨川は同じ字を書いても川床(かわゆか)となっている。貴船川の清流が涼を運んでくれるし、その真上に床が組まれて獲れたての「鮎の塩焼き」や「お造りの盛り合わせ」>など、小粋な料理に冷酒が良くあう。▲▼清流に流れがあれば天然クーラーがよくきく▼お造りはハモを中心に戻りガツオなどスイーツも数々ある中で、文明の利器を使っていない「氷室...貴船で暑気払い~京都の奥座敷として納涼の代名詞~