おはようございます、京やの勝也です。 「胴抜きの着物」について。とは言いましてもお客様用に胴抜きの着物を仕立てたことがほとんどありません。実は、戦前から大阪・…
東京都小平市の悉皆・呉服専門店「染と呉服京や」の三代目、猪上勝也のブログでございま す。
着物の歴史や文様の話。 呉服製作の技法の話。 呉服屋の日常、仕事の話。 着物、帯、襦袢、コート、羽織などの 着物コーディネートのコツをはじめ 着物の選び方や揃え方の話。 しみ抜きや洗張りなどのお手入れの話。
おはようございます、京やの勝也です。 着物は紐が少なくても着崩れることなく楽に着ることができます。ただしこれには条件があります。 寸法と素材です。 着物にも寸…
おはようございます、京やの勝也です。 感染状況が落ち着いているうちに特別企画として「結びの会」を催すことといたしました。 初日と最終日には、林家彦三さんの…
おはようございます、京やの勝也です。 最近は12月に入ってから七五三をすることも珍しくなくなってきましたが先日御祝を終えられたお客様からお電話がありました。 …
おはようございます、京やの勝也です。 男物の長襦袢について。 女性用の長襦袢生地は綸子や精華、シボの少ない縮緬など様々な色・柄・風合いがあります。 ところが男…
おはようございます、京やの勝也です。 「着物の美」について最終日。 最後に「染織の美」です。 日本では卑弥呼の時代まで遡ると絹という生地がもつ光沢、軽さ、柔ら…
おはようございます、京やの勝也です。 「着物の美」について三日目。 もう一つ考えられるのが「機能美」です。 中国から伝えられた漢方医学。健康を保つ秘訣の一つは…
おはようございます、京やの勝也です。 「着物の美」について二日目。 まず考えられるのが「様式美」です。 中国から伝えられた陰陽五行説をもとに色や模様を日本独自…
おはようございます、京やの勝也です。 呉服屋の視点で「着物の美」について。 呉服の着物は衣裳の分野です。呉服=絹ですから権力者や経済的富裕層の衣裳の世界とも言…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は着物のカタチについて。 着物のかたちの特徴の一つは、体に巻き付ける衣裳だということです。陰陽五行思想から、着物を時…
おはようございます、京やの勝也です。 季節は移ろっていくもので木々も色付いてまいりました。 先週の近所の公園です。秋空とのコントラストが美しく感じました。 着…
おはようございます、京やの勝也です。 本日は着物の着付け練習の話です。 数日前初めて着物の着付けを習うお客様がいらっしゃいました。半日頑張って練習したとのこと…
おはようございます、京やの勝也です。 着物をお召になっての感想。「帯が苦しい…」「草履が痛い…」 これでは誰も着物は二度と御免でしょう。 着物に慣れているとい…
おはようございます、京やの勝也です。 お客様からお手持ちの喪服用の袋帯についてご相談がありました。 まだ着物のことが分からなかった頃に百貨店さんで勧められて買…
おはようございます、京やの勝也です。 古い帯についてです。 お母様やお祖母様がよく使われていたような締めやすそうな袋帯。よく見ると芯が入っていない時があります…
おはようございます、京やの勝也です。着物の良さの一つに伝統と文化に直接触れるということもあると思います。それは単に衣裳の形を纏うということではなく日本人が好ん…
おはようございます、京やの勝也です。 この秋も京やでは七五三の着付けをさせて頂き、夕方には「無事に終わりました!」と嬉しいご報告を頂いております。 子供の着付…
おはようございます、京やの勝也です。 「箪笥を整理していたらこれが出てきました」と、ご相談を受けることがあります。外見は白くもなくクリーム色に染めているかのよ…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日の続きです。 この会議、烏帽子直垂(えぼしひたたれ)の三条実美公が「風俗上の大改革ともいえる議事であり、畏れ多くも聖…
おはようございます、京やの勝也です。 本日、11月12日は「洋服記念日」です。呉服屋としましてはありがたくない記念日なのですが、明治の日本人の気概を感じる記念…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日の続き縞模様の「格」の話です。格が高いといえば平安時代の貴族が好んだ「有職(ゆうそく)文様」、そして「名物裂(めいぶ…
おはようございます、京やの勝也です。 最もシンプルな模様の一つがストライプでしょう。 基本的には同一方向に直線を並べた模様です。 日本では古く「間道(かんどう…
おはようございます、京やの勝也です。 最近はコートのかわりに長羽織とショールという組合わせで冬を過ごす方もいらっしゃいます。 今日は特に丈の長い「長羽織」につ…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日7日は立冬でした。 基本的には単衣コートは着納めで袷せコートの時季となります。ただしこの前後は許容範囲期間です。また…
おはようございます、勝也です。 先取りの追記。コーディネートのヒントです。 まずは「春に夏の先取り」について。せっかく過ごしやすい春に夏の嫌な暑さを連想する先…
おはようございます、勝也です。 昨日の続きです。 今日は夏について。冬と同じく過ごしにくい夏はやはり嫌なものでした。少しでも早く涼しい秋に来てもらいたい。夏物…
おはようございます、勝也です。 昨日の続きです。 ここで考察すべきは過ごしやすい春と秋ではなく、過ごしにくい冬と夏です。この寒暖厳しい季節をどう乗り切るのか。…
おはようございます、勝也です。 着物や帯などの色や模様を次の季節を先取りしてお洒落を楽しむことも着物の醍醐味のひとつですね。今回はなぜ「先取り」をするのかを考…
おはようございます、京やの勝也です。 衿元にアクセントが欲しいときに便利なのが「伊達衿(だてえり)」です。 もともとは衿元や衽、袖口からチラリと見えるように表…
おはようございます、勝也です。 今日は 和装小物の一つ前板の話です。 女性の帯の幅が広がり 前幅が広くなるとシワをなくしたくなるようです。 帯の面をきれいに保…
おはようございます、京やの勝也です。 11月に入りました。すでに始まっていますが七五三のお祝いを多く拝見できると思うと嬉しくなります。さて、七五三の歴史や行事…
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おはようございます、京やの勝也です。 「胴抜きの着物」について。とは言いましてもお客様用に胴抜きの着物を仕立てたことがほとんどありません。実は、戦前から大阪・…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日は袴の生地でしたのでその続きです。男袴の仕立て方について。先ず「本袴」。本袴は現在、一般的に正装とされる仕立て方で袴…
おはようございます、京やの勝也です。 男袴の話です。 袴生地の素材には絹、化学繊維などがあります。 また、正絹の中にも御召袴や紬袴、絽袴などがありますが代表的…
おはようございます、京やの勝也です。 最近増えているお仕事の一つが箪笥の整理のお手伝いです。 捨てて惜しくない品なのか。残して大切にした方が良い品なのか。今後…
おはようございます、京やの勝也です。 自宅でのお茶の稽古日前の掃除中の話。 掃除をしていると日本建築は本当に良くできていると思うことがあります。例えば畳に膝を…
おはようございます、京やの勝也です。 気温が上がる今頃からの季節は中間色の着物や帯がなんとなく暑苦しく感じるようです。そのせいか単衣の着物夏の着物は比較的白っ…
おはようございます、京やの勝也です。 ここ数年浴衣の色もカラフルになってきました。 「浴衣」というよりも木綿や麻の「夏着物」というイメージです。 紅型調の色柄…
おはようございます、京やの勝也です。 京やでは反物からお客様の寸法に合わせて仕立てる「誂え浴衣」だけを扱っております。 既製品の場合「大は小を兼ねる」というこ…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は「振袖の仕立て直し」についてです。お母様の振袖をお嬢様の寸法に仕立て直すことはとても素晴らしいことです。「古くて恥…
おはようございます、京やの勝也です。 感染症の影響で延期されていた結婚式がほぼ元通りに開かれるようになってきました。 さて、これから袷から単衣・薄物へと衣替え…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は少し専門的な話です。 よく「紬は普段着、おしゃれもの」とか「紬は礼装の席にはふさわしくない」といわれますが、この言…
おはようございます、京やの勝也です。 「江戸っ子は裏に凝る」といわれますね。見える部分は地味にして見えないところに贅を尽くすおしゃれです。江戸時代質素倹約の風…
おはようございます、京やの勝也です。 代表的な文様の一つに「御所解文様(ごしょどきもんよう)」があります。薄鼠地御所解文様附下げです。四季の草花や雲取り、建築…
おはようございます、京やの勝也です。 着物姿の方とすれ違う時にフワッと良い香りがすると嬉しくなるものです。 これが鼻にツンと刺激があるような防虫剤の匂いがした…
おはようございます、京やの勝也です。 香は仏教とともに渡来したので日本初の理解者は聖徳太子とされています。淡路に漂着した「燃やすと匂いがする不思議な流木」を「…
おはようございます、京やの勝也です。 ゴールデンウィーク最終日。今日は暑さとコートについて。 今は透ける生地のコートの季節です。コートは「防寒」と思いがちです…
おはようございます、京やの勝也です。 本日は「端午の節句」です。 端午の「端」は「始まりの」という意味で「午」は「十二支のうま」です。 陰陽五行説の「寅」を一…
おはようございます、京やの勝也です。 明日は「端午の節句」です。 京やオリジナルの手描友禅と江戸刺繍による「飾り友禅・登竜門」。 まさに登竜門をくぐらんとして…
おはようございます、京やの勝也です。 今月の5日は「立夏」です。この立夏から「紗袷せ」の季節に入ります。「紗袷せ」の着物は模様を染めた「絽(ろ)」の生地の表側…
おはようございます、勝也です。 男袴について。「本袴」は一般的に正装とされる仕立て方で袴専用に織られた仙臺平(せんだいひら)を代表とする縞の生地や紬、御召の生…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日までの京や皐月の会はおかげさまで無事にお開きとなりました。お足元の悪い中、また暑い中そしてご遠方よりお越しいただきま…
おはようございます、京やの勝也です。 「京や皐月の会」最終日です。 昨日は不安定な気候の中ご遠方からのお客様、またお着物をお召しの方が多く華やかな店内となりま…
おはようございます、京やの勝也です。 「京や皐月の会」二日目です。 昨日は雨の中お越しいただきました皆様には心より御礼申し上げます。 「ZONE着物デザイン研…
おはようございます、京やの勝也です。 本日より「京や皐月の会」開催です。 今回の特集のひとつ「ZONE着物デザイン研究所」の作品です。 丹後で別織した良質の生…
おはようございます、京やの勝也です。 明日から「京や皐月の会」です。 今回の特集のひとつは「ZONE着物デザイン研究所」の作品です。京友禅の伝統技法による現代…
おはようございます、京やの勝也です。 今週の金曜日からの「京や皐月の会」のためにガラス工芸作家の喜名先生が新作をご用意くださいました! 今回の作品はモダンな色…
おはようございます、京やの勝也です。 京やでは反物からお客様の寸法に合わせて仕立てる「誂え浴衣」だけを扱っております。 既製品の場合「大は小を兼ねる」というこ…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日の浅草公会堂での花文字ソムリエ協会のギャラリートークはおかげさまで無事に終えることができました。 拝見した吉祥花文…
おはようございます、京やの勝也です。 本日は、先にもお知らせした花文字ソムリエ協会のギャラリートークに参加させていただきます。 浅草公会堂で11:00~と15…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は少し専門的な話です。 よく「紬は普段着、おしゃれもの」とか「紬は礼装の席にはふさわしくない」といわれますが、この言…
おはようございます、京やの勝也です。 感染症の影響で延期されていた結婚式がほぼ元通りに開かれるようになってきたようです。 さて、これから袷から単衣・薄物へと衣…
おはようございます、京やの勝也です。 「江戸っ子は裏に凝る」といわれますね。見える部分は地味にして見えないところに贅を尽くすおしゃれです。江戸時代質素倹約の風…
おはようございます、京やの勝也です。 代表的な文様の一つに「御所解文様(ごしょどきもんよう)」があります。薄鼠地御所解文様附下げです。四季の草花や雲取り、建築…
おはようございます、京やの勝也です。 花文字ソムリエ協会の家元國井良恵先生のお誘いでギャラリートークに参加させていただく事になりました。 5月14日日曜日11…
おはようございます、京やの勝也です。 着物姿の方とすれ違う時にフワッと良い香りがすると嬉しくなるものです。 これが鼻にツンと刺激があるような防虫剤の匂いがした…
おはようございます、京やの勝也です。 香は仏教とともに渡来したので日本初の理解者は聖徳太子とされています。淡路に漂着した「燃やすと匂いがする不思議な流木」を「…
おはようございます、京やの勝也です。 制限のないゴールデンウィーク。人手が戻った観光地もあったようでよかったですね。 さて今日は暑さとコートについて。今は透け…
おはようございます、京やの勝也です。 本日は「端午の節句」です。 端午の「端」は「始まりの」という意味で「午」は「十二支のうま」です。 陰陽五行説の「寅」を一…
おはようございます、京やの勝也です。 明日は「端午の節句」です。 京やオリジナルの手描友禅と江戸刺繍による「飾り友禅・登竜門」。 まさに登竜門をくぐらんとして…
おはようございます、勝也です。 男袴について。「本袴」は一般的に正装とされる仕立て方で袴専用に織られた仙臺平(せんだいひら)を代表とする縞の生地や紬、御召の生…