おはようございます、京やの勝也です。 図録や資料に載っている江戸時代の小袖の夏物を見ているだけで涼しさを感じます。 植物模様としては「秋草」が中心です。夏を過…
東京都小平市の悉皆・呉服専門店「染と呉服京や」の三代目、猪上勝也のブログでございま す。
着物の歴史や文様の話。 呉服製作の技法の話。 呉服屋の日常、仕事の話。 着物、帯、襦袢、コート、羽織などの 着物コーディネートのコツをはじめ 着物の選び方や揃え方の話。 しみ抜きや洗張りなどのお手入れの話。
おはようございます、京やの勝也です。 七五三の寸法合わせが多くなる季節です。五歳の男の子は気分が乗らないと着るのを嫌がることもあるのですが某マンガのおかげで着…
おはようございます、京やの勝也です。 一目見て「おっ、これは!」と思う着物や帯に出会うと嬉しいものです。 お客様のお手持ちの品でも新品でもです。 遠目で惹かれ…
おはようございます、勝也です。10月もあとわずかとなりました。着物を着やすい季節からかお手入れやご相談が増えています。 皆様沢山の着物や帯を抱えてお見えになり…
おはようございます、京やの勝也です。 「着物用の小紋」でのコート仕立てについて。 現在でもコート用に染められている生地もあるのですが一昔前に比べると明らかに色…
おはようございます、京やの勝也です。 以前原始布古代織参考館館長の山村氏が話されていたのですが「布」という言葉は大変古い語だそうです。 糸を縦横に織る(編む)…
おはようございます、京やの勝也です。 七歳の女児の祝い着に京やでオススメしているのが大人の丈がある小紋や附下げです。「四つ身」「小四つ身」なども可愛らしいので…
おはようございます、京やの勝也です。 寒暖の差が大きい秋ですが袷の着物が着やすい気温になってきました。着物の仕立て方の中で最も長い季節着るのが袷ですね。その袷…
おはようございます、京やの勝也です。 さて着物で!ということでタンスを数か月ぶりに開けたところ大切な着物にカビを発見したとご連絡を頂きました。 早速伺ってお話…
おはようございます、京やの勝也です。 モスリンという生地をご存知でしょうか?ウールの着物の下に着る長襦袢などに使われていました。「モスの襦袢」と呼ばれます。こ…
おはようございます、京やの勝也です。 本日より練馬区伝統工芸展が開催されます。 江戸刺繍のコーナーに弟の猪上雅也が実演をしますのでご興味のある方は是非足を運ん…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は歴史の話です。 四千年以上前中国の伝説的聖帝「黄帝」の妃「西陵氏」によって始められたとされる絹織物。 長く中国の秘…
おはようございます、京やの勝也です。 寒さを感じる季節、温かさを求める素材のひとつが「わた」です。昔話をひとつ。まだ、私が京都で丁稚小僧の修行中にとある展示会…
おはようございます、京やの勝也です。 急に寒くなりました。茶道でも10月はお客様に少し火を近づける心配りをします。 今年最後の風炉の席で庭のホトトギスを使いま…
おはようございます、京やの勝也です。男性着物の実用性や視覚的効果は色々とありますが歴史的には男性は本能的に自分を大きく見せて敵を威圧したり権威を表したりしてき…
おはようございます、勝也です。 着物ではめったに見ませんが染帯では野菜やキノコの模様を見ることができます。京都には「京野菜」という独特な形の野菜の模様もありま…
おはようございます、京やの勝也です。 帯の種類にはいろいろあります。二重太鼓の袋帯、一重太鼓の九寸帯、八寸帯、そして半巾帯。最近では、半巾帯は踊りのお稽古や夏…
おはようございます、京やの勝也です。 お客様との着物談義は示唆に富み大変勉強になります。 例えば茶道では色無地が便利な着物とされています。(特に関東では) そ…
おはようございます、京やの勝也です。 日本中に沢山の種類の「家紋」があります。紋帳より。もとは平安貴族が牛車に自分の家のものだと分かりやすいように付けた「目印…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は羽織について。 羽織はもとは男性だけのものでした。 特に武士にとっては格式を持って着物とセットで着るものでした。女…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日までだった秋の感謝祭はおかげさまで無事にお開きとなりました。 今回は緊急事態宣言が解除されていることもあり1年半ぶり…
おはようございます、京やの勝也です。 秋の感謝祭、三日目です。 今回は江戸友禅・佐藤洋宜先生の染帯をご紹介しております。 古典からメルヘンまで幅広い作風が魅力…
おはようございます、京やの勝也です。 秋の感謝祭、二日目です。 ガラス工芸作家、喜名先生には昨日ご夫妻でお着物でお越しいただきました。お二人ともとても素敵でし…
おはようございます、京やの勝也です。 本日はおかげさまで秋の感謝祭の初日を迎えることができました。 毎回、飾り付けをしながらご協力を頂く問屋さんや織元染元に感…
おはようございます、京やの勝也です。 明日から10日(日)まで恒例の京や秋の感謝祭を致します。 本日は準備日でございます。 感染症予防のためお茶やお菓子の…
おはようございます、京やの勝也です。 今週7日(木)から10日(日)まで秋の感謝祭を致します。 緊急事態宣言などが発出されていない中では久し振りの展示会のよう…
おはようございます、京やの勝也です。 反物から仕立てる着物類は子供の一つ身を除き後ろ衿から裾まで「背縫い」があります。 そしてこの背縫いのお尻部分が「引け」を…
おはようございます、京やの勝也です。 秋といえば「食欲の秋」。また「実りの秋」などともいいますね。実りを表す模様の一つに「稲穂に雀」があります。そのものズバリ…
おはようございます、京やの勝也です。 着物の弱点のひとつが「強風」です。 お天気が良くても強い風が吹く日には裾が気になります。 右手が空いていれば上前の衽をキ…
おはようございます、京やの勝也です。 10月に入りました。 着物は「袷」の季節に入ります。コートは8日の「寒露」で透ける薄物から単衣になります。 さて、礼装な…
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おはようございます、京やの勝也です。 図録や資料に載っている江戸時代の小袖の夏物を見ているだけで涼しさを感じます。 植物模様としては「秋草」が中心です。夏を過…
おはようございます、京やの勝也です。 西陣織の「西陣」は応仁の乱の西軍の将、山名宗全の陣が由来となっています。 将軍、足利義政の後継問題や近畿の守護大名の家督…
おはようございます、京やの勝也です。 呉服屋ですので着物や襦袢、帯、コート等キレイに畳むことも仕事のうちです。 お納めのとき寸法確認を兼ねて広げてお召し頂くこ…
おはようございます、京やの勝也です。 雨の日の着物姿に欠かせないのが「雨コート」ですね。最近ではシースルーなどの薄くて軽い生地もあり携帯にも便利で好評です。さ…
おはようございます、京やの勝也です。 たまにお得意様から「雨コートが縮んでしまった!」とのご連絡を頂き、伺うことがあります。寸法を測ってみると縮んではいません…
おはようございます、京やの勝也です。 「もう若くないから赤い色は…」と、敬遠される方がいらっしゃいます。 年齢的にふさわしくないとのお考えのようですが少しもっ…
おはようございます、京やの勝也です。浴衣の話です。浴衣の時には肌着と裾除けは必要ないと思っている方がいらっしゃいます。「温泉のときには肌着は着ませんでしょう?…
おはようございます、京やの勝也です。 これからの季節生地で「涼」を感じるための工夫のひとつに「シボ」があります。肌に当たる部分を「面」ではなく「点」にすること…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は裁ち合わせの話です。 小紋着尺の柄付けの中に「飛び柄小紋」があります。無地場に小さめの柄がポーンポーンと間隔をあけ…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入り帯と襦袢は夏物を先取りできる季節になっていきますね。襦袢も着物も染帯も絽や紗、夏紬、麻などひと目で「夏物」と分…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は男性の羽織について。 暑さに合わせておしゃれ使いが多いと「先取り」が当たり前になってしまいますが正式には6月は単衣…
おはようございます、京やの勝也です。単衣の季節に入りましたのでここで今までお召しになった「袷せ」の着物のチェックをして頂きたいものです。衿のファンデーションや…
おはようございます、京やの勝也です。 近年は気温の高さに合わせて6月は全て夏物という考え方もあるようですが盛夏用の透ける生地はもう少し後にして「透けない単衣の…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入りました。教科書的には着物は「袷せ」から「単衣」に衣更えです。 教科書的とは「正式な」「あらたまった」席というニ…
おはようございます、京やの勝也です。 汗や汚れ方は人それぞれ。今日はお薬と着物の変色についてです。 古くからのお得意様で心臓病を患っている方がいらっしゃいまし…
おはようございます、京やの勝也です。 京やが扱う品物は着物や帯はもちろんですが帯締め帯揚げ、履物などの小物や肌着、裾除け、帯板、帯枕、紐類、足袋など多岐にわた…
おはようございます、京やの勝也です。 絹の着物にとっての「天敵」は何といっても「湿気」です。 桐の箪笥も和紙のたとう紙も湿気の多い日本の気候から大切な品を守る…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日までの京や皐月の会はおかげさまで無事にお開きとなりました。お越しくださったお客様には心より御礼申し上げます。 着物談…
おはようございます、京やの勝也です。 本日は「京や皐月の会」の最終日でございます。 ZONE着物デザイン研究所、京都矢代仁、東京友禅の佐藤洋宜氏の作品をご覧い…
おはようございます、京やの勝也です。 本日は「京や皐月の会」の二日目でございます。 ZONE着物デザイン研究所、京都矢代仁、東京友禅の佐藤洋宜氏の作品をご覧い…
おはようございます、京やの勝也です。 西陣織の「西陣」は応仁の乱の西軍の将、山名宗全の陣が由来となっています。 将軍、足利義政の後継問題や近畿の守護大名の家督…
おはようございます、京やの勝也です。 今年は初夏の暑さがなく過ごしやすい日が多く感じますがこれから気温が上がり身体がついていくのが大変な季節に入ります。ここで…
おはようございます、京やの勝也です。 小平は梅雨を迎えています。雨の日の着物姿に欠かせないのが「雨コート」ですね。最近ではシースルーなどの薄くて軽い生地もあり…
おはようございます、京やの勝也です。 小平も梅雨入りしております。 さて、たまにお得意様から「雨コートが縮んでしまった!」とのご連絡を頂き、伺うことがあります…
おはようございます、京やの勝也です。 「もう若くないから赤い色は…」と、敬遠される方がいらっしゃいます。 年齢的にふさわしくないとのお考えのようですが少しもっ…
おはようございます、京やの勝也です。浴衣の話です。浴衣の時には肌着と裾除けは必要ないと思っている方がいらっしゃいます。「温泉のときには肌着は着ませんでしょう?…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は裁ち合わせの話です。 小紋着尺の柄付けの中に「飛び柄小紋」があります。無地場に小さめの柄がポーンポーンと間隔をあけ…
おはようございます、京やの勝也です。 これからの季節生地で「涼」を感じるための工夫のひとつに「シボ」があります。肌に当たる部分を「面」ではなく「点」にすること…
おはようございます、勝也です。 着物の生地には「正絹」と言っただけでもだけでも様々な糸質や織りかたがあります。 その中で、撚り(回転)の強い生糸を使いその撚り…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入り帯と襦袢は夏物を先取りできる季節になっていきますね。襦袢も着物も染帯も絽や紗、夏紬、麻などひと目で「夏物」と分…
おはようございます、京やの勝也です。 今日は男性の羽織について。 暑さに合わせておしゃれ使いが多いと「先取り」が当たり前になってしまいますが正式には6月は単衣…
おはようございます、京やの勝也です。 近年は気温の高さに合わせて6月は全て夏物という考え方もあるようですが盛夏用の透ける生地はもう少し後にして「透けない単衣の…
おはようございます、京やの勝也です。 6月に入りました。教科書的には着物は「袷せ」から「単衣」に衣更えです。 教科書的とは「正式な」「あらたまった」席というニ…
おはようございます、京やの勝也です。 今年の5月は比較的過ごしやすかったように感じます。 さて正式な場所や格式を求められる場合でも申合せがない限り「袷せ」の着…
おはようございます、京やの勝也です。 汗や汚れ方は人それぞれ。 今日はお薬と着物の変色についてです。 古くからのお得意様で心臓病を患っている方がいらっしゃいま…
おはようございます、京やの勝也です。 京やが扱う品物は着物や帯はもちろんですが帯締め帯揚げ、履物などの小物や肌着、裾除け、帯板、帯枕、紐類、足袋など多岐にわた…
おはようございます、京やの勝也です。 「胴抜きの着物」について。とは言いましてもお客様用に胴抜きの着物を仕立てたことがほとんどありません。実は、戦前から大阪・…
おはようございます、京やの勝也です。 黒留袖のことを「裾模様(すそもよう)」や「江戸褄(えどづま)」とも呼ぶのですがご存知でしょうか。 現在の黒留袖は前衽から…
おはようございます、京やの勝也です。 昨日は袴の生地でしたのでその続きです。男袴の仕立て方について。先ず「本袴」。本袴は現在、一般的に正装とされる仕立て方で袴…
おはようございます、京やの勝也です。 男袴の話です。 袴生地の素材には絹、化学繊維などがあります。 また、正絹の中にも御召袴や紬袴、絽袴などがありますが代表的…