■■ はじめに・・・ ■■ *当ブログは2人組で運営しております。*内容は男性同士の恋愛等をメインに取り扱った一次創作です。 BLなどのご理解を頂けていない方、嫌悪感を抱かれる方は回れ右でお願い致します。 ま
オリジナルBL小説です。主に高校生の恋愛(R-18)。管理人は2人で文と絵、基本ハピエン。毎日更新
CP傾向はドS×ネガティブ天然・後輩×先輩・弟×兄中心に展開です。 どんな形であれ受け溺愛。 S/鬼畜/わんこ/ツンデレ/ネガティブ/天然/不憫/小悪魔/クール/男前/など
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INポイント | 10 | 30 | 30 | 20 | 40 | 20 | 20 | 170/週 |
OUTポイント | 40 | 70 | 70 | 100 | 80 | 80 | 80 | 520/週 |
PVポイント | 0 | 30 | 10 | 30 | 120 | 50 | 0 | 240/週 |
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■■ はじめに・・・ ■■ *当ブログは2人組で運営しております。*内容は男性同士の恋愛等をメインに取り扱った一次創作です。 BLなどのご理解を頂けていない方、嫌悪感を抱かれる方は回れ右でお願い致します。 ま
アルスが一応いつものように元気になると、カースが「君がいてくれてよかった」とアルスに笑いかけていた。「フォルアやファインはまた別だけど、俺みたいに基本魔法で戦うタイプには相当戦いにくい相手だったよ」「そうなんだ」「アルスも気づいてたようだ
打破したいが、普段の戦闘でもギルドの仕事でも、大抵カースやフォルアがいればあっという間にどうとでもなる。 そりゃもちろん、フォルアやカースの力はとてつもなくありがたいし、二人がいなかったら俺とファインはとっくにディロックにやられてたかもだ
■■ はじめに・・・ ■■ *当ブログは2人組で運営しております。*内容は男性同士の恋愛等をメインに取り扱った一次創作です。 BLなどのご理解を頂けていない方、嫌悪感を抱かれる方は回れ右でお願い致します。 ま
アルスが一応いつものように元気になると、カースが「君がいてくれてよかった」とアルスに笑いかけていた。「フォルアやファインはまた別だけど、俺みたいに基本魔法で戦うタイプには相当戦いにくい相手だったよ」「そうなんだ」「アルスも気づいてたようだ
◆水晶の涙◆ ── とある王国 神の子が禁忌を犯し、居なくなってから長い年月が過ぎ去った……。 辺境の村で少年2人は、いつも通り平穏に暮らしていたはずだった。 *赤&ra
打破したいが、普段の戦闘でもギルドの仕事でも、大抵カースやフォルアがいればあっという間にどうとでもなる。 そりゃもちろん、フォルアやカースの力はとてつもなくありがたいし、二人がいなかったら俺とファインはとっくにディロックにやられてたかもだ
「ディロックゥ……ッ」 おもわず出たファインの言い方が気に食わなかったようで、ルビアはますますこちらが凍りつきそうな表情で「私の弟を舐めた風に呼ぶとは」と睨んでいる。「いや、舐めてねえ、けど…&he
アルスの声に反応したファインは転がるようにとはいえ、よくとっさに避けられたなとアルスは思った。一瞬の内に体勢を変えるのは案外難しい。 やっぱファインって魔法系なのに運動能力も結構あるよなあ。 しみじみ思ってから、そんなことを考えている暇は
「そういや今も勇者たちって水晶のままってことなのか? モーティナも眠りについたままなのか?」 ふと思ってファインが聞くと、カースは「多分」と頷いてきた。「多分?」「俺はフォルアに聞いた話しか知らないから。フォルアさえ知らない内にもしかしたら
翌日、知り合いとなった人たちに改めて別れを告げてからファインたちはルナール王国を後にした。 王国から少し南に下ったところにあるセルデスという町から、島であるローヴァン王国へ向かう船が出ている。ギルドでそれを確認し、そこへ向かおうとファイン
勇者たちの願いを受け入れるにはかなりの勇気が必要だっただろう。だがモーティナも勇者の一人だ。迷うことなく決意した。 モーティナはまず自らの魂を二つに分けた。そして片割れを他の勇者たちとともに水晶へ封印する。そして片割れである魂の半身は永遠
セルゲイは言っていた。「あれはそれこそ真実について表現しています。モーティナの神話では神の子を放棄した少女は禁忌を犯して逃げ、そして世界が犠牲になったとありますが、本当はそれは関係なく、ただし勇者たちが自らを犠牲にして世界を守ってくれてい
「記憶、っていうのは?」 アルスが聞くとカースはにっこり微笑んできた。「歌かな」「歌?」「そう。英雄の真実」「ああ……」 ファインが頷いている。アルスにとっては話の断片を聞いているようで、全体図が見えてこない。と
これはやはり、罰なのかな。 少女は途方もない時間が経過しても、死を迎え転生されることも許されず、ひたすら眠り続けている。フォルアはそれをずっと目の当たりにしたまま、同じく死んで転生するどころか少女のように眠りにつくことさえできない。 どち
四度目の出会いも街中だった。「君は神の子だというのに、護衛もつけず一人で歩いていいの?」 勇気を出してフォルアが声をかけると、少女は少しだけいたずらっ子のような笑みを浮かべた。「ご褒美なの」「ご褒美?」「ええ」 頷くと少女はフォルアを共犯
モーティルは神殿のある町だったからか、神殿のある島そのものだったからか、どの国よりも信仰にあつかった。そしてその恩恵か偶然か、住民は強い魔力を持つ者が多かった。 そこで生まれたフォルアも、親に連れられて祈りに行くことはたびたびあった。だが
アルスとしては、あまりややこしい話だと頭に入ってこないため、いつもなら大抵ファインに任せていた。申し訳ないとは多少思うものの、難しい案件に対してだと頭がうまく働かないアルスが下手に対応するより絶対いいに決まっているため、そこは遠慮したこと
今回は食糧庫を空にする勢いまではいかなかったものの、皆存分に食べて飲んだ。ファイン的にはそこまで大した仕事をしたわけでもないのに過分な報酬だと思う。 思うだけで遠慮はしねえけどな。 今までルートの元で働いたり旅を続けてきたりと社会経験を積
「アキシンナイトって石がどんな石かわからなかったけど、その後何とか調べたよ。……美しい褐色の石だった」「あなたの耳につけている石、やっぱりアキシンナイトだったんだな」 給仕としてナージフに接した時にファインが思っ
「私がそんなこと、言ったりしたりすると思うかい?」 ファインが何か言いかけるとナージフは苦笑しながらそっと頭を振っている。「まあ……確かにあなたはいい人だし頭もよさそうだし……」「はは
ナージフはその笑顔を「なるほど?」と怪訝に思っていたアルスにも向けてくる。「誘ってくれてありがとう、アルス。嬉しいけど遠慮しておくよ」「そ、そっか」 断られてホッとしている自分がいる。ファインはああ言ってくれたが、やはり自分は性格悪いので
数日滞在し、その間フォルアは一日何度か例の曲を弾き歌っていた。それが人づてで広まったのか、店はわりと盛況している。「あなた方は私の神様だ」 オーナーは心底嬉しそうにしていたし、宿泊や飲食がただどころか、報酬も上乗せしてくれていた。そろそろ
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アルスが一応いつものように元気になると、カースが「君がいてくれてよかった」とアルスに笑いかけていた。「フォルアやファインはまた別だけど、俺みたいに基本魔法で戦うタイプには相当戦いにくい相手だったよ」「そうなんだ」「アルスも気づいてたようだ
◆水晶の涙◆ ── とある王国 神の子が禁忌を犯し、居なくなってから長い年月が過ぎ去った……。 辺境の村で少年2人は、いつも通り平穏に暮らしていたはずだった。 *赤&ra
打破したいが、普段の戦闘でもギルドの仕事でも、大抵カースやフォルアがいればあっという間にどうとでもなる。 そりゃもちろん、フォルアやカースの力はとてつもなくありがたいし、二人がいなかったら俺とファインはとっくにディロックにやられてたかもだ
「ディロックゥ……ッ」 おもわず出たファインの言い方が気に食わなかったようで、ルビアはますますこちらが凍りつきそうな表情で「私の弟を舐めた風に呼ぶとは」と睨んでいる。「いや、舐めてねえ、けど…&he
アルスの声に反応したファインは転がるようにとはいえ、よくとっさに避けられたなとアルスは思った。一瞬の内に体勢を変えるのは案外難しい。 やっぱファインって魔法系なのに運動能力も結構あるよなあ。 しみじみ思ってから、そんなことを考えている暇は
「そういや今も勇者たちって水晶のままってことなのか? モーティナも眠りについたままなのか?」 ふと思ってファインが聞くと、カースは「多分」と頷いてきた。「多分?」「俺はフォルアに聞いた話しか知らないから。フォルアさえ知らない内にもしかしたら
翌日、知り合いとなった人たちに改めて別れを告げてからファインたちはルナール王国を後にした。 王国から少し南に下ったところにあるセルデスという町から、島であるローヴァン王国へ向かう船が出ている。ギルドでそれを確認し、そこへ向かおうとファイン
勇者たちの願いを受け入れるにはかなりの勇気が必要だっただろう。だがモーティナも勇者の一人だ。迷うことなく決意した。 モーティナはまず自らの魂を二つに分けた。そして片割れを他の勇者たちとともに水晶へ封印する。そして片割れである魂の半身は永遠
セルゲイは言っていた。「あれはそれこそ真実について表現しています。モーティナの神話では神の子を放棄した少女は禁忌を犯して逃げ、そして世界が犠牲になったとありますが、本当はそれは関係なく、ただし勇者たちが自らを犠牲にして世界を守ってくれてい
「記憶、っていうのは?」 アルスが聞くとカースはにっこり微笑んできた。「歌かな」「歌?」「そう。英雄の真実」「ああ……」 ファインが頷いている。アルスにとっては話の断片を聞いているようで、全体図が見えてこない。と
これはやはり、罰なのかな。 少女は途方もない時間が経過しても、死を迎え転生されることも許されず、ひたすら眠り続けている。フォルアはそれをずっと目の当たりにしたまま、同じく死んで転生するどころか少女のように眠りにつくことさえできない。 どち
四度目の出会いも街中だった。「君は神の子だというのに、護衛もつけず一人で歩いていいの?」 勇気を出してフォルアが声をかけると、少女は少しだけいたずらっ子のような笑みを浮かべた。「ご褒美なの」「ご褒美?」「ええ」 頷くと少女はフォルアを共犯
モーティルは神殿のある町だったからか、神殿のある島そのものだったからか、どの国よりも信仰にあつかった。そしてその恩恵か偶然か、住民は強い魔力を持つ者が多かった。 そこで生まれたフォルアも、親に連れられて祈りに行くことはたびたびあった。だが
アルスとしては、あまりややこしい話だと頭に入ってこないため、いつもなら大抵ファインに任せていた。申し訳ないとは多少思うものの、難しい案件に対してだと頭がうまく働かないアルスが下手に対応するより絶対いいに決まっているため、そこは遠慮したこと
今回は食糧庫を空にする勢いまではいかなかったものの、皆存分に食べて飲んだ。ファイン的にはそこまで大した仕事をしたわけでもないのに過分な報酬だと思う。 思うだけで遠慮はしねえけどな。 今までルートの元で働いたり旅を続けてきたりと社会経験を積
「アキシンナイトって石がどんな石かわからなかったけど、その後何とか調べたよ。……美しい褐色の石だった」「あなたの耳につけている石、やっぱりアキシンナイトだったんだな」 給仕としてナージフに接した時にファインが思っ
「私がそんなこと、言ったりしたりすると思うかい?」 ファインが何か言いかけるとナージフは苦笑しながらそっと頭を振っている。「まあ……確かにあなたはいい人だし頭もよさそうだし……」「はは
ナージフはその笑顔を「なるほど?」と怪訝に思っていたアルスにも向けてくる。「誘ってくれてありがとう、アルス。嬉しいけど遠慮しておくよ」「そ、そっか」 断られてホッとしている自分がいる。ファインはああ言ってくれたが、やはり自分は性格悪いので
数日滞在し、その間フォルアは一日何度か例の曲を弾き歌っていた。それが人づてで広まったのか、店はわりと盛況している。「あなた方は私の神様だ」 オーナーは心底嬉しそうにしていたし、宿泊や飲食がただどころか、報酬も上乗せしてくれていた。そろそろ
軽いキスで終わるかと思ったらまたさらに引き寄せられ、勢いで思わずソファーに座っているニルスに跨るような体勢になった。何とか膝立ちになり、ニルスの上に直接乗ることは避けられたが、これはこれでどうにも落ち着かない。あとニルスより低いとはいえ、
無言で首を振る様が何となくかわいくて、ついエルヴィンはほっこりしてしまった。 この旅に出る前にリックがデニスに「ほら、ニルスってどこか犬っぽいじゃないですか。懐くとこうなるんでしょう」などと言っていたことを思い出す。その時はいくら何でもも
-すれ違い、噛み合わないって楽しくありません? 明るい方向限定で。これがシリアスになると一気に駄目に。日本のドラマとかやたら長々とすれ違われるの苦手でほぼ見ないんです……2023/05/20 <&
それ以来、旭日とはちょくちょく顔を合わせているし、一緒に昼ご飯を食べたりお茶を飲んだりしている。先輩、後輩だけに講義が重なることは全くないというのにばったり会うのが立て続けすぎて、偶然がすごい。「偶然なわけないだろ」 拓と会っている時に何
*R-18指定あり注意今回のお話は性的表現が含まれる部分がございます。18歳以上でR指定大丈夫な方のみおすすみ下さい。
具合がよくなっているようだとしても念のため休んでとニルスに言われ、エルヴィンはソファーにおとなしく座った。「ベッドで横に……」「ほんとそこまで悪くないから。むしろもう元気だから。ここでゆっくりするよ」 体はいた
それでも、元々女好きであろうデニスが、ここへは間違いなく見目のいい女性を見に来たはずだというのに、好みなのであろうラヴィニアに対し一瞥もくれないままエルヴィンを心配してきた。 それって……。 馬ではなく馬車に乗
正直、倒れそうだった。情けないとは思う。 デニスに対しては変に構えることがほぼなくなったものの、エルヴィンはまだ呪縛が解けていないかのようにラヴィニアを見て固まってしまっていた。 見た目はずいぶん変わったが、給仕の女はラヴィニアで間違いな
バフォメットと初めて会った時のことを思い出し、ベルフェゴールは寝具にくるまりながらニヤニヤした。だがその後に少し頭を抱える。 そうなんだよなあ。初めて体重ねた時、俺我慢できずにとっとと出しちゃったんだよなあ。おまけにバフの中へ。そりゃ中に
サイト開設したのが2012年の4月25日です。 一応ほぼ毎年開設記念としてサイトのデザイン変えたり何らかの話書いたりしてプチ祝いをしていましたが、今回(2023年)は久しぶりの魔界編にしようかと。 大罪悪魔の中でもベルフェゴール
*R-18指定あり注意 今回のお話は性的表現が含まれる部分がございます。 18歳以上でR指定大丈夫な方のみおすすみ下さい。
「戯れじゃないよ。本気なのに。どうやったらわかってもらえるのかなぁ」「……う、疑うわけでは……。しかし、ベルフェゴール様ともあろうお方が、俺になど、戯れか気の迷いか両方か……」「自己評価低くない……っ?」 確かにベルフェゴールは魔王であり、
場所を変えて話したいと伝えると、バフォメットは一瞬怪訝そうな表情になったものの快く頷いてくれた。 誘ってるようだなどと思わなかったが、ベルフェゴールとしては一見「お前ごときがこの俺を? おととい来な」くらい言いそうな見た目でもあるなとは思
話をと言われ、バフォメットは戸惑いながらベルフェゴールを見た。何かしでかしてしまったのだろうかと気になり「何か失礼をしてしまいましたか?」と正直に聞く。 元々どちらかといえば口下手なほうだ。しかし黙っていると勘違いされることも少なくないた
そのパーティーでもベルフェゴールは居心地よさそうな場所を見つけ、うつらうつらしてやろうと目論んでおり、アスモデウスが離れた隙に辺りを見渡しながら自分の居場所を探す。 基本引きこもりがちではあるが、寝ていたいだけで人見知りするわけでも根暗で
大罪悪魔の一人であるベルフェゴールは「怠惰」を担うにふさわしいほど、普段からひたすら眠い。 頭には本来とても大きな角が生えているが、眠るのにも邪魔なためわざわざしまっている。翼は基本しまうのがマナーというか常識でさえある悪魔でも、大抵の者
頷いたあと、気づけば結弦はあっという間に拓の家に連れ込まれていた。驚きの速さだったように思う。頷いた自分がどうにも居たたまれないというか恥ずかしくて少々上の空気味だったが、ほぼ抱えられるように移動したのではないだろうか。いや、少なくとも外
とはいえ大した怪我ではない。手のひらを少し擦っていたようで小さな擦り傷があるくらいだ。「怪我ってほどじゃないし」「ばっ、おま、俺に食いすぎとか言うならな、お前も配慮くらいしろよ」「は?」「前に言っただろが。つか前も手のひら怪我したんだよな
「……ああ、ごめんね。大丈夫。俺は何ともないよ」 相手はすぐ笑顔になりながら立ち上がる。そしてあちこち曲げてみせたりしながら「ほらね。君も立ってみて」とむしろ向こうが手を伸ばしてきた。思わずその手を取って立ち上が
突然給仕の女性を見て青ざめだしたエルヴィンにいち早く気づいたニルスは、無言のまま自分もその女性へそっと目を向けた。 ……ヒュープナー嬢? あの頃のようなきらびやかなドレスでなく質素なドレスにエプロン姿であり、あ