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  • 続・村上春樹「古くて素敵なクラシック・レコードたち」を読んで

    2021年6月発行 装丁⑩フタコ:読み続けて印象は変わった?ミコト:冷静に読んでみると、まぁ、取り上げる曲は、目新しいものはない。フタコ:まぁ、そうだね。ミコト:そして、曲に対しての踏み込んだ記述も少ない。あくまで、お気楽に演奏評を書いていればいい立場。そのあ

  • 村上春樹「古くて素敵なクラシック・レコードたち」を読んで

    装丁⑩フタコ:あんたハルキストだもんね。ミコト:ちがう、全然違うし。フタコ:その全否定が重症ってことよ。で、中身はどうだった?ミコト:面白いねー。装丁がまず美しくて面白いんだけど。誤解を恐れずに言うと、バーゲンの中古LPを紹介してるような内容だよ。嘘だーっ

  • オーマンディ指揮 J.シュトラウス2世 ウィンナ・ワルツ&ポルカ集

    フタコ:ここまで、かたくなに、ウィンナリズムを踏まないとは、恐れ入るわ。ミコト:本来の意味から言うと奇演だろうね。でも、これで初めてウィンナ・ワルツを知る人は、これがスタンダードになってゆくわけだから、この演奏が残っているという意味は大きいよね。そういう

  • オーマンディ指揮 ベートーヴェン オリーヴ山上のキリスト

    1963年録音⑧ミコト:ベートーヴェンの生前は、わりと話題となった作品らしいけどね。フタコ:退屈ねー。ミコト:そうだねぇ。ベートーヴェンもチャチャっと仕上げたらしいし、なにせ言葉があると、聴衆としては、まずはそっちに耳が行くだろうからね。やっぱ、聖書をネタに

  • オーマンディ指揮 シューベルト 交響曲第9番「グレイト」

     1966年録音⑧ミコト:オーマンディ=フィラデルフィア管弦楽団の音色って、ちょっと中毒性があるんだな。フタコ:最近、オーマンディばかり聞いてるものね。ミコト:多分、いまなら、ブラインドで当てられそうな気がするよ。フタコ:まぁ、それはさておき、このシューベル

  • オーマンディ指揮 ザ・ロマンティック・フィラデルフィア・ストリングス

    1957~68年録音⑩ミコト:昔、LPで、フィラデルフィア管弦楽団の、こういった小品集を聞いたことがあって、それがすごくよくってね。フタコ:あったね、昔あんたが一人暮らししてた汚い四畳半の家に。森の中から、月が覗ているようなジャケットのやつでしょ。ミコト:そうそ

  • 続・オーマンディ指揮 ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」

    ミコト:まだ、聞いてるよ。素晴らしいね、聞けば聞くほど。フタコ:よかったね。ミコト:前回、弦がいいって言ったけど、木管もいいね。ちょっと、普通のブルックナー演奏とは違うかもしれないけど、グリーグみたいな自然の息吹を感じたりするよ。フタコ:あのさ、この前も

  • オーマンディ指揮 ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」

    録音⑩ミコト:最初は、少し、聞きなれたブルックナーの響きと違うんだけど。フタコ:あそう。ミコト:だんだん、オーマンディの呼吸と合ってくると、いやぁ、すばらしいなぁと。第2楽章とか、木管の歌、神秘的なベールに包まれた厚い弦、思わず聞かされる。フタコ:へー、

  • オーマンディ指揮 ヘンデル 水上の音楽(オーマンディ編曲)

    TWCL-4020 録音⑥ミコト:このCDは、水上の音楽を、オーマンディが編曲している、オーマンディ版で演奏しているんだけど。フタコ:いいじゃない。すごく豪勢で。ミコト:僕も好きだね。水上の音楽、というより、吹き出す間欠泉だね。フタコ:編曲もそうだけど、オケの人数も

  • クラシック名曲「酷評」事典(上)を読んで

    ミコト:そんなに期待値ほど面白くはなかったけど、ブラームスの第1番の酷評が多いのがいいねぇ。フタコ:なんでよ。ミコト:いや、僕も、あの曲、ずいぶん長いことよくわからなかったから。やっぱり、分かりにくいですよねーと。フタコ:ベートーヴェンの酷評も多いわね。

  • シューリヒト指揮 ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」

    1943年録音④フタコ:この第2楽章はいいわねぇ。ミコト:15分もかけて、たっぷりと演奏している。「ジークフリート牧歌」みたいだ。小川のせせらぎのような弦の伴奏。木管の受け渡しとか、他の演奏では聞いたことないようなフレーズも。フタコ:本当に、のどかな風景が目

  • エリー・ナイの弾く モーツァルト ピアノ協奏曲第15番

    「1935年録音④ミコト:良いんだけど、なにか足りないような。フタコ:寛容の心でしょ。ミコト:なんか、生真面目すぎるというか。モーツァルトを聞く楽しさというのが、まったくないね。録音も悪いせいもあるんだろうけど。フタコ:レイシストに、モーツァルトなんか、弾け

  • チッコリーニ、ドゥルアール、ルポウの弾く モーツァルト ケーゲルシュタット・トリオ K498

    録音1971年2月9、10日 ⑧ミコト:モーツァルトが、ボーリングに興じながら作ったというね。フタコ:ボーリングというより、フィギュアスケートのペアって感じよね、3人いるから、トリオでしょうけど。ミコト:アンサンブルの楽しさを重視してるんだろうね。よって、あんまし

  • アーベントロート指揮 ブルックナー 交響曲第7番

    録音⑦ミコト:いやぁ、第8番とならんで、これも素晴らしいなぁ。フタコ:そう。ミコト:こんな立派な第7番聞いたことない。アーベントロートらしくはないけれど、アーベントロートも、きっとこの曲が好きなんだろうな。変な仕掛けなしで、充実した響きで勝負してるね。フ

  • ペルルミュテールの弾く モーツァルト ピアノソナタ第12番(K322))

    1956年録音⑥ミコト:モーツァルトは「ほら、うまいだろ」って感じで弾いたらだめだね。フタコ:どの作品だってそうだと思うけど。ミコト:とつとつと弾く代表が、このペルルミュテール盤かな。とにかく、素朴で、でも、何とも言えない優しい感じがね、いいね。フタコ:フラ

  • クレンペラー指揮 ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」

    ミコト:昔の輸入盤より、音がよくなったね。フタコ:そうなんだ。すごいパワーと迫力ね。それで、外連味がないのね。ミコト:この曲は、みんな、色気を使って、効果を狙おうとするんだよね。ある意味、エンターテイメント的に響かせようとする。クレンペラーはちょっと違う

  • レナ・キリアコウが弾く メンデルスゾーン 無言歌集

     録音⑧ミコト:情感に溢れてるけど、格調の高い演奏で素晴らしいね。フタコ:すごく、上品な演奏。街の、個人宅でやってる先生が弾いてるような親密さを感じるわね・・・まぁ、そんなことは実際にはないでしょうけど。女性よね?ミコト:そう、ギリシャ生まれのピアニスト

  • ハリウッド四重奏団が弾く シェーンベルク 清夜

    1950年録音 ②フタコ:何このメロドラマ(笑)ミコト:・・・・。フタコ:なに、この出来の悪いシュトラウス(笑)ミコト:一刀両断ですね。フタコ:いやー、ひどいもん聞いたなぁ。これなら、後の12音階のワケの分かんないほうが、まだましねー。でも、シェーンベルクの出発

  • ヴラトコヴィチの吹く R.シュトラウス ホルン協奏曲第1番

    TOCE-130821988年録音 ⑩フタコ:気持のいい音楽ね。ジャケットのイメージ通りの音が響いてくる。ミコト:まったくね。難解なところはまるでないね。フタコ:オケも、すごく雄大で、山々が目に見えるよう。ミコト:ちょっと、形だけがでかすぎて、中身がなさすぎる感じもある

  • ザンデルリンク指揮 ショスタコーヴィチ 交響曲第5番

    1982年録音 ⑩フタコ:とっても、悲しくて孤独な感じの演奏ね。ミコト:和音の表現が絶妙だよね。ショスタコーヴィチは、こういった響きをも持ってたんだって思い知らされたね。結構勢いで形づくられてしまうことも多いけど、ザンデルリンクはすごく繊細に構築されて、それが

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