『キングオブコント2024』感想~迷えるアベレージの天井を突き破る狂気~

『キングオブコント2024』感想~迷えるアベレージの天井を突き破る狂気~

今年は例年に比べて明らかに接戦だった。その要因としては、初っ端から審査員が高い点をつけすぎたというのもあるだろう。それにはおそらく、ネットでの批判を怖れてか、極端に低い点数をつけにくくなっているという近年の流れも少なからず影響しているように思われる。しかしそうは言いながらも、いざ自分がきっちりネタの優劣を意識しながら観てみようとなると、たしかに今年はことのほか差をつけるのが難しかった印象がある。それは全体のレベルが高かったということなのか、高低の問題ではなくレベルが均一だったということなのか。そのための指針として、いやあくまでも個人的な指針でしかないのだが、自分が大会中何を期待して観ていたのか…