一本目が終わった時点では、全体にやや低調な大会という印象だった。小ネタの単調な羅列であったり、笑いのないフリ部分が妙に長かったり、劇場サイズの長尺でゆったり観たいタイプのネタであったり。そんな近年にしては構成があまり行き届いていないネタが続いたことから、これはひょっとすると、今大会が冒頭に打ち出していた「爆笑が、爆発する。」というキャッチコピーが、むしろ呪いになっているんじゃないかとすら。だが最終決戦三組による二本目によって、結果的には帳尻が合ったというか、例年のレベルにまできっちり到達してきたように感じた。優勝した令和ロマンに関しては、2022年のレビュー内でも触れたが、昨年の敗者復活戦を観…