概要 昭和炭鉱とは、北海道沼田町にある石炭鉱山の廃墟である。炭鉱の周囲には町が形成されたが、商店街がトンネル内にあったことで一部の廃墟愛好家にはよく知られている。 この隧道(ずいどう)マーケットは全国的にも非常に珍しいもので、かつて道内には2ヵ所あったものの、現存するのはここのみとされる。現在は選炭場やアパートなどの廃墟と共に、山の中で静かに眠っている。 ...
概要 昭和炭鉱とは、北海道沼田町にある石炭鉱山の廃墟である。炭鉱の周囲には町が形成されたが、商店街がトンネル内にあったことで一部の廃墟愛好家にはよく知られている。 この隧道(ずいどう)マーケットは全国的にも非常に珍しいもので、かつて道内には2ヵ所あったものの、現存するのはここのみとされる。現在は選炭場やアパートなどの廃墟と共に、山の中で静かに眠っている。 ...
実に5年ぶりですが、新作の廃墟写真集を近日発売する予定です。媒体はAmazon Kindleで、当ブログ管理人にとって初めての電子書籍となります。 価格は税込99円、ページ数は90ページ(表紙・奥付等含む)です。現在は制作を終えて、Amazonによる内容の審査中です。 審査を通過して販売が開始されましたら、私のX(Twitter)アカウントで告知するほか、皆様が今ご覧になっている紹介記事にも販売ページへのリンクを貼らせて頂き...
1. 概要 矢納(やのう)発電所とは、埼玉県神川町にある水力発電所の廃墟である。森の中に眠る美しいレンガ造りの建物として有名であり、これまでに多くの廃墟愛好家を魅了してきた。 矢納発電所は埼玉県内で初の水力発電所であり、明治から大正にかけて急速に進んだ日本の近代化を陰で支えた。また、川越が舟から鉄道の町へ、そして日本が火力から水力の国へと移り変わっていった激動の時代を今に伝え...
概要 沼東(しょうとう)小学校とは、北海道美唄(びばい)市にある小学校の廃墟である。見ての通り丸い形をした珍しい外観の校舎が実に特徴的である。 現在ではこの1棟しか残っていないが、現役時はすぐ隣に同じ形の校舎がもう1棟並んでおり、それらの間は渡り廊下で繋がっていた。その姿は上から見るとちょうど眼鏡のように見えたことから「めがね校舎」の愛称で親しまれた。 ...
概要 焼肉要塞とは、神奈川県真鶴(まなづる)町にあるレストランの廃墟である。海の見える焼肉店としてオープンする予定だったが、建築途中でその計画は頓挫。後にはコンクリートがむき出しの廃墟だけが残された。その無骨な姿は、確かに湾を防衛する要塞を思わせる。 この廃墟はまたの名を「ブロックアート」という。コンクリートブロックを積み上げて造られた建物が、一面ウォールアートで覆い尽くさ...
1. 概要 下田富士屋ホテルとは、静岡県下田市にあるホテルの廃墟である。心霊スポットとして非常に有名であり、テレビ局の心霊番組でも何度も取り上げられている。 心霊的には特に「神子元(みこもと)38号室」で不可解な現象が多発するとされている。他にもホテル内の日本人形に触ると呪われるなどと言われている。 しかし令和5年(2023)1月に不審火が発生し、ホテルは3階から上の大部分を焼...
1. 概要 ウェスタン村とは、栃木県日光市にあるテーマパークの廃墟である。園内にはアメリカの西部開拓時代(1860~90年代)を模した町が造られ、来園客は当時の雰囲気を様々な形で体験して楽しむことができた。 しかし、バブル崩壊後は次第に客足が減り廃業。後には無人になった西部の町だけが残された。 1-1. ウェスタン村の歴史 ...
1. 概要 新潟ロシア村とは、新潟県阿賀野市にかつてあったテーマパークの廃墟である。広大な敷地にはロシア式の教会やホテル、劇場などが建てられ、ロシア人スタッフによるショーや本格ロシア料理を楽しめた。現在では教会など一部を残して解体され、跡地は太陽光発電所になっている。 1-1. 新潟ロシア村の歴史 ...
1. 概要 のうが高原とは、広島県廿日市(はつかいち)市にかつてあったリゾート地の廃墟である。ふもとの町が一望できた写真のホテルのほか、遊園地やキャンプ場、別荘などが併設された一大リゾートであった。 1-1. のうが高原の歴史 (▲ 開業から4年目ののうが高原の様子...
1. 概要 王子アルカディアリゾートホテルとは、岡山県玉野市にあるホテルの廃墟である。建築当時のコンセプトは「瀬戸大橋が一望できるリゾート」であり、記事冒頭の写真では右上の方に遠く瀬戸大橋が見えている。廃墟マニアにはおなじみの「リゾート法」のもと、平成5年(1993)に約40億円かけて建設された。 建築工事は当時の環境庁主導で行なわれ、その後の内装工事と運営は玉野市の第三セクターが引...
概要 ホテル ラ・レインボーとは、岡山県倉敷市にある宿泊施設の廃墟である。昇降式の展望台を併設したユニークなホテルであり、乗客は地上138mの高さから瀬戸内の景色を楽しむことができた。日本のバブル期を代表する遺産として、廃墟マニアには非常に良く知られた存在である。 (▲ ホテル ラ・レインボーと...
概要 ホテルキャデラックハウスとは、山梨県の清里高原にあるバブル期のホテルの廃墟である。その名の通り、キャデラックというアメリカのビンテージ車をコンセプトにしたホテルだった。駐車場の一部と1階の大半を使って高価な外車が何台も展示されていた。博物館とホテルを合わせたような独特の物件である。 ...
概要 天華園(てんかえん)とは、北海道登別市にかつてあった中国風テーマパークの廃墟である。バブル期の末期に総工費約60億円をかけて建設された。建築用の資材には中国から直接取り寄せた本物を使うという徹底ぶりであった。 天華園の開業は平成4年(1992)4月。広大な敷地には清王朝時代(1644~1912)の庭園が忠実に再現された。さらに本場の中華料理や中国雑技団による演目を生で楽しめるなど、テ...
1. 概要 森の廃洋館とは、和歌山県和歌山市にある別荘の廃墟である。正式名称を旧由良山荘と言い、本州化学工業の創立者である由良浅次郎(ゆらあさじろう)氏が所有した。 明治43年(1910)に建てられた本物件は、その後2度の世界大戦へと突き進む日本の激動期を駆け抜けた。由良氏の子孫の一人は「ここで真珠湾攻撃の密議がなされたと聞く」とも語っている※1。 その後、平成の中期(2005年頃...
1. 概要 明野劇場(あけのげきじょう)とは、茨城県筑西市にあるストリップ劇場の廃墟である。この種の廃墟は数が少なく貴重なことに加えて、似たようなアングラ感のある趣味である「廃墟」とは親和性が高いためか、廃墟マニアには昔から良く知られた有名な物件である。 明野劇場の開業はストリップ華やかなりし高度経済成長期のさなか、昭和40年代のことであった。なお、当初は特に18禁ではない大衆演...
1. 概要 湯原(ゆばら)観光劇場とは、岡山県真庭(まにわ)市の湯原温泉にあるストリップ劇場の廃墟である。この種の廃墟では最も有名な物件のひとつであり、廃墟マニアには昔から人気がある。 「ストリップ」とは、舞台の上で音楽に合わせて女性が少しずつ服を脱いでいくという大人向けのショーのことだ。高度経済成長期(~1973)の頃までは、ストリップ劇場は温泉街とセットと言えるほど当たり前の...
概要 水上(みなかみ)温泉とは、群馬県みなかみ町にある温泉地である。利根川の源流部に位置し、美しい森と渓谷を楽しめる。伊香保や草津とともに、群馬を代表する温泉地の一つである。 しかし現在は廃墟となったホテルが目立ち、お世辞にも活気があるとは言えない状況だ。伊香保温泉にも廃墟は多くメディアに取り上げられることがあるが、街自体には活気があふれており水上温泉とは対照的である。 ...
概要 湯の山温泉とは、三重県菰野(こもの)町にある温泉地である。熱海や別府のように全国的に名の知られた温泉地ではないが、そのぶん町が歓楽街化されておらず、ゆっくりと温泉を楽しめる落ち着いた雰囲気の温泉街である。 湯の山温泉が広く世に知られるようになったのは、明治維新後に起こった西南戦争がきっかけだと言われている。戦争で傷ついた兵士たちはこの地で療養し、回復して故郷へ帰ると湯の山温泉を絶...
概要 ポプラ病院とは静岡県三島市にかつてあった老人病院の廃墟である。今では取り壊されて、跡地は家電量販店「エディオン」の駐車場になっている。 廃病院でありがちなのは、恐怖をあおるためにありもしない事件や事故をねつ造されることだ。しかしこのポプラ病院は本当に「ある事件」をきっかけに閉鎖している。 それが平成3年(1991)に発覚した医療費の水増し請求事件である。病院が不正...
概要 長野朝鮮初中級学校旧校舎とは、長野県松本市にかつてあった朝鮮学校の廃墟である。平成10年(1998)にここから3kmほどの場所に新校舎が完成し、その時点ではまだ旧校舎の一部が使われていたが、その後次第に廃墟化した。しかしそれも平成25年(2013)に解体され、跡地は現在住宅地になっている。 この廃墟は舞台袖にハングルの巨大な垂れ幕がある舞台(記事冒頭の写真)で有名であり、朝鮮学校の...
概要 沼東(しょうとう)小学校とは、北海道美唄(びばい)市にある小学校の廃墟である。見ての通り丸い形をした珍しい外観の校舎が実に特徴的である。 現在ではこの1棟しか残っていないが、現役時はすぐ隣に同じ形の校舎がもう1棟並んでおり、それらの間は渡り廊下で繋がっていた。その姿は上から見るとちょうど眼鏡のように見えたことから「めがね校舎」の愛称で親しまれた。 ...
概要 焼肉要塞とは、神奈川県真鶴(まなづる)町にあるレストランの廃墟である。海の見える焼肉店としてオープンする予定だったが、建築途中でその計画は頓挫。後にはコンクリートがむき出しの廃墟だけが残された。その無骨な姿は、確かに湾を防衛する要塞を思わせる。 この廃墟はまたの名を「ブロックアート」という。コンクリートブロックを積み上げて造られた建物が、一面ウォールアートで覆い尽くさ...
1. 概要 下田富士屋ホテルとは、静岡県下田市にあるホテルの廃墟である。心霊スポットとして非常に有名であり、テレビ局の心霊番組でも何度も取り上げられている。 心霊的には特に「神子元(みこもと)38号室」で不可解な現象が多発するとされている。他にもホテル内の日本人形に触ると呪われるなどと言われている。 しかし令和5年(2023)1月に不審火が発生し、ホテルは3階から上の大部分を焼...