遅霜被害のお知らせから、阿部さんのサクランボ全滅へと二週にわたって窮状のご報告をしてきました。スタッフ総出でこの未曽有のサクランボ被害にあたろうと打ち合わせを重ねました。設定品を準備してくれる生産者は、阿部さんと高橋さんです。山形市と寒河江市、場所は違いますが遅霜はこの場所を直撃しました。阿部さんは降霜対策にサクランボ園地に撒く水を農業用水から引いていて、この水がまだきていなかったと言います。その用水が頼りの水でした。それがなければスプリンクラーの水も使えません。「いや、今回は水があってもダメだったのではないか。水をかけてもかえって凍ってしまう、4月27日の遅霜はかつてないほど強い霜害でした。ああこれはもうだめだと、その時点で今年のサクランボは諦めました」「これまで父の代からサクランボを手掛けてきて初めての現象...1年に一度のサクランボ、お届けできませんでした。
いつもの年なら通勤途上の沿道にサクランボがたわわに実っているのを見ながら走るのが常でしたが、今年は違っていました。木の中から朱い実が顔を出しているのはチラホラなのです。そういえば春先、農協や市の広報車がしきりと「遅霜注意」を呼び掛けて巡回していたことを思い出しました。サクランボの白い花が咲くころ農家が一番恐れるのが「遅霜」と呼ばれるものです。咲いたばかりの花に霜が降り、めしべが極度に冷やされる状態を言います。今年の4月10日、最低気温は零下まで下がり、東根市でも3.5度。遅霜による枯死率は2~6割、晩生の紅秀峰で4~8割と言われています。(山形新聞4月14日)予測はしていても最後にふたを開けてみないとわからないのが果物栽培の難しいところなのです。6月9日、全有連で恒例のサクランボの目揃え会が行われました。主力生...サクランボ王国に異変あり7/9「目揃え会」
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