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本来の姿を取り戻す -退任した中学校長の思い- https://hudoushin-ken.hatenablog.com/

「みんなの心に輝く学校をめざして」取り組んだ学校経営、「生き生きとした学校生活のために」生徒指導主事として取り組んだ生徒指導で感じた課題の解消を念頭に置いて教育問題などを考えます。

「世の中を変えようと、行動した人だけがこの世の中を変えられる」が信条。

追求無悔
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2012/10/18

  • ◇昔過を思うことなかれ!

    戦後の日本人は自己責任の意識がどんどん希薄になり、政治が悪い、社会が悪いと他人のせいにする人が少なくないと述べている人がいるが、現職中、責任転嫁をするような生徒もいたが、上手に生きられない自分を責め立て自信を無くす生徒がいたことを思うと、適切な指摘なのかと思う。 過ぎてしまったこと、自分の力ではどうにもならないことで悩んではいけないのだが、それが難しい。大隈重信の母親は、子どもたちに「過ぎたことをくよくよ振り返ってはいけない」と教えた。吉田松陰は弟子に「昔過(せっか)を思うなかれ、…」との手紙を送ったのだそうだが、悩み苦しむ生徒は励まし元気にさせたいものだ。 全国に教職員が92万人いるが、精神…

  • ◇思いはいろいろ

    新年度が始まると学校はとにかく忙しい。担当の学年や学級、教科の指導など、軌道に乗り落ち着けるようになるのは5月の連休明け頃だろう。 新年度は気持ちを新たに意欲も高まる時であり、多忙ではあっても多くの教職員は充実した日々になる。人事や校務などに不満があり、すっきりしない気持ちがあれば上手に切り替えて解消してほしいものだ。最低最悪と評されるような管理職の下で働くような場合には、ストレスを溜め込むだけになってしまうことがあるかもしれない。 学校花壇に咲き乱れる美しい花は来校者や教職員などの心を和ませてくれるが、花が美しく感じるのは伸びやかな気持ちがあるからだろう。希望がもてない暗い日々を送っていては…

  • ◇砂埃で前が見えなくなるような運動場は

    昨日は朝から嵐のように風が吹き荒れ家から一歩も出たくない気分になったが、用事で出かけることになった。途中学校の運動場に沿った道を通ると、視界を遮るように砂埃が道路を横切っていた。学校近くの住宅に襲いかかるように飛んでいく砂埃を幾度となく見ていた現職の頃を思い出した。 学校から飛んでくる埃に悩まされていたのは一般の住宅だけではない。飲食店では営業の妨げになっていただろう。ハウス栽培で農作物を育てられないとハウスを撤去した農家もあった。 運動場の砂が畑に入らないよう周囲のフェンスにトタンを張ったことがあったが、それだけでは不十分で、やはり水を撒かなければならない。 運動場には体育の授業で使用するた…

  • ◇青竹手打ちの看板を掲げたら

    隣のラーメン店からは今日も麺を打つ音が聞こえてくる。朝早くからいつものことではあるがご苦労なことと思う。 青竹手打ちと看板を出している以上やらない訳にはいかない。店長によると、一人でできる製麺は70~80人くらいが限界なのだそうで、日曜日など客が多い日には早々と「本日完売」の貼り紙をし閉店となる。 佐野ラーメンの店は、お客さんの長い行列ができることが多く、繁盛している店が多い。「青竹手打ち・佐野ラーメン」の看板を掲げていれば青竹手打ちのラーメンだと思って客は食べるだろう。 ラーメン店の中には、手打ちの自家製麺であることをメニューに記載している店があるが、青竹手打ちの看板を掲げながらそうではない…

  • ◇明るい未来を描けるといいが

    1月2月は教職員評価の期末面談があり、評価者(校長・教頭)はかなり忙しい日々だろう。現職の頃を思い返すと、教職員の空き時間等に合わせて面談を組むので毎日がせわしないといった感じだった。教職員評価の導入前には卒業式の式辞も今頃は出来上がっていたのに3月になってしまった。 行動規準表は、今では能力・行動自己評価シートと目標・成果自己評価シートの2枚になった。能力・行動自己評価シートの行動規準(教諭)は34項目なので2割くらい少なくなり、目標・成果自己評価シートでは意欲・態度欄がなくなっているので、学習指導、児童・生徒指導、参画・経営の3評価となり自己目標も少なくなる。 能力・行動自己評価シート(1…

  • ◇混合名簿にする必要はない

    来年度、男女別の生徒名簿を混合名簿にすると市内の教職員(私立学校)が話していたが、名簿についての個人の見解などは語らなかった。名簿を混合にする必要はないと考えていたので、今まで男女別ならそのままにした方がいいのにとの思いになった。 過去のブログ「生徒名簿(2)…調査結果」で、混合名簿を男女別名簿に変更(女子が先、男子が後、平成17年度)した後に行った教職員調査(平成19年7月)を紹介した。男女別名簿の方が使い易い。今後混合名簿に戻す必要はないと大多数の教職員が答えていた。 足利北中の生徒名簿を男女別名簿にするために教職員調査(平成16年11月)を以下のように行ったが、混合名簿のままでいいが30…

  • ◇いい国見ができた

    栃木市剣道連盟の山形遠征稽古会(11月4日・5日)に参加させてもらった。新型コロナの流行で木更津遠征以来中断していた5年ぶりの遠征である。村田JCTから山形自動車道・月山道路・日本海東北自動車道を利用して目的地酒田市に到着したが、道中の紅葉は美しく滅多に見られるものではない。 稽古会は交剣知愛、和気藹々とした雰囲気の懇親会には交流を続けてきた繋がりの強さを感じる。観光場所はその都度変えているが、最上川船下り、致道博物館、山居倉庫、羽黒山神社、鴨や白鳥の群れなど、家族に見せたいと思った。 あっという間に予定した観光も終え、毎回利用する国見サービスエリアに到着する頃にはいつもながらいい国見ができた…

  • ◇不登校の理解は進んでいない

    滋賀県の愛荘町で開かれた首長会議(10月17日、知事と県内市町の首長が参加)での小椋正清東近江市長の発言が物議を醸している。発言(「不登校の大半は親の責任」、「フリースクールは国家の根幹を崩しかねない」など)は信念を感じさせるが、不適切と感じた人が少なくなかったのかもしれない。市長は不登校の保護者やフリースクール運営者への配慮を欠いたと謝罪した。 10年程前になるが、ブログを読んだ方に以下のようなコメントをいただいた。不登校には親だけでなく子どもも苦しんでいるのが実態である。 - - - - - - - - 14歳不登校児の母 不登校で検索していて辿り着きました。涙が止まらず泣きながら読ませて…

  • ◇ホームページは大事な道具になる

    教職最後の中学校に赴任した1年目、HPが更新されないことを保護者が不満に思っていたことを知った。それまでHPに関心がなかったが、見てくれるならこれを活用して学校理解が深まるようにしようと考えた。そこでHPを改装(2009.3.3)して各種文書を掲載した。 誰もが誇りに思うような学校づくりには、教職員、保護者、そして、地域のもつ教育力の結集が重要である。教育の荒廃が叫ばれ、また、各種事件が頻発し日本の将来を危惧する声が飛び交っているが、時間はかかっても教育の力を活用していくことが解決への近道だろう。信念と誇りをもった教育活動を推進するため以下のような文書を作成し掲載した。 - - - - - -…

  • ◇剣道は格好いい

    太田忠徳先生(元警視庁主席師範)は、21歳の時に昭和の剣聖と称えられた持田盛二先生(当時年齢は70代後半)に初めて稽古をつけてもらったのだそうだ。稽古をつけてもらったのはこの時の1回だけで、「グーッ」と攻められると何もできず、もう目をつぶってかかり稽古をお願いするしかなかったと話された。警視庁の錚々たる先輩(先生)たちでさえ攻められて何もできず踊っているような状態だったというからどれ程強かったかは推して知るべしだろう。 以前のブログに書いたが、中山博道先生は剣道を正しく修行した者なら80歳までは若者に負けることはないと語った。長年かけて身につけた竹刀を使って対応する力は体力の衰えを補うと体験を…

  • ◇権威などとの人物評は当てにならない

    隣の小学校の道徳の研究発表会に全員で参加し研修したことを過去のブログで取り上げたが、発表会では元文科省の道徳担当の教科調査官で道徳教育に多大な影響を及ぼしてきた大学教授の講演があった。聴いていた職員はあまりのばかばかしさに呆れていた。 本もたくさん書き道徳教育の権威とまで言われていても当てにはならない。惑わされてはならないと感じた。 15年程前になるが、道徳の研修会で、文科省の教科調査官が授業で取り上げた資料や発問を高く評価したことに違和感を覚え質問したことがあった。「この資料は作り話ですよね。中学を卒業したばかりの高校生が道徳で何を教わったか分からないと答えている実態は、こういう資料で話し合…

  • ◇有用な組織ではなかった

    本年度から定年が61歳になるので、年度末(60歳)で退職する人はほとんどいないだろう。共済年金の支給は64歳(老齢基礎年金「国民年金」はすでに65歳になっている)からになっているので当然のことかもしれない。教員不足が深刻な状況だが、来年度はいくらか緩和されるだろう。 定年延長とともに行われるのが役職定年制である。今まで問題だと何度か述べてきたが、校長会も教頭会も声を上げていないようだ。情けないの一語に尽きる。例えば60歳で教頭、62歳で校長に登用することがあっていい。管理職手当は今まで通りの支給をし給与は7割程度の管理職だっていい。校長会も教頭会も全国組織にまで大きくしたが必要はなかったようだ…

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