戦後の日本人は自己責任の意識がどんどん希薄になり、政治が悪い、社会が悪いと他人のせいにする人が少なくないと述べている人がいるが、現職中、責任転嫁をするような生徒もいたが、上手に生きられない自分を責め立て自信を無くす生徒がいたことを思うと、適切な指摘なのかと思う。 過ぎてしまったこと、自分の力ではどうにもならないことで悩んではいけないのだが、それが難しい。大隈重信の母親は、子どもたちに「過ぎたことをくよくよ振り返ってはいけない」と教えた。吉田松陰は弟子に「昔過(せっか)を思うなかれ、…」との手紙を送ったのだそうだが、悩み苦しむ生徒は励まし元気にさせたいものだ。 全国に教職員が92万人いるが、精神…