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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法 https://blog.goo.ne.jp/gorillatanaka

中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。

受験ブログ / 中学受験(指導・勉強法)

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gorillatanaka
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2012/02/08

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  • 中学受験応募者は過去最高、今後は?

    2023年の中学受験の応募人数は過去最高に達したようです。まあ、これは昨年から模擬試験の受験者数を見ていてもそうかな、と思いましたが、やはりそういう結果になったようです。で、この後の数字はどうなるか?ということなのですが、私は当面このレベルが続くだろうと思っています。少子化にもかかわらず、なぜこのような受験ブームが起きているのか。これはやはり社会の分断化に起因することが大きい。良くコロナ禍で、すぐにオンライン対応を決めた私立を評価して、という話がありますが、私はそうは思っていません。やはり正規、非正規の差が大きく影響している。我が子が非正規にならないようにしたい、と保護者が考えているから大学はしっかり出てもらいたい、だからこそ大学付属の人気も出ていると考えられるのです。で、この分断化は当面収まりそうにない...中学受験応募者は過去最高、今後は?

  • できないと追い詰められた子

    最近は早くから試験データが出てくるようになりました。ただ、中学受験で出題される範囲は塾ではおおよそ5年生と6年生で習うことなので、(例えば4年生まで社会は地理だけのところが多いでしょう。)本当は、小さい時のデータはどうでもいい。むしろ勉強がおもしろい、とか、文章を読むのが好きになった、とか、そういうことに塾の勉強が寄与してくれる方が良いのです。ところが、試験データが出ると、当然他の子と比べることになる。結果として、「なぜできないの?」「どうして勉強しないの?」ということになるでしょう。それが長い間続けば、当然子どもたちは追い詰められる。自信がない。勉強したくない。塾に行きたくない。そういう気持ちを抱え始めたら、これは受験がプラスになりません。その結果、受験をやめてしまった子も少なくないし、親子関係が修復さ...できないと追い詰められた子

  • ペースをつかもう

    新学年になって3週間。そろそろペースがつかめてきたでしょうか?塾に今日に数が増えたところがほとんどなので、たぶん、課題や宿題が終わらない、という子が多いかもしれません。時間が少なくなって課題が増えたら、今までのようにはできません。だから、優先順位を決めて今あるものの中でやらないことを決めるしかない。せっかく時間をかけて勉強するのだから、それが身につく、わかる、ということでないといけないわけなので、ただ時間を費やしている、と思われることからは手を引きましょう。そろそろ何をやるのか、はっきりさせていかないと、本当にただ終わらせる、ということになってしまい、力がつかないので気を付けてください。今日の田中貴.comみんなと一緒に授業を受けないといけないのか?中学受験を2年間でオンライン塾と模試だけで合格させるパパ...ペースをつかもう

  • 過去の加熱期

    過去の中学受験加熱期で記憶が鮮明なのは、やはりバブル期でしょう。世の中の景気が良くて、経済的に恵まれた家庭が増えたので、「じゃあ、うちも中学受験を」という流れになってきたのだと思います。本来、公立はお金がかからない。それをわざわざ私立に行かせる、というのは、やはりそれだけ経済的に余裕がなければいけないことではあるので、バブル期にそうなるのは流れとしては当然で、だからこの時期は中学受験を扱う塾が増えたと思います。それまで遠くの教室に行かなければいけなかったのが、塾が迎えに行きはじめ、教室展開競争が進んだ時代でした。さらにダブルスクール、トリプルスクールというように塾を重ねたり、まだ個別指導の時代ではなかったので、家庭教師がお高くなった時代でした。さらにそこまでまだ中学受験が一般的でなかったから、評判の良い先...過去の加熱期

  • 第一志望合格は3分の1説について

    第一志望合格率はほぼ3分の1、というのは割と都市伝説になりつつあるのではないかと思うのですが、特にデータの根拠を示されたわけではないので、まあ、割と頻繁に語られているものの(私も記事にしているところはあり)、実際にその内容を本当に吟味したのか、というとまあ、心もとない。で、例えば御三家の子どもたちは、これが合格すれば第一志望なんじゃないか、という話もあるが、いや、筑駒がある、ということになって、じゃあ、灘や筑駒は全員が第一志望合格じゃないか、と思えるのです。だからこの頂点部分の話はちょっと置いておいて、一般的にこの説が正しいと考えるならば、3分の2が上位層から流れてきた合格層、3分の1が第一志望層ということになる。つまり3分の2は他に第一志望があって、でもそこは残念で、この学校で止まった、みたいな感じなの...第一志望合格は3分の1説について

  • 今の中学受験で勉強していることは、将来役立ちますか?

    先日話題のCHATGPTについて算数の問題を解いてもらった話をしたのですが、いろいろやってみて、あれはあの短い時間に日本語→英語→作文→英語→日本語と流れているようです。で、その日本語が結構流暢で、いやいや、もう英語って習わなくても良くない?みたいな話になるぐらい。インターネットの翻訳技術はどんどんAIが代わりに学習してくれていて、サーバーの処理速度も飛躍的に伸びているから、あっという間に流暢な英語に直ってくる。さかのぼって明治維新の時代。一気に西洋の学問が日本に入ってきて、日本語はいろいろな言葉を増やしました。だから母国語で新しい文明を学ぶことができた。どんどん翻訳されていったわけです。しかし、今の時代は英語で全部学ぶ方が早い、というので東南アジアなどは全部英語で勉強している。だから日本は遅れる、がラパ...今の中学受験で勉強していることは、将来役立ちますか?

  • 男はつらいよ

    首都圏模試センターの推定値によると、2023年度の首都圏の受験人数と定員の関係は男子受験者数27310人定員数22631人受験者に対する定員の割合82.9%女子受験者数25290人定員数25663人受験者に対する定員の割合101.5%ということになったそうです。もともと昔から男子の定員は少ないのです。そこで女子校が共学校になることによってそれが緩和されてきたわけですがそれでもまだ3000人近い開きがある。なので「男はつらいよ」ということになったわけです。この数字だと公立に進学することになった生徒は多いでしょう。合計52600人も過去最高だと思います。だから、どうしても私立、という場合はやはり安全校の読みがかなり慎重でないといけない、ということになるのでしょうか。なかなかそこが踏み切れない家庭が多いので、こ...男はつらいよ

  • 新設校の不手際

    今年も数校、新設校の募集がスタートしましたが、入試の際の不手際が取り沙汰されました。内容は、受験生にとって可哀そうだな、と思うものばかりでしたが、しかし、新設校は経験がない。だからこういう不手際が起きることが本当のところは予測されていないでしょう。だからというわけではないが、やはり中高一貫校の場合6学年揃っている学校の方が経験は豊富であるから、その点はあまり心配がない。長い間受験生を送ってきたので、ピカピカの新設校であってもやはり慎重に検討する必要があると思っています。そういう経験が練れて、だんだん良い学校になっていく。今の名門校も、最初から名門校ではなかったので、それまでの積み重ねが教育の厚みになっています。一方新設校は、もともとそれがないので、いろいろなことに挑戦していくしかないわけですから、今回の不...新設校の不手際

  • 中学受験はしなければならないことではない

    中学受験に長く携わってきましたから、中学受験をすることをお勧めはしてきました。ただ、しなければいけないことか?と言われればそれはNOです。また、中学受験は子どもの成長に寄与するように取り組むわけですから、その過程が非教育的であってはいけません。親子バトルが繰り返され、子どもたちが追い詰められたり、まだ小さいのにテストの成績で責められるというようなことは、決して教育的なことではないから、それが続くのであれば、中学受験はやめた方が良いのです。あくまでプロセスも子どもたちの将来に寄与するものでなければいけない。ただ、それは親が矢面に立って子どもたちの行く末を見守ってあげられるから、やった方が良い、とお話しています。過熱期は、どうしてもそういうことが見過ごされる。合格のために何でもして良いのか?と言われれば、当然...中学受験はしなければならないことではない

  • 負担が増えるのは当たり前か?

    どうも首都圏の今年の中学受験者は過去最高を記録したようです。少子化なのになぜ?と思われるかもしれませんが、これはやはり社会の分断化によるところも大きい。雇用が正規、非正規に分かれてしまっているので、何とか正規雇用に、と考える保護者の方が多くなるのは当たり前で、これは以前とまったく違う要因だし、ちょっと根が深い。で、厳しくなったのはそういう理由だが、それで子どもたちの負担が増えるのも当たり前だ、と考えてしまうと、子どもたちの行く末が心配になる。すでに小学校1年や2年から中学受験塾に通わないといけない、と考え始めている方も出てきているので、その弊害も間違いなく出てくるのです。本来小学生は遊びながら社会性を身に付けたり、いろいろ興味を持ったことを遊びとして体験しながら、自分の嗜好が決まってくる部分があるので、こ...負担が増えるのは当たり前か?

  • 習い事1つは6年1学期まで続けてよい

    習い事については、5年生で早々にやめてしまう、という子も増えているようです。塾の日数が増えてしまうと、続けられない。そんな場合ではない、と塾の先生に言われた子もいるかもしれません。ただ、1つぐらいは6年生の夏休み前まではやって良いと思うのです。子どもたちにとってそれはストレスを解放する有効な手段になります。あるスポーツをやっていた子が、いろいろ相談した結果、6年生の最初でそのスポーツをいったんお休みすることにしたのですが、それから本人が元気がない。学校でもちょっと問題を起こしたり、勉強に集中できていない、というので相談があって、本人といろいろ話をしたらやはりそのスポーツがやりたい、ということなので、「じゃあ、その分勉強するときは集中しないといけないが、続けてみようか?」と提案すると、顔がぱっと明るくなりま...習い事1つは6年1学期まで続けてよい

  • 豊かな成長のために合理的に時間を使う

    子どもが小学生である時間は6年間しかありません。その間に身も心も成長していくわけですから、それに必要な経験や運動、人との会話や行動、さまざまなことが必要です。しかし、中学受験をしている子どもたちにその時間は十分ではありません。例えばせっかくサッカーを始めて、大好きになったのに、受験勉強のために中断してしまう子どもたちは多いでしょう。サッカーばかりでなく、音楽も、絵画も、いろいろなことをやる時間は受験生だから、という理由で十分に与えられなくなってきています。だから、合理的に時間を使う必要があるのです。保護者のみなさんから話を伺ってみると、それは本当に必要なことなのだろうか、と思う課題は結構あります。やることをもっと絞り込んで、ある程度学齢が上がり、十分に気持ちが志望校に向かう段階で頑張ってもらえばいいのです...豊かな成長のために合理的に時間を使う

  • 進級に厳しいのはむしろ付属校

    6年生は長い受験生活が終わり、楽しい時間を過ごしていると思うのですが、ここまで中学受験がハードになってくると、中学進学後、燃え尽き症候群みたいな感じになってしまう子が少なくありません。ハードな生活から解き放たれて、友達と遊びに行ったり、ゲーム三昧になるのは多少仕方のない目があるのですが、ここで本当は緩めない方が良い。もちろん受験生のような生活を送る必要はないのですが、しかし、努力を継続できるようにしておかないといけない。私は良く1学期の期末が終わるまでは、気を抜かないで行くように子どもたちに言います。中1の1学期で、大方その学年での位置関係が決まってくる。ここで底辺を支えるグループに回ると、実はそう簡単に脱せない。スタートラインは僅差の勝負であっても1学期間の差が出てくると、それを取り返すのにはやはりまた...進級に厳しいのはむしろ付属校

  • 全落ちの恐怖を煽る塾

    今年の首都圏の中学入試では募集人員を受験総数が上回ることになるだろうと思われています。で、その結果として全落ちの生徒がいる可能性はあります。だから「早く塾に行かないといけない」「もっとハードな勉強をしないといけない」は違う。ちゃんと準備をし、ちゃんと受験校を決めれば、それなりの結果がちゃんと出ます。あまりに早く塾の序列化に加わってしまい、ストレスをためて本人も家族も苦労するようなことになってはいけません。中学受験が加熱化すると、必ずそういう問題が起きる。ただこれはちゃんと冷静に対応していけば、そう無理なことをしなくてもちゃんと入るのです。確かに状況は厳しい部分もありますが、今の塾はかなりオーバースペックになっているところがあるので、もっと学校の問題を良く見てみるべきなのです。我が子に合う学校を選び、その入...全落ちの恐怖を煽る塾

  • 何をガマンするか

    新6年生を迎えて、いつもガマンの話をします。6年生だから、いよいよ受験1年前になるので、それなりに受験勉強に時間をかけないといけなくなる。しかし、もとからみんな1日24時間しかないので、勉強時間を確保する、ということになると、他に費やしていた時間をガマンしないといけなくなる。で、何をガマンするか?自分で決めないといけない、という話です。人から言われてテレビをガマンする、漫画をガマンする、とか、は、結局やらされることになるので、まず守られない。だから自分で決めてもらう。もちろんいろいろガマンして、最終的に全部ガマンしない、という手もあるわけですが(つまり、テレビもゲームも続けるけれど、総体の時間を減らすという意味です。)それも具体的に時間を決めないとガマンしたことにならない。で、当初はなかなかうまくいきませ...何をガマンするか

  • なぜその点数しか取れないのかを分析する

    組み分けの点数がとれない、という相談を受けることが多いのですが、では、なぜその点数なのかを分析できているか、というと案外そうでもない。例えば、150点満点のテストで50点か60点ぐらいしかとれない、というとき、答案を見ていると、答えが書いてないわけではない。しかし、その答えが正解ではないので、いっしょに解きなおしてみます。ここで大事なことは、決して叱ってはいけない、ということ。で、解きなおして、自分で正解にたどり着く場合は、どうして間違えたのか、聞いてみる。1問題を読み違えた2計算間違いをした3公式を覚えていなかったなどなどいくつか理由があるでしょう。しかし、割と見過ごされている問題に「問題の意味を取り違えた」というのが多いのです。なぜそうなのか、と言えば、急いでいるからですが、しかし、問題の意味が捉えら...なぜその点数しか取れないのかを分析する

  • 話題のCHATGPTに今年の中学入試の算数の問題を解かせてみた

    現在話題のCHATGPT。AIにいろいろ質問をしたり、内容を指定して文章を書いて、と言ってみると、いろいろやってくれます。そこで、ここはやはり今年の入試問題を、というので、まだ図形などの認知はできないから、普通の文章題だけ、出してみました。もちろん計算問題とか、一行問題とかはできるのです。問題はちょっと複雑な問題。解いてもらったのは、1から70までの整数のうち,(ア)から(イ)までの連続した整数を除きます。残った整数の和を求めたところ2023になりました。(ア),(イ)にあてはまる整数の組みあわせをすべて求めなさい。ただし,(ア)が1,(イ)が10のときは(1,10)のように答えなさい。CHATGPIの解答は、この問題を解決するために,整数1から70までの総和を計算して,連続する整数の範囲を除いた後の残り...話題のCHATGPTに今年の中学入試の算数の問題を解かせてみた

  • 算数のテキストの問題をすべてやる必要はない

    算数は基本、練習、応用みたいにいくつかのレベルに分かれていて、結構たくさんの問題が入っている場合があるでしょう。特にクラス分けをする塾では、基本から応用まで幅広く入っているテキストが配られる。でも、それを全部やろうと思うと、まずできないのが普通です。ハイクラスでは、練習とか応用を中心にやり、ロークラスでは基本をやって終わってしまう、という場合もあるでしょう。そうなると残された練習、応用をやらないと組み分けに対応できない、と考えがちです。で、確かにその通りではあるものの、それをすべて対応するとたぶん時間が足りません。それに他の科目の勉強もある。だから、ここでやはりしっかり取捨選択しておく必要がある。ロークラスなら、幅を広げず、まずは基本に徹することで、道を開いた方が良いでしょう。ミドルクラスでも、基本、練習...算数のテキストの問題をすべてやる必要はない

  • ゲーム三昧もいいが

    入試が終わって、ゲーム三昧の生活を送っている6年生は多いでしょう。まあ、これまで我慢をしたのだから、それはそれでよい、と思うのですが、やはりここで気を付けないといけないことがある。入学までに遊び癖がついてしまい、勉強の習慣がなくなってしまう子が多いのです。そうすると、せっかく力を蓄えて入った学校の成績が一気に悪くなる。で、本人もいかんなあとは思うものの、なかなか立て直せない。これは遊び癖というものがそういうものだからです。がんばらないとなあ、と思いつつも、つい目の前にゲームがあるとやってしまう、とか。だからこそ、ゲーム三昧は2月までにしてしまうことです。そして、新たな勉強の習慣をスタートさせましょう。というと英語をやるご家庭が多いだろうが、英語は中学受験生にとってあまり面白くない。英語は初学だから、やはり...ゲーム三昧もいいが

  • どこで差がついたのか

    受験人員の総数がまだ判明はしていないものの、模擬試験等の受験人員から考えて、たぶんまた最高値を更新したのではないかな、という気がしています。したがって同じ偏差値の子も増えたが、定員は増えないから入試状況は厳しくなる。合格偏差値がこのくらいだから、でも安心できない、ということではあるのですが、しかし、僅差の勝負ですから、ほんのちょっとしたミスが違いにつながっている。あと1問解ければ合格したのに、という子も少なくないでしょう。だからこそ、基礎力を充実させるべきではあるのです。いろいろな塾の組み分けテストを拝見していると、やはり問題数が多い。多すぎると思うところもあるが、これも模擬試験と同じで、なるべく差をつけて、正規分布に近い状況に持ち込みたい。しかし、子どもたちの心理からすれば、急いで解かないと間に合わない...どこで差がついたのか

  • お父さん、お母さんの研究深度

    最近、保護者のみなさんとお話をしていて、良く研究しておられる、と思うことが多々あります。例えば、過去問のやり方について、自塾でやるタイミングはすでにご存じで、それに先行してすでにしっかりと併願校まで含めたスケジュールを作られている方がいました。また、これまでの月例や組み分けテスト、あるいは模擬試験からできなかった問題を整理して、過去問と照らし合わせ、本人が勉強すべき優先順位を決めている方もいます。それ以外にも受験スケジュールや安全校の選び方などいろいろ研究されていることはお話していて良くわかるので、あとは「そのレベルで大丈夫」とか「まあ、そこまで心配しなくてもいいでしょう」とか、そんなお話をすることが多くなりました。これは本当に良いことだと私は思っています。過熱期はいろいろ弊害が起こりやすい。意味もなく長...お父さん、お母さんの研究深度

  • 同じ偏差値の子が増える

    森上教育研究所のデータを先日ご紹介しました。で、例えば20000人の集団の中の偏差値60と、40000人の集団の中の偏差値60は基本的に数が2倍になります。しかし、学校の定員は増えません。なので、ここが面倒なことになる。つまり、合格可能偏差値を取っていたとしても合格しない、ということは起こりうる。また、僅差の勝負である以上、その1ポイントにどれほどの差があるか、というとそんなことはないわけで、一気に上位に食い込んでいる子も出てくるわけです。だから、ここだから安全という話ではない。リスクは当然あるわけで、そこを見合いながら、いろいろ考えてきたわけですが、しかし、それでもなおかつ状況は厳しいと言えるのです。ただ一方でそこまで力のついた子は、結果に関わらず、かなりの力の持ち主だから、ここからまだ一段と伸びる。実...同じ偏差値の子が増える

  • ベテランを一人つけておく

    今年の受験が大方終わりました。なかなか大変だったと思います。大丈夫だろうと思ったところで合格が出なかったり、苦戦が続いたケースもあったでしょう。12歳の子どもたちが受けるにはなかなか過酷な状況だったと思うのですが、ご家庭からベテランの先生が一人ついていて助かった、というお話をいただきました。子どもたちの学業の指導だけでなく、計画の立て方、学校の組み合わせ方、残念だったときのフォローなど、確かにただ教えるだけではなく、先生がフォローすることでお父さん、お母さんもそれなりにいろいろ準備ができて良かったということでした。今はオンラインがあるので、比較的簡単に個別指導を受けられるようになっています。指導のシステムにもよりますが、過去問の採点をしてもらったり、質問ができたり、ということは、塾に行く、行かないにかかわ...ベテランを一人つけておく

  • 募集定員対受験人員

    森上教育研究所のデータを紐解いてみると、3年前から募集定員に対して受験人員が逼迫していることがわかります。ここ数年、なかなか合格がとれない、という話を聞くようになったのは、マクロ的に募集定員以上の受験者がいることが原因です。だから、合格を取るのはなかなか大変です。塾側は安全校を下げるように指導しますが、これがなかなか浸透しない。やはり中学受験はどうしても子どもに期待する部分が大きいので、髙望みになりがちなのです。で、そのこと自体は家庭の選択なのですが、やはり落ちるという経験は親子とも堪える。この傾向は、まだ当分続きそうな状況なので、2024年以降のみなさんは、この状況は認識しておかれると良いと思います。フリーダムオンライン-広報から-フリーダムオンラインの新学年の授業は2月6日月曜日からスタートします。フ...募集定員対受験人員

  • 道は開ける

    東京・神奈川4日目です。4日目の受験はなかなかしんどい。本人も、保護者も本当に疲れていると思いますが、しかし、ここで諦めてはいけない。いずれにしてもあと数日で終わるのです。だから、気持ちをもう一度1月31日に戻していきましょう。口角を上げるのです。子どもたちの頑張りにもう一度期待してください。この数日間で子どもたちはまた一回り成長しているので、そこからの底力はなかなかのものですから。フリーダムオンライン-広報から-フリーダムオンラインの新学年の授業は2月6日月曜日からスタートします。今日の田中貴.comなるべく早く学校に戻る中学受験を2年間でオンライン塾と模試だけで合格させるパパママ塾「田中貴社中」オンラインは親が授業内容をチェックしやすい慶應進学館平面図形の問題読んでいただいてありがとうございます。にほ...道は開ける

  • 縁をつないだ子

    その子はどうしても、その学校に行きたかったのです。でも、事前の模試ではそこまで達していないということは明らかでした。だからといって本人は絶対に志望校を変えない。いろいろ相談をした結果として、別な学校を1校合格したら、あとはその第一志望に絞る、というスケジュールになったのです。第1回目、残念でした。本人に電話すると、割と明るくて「第2回にかけます!」と言っていました。第2回目、これも残念でした。落ち込んでいるかと思いきや、実にすがすがしい感じ。もう試験を受けることにワクワクしている、というような感じなのです。「明日、もう一度やります。これが最後ですから。」そういって一番難しい3回目を受けていきました。3回目の結果を知らせてくれたのはお母さんです。電話の向こうで言葉が続きません。それで本人が変わったのですが、...縁をつないだ子

  • 出来不出来も縁のうち

    東京・神奈川2日目です。すでに昨日だけで2校受験したみなさんも少なくないでしょう。そして今日も試験。しかし、これもそう長いわけではないので、気持ちをリフレッシュして、がんばっていきましょう。もうこの段階で結果が出ている受験生も少なくないでしょう。今までの成果が合格に結びついた子もいれば、残念ながら力を発揮できなかった子もいるかもしれません。しかし、こう考えてみてください。出来不出来も縁のうちなのです。つまり、縁のある学校というのは、やはり入試でちゃんと力を発揮できている。逆にできなかったというのは、まあ、縁が繋がらなかった、ということだから、これは新たな縁を求めた方が良い、ということなのです。そういう縁のある学校というのは、これまで見ていると、その子の力を将来伸ばしてくれる可能性が高いのです。ただ、当然の...出来不出来も縁のうち

  • 22時過ぎの合格発表

    東京・神奈川の入試がスタートしました。最近の入試はWEBでの合格発表が主流になり、その分当日の夜に合格発表をする学校が増えました。確かに当日の結果を受けて、次の日をどうするか、決められるというのはメリットも大きいのですが、一方で朝は早いのに、夜も遅い、ということもあり得るから、子どもたちが22時すぎの合格発表に付き合うべきか、というのはちょっと考えものかもしれません。とはいえ、自分の結果ですから、自分が知りたい、という子もいるでしょう。翌日の朝に聞いて、またいろいろあるのも大変です。試験結果はまとめて聞く、という手もあるので、まあ、家族で考えて本人に合う方法を選んでください。しかし、お父さん、お母さんも夜が遅くなるので、疲れすぎないように気をつけてください。フリーダムオンライン-広報から-フリーダムオンラ...22時過ぎの合格発表

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