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生成的な行程 http://blog.livedoor.jp/rokubrain/

読む本は、文芸から新書など、なんでも。その他、日々想ったことなど記しています。

rokubrain
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2012/05/03

  • 浅田次郎「神坐す山の物語 」

    神坐す山の物語 (双葉文庫)浅田 次郎双葉社2017-12-14作家 浅田次郎の「原点」が、垣間見られるような物語。幼少の頃、母親の故郷である奥多摩の御岳山に里帰りした際、伯父伯母たちや従兄弟たちと過ごした生活体験が浅田作品の精神世界の出発点になっているようだ。門

  • 母と信州伊那へ里帰り2泊3日の旅, @従姉夫妻宅

    田舎へは長らくご無沙汰状態だったが、従姉のお蔭で、母と「里帰り」が実現した。親族のほとんどが住む伊那は私にとってもルーツの地。従姉夫妻に何から何まで用意していただいた。いく先々で懐かしい方々と行き会えて、今また ともに同じ時間を過ごせたのは、今日なか

  • 浅田次郎「見知らぬ妻へ」

    見知らぬ妻へ (光文社文庫)浅田 次郎光文社2001-04-128つの短編出会いと別れが人生を作っている。思い通りにならなかった過去とどう向き合い決着するか?自己の矜持はどこにあるのか?自分の芯は?真? 心? 信? それぞれの主人公たちの生き方が全く自分と同じでな

  • 長崎ちゃんぽん@モツ兵衛 御徒町店

    会社から駅に向かう途中の昭和通りを超え、秋葉原方面に少し行ったエリアを開拓した。いつも割と混んでいる。ランチメニューが豊富だ。もつ煮定食、長崎ちゃんぽん、長崎皿うどん、チャーハン・・・今日も前回に続き、長崎ちゃんぽんにした。海鮮と野菜たっぷりで食

  • NHK取材班, 渡邊 裕鴻「山本五十六 戦後70年の真実」

    山本五十六 戦後70年の真実 (NHK出版新書)渡邊 裕鴻NHK出版2015-06-09先日読んだ「エトロフ発緊急電」に少しだけ登場していた山本五十六を掘り下げたくなり、本書を手に取った。日米開戦に反対しつつも連合艦隊司令長官として指揮していく山本五十六の苦悩が滲み出ていた

  • 佐々木譲「エトロフ発緊急電」

    エトロフ発緊急電(新潮文庫)佐々木 譲新潮社2015-07-03日中戦争から日米開戦、太平洋戦争に展開していく過程が見えてきた。今まで断片的だった史実に、印象的な人物造形を要所要所に加えたことで、歴史が生き生きと蘇ってきた。諜報活動が歴史の表舞台に現れることはな

  • ミニ小学同窓会@留香閣

    小学校の頃、仲が良かったHS君が名古屋から帰省とのことで、中学同窓会の名幹事AT君から声がかかり、「番外編」で小中同窓の6人が集まった。HS君とは小学5, 6年の時のクラスメートで親友だった。中学ではクラスが違い、次第に付き合いが減ったので、実質50年ぶり。事

  • 西荻 もがめ食堂でランチした

    かみさんと1年ぶりに娘の大学方面へドライブ。途中、ラジオの実況でWBC準決勝 メキシコ戦のサヨナラ勝ちに歓喜した。1時間ほどで大学に到着。部活が終わった娘をピックアップして西荻でランチへ。駅の南側でランチは初めてだったかな。前日食べログで見ていた情報

  • 再び!北畔@上野 御徒町

    酒の盆・みちのく小鉢(6種)から 1,750円ごあいさつの一品。懐を考えると、1人しっぽりの時はこれとお酒でいいかもしれない。でも今日は3人。結局、先週と同じお造りと鍋のフルコースになった。お酒は、八甲田、桃川 純米。今日もなぜか じょっぱりは無かった。春

  • 佐々木譲「ベルリン飛行指令」

    ベルリン飛行指令 (新潮文庫)譲, 佐々木新潮社1993-01-28ゼロ戦飛行士2人(待命中の横須賀海軍 航空隊だった)の冒険譚。創作でありながらも、第2次世界大戦前夜の世界情勢や国際状況が肌で感じられてくるような物語だった。日独伊 三国同盟の日独間の同盟を強固にする使

  • みちのく料理 北畔 (ほくはん) @上野 御徒町

    昭和34年創業。店の外の佇まいから、もう老舗が持つ歴史が漂いはじめている。店内に入ったら、もっとすごかった。タイムスリップのトンネルの奥まで進んだ気分になった。上野といえば、やはり東北の玄関口だったことを想い起こします。「ふるさとの訛りなつかし停

  • 怒涛の4日間だった@CP+2023 in みなとみらい

    4年ぶりの開催。今やドイツのフォトキナなきあと、海外営業の仕事でも国内のCP+が今まで以上に力を入れるイベントになった。予定通り、5か国と打ち合わせを行った。23 (木) シンガポール24 (金) アメリカ 夜の部:美濃吉25 (土) 台湾 / クロアチア 夜の部:旬

  • 松本道弘「give・getとtake・make 英語のすべてはこれで決まる」

    give・getとtake・make 英語のすべてはこれで決まる【EE Books】松本道弘朝日出版社2022-10-2620代後半か30代前半の頃、松本先生の”GiveとGet”を読んで、啓蒙された思い出がある。そして今度は、英語の神髄にさらに迫る動詞としてtakeとmakeが加わった。実は、松本先

  • 貝だし醤油ラーメン @貝料理 梵厨 (ボンズ)in 新御徒町

    ランチタイム、いつも なんとなく通り過ぎていた。最近たまたま いい評判を聞いて、行ってみた (一昨日に続いて2回目)。正解でした。特製貝だし醤油ラーメン 1,100円貝だし煮玉子と牡蠣オイル漬けをトッピングこれはうまい。あさっりしながらも汐(潮)の奥深い

  • ユナイテッド・テクノロジーズ「アメリカの心―全米を動かした75のメッセージ」

    アメリカの心―全米を動かした75のメッセージユナイテッド・テクノロジーズ・コーポレー学生社1987-11-0180年代の時代のことばウオール・ストリート・ジャーナルに連載された。会社が「人生を語る」意見広告があること自体、”精神の自由さ”を感じる。昔、日本でも社風

  • 楡周平「国士」

    国士 (祥伝社文庫)楡周平祥伝社2020-09-11「プラチナタウン」→「和僑」と来て、「国士」。ホップ、ステップ、ジャンプ守破離や序破急といった3段の流れのよう。より大きな展望が見えてきた。日本の人口減少問題にどう対処するか?一連の作品から、経済小説作家 楡さ

  • 野毛で餃子とチンチン麺 @三陽 in 桜木町

    再来週のCP+の準備でインターコンチHの受付にアメリカからのお客さんへVIP Passを預けに 兼 ランチ、ディナーのお店の下見で、 みなとみらい~桜木町 & 野毛へ。下見とは別に、近くの野毛の商店街を久しぶりに歩いた。最近マイブームの美味しい餃子を求め彷徨う。1軒

  • 娘の名古屋みやげ「ゆかり黄金缶(えびせんべい)」

    私が従兄と武蔵小杉でドリンクした日、娘は、大学のダンスサークルで一緒の友達と名古屋に2泊3日の旅行へ出かけた。とても気が合うようだ。同じ大学ではないけれど、同じような学問分野を学習および研究する女子大生仲間。ひとつの大学の枠の中にとどまらない大学生同

  • 従兄と一献、くろ兵衛 @武蔵小杉センターロード

    年末ひとり飲みした〈くろちゃん〉の2階。同じ”くろ”ということで、ここは兄弟店なのでしょう。肴は両方跨いで行き来している感じ。下は焼き鳥、上は刺身がメインの役割分担なのかな。昭和の居酒屋の空気感が満載で、おじさん達には落ち着きます。従

  • 楡周平「和僑」

    和僑 (祥伝社文庫)楡周平祥伝社2017-09-15「プラチナタウン」の続編。財政再建中の宮城県緑原町を今度は「和僑の里」へ。10年、20年先のスパンなら老人定住型施設に住人が集めることができるかもしれないが、30年先となると覚束ない。高齢化の先にある根本的な人口減

  • 3年ぶりの中学同窓の新年会@あー屋 in 元住吉

    コロナ禍でしばらく途絶えていた恒例の中学新年会が復活した。その間、残念ながら贔屓にしていた綱島の居酒屋ひろ は閉店した。そこで、2駅離れるが、隣の学校の同級生が営む ”あー屋”を新たな約束の地に決めた。地元の仲間うちでは数十年来の守護神的存在だ。

  • 渡辺靖「アメリカとは何か 自画像と世界観をめぐる相剋 」

    アメリカとは何か 自画像と世界観をめぐる相剋 (岩波新書 新赤版 1938)渡辺 靖岩波書店2022-08-22読んでいる間、「自由」をキーワードに、表示されたノーラン・チャートを何度も確認した。・リベラル(Liberal、民主党 Democratic Party)vs. 保守(Conservative、共和党

  • 北海道マルハ酒場 2号店 @御徒町ガード下

    ベルサッサ(昭和??)して通勤夜道をテクテク戻る。18:35に入店。この時間だと、空席もチラホラで、テーブルも選べた。新鮮な北海道食材が満載のマルハ酒場!居酒屋タイムでガード下の2号店は今回が初めて。海産も畜産も 旬な食材が豊富!牡蛎 厚岸産 ナガえも

  • 楡周平「介護退職」

    介護退職 (祥伝社文庫)楡周平祥伝社2015-04-14職場、家庭、自分の人間マネジメントをどうやるか?突然、始まった母親の介護に退職の犠牲を払ったものの、弟家族を含めて家族、親族の絆を再構築し、なんとか乗り越えていく話。タイトルは重たいが、ホームドラマのようにテ

  • 隆慶一郎「吉原御免状」

    吉原御免状 (新潮文庫)慶一郎, 隆新潮社1989-09-282次元のはずの文章が紙面から飛び出し、3次元の立体空間を作り出したような物語だった。 さらに時間軸も縦横無尽に移動し、4次元の世界が現れたような不思議な感覚を味わった。全体に江戸初期の文化の香りが漂っていて

  • 柚子塩らーめん @AFURI 横浜ジョイナス

    AFURIは阿夫利。神奈川県郷土の山、丹沢の大山(阿夫利山)が店名の由来。年末、ジョイナスのレストラン街に店舗ができたのを知って、ヨドバシ横浜の店内視察のあと、行ってみた。おすすめの 柚子塩らーめん1,180円らーめんで1,000円を超えるのはこのカテゴリーで

  • 百田尚樹「成功は時間が10割」

    成功は時間が10割 (新潮文庫)百田 尚樹新潮社2022-05-30秋口に本屋で偶然見かけ、衝動買いしてしまった本。時間に関して、思索してきたことをきっちり書き表わしていることに、好感を持ちました。捉えどころが難しい対象をきちんと言語化して書き残した気概と勇気を称賛

  • 2022年 読書生活を振り返る

    今年は47冊だった。昨年比-6冊。過去3年平均も53冊なので、ちょっと減ったかな。今年はジャンルをあまり広げずに割とテーマを絞った結果、インプットよりも、思考する時間が多かったといえるかな?まず、歴史分野で、すべてが江戸時代ものだった。全部で13冊。構成比

  • 楡周平「プラチナタウン」

    プラチナタウン (祥伝社文庫)楡周平祥伝社2015-02-06シルバータウン?ゴールドタウン?いや、もっと、プラチナタウン財政再建団体に転落するか、地方自治を守れるか150億円の負債をかかえ瀬戸際の町の町長に担がされた元総合商社部長の奮闘ドタバタ物語。しがらみと

  • 今野敏「清明 隠蔽捜査8」

    清明―隠蔽捜査8―(新潮文庫)今野敏新潮社2022-05-30主人公の竜崎は警察庁総務課長から警視庁大森署署長へと左遷させられて、そこでの数々の業績を評価され、今度は神奈川県警の刑事部長へ。「第3幕」が始まった。神奈川県警の所在地はわがまち横浜だ。馴染みのある

  • 年末ひとり飲み@くろちゃん in 武蔵小杉

    大寒波が来ていて日本海側は記録的な大雪になっている。首都圏もここ一週間で急激に寒くなった。最高気温は10度、最低は0度くらい。まだまだ寒くなるかな。久しぶりに武蔵小杉のセンターロードへ。今の気分でクオリティとコストのバランスを考えるとここになった。

  • W杯カタール大会決勝 世界最高の試合を見た:アルゼンチン vs フランス

    ここしばらく日本代表ロスが続いていた。ベスト16 対クロアチア戦の惜敗後、気持ちの持っていき場所に彷徨っていた。あのサムライブルーたちは既に4年後の新しい景色を目指して自分自身の成長イメージをし始めていることだろうが。4年は長いようで短い。また短いようで

  • 楡周平「「いいね!」が社会を破壊する」

    「いいね!」が社会を破壊する(新潮新書)楡 周平新潮社2014-04-18ここ数年、新聞雑誌にある読書関連のコラムで楡さんの名前をよく見かけるようになり、気になっていた。まず”人となり”のさわりだけでもと思って、小説ではなく評論風の本書を手に取ってみた。タイト

  • 熱々ジュージューのハンバーグ @スティック&スプーン in 御徒町

    駅方面へ、アメ横に入ってすぐ。まだまだランチで開拓の余地あり。狭い階段を上がっていくと、ちょっとアメリカンな感じのレストランがあった。「幸福のハンバーグ」を提供するという。和風おろし180g、ジャスト1,000円。手作りでふっくらしている。熱々でなかな

  • 司馬遼太郎「胡蝶の夢(四)」

    胡蝶の夢(四)(新潮文庫)司馬 遼太郎新潮社2015-06-05四巻は慶喜が大政奉還で政権を朝廷に返上するところから。ところが、原点に帰る徳川”藩”のカタチをここからどうするか?に関して問題が残った。政権から完全に排除するのか、あるいは、ある程度 実権を残すのか

  • W杯カタール大会、決勝T 1回戦、クロアチアにPKで惜敗、ベスト8ならず

    快進撃が続いていた日本代表サムライブルーは、く~~~、今回もここまでだった。試合は前半1-0で勝っていたものの、後半に追いつかれ同点となり、延長戦は双方点が入らず、そのままPKへ。PKは立て続けに2本外し、結局1-3で負けた。ううう~~~、今回は本当に行けそう

  • W杯カタール大会、なんとスペインも撃破!決勝T進出決定!!

    世界が驚いた!誰が、こんな結果を予想したかっ”過去は変えられないが、未来は変えられる”Fantastic!!ブラボォオオオ!!!

  • 司馬遼太郎「胡蝶の夢(三)」

    胡蝶の夢(三) (新潮文庫)遼太郎, 司馬新潮社1983-12T三巻はペリー来航という激震を機に徳川体制が崩壊していく様子が描かれている。方外(身分なし、作法の例外)である医師という立場も幕末社会の震動のなかで内面も外面も否応なく変化を受けていく。どこに向かっている

  • W杯カタール大会、初戦ドイツを2-1で撃破!”ドーハの歓喜”

    カタールは1993年、「ドーハの悲劇」を生んだ因縁の地。あれから29年の時を経て、遂にその怨念を晴らした。前半の押されっぱなしの試合を見て、誰もがドイツは、やっぱり格が違いすぎるのか、と先(後半)を案じて気分が落ち始めたのではないだろうか。ところがハー

  • 司馬遼太郎「胡蝶の夢(二)」

    胡蝶の夢(二) (新潮文庫)遼太郎, 司馬新潮社1983-11T二巻は良順がポンぺと長崎海軍伝習所内に医学伝習所をつくり、日本において、実質初の「医学」を開講するところから始まる。蘭書解読を一辺倒とする従来の蘭方から、基礎となる自然科学の科目を網羅する組織的な医学教

  • イマドキの学園祭@女子大

    学園祭のシーズン。娘が所属するホッケーチームでクイズ王に出るというので行ってみた。4サークルでの勝ち抜き戦。ひしめく観客でステージが見えるかな?と心配したが、全くの杞憂だった。仮設ステージの周りに人はぽつぽつ。観客は俺しかいなかったんじゃないか??

  • 司馬遼太郎「胡蝶の夢(一)」

    胡蝶の夢(一)(新潮文庫)司馬 遼太郎新潮社2015-06-057月に読んだ「菜の花の沖」の高田屋嘉兵衛 (1769 - 1827)の没後5年、入れ替わるように世に登場した医師、松本良順 (1832-1907)の物語。時代は社会に商品経済の浸透がさらに進み、社会構造の変化が否応なく不可逆的

  • 西加奈子「 i 」

    i (ポプラ文庫)西加奈子ポプラ社2022-06-03現代の世界規模で広がっている内戦、テロ、戦争、災害、貧困・・・は他人事か?日常に起きている死と本来、背中合わせで存在する生の意味(存在意義)をどう捉えればいいのか。西さんは、シリア生まれで米日の父母のもと養子

  • 桑田佳祐「ケースケランド」

    ケースケランド (集英社文庫)桑田 佳祐集英社1986-02-01実家で眠っていた本。奥付を見ると86年刊なので40年近く昔のもの。当時何らかの刺激を受けて購入したはずだけど、そのまま放置していた。今改めて読んでみると、なぜ放置したのか少し分かるような気がした。文章

  • のど黒のあくび@御徒町

    部の飲み会。コロナがあったので、全員揃っての宴は3年ぶりくらいかな。新潟、佐渡の海鮮居酒屋。のど黒は絶品ですね。口の中に入れると、とろける。白身のトロと呼ばれているそう(アカムツとも。スズキ目)名前は聞いたことがあったけど、初めてだったのかな?

  • スージー鈴木「桑田佳祐論」

    桑田佳祐論 (新潮新書)スージー鈴木新潮社2022-06-17ボクの 桑田さんやサザンの実体験は活動初期の80年代や90年代が中心。衝撃的な登場だったデビュー時から独特なメインストリームをつくり、ずっと音楽業界をリードしてきた。新曲が出る度に話題になるので最近のものも

  • 山海楼でランチ@御徒町

    会社から歩いて1分の「中華ストリート」(勝手に命名)。この通りには近い方から、四川料理の雅亭とその少し先にある上海料理の山海楼の2店がある。2つは店格が似ていて共通点が多い。ともに味付けは日本人向けに合わせてはいるが、店員は中国人で本場感がある。ボリ

  • 藤沢周平「孤剣―用心棒日月抄」

    孤剣―用心棒日月抄 (新潮文庫)周平, 藤沢新潮社1984-09-27江戸時代は、身分の高低と暮らしの実態が反比例する現象が多かった。江戸の町は藩士でない浪人があふれていたようだ。自身が脱藩する場合もあれば、幕政による藩の「改易」(取り潰し)や「転封」(引っ越し)に

  • 腕時計を曜日と日にち2つ表示のものにした

    去年の冬、無印で買った数千円の日にち表示の腕時計は表面がプラスチックだったため、すぐに傷がついてしまい、見た目の醜い(見にくい)時計になってしまった。デザインは気に入っていたのでしばらく使っていたけど、やはり身だしなみが悪い。安物買いの銭失いでした。

  • 今野敏「棲月―隠蔽捜査7」

    棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫)今野敏新潮社2020-08-077か月ぶりに隠蔽捜査シリーズに帰ってきた。今や竜崎署長は元気と勇気を注入してくれる精神のペースメーカーだ。大森署管内で異色の事件が続く。鉄道や銀行のシステムダウンと非行少年殺害事件警察は刑事課だけで

  • ジ・居酒屋、日の出@武蔵小山

    自分の「いつかは訪店」メモの店。久しぶりの武蔵小山。歩いて2分。小山台高校のグラウンド横の細道を行く。いっぱいかな?とドキドキしながら開き戸を開けると、カウンターには誰もいなかった。奥に白い割烹着の大将が1人、昔からずっとそこにいるように立っていた

  • ジェイムズ・ヒルトン「チップス先生さようなら」

    チップス先生さようなら (新潮文庫)ヒルトン新潮社1956-08-01この本には自分の読書人生の中で最も古い頃の思い出がある。小学5、6年の頃、それまで学校の課題図書を与えられるような児童から次第に自分で本選びをしはじめ、その対象として文庫本に移行するような時期だっ

  • 藤沢周平「用心棒日月抄」

    用心棒日月抄(新潮文庫)藤沢 周平新潮社2011-09-02連作短編。読みやすく、また期待以上に楽しめた。物語の構成がいいですね。脱藩浪人の青江又八郎、同じく牢人で仕事仲間の細谷源太夫、口入れ屋の吉蔵、創作の3人が期ぜずして史実と関わり合いを持ちながら、彼

  • 新渡戸稲造の教育理念

    娘の学校のキャンパスツアーに参加した。初めて本館の中に入ると、大学の歴史を伝える事物が展示されていた。1922年、第一回卒業生に送ったことば。「知識よりも見識、学問よりも人格を尊び、人材よりも人物の養成を主としたのであります」初代学長は、当時、国際連

  • 原田ひ香「三千円の使いかた」

    三千円の使いかた (中公文庫)原田ひ香中央公論新社2021-08-20タイトルと違う内容で残念。祖母、母、2人の姉妹と3世代に渡る女性たちのお金の”あるある”話。個人的に文字通りの「三千円の使いかた」に関して興味を引いたのだが。むしろ金額の数字に関係なく、先日読ん

  • 串焼 くら鳥@仲御徒町

    職場の引っ越しで御徒町に来て1年半、ずーっと気になっていた店のうちの一つ。会社の通勤途上にあり、昭和な雰囲気の飲み屋が数件集まっいる一角で、コロナ自粛が無かったら何度か通っていただろうなという思いが募っていた。ちなみにこのブロックにはムスリムのマスジ

  • 森博嗣「お金の減らし方」

    お金の減らし方 (SB新書)森 博嗣SBクリエイティブ2020-04-06まずタイトルに目を疑う。で、その考察(メタファーなんだけど)。お金の増やし方(一般的に語られるのはこっち。一応) orお金の減らし方どちらに人格、あるいは、人の生き方が表れるだろうか?

  • カフェドペルシュ (Cafe de Perche)@仲御徒町

    会社から歩いて5分圏内の喫茶店。近頃、ランチでいくようになった。和風ピラフ 750円喫茶店はコーヒーだけでなく店独自のランチもある、ということをふと何とはなしに思い出し、最近、店開拓を始めた。2つトライした店のうちの1つ。こちらは清潔な店内で落ち着け

  • 山本周五郎「栄花物語」

    栄花物語(新潮文庫)山本周五郎新潮社2012-12-01江戸中期、1700年代の社会状況が伝わってきた。大枠では伝統的な農本主義から商業中心へ、それまでの経済の土台の秩序が崩れていく変革期といえよう。江戸の市井の暮らしや生活、また彼らを導く為政者たちの様子が3人の主

  • 柚月裕子「盤上の向日葵(上)・(下)」

    盤上の向日葵(上) (中公文庫)柚月 裕子中央公論新社2020-09-24盤上の向日葵(下) (中公文庫)柚月裕子中央公論新社2020-10-30埼玉県の山中で身元不明の白骨死体が発見された。遺留品は、胸に抱かれた名匠の将棋駒。殺人事件の捜査とその背景にある将棋棋士の人生が章

  • 東京イラン映画祭@田町~汐留~新橋でドリンク

    大学時代の友人Kから案内をもらい、イラン文化センター主催の第5回東京イラン映画祭へ行ってきた。初日の2作目、「41番通りの家」同じ家に住む親族間の殺人から始まる重たい内容でした。殺された側もさることながら遺った者たちの側にも悲しみを癒す行き場がない。精

  • 圓井義典「「現代写真」の系譜 写真家たちの肉声から辿る」

    「現代写真」の系譜 写真家たちの肉声から辿る (光文社新書)圓井 義典光文社2022-03-16芸術家たちの苦悩の歴史が見えてきた。苦悩は外側の人間から見ると敬遠したいものだが、実は内面的にはそこに精神哲学が生まれる源泉がある。人間にしか持ち得ない魅力的な資質とい

  • 修善寺から白浜海岸、御殿場へ伊豆1泊の旅

    8/4 (木)と5 (金)2日間ある個人休暇の夏休み。1か月前にホテルを予約し、それ以外は何も決めないまま家族3人で伊豆に出かけた。修善寺温泉 桂川(共立リゾート)泊。ようやくカローラで初めての遠出となった。伊豆縦貫道の函南(かんなみ)塚本ICを下りると田園風景の

  • とんかつ山家(やまべ)@御徒町

    先日、いっぱいで入れず、蓬莱屋へ行ったときの店。再挑戦。今日は店の外に行列はなく、店内でカウンターの後ろにある待ち席へ。これくらいなら許容範囲。順繰りに待ち席を移動し、5分くらいでカウンターに着席。ロースかつ定食 770円ロースも美味かったけど、ご

  • 柚月裕子「慈雨」

    慈雨 (集英社文庫)柚月裕子集英社2019-06-07駐在から刑事と仕事一筋に生きた警察官が定年退職したあと、その後の人生をどう歩んでいくのか?妻とともに四国遍路の旅に出た心境はどのようなものだったか?また旅先で知った少女誘拐事件は彼にどんな心境の変化をもたらした

  • 上野池之端で結婚式

    今年2度目。今度は姪の結婚式。コロナで延期が重なり2年越しで実現。上野公園の不忍池を臨む結婚式場で。30年近く前の自分たちの結婚式を思い出すような雰囲気の式場だった。キリスト教式で神の名のもとに結婚の誓いに立ち会った。親族の写真撮影→披露宴→会社上司

  • 諸富祥彦「50代からは3年単位で生きなさい」

    50代からは3年単位で生きなさい (KAWADE夢新書)諸富祥彦河出書房新社2021-11-19たまたま本屋で見かけて衝動買いしてしまった本。生と死は元来、未分化だ生と死の間の「境界」が溶解する死の瞬間に{光}を見よというようなお説を聞くと新手の”宗教”かと思ったりも

  • 覚悟なしで蓬莱屋へ@御徒町ランチ

    今日のランチは はじめからとんかつモードだった。いそいそと駅方面に向かったが、最初に覗いた山家(ヤマベ)が案の定いっぱいだったので、そういえば、もう一軒あるなと思い起こし、あまり深く考えずに蓬莱屋へ移動した。路地の角で老舗の佇まいを感じる店を確認し、い

  • 司馬 遼太郎「菜の花の沖 (6)」

    新装版 菜の花の沖 (6) (文春文庫)司馬 遼太郎文藝春秋2000-09-01最後の第6巻は嘉兵衛の人生の総仕上げに相応しい大団円が用意されていた。フヴォストフ事件 (文化露寇)に始まる北方でのロシアとの外交交渉である。鎖国中の日本は、ロシア船打ち払い令、ゴローニン事件

  • 夜、やひこで乾杯!@御徒町

    コロナの第7派がやってきそうな気配の今日この頃。その前に急げと、急遽、職場3人でいくことに。店選びは二転三転したが、そういえば!と思いついたのがこの店だった。会社の帰り道、いつも店の前を覗きつつ通っているからね。夜のドリンクは初めて。御徒町で50年も

  • 司馬 遼太郎「菜の花の沖 (5)」

    新装版 菜の花の沖 (5) (文春文庫)司馬 遼太郎文藝春秋2000-09-01この巻は一巻まるまる、司馬先生の歴史講座だった。日本の北方に出没しはじめたロシアとはどういう国だったのか。一方、当時の日本の国のかたちはどうだったか。内的には商品経済の出現による社会の変

  • タイガー餃子会舘 @御徒町

    本場っぽい店構えで前から気になっていた。ランチで行ってみると結構ひとが入っていて人気のほどが窺えた。いろいろ美味しそうなランチメニューがあったが、まずは基本から。ぷっくり餃子定食 890円餃子はご飯代わりなので、本当は餃子だけでいきたいところだが

  • 昼から吉祥寺で飲み@カッパ~カラオケヘ

    先日、会社OBで大学センパイのTさんから連絡をいただき、旧交を温めることに。もともと予定されていた業界先輩のKさんとの飲み会に参加させていただいた。早めに着いて、ヨドバシでラジオ売り場を物色したあと、店まえで列に並ぶTさんを発見。そのあとKさんも合流し、

  • 司馬 遼太郎「菜の花の沖 (4)」

    菜の花の沖(四) (文春文庫)司馬遼太郎文藝春秋2015-07-03嘉兵衛は蝦夷本土(北海道)の内陸へ分け入ることなく沿岸を東へ伝い、ついに東端のアッケシ(厚岸)を過ぎ、さらに最東端のネモロ(根室)から船出して国後島、択捉島へ向かう。商人の気質よりも冒険家や人道家のそ

  • 司馬 遼太郎「菜の花の沖 (3)」

    菜の花の沖(三) (文春文庫)司馬遼太郎文藝春秋2015-07-03嘉兵衛は親交を結んだ秋田土崎の船大工に当時 最大級となる千五百石の「辰悦丸 (しんえつまる)」を建造させ、憧れの地、蝦夷に赴く。いよいよ舞台は北前航路の最終寄港地である蝦夷に移ってきた。現地で見聞す

  • 司馬 遼太郎「菜の花の沖 (2)」

    菜の花の沖(二) (文春文庫)司馬遼太郎文藝春秋2015-07-03「抜け参り」で兵庫へ出た嘉兵衛は、海運の社会の中で、身一つで自分を作っていく。先輩たちに学び、認められ、社会の中で自身を引き回してもらうことで、一歩ずつ階段を上がっていくようだ。船乗りであり、海

  • 久しぶりの鳥定@池袋東口

    気持ちが和む店はどこかと考え、思いついたのがこの店。80年代を再現したような雰囲気とその頃流行っていた流れてくる音楽に気持ちが安らぎます。手の届く範囲に給仕してくれる人たちがいるのもありがたい。今日は若い娘からおばさん迄、女性の給仕が多かったな。瓶

  • チャペルコンサートの夕べ

    娘の学校の礼拝堂にて。一度このチャペルに入ってみたかったのでいい機会だった。パイプオルガンのソロ演奏と後半はバリトンとの共演。席の後ろにパイプオルガンがあり、背中で聴く恰好になった。16世紀の音楽から始まりフランス、スペイン、ドイツ、オーストリア

  • 司馬 遼太郎「菜の花の沖 (1)」

    菜の花の沖(一) (文春文庫)司馬遼太郎文藝春秋2015-07-03ついに自分の中では司馬遼 長編の”大トリ”と思っていた「菜の花の沖」に手を付けた。全6巻は、結構覚悟がいるからね。まあ、これから2, 3か月は続くだろう「旅」だから、気張らず淡々と進めていきたい。黒船

  • 小林紀晴「写真はわからない 撮る・読む・伝える――「体験的」写真論」

    写真はわからない 撮る・読む・伝える――「体験的」写真論 (光文社新書)小林 紀晴光文社2022-04-12たまたま本屋の新書コーナーで見かけて、タイトルがシンプルに響いてきて、そのまま衝動買い。大正解だった。「分からなかったこと」を整理し、それを自身の経験から分析

  • 西荻散策でランチその2: 龍華で町中華を味わう

    女子大から吉祥寺へ向かう途中の住宅街にある。食は文化なり。文化は音楽や演劇やお祭りだけじゃなく日々の生活にも表れる。中央線沿線には落ち着いて熟成されてきた文化がある。入れ替わり立ち代わりの激しい山手線内と違うなあと感じる今日この頃。いい店だなあと

  • 西荻散策でランチその1: 坂本屋でかつ丼

    クルマを馴らすのに西荻へ。元々は中華料理屋さんが、かつ丼一品の店になったとのこと。確かに、これ一品で天下とっている。マスターもおかみさんも、かつ丼入魂といった感じ。絶妙な甘辛の加減で勝負あり!

  • 私流 大山詣り(おおやままいり)をやってみた

    落語にもあるが、江戸時代に人気のあった大山詣りを令和でゆる~くトライ。自宅から伊勢原~大山こま参道の前(第2駐車場)まではクルマで行き、そこから大山登山ははじまった。標高1,252mの山だけど、今回は中腹をちょと超えた標高696mの阿夫利神社まで。阿夫利神社~山

  • 吉野源三郎「君たちはどう生きるか」

    君たちはどう生きるか (岩波文庫)吉野 源三郎岩波書店1982-11-16タイトルから難しい話かと思ったら、全くその逆で身近な日常を描写するところから平易に深淵な人間の業を紐解いていく内容だった。ものの見方、考え方を中学生のコペル君が仲間たちとの生活や彼の成長を支

  • 鎌倉で結婚式

    甥の結婚式。GW2日目。昨日まで心配していた天気もなんのその。晴れ渡る空が気持ちいい良き日となった。光陰矢の如し。幼稚園生の頃、カミさんの実家でよく飛び跳ねていた頃から毎年のお正月の機会に彼ら彼女らの成長を見てきた。あれから20数年の年月が経ち、人生

  • 佐々木譲「警官の条件」

    警官の条件 (新潮文庫)佐々木 譲新潮社2014-01-29親子3世代を経ると世の中はだいぶ変わってくる。時代の変わり様は警察官の仕事内容や捜査様式にも変化を与えている。戦後のスリや恐喝といったローカルな事件から、社会の安定に伴い、裏社会はネットワークを広げ、その

  • いい店見つけた!酒楽 なりぞう@仲御徒町で満足ランチ

    先日ふと飛び込みで入ってみたら、なかなかいい定食屋さんだった。仲御徒町の路地にある。近隣の人が集まる知る人ぞ知る名店のよう。今日はランチで3回目。刺身定食 850円。刺身は、どれもプリプリで鮮度がいい。期待を上回りました。途中から卵かけご飯にして

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